JP5440230B2 - 画像処理装置、画像表示システム、及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像表示システム、及び画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像表示システム、及び画像処理方法等に関する。
従来より、画像表示装置の一種であるプロジェクター(画像投射装置)は、大画面で、設置が簡単で場所もとらないという利点があり、様々な用途で用いられている。このようなプロジェクターによる投射画像の解像度や明るさを向上させる技術として、複数のプロジェクターを用いたスタック表示技術が知られている。スタック表示の際にも、表示品位の向上を目的としたむらの改善方法が種々提案されている。
例えば特許文献1には、各プロジェクターについて1台ずつ色むら補正を行うのではなく、光源色毎に合計した強度プロファイルを計算して、スタック状態で均一になるように色むら補正を行う技術が開示されている。この特許文献1に開示された技術によれば、プロジェクター毎に色むらが低減されている必要はなく、個々が不均一であってもスタック状態で表示した画像の色むらが低減されていればよい。
特開2005−352171号公報
ところで、このスタック表示技術によれば、複数の投射画像を重ねて表示することにより解像度や明るさを向上させる目的のみならず、各プロジェクターから視差を設けた画像を表示することで3次元(以下、3Dと略す)表示が可能となる。そのため、表示モードを指定することで、プロジェクター単体で、3D表示とスタック表示との切り替え表示を実現できるようになる。
しかしながら、特許文献1では、3D表示の場合、プロジェクター単体によって投射された視差画像を観察することになり、色むらが残った状態で観察されてしまうという課題がある。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の幾つかの態様によれば、表示モードを切り替えて表示する場合でも、むらを低減した画像の表示を可能となる画像処理装置、画像表示システム、及び画像処理方法等を提供することができる。
本発明の一態様は、複数の画像を重ねることにより生成される表示画像のむらを補正する画像処理装置であって、
複数種類の補正テーブルを記憶する補正テーブル記憶部と、
前記補正テーブル記憶部に記憶される前記複数種類の補正テーブルのうち、指定された表示モードに対応した補正テーブルに基づいて、前記複数の画像に対応する入力画像信号のむら補正処理を行うむら補正処理部とを含み、
前記補正テーブル記憶部は、
第1の表示モード用補正テーブル及び第2の表示モード用補正テーブルを記憶し、
前 記むら補正処理部は、
前記指定された表示モードが第1の表示モードのとき、前記第1の表示モード用補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行うと共に、
前記指定された表示モードが第2の表示モードのとき、前記第2の表示モード用補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行い、

前記複数の画像は、第1の画像及び第2の画像を含み、
前記第1の表示モード用補正テーブルは、
前記第1の画像及び前記第2の画像のむらをそれぞれ低減し、且つ、前記第1の画像及び前記第2の画像の所与の階調値の色が同じになるように生成された補正テーブルであり、
前 記第2の表示モード用補正テーブルは、
前記表示画像のむらを低減するように生成された補正テーブルである。
本態様によれば、複数種類の補正テーブルを記憶し、指定された表示モードに応じて補正テーブルを切り替えて入力画像信号に対してむら補正処理を行うようにしたので、表示モードを切り替えて表示する場合でも、むらを低減した画像の表示が可能となる画像処理装置を提供できるようになる。
(2)本発明の他の態様に係る画像処理装置では、前記補正テーブル記憶部は、第1の表示モード用補正テーブル及び第2の表示モード用補正テーブルを記憶し、前記むら補正処理部は、前記指定された表示モードが第1の表示モードのとき、前記第1の表示モード用補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行うと共に、前記指定された表示モードが第2の表示モードのとき、前記第2の表示モード用補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行う。
本態様によれば、表示モード毎に、補正テーブルを設け、むら補正処理部が、指定された表示モードに対応した補正テーブルを読み出す構成としたので、上記の効果に加えて、補正テーブルの構成を簡素化できる。
(3)本発明の他の態様に係る画像処理装置では、前記複数の画像は、第1の画像及び第2の画像を含み、前記第1の表示モード用補正テーブルは、前記第1の画像及び前記第2の画像のむらをそれぞれ低減し、且つ、前記第1の画像及び前記第2の画像の所与の階調値の色が同じになるように生成された補正テーブルであり、前記第2の表示モード用補正テーブルは、前記表示画像のむらを低減するように生成された補正テーブルである。
本態様によれば、上記の効果に加えて、第1の表示モードのとき、各画像のむらを低減し、且つ、第1の画像及び第2の画像の所与の階調値の色が同じになるよう画像が表示される。一方、第2の表示モードのとき、第1の画像及び第2の画像を重ねた表示画像のむらが低減される。これにより、表示モードに応じてむらを低減した画像の表示に寄与できるようになる。
(4)本発明の他の態様に係る画像処理装置では、前記第1の画像のむらが、当該第1の画像以外の画像と重なることで低減するように生成された補正テーブルである。
本態様によれば、第2の表示モードでは、第1の画像のむらが、当該第1の画像以外の画像と重なることで表示画像としてむらを低減するようにしたので、表示モードを切り替えて画像を表示する場合に、第2の表示モードでは例えばスタック画像のむらを低減できるようになる。
(5)本発明の他の態様に係る画像処理装置では、前記第1の表示モードは、前記第1の画像及び前記第2の画像を重ねて視差画像を表示する3次元表示モードであり、前記第2の表示モードは、前記第1の画像及び前記第2の画像を重ねてスタック画像を表示するスタック表示モードである。
本態様によれば、上記の効果に加えて、3次元表示モードとスタック表示モードとを切り替える場合でも、むらを低減した画像の表示を可能とする画像処理装置を提供できるようになる。
(6)本発明の他の態様に係る画像処理装置では、前記第1の表示モード用補正テーブルは、第1の補正テーブル及び第2の補正テーブルを含み、前記第2の表示モード用補正テーブルは、第3の補正テーブル及び第4の補正テーブルを含み、前記むら補正処理部は、前記指定された表示モードが前記第1の表示モードのとき、前記第1の補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行い、前記指定された表示モードが前記第2の表示モードのとき、前記第3の補正テーブルに基づいて前記入力画像のむら補正処理を行う第1のむら補正処理部と、前記指定された表示モードが前記第1の表示モードのとき、前記第2の補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行い、前記指定された表示モードが前記第2の表示モードのとき、前記第4の補正テーブルに基づいて前記入力画像のむら補正処理を行う第2のむら補正処理部とを含み、前記第1のむら補正処理部によるむら補正処理後の画像信号を、前記第1の画像を形成する第1の画像形成部に対して供給し、前記第2のむら補正処理部によるむら補正処理後の画像信号を、前記第2の画像を形成する第2の画像形成部に対して供給する。
本態様によれば、指定された表示モードに対応したむら補正テーブルを読み出し、該表示モードに対応したむら補正処理部でむら補正処理を行う構成としたので、上記の効果に加えて、むら補正処理の簡素化を図ることができるようになる。
(7)本発明の他の態様は、画像表示システムが、前記第1の画像形成部と、前記第2の画像形成部と、前記表示モードを指定するための操作部と、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部の少なくとも1つに対して、むら補正処理後の画像信号を供給する上記のいずれか記載の画像処理装置とを含む。
本態様によれば、表示モードを切り替えて表示する場合でも、むらを低減した画像の表示を可能となる画像表示システムを提供できるようになる。
(8)本発明の他の態様は、画像表示システムが、前記第1の画像形成部と、前記第2の画像形成部と、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部により形成される画像に対応した画像光を合成する合成部と、前記表示モードを指定するための操作部と、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部の少なくとも1つに対して、むら補正処理後の画像信号を供給する上記のいずれか記載の画像処理装置とを含み、前記合成部により合成された画像光により、画像を表示する。
本態様によれば、表示モードを切り替えて表示する場合でも、むらを低減した画像の表示を可能となる画像表示システムを提供できるようになる。
(9)本発明の他の態様は、複数の画像を重ねることにより生成される表示画像のむらを補正する画像処理方法が、複数種類の補正テーブルのうち、指定された表示モードに対応した補正テーブルに基づいて前記複数の画像に対応する入力画像信号のむら補正処理を行うむら補正処理ステップと、前記むら補正処理ステップにおける前記むら補正処理後の画像信号を、少なくとも1つの画像形成部に供給する画像信号供給ステップとを含む。
本態様によれば、表示モードを切り替えて表示する場合でも、むらを低減した画像の表示を可能となる画像処理方法を提供できるようになる。
本発明の実施形態1における画像投射装置の構成例のブロック図。 図1の第1の画像形成部の構成例を示す図。 図1の画像処理部の構成例のブロック図。 図3の補正テーブル生成部の構成例のブロック図。 図5(A)、図5(B)は図1の各画像形成部により形成される画像を投射した投射画像に対する画像測定部による測定結果の一例を示す図。 スタック画像に対する画像測定部による測定結果の一例を示す図。 3D表示用むら補正ターゲットの一例を示す図。 各画像形成部に対する3D表示用むら補正ターゲットの一例を示す図。 図9(A)、図9(B)は各画像形成部に対するスタック表示用むら補正ターゲットの一例を示す図。 図10(A)、図10(B)、図10(C)は補正前と補正後の画素位置(i,j)における第1の画像形成部による画像を投射した投射画像の測定結果の一例を示す図。 図11(A)、図11(B)、図11(C)は変換後の画素位置(i,j)における補正前後のRGB値の一例を示す図。 本発明の実施形態2における画像投射システムの構成例のブロック図。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の課題を解決するために必須の構成要件であるとは限らない。
以下では、本発明に係る画像表示装置(広義には画像表示システム)として画像投射装置を例に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
〔実施形態1〕
図1に、本発明の実施形態1における画像投射装置の構成例のブロック図を示す。図1では、2つの画像を重ね合わせて表示する画像投射装置の例を示す。なお、第1の画像形成部PJ1及び第2の画像形成部PJ2の構成については、上面から見た構成を模式的に表す。
画像投射装置10には、DVD(Digital Versatile Disc)装置やパーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)等によって構成される画像信号供給装置300から入力画像信号が供給される。画像投射装置10は、操作部20、画像処理部100(画像処理装置)、第1の画像形成部PJ1、第2の画像形成部PJ2、偏光回転素子182、184、偏光合成プリズム(Polarization Beam Splitter:PBS)186、投射レンズ190を含む。この画像投射装置10は、第1の画像形成部PJ1及び第2の画像形成部PJ2により形成される2つの画像を重ね合わせて投射することにより、3D表示とスタック表示とを切り替えて偏光保存スクリーンSCRに表示することができるようになっている。
操作部20は、複数の画像を重ねて視差画像を表示する3D表示を行う3D表示モード(第1の表示モード)と、複数の画像を重ねてスタック画像を表示するスタック表示を行うスタック表示モード(第2の表示モード)とを少なくとも含む表示モードを選択できるユーザーインターフェイスを備えている。操作部20は、操作者によって指定された表示モードに対応した操作情報を画像処理部100に対して出力する。画像処理部100は、操作部20からの操作情報により特定される表示モードに応じて、画像信号供給装置300からの入力画像信号に対してむら補正処理を行い、むら補正処理後の画像信号を第1の画像形成部PJ1及び第2の画像形成部PJ2に供給する。これにより、画像投射装置10が3D表示とスタック表示とを切り替えて表示する場合でも、むら(色むら、輝度むら)を低減した画像の表示を可能とする。
このような画像処理部100は、図示しないCPU及びメモリーを有し、該メモリーに格納されたプログラムを読み込んだCPUが該プログラムに対応した処理を実行することで、上記のむら補正処理を実現する。或いは、画像処理部100の機能は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のロジック回路により実現されてもよい。
なお、図1では、画像処理部100による補正後の画像信号を第1の画像形成部PJ1及び第2の画像形成部PJ2に供給するが、該画像信号を第1の画像形成部PJ1及び第2の画像形成部PJ2の少なくとも1つに供給する構成であってもよい。
図2に、図1の第1の画像形成部PJ1の構成例を示す。図2は、第1の画像形成部PJ1を上面から見た構成を模式的に表す。
実施形態1における第1の画像形成部PJ1は、光源部210、インテグレーターレンズ212、214、偏光変換素子216、重畳レンズ218、第1の色光用ダイクロイックミラー220、第2の色光用ダイクロイックミラー220、反射ミラー222、第1の色光用フィールドレンズ224、第2の色光用フィールドレンズ224、第1の色光用液晶パネル230、第2の色光用液晶パネル230、第3の色光用液晶パネル230、リレー光学系240、クロスダイクロイックプリズム260(色合成プリズム)を含む。第1の色光用液晶パネル230、第2の色光用液晶パネル230及び第3の色光用液晶パネル230として用いられる液晶パネルは、透過型の液晶表示装置である。リレー光学系240は、リレーレンズ242、244、246、反射ミラー248、250を含む。
光源部210は、例えば超高圧水銀ランプにより構成され、少なくとも第1の色光(C1)、第2の色光(C2)、第3の色光(C3)を含む光を射出する。インテグレーターレンズ212は、光源部210からの光を複数の部分光に分割するための複数の小レンズを有する。インテグレーターレンズ214は、インテグレーターレンズ212の複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する。重畳レンズ218は、インテグレーターレンズ212の複数の小レンズから射出される部分光を液晶パネル上で重畳する。偏光変換素子216は、偏光ビームスプリッターアレイとλ/2板とを有し、光源部210からの光を略一種類の偏光光に変換する。偏光ビームスプリッターアレイは、インテグレーターレンズ212により分割された部分光をp偏光とs偏光に分離する偏光分離膜と、偏光分離膜からの光の向きを変える反射膜とを、交互に配列した構造を有する。偏光分離膜で分離された2種類の偏光光は、λ/2板によって偏光方向が揃えられる。この偏光変換素子216によって略一種類の偏光光に変換された光が、重畳レンズ218に照射される。
重畳レンズ218からの光は、第1の色光用ダイクロイックミラー220に入射される。第1の色光用ダイクロイックミラー220は、第1の色光を反射して、第2の色光及び第3の色光を透過させる機能を有する。第1の色光用ダイクロイックミラー220を透過した光は、第2の色光用ダイクロイックミラー220に照射され、第1の色光用ダイクロイックミラー220により反射した光は反射ミラー222により反射されて第1の色光用フィールドレンズ224に導かれる。
第2の色光用ダイクロイックミラー220は、第2の色光を反射して、第3の色光を透過させる機能を有する。第2の色光用ダイクロイックミラー220を透過した光は、リレー光学系240に入射され、第2の色光用ダイクロイックミラー220により反射した光は第2の色光用フィールドレンズ224に導かれる。
リレー光学系240では、第2の色光用ダイクロイックミラー220を透過した第3の色光の光路長と他の第1の色光及び第2の色光の光路長との違いをできるだけ小さくするために、リレーレンズ242、244、246を用いて光路長の違いを補正する。リレーレンズ242を透過した光は、反射ミラー248によりリレーレンズ244に導かれる。リレーレンズ244を透過した光は、反射ミラー250によりリレーレンズ246に導かれる。リレーレンズ246を透過した光は、第3の色光用液晶パネル230に照射される。
第1の色光用フィールドレンズ224に照射された光は、平行光に変換されて第1の色光用液晶パネル230に入射される。第1の色光用液晶パネル230は、光変調部(光変調素子)として機能し、画像処理部100からの画像信号を構成する第1の色光用画像信号に基づいて透過率(通過率、変調率)が変化するようになっている。従って、第1の色光用液晶パネル230に入射された光は、第1の色光用画像信号に基づいて変調され、変調後の光がクロスダイクロイックプリズム260に入射される。第2の色光用フィールドレンズ224に照射された光は、平行光に変換されて第2の色光用液晶パネル230に入射される。第2の色光用液晶パネル230は、光変調部として機能し、画像処理部100からの画像信号を構成する第2の色光用画像信号に基づいて透過率が変化するようになっている。従って、第2の色光用液晶パネル230に入射された光は、第2の色光用画像信号に基づいて変調され、変調後の光がクロスダイクロイックプリズム260に入射される。リレーレンズ242、244、246で平行光に変換された光が照射される第3の色光用液晶パネル230は、光変調部として機能し、画像処理部100からの画像信号を構成する第3の色光用画像信号に基づいて透過率が変化するようになっている。従って、第3の色光用液晶パネル230に入射された光は、第3の色光用画像信号に基づいて変調され、変調後の光がクロスダイクロイックプリズム260に入射される。
第1の色光用液晶パネル230、第2の色光用液晶パネル230、第3の色光用液晶パネル230は、それぞれ同様の構成を有している。各液晶パネルは、電気光学物質である液晶を一対の透明なガラス基板に密閉封入したものであり、例えばポリシリコン薄膜トランジスターをスイッチング素子として、各サブ画素の画像信号に対応して各色光の通過率を変調する。
クロスダイクロイックプリズム260は、第1の色光用液晶パネル230、第2の色光用液晶パネル230及び第3の色光用液晶パネル230からの入射光を合成した合成光を出射光として出力する機能を有する。
このように、第1の画像形成部PJ1のクロスダイクロイックプリズム260によって、変調後の各色光が合成されて、画像光が生成される。この画像光は偏光回転素子182に照射されて、偏光回転素子182により、各色成分の色光が例えばs偏光に揃えられる。
一方、第2の画像形成部PJ2は、図2に示す第1の画像形成部PJ1と同様の構成を有しており、第2の画像形成部PJ2のクロスダイクロイックプリズムによる変調後の各色光が合成された画像光が偏光回転素子184に照射される。偏光回転素子184は、各色成分の色光を例えばp偏光に揃える。
このような構成において、第1の画像形成部PJ1の光学系と第2の画像形成部PJ2の光学系とが反転している。そのため、第1の画像形成部PJ1に供給される画像信号により表される画像の画素の並びと水平方向に反対方向の画素の並びの画像信号を、第2の画像形成部PJ2に対して供給することで、第1の画像形成部PJ1により形成される画像の向きと第2の画像形成部PJ2により形成される画像の向きとを揃えることができる。従って、画像処理部100は、互いに画素が画像の水平方向に反対方向に並ぶ画像信号を、第1の画像形成部PJ1及び第2の画像形成部PJ2の各々に対して出力することができるようになっている。
偏光合成プリズム(合成部)186は、偏光回転素子182からの画像光と、偏光回転素子184からの画像光とを合成して、合成光を投射レンズ190に照射する。投射レンズ190は、偏光合成プリズム186からの合成光を拡大投射して、偏光保存スクリーンSCRに画像を表示する。
従って、操作者が操作部20を操作して3D表示モードを指定したとき、操作者が偏光めがねを装着して偏光保存スクリーンSCRに表示された画像を観ることで、視差画像を観察することができる。これに対して、操作者が操作部20を操作してスタック表示モードを指定したとき、操作者が偏光めがねを外して偏光保存スクリーンSCRに表示された画像を観ることで、高解像度で明るいスタック画像を観察することができる。
以下、3D表示モードとスタック表示モードとを切り替えて画像を表示する場合でも、むらを低減した画像の表示を可能となる画像処理装置について説明する。
図3に、図1の画像処理部100の構成例のブロック図を示す。図3は、図1では図示されない画像測定部及び補正テーブル生成部をあわせて図示し、図1と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図4に、図3の補正テーブル生成部の構成例のブロック図を示す。図4において、図3と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
画像処理部100は、むら補正テーブル記憶部(補正テーブル記憶部)110と、むら補正処理部140とを含む。むら補正テーブル記憶部110は、表示モード毎に設けられる複数種類のむら補正テーブルを記憶する。むら補正テーブル記憶部110は、3D表示用むら補正テーブル記憶部(第1の表示モード用補正テーブル記憶部)120と、スタック表示用むら補正テーブル記憶部(第2の表示モード用補正テーブル記憶部)130とを含む。
第1の色光をRGBのR成分の色光、第2の色光をG成分の色光、第3の色光をB成分の色光であるものとすると、むら補正テーブルは、例えば画像内の画素位置(i,j)におけるグレイ階調値Wij(Rij=Gij=Bij)の補正量(ΔWRij,ΔWGij,ΔWBij)に対応した補正データを、画素位置毎に、且つ、グレイ階調値毎に用意したものである。このとき、入力画像信号の画素位置(i,j)における画素値(Rij,Gij,Bij)に対するむら補正処理部140による補正後の画像信号の画素値(Rij´,Gij´,Bij´)は、次のようになる。
Figure 0005440230
むら補正処理部140は、操作部20を介して操作者によって指定された表示モードが3D表示モードのとき、3D表示用むら補正テーブル記憶部120に記憶される補正テーブルに基づいて入力画像信号のむら補正処理を行う。また、むら補正処理部140は、操作部20を介して操作者によって指定された表示モードがスタック表示モードのとき、スタック表示用むら補正テーブル記憶部130に記憶される補正テーブルに基づいて入力画像信号のむら補正処理を行う。
ここで、3D表示用むら補正テーブル記憶部120は、第1の画像形成部PJ1及び第2の画像形成部PJ2を構成する各画像形成部により形成される画像のむらを低減し、且つ、第1の画像形成部PJ1及び第2の画像形成部PJ2により形成される両画像の所与の階調値の色が同じになるように生成された補正テーブルを記憶する。これに対して、スタック表示用むら補正テーブル記憶部130は、第1の画像形成部PJ1及び第2の画像形成部PJ2により形成される2つの画像を重ねることにより生成されるスタック画像のむらを低減するように生成された補正テーブルを記憶する。即ち、スタック表示用むら補正テーブル記憶部130は、当該画像のむらが当該画像以外の画像と重なることで低減するように生成された補正テーブルである。
3D表示用むら補正テーブル記憶部120は、第1の画像形成部PJ1に対応して設けられた第1の補正テーブルを記憶する第1の補正テーブル記憶部122と、第2の画像形成部PJ2に対応して設けられた第2の補正テーブルを記憶する第2の補正テーブル記憶部124とを含む。また、スタック表示用むら補正テーブル記憶部130は、第1の画像形成部PJ1に対応して設けられた第3の補正テーブルを記憶する第3の補正テーブル記憶部132と、第2の画像形成部PJ2に対応して設けられた第4の補正テーブルを記憶する第4の補正テーブル記憶部134とを含む。
そして、むら補正処理部140は、第1の画像形成部PJ1に対応して設けられた第1のむら補正処理部142と、第2の画像形成部PJ2に対応して設けられた第2のむら補正処理部144とを含む。操作部20を介して指定された表示モードが3D表示モードのとき、第1のむら補正処理部142は、第1の補正テーブルに基づいて入力画像信号のむら補正処理を行う。また、操作部20を介して指定された表示モードがスタック表示モードのとき、第1のむら補正処理部142は、第3の補正テーブルに基づいて入力画像のむら補正処理を行う。更に、操作部20を介して指定された表示モードが3D表示モードのとき、第2のむら補正処理部144は、第2の補正テーブルに基づいて入力画像信号のむら補正処理を行う。更にまた、操作部20を介して指定された表示モードがスタック表示モードのとき、第2のむら補正処理部144は、第4の補正テーブルに基づいて入力画像のむら補正処理を行う。
第1のむら補正処理部142によるむら補正処理後の画像信号は、第1の画像形成部PJ1に供給される。第2のむら補正処理部144によるむら補正処理後の画像信号は、上記のように水平方向の画素の並びを反転させて第2の画像形成部PJ2に供給される。
むら補正テーブル記憶部110において記憶される補正テーブルは、画像測定部400による画像の測定結果に基づいて補正テーブル生成部500において生成される。補正テーブル生成部500は、3D表示用むら補正テーブル生成部510と、スタック表示用むら補正テーブル生成部520とを含む。3D表示用むら補正テーブル生成部510は、3D表示用むら補正ターゲット生成部512と、3D表示用むら補正テーブル算出部514とを含む。3D表示用むら補正テーブル算出部514は、3D表示用むら補正ターゲット生成部512によって生成された3D表示用むら補正ターゲットを基準に、3D表示用むら補正テーブル記憶部120に記憶される3D表示用むら補正テーブルを画像形成部毎に算出する。スタック表示用むら補正テーブル生成部520は、スタック表示用むら補正ターゲット生成部522と、スタック表示用むら補正テーブル算出部524とを含む。スタック表示用むら補正テーブル算出部524は、スタック表示用むら補正ターゲット生成部522によって生成されたスタック表示用むら補正ターゲットを基準に、スタック表示用むら補正テーブル記憶部130に記憶されるスタック表示用むら補正テーブルを画像形成部毎に算出する。
このような補正テーブル生成部500によって生成された補正テーブルが、画像処理部100において記憶される。この補正テーブル生成部500は、以下のように、表示モード毎に補正ターゲットを生成し、該補正ターゲットを基準に補正テーブルを生成することが望ましい。
〔3D表示用むら補正ターゲット生成部〕
3D表示用むら補正ターゲット生成部512は、画像測定部400による偏光保存スクリーンSCRの投射画像の測定結果を用いて3D表示用むら補正ターゲットを生成する。
図5(A)、図5(B)に、図1の各画像形成部により形成された画像を投射した投射画像に対する画像測定部400による測定結果の一例を示す。図5(A)は、第1の画像形成部PJ1による所与のグレイ階調値の投射画像の測定結果の一例を表す。図5(B)は、第2の画像形成部PJ2による所与のグレイ階調値の投射画像の測定結果の一例を表す。図5(A)、図5(B)において、説明の簡略化のため、縦軸に強度として刺激値を表し、横軸に投射画像の水平方向の各画素位置における測定結果を表す。
図6に、各画像形成部により形成される2つの画像を重ね合わせて投射したスタック画像に対する画像測定部400による測定結果の一例を示す。図6は、各画像形成部により形成される画像の所与のグレイ階調値における投射画像の測定結果を表す。図6は、図5(A)、図5(B)と同様に、縦軸に強度として刺激値を表し、横軸に投射画像の水平方向の各画素位置における測定結果を表す。
図7に、3D表示用むら補正ターゲットの一例を示す。なお、図7では、3D表示用むら補正ターゲットに加えて、スタック表示用むら補正ターゲットを示している。図7は、図5(A)、図5(B)と同様に、縦軸に強度として刺激値を表し、横軸に投射画像の水平方向の各画素位置における刺激値X、Y、Zを表す。
図8に、各画像形成部に対する3D表示用むら補正ターゲットの一例を示す。図8は、図5(A)、図5(B)と同様に、縦軸に強度として刺激値を表し、横軸に投射画像の水平方向の各画素位置における測定結果を表す。
図9(A)、図9(B)に、各画像形成部に対するスタック表示用むら補正ターゲットの一例を示す。図9(A)は、第1の画像形成部PJ1に対するスタック表示用むら補正ターゲットの一例を表す。図9(B)は、第2の画像形成部PJ2に対するスタック表示用むら補正ターゲットの一例を表す。図9(A)、図9(B)は、図5(A)、図5(B)と同様に、縦軸に強度として刺激値を表し、横軸に投射画像の水平方向の各画素位置における測定結果を表す。
画像測定部400は、図5(A)、図5(B)、図6に示すように、CIE 1931表色系における刺激値X、Y、Zの測定結果を取得する。むらは、X、Y、Zの比が画像内の画素位置によって異なることに起因する。そこで、むら補正処理部140は、X、Y、Zの比を画素位置によらず一定になるように補正する。
例えば、各画像形成部により形成される補正前の画像を重ね合わせて投射した投射画像の中央の色に対応する測定結果(Xc,Yc、Zc)(図6参照)に合わせて、むら補正を行う場合を考える。この場合、各画像形成部による画像を重ね合わせて投射した投射画像の各画素位置における測定結果を(Xt,Yt,Zt)とすると、3D表示用むら補正ターゲット生成部512は、次式を満たす3D表示用むら補正ターゲット(Xt,Yt,Zt)を生成する(図7参照)。
Figure 0005440230
更に、3D表示用むら補正ターゲット生成部512によって生成される3D表示用むら補正ターゲットは、画像形成部単体で形成する画像のむらを低減し、且つ、各画像形成部により形成される画像の所与の階調値の色が同じになるように生成される。
ここで、第1の画像形成部PJ1により形成される補正後の画像を投射した投射画像を測定することにより得られる刺激値X、Y、Zを(X1t,Y1t,Z1t)とする。また、第2の画像形成部PJ2により形成される補正後の画像を投射した投射画像を測定することにより得られる刺激値X、Y、Zを(X2t,Y2t,Z2t)とする。加法混色が成立するので、以下のようになる。
Figure 0005440230
また、階調にかかわらず常に補正可能とするために、補正量をマイナス方向のみとすることが望ましい。そこで、第1の画像形成部PJ1により形成される補正前の画像を投射した投射画像における刺激値X、Y、Zの面内最小値を(X1min,Y1min,Z1min)とする。また、第2の画像形成部PJ2により形成される補正前の画像を投射した投射画像における刺激値X、Y、Zの面内最小値を(X2min,Y2min,Z2min)とする。なお、図5(A)、図5(B)では、画像の水平方向の画素位置における刺激値X、Y、Zの最小値を表している。ここで、(Xt,Yt,Zt)、(X1t,Y1t,Z1t)又は(X2t,Y2t,Z2t)は、次のような条件を満たす必要がある。
Figure 0005440230
3D表示用むら補正ターゲット生成部512は、式(2)及び式(4)を満たし、且つ、その値が最大である(Xt,Yt,Zt)、(X1t,Y1t,Z1t)、(X2t,Y2t,Z2t)を生成する。ここで、第1の画像形成部PJ1により形成される補正前の画像を投射した投射画像における刺激値X、Y、Zを(X1,Y1,Z1)、第2の画像形成部PJ2により形成される補正前の画像を投射した投射画像における刺激値X、Y、Zを(X2,Y2,Z2)とする。第1の画像形成部PJ1に対して供給される入力画像信号の補正量(ΔX1,ΔY1,ΔZ1)、第2の画像形成部PJ2に対して供給される入力画像信号の補正量(ΔX2,ΔY2,ΔZ2)は、次のようになる。
Figure 0005440230
3D表示用むら補正テーブル算出部514は、上記の3D表示用むら補正ターゲットを基準とした補正データを画像形成部毎に算出する。この補正データをテーブル化したものが、3D表示用むら補正テーブルとなる。むら補正処理部140は、上記のように生成されたむら補正テーブルに従って、各画像形成部において形成される画像の各画素位置の刺激値X、Y、Zを補正することになる。これにより、図8に示すように、各画像形成部により形成される画像を投射した投射画像がともに同じ色(Xt/2,Yt/2,Zt/2)となるように補正される。
〔スタック表示用むら補正ターゲット生成部〕
スタック表示用むら補正ターゲットは、3D表示用むら補正ターゲットと同一になるとは限らない。スタック表示用むら補正ターゲット生成部522は、偏光保存スクリーンSCRへの投射画像に対する画像測定部400による測定結果を用いてスタック表示用むら補正ターゲットを生成する。
スタック表示用むら補正ターゲット生成部522は、3D表示用むら補正ターゲット生成部512と同様に、式(2)を満たすスタック表示用むら補正ターゲットを生成する(図7参照)。更に、スタック表示用むら補正ターゲット生成部522によって生成されるスタック表示用むら補正ターゲットは、各画像形成部により形成される画像を投射した投射画像を重ねた状態でむらが低減するように生成される。そこで、2つの画像を重ねて投射した画像に対する画像測定部400による測定結果を基準とすることで、以下で説明するように光利用効率をできるだけ低下させないようなスタック表示用むら補正ターゲットを生成することができるようになる。
ここで、3D表示用むら補正ターゲットの場合と同様に、補正量をマイナス方向のみとするため、2つの画像を重ねた投射した画像に対する画像測定部400による測定結果である刺激値X、Y、Zの面内最小値を(Xmin,Ymin,Zmin)とすると、スタック表示用むら補正ターゲット(Xt,Yt,Zt)は、次のような条件を満たす必要がある。
Figure 0005440230
スタック表示用むら補正ターゲット生成部522は、式(2)及び式(6)を満たし、且つ、その値が最大である(Xt,Yt,Zt)を生成する。ここで、第1の画像形成部PJ1により形成される補正前の画像を投射した投射画像における刺激値X、Y、Zを(X1,Y1,Z1)、第2の画像形成部PJ2により形成される補正前の画像を投射した投射画像における刺激値X、Y、Zを(X2,Y2,Z2)とする。第1の画像形成部PJ1に対して供給される入力画像信号の補正量(ΔX1,ΔY1,ΔZ1)、第2の画像形成部PJ2に対して供給される入力画像信号の補正量(ΔX2,ΔY2,ΔZ2)は、次のようになる。なお、以下の式では、第1の画像形成部PJ1に対するスタック表示用むら補正ターゲット(X1t,Y1t,Z1t)と、第2の画像形成部PJ2に対するスタック表示用むら補正ターゲット(X2t,Y2t,Z2t)とする。
Figure 0005440230
また、第1の画像形成部PJ1に対するスタック表示用むら補正ターゲット(X1t,Y1t,Z1t)と、第2の画像形成部PJ2に対するスタック表示用むら補正ターゲット(X2t,Y2t,Z2t)は、次のように求めることができ、それぞれ図9(A)、図9(B)に示すようになる。
Figure 0005440230
このようにスタック表示用むら補正ターゲットは、2つの画像を重ねて投射した画像でむらを低減するように生成されるが、画像形成部単体が形成した画像ではむらを低減することは考慮していない。ところが、3D表示用むら補正ターゲットを求める場合に比べて、補正ターゲットを生成する際の拘束条件が緩いため、図7に示すように、補正ターゲット(Xt,Yt,Zt)の値を大きく設定することができる。
また、本実施形態では、図1に示すように各画像形成部を構成する光学系が互いに反転した状態で、各画像形成部において形成された画像が重ねられる。そのため、各画像形成部において形成される画像のむらも反転した状態で重ねられ、2つの画像を重ね合わせた場合にむらが小さくなる。従って、次式が成立することが期待でき、式(6)を満たすスタック表示用むら補正ターゲット(Xt,Yt,Zt)は、式(4)を満たす3D表示用むら補正ターゲット(Xt,Yt,Zt)よりも大きい値となる。これにより、3D表示モードに比べて、スタック表示モードでは光利用効率をできるだけ低下させない補正ターゲットを生成することができる。
Figure 0005440230
〔むら補正テーブル算出部〕
上記のように生成された3D表示用むら補正ターゲットを用いて、3D表示用むら補正テーブル算出部514は、3D表示用むら補正テーブルを画像形成部毎に算出する。同様に、上記のように生成されたスタック表示用むら補正ターゲットを用いて、スタック表示用むら補正テーブル算出部524は、スタック表示用むら補正テーブルを画像形成部毎に算出する。より具体的には、入力画像信号の画素位置(i,j)におけるグレイ階調値をWij(Rij=Gij=Bij)としたとき、3D表示用むら補正テーブル算出部514及びスタック表示用むら補正テーブル算出部524の各々は、補正後の画像信号の画素位置(i,j)における画素値(Rij´,Gij´,Bij´)を求めるテーブルを、各補正ターゲット(X1t,Y1t,Z1t)、(X2t,Y2t,Z2t)に基づいて生成する。
3D表示用むら補正テーブル算出部514及びスタック表示用むら補正テーブル算出部524の各々は同様に実現できるため、以下では、3D表示用むら補正テーブル算出部514の処理について説明する。また、各補正テーブル算出部において、画像形成部毎に同様の処理で補正テーブルを算出するため、以下では、第1の画像形成部PJ1に対する補正テーブルの算出処理について説明する。
まず、3D表示用むら補正テーブル算出部514は、各画像形成部において形成された補正前後のグレイ階調値の画像を投射した投射画像に対して画像測定部400により階調毎に測定した画素位置(i,j)における刺激値X、Y、Zを取得する。以下では、補正前の測定値を(X1,Y1,Z1)、補正後の測定値を(X1t,Y1,Z1t)とする。これらの測定結果を用いて、3D表示用むら補正テーブル算出部514は、3D表示用むら補正ターゲットを階調毎に算出する。
図10(A)、図10(B)、図10(C)に、補正前と補正後の画素位置(i,j)における第1の画像形成部PJ1により形成される画像を投射した投射画像に対する測定結果の一例を示す。図10(A)は、刺激値Xの測定結果を表す。図10(B)は、刺激値Yの測定結果を表す。図10(C)は、刺激値Zの測定結果を表す。図10(A)〜図10(C)において、縦軸に、刺激値X、Y、Zのいずれか、横軸にグレイ階調値を表す。
図10(A)において、補正前の刺激値XをプロットしたものがFX1(Wij)であり、補正ターゲットX1tをプロットしたものがFX1t(Wij)である。図10(B)において、補正前の刺激値YをプロットしたものがFY1(Wij)であり、補正ターゲットY1tをプロットしたものがFY1t(Wij)である。図10(C)において、補正前の刺激値ZをプロットしたものがFZ1(Wij)であり、補正ターゲットZ1tをプロットしたものがFZ1t(Wij)である。図10(A)〜図10(C)に示す特性曲線に従って、3D表示用むら補正テーブル算出部514は、所望の補正ターゲットを得るための入力値を求め、該入力値を得るための補正量に対応した補正データを求めることになる。
図10(A)〜図10(C)に示す特性曲線が得られると、3D表示用むら補正テーブル算出部514は、画像投射装置のRGB特性から公知の方法により導き出されるXYZ/RGB変換行列M−1を用いて、図10(A)〜図10(C)におけるXYZ値をRGB値に変換する。例えば、補正前の刺激値(X1,Y1,Z1)、補正後の刺激値(X1t,Y1t,Z1t)に対応する変換後のRGB値を(R1,G1,B1)、(R1t,G1t,B1t)とすると、XYZ/RGB変換行列M−1を用いて次のように求められる。
Figure 0005440230
例えば、画像投射装置のRGB特性がsRGB(standard RGB)色空間であれば、式(10)において、XYZ/RGB変換行列M−1として次のような行列を用いることができる。
Figure 0005440230
図11(A)、図11(B)、図11(C)に、変換後の画素位置(i,j)における補正前後のRGB値(R1,G1,B1)、(R1t,G1t,B1t)の一例を示す。図11(A)は、R値の変換結果を表す。図11(B)は、G値の変換結果を表す。図11(C)は、B値の変換結果を表す。図11(A)〜図11(C)において、縦軸に、RGB値のいずれか、横軸にグレイ階調値を表す。
図11(A)において、補正前のR1の変換結果をプロットしたものがFR1(Wij)であり、補正後のR1tの変換結果をプロットしたものがFR1t(Wij)である。図11(B)において、補正前のG1の変換結果をプロットしたものがFG1(Wij)であり、補正後のG1tの変換結果をプロットしたものがFG1t(Wij)である。図11(C)において、補正前のB1の変換結果をプロットしたものがFB1(Wij)であり、補正後のB1tの変換結果をプロットしたものがFB1t(Wij)である。
次に、3D表示用むら補正テーブル算出部514は、図11(A)〜図11(C)に示す特性曲線を探索することで、次式のように所望の補正ターゲット(Rt,Gt,Bt)を実現するための補正後の画素値(Rij´,Gij´,Bij´)を求める。
Figure 0005440230
3D表示用むら補正テーブル算出部514は、式(12)により求められた画素値(Rij´,Gij´,Bij´)を用いて、補正量(ΔWRij,ΔWGij,ΔWBij)を式(1)より算出する。
3D表示用むら補正テーブル算出部514は、以上のような処理を、画像内の各画素位置において、グレイ階調値毎に行う。この結果、3D表示用むら補正テーブル算出部514は、画素位置(i,j)におけるグレイ階調値Wijの補正量(ΔWRij,ΔWGij,ΔWBij)に対応した補正テーブルを生成することができる。この補正テーブルは、第1の画像形成部PJ1に対応して設けられた第1の補正テーブル記憶部122に第1の補正テーブルとして記憶される。
3D表示用むら補正テーブル算出部514は、同様に第2の画像形成部PJ2に対する補正テーブルを生成することができる。この補正テーブルは、第2の画像形成部PJ2に対応して設けられた第2の補正テーブル記憶部124に第2の補正テーブルとして記憶される。
また、スタック表示用むら補正テーブル算出部524は、同様に、第1の画像形成部PJ1及び第2の画像形成部PJ2の各々に対する補正テーブルを生成することができる。第1の画像形成部PJ1に対する補正テーブルは、第3の補正テーブル記憶部132に第3の補正テーブルとして記憶される。第2の画像形成部PJ2に対する補正テーブルは、第4の補正テーブル記憶部134に第4の補正テーブルとして記憶される。
以上のような処理を行う補正テーブル生成部500は、画像内のすべての画素位置、グレイ階調値における補正量に対応したテーブルとして用意することが理想である。しかしながら、むら補正テーブル記憶部110の記憶容量の削減を目的として、特定の画素位置、グレイ階調値における補正量に対応したテーブルとして用意し、公知の補間処理により適宜補うようにしてもよい。
以上説明したように、実施形態1によれば、表示モードに応じて、適用するむら補正テーブルを切り替えるようにしたので、3D表示やスタック表示の場合でも、むらのない均一な画像を表示できるようになる。
〔実施形態2〕
実施形態1では、1つの筐体に納められた複数の画像形成部により形成された複数の画像を重ねてから投射する構成において説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明を、各画像形成部により形成された画像を投射した後に重ねて表示する画像投射システム(広義には画像表示システム)にも適用できる。
図12に、本発明の実施形態2における画像投射システムの構成例のブロック図を示す。図12において、図1と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
実施形態2における画像投射システム600では、第1の画像投射装置610(広義には画像形成部)と、第2の画像投射装置620とが設けられる。第1の画像投射装置610は、図1の第1の画像形成部PJ1、投射レンズ612、偏光フィルター614を含み、第1の画像形成部PJ1により形成された画像を投射レンズ612により偏光保存スクリーンSCRに投射する。このとき、第1の画像投射装置610は、偏光フィルター614により、各色成分の色光の偏光方向を例えばs偏光に揃えて、画像を投射する。第2の画像投射装置620は、図1の第2の画像形成部PJ2、投射レンズ622、偏光フィルター624を含み、第2の画像形成部PJ2により形成された画像を投射レンズ622により偏光保存スクリーンSCRに投射する。このとき、第2の画像投射装置620は、偏光フィルター624により、各色成分の色光の偏光方向を例えばp偏光に揃えて、画像を投射する。
第1の画像投射装置610及び第2の画像投射装置620に画像信号を供給する画像処理装置100aは、実施形態1の画像処理部100の機能を有する。この画像処理装置100aは、実施形態1と同様に、操作部20から操作情報により指定される表示モードに対応したむら補正テーブルに従って、画像信号供給装置300からの入力画像信号に対してむら補正処理を行う。なお、画像処理装置100aは、実施形態1と異なり、第1の画像投射装置610及び第2の画像投射装置620に対して、水平方向に画素の並びが同じ画像信号を供給することで、3D表示やスタック表示が可能となる。また、画像処理装置100aの機能を、第1の画像投射装置610又は第2の画像投射装置620に内蔵させてもよい。
〔実施形態3〕
実施形態1又は実施形態2では、2つの画像形成部により形成された画像を重ねる例を説明したが、n(nは3以上の整数)個の画像形成部により形成される画像を重ねる場合にも本発明を適用できる。この場合、3D表示では多視差画像を表示できる上に、表示モードに対応したむら補正テーブルを表示モードに応じて切り替えることで、両表示モードにおいてむらを低減した表示が可能となる。
この場合、3D表示用むら補正ターゲットを生成する際に、式(4)に代えて、次式に置き換えることで、実施形態1と同様に3D表示用むら補正テーブルを生成することができる。
Figure 0005440230
また、スタック表示用むら補正ターゲットを生成する際に、式(6)に代えて、次式に置き換えることで、実施形態1と同様にスタック表示用むら補正テーブルを生成することができる。
Figure 0005440230
以上、本発明に係る画像処理装置、画像表示システム、及び画像処理方法等を上記のいずれかの実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記のいずれかの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記のいずれかの実施形態では、画像投射装置を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。画像信号に基づいて画像を重ねて表示する装置全般に本発明を適用することができることは言うまでもない。
(2)本発明は、上記のいずれかの実施形態で説明した3D表示の方法に限定されるものではなく、種々の3D表示の方法に適用できる。
(3)上記のいずれかの実施形態では、画像形成部が、いわゆる3板式の透過型の液晶パネルを用いたライトバルブにより構成される例を説明したが、単板式の液晶パネルや2板又は4板式以上の透過型の液晶パネルを用いたライトバルブを採用することができる。また、光変調素子として透過型の液晶パネルを用いたライトバルブを用いるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。光変調素子として、例えばDLP(Digital Light Processing)(登録商標)、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)等を採用してもよい。
(4)上記の実施形態では、3D表示モードとスタック表示モードとを切り替えて表示する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
(5)上記のいずれかの実施形態において、本発明を、画像処理装置、画像表示システム、及び画像処理方法等として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明を実現するための画像処理装置の処理方法(画像処理方法)、又は本発明を実現するための画像表示装置の処理方法(画像表示方法)の処理手順が記述されたプログラムや、該プログラムが記録された記録媒体であってもよい。
10…画像投射装置、 20…操作部、 100,100a…画像処理部、
110…むら補正テーブル記憶部、 120…3D表示用むら補正テーブル記憶部、
122…第1の補正テーブル記憶部、 124…第2の補正テーブル記憶部、
130…スタック表示用むら補正テーブル記憶部、
132…第3の補正テーブル記憶部、 134…第4の補正テーブル記憶部、
140…むら補正処理部、 142…第1のむら補正処理部、
144…第2のむら補正処理部、 182,184…偏光回転素子、
186…偏光合成プリズム、 190…投射レンズ、 300…画像信号供給装置、
400…画像測定部、 500…補正テーブル生成部、
510…3D表示用むら補正テーブル生成部、
512…3D表示用むら補正ターゲット生成部、
514…3D表示用むら補正テーブル算出部、
520…スタック表示用むら補正テーブル生成部、
522…スタック表示用むら補正ターゲット生成部、
524…スタック表示用むら補正テーブル算出部、
PJ1…第1の画像形成部、 PJ2…第2の画像形成部、
SCR…偏光保存スクリーン

Claims (7)

  1. 複数の画像を重ねることにより生成される表示画像のむらを補正する画像処理装置であって、
    複数種類の補正テーブルを記憶する補正テーブル記憶部と、
    前記補正テーブル記憶部に記憶される前記複数種類の補正テーブルのうち、指定された表示モードに対応した補正テーブルに基づいて、前記複数の画像に対応する入力画像信号のむら補正処理を行うむら補正処理部とを含み、
    前記補正テーブル記憶部は、
    第1の表示モード用補正テーブル及び第2の表示モード用補正テーブルを記憶し、
    前記むら補正処理部は、
    前記指定された表示モードが第1の表示モードのとき、前記第1の表示モード用補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行うと共に、
    前記指定された表示モードが第2の表示モードのとき、前記第2の表示モード用補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行い、

    前記複数の画像は、第1の画像及び第2の画像を含み、
    前記第1の表示モード用補正テーブルは、
    前記第1の画像及び前記第2の画像のむらをそれぞれ低減し、且つ、前記第1の画像及び前記第2の画像の所与の階調値の色が同じになるように生成された補正テーブルであり、
    前記第2の表示モード用補正テーブルは、
    前記表示画像のむらを低減するように生成された補正テーブルである
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2の表示モード用補正テーブルは、
    前記第1の画像のむらが、当該第1の画像以外の画像と重なることで低減するように生成された補正テーブルであることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1の表示モードは、前記第1の画像及び前記第2の画像を重ねて視差画像を表示する3次元表示モードであり、
    前記第2の表示モードは、前記第1の画像及び前記第2の画像を重ねてスタック画像を表示するスタック表示モードであることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3において、
    前記第1の表示モード用補正テーブルは、
    第1の補正テーブル及び第2の補正テーブルを含み、
    前記第2の表示モード用補正テーブルは、
    第3の補正テーブル及び第4の補正テーブルを含み、
    前記むら補正処理部は、
    前記指定された表示モードが前記第1の表示モードのとき、前記第1の補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行い、前記指定された表示モードが前記第2の表示モードのとき、前記第3の補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行う第1のむら補正処理部と、
    前記指定された表示モードが前記第1の表示モードのとき、前記第2の補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行い、前記指定された表示モードが前記第2の表示モードのとき、前記第4の補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行う第2のむら補正処理部とを含み、
    前記第1のむら補正処理部によるむら補正処理後の画像信号を、前記第1の画像を形成する第1の画像形成部に対して供給し、
    前記第2のむら補正処理部によるむら補正処理後の画像信号を、前記第2の画像を形成する第2の画像形成部に対して供給することを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記第1の画像形成部と、
    前記第2の画像形成部と、
    前記表示モードを指定するための操作部と、
    前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部の少なくとも1つに対して、むら補正処理後の画像信号を供給する請求項4に記載の画像処理装置とを含むことを特徴とする画像表示システム。
  6. 前記第1の画像形成部と、
    前記第2の画像形成部と、
    前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部により形成される画像に対応した画像光を合成する合成部と、
    前記表示モードを指定するための操作部と、
    前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部の少なくとも1つに対して、むら補正処理後の画像信号を供給する請求項4に記載の画像処理装置とを含み、
    前記合成部により合成された画像光により、画像を表示することを特徴とする画像表示システム。
  7. 複数の画像を重ねることにより生成される表示画像のむらを補正する画像処理方法であって、
    複数種類の補正テーブルのうち、指定された表示モードに対応した補正テーブルに基づいて前記複数の画像に対応する入力画像信号のむら補正処理を行うむら補正処理ステップと、
    前記むら補正処理ステップにおける前記むら補正処理後の画像信号を、少なくとも1つの画像形成部に供給する画像信号供給ステップとを含み、
    前記むら補正処理ステップは、
    前記指定された表示モードが第1の表示モードのとき、第1の表示モード用補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行うと共に、
    前記指定された表示モードが第2の表示モードのとき、第2の表示モード用補正テーブルに基づいて前記入力画像信号のむら補正処理を行い、
    前記複数の画像は、第1の画像及び第2の画像を含み、
    前記第1の表示モード用補正テーブルは、
    前記第1の画像及び前記第2の画像のむらをそれぞれ低減し、且つ、前記第1の画像及び前記第2の画像の所与の階調値の色が同じになるように生成された補正テーブルであり、
    前記第2の表示モード用補正テーブルは、
    前記表示画像のむらを低減するように生成された補正テーブルである
    ことを特徴とする画像処理方法。
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