JP5441302B2 - 形状測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ、ミラー、プリズムなどの光学素子および光学素子用金型等の形状を測定するための形状測定装置に関するものである。
従来、レンズ、ミラー、プリズムなどの高精度な形状精度が必要とされる光学素子およびその金型の形状は、接触式のプローブを有する形状測定装置によって、一般に測定されている。
このような、接触式の形状測定装置は、XYZステージによって移動可能なプローブユニットを測定面に一定力で押し当てながら、XY方向に走査させて測定面をなぞる。同時に、走査中のプローブユニットを、レーザ測長機などを用いて測定することによって、測定面の形状データをXYZ座標値として得ている。
プローブユニットの構造としては、図10に示すように、特許文献1に開示されたものが知られている。これは、上下方向のみ摺動可能なようにエアーベアリング103などでプローブ102を保持し、その自重を補償するために上下方向に力を発生するバネ105をハウジング104とプローブ102の間に設けて弾性的に支持する。プローブ102の先端には、高精度なプローブ球101を配置し、これを、測定面に一定力で押し当てて測定動作を行う。
このようなプローブユニットを用いて、傾斜面を有する被測定物を測定すると、測定面からの反力は測定面に対して法線方向へ作用するので、この力によりプローブは傾き、曲がりなどが生じる。これらは、無視できない測定誤差になる。
この課題に対して、特許文献2では、プローブの傾きを検知するセンサをプローブユニットに設け、そのセンサ情報から傾きを補正している。
また、特許文献3においては、プローブと基準ミラーの間をZ方向に適当なスパンをもたせて2軸測定することにより、プローブの倒れを測定する方法が開示されている。
特開2000−298013号公報 特開2000−193449号公報 特開2002−257504号公報
しかしながら、上記従来例では、以下のような問題があった。特許文献2および特許文献3に開示された構成では、プローブ軸の傾きをセンサ等によって測定し、それにより測定データを補正している。ところが、実際には、プローブは傾きだけでなく、曲がりも生じているため、高精度な測定を実施することができない。特に近年では、プローブ球交換時に、プローブチップと呼ばれるプローブ球を固定した部材ごと換えることが多くなってきている。そのため、プローブとプローブチップの固定部分の剛性に起因するプローブの曲がり等による誤差が、精度を確保する上で大きな問題となってきている。
本発明は上記従来の技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであり、被測定物から受ける力によってプローブに倒れ、曲がりなどが生じても、これを補正して、高精度な測定を行うことができる形状測定装置を提供することを目的とするものである。
本発明の形状測定装置は、プローブの先端のプローブ球を被測定物に接触させて被測定物の表面形状を測定する形状測定装置において、前記プローブによって保持された精密球と、前記プローブと、前記プローブを保持するプローブ保持手段とからなる3次元的に移動可能なプローブユニットと、前記プローブユニットの位置を測定するプローブユニット測定手段と、前記精密球の位置を測定する精密球測定手段と、前記プローブユニット測定手段および前記精密球測定手段によって得られた位置情報から、被測定物の表面形状を算出する算出手段と、を有することを特徴とする。
プローブ球の位置情報と、プローブユニットの位置情報とから、被測定物の表面形状を表わす測定データを算出する。プローブ球の位置情報を用いて、プローブの倒れ、曲がりなどに起因する誤差を補償しているので、高精度な形状測定を行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す形状測定装置は、プローブ球1を被測定物であるワークWに接触させたプローブ2とこれを保持するハウジング8等を含むプローブユニットの位置を測定する第1の測定系と、プローブ球1の位置を測定する第2の測定系とを有する。第1の測定系(プローブユニット測定手段)は、プローブユニットのXYZ座標およびX軸回転、Y軸回転方向の位置を、基準ミラー15、16および干渉計18a、18b、18c等によって測定する。この位置情報と、第2の測定系(プローブ球測定手段)を構成するプローブ球位置測定ユニット10によって得られる位置情報から、ワークWの表面形状を表わす測定データを算出する。
すなわち、プローブ球位置測定ユニット10から得られた位置情報を用いて、プローブ2の倒れ、曲がりなどに起因する誤差を補償する。
プローブ球位置測定ユニット10は、プローブ2の先端のプローブ球1を直接測定するものであるため、プローブ2に新たに部品を追加することなく簡易な構成とすることができる。また、プローブ球1は非常に高精度な形状を有しているので、その位置を高精度に測定することができる。
プローブ球の代わりに、プローブに設けた精密球を測定するものでもよい。この構成によれば、精密球を測定することによって、より高精度な位置測定が可能である。精密球は小型で高精度であることから、プローブユニットを大型化することなく、また、プローブ球に近接して配置することで測定精度を上げることができる。
あるいは、プローブ球に固定した三角錐ミラーを測定してもよい。
図1および図2は実施例1を示す。プローブ球1を有するプローブ2は、2枚の板バネ6によってZ方向のみ移動可能なようにハウジング(プローブ保持手段)8によって保持されている。プローブ球1は、プローブ2の先端に配置されており、このプローブ球1をワークWに接触させることによって、ワークWの測定面を測定する。ハウジング8は、板5と支柱4を介してZ天板19に接続されている。板5には、X方向の基準ミラー15との距離を高精度に測定する干渉計18a、18bが設置されている。また、図示してないが、Y方向も同様にY方向の基準ミラーとの距離を測定する干渉計が2つ配置されている。Z天板19には、Z方向の基準ミラー16と、プローブ2の上端に固定されたミラー7との距離を測定する干渉計18cが配置されている。
基準ミラー15、16は、ミラー保持部17に固設されている。図示しないY方向の基準ミラーもミラー保持部17に固設されている。
図2に拡大して示すように、プローブ球1の中心位置を3次元的に測定するためのプローブ球位置測定ユニット10は、受光素子11、集光レンズ12、レーザ光源13、偏光ビームスプリッタ14などから構成され、これらの部品はベース10aに支持されている。
レーザ光源13から出射されたレーザ光は、偏光ビームスプリッタ14、λ/4波長板14aを通過し、集光レンズ12へ入る。レーザ光は集光レンズ12によって集光され、この集光点とプローブ球1の中心をあらかじめ一致させるように配置する。集光されたレーザ光は、プローブ球1の表面で反射して再び集光レンズ12へ戻る。戻ったレーザ光は集光レンズ12を通過した後、λ/4波長板14aを通過し、偏光方向を変化させる。偏光ビームスプリッタ14でレーザ光は90度曲げられて、受光素子11へ入射する。ここで、レーザ光の集光位置と受光素子11の受光面を一致させておく。また、受光素子11の感度は、光軸に対して垂直な面内の異なる2軸方向にある。
このような、プローブ球位置測定ユニット10を2組配備し、2組の集光位置をプローブ球1の中心位置と一致させておく。また、2組のプローブ球位置測定ユニット10の光軸は異なる角度にしておく。
図1および図2では、2組のプローブ球位置測定ユニット10はXZ面内の同一面内にあるが、2組の集光点がプローブ球1の中心に一致し、かつ、プローブ球位置測定ユニット10の光軸が同一直線上にないようにすれば、いかように配置してもよい。レーザ光源13、偏光ビームスプリッタ14、集光レンズ12、受光素子11などから構成されるプローブ球位置測定ユニット10のベース10aは、支柱4と板5を介してZ天板19に固設され、プローブ球1とハウジング8との相対変位を測定する。
なお、プローブユニットは、プローブ球1およびプローブ2から、板バネ6、ハウジング8、ミラー7までの部品を含む。
次に、装置の信号の流れについて説明する。
まず、装置の上位コントローラとして、装置コントローラ29がある。装置コントローラ29の下位コントローラとして、計測コントローラ28とステージコントローラ27の2つのコントローラがある。計測コントローラ28は、干渉計18a〜18cや、プローブ球位置測定ユニット10から計測データを吸い上げて、それらの値からワークWの測定データを算出する算出手段を有する。ステージコントローラ27は、Xステージ22、Yステージ21、Zステージ20の位置センサ、アクチュエータ(不図示)と電気的に接続されており、それぞれのステージに制御を行う。プローブ球位置測定ユニット10の受光素子11の出力は、受光素子アンプ25により、信号を増幅および変換する。その後、信号は、ステージコントローラ27、計測コントローラ28へ入力される。また、レーザ駆動用のレーザ光源アンプ26がレーザ光源13に接続されている。
次に、以上のように構成された形状測定装置を用いて行う測定動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
最初に、ステージコントローラ27によりZステージ20を位置制御系にする。すなわち、Zステージ20の位置が一定になるようにフィードバック制御系を選択し、安全位置、すなわち、プローブユニットが最もワークWから離れる方向にZステージ20を退避させる(ステップS01)。
そして、最初の測定点の上に来るようにXステージ21、Yステージ22を移動させる(ステップS02)。次に、Zステージ20を下げて、プローブ球1とワークWを接触させる(ステップS03)。
プローブ球1とワークWが接触したら、接触判定モードを解除して、プローブ球位置測定ユニット10のZ方向出力が所定の位置になるまでZステージ20を下げる(ステップS04)。ここで、プローブ球1が、ワークWに接触して反力を受けると、プローブ2が押し上げられる。これによってプローブ球位置測定ユニット10のZ出力が+側へ増える。すると、板バネ6の発生力が弱まるので、プローブ球1が被測定物Wを押しつける力がその分だけ次第に増える。したがって、プローブ球位置測定ユニット10のZ出力は、ワークWへの押しつけ力を表している。
プローブ球1とワークWの接触は、プローブ球位置測定ユニット10の出力信号をモニタしていれば判別できる。
そして、ステージコントローラ27によりZステージ20を針圧制御系に切り替えて、プローブ球位置測定ユニット10のZ方向出力信号の値が一定になるように制御する(ステップS05)。そのまま、ワークWの測定領域をXYステージにより走査(トレース)し、同時にXYZステージ位置等を干渉計18a、18b、18c等で測定する(ステップS06)。
全測定領域を走査したら、ステージコントローラ27によりZステージ20を再び位置制御系に切り替え、Zステージ20を安全位置に退避させ(ステップS07)、測定を終了する。
次に、測定データの算出方法について説明する。
まず、各ステージ位置は、干渉計18a、18b等の干渉計によって測定される。ここでは、干渉計の値は、Z方向は、ステージと基準ミラーが離れる方向をマイナスとし、X方向は、離れる方向をプラス、Y方向は、紙面に対して、奥行き方向をプラスになるように設置されているとする。また、干渉計18aから出力される値をXu、干渉計18bから出力される値をXd、干渉計18cから出力される値をZmとする。不図示ではあるが、Y方向を測定する干渉計もX方向と同じ高さに板5に2つ設置されているとして、それぞれの出力をYu、Ydとする。また、プローブ球位置測定ユニット10の出力を以下の式で表わす。
Figure 0005441302
2つの干渉計18a、18bのZ方向距離をLd、干渉計18bとプローブ球1のZ方向距離をLpとすると、ハウジング8に対して、プローブ2の倒れや、曲がりなどがないとすると、プローブ球1の3次元的な座標値は、以下の式で表わされる。
Figure 0005441302
しかし、実際の測定時には、プローブ球1はワークWから反力をうけて横方向にずれる。これは、高精度測定を考えると無視できない誤差となる。そこで、この誤差を補正した測定値を算出する。すなわち、プローブ球1の3次元的な座標値を、以下の式によって算出する。
Figure 0005441302
このように、ワークWからの反力によりプローブ2の倒れ、曲がりなどによる誤差を補正することで高精度な測定を行える。
次に、プローブ球位置測定ユニット10の3次元的な出力の算出方法について説明する。一方の受光素子11からの出力は、光軸に対する垂直面内の2軸方向に感度があり、その出力を、elx、elyとすると、集光レンズ12の光軸直線の式L1は、以下のように表わされる。
Figure 0005441302
同様な考えで、もう1組の集光レンズ12の光軸直線の式L2も、以下のように表わされる。
Figure 0005441302
さらに、L1とL2の最短点を以下のように求める。
Figure 0005441302
となるm2を求める。それが、m2aであるとすると、2つの集光レンズ12の光軸の直線が最も近くなる点P1、P2は、以下の式によって算出される。
Figure 0005441302
よって、
Figure 0005441302
とすれば、プローブ球位置測定ユニット10の3次元的出力値Pm=(xp、yp、zp)が得られる。
本実施例においては、プローブユニット先端を測定するプローブ球位置測定ユニット10の位置情報と、プローブユニットのXYZ座標およびX軸回転、Y軸回転を測定する測定系の位置情報から測定データを算出する。したがってプローブ2の倒れ、曲がりなどに起因する誤差を補償し、高精度な形状測定を行うことができる。
プローブ球位置測定ユニット10は、プローブ球1を測定しているので、新たに部品を追加する必要が無いため、簡易な構成とすることができる。加えて、プローブ球1は非常に高精度な形状を有しているので、位置を高精度に測定することができる。
プローブ球位置測定ユニット10は、集光レンズ12で集光したレーザ光を表面に照射し、その反射光の位置からプローブ球1の位置を算出しているので、非接触でプローブ球1の位置を測定できる。また、構成する部品は、一般的に市販されているもので構成可能であるので、低コストを実現できる。
プローブ球位置測定ユニット10を、プローブ球1よりも上部へ配置することで、プローブユニットとワークWの干渉を避けることができる。また、プローブユニットが大型化するのを回避できる。
図4ないし図6は実施例2を示すもので、本実施例は、プローブ球1の上方に精密球3を配設し、プローブ球位置測定ユニット10の代わりに精密球位置測定ユニット(精密球測定手段)30を用いる点が実施例1と異なるのみである。
精密球位置測定ユニット30は、精密球3の中心位置を3次元的に測定し、その出力からプローブ球1の変位を算出するもので、レーザ光源33、偏光ビームスプリッタ34、集光レンズ32、受光素子31、ベース30aなどから構成される。
レーザ光源33から出射されたレーザ光は、偏光ビームスプリッタ34、λ/4波長板34aを通過し、さらに集光レンズ32へ入る。レーザ光は集光レンズ32によって集光され、この集光点と精密球3の中心があらかじめ一致するように配置する。集光されたレーザ光は、精密球3の表面で反射して再び集光レンズ32へ戻る。戻ったレーザ光は集光レンズ32を通過した後、λ/4波長板34aを通過し、偏光方向を変化させる。すると、偏光ビームスプリッタ34でレーザ光は90度曲げられて、受光素子31へ入射する。ここで、レーザ光の集光位置と受光素子31の受光面を一致させておく。また、受光素子31の感度は、光軸に対して垂直な面内の異なる2軸方向にある。
このような、精密球位置測定ユニット30を2組配備し、2組の集光位置を精密球3の中心位置と一致させておく。2組の精密球位置測定ユニット30の光軸は異なる角度にしておく。
図4および図5では、2組の精密球位置測定ユニット30はXZ面内の同一面内にあるように描いているが、2組の集光点が精密球3の中心に一致し、かつ、精密球位置測定ユニット30の光軸が同一直線上にないようにすれば、いかように配置しても構わない。
精密球位置測定ユニット30のレーザ光源33、偏光ビームスプリッタ34、集光レンズ32、受光素子31を支持するベース30aは、支柱4に固設され、プローブ2に固定された精密球3を介してプローブ球1とハウジング8との相対変位を測定する。
本実施例では、プローブユニットとは、プローブ球1、精密球3、プローブ2、板バネ6、ハウジング8、ミラー7までの部品を含む。
次に、装置の信号の流れについて説明する。
まず、装置の上位コントローラとして、装置コントローラ29がある。装置コントローラ29の下位コントローラとして、計測コントローラ28とステージコントローラ27の2つのコントローラがある。計測コントローラ28は、干渉計18a〜18cや、精密球位置測定ユニット30から計測データを吸い上げて、それらの値からワークWの測定データを算出する算出手段を有する。ステージコントローラ27は、Xステージ22、Yステージ21、Zステージ20の位置センサ、アクチュエータ(不図示)と電気的に接続されており、それぞれのステージに制御を行う。精密球位置測定ユニット30の受光素子31の出力は、受光素子アンプ25により、信号を増幅および変換する。その後、信号は、ステージコントローラ27、計測コントローラ28へ入力される。また、レーザ駆動用のレーザ光源アンプ26がレーザ光源33に接続されている。
次に、以上のように構成された形状測定装置を用いて行う測定動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
最初に、ステージコントローラ27によりZステージ20を位置制御系にする。すなわち、Zステージ20の位置が一定になるようにフィードバック制御系を選択し、安全位置、すなわち、プローブユニットが最もワークWから離れる方向にZステージ20を退避させる(ステップS01)。
そして、最初の測定点の上に来るようにXステージ21、Yステージ22を移動させる(ステップS02)。次に、Zステージ20を下げて、プローブ球1とワークWを接触させる(ステップS03)。
プローブ球1とワークWが接触したら、接触判定モードを解除して、精密球位置測定ユニット30のZ方向出力が所定の位置になるまでZステージ20を下げる(ステップS04)。ここで、プローブ球1が、ワークWに接触して反力を受けると、プローブ2が押し上げられる。これによって、精密球位置測定ユニット30のZ出力が+側へ増える。すると、板バネ6の発生力が弱まるので、プローブ球1が被測定物Wを押しつける力がその分だけ次第に増える。したがって、精密球位置測定ユニット30のZ出力は、ワークWへの押しつけ力を表している。
プローブ球1とワークWの接触は、精密球位置測定ユニット30の出力信号をモニタしていれば判別できる。
そして、ステージコントローラ27によりZステージ20を針圧制御系に切り替えて、精密球位置測定ユニット30のZ方向出力信号の値が一定になるように制御する(ステップS05)。そのまま、ワークWの測定領域をXYステージにより走査(トレース)し、同時にXYZステージ位置等を干渉計18a、18b、18c等で測定する(ステップS06)。
全測定領域を走査したら、ステージコントローラ27によりZステージ20を再び位置制御系に切り替え、Zステージ20を安全位置に退避させ(ステップS07)、測定を終了する。
次に、測定データの算出方法について説明する。
まず、各ステージ位置は、干渉計18a、18b等の干渉計によって測定される。ここでは、干渉計の値は、Z方向は、ステージと基準ミラーが離れる方向をマイナスとし、X方向は、離れる方向をプラス、Y方向は、紙面に対して、奥行き方向をプラスになるように設置されているとする。また、干渉計18aから出力される値をXu、干渉計18bから出力される値をXd、干渉計18cから出力される値をZmとする。不図示ではあるが、Y方向を測定する干渉計もX方向と同じ高さに板5に2つ設置されているとして、それぞれの出力をYu、Ydとする。また、精密球位置測定ユニット30の出力を以下の式で表わす。
Figure 0005441302
2つの干渉計18a、18bのZ方向距離をLd、干渉計18bとプローブ球1のZ方向距離をLpとすると、ハウジング8に対して、プローブ2の倒れや、曲がりなどがないとすると、プローブ球1の3次元的な座標値は、以下の式で表わされる。
Figure 0005441302
しかし、実際の測定時には、プローブ球1はワークWから反力をうけて横方向にずれる。これは、高精度測定を考えると無視できない誤差となる。そこで、この誤差を補正した測定値を算出する。
図6に示すように、プローブ球1と精密球3を保持するプローブ軸2aの上端から精密球3までの長さをLa、プローブ球1と精密球3間の長さをLbとすると、プローブ球1の3次元的な座標値は、以下の式によって算出される。
Figure 0005441302
これによって、ワークWからの反力によりプローブ2の倒れ、曲がりなどによる誤差を補正することで高精度な測定を行える。
次に、精密球位置測定ユニット30の3次元的な出力の算出方法について説明する。一方の受光素子31からの出力は、光軸に対する垂直面内の2軸方向に感度があり、その出力を、elx、elyとすると集光レンズ32の光軸直線の式L1は、以下のように表わされる。
Figure 0005441302
同様な考えで、もう1組の集光レンズ32の光軸直線の式L2も、以下のように表わされる。
Figure 0005441302
さらに、L1とL2の最短点を以下のように求める。
Figure 0005441302
となるm2を求める。それが、m2a であるとすると、2つの集光レンズ32の光軸の直線が最も近くなる点P1、P2は、以下の式によって算出される。
Figure 0005441302
よって、
Figure 0005441302
とすれば、精密球位置測定ユニット30の3次元的出力値Pm=(xp、yp、zp)が得られる。
本実施例においては、精密球位置測定ユニット30の位置情報と、プローブユニットのXYZ座標およびX軸回転、Y軸回転を測定する測定系の位置情報から測定データを算出する。したがってプローブ2の倒れ、曲がりなどに起因する誤差を補償し、高精度な形状測定を行うことができる。
また、精密球位置測定ユニット30は、小型で高精度な精密球3を測定しているので、装置を大型化することなく測定精度を上げることができる。
精密球位置測定ユニット30は、精密球3に非接触でその位置を測定できる。また、構成する部品は、一般的に市販されているもので構成可能であるので、低コストを実現できる。
精密球位置測定ユニット30を、プローブ球1よりも上部へ配置しているので、プローブユニットとワークWの干渉を避けることができる。また、プローブユニットが大型化するのを回避できる。
図7ないし図9は実施例3を示す。本実施例は、プローブ球1の上にプローブ球1と中心位置が一致するように三角錐ミラー41を固設し、三角錐ミラー41の位置を三角錐ミラー位置測定ユニット(三角錐ミラー測定手段)40によって測定するものである。
三角錐ミラー41の位置を3次元的に測定する三角錐ミラー位置測定ユニット40は、レーザ光源44、偏光ビームスプリッタ45、光ピックアップ48、λ/4波長板46a、46bなどから構成される。まず、レーザ光源44からレーザ光を出射する。ここで、レーザ光は2周波直交レーザである。出射されたレーザ光は、偏光ビームスプリッタ45で直線方向へ進む測定光と参照ミラー47の方向へ直角に曲げられる参照光の2つに分割される。参照光は、λ/4波長板46bを通過して、参照ミラー47で光は反射して再び、λ/4波長板46bを通過して、偏光ビームスプリッタ45に入り、ここで、今度は、直進し、光ピックアップ48へ入射する。また、偏光ビームスプリッタ45で直進した測定光はλ/4波長板46aを通過して、三角錐ミラー41で反射し、再び、λ/4波長板46aを通過して、偏光ビームスプリッタ45へ入り、ここで、今度は、90度曲げられて、光ピックアップ48に入る。
光ピックアップ48へ入った光は、光ピックアップアンプ49で伝えられ、ここで、光信号から電気信号へ変換される。
このように構成される三角錐ミラー位置測定ユニット40を図9に示すように少なくとも3軸備えることにより、三角錐ミラー41の3次元的位置を測定することができる。図7ないし図9では、3組の三角錐ミラー位置測定ユニット40のそれぞれの光軸は、XYZ空間内の同一点で一致するように描いてあるが、それぞれの光軸が同一直線上にないようにすれば、いかように配置しても構わない。
各三角錐ミラー位置測定ユニット40は支柱4に固設され、三角錐ミラー41を介してプローブ球1とハウジング8との相対変位を測定する。
なお本実施例では、プローブユニットとは、プローブ球1、三角錐ミラー41、板バネ6、ハウジング8、ミラー7までの部品を含む。
次に、装置の信号の流れについて説明する。
まず、装置の上位コントローラとして、装置コントローラ29がある。装置コントローラ29の下位コントローラとして、計測コントローラ28とステージコントローラ27の2つのコントローラがある。計測コントローラ28は、干渉計18a〜18cや、三角錐ミラー位置測定ユニット40から計測データを吸い上げて、それらの値からワークWの測定データを算出する算出手段を有する。ステージコントローラ27は、Xステージ22、Yステージ21、Zステージ20の位置センサ、アクチュエータ(不図示)と電気的に接続されており、それぞれのステージに制御を行う。三角錐ミラー位置測定ユニット40の光ピックアップ48の出力は、光ピックアップアンプ49により、信号を増幅および変換する。その後、信号は、ステージコントローラ27、計測コントローラ28へ入力される。また、レーザ駆動用のレーザ光源アンプ50がレーザ光源44に接続されている。
次に、以上のように構成された形状測定装置を用いて行う測定動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
最初に、ステージコントローラ27によりZステージ20を位置制御系にする。すなわち、Zステージ20の位置が一定になるようにフィードバック制御系を選択し、安全位置、すなわち、プローブユニットが最もワークWから離れる方向にZステージ20を退避させる(ステップS01)。
そして、最初の測定点の上に来るようにXステージ21、Yステージ22を移動させる(ステップS02)。次に、Zステージ20を下げて、プローブ球1とワークWを接触させる(ステップS03)。
プローブ球1とワークWが接触したら、接触判定モードを解除して、各三角錐ミラー位置測定ユニット40のZ方向出力が所定の位置になるまでZステージ20をさげる(ステップS04)。ここで、プローブ球1が、ワークWに接触して反力を受けると、プローブ2が押し上げられる。これによって三角錐ミラー位置測定ユニット40のZ出力が+側へ増える。すると、板バネ6の発生力が弱まるので、プローブ球1が被測定物Wを押しつける力がその分だけ次第に増える。したがって、三角錐ミラー位置測定ユニット40のZ出力は、ワークWへの押しつけ力を表している。
プローブ球1とワークWの接触は、三角錐ミラー位置測定ユニット40の出力信号をモニタしていれば判別できる。
そして、ステージコントローラ27によりZステージ20を針圧制御系に切り替えて、三角錐ミラー位置測定ユニット40のZ方向出力信号の値が一定になるように制御する(ステップS05)。そのまま、ワークWの測定領域をXYステージにより走査(トレース)し、同時にXYZステージ位置等を干渉計18a、18b、18c等で測定する(ステップS06)。
全測定領域を走査したら、ステージコントローラ27によりZステージ20を再び位置制御系に切り替え、Zステージ20を安全位置に退避させ(ステップS07)、測定を終了する。
次に、測定データの算出方法について説明する。
まず、各ステージ位置は、干渉計18a、18b等の干渉計によって測定される。ここでは、干渉計の値は、Z方向は、ステージと基準ミラーが離れる方向をマイナスとし、X方向は、離れる方向をプラス、Y方向は、紙面に対して、奥行き方向をプラスになるように設置されているとする。また、干渉計18aから出力される値をXu、干渉計18bから出力される値をXd、干渉計18cから出力される値をZmとする。不図示ではあるが、Y方向を測定する干渉計もX方向と同じ高さに板5に2つ設置されているとして、それぞれの出力をYu、Ydとする。また、各三角錐ミラー位置測定ユニット40からの3次元的な出力を以下の式で表わす。
Figure 0005441302
2つの干渉計18a、18bのZ方向距離をLd、干渉計18bとプローブ球1のZ方向距離をLpとすると、ハウジング8に対して、プローブ2の倒れや、曲がりなどがないとすると、プローブ球1の3次元的な座標値は、以下の式で表わされる。
Figure 0005441302
しかし、実際の測定時には、プローブ球1はワークWから反力をうけて横方向にずれる。これは、高精度測定を考えると無視できない誤差となる。そこで、この誤差を補正した測定値を算出する。すなわち、プローブ球1の3次元的な座標値を、以下の式によって算出する。
Figure 0005441302
これによって、ワークWからの反力によりプローブ2の倒れ、曲がりなどによる誤差を補正することで高精度な測定を行える。
本実施例においては、三角錐ミラー位置測定ユニット40の位置情報と、プローブユニットのXYZ座標およびX軸回転、Y軸回転を測定する測定系の位置情報から測定データを算出する。したがってプローブ2の倒れ、曲がりなどに起因する誤差を補償し、高精度な形状測定を行うことができる。
また、三角錐ミラー位置測定ユニット40は、プローブ球1上に設けた三角錐ミラー41を測定しているので、構成を複雑にすることなく高精度にプローブ球1の位置を測定することができる。
また、三角錐ミラー位置測定ユニット40を、プローブ球1よりも上部へ配置しているので、プローブユニットとワークWの干渉を避けることができる。また、プローブユニットが大型化するのを回避できる。
実施例1を示す模式図である。 図1の装置の主要部を拡大して示す図である。 ワークの表面形状を測定する工程を示すフローチャートである。 実施例2を示す模式図である。 図4の装置の主要部を拡大して示す図である。 図5の精密球とプローブ球の位置関係を説明する図である。 実施例3を示す模式図である。 図7の装置の主要部を拡大して示す図である。 図8の三角錐ミラーの配置を示す平面図である。 一従来例を説明する図である。
符号の説明
1 プローブ球
2 プローブ
3 精密球
4 支柱
5 板
6 板バネ
7 ミラー
8 ハウジング
10 プローブ球位置測定ユニット
15、16 基準ミラー
18a〜18c 干渉計
19 Z天板
20 Zステージ
21 Yステージ
22 Xステージ
30 精密球位置測定ユニット
40 三角錐ミラー位置測定ユニット
41 三角錐ミラー

Claims (4)

  1. プローブの先端のプローブ球を被測定物に接触させて被測定物の表面形状を測定する形状測定装置において、
    前記プローブによって保持された精密球と、
    前記プローブと、前記プローブを保持するプローブ保持手段とからなる3次元的に移動可能なプローブユニットと、
    前記プローブユニットの位置を測定するプローブユニット測定手段と、
    前記精密球の位置を測定する精密球測定手段と、
    前記プローブユニット測定手段および前記精密球測定手段によって得られた位置情報から、被測定物の表面形状を算出する算出手段と、を有することを特徴とする形状測定装置。
  2. 前記精密球測定手段は、前記精密球に集光したレーザ光の反射光を検出することで前記精密球の位置情報を得ることを特徴とする請求項記載の形状測定装置。
  3. プローブの先端のプローブ球を被測定物に接触させて被測定物の表面形状を測定する形状測定装置において、
    前記プローブ球上に保持された三角錐ミラーと、
    前記プローブと、前記プローブを保持するプローブ保持手段とからなる3次元的に移動可能なプローブユニットと、
    前記プローブユニットの位置を測定するプローブユニット測定手段と、
    前記三角錐ミラーの位置を測定する三角錐ミラー測定手段と、
    前記プローブユニット測定手段および前記三角錐ミラー測定手段によって得られた位置情報から、被測定物の表面形状を算出する算出手段と、を有することを特徴とする形状測定装置。
  4. 前記三角錐ミラー測定手段は、前記三角錐ミラーに集光したレーザ光の反射光を計測することで、前記プローブ球の位置情報を得ることを特徴とする請求項記載の形状測定装置。
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