JPS5814471B2 - 再剥離型粘着剤組成物 - Google Patents

再剥離型粘着剤組成物

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JPS5814471B2
JPS5814471B2 JP54015432A JP1543279A JPS5814471B2 JP S5814471 B2 JPS5814471 B2 JP S5814471B2 JP 54015432 A JP54015432 A JP 54015432A JP 1543279 A JP1543279 A JP 1543279A JP S5814471 B2 JPS5814471 B2 JP S5814471B2
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adhesive
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「峰」夫 金川
武尚 服部
忠好 中野
正雄 栗原
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Toagosei Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は、紙またはプラスチックフイルムを支持体とす
る再剥離性の粘着シートまたは粘着テープ用の水分散性
粘着剤組成物に関するものであり特に、転写塗工法によ
る紙を支持体とする再剥離型粘着シートまたは粘着テー
プに用いて、極めて好適なものである。
こゝで、転写塗工法とは、シリコン樹脂等で紙またはプ
ラスチックスフイルムの表面を離型処理した表面に、粘
着剤を塗布し、乾操した後、支持体となる紙またはプラ
スチックスフイルムを貼り合せる方式を示すものであり
、支持体に直接、粘着剤を塗布する直接塗布方式と共に
粘着シートまたは粘着テープの塗工方式として広く使用
されている方法である。
また、再剥離型とは、例えば、ラベル等として各種の被
着体に貼りつけ、これを、はがす場合に、スムースに剥
離ができ、この際に、粘着剤が、全く被着体に残存しな
いものを称するものであり、このためには、支持体と粘
着剤層間の接着力(投錨力)が強固であることが、最も
重要な条件である。
粘着シートまたは粘着テープの製造については、従来は
、粘着剤を有機溶剤に溶解した、溶剤型粘着剤を塗工す
る方式が多かったが、溶剤の使用に伴う、引火、爆発の
危険性、溶剤の毒性による衛生上の問題、臭気、光化学
スモック等の公害上の問題、さらに、溶剤価格の上昇等
の問題により水系の粘着剤が要望されてきた。
これに応じて、最近では、水分散型(以下エマルジョン
と称す。
)の粘着剤が出現し、各種の粘着シートまたは粘着テー
プが製造される様になった。
しかし、エマルジョン系では、接着型のものが殆んどで
あり、再剥離型、特に、紙基材の場合はエマルジョン系
は適用困難であり、未だ、この用途は溶剤系が使用され
ている。
この理由は、紙基材の場合、水分による紙の収縮、カー
ル等の問題から、塗工方式は転写塗工方式をとる必要が
ある。
この場合、再剥離型では、使用時の接着力の経時的上昇
の防止のため、接着力を比較的少さくしてあること及び
エマルジョンであるため乳化剤その他の添加物が塗布、
乾操時に一部表面に滲出してくるため、基材に対する接
着力(投錨力)を減少させること、さらに、紙の表面の
凹凸による接触面積の減少による投錨力の減少等の悪条
件が重なるためである。
この様な投錨力の弱い粘着シートを使用した場合、再剥
離する際に、粘着剤層が支持体の紙から剥離して、被着
体に全面的に移行する場合がしばしば゛出てくる。
本発明者等は、アクリル酸アルキルエステルの共重合体
エマルジョンを使用して、再剥離型粘着シートまたは粘
着テープに有効な樹脂組成及び配合物について、各種の
検討を重ねた結果次の知見を得た。
(1) (a)アルキル基の炭素数04〜C12のアク
リル酸アルキルエステルを主成分とし、(b)これに樹
脂の凝集力を適度に保つためのアクリル酸アルキルエス
テル(たゾし、アルキル基の炭素数01〜C3、または
CI3以上)メタクリル酸アルキルエステル、酢酸ビニ
ル、アクリルニトリル、スチレン等のビニル系単量体、
さらに(c)一NHCHρR(R:HまたはC1〜C4
のアルキル基)、等の極性官能基を有するアクリル(ま
たはメタクリル)系単量体を乳化重合して得られたTg
点O℃以下の共重合体エマルジョンであって、(c)の
極性官能基を適宜選択し組合わせた各種のエマルジョン
は、それらをプラスチックフイルムに直接塗布乾燥する
ことにより、各種の被着体に貼合せても接着力の経時的
上昇が少く、良好な再剥離性を示すことが見出された。
しかしこのエマルジョンを転写塗工法用にポリアクリル
酸ソーダ、ポリビニルアルコール等で増粘シたものを該
工法で塗布した場合、特に紙を基材とした場合には、再
剥離時に粘着剤が被着体に付着したり、紙が破損したり
、或いは、粘着剤層が紙層から全面的にはがれて、被着
体に移行する等、再剥離性が殆んど失われる。
この理由は、上記エマルジョンだけでは、転写塗工時の
紙に対する粘着剤層の投錨力が著しく不足するためであ
る。
(2)上のエマルジョンに、被着体に対する再剥離効果
を上げるため、セロソルブ、カルビトール等の水溶性有
機溶剤、ポリエチレングリコールポリエチレングリコー
ルアルキル(またはアルキルフェノール)エーテル等の
ノニオン性乳化剤及びボリエチレングリコールアルキル
リン酸エステル、ポリエチレングリコールアルキルスル
ホネートの如きアニオン性乳化剤を添加し、増粘したも
ので転写塗布したところ、この中の若干のものについて
は一時的に再剥離性が改良されたかに見えるものであっ
たが、それ等のものでも、被着体の種類が変ったり、或
いは経時的に或いは加熱等の環境の変化等によって、そ
の効果が著しく失われることが判明した。
この原因は、前記添加剤では被着体に対して、剥離剤的
に働いて接着力を低下させるが、支持体の紙に対しては
投錨力向上の効果がなく、逆に、低下させる方向にある
ためと考えられる。
これに対して、両性界面活性剤、例えば、グリシン型両
性界面活性剤を前記(1)のエマルジョンに添加して、
増粘したものについて、転写塗布したところ、紙に対す
る投錨力は著しく向上し、各種被着体に対して良好な再
剥離性を示し、経時的に、或いは加熱等の環境の変化に
よっても、その再剥離性は殆んど変らないことが判明し
た。
さらに、グリシン型以外の両性界面活性剤例えばアラニ
ン型両性界面活性剤、ベタイン型両性界面活性剤、イミ
ダゾリン型両性界面活性剤等を添加した場合でも、グリ
シン型両性界面活性剤と類似した効果を示すことが判明
した。
これ等の両性界面活性剤は、各乳化剤メーカーより市販
され、例えばリホミンLA(アラニン型;ライオン油脂
■製)デリファツl−170C(アラニン型;第一ゼネ
ラル■製)アモーゲンK(ベクイン型;第一工業製薬■
製)、アモーゲン腐8(イミダゾリン型;第−T業製薬
■製)等がある。
これ等の両性界面活性剤は、プラスチック、繊維等の帯
電防止剤、殺菌洗浄剤、化粧品用等の用途に通常使用さ
れているが、本発明の如く、エマルジョンに添加するこ
とによって、転写塗工時、乾燥した皮膜の状態で、紙と
貼り合せるだけで紙に対する樹脂皮膜の投錨力向上の用
途に使用する例は未だ知られていない。
これ等の両性界面活性剤の紙に対する投錨力向上に関す
る機構は不明であるが、その有効性は次の例からも明ら
かである。
例えばベースとなるアクリル系エマルジョンで、樹脂組
成中に極性官能基−COOHを有する単量体を共重合さ
せたものは、接着力は向上し、或いは経時的に接着力が
上昇するために、粘着剤としては、通常、接着型として
使用され、再剥離型には適さないものであるが、前記、
両性界面活性剤の添加量を、若干増加させることにより
、再剥離型に変わり、接着力の大きい再剥離型粘着剤が
得られる。
また、粘着剤のペースエマルジョンとしてアクリル系ば
かりでなく、天然ゴム、ボリプテンゴム、或いはスチレ
ンーブタレジエンゴム等の合成ゴムまたは、これ等のゴ
ムエマルジョンに粘着性付与剤としてアクリル系エマル
ジョンを配合したもので、そのま5では、紙に対する投
錨力不足の場合でも、前記、両性界面活性剤の添加によ
り、紙に対する投錨性を著しく向上せしめることが判明
した。
上の知見に基づいて、本発明者等は本発明を完成するこ
とができた。
即ち本発明はアニオン性または/およびノニオン性エマ
ルジョン型粘着剤に両性界面活性剤を添加して成る再剥
離型粘着剤組成物である。
ここで添加する両性界活性剤としては、グリシン型、ア
ラニン型、ベタイン型、イミダブリン型などのいずれで
も良く、前記市販品を使用することができ、また、その
使用量はベースとなるエマルジョンの固形分100重量
部に対して0.1〜50重量部が好ましく、1〜15重
量部が最適である。
この場合、0.1重量部未満では、効果(再剥離性向上
、支持体に対する投錨力向上)が殆んどなぐ一方、50
部を越えた場合、効果は飽和状態に達しその反面、各種
被着体に対する接着力が著しく低下し、本来の粘着剤と
しての機能をも損うためである。
また、両性界面活性剤の添加に先立って、予めペースエ
マルジョンのPHを5以上にして、配合後のPHを5〜
10の範囲にすることにより、配合液の貯蔵安定性を高
め、また、塗工後速かに、その効果を発揮せしめ得るこ
とが判明した。
なお、ベースとなるエマルジョン型粘着剤としては、次
の様なものが適している。
即ち (a)アルキル基の炭素数がC4〜C12のアクル酸ア
ルキルエステルを少くとも60(重量)%(b)一CH
20R(R:HまたはC,〜C4のアルコール残基)、 の極性官能基を有するアクリル酸(またはメククリル酸
)誘導体から選ばれた少くとも1種以上の単量体0.0
5〜10(重量)% (C) その他、酢酸ビニル、アクリロニトリル、ス
チレン、アクリル酸アルキルエステル(たゾしアルキル
基の炭素数C1〜C3、またはC13以上)、メタクリ
ル酸アルキルエステル単量体0〜40(重量)%より成
り、(a)+(b)+(c)= 1. O O (重量
)%より成る単量体混合物を乳化重合せしめて得られる
共重合体エマルジョンであり、共重合体のTg点が0℃
以下(最適には−20℃以下)のものである。
こ5でTg点とは、重合物の硬さを表示するものであり
、高分子物質を加熱した場合にガラス状からゴム状に変
わる時の温度をいいJIS用語集、化学繊維編P116
に定義されており、その数値は直接判定する方法の他、
重合体を構成する各成分の割合から計算によって算出も
できる( Bul LAm,Physic,Socl,
3,P 1 2 3 ( 1 9 5 6 ) )。
粘着剤として使用し得る共重合体は、良好な粘着性を保
有する必要があり、このため、Tg点は0℃以下(最適
には−20℃以下)であることが望ましい。
このTg点は(c)の単量体或いは(b)の単量体の組
成比によりほゞ決定される。
また再剥離型粘着剤として使用にたえるためには(b)
に記載された極性官能基合有の単量体の中から選んだ1
種類以上のものを共重合させたエマルジョンで、所謂、
自己架橋型エマルジョンが、この目的に適している。
この型のエマルジョンでは、塗布後の加熱熟成等により
、交叉結合を起こして粘着性を有して且、良好な皮膜強
度を保有するものである。
その例としての如き反応が起るとされている。
乳化重合は常法に従って行なえば良く、重合時に使用す
る乳化剤としては、通常のアクリル系のエマルジョンで
使用されているもの、例えばラウリルアルコール硫酸塩
、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、ポリエチレング
リコールアルキルアリルアルホン酸ソーダ等のアニオン
性乳化剤単独或いは、これに、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフエトール
エーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等のノニ
オン性乳化剤を混合してまたは、ノニオン性乳化剤単独
でも使用することが出来る。
また、重合開始剤としては、過硫酸アンモン等の過硫酸
塩、過酸化水素、過硼酸ソーダ、アゾビスシアノバレリ
アン酸の如き水溶性アゾ化合物も使用される。
以上の如くして、調製したアクリル系エマルジョンに、
前記、両性界面活性剤の添加により、良好な再剥離性粘
着剤が得られるので、例えば、プラスチックフイルム等
に直接塗布する如き場合はそのまゝ塗布する。
また、紙またはプラスチックフイルムに転写塗工法で塗
布する場合、シリコン離型処理した紙またはプラスチッ
クフイルムに塗布するため、増粘する必要があり、この
場合には増粘剤として、ポリアクリル酸ソーダ、部分鹸
化ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルアルコール、部分
鹸化ポリビニルアルコール、メチルセルローズ、カルポ
キンメチルセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズ等
の水溶性化合物を添加して所要粘度に増粘する。
これらの増粘剤の添加量は、エマルジョンに対し10%
以下であり、2〜3係が好適である。
また塗工に際して起る発泡抑制のための消泡剤その他、
着色剤、無機充填剤、或いは、増粘品の流動性改良のた
めの乳化剤、離型処理面でのハジキ防止のための添加剤
等を必要に応じて上記配合物に添加する。
消泡剤の添加量は1係以下であり無機充填剤は数多の添
加量が好ましく、その他の添加剤は常法により添加する
ことができる。
本発明による再剥離型粘着剤を使用した粘着シートまた
は粘着テープは、例えば、食品繊維品等の包装品または
その物体本体に貼りつけるラベル;各種物品またはこの
包装材料に貼りつける荷札等;帳簿、伝票類で内容改正
のための貼替えを必要とする場合;自動車等の車輌、商
店等で窓ガラス、或いは構築物に貼るステッカー等に使
用するもので、はくり時の糊残りのないものを必要とす
る用途向けの粘着シート類;或いは、ガラス、ステンレ
ス、鍋製品、プラスチック類の表面保護用に使用する保
護テープ類;塗装時に使用するマスキングテープ等被着
体に糊残りのないものを必要とする用途に適する。
以下、実施例及び比較例をあげて本発明をさらに具体的
に説明する。
部及びパーセントはすべて重量基準である。
なお、以下の各例において使用する略号の意味はつぎの
とおりである。
HA=アクリル酸2エチルヘキシル BA一 〃 ブチル MA−tt メチル EA= 〃 エチル MMA−メタクリル酸メチル AN =アクリロニトリル VAC一酢酸ビニル St −スチレン MAA−メタクリル酸 AA −アクリル酸 AM −アクリルアミド N−MAM=N−メチロールアクリルアミドGMA−グ
リシジルメタクレート HEMA−ヒドロキシエチルメタクレートKPS−ベル
オキソニ硫酸カリウム 又、物性測定は次のような方法で行なった。
イ)紙に対する投錨力:粘着剤の塗布面同志を貼り合せ
て、10分以上経過した後、これを引きはなした時に粘
着剤層が紙よりはがれて、一方に移行した場合を不可と
する。
口)接着力(単位g/25mm巾);JISZ−152
3紙粘着テープ記載の方法に準じて、ショツパー型引張
試験機で180°剥離を行い、その剥離強度で示す。
引張速度3 0 0 mm/min,温度20℃常態テ
ストはテストピースに圧着後24hr経過後に行なう。
老化テストはテストピースに圧着後60℃で2 4hr
加熱後、常態にもどしてから行なう。
ハ)再剥離性;塗布紙を2.5cm×2.5cmの大き
さに切断して、各テストピース板に貼りつけて、室温下
所定日数経過後、塗布紙をはがして、紙の破損、粘着剤
の移行の有無を観察する。
結果は以下の記号で表示した。
〇=紙がスムースにはがれ、粘着剤の移行全くなし。
△=僅かに粘着剤の移行が認められるもの。
×=粘着剤の移行がかなり認められるもの。
X−K=粘着剤が全面的に紙層から外れてテストピース
に移行するもの。
#=紙が破損する場合。
また、室温によるテストの他に加熱による再剥離性につ
いても同様の方法で調べた。
二)タック: J . Dowの球ころがし法による。
傾斜30°で、助走距離10CrfLで各種直径のステ
ンレス製球をころがし、粘着剤塗布面10CrfL内で
止まった球の最犬のもので表示する。
測定温度;20℃ ホ)保持力 ステンレス板に2.5cm×2.5cmの面積で塗布紙
を貼りつけた後、1時間後、その下端にlk9の荷重を
つけて、所定温度の雰囲気中に置いて塗布紙のずり落ち
るまでの時間または所定時間中のずれ巾で表示する。
実施例 I BA100部、GMA2部、N−MAM1部より成る単
量体混合物にハイテノール18(第一工業製薬■製:ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルサルフエートのアン
モニウム塩):3部とイオン交換水を加えてかきまぜプ
レエマルジョンを作る。
別に、逆流冷却器、温度計を備えた反応釜にピロ燐酸ソ
ーダを0.05部を加えたイオン交換水を入れ、窒素置
換した後、約75℃に加温してかきまぜ、5%KPS0
.1部を加え、次いで前記プレエマジョンを添加すると
重合反応が開始されるこのプレエマルジョン及び5%−
KPS0.3部を連続的に添加し、反応温度を80±1
℃に保持して、約3時間で添加終了。
その後、5%−KPSO.1部を加えて約80℃で1時
間かきまぜて重合反応は完結する。
これを冷却して、反応釜より取り出す。
固形分50.5%粘度;120CPSのアニオン性エマ
ルジョンが得られる。
この共重合体のTg点は計算値で約−46℃である。
以上のエマルジョン100部にIN−NaOHを加えて
PH:60とし次いで、リボミンLA(ライオン油脂■
製;アラニン型両性界面活性剤)の20%水溶液5部(
エマルジョン固形分100部に対して2部)、ノブコN
XZ(三洋化成■製消泡剤):0.2部を加えた後、プ
ライマールASE−60(日本アクリル■製:ポリアク
リル酸ソーダ増粘剤)の5%一アンモニウム塩、7部を
加えて増粘し、粘度3,500CPS(BM型粘度計で
#4ローター、60rpmにて測定)にする。
以上の増粘シたエマルジョンをリバースロールコーター
で、離型紙上に厚さ20μ(乾燥品で)に塗布し、約1
00℃で乾燥した後、上質紙を口−ルで貼合せて巻取り
、再剥離型紙ラベルを作製した。
この紙ラベルの物性測定結果は、次の通りであった。
紙に対する投錨力:良好 接着力(単位g/25mm巾) テストピース 常態テスト 老化テストステンレス
480 450アルミニウム 5
20 500ガラス 350
350ベークライト 500 500
ポリエチレン 180 180何れも紙破
損及び粘着剤の移行は認められず。
再剥離性 テストピース 貼付7日 貼付30日 60℃加熱3日
アルミニウム ○ ○ ○ガラ
ス ○ ○ ○ベークライト
○ ○ ○上質厚紙 ○
○ △ タツク 1 2/3 2吋 保持力 80°C Omm/ 1 hr4 00
C Omm/ 2 4 hr 実施例 2 実施例1で使用したリポミンLAの量を各種に変えた組
成物を上質紙に転写塗工したものについて、接着力、再
剥離性及び紙への投錨力を測定したものを示す。
塗布量は約20μ(固形分)とした。
実施例 3 実施例1.2のリポミンLA(アラニン型両性界面活性
剤)の代りに下記の物質を使用した場合について、転写
塗布による塗布紙の性能の測定結果を示す。
添加量は何れもアニオン性エマルジョン(固形分)に対
して5部とする。
実施例 4 実施例1で調製したアニオン性エマルジョン配合物を、
ポリエステルフイルム(25μ厚さ)および半硬質塩ビ
フイルム(80μ厚さ)に転写塗工したものについて、
物性測定を行なったところ結果は次の通りである。
塗布厚は約20μである。実施例4のエマルジョン組不
物で、リポミンLAを添加しないものにつき物性測定を
行なった場合、特に、常温放置による接着力の増加は著
しく、ステンレスの場合常温30日後、60℃3日加熱
につき初期接着力に対し30〜100係増加した。
実施例 5 BA:100部、N−MAM:1.5部、AA二0.5
部より成る単置体混合物について実施例1と同様な方法
でアニオン性共重合体エマルジョンを作製する。
固形分:50宏粘度: 3 5 0 cpsoこれにト
リエタノールアミンを加えてPH6.0とし、さらにデ
リファット160c(ゼネラルミルズ製アラニン型両性
界面活性剤)をエマルジョン固形分100部に対して8
部添加し、PVA−227(クラレ■製、部分鹸化ポリ
ビニルアルコール)を増粘剤として、粘度3 5 0
0 cps( BM型粘度計で#4ロータ、60rpm
にて測定)の増粘品を得た。
これを、転写塗工方式でミラーコート紙に塗布した。
塗布厚約15μ(乾燥品)。物性測定結果は次の通り。
紙に対する投錨性:良好 接着力(g/28mm巾) テストピース 常態テスト 老化テストステンレス
650 600アルミニウム 7
50 730ガラス 400
410ポリエチレン 250 250
何れも紙破損及び粘着剤の移行は認められず。
実施例 6 HA:80部EA:20部GMA: 1部MAA=3部
より成る単量体混合物にハイテノール18(第一工業製
薬■製、ポリエチレングリコールアルキルフエトルエー
テルサルフエート):2部、ノイゲンET−80(第一
・工業製、ポリエチレンクリコールノニルフェノールエ
ーアル)1部を用いてプレエマルジョンとを作り実施例
1と同様な方法でアニオン性共重合体エマルジョンを作
った,この共重合体のTg点は約−45℃である。
このアニオン性エマルジョンベースにつキ下記配合物を
調製した。
粘度4 0 0 0 cps( BM型粘度計で#4ロ
ータ、60rpmにて測定)の顔料化品を得た。
これをミラコート紙に転写塗工したものは、紙に対する
投錨力は良好で、接着力の比較的大きい、再剥離性良好
な紙ラベルである。
実施例 7 HA : 7 0部VAc: 15部MMA: 15部
HEMA: 1部N−MAM:2部より成る単量体混合
物について実施例1と同様な方法で固形分50係のアニ
オン性共重合体エマルジョンを製造した。
本共重合体のTgは約−36゜Cである。
このアニオン性共重合体エマルジョンをベースにして下
記配合物を作った。
粘度3 5 0 0 cps( BM型粘度計で#4ロ
ータ、60rpmにて測定)の顔料化品を得た。
これを合成紙(ポリスチレン)に転写塗工した。
支持体に対する投錨力は良好で、再剥離性の良好な再剥
離ラベルを得た。
実施例 8 HA:80部MA:20部AM:1.5部より成る単量
体混合物にノイゲンEA−140:3部(ノニオン性乳
化剤)を乳化剤として用い、実施例1と同様な操作で固
形分:45係のノニオン性エマルジョンを得た。
本共重合体のTg点は約−40℃である。
下記エマルジョンをアンモニア水でP H 5. 5と
し、これにアモーゲン/l68(第一工業製薬■製:イ
ミダゾリン型両性界面活性剤):5部を加え、これをヒ
ドロキシエチルセルローズで増粘したものを、転写塗工
で、片面をポリエチレンで離型処理したクラフト紙に約
1 0 9 / m” (固形分)塗布して、巻取り、
塗装用マスキングテープに適する弱接着力のクラフト粘
着テープを得た。
実施例 9 クロスレンSK−50(武田薬品■製SBR系合成ゴム
アニオン性エマルジョン固形分: 4o%)50部に粘
着性付与のためアニオン性アクリル系エマルジョン(H
A:100部AM:1部N−■M:1部の共重合体エマ
ルジョン、固形分501%)50部を混合したものにリ
ポミンLAをアニオン性エマルジョン固形分100部に
対して5部配合しこれをポリビニルアルコールで増粘し
たものを上質紙に転写塗布した。
塗布厚約20μ(乾燥分で)接着力(対ステンレス)3
50g/2.5mmで再剥離性の良好な紙ラベルを得た
比較例 2 実施9のエマルジョン混合物に、リポミンLAを添加し
ない場合は、転写塗工品は、再剥離性テストの際に、紙
に対する投錨性が微弱なため、粘着剤は全面的に被着体
に移行した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルキル基の炭素数が4〜12のアクリル酸アルキ
    ルエステルを少なくとも60重量%含有する単量体混合
    物を重合せしめてなるアニオン性および/またはノニオ
    ン性のエマルジョン型粘着剤に、両性界面活性剤を添加
    してなる再剥離型粘着剤組成物。
JP54015432A 1979-02-15 1979-02-15 再剥離型粘着剤組成物 Expired JPS5814471B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP54015432A JPS5814471B2 (ja) 1979-02-15 1979-02-15 再剥離型粘着剤組成物

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