JP5443139B2 - エアフィルタ取付機構 - Google Patents

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Description

本発明は、エアフィルタユニットを天井等に設けられたケーシング内部に取り付けるためのエアフィルタ取付機構に関し、特にフィルタ固定具をケーシング側に固定するためのボルト受け部に関する。
従来、エアフィルタユニットは、例えば天井面に設けられたケーシングの内部に収納されるとともに、ケーシング側に取り付けられたボルトに螺合された固定具によって、前面側が押さえ付けられてケーシングに固定される(例えば、特許文献1参考)。ボルトは、ケーシング内周面のボルト受け部に穿設された孔に通され後、溶接等によってボルト受け部に固定されていることが一般的である。
特開2009−95811号公報
しかし、ボルトを溶接等によってボルト受け部に固定すると、ボルト固定後にボルト交換がしにくく、また、ボルトが傾斜した状態でボルト受け部に固定されるおそれがあるという問題もあった。
さらに、ナットによってボルトをボルト受け部に固定させることも考えられるが、このような場合、ボルトを作業者の手によって押さえた状態で、ナットを螺合させる必要がある。しかし、ケーシング内はスペース的な制約が大きく、ナットを螺合させる際にボルトを押さえておくのは通常困難である。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、エアフィルタユニットをケーシングに取り付けるために使用されるボルトを、ボルト受け部に容易に取り付け、交換することが可能なエアフィルタ取付機構を提供することを目的とする。
本発明に係るエアフィルタ取付機構は、フィルタ枠の内部に濾材が収納されたエアフィルタユニットを、ケーシング内部に取り付けるためのエアフィルタ取付機構であって、ケーシングの内周面に取り付けられたボルト受け部と、ボルト受け部に固定されるボルトと、ボルトに取り付けられて、フィルタ枠の前面を押さえ付けてエアフィルタユニットをケーシングに取り付ける固定具とを備える。上記ボルト受け部にはボルト穴が設けられる。上記ボルトは、軸部がボルト穴を通されるとともに、ボルト受け部の背面側に頭部が配置され、ボルト受け部の前面側に螺合されたナットによってボルト受け部に固定される。頭部の一部を挟み込むようにボルト受け部の背面に、一対の回り止め突片が立設される。
ボルト穴は、ボルト受け部の一端部から形成された切り欠きであるとともに、回り止め突片は、上記一端部において、切り欠きを挟み込むように立設されていることが好ましい。
切り欠きは、例えば、互いに対向する両側部と、底部によって形成される切り欠きである。上記一対の回り止め突片は、互いに対向するそれぞれの内縁端面が、両側部それぞれに連続していることが好ましい。回り止め突片と一端部の接続部分に、上記内縁端面及び側部より凹む切り欠きが形成されていることがさらに好ましい。
頭部は、多角形形状を呈するとともに、回り止め突片間に、多角形の一辺を構成する頭部の側面部が嵌合されていても良い。この場合、回り止め突片の外面は、互いに同一平面上に配置され、それら外面は、それら突片間に配置される側面部とも同一平面上に配置されることが好ましい。回り止め突片の外面は例えば、フィルタ枠の外周面に沿うように配置される。
ボルトの頭部は、多角形形状を呈しており、頭部の多角形状の頂点部は、回り止め突片間から、外側に突き出て配置されていても良い。
ボルト受け部は、板状に形成され、ボルト受け部の一端部側が折り曲げられた形状を呈することにより、回り止め突片が形成されることが好ましい。さらに好ましくは、回り止め突片は、一端部から形成された長切り欠きが設けられた板部材の、長切り欠きの両側部を構成する両側板部を折り曲げることによって、成形される。
本発明によれば、回り止め突片によって、ボルトが回転されることが規制されるので、ケーシング側に設けられたボルト受け部にボルトを容易に取り付け、さらには取り外すことも可能となる。
本発明のエアフィルタ装置の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るエアフィルタ取付機構を示す側面図である。 第1の実施形態に係るボルト受け部を示す背面図である。 第1の実施形態に係るボルト受け部を示す正面図である。 第1の実施形態に係るボルト受け部を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るボルト受け部を製造するための板部材を示す平面図である。 第2の実施形態に係るエアフィルタ取付機構を示す側面図である。 第2の実施形態に係るボルト受け部を示す背面図である。 第2の実施形態に係るボルト受け部を示す正面図である。 第2の実施形態に係るボルト受け部を製造するための板部材を示す平面図である。 第3の実施形態に係るエアフィルタ取付機構を示す側面図である。 第3の実施形態に係るボルト受け部を示す背面図である。 第3の実施形態に係るボルト受け部を示す正面図である。 第3の実施形態に係るボルト受け部を製造するための板部材を示す平面図である。 図12におけるA−A線上の矢視断面図である。 図3におけるB−B線上の矢視断面図である。 第1の実施形態のボルト受け部の変形例を示す斜視図である。
以下図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係るエアフィルタの取付構造を説明する。
図1は、第1の実施形態におけるエアフィルタ装置を示す斜視図である。エアフィルタ装置10は、ケーシング11と、エアフィルタユニット21を備える。エアフィルタユニット21は、その前後方向に開口されたフィルタ枠13と、フィルタ枠13の内部に収納される濾材14と、濾材14を保護するためのフェイスガード15、15とを備える。
ケーシング11は、下面(前面)側が開口された四角形の箱状に形成される。フィルタ枠13は、対向して設けられる第1及び第2の枠板13A、13Bと、対向して設けられかつ第1及び第2の枠板13A、13Bの端部を接続する第3及び第4の枠板13C、13Dによって四角枠状に形成される。エアフィルタユニット21は、ケーシング11の下面からケーシング11の内部に収納され、固定具20によってフィルタ枠13の前面16側が押さえ付けられることにより、ケーシング11の内部に取り付けられる。
本実施形態では、固定具20は、フィルタ枠13の第1〜第4の枠板13A〜13Dの前面(下面)それぞれに当接するように4つ設けられているが、第1〜第4の枠板13A〜13Dのうち、少なくとも対向する2つの枠板の前面に当接するように設けられれば良い。また、4つ以上の固定具20が設けられていても良い。
濾材14は、平面状の濾材シートがジグザグ状に折り畳まれて略直方体に形成され、その外周面がフィルタ枠13の内周面に接着されて、フィルタ枠13の内部に装着されている。フェイスガード15は、金属板に多数のパンチング穴が穿設されて形成される。フェイスガード15は、フィルタ枠13の内部において、濾材14の下面側及び上面側に配置されることにより、濾材14を保護する。
図2に示すように、ケーシング11の底面11Aには、フィルタ枠13の背面(上面)17上に配置される四角形枠状のフィルタ取付枠19が設けられる。フィルタ枠13の背面17とフィルタ枠取付枠19の間には、フィルタ枠13の全周にわたって設けられたガスケット18が配置され、フィルタ枠13はガスケット18を介してフィルタ取付枠19に接続される。
固定具20は、フィルタ枠13の前面16を押さえ付けることにより、フィルタ取付枠(取付部)19と共にフィルタ枠13を挟み込んで、フィルタ枠13をケーシング11に取り付ける。ガスケット18はフィルタ取付枠19とフィルタ枠13によって上下から挟圧され、これによりフィルタ枠13の背面17はフィルタ取付枠19(すなわち、ケーシング11の底面11A)に気密性をもって接続される。
ケーシング11の内部において、ケーシング11の内周面と、フィルタ枠13の外周面の間には隙間が設けられ、その隙間に、ケーシング11の内周面に取り付けられたボルト受け部30が設けられる。ボルト受け部30は、各固定具20に対応して配置される。ボルト受け部30は、板状に形成されるとともに、上下方向(すなわち、エアフィルタユニット21の前後方向)に対して垂直に配置され、その両端に取付板部33と、回り止め突片34とが立設される。取付板部33は、ケーシング11の内周面に沿って配置され、ビス等によってケーシングの内周面に固定される。回り止め突片34は、フィルタ枠13の外周面に沿って配置される。
ボルト受け部30には、ボルト穴32が設けられる。ボルト穴32には上下方向に延在するボルト40の軸部41が通されるとともに、ボルト40の頭部42が、ボルト受け部30の背面30C側に配置される。ボルト40は、ボルト受け部30の前面30D側から螺合されたナット43によってボルト受け部30に固定される。回り止め突片34の高さは、ボルト40の頭部42の高さより高く、その先端が、ボルトの頭部42の先端よりも上方(すなわち、背面側)に配置される。また、取付板部33の高さは、回り止め突片34、34の高さよりもさらに高い。
固定具20は、軸部41が通される孔22が設けられ、フィルタ枠13を押さえ付けるための押さえ部23と、押さえ部23の側端部から軸部41に沿って後方に延在する立上部24と、立上部24に連設され、押さえ部23に対向するとともに、軸部41が通される孔25が設けられた対向部26とを備える。固定具20は、軸部41が孔22、25内部に通されることによってボルト40に取り付けられる。押さえ部23は、その前方側から螺入されるナット27によって押圧され、これにより、フィルタ枠13を押さえ付ける。なお、固定具20は、立上部24及び対向部26が省略されていても良い。
次に、図2〜5を用いてボルト受け部を詳細に説明する。板状に形成されたボルト受け部30において、ボルト穴32は、ボルト受け部30の一端部30Aから形成された切り欠きであって、互い対向する両側部32A、32Aと、半円形状を呈する底部32Bによって構成される。ボルト穴32は、ボルト受け部30の他端部30Bに向けて延在する。
ボルト40は、軸部41外周が、底部32Bに当接するように、ボルト穴32内部に配置される。ボルト40は、六角ボルトであって、その頭部42が正六角形に形成される。すなわち、頭部42は、六角形の各頂点を構成する6つの頂点部42Aと、6角形の各辺を構成する6つの側面部42Bを有する。軸部41はネジ溝が切られた雄ネジである。
ボルト受け部30は、その両端部30A、30Bが背面30C側に90°で折り曲げられた形状を呈している。これにより、ボルト受け部30の背面30Cには、一端部30Aに一対の回り止め突片34、34がボルト穴32を挟み込むように同一平面上に立設され、他端部30Bに取付板部33が立設される。また、回り止め突片34、34の互いに対向する内縁端面34A、34Aは、両側部32A、32Aそれぞれに連続する。
ボルト受け部30は、一端部30Aから他端部30Bに向けて漸次幅が大きくなり、台形形状を呈する。取付板部33は、他端部30Bにおけるボルト受け部30の幅と略同一幅を有する略矩形の板状に形成される。回り止め突片34、34それぞれも略矩形の板状に形成され、それらの外縁端面34B、34B間の距離は、一端部30Aにおけるボルト受け部30の幅に略等しい。
ボルト穴32の側部32A、32A間の離間距離(すなわち、ボルト穴32の幅)L1は一定であるとともに、底部32Bの直径に等しい。離間距離L1は、軸部41の外径と略同一長さであって、これにより、ボルト穴32内部において、軸部41が幅方向に変位することが防止される。また、回り止め突片34、34の内縁端面34A、34A間の離間距離L2は、一定であって離間距離L1に等しい。
ボルト受け部30の背面側に配置されたボルト40の頭部42はその一部が、回り止め突片34、34の間に挟み込まれて配置される。具体的には、図2、3から明らかなように、六角形を呈する頭部42は、1つの頂点部42Aが、回り止め突片34、34よりも外側に突き出て配置される。そして、上記1つの頂点部42Aに接続する2つの側面部42B、42Bそれぞれが、回り止め突片34、34のコーナー部65、65(回り止め突片34の内面34Cと内縁端面34Aの接続部分)それぞれに当接する。なお、本実施形態では、離間距離L2は、頭部42の一辺長さL3(すなわち、側面部42Bの長さ)よりも僅かに短くなっており、回り止め突片34、34間に1つの側面部42全体が挿入されることはない。
以上の構成により、ボルト40の頭部42は、回り止め突片34、34によって軸中心に回転することが規制される。したがって、ナット43を回転・螺合させてボルト40をボルト受け部30に固定させるとき、ナット43の回転力によってボルト40が回転することが防止される。さらに、ボルト40は、ナット43によってボルト受け部30に固定される前においても、回り止め突片34、34によって係止され、所定位置からほとんど移動することができない。したがって、ボルト40を作業者の手によって押さえなくても、ナット43を回転・螺合させて、ボルト40をボルト受け部30の所定位置に固定させることができる。同様に、ボルト40を押さえることなくナット43を回転させて、ボルト40を取り外すことも可能である。
さらに、本実施形態では、ボルト穴32が切り欠きで形成されたことにより、一端部30A側からボルト穴32内部にボルト40を挿入させることできる。したがって、例えばケーシング11の底面11A側とボルト受け部30の間の距離が短く、底面11A側からボルト40を挿入できない場合でも、ボルト40をボルト穴32内部に容易に挿入させることできる。
次に図6を用いてボルト受け部30の製造方法を説明する。ボルト受け部30を製造する際、まず、図6に示すように平面状の金属製の板部材50が用意される。板部材50はレーザ加工等によって切断され、板部材50の一端部50Aから形成され、他端部50Bに向けて長く延びる長切り欠き51が成形される。これにより、板部材50には、ベース板部52と、ベース板部52から延出し、長切り欠き51の両側部51A、51Aを構成する1対の両側板部53、53が成形される。なお、長切り欠き51は、その両側部51A、51A間が一定間隔を有し、その底部51Bが半円形状となる。
その後、板部材50は、図6における一点鎖線部分に沿って折り曲げられる。すなわち、両側板部53、53は、その中途部分53C、53Cで折り曲げられて、一端部側に2つの回り止め突片34、34が成形されるとともに、他端部側に取付板部33が成形されて、ボルト受け部30が得られる。なお、長切り欠き51は、その両側部51A、51A間の距離が一定であるため、上記したように、距離L1、L2が互いに等しくなる。また、内縁端面34A、34Aそれぞれは、ボルト穴32の側部32A、32Aそれぞれに連続し、側部32A、32Aそれぞれと同一平面上に配置される。
なお、板部材50は、一点鎖線(中途部分53C)で折り曲げられる際、実際には、完全に直線的に折り曲げられるわけではなく、図16に示すように、回り止め突片34は、曲面状(例えば90°の円弧形)の接続部分61を介してボルト受け部30の一端部30Aに接続される。したがって、背面30C上に配置される頭部42は、接続部分61の曲面状の内面に阻害され、接続部分61のみに当接し、コーナー部65(内面34Cと内縁端面34Aの接続部分)に、十分に当接できない場合がある。すなわち、頭部42は、接続部分61の一部分P1のみに点接触することによって、コーナー部65に当接する場合がある。
次に、図7〜10を用いて本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、距離L1、L2の長さである。ボルト穴32の両側部32A、32A間の離間距離L1及び底部32Bの直径は、第1の実施形態と同様に軸部41の外径と略同一長さである。一方、回り止め突片34、34の内縁端面34A、34A間の離間距離L2は、距離L1より長くなって、頭部42の一辺長さL3と略等しいか、長さL3より僅かに大きくなっている。これにより、頭部42の1つの側面部42Bはその全体が、回り止め突片34、34の間に嵌合され、その側面部42Bは、回り止め突片34、34の外面34D、34Dと同一平面上に配置される。
本実施形態では、回り止め突片34、34間に配置された側面部42Bに接続する2つの側面部42B、42Bそれぞれが、コーナー部65、65それぞれに当接する。これにより、回り止め突片34、34は、ナット43(図2参照)を螺合するときの回転力によってボルト40が回転することを規制する。また、回り止め突片34、34間に側面部42Bを嵌合させたことによって、ボルト40の頭部42を安定的に回り止め突片34、34間に配置されることができる。
また、同一平面上に配置された外面34D、34D及び側面部42Bは、フィルタ枠13の外周面と略平行となり、フィルタ枠13の外周面に沿って配置される。したがって外面34D、34Dは側面部42Bとともに、フィルタ枠13(エアフィルタユニット21)がケーシング11内部に挿入されるときのガイド部材となり、エアフィルタユニット21をケーシング内11の所定位置に容易に収納させることが可能になる。
図10は、第2の実施形態において、ボルト受け部を製造するための板部材50を示す。本実施形態では、長切り欠き51において、一端部50Aから中途部分53Cまでにおける両側部51A、51A間の離間距離は、中途部分53Cから底部51Bまでにおける両側部51A、51A間の離間距離より長くなる。したがって、両側板部53、53が中途部分53C、53Cで折り曲げられることより、回り止め突片34、34間の離間距離L2を、離間距離L1よりも長くすることができる(図8参照)。
次に、図11〜15を用いて本発明の第3の実施形態について第1の実施形態との相違点を説明する。本実施形態においては図14に示すように、ボルト受け部を製造するための板部材50の両側部51A、51Aの中途部分53C、53Cに、内側に凹む付加切り欠き60、60が形成される点を除いて第1の実施形態と同様である。
第1の実施形態と同様に、板部材50は、一点鎖線(すなわち、中途部分53C)で折り返される際、完全に直線的に折り曲げられるわけではなく、図15に示すように、曲面状(例えば90°の円弧形)の接続部分61を介してボルト受け部30に接続される。したがって、本実施形態では、この曲面状の接続部分61に、回り止め突片34の内縁端面34A及びボルト穴32の側部32Aよりも凹む、付加切り欠き60が形成されることとなる。すなわち、回り止め突片34、34間の離間距離L2は、ボルト穴の幅L1に等しいが、接続部分61、61同士の離間距離L4よりも短くなる。
このように、接続部分61に切り欠きが形成されると、図15に示すように、頭部42が接続部分61にほとんど阻害されずに、コーナー部65に当接することが可能となる。すなわち、第1の実施形態と比べて、頭部42がより外側(図15の左側)に配置されやすくなる。これにより、例えば図15に示すように、頭部42はコーナー部62の部分P2と線接触することが可能となる。
以上のように本実施形態では、付加切り欠き60が設けられることによって、頭部42が回り止め突片34に当接されやすくなるので、より確実にボルト40の回転を規制することができる。
なお、第1の実施形態においては、ボルト穴は切り欠きではなく、図17に示すように、周縁全体が閉じた円形の孔70であっても良い。第2の実施形態においても、同様である。また、各実施形態において、ボルトの頭部は正六角形であったが、多角形であれば他の多角形であっても良い。
10 エアフィルタ装置
11 ケーシング
13 フィルタ枠
14 濾材
20 固定具
21 エアフィルタユニット
30 ボルト受け部
32 ボルト穴
32A 側部
32B 底部
34 回り止め突片
34A 内縁端面
40 ボルト
50 板部材
60 付加切り欠き
61 接続部分

Claims (9)

  1. フィルタ枠の内部に濾材が収納されたエアフィルタユニットを、ケーシング内部に取り付けるためのエアフィルタ取付機構であって、
    前記ケーシングの内周面に取り付けられたボルト受け部と、前記ボルト受け部に固定されるボルトと、前記ボルトに取り付けられて、前記フィルタ枠の前面を押さえ付けて前記エアフィルタユニットを前記ケーシングに取り付ける固定具とを備え、
    前記ボルト受け部にはボルト穴が設けられるとともに、
    前記ボルトは、軸部が前記ボルト穴を通されるとともに、前記ボルト受け部の背面側に頭部が配置され、前記ボルト受け部の前面側に螺合されたナットによって前記ボルト受け部に固定され、
    前記頭部の一部を挟み込むように前記ボルト受け部の背面に、一対の回り止め突片が立設され
    前記ボルト穴は、前記ボルト受け部の一端部から形成された切り欠きであって、前記回り止め突片は、前記一端部において、前記切り欠きを挟み込むように立設されていることを特徴とするエアフィルタ取付機構。
  2. 前記切り欠きは、互いに対向する両側部と、底部によって形成される切り欠きであって、前記一対の回り止め突片は、互いに対向するそれぞれの内縁端面が、前記両側部それぞれに連続していることを特徴とする請求項に記載のエアフィルタ取付機構。
  3. 前記回り止め突片と前記一端部の接続部分に、前記内縁端面及び前記側部より凹む切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項に記載のエアフィルタ取付機構。
  4. 前記頭部は、多角形形状を呈するとともに、前記回り止め突片間に、前記多角形の一辺を構成する前記頭部の側面部が嵌合されることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ取付機構。
  5. 前記回り止め突片の外面は、互いに同一平面上に配置され、それら外面は、それら突片間に配置される前記側面部とも同一平面上に配置されることを特徴とする請求項に記載のエアフィルタ取付機構。
  6. 前記回り止め突片の外面は、前記フィルタ枠の外周面に沿うように配置されることを特徴とする請求項に記載のエアフィルタ取付機構。
  7. 前記ボルトの頭部は、多角形形状を呈しており、前記頭部の多角形状の頂点部は、前記回り止め突片間から、外側に突き出て配置されることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ取付機構。
  8. 前記ボルト受け部は、板状に形成され、前記ボルト受け部の一端部側が折り曲げられた形状を呈することにより、前記回り止め突片が形成されることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ取付機構。
  9. 前記回り止め突片は、一端部から形成された長切り欠きが設けられた板部材の、前記長切り欠きの両側部を構成する両側板部を折り曲げることによって、成形されることを特徴とする請求項に記載のエアフィルタ取付機構。
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