JP5441448B2 - 開閉扉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、折戸装置やバランスドア装置等、扉体を回動させながら開口部幅方向へ移動させることで開閉動作する開閉扉装置に関し、特に、扉体を全開位置まで強制的に開放させるアシスト機構を具備した開閉扉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されるもののように、全閉状態にある折戸部(10)が使用者の外力によって若干開放される初期動作があった場合に、前記外力が除去された後でも、リニアモータ(49)の駆動力で前記折戸部(10)を全開状態まで強制的に開放させるようにしたアシスト機構付きの開閉扉装置がある。
ところで、前記従来のアシスト機構付き開閉扉装置によれば、例えば、通行者が高齢者や障がい者、車椅子に載った人、小さな子供等である場合には、折戸部(10)を若干開放する上記初期動作が困難な場合がある。
そこで、折戸部(10)をリニアモータ(49)の駆動力によって全閉位置から全開位置まで開放動作させるようにすることで、前述した使用者等による上記初期動作を不要にした構成が提案される。
しかしながら、折戸部(10)を全閉位置から開放動作させる際には、その初期段階で、隣接する扉体(11,12)間を折り曲げるようにして、各扉体(11又は12)を回動させる必要がある。上記リニアモータ(49)では、開口部幅方向へわたる固定子に沿って可動子を直線運動させる構成であるため、全閉位置にある前記各扉体(11又は12)を回動させることが困難である。
特開2007−327298号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、全閉状態の扉体を、通行者等による初期の開放操作を要することなく全開位置まで開放動作させることができる開閉扉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための技術的手段は、回動しながら開口部幅方向へ移動して開放動作する扉体と、全閉位置にある前記扉体が途中位置まで開放された際にこの開放途中の扉体を全開位置まで強制的に開放動作させるアシスト手段と、を備えた開閉扉装置において、全閉状態で開放信号を受けた場合に前記扉体を戸厚方向へ押動して前記途中位置まで開放動作させる戸厚方向押動装置を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、全閉状態で開放信号を受けると、扉体が、戸厚方向押動装置によって戸厚方向へ押動されて途中位置まで開放する。途中位置まで開放した扉体は、アシスト手段により全開位置まで強制的に開放されることになる。
更なる技術的手段では、前記扉体の戸厚方向の何れに物体が存在するのかを感知する感知部を備え、該感知部による感知信号を前記開放信号とするようにした開閉扉装置であって、前記扉体は、一方又は他方への回動により開放動作するように構成され、前記戸厚方向押動装置は、前記感知部による感知側に対する反対側へ前記扉体を押動することを特徴とする。
この構成によれば、扉体の戸厚方向の何れかに物体が存在すると、その物体が戸厚方向の何れに存在するのかが感知部によって感知される。そして、戸厚方向押動装置が、感知部による感知側に対する反対側へ扉体を押動する。
よって、回動する扉体が物体に接触するようなことを防ぐことができる。
更なる技術的手段では、前記感知部は、前記扉体の可動軌跡を含まないように感知範囲を設定してあることを特徴とする。
この構成によれば、扉体自体が感知部に感知されて誤作動の原因となるようなことを防ぐことができる。
更なる技術的手段では、前記扉体には該扉体を開閉操作するための取っ手部が設けられ、前記感知部は、扉体全閉時の前記取っ手部の近傍範囲、及び扉体全閉時の前記扉体の近傍範囲を含まないように、感知範囲を設定してあることを特徴とする。
この構成によれば、例えば、扉体全閉時に、取っ手部や、取っ手部に手をかけようとする通行者の手等が感知部に感知されて、扉体が不意に開放動作するようなことを防ぐことができる。
更なる技術的手段では、前記扉体は、少なくともその一端部に傾斜面を有し、前記戸厚方向押動装置は、前記傾斜面に向かって進退運動する進退部材を備え、前記進退部材を前進させて前記傾斜面に摺接させることで、前記扉体を戸厚方向へ押動することを特徴とする。
この構成によれば、進退部材を前進させるという簡素構造により、扉体を戸厚方向へ押動することができる。
更なる技術的手段では、前記扉体は、少なくともその一端部が、戸厚方向の両側に傾斜面を有する略山形に形成され、前記戸厚方向押動装置は、前記両傾斜面の各々に向かってそれぞれが進退運動するように二つの進退部材を備え、選択された一方の進退部材を前進させて対応する前記傾斜面に摺接させることで、前記扉体を所望とする戸厚方向へ押動することを特徴とする。
この構成によれば、二つの進退部材を選択的に前進させて、扉体を所望とする戸厚方向へ押動することができる。
更なる技術的手段では、前記戸厚方向押動装置は、前記扉体の一端部の近傍に位置するとともに、外周部を前記扉体に交差する方向へ回転させる回転体を備え、前記回転体を回転させて該回転体の外周部を前記扉体に当接することで、前記扉体を戸厚方向へ押動することを特徴とする。
この構成によれば、回転体を回転させるという簡素構造により、扉体を戸厚方向へ押動することができる。
更なる技術的手段では、前記戸厚方向押動装置は、前記扉体の一端部の近傍に位置するとともに、外周部を前記扉体に交差する方向へ回転させる回転体を備え、前記回転体を選択された回転方向へ回転させて該回転体の外周部を前記扉体に当接することで、前記扉体を所望とする戸厚方向へ押動することを特徴とする。
この構成によれば、回転体の回転方向の選択により、扉体を所望とする戸厚方向へ押動することができる。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
開放信号を受けることにより、扉体が戸厚方向へ押動して途中位置まで開放し、その後、その扉体がアシスト手段によって全開位置まで開放される。
よって、全閉状態の扉体を、通行者等による初期の開放操作を要することなく全開位置まで開放動作させることができる。
本発明に係わる開閉扉装置の一例を示す正面図である。 同開閉扉装置の要部を示す内部構造図であり、(a)は全閉状態を示し、(b)は全開状態を示す。 同開閉扉装置の動作を示す縦断面図であり、(a)は戸厚方向押動装置が作動する前の状態を示し、(b)は戸厚方向押動装置が作動した直後の状態を示す。 同開閉扉装置の動作を上方側から示す模式図である。 戸厚方向押動装置の一例を示す内部構造図である。 戸厚方向押動装置の他例を示す内部構造図である。 同開閉扉装置の開放動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物において、少なくとも閉鎖状態の扉体を回動させながら開口部幅方向へ開放動作させる開閉扉装置(例えば、バランスドア装置や折戸装置等を含む)として適用可能であるが、特に好ましい態様として、扉体を戸厚方向の何れにも回動可能な折戸装置に適用した一例について説明する。
この開閉扉装置1は、図1に示すように、連設された複数の扉体11,12からなり開閉動作する折戸部10と、該折戸部10を左右方向側および上方側から囲む枠体20と、該折戸部10の戸尻側(図1における右側)を回動可能に支持する基軸部30と、該折戸部10の戸先側の扉体11を回動および開口部幅方向(図1における左右方向)へ移動するように支持した移動支持機構40と、全閉位置にある前記扉体11,12が途中位置まで開放された際にこの開放途中の扉体11,12を全開位置まで強制的に開放動作させるアシスト手段50と、全閉位置にある前記扉体11,12を途中位置まで開放するように戸厚方向へ押動する戸厚方向押動装置60と、扉体11の戸厚方向の何れに物体が存在するのかを感知する感知部70とを備え、扉体11,12を回動させながら開口部幅方向へ移動することで開閉動作する。
折戸部10は、複数の扉体11,12を開口部幅方向に連設するとともに、隣り合う扉体11,12の一方を他方に対して双方向へ回動するように接続している。
なお、図示例によれば、折戸部10は、二つの扉体11,12により構成しているが、3以上の扉体を前記と同様に接続するようにしてもよい。
最戸先側の扉体11は、戸尻側の扉体12よりも幅広な略矩形板状を呈し、その上端部が、後述する移動支持機構40の移動支持部41によって吊持されることで、その吊持部を中心にして回動しながら開口部幅方向(図1における左右方向)へ移動可能である。
この扉体11の戸先側における表部及び/又は裏部には、取っ手部11aが設けられている。この取っ手部11aは、通行者等によって把持され易い位置に配置され、扉体11の表部又は裏部から戸厚方向へ突出している。
また、扉体11の上端部は、戸厚方向の両側に傾斜面11b,11bを有する断面略山形状(図示例によれば断面略二等辺三角形状)に形成される(図3及び図5参照)。
各傾斜面11bは、扉体11の幅方向(図1によれば左右方向)においては、少なくとも戸厚方向押動装置60に対応する位置に設けてあればよい。
傾斜面11b,11b間の角度は、後述する戸厚方向押動装置60の進退部材61に摺接されて扉体11が戸厚方向へ速やかに押動するよう適宜に設定され、例えば約90度に設定される。
また、扉体11の戸尻側(図1によれば右側)の端部は、蝶番や歯車、リンク部材等の回動機構を介して、扉体12の戸先側(図1によれば左側)の端部に対し回動自在に接続されている。
また、戸尻側の扉体12は、戸先側の扉体11よりも幅狭な略矩形板状に形成され、戸尻側の端部に後述する基軸部30を内在し、該基軸部30によって双方向へ回動する。
また、枠体20は、全閉時の折戸部10の戸先部10aに対向する戸先側縦枠部21と、全閉時の折戸部10の戸尻部10bに対向する戸尻側縦枠部22と、これら縦枠部材21,22間をその上端側で連結する上枠部23とから略コ字枠状に構成され、中空状の上枠部23内には、後述する移動支持機構40、アシスト手段50、および戸厚方向押動装置60等が設けられる。
なお、図示例によれば、折戸部10の下方側は、床面や地面等としているが、両縦枠部21,22間にわたる下枠部としてもよい。
また、基軸部30は、折戸部10の最戸尻側における上端側を回動自在に支持する上側枢支部材31と、同戸尻側の下端側を回動自在に支持する下側枢支部材32とから構成される。
上側枢支部材31は、その上端側の部分が上枠部23に固定されるとともに、その下端側の部分を扉体12に対し回動自在に係合させている。
同様に、下側枢支部材32は、その下端側の部分が床面や地面等に対し固定されるとともに、その上端側の部分を扉体12に対し回動自在に係合させている。
また、移動支持機構40は、上枠部23に対し開口部幅方向へわたって固定されたガイドレール41と、扉体11を吊持しながらガイドレール41に沿って移動可能な移動支持部42とを備えている。
ガイドレール41は、移動支持部42の吊車42cを下方側から受けて開口部幅方向へ導くように、例えば断面L字状の長尺体に形成され、上枠部23に対し固定されている。
移動支持部42は、扉体11の上端部に設けられる機構であり、扉体11の上端部から上方へ突出し回転自在な軸部42a、該軸部42aの上端に固定されたブラケット42b、該ブラケット42bに支持されてガイドレール41上を転動可能な吊車42c,42c等から構成される(図2参照)。
また、この移動支持部42の前記ブラケット42bには、後述するリニアモータ(アシスト手段50)を構成する可動子51が固定されている。
なお、図2中、符号23aは、上枠部23の戸先寄りに固定された磁性吸引体であり、扉体11,12の全閉時に移動支持部42を閉鎖方向へ吸引して、扉体11,12の全閉状態に維持する。
また、符号23bは、上枠部23の戸尻寄りに固定された緩衝材であり、扉体11,12の全開時に移動支持部42に当接して、扉体11,12全開の際の衝撃を緩和する。
また、符号23cは、所謂マイコン等の電子回路からなる制御部であり、後述するアシスト手段50及び戸厚方向押動装置60を制御する。
アシスト手段50は、図示例によれば所謂リニアモータであり、移動支持部42に固定された可動子51と、不動部位である上枠部23に固定された固定子52と、可動子51を感知する可動子感知部53とからなる。
可動子51は、永久磁石から構成され、固定子52との間に適宜なクリアランスが確保されるようにして、ブラケット42bの上端に開口部幅方向へわたって固定されている。
固定子52は、可動子51に対して開口部幅方向の推進力を与えるコイルが内在されたコイルユニットであり、制御部23cによって制御された電力が供給されるようになっている。
この固定子52は、開口部幅方向へわたる長尺状に構成され、その一端側部分を、全開状態において可動子51に対向させるとともに、その他端側部分を、全閉状態において同可動子51に対向させるように、上枠部23に止着されている。
固定子52の長さ方向の中途位置には、可動子51を感知可能な可動子感知部53が単数もしくは複数内在されている。
この可動子感知部53は、扉体11が全開位置から予め設定された移動量開放動作した際に、可動子51を感知する近接スイッチであり、その感知信号を制御部23cへ送信する。
なお、この可動子感知部53の他例としては、近接スイッチ以外の非接触センサー(例えば光電スイッチ等)や、可動子51と一体的な部材(例えばブラケット42b等)を接触感知するようにした接触式スイッチ(例えばリミットスイッチ等)等とすることが可能である。
また、戸厚方向押動装置60は、扉体11上端で戸厚方向に並ぶ両傾斜面11b,11bの各々に向かってそれぞれが進退運動するように二つの進退部材61,61を備える(図5参照)。
図示例について、より具体的に説明すれば、この戸厚方向押動装置60は、上下方向へ進退運動可能な二つの進退部材61,61と、これら進退部材61,61をそれぞれ前進させる電磁ソレノイド62,62、同進退部材61,61をそれぞれ後退させる付勢部材63,63等を具備する。
進退部材61は、磁性体部分を有する棒状の部材であり、電磁ソレノイド62の電磁力により下方へ前進するように設けられる。この進退部材61の下端部は、扉体11上端の傾斜面11bに向けられている。この下端部は、傾斜面11bに摺接した際の摩擦抵抗を軽減するように略半球状に形成される。
電磁ソレノイド62は、進退部材61に対し例えば環状に装着され、通電された際の電磁力により進退部材61を下方へ前進させる。
付勢部材63は、例えばコイルスプリングであり、電磁ソレノイド62が非通電となった際に、進退部材61を上方へ後退させる。
上記構成の戸厚方向押動装置60は、制御部23cにより制御された電力を受けることで、二つの進退部材61,61を選択的に下方へ前進させ、選択された一方の進退部材61を対応する傾斜面11bに摺接させることで、扉体11を所望とする戸厚方向へ押動する。
なお、戸厚方向押動装置60の他例としては、付勢部材63の付勢力によって進退部材61を下方へ前進させ、同進退部材61を電磁ソレノイド62の電磁力によって上方へ後退させる構成としてもよい。
また、感知部70は、赤外線や超音波等の検知媒体xを発して人や物等を感知する周知構造のセンサであり、その感知信号を、扉体11,12を開放動作させるための開放信号として制御部23cへ送信する。
この感知部70は、全閉状態の扉体11の戸厚方向の両側に位置するように二つ設けられ、図示例によれば、上枠部23の表部側と裏部側とにそれぞれ固定され、斜め下方へ検知媒体xを放出する(図3参照)。
各感知部70の感知範囲は、前記検知媒体xの放出方向の調整により設定され、好ましくは、扉体11,12の可動軌跡(例えば図4に二点鎖線で示す扉体11,12の軌跡)を含まないように設定され、更に好ましくは、扉体11,12全閉時の取っ手部11aの近傍範囲、及び全閉時の扉体11,12の近傍範囲を含まないように設定される。
次に、上記構成の開閉扉装置1に関し、折戸部10を開放させる際の動作を図7に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
先ず、制御部23cは、折戸部10の全閉状態において、戸厚方向の一方側の感知部70による感知信号があるか否かを判断する(ステップ1a)。そして、前記一方側の感知部70による感知信号がある場合には、次のステップ2aへ処理を進め、そうでなければ、ステップ1bへ処理を移行する。
ステップ1bでは、戸厚方向の他方側の感知部70による感知信号があるか否かが判断され、前記他方側の感知部70による感知信号がある場合には、次のステップ2bへ処理を進め、そうでなければ、ステップ1aへ処理を戻す。
ステップ2aでは、戸厚方向押動装置60における前記一方側の進退部材61を下方へ前進させる。したがって、下方へ移動した進退部材61は、扉体11上端部における前記一方側の傾斜面11bに摺接し、扉体11を前記一方側の感知部70による感知側に対する反対側(前記他方側)へ押動することになる。
同様に、ステップ2bでは、戸厚方向押動装置60における前記他方側の進退部材61を下方へ前進させる。したがって、下方へ移動した進退部材61は、扉体11上端部における前記他方側の傾斜面11bに摺接し、扉体11を前記他方側の感知部70による感知側に対する反対側(前記一方側)へ押動することになる。
なお、前記ステップ1a,1bにおいて、下方へ前進して扉体11を押動した後の進退部材61は、電磁ソレノイド62が非通電にされることで、付勢部材63の付勢力により元の位置に後退する。
次に、ステップ3では、扉体11の押動により、扉体11上端側の可動子51が可動子感知部53によって感知されるのを待ち、可動子51が感知されると、次のステップ4へ処理が進められる。
ステップ4では、固定子52へ電力が供給されて、アシスト手段50の作動により、移動支持部42が戸尻方向へ移動し、同時に扉体11,12が折れ曲がるようにして開放動作する。なお、固定子52への電力の供給は、扉体11,12が全開位置になるまで継続するように制御されている。
よって、上記フローチャートによれば、全閉状態の折戸部10に対し戸厚方向の何れから人が接近した場合であっても、その接近した人が存在する側に対する逆側へ扉体11を回動させることができる。そのため、開放動作する扉体11が前記人に接触するようなことを防ぐことができる。
しかも、感知部70の感知範囲は、扉体11,12の可動軌跡、取っ手部11aの近傍範囲、及び全閉状態の扉体11,12の近傍範囲を含まないため、例えば、扉体11が人に凭れ掛かかられて若干回動し、その扉体11が感知部70によって感知されたり、あるいは、取っ手部11aを把持しようとする手が感知部70に感知されたりして、扉体11,12が不意に開放動作してしまうようなことを防ぐことができる。
なお、上記構成の開閉扉装置1は、戸厚方向押動装置60を、図6に示す戸厚方向押動装置80に置換することが可能である。
戸厚方向押動装置80は、扉体11の一端部(図示例によれば上端部)の近傍に位置するとともに、外周部を扉体11に交差する方向へ回転させる回転体81を備え、回転体81を選択された回転方向へ回転させて該回転体81の外周部を扉体11に当接することで、扉体11を所望とする戸厚方向へ押動する。
回転体81は、モータ82の出力軸82aに固定された棒状の部材であり、その一端側と他端側の突出部81a,81bを前記出力軸82aから遠心方向へ突出させている。突出部81aと突出部81bは、それぞれ下方へ回動した際に扉体11に当接する長さに形成される。
なお、回転体81の他例としては、前記突出部を単数とした態様とすることが可能である。
モータ82は、直流又は交流の電動機であり、全閉時の扉体11の上方に位置するように、上枠部23に対して固定されている。
このモータ82は、制御部23cから電力が供給されることにより、出力軸82aを、選択された回転方向へ回転させる。
例えば、図3(b)に示すように、扉体11の左側の感知部70による感知信号がある場合には、図6に示すように、回転体81を反時計方向へ回転させることで、扉体11を感知側に対する反対側である右側へ押動する。逆に、扉体11の右側の感知部70による感知信号がある場合には、回転体81を時計方向へ回転させることで、扉体11を感知側に対する反対側である左側へ押動する。
その後は、上述した戸厚方向押動装置60を用いた場合と同様に、前記扉体11の初期開放動作がセンサ(図示例によれば可動子感知部53)によって感知され、その感知信号に応じてアシスト手段50が作動することにより、折戸部10全体が全開位置まで開放動作する。
なお、上記実施の形態において、折戸部10の閉鎖動作については詳述しないが、例えば、全開状態が予め設定された時間経過した後に自動的に閉鎖動作する構成や、手動によって途中閉鎖位置までの閉鎖動作があった場合に、その途中位置の折戸部10をアシスト手段50の駆動によって全閉位置まで閉鎖動作する構成等とすることが可能である。
また、上記実施の形態では、戸厚方向の一方側の感知部70のみによって通行者が感知された場合の動作を説明したが、戸厚方向の両方側の感知部70,70によって通行者が感知された場合(すなわち、通行者が折戸部10の内外にそれぞれ存在する場合)には、戸先部10aの回動側(例えば図4によれば折戸部10の上側)で自動開放する戸先部10aが通行者に接触するのを避けるために、例えば、アシスト手段50及び戸厚方向押動装置60(又は80)を作動させずに、手動のみによって折戸部10を開放可能にしてもよいし、あるいは、戸厚方向押動装置60(又は80)を作動させずに、アシスト手段50のみを作動させるようにしてもよい。
また、上記実施の形態によれば、戸厚方向押動装置60(又は80)を戸先側の扉体11に対応して設けたが、他例としては、戸厚方向押動装置60(又は80)を戸尻側の扉体12に対応して設け、この戸厚方向押動装置60(又は80)によって扉体12を戸厚方向へ押動させる構成とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、戸厚方向押動装置60(又は80)を通行者の通行の邪魔にならないように全閉状態の扉体11の上方に設けたが、他例としては、全閉状態の扉体11及び/又は扉体12の下方側(例えば床面)や、全閉状態の扉体11の戸先側(例えば戸先側縦枠部21)に設けることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、アシスト手段50の一例としてリニアモータによる構成を示したが、アシスト手段50の他例としては、扉体11をリール装置に巻き取られるワイヤーによって牽引して開放動作させる構成や、扉体11を上枠部23内で回転するベルトやチェーンに係止して開放動作させる構成等とすることも可能である。
更に、アシスト手段50の他例としては、ガイドレール41を開放方向へ向かって下り傾斜するように設け、戸厚方向押動装置60(80)の押動によって磁性吸引体23aから離脱した扉体11を、ガイドレール41の傾斜によって全開位置まで開放させる構成とすることも可能である。
また、戸厚方向押動装置の他例としては、アシスト手段50に用いたリニアモータとは別のリニアモータを、全閉時の扉体11に対し動作方向が交差するように設け、このリニアモータの駆動によって扉体11を戸厚方向へ押動する構成とすることも可能である。
また、上記実施の形態では、扉体11,12をアシスト手段50及び戸厚方向押動装置60によって全閉位置から全開位置まで開放する構成としているが、より好ましい態様としては、アシスト手段50及び/又は戸厚方向押動装置60を操作スイッチ等によりOFFにする機能を備えてもよい。この構成によれば、例えば、折戸部10の開放動作に支障がない者を通行対象者に想定している場合等には、アシスト手段50及び/又は戸厚方向押動装置60をOFFにして、折戸部10を手動又は半自動で開放させることができる。
また、上記実施の形態によれば、戸厚方向押動装置60を動作させるための開放信号として感知部70の感知信号を用いるようにしたが、他例としては、折戸部10又は枠体20等に開放スイッチを設け、該開放スイッチが操作された際の信号を前記開放信号とすることも可能である。
また、上記実施の形態では、複数の扉体を折り曲げるようにして開放動作する折戸装置について、アシスト手段50及び戸厚方向押動装置60(80)を用いたが、他例としては、単一の扉体を回動させながら戸尻方向へ移動して開放させるバランスドアについて、上記構成のアシスト手段50及び戸厚方向押動装置60(80)を用いることも可能である。
1:開閉扉装置 10:折戸部
11:扉体 11a:取っ手部
20:枠体 23:上枠部
40:移動支持機構 50:アシスト手段
60,80:戸厚方向押動装置 61:進退部材
62:電磁ソレノイド 81:回転体

Claims (6)

  1. 回動しながら開口部幅方向へ移動して開放動作する扉体と、全閉位置にある前記扉体が途中位置まで開放された際にこの開放途中の扉体を全開位置まで強制的に開放動作させるアシスト手段と、を備えた開閉扉装置において、全閉状態で開放信号を受けた場合に前記扉体を戸厚方向へ押動して前記途中位置まで開放動作させる戸厚方向押動装置を備え、
    前記扉体は、少なくともその一端部に傾斜面を有し、
    前記戸厚方向押動装置は、前記傾斜面に向かって進退運動する進退部材を備え、前記進退部材を前進させて前記傾斜面に摺接させることで、前記扉体を戸厚方向へ押動することを特徴とする開閉扉装置。
  2. 回動しながら開口部幅方向へ移動して開放動作する扉体と、全閉位置にある前記扉体が途中位置まで開放された際にこの開放途中の扉体を全開位置まで強制的に開放動作させるアシスト手段と、を備えた開閉扉装置において、全閉状態で開放信号を受けた場合に前記扉体を戸厚方向へ押動して前記途中位置まで開放動作させる戸厚方向押動装置を備え、
    前記扉体は、少なくともその一端部が、戸厚方向の両側に傾斜面を有する略山形に形成されるとともに、戸先部を戸厚方向の一方と他方へ回動させて開放動作するように構成され、
    前記戸厚方向押動装置は、前記両傾斜面の各々に向かってそれぞれが進退運動するように二つの進退部材を備え、選択された一方の進退部材を前進させて対応する前記傾斜面に摺接させることで、前記扉体を所望とする戸厚方向へ押動することを特徴とする開閉扉装置。
  3. 回動しながら開口部幅方向へ移動して開放動作する扉体と、全閉位置にある前記扉体が途中位置まで開放された際にこの開放途中の扉体を全開位置まで強制的に開放動作させるアシスト手段と、を備えた開閉扉装置において、全閉状態で開放信号を受けた場合に前記扉体を戸厚方向へ押動して前記途中位置まで開放動作させる戸厚方向押動装置を備え、
    前記戸厚方向押動装置は、前記扉体の一端部の近傍に位置するとともに、外周部を前記扉体に交差する方向へ回転させる回転体を備え、前記回転体を回転させて該回転体の外周部を前記扉体に当接することで、前記扉体を戸厚方向へ押動することを特徴とする開閉扉装置。
  4. 回動しながら開口部幅方向へ移動して開放動作する扉体と、全閉位置にある前記扉体が途中位置まで開放された際にこの開放途中の扉体を全開位置まで強制的に開放動作させるアシスト手段と、を備えた開閉扉装置において、全閉状態で開放信号を受けた場合に前記扉体を戸厚方向へ押動して前記途中位置まで開放動作させる戸厚方向押動装置を備え、
    前記扉体は、戸先部を戸厚方向の一方と他方へ回動させて開放動作するように構成され、
    前記戸厚方向押動装置は、前記扉体の一端部の近傍に位置するとともに、外周部を前記扉体に交差する方向へ回転させる回転体を備え、前記回転体を選択された回転方向へ回転させて該回転体の外周部を前記扉体に当接することで、前記扉体を所望とする戸厚方向へ押動することを特徴とする開閉扉装置。
  5. 前記扉体の戸厚方向の何れに物体が存在するのかを感知する感知部を備え、該感知部による感知信号を前記開放信号とするようにした開閉扉装置であって、
    前記戸厚方向押動装置は、前記感知部による感知側に対する反対側へ前記扉体を押動することを特徴とする請求項2又は4記載の開閉扉装置。
  6. 前記扉体には該扉体を開閉操作するための取っ手部が設けられ、
    前記感知部は、扉体全閉時の前記取っ手部の近傍範囲、扉体全閉時の前記扉体の近傍範囲、及び前記扉体の可動軌跡を含まないように、感知範囲を設定してあることを特徴とする請求項5記載の開閉扉装置。
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