JP5441442B2 - エマルション組成物及びそれを用いた塗料、接着剤 - Google Patents

エマルション組成物及びそれを用いた塗料、接着剤 Download PDF

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Description

本発明は、合成添加剤を用いることにより発生するエマルション性能の低下と炭素負荷による環境への影響を抑制可能なエマルション組成物及びこのエマルション組成物を用いた塗料、接着剤に関する。
製造時又は作業時において有機溶剤を使用しないエマルション型接着剤や塗料、表面保護剤は、環境保全性、作業環境の面から使用されるケースが増えてきている。このエマルションを用いる各種製品には、作業性や塗膜の均一性を得るために増粘剤やレベリング剤等の添加剤を含有している。
例えば、デコパージュなどの表面保護材料としては、ビニルアセテートのホモポリマー若しくはその部分加水分解物、またはビニルアセテートと、アクリル酸エステル、アクリル酸アミド、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、マレイン酸、マレイン酸無水物、フマル酸、から選ばれる一種または二種以上のモノマーとのコポリマー若しくはその部分加水分解物、を含むポリマー成分と少なくとも樹液、果実液、蜂蜜、糖類から選ばれる1種の添加剤とからなる皮膜形成性を有するエマルション組成物(特許文献1)が提案されている。このものは、エマルション組成物の増粘性を得るために添加剤をある程度配合する必要があり、コスト面、得られる皮膜の性能、例えば透明性や柔軟性、耐熱性などを低下させるという面で満足できるものではなかった。
また、エマルション型接着剤組成物は、接着テープ、接着シートおよびラベル等の接着剤層を有する製品を得るために用いられている。これらの接着テープ、シート等を効率よく製造するために、エマルション型接着剤組成物をフィルム類や布類、紙類などの基材に塗工することがなされているが、作業性向上の面からエマルション型接着剤組成物の増粘剤としてはカルボキシメチルセルロ−ス、ポリビニルアルコ−ル、ポリアクリル酸系誘導体、ポリオキシアルキレングリコ−ル誘導体などが知られている。これらの従来の増粘剤を用いるエマルション型接着剤組成物は、経時変化により粘度が上昇したり、エマルション成分の沈殿が発生したり、エマルション型接着剤組成物から得られる接着剤層中への気泡混入、基材上に塗工した際、接着剤層にはじきやかすれ、または接着剤の抜けが生じるという問題がある。さらに、得られた接着テープ、シート等を保存した際、経時変化により接着層にブロッキングが発生し易くなるという問題もあった。このため、エマルション型接着剤組成物の保存安定性を向上させるために、例えば水にホットメルト接着剤の粉末を分散した分散液に増粘剤としてアルカリ増粘タイプのアクリル系共重合体エマルジョンを含有するホットメルト接着剤粉末分散液(特許文献2参照)やメタクリル酸エステル又はアクリル酸エステルを主成分とするエチレン性不飽和単量体をラジカル重合性界面活性剤の存在下にエマルション重合して得られたエマルション型アクリル系組成物と、低級アルキルで置換されてもよい尿素もしくは低級アルキルで置換されてもよいチオ尿素、及び増粘剤を含むエマルション型接着剤組成物(特許文献3参照)が提案されている。
また、粘着剤層中へ気泡が混入やはじき、かすれ、または粘着剤の抜けや塗工量の不均一性等を防止するために、ポリマーエマルション(A)、並びにポリマーエマルション(A)の固形分100質量部に対して、固形分換算で0.1〜10質量部のチキソトロピー付与型増粘剤(B)、および固形分換算で0.1〜10質量部のニュートン流動性付与型増粘剤(C)を含むエマルション型粘着剤組成物(特許文献4参照)が提案されている。
さらに、粘着剤層のブロッキングを防止するために、塩基によって中和された酸価1meq/g以上の水溶性樹脂である成分Aと、ラジカル重合性単量体の乳化重合により得られた、ガラス転移温度が−20℃以下の重合体を含む水性エマルジョンである成分Bと、アクリル酸系増粘剤とを含む感熱粘着剤組成物であって、25℃におけるブルックフィールド粘度が200CPS〜30,000CPS(12rpm)であることを特徴とする感熱粘着剤組成物(特許文献5参照)が提案されている。
これらのものは、合成樹脂系増粘剤を用いているため得られる粘着層の透明性が低下するという問題がある。また、炭素負荷の高い合成樹脂系増粘剤を用いることにより環境への負荷が高くなるという問題がある。さらに、合成樹脂系増粘剤を用いると使用する粘着剤の性能を低下させる傾向があり、粘着剤本来の性能が得られないという問題がある。
特開2002−155231号公報 特開2000−309772号公報 特開2004−285138号公報 特開2007−70448号公報 特開平11−217556号公報
本発明は、エマルションの性能を低下させず、しかも環境への負荷が少ないエマルション組成物及びそれを用いた塗料、接着剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、下記に示すエマルション組成物及びこれを用いた塗料、接着剤が提供される。
(1)ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体から選ばれるポリオレフィン系樹脂、又は該ポリオレフィン系樹脂の変性物、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエステル共重合体、ポリアミド、ポリアミド共重合体、アルキルアクリレート系又はアルキルメタクリレート系の単独重合体またはアルキルアクリレート又はアルキルメタクリレートと他のビニルモノマーとの共重合体の単独又は二種以上の混合物、ポリビニルアセテート、ビニルアセテートとそれと共重合可能なモノマーとの共重合体から選ばれる塗膜形成性を有するエマルション及び(B)添加剤を含有するエマルション組成物であって、該(B)成分の配合割合は、該(A)成分に対し0.1質量%以上であり、かつ該(B)成分は(b1)キサンタンガム、(b2)タラガム、(b3)カラヤガムとを質量比で(b1):(b2)+(b3)が99〜60:1〜40、(b2):(b3)が1:1〜10:1の範囲で含有することを特徴とするエマルション組成物。
(2)前記(B)添加剤が前記(A)エマルションに対し0.2〜0.4質量%配合することを特徴とする前記(1)に記載のエマルション組成物。
(3)前記(1)又は(2)に記載のエマルション組成物を用いたことを特徴とする塗料。
(4)前記(A)成分がエマルション型接着剤であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のエマルション組成物。
(5)前記(3)に記載のエマルション組成物を用いたことを特徴とする接着剤。
本発明のエマルション組成物は、(b1)キサンタンガム、(b2)タラガム、(b3)カラヤガムを含有する添加剤を用いることにより、従来のエマルション組成物に配合される添加剤の使用量に比べて少なくてすむ。また、従来から使用されている合成樹脂系増粘剤を用いたエマルション組成物から得られる塗膜や接着層に比べ、本発明のエマルション組成物から得られる塗膜や接着層は透明性、耐湿性の面で優れた効果を奏する。さらに、本発明のエマルション組成物は、エマルションの物性、例えばガラス転移温度を上昇させることが可能であることから、例えば塗膜や接着層の耐熱性を向上させることが可能となるため、製品の高機能化のほか、炭素負荷の低減などによる環境負荷低減などの効果を奏する。
また、本発明のエマルション組成物を用いることにより、高機能化された塗料や接着剤が得られるため、特に表面保護剤や接着シート類、ペンキなどの分野に好適に用いられる。
本発明において使用される(A)エマルションは塗膜形成性を有するものであり、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体等のポリオレフィン系樹脂、又は該ポリオレフィン系樹脂の変性物、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエステル共重合体、ポリアミド、ポリアミド共重合体、アルキルアクリレート系、アルキルメタクリレート系の単独重合体またはアルキルアクリレート又はアルキルメタクリレートと他のビニルモノマーとの共重合体等の単独又は二種以上の混合物、ポリビニルアセテート、ビニルアセテートとそれと共重合可能なモノマーとの共重合体などが挙げられる。
(A)成分としてエマルション型接着剤の一例としてアクリル系共重合体について詳細に説明するが、エマルション型接着剤はこれに限定されるものではない。
なお、ここで(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタクリレートを意味し、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸又はメタクリル酸を意味する。
前記アルキル(メタ)アクリレ−トとしては、例えばメチル(メタ)アクリレ−ト、エチル(メタ)アクリレ−ト、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレ−ト、イソブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、イソペンチル(メタ)アクリレート、nーヘキシル(メタ)アクリレート、イソヘキシル(メタ)アクリレート、nーヘプチル(メタ)アクリレート、イソヘプチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ−ト、イソオクチル(メタ)アクリレ−ト、n−オクチル(メタ)アクリレ−ト、n−ノニル(メタ)アクリレ−ト、イソノニル(メタ)アクリレ−ト、n−デシル(メタ)アクリレ−ト、イソデシル(メタ)アクリレ−ト、n−ドデシル(メタ)アクリレ−ト、イソドデシル(メタ)アクリレ−ト、n−トリデシル(メタ)アクリレ−ト、イソトリデシル(メタ)アクリレ−ト、n−テトラデシル(メタ)アクリレ−ト、イソテトラデシル(メタ)アクリレ−ト、t-ブチルアクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらのアルキル(メタ)アクリレ−トは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
このアルキル(メタ)アクリレ−トと共重合可能なビニルモノマ−としては、例えば(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などのカルボキシル基含有ビニルモノマ−またはその無水物、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、4−ヒドロキシブチルアクリレ−ト、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレ−ト、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレ−ト、カプロラクトン変成(メタ)アクリレ−トなどの水酸基含有ビニルモノマ−、その他、酢酸ビニル、アクリルニトリル、アクリルアマイド、スチレン、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ−ト、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル等のエーテル類、スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン類、(メタ)アクリロニトリル等のシアノ基含有単量体、(メタ)アクリロイルイソシアネート、m−イソプロペニル−α,α―ジメチルベンジルイソシアネート等のイソシアネート基含有単量体、ジアセトンアクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、N―ビニルアセトアミド等のアミド基含有単量体、p−スルホン酸スチレン、2−(アクリロイルアミノ)−2−メチルプロパンスルホン酸等のスルホン基含有単量体、メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メルカプトプロピルトリエトキシシラン、メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のメルカプト基含有単量体等が挙げられる。
また、他のエマルション型接着剤としては、熱可塑性ポリウレタン樹脂を用いることもできる。このものは、ポリイソシアナートとポリオールの反応で得られるもので、反応の際、鎖延長剤を使用しても良い。
ポリイソシアナートとしては、2,4−トリレンジイソシアナート、2,6−トリレンジイソシアナート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアナート、1,5−ナフチレンジイソシアナート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアナートなどがあり、これらイソシアナートは単独又は混合物の形態で使用することができる。
ポリオールとしては、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコールなどのポリエーテルグリコール、末端に水酸基を有するポリエチレンアジぺート、ポリプロピレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリヘキシレンアジペートなどのポリエステルグリコールが用いられる。
鎖延長剤としては、熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造に際して使用される公知の鎖延長剤、例えばグリコール類、アミノアルコール類、ジアミン類等を単独または2種以上併用して用いることができる。
本発明のエマルション組成物においては、前記(A)成分と共に(B)成分として次の3成分を含有するものである必要がある。
〔(B)添加剤〕
本発明の(B)成分は少なくとも(b1)キサンタンガム、(b2)タラガム、(b3)カラヤガムを含有するものである。
本発明において、(b1)成分として用いられるキサンタンガムは、トウモロコシのようなデンプンを細菌により発酵させて得られる水溶性の天然多糖類で、D‐グルコースがβ‐1,4結合した主鎖とこの主鎖のアンヒドログルコースにD‐マンノース、D‐グルクロン酸からなる側鎖が結合した構造を有する物質である。分子量200万ないし5000万程度のものが知られているが、本発明においては、いずれの分子量のものも用いることができる。
次に、(b2)成分として用いるタラガムは、コタタビ科タラの種子の胚乳部分を粉砕、精製して得られる多糖類であり、その主成分はガラクトマンナンで、ガラクトースとマンノースが約1:3の割合で結合したものであり、グァガムは、豆科植物グァの種子の胚乳部に含有される粘液物質であり、主成分はガラクトマンナンであり、ガラクトースとマンノースが約1:2の割合で結合したものである。
また、(b3)成分として用いるカラヤガムは、インド中部及び北部の乾燥地帯に分布するカラヤ木の幹から滲出する分泌物から得られる部分的にアセチル化した分岐を含む多糖類であり、ラムノースとガラクトウロン酸とからなる主鎖を有し、約40質量%のウロン酸と8質量%以下のアセチル基を含む、分子量は約950万程度のものである。
本発明においては、天然物をそのまま用いてもよいし、加水分解により得られる低分子量のものを用いてもよい。
本発明においては、各成分の配合割合は、質量比で(b1):(b2)+(b3)が99〜60:1〜40、(b2):(b3)が1:1〜10:1の範囲である。この範囲より(b1)成分が多くなると透明性や塗膜の耐熱性が低下(エマルション性能の低下)し、(b1)成分がこの範囲より少ないと増粘効果が得られにくくなるため、配合量を多くしなければならなくなり、塗膜性能が低下するので好ましくない。また、(b3)成分の配合割合が、(b2)成分よりも多くなると、添加剤を水等の媒体に添加した際、だまになるなど、溶解性や分散性の面で好ましくない。このだまになるという問題については、(b1)成分の配合量が(b2)成分と(b3)成分の合計量よりもすくない場合も同様に発生するので好ましくない。添加剤の溶解性や分散性、エマルション物性の向上及び塗膜の透明性の面から各成分の好ましい配合割合は(b1):(b2)+(b3)が98〜80:2〜20の範囲、(b2):(b3)が1:1〜5:1の範囲である。
さらに、(b1)成分の配合割合が80未満、60以上の場合、エマルションとの溶解性、これに起因する塗膜の透明性を向上させる目的でアボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂、牛脂脂肪酸、ココナッツ油、サフラワー油、大豆油、米糠油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、卵黄油、カカオ脂、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂、乳脂などの植物油脂もしくは動物油脂およびこれら油脂類の水素添加などからなる分散剤を併用するのが好ましい。このような分散剤としては、例えばヤシやパーム油から抽出したグリセリン脂肪酸エステルを有効成分するチラバゾールHシリーズ、チラバゾールVRシリーズ、チラバゾールWシリーズ(いずれも太陽化学社製)などが上市されている。これら分散剤の配合割合は、前記(b1)成分、(b2)成分及び(b3)成分の合計量100質量部に対して、5〜20質量部の範囲である。これより分散剤の使用量が少ないと添加する効果を得ることができないし、この範囲を超えると塗膜の透明性や耐熱性が低下する原因となるので好ましくない。特に好ましくは8〜15質量部の範囲である。これらの分散剤を用いる場合は、十分撹拌するなどし、均一に分散させることにより溶解性や塗膜の透明性はよりいっそう向上させることができる。
〔エマルション組成物の調整〕
本発明のエマルション組成物は、前記(A)成分と(B)成分、所望に応じて用いられるレベリング剤、消泡剤、防腐剤、防かび剤、他の増粘剤、分散剤、界面活性剤、耐水化剤、染料、顔料、充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの各種添加剤を水性媒体に均一に混合又は溶解することで調製される。このとき、前記(B)成分の配合割合は、前記(A)成分に対し0.1質量%以上である。(B)成分がこの範囲より少ないと所望の増粘性やエマルション性能の向上効果を得ることが難しくなるので好ましくない。粘度コントロール性などの増粘性やエマルション性能向上及び透明性等の塗膜特性向上塗膜、さらには生産コスト面から(B)成分の好ましい配合割合は0.1〜0.4質量%の範囲である。
さらに、本発明の(B)成分をエマルション組成物に配合する場合、(b1)成分、(b2)成分及び(b3)成分をあらかじめ混合し、その混合物を水性媒体に加えてもよいし、あらかじめ混合した(b1)成分、(b2)成分及び(b3)成分から選ばれた2種を水性媒体に加えたのち、残りの成分を加えてもよいし、また(b1)成分と(b2)成分と(b3)成分とを別々に、任意の順序で水性媒体に加えてもよい。
しかしながら、簡便で、しかも安定した効果が得られる点で、(b1)成分と(b2)成分と(b3)成分をあらかじめ混合し、この混合物を水に溶解して一度に水性媒体に加えるのが有利である
エマルション組成物を増粘するには、前記(B)成分を、水性媒体中の(A)成分、すなわちエマルションに対し、所望の粘度を得るのに必要な量で添加し、加熱しながらよく撹拌し、均一に分散させる。
加熱温度としては、60〜90℃、好ましくは80〜85℃の範囲の温度が用いられる。この加熱により、粘度はいったん低下するが、これを室温例えば30℃以下に冷却すると、粘度は著しく増大する。単に室温下で混合しただけでも、従来のエマルション組成物を用いた場合に比べ、優れた粘度向上が認められるが、いったん80℃以上に加熱して、再度冷却すると、著しい増粘効果が奏される。
〔塗料〕
本発明の塗料は少なくとも前記(A)成分と(B)成分とを含有するものである。
〔接着剤〕
本発明の接着剤は少なくとも前記(A)成分と(B)成分とを含有し、所望により他の補助成分を1種以上含有するものである。この場合、所望により用いられる補助成分としては、例えば、染料、顔料、充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、熱膨張性微小球、接着付与樹脂などが挙げられる。
本発明の接着剤を、基材上に塗布・乾燥することにより接着剤層を形成し、接着フィルム、シート、テープなどを得ることもできる。このとき用いられる基材としては、可とう性を有するフィルム状のものや布類、紙類など従来公知の各種のものを用いることができる。このようなものには、例えば、プラスチックフィルム、金属フィルム、セラミックスフィルム等が包含される。プラスチックフィルムにおいて、そのプラスチックとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂の他、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリエステルエーテル樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、フッ素樹脂等からなるフィルムが挙げられる。これらのプラスチックフィルムは、1層のみで構成されていても良いし、2層以上の多層構造でも良い。また、装飾用印刷がなされているものでも良い。また、これらのプラスチックフィルムは未延伸でも良いし、縦または横などの一軸方向または二軸方向に延伸されていても良い。プラスチックフィルムの厚みは、特に制限はないが、通常25〜500μmであり、好ましくは50〜300μmである。プラスチックフィルムは着色されていても良いし、無色透明のものでも良い。金属基材としては、銅やアルミニウムのフィルムが挙げられ、セラミック基材としては、ガラスフィルム等が挙げられる。これらの基板の厚さも、前記プラスチック基材と同様に、25〜500μm、好ましくは50〜300μm程度である。
基材表面には、所望により各種表面処理を行なうことが出来る。表面処理としては、例えば(1)コロナ放電処理やグロー放電処理などの放電処理、(2)プラズマ処理、(3)火炎処理、(4)オゾン処理、(5)紫外線処理や電子線、放射線等の電離活性線処理、(6)サンドマット処理やヘアライン処理などの粗面化処理、(7)化学薬品処理、(8)アンカー層形成等が挙げられる。前記アンカー層としては、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステルウレタン樹脂などが用いられる。このアンカー層の厚さは、通常0.1〜1.5μmの範囲である。
本発明の接着剤を用いて接着フィルム等を製造する場合、前記基材上に前記接着剤を塗布・乾燥することで接着剤層を形成することによって製造される。すなわち、前記接着剤を前記基材上に、例えばロールコーター方法、バーコーター方法等の、通常の塗布手段で塗布し、加熱乾燥することにより得られる。加熱乾燥後の接着層の厚みは特に限定しないが、通常1〜200μmであり、好ましくは5〜50μmである。
このように得られる接着剤層の表面は、剥離シートで覆うことができる。剥離シートは少なくとも片面が剥離性を有する支持基材からなり、通常は、支持基材に剥離処理剤で処理を施したものである。支持基材としては、例えば、紙、合成紙、プラスチックフィルムなどが挙げられる。紙としては、例えばグラシン紙、ポリエチレンラミネート紙などが挙げられ、プラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などのポリエステル樹脂、アセテート樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂などのプラスチックフィルムが挙げられるが、これらに限定されるものではない。剥離シートに用いられる剥離処理剤としてはシリコーン樹脂、アルキッド樹脂、フッ素樹脂、長鎖アルキル含有樹脂などが挙げられる。剥離シートの厚みは特に限定されない。
次に、本発明を実施するための最良の形態を説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
(1)B型粘度(mPa・s)
イオン交換水100gに糊料組成物をイオン交換水の温度30℃で添加し、1000rpmで60分間撹拌し、エマルション組成物を調製し、エマルション組成物のB型粘度を測定した。なお、B型粘度の測定はB型粘度計(東京計器社製、No.4ローターを用い、回転速度30rpmで5分間で測定)を用い、25℃、85℃、及び85℃に加熱後、25℃まで冷却後の3点で測定した。
(2)濁度(耐熱性)
得られたガラス/フィルム積層品を、90℃の条件化で96時間および240時間放置した後、濁度をHaze Meter NDH2000(NIPPON DENSHOKU社製)にて測定した。その結果を表1に示す。
(3)濁度(耐湿性)
得られたガラス/フィルム積層品を、95%RH、50℃または60℃の条件化で96時間および240時間放置した後、濁度をHaze Meter NDH2000(NIPPON DENSHOKU社製)にて測定した。その結果を表1に示す。
(4)ガラス転移温度(℃)
得られたガラス/フィルム積層品のガラス転移温度(℃)を、DSC3200S(MAC SCIENCE社製)を用い、測定温度−50〜200℃、昇温速度10℃/分の条件下で測定した。その結果を表2に示す。
以上
線状ポリウレタンエマルション(製品名ディスパコールU42、固形分濃度50%、住友バイエルウレタン株式会社製)35部、ポリエステル系樹脂(製品名バイオナールMD1200、東洋紡績株式会社製)45部、次の添加剤0.8部、水40部を60℃に加熱した状態で混合攪拌し、製品名ダイヤフォイルO300E(易接着処理ポリエチレンテレフタレートフィルム、厚さ75μm、三菱化学ポリエステルフィルム株式会社製)上に、ベーカー式アプリケーターにて塗布し、130℃で2分間乾燥し厚さ30μmの接着フィルムを作製した。得られた接着フィルムを、幅25mm、長さ250mmに切断し、フィルム表面に石鹸水をスプレーした。一方、ガラス表面にも石鹸水をスプレーし、先のフィルムをガラスと重ね、スキージーにより石鹸水を扱き出しながら貼り付けをおこない、室温にて3日間放置乾燥した。このものの物性を表1に示す。
〔添加剤〕
キサンタンガム48部とタラガム21部とカラヤガム21部、チラバゾール10部とを、蒸留水100mlに溶解し、60分間撹拌して添加剤調製した。
実施例2
実施例1において、添加剤の配合割合を0.4部、水80部とした以外はすべて実施例1と同様にして接着フィルム及びガラス/フィルム積層品を作製した。このものの物性を表1に示す。
実施例3
実施例1において、添加剤を次のものに代えた以外はすべて実施例1と同様にして接着フィルム及びガラス/フィルム積層品を作製した。このものの物性を表1に示す。
〔添加剤〕
キサンタンガム95部とタラガム2.5部とカラヤガム2.5部とを、蒸留水100mlに溶解し、60分間撹拌して添加剤調製した。
比較例1
線状ポリウレタンエマルション(製品名ディスパコールU42、固形分濃度50%、住友バイエルウレタン株式会社製)35部、ポリエステル系樹脂(製品名バイオナールMD1200、東洋紡績株式会社製)45部、コロイダルシリカ(製品名スノーテックス40、固形分濃度40%、日産化学工業株式会社製)13.7部、ポリエーテルポリウレタン・ブチルカルビトール水溶液(製品名DKシックナーSTC−270、固形分濃度20%、第一工業製薬株式会社製)0.28部、有機変性オルガノポリシロキサンを主成分とするレベリング剤(製品名ポリフローKL245、共栄社化学社製)1.3部、水105部を25℃で混合攪拌し、製品名ダイヤフォイルO300E(易接着処理ポリエチレンテレフタレートフィルム、厚さ75μm、三菱化学ポリエステルフィルム株式会社製)上に、ベーカー式アプリケーターにて塗布し、130℃で2分間乾燥し厚さ30μmの接着フィルムを作製した。得られた接着フィルムを、幅25mm、長さ250mmに切断し、フィルム表面に石鹸水をスプレーした。一方、ガラス表面にも石鹸水をスプレーし、先のフィルムをガラスと重ね、スキージーにより石鹸水を扱き出しながら貼り付けをおこない、室温にて3日間放置乾燥した。このものの物性を表1に示す。
比較例2
比較例1において、コロイダルシリカと有機変性オルガノポリシロキサンを主成分とするレベリング剤を配合せず、ポリエーテルポリウレタン・ブチルカルビトール水溶液3.3部、水を117部とした以外はすべて比較例1と同様にして接着フィルム及びガラス/フィルム積層品を作製した。このものの物性を表1に示す。
比較例3
比較例2において、ポリエーテルポリウレタン・ブチルカルビトール水溶液5.3部、水115部とした以外はすべて比較例2と同様にして接着シート及びガラス/フィルム積層品を作製した。このものの物性を表1に示す。
比較例4
実施例1において、添加剤を次のものに代えた以外はすべて実施例1と同様にして接着フィルム及びガラス/フィルム積層品を作製した。このものの物性を表1に示す。
〔添加剤〕
キサンタンガム100部を、蒸留水100mlに溶解し、60分間撹拌して添加剤調製した。
比較例5
実施例1において、添加剤を次のものに代えた以外はすべて実施例1と同様にして接着フィルム及びガラス/フィルム積層品を作製した。このものの物性を表1に示す。
〔添加剤〕
タラガム100部を、蒸留水100mlに溶解し、60分間撹拌して添加剤調製した。
比較例6
実施例1において、添加剤を次のものに代えた以外はすべて実施例1と同様にして接着フィルム及びガラス/フィルム積層品を作製した。このものの物性を表1に示す。
〔添加剤〕
カラヤガム100部を、蒸留水100mlに溶解し、60分間撹拌して添加剤調製した。
Figure 0005441442
なお、表の比較例2の斜線部は接着フィルムを製造する際、接着剤層にはじきや塗りムラが発生したため評価を行わなかったことを示す。比較例3の斜線部は調製後の接着剤の粘度が高すぎるため、フィルムに塗布することができず評価を行わなかったことを示す。比較例4〜5の斜線部は調製後の接着剤の粘度が低すぎるため、フィルムに塗布することができず評価を行わなかったことを示す。比較例6の斜線部は接着層形成塗工液を調製した時点で塗工液にだまが発生したため評価を行わなかったことを示す。
Figure 0005441442
*樹脂単独とは、線状ポリウレタンエマルション、ポリエステル系樹脂そのものの実測値を示す。
この表1から分かるように、実施例1〜3のものは、比較例1〜6のものに比べ塗工性や粘度コントロール性、塗工液の安定性等において優れているものであることが分かる。さらに実施例1〜3のものは、比較例1のものに比べ耐熱性、耐湿性、透明性のいずれの面でも優れていることが分かる。表2に示すように、比較例1のものは樹脂単独と比べ、いずれもガラス転移温度が低下しているが、実施例1のものは樹脂単独に比べ、いずれもガラス転移温度が上昇していることが分かる。このことから本発明の添加剤を用いたエマルション組成物は従来用いられている増粘剤やチクソ剤等と同等の増粘性を有しながら耐熱性、耐湿性及び透明性の面で優れ、しかもエマルションのガラス転移温度を向上させることができ、しかもエマルション組成物として合成樹脂系増粘剤を用いていないので、得られるエマルション組成物は炭素負荷が低く環境に対する負荷も低いものであることが理解できる。
本発明のエマルション組成物は、接着フィルム(シート状、テープ状のものを含む)や物品の表面保護分野における塗膜や接着層の性能を向上させるためのエマルション組成物に関するものである。

Claims (5)

  1. (A)ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体から選ばれるポリオレフィン系樹脂、又は該ポリオレフィン系樹脂の変性物、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエステル共重合体、ポリアミド、ポリアミド共重合体、アルキルアクリレート系又はアルキルメタクリレート系の単独重合体またはアルキルアクリレート又はアルキルメタクリレートと他のビニルモノマーとの共重合体の単独又は二種以上の混合物、ポリビニルアセテート、ビニルアセテートとそれと共重合可能なモノマーとの共重合体から選ばれる塗膜形成性を有するエマルション及び(B)添加剤を含有するエマルション組成物であって、該(B)成分の配合割合は、該(A)成分に対し0.1質量%以上であり、かつ該(B)成分は(b1)キサンタンガム、(b2)タラガム、(b3)カラヤガムとを質量比で(b1):(b2)+(b3)が99〜60:1〜40、(b2):(b3)が1:1〜10:1の範囲で含有することを特徴とするエマルション組成物。
  2. (B)添加剤が(A)エマルションに対し0.2〜0.4質量%配合することを特徴とする請求項1に記載のエマルション組成物。
  3. 請求項1又は2に記載のエマルション組成物を用いたことを特徴とする塗料。
  4. (A)成分がエマルション型接着剤であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエマルション組成物。
  5. 請求項4に記載のエマルション組成物を用いたことを特徴とする接着剤。
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