JP2009231853A - 画像調整装置、画像表示システム及び画像調整方法 - Google Patents

画像調整装置、画像表示システム及び画像調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のプロジェクタの投射画像を隣り合うように表示させる場合に、短時間で高精度に画質を調整できる画像調整装置、画像表示システム及び画像調整方法を提供する。
【解決手段】第1の投射画像、第2の投射画像及び第3の投射画像を隣接させた画像を調整する画像調整装置は、前記第1の投射画像内の第1の測定点における画像情報、前記第2の投射画像内の第2の測定点における画像情報及び前記第3の投射画像内の第3の測定点における画像情報を取得する画像情報取得部と、前記第1の測定点、前記第2の測定点、及び前記第3の測定点における画像情報と、前記第1の測定点及び前記第2の測定点における画像情報に基づく調整後の前記第2の投射画像内の基準点における予測画像情報とに基づいて、前記第1の投射画像、前記第2の投射画像、及び前記第3の投射画像のうち少なくとも1つを調整する制御を行う画質調整制御部とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像調整装置、画像表示システム及び画像調整方法に関する。
投射型の画像表示装置としてのプロジェクタを複数用いたマルチプロジェクタシステムは、各プロジェクタの投射画像を隣り合わせることにより大画面の画像を表示させたり、各投射画像に異なる画像を表示させることで一度に多くの情報を表示させたりできる画像表示システムとして利用されることが多い。1台のプロジェクタを用いたプロジェクタシステムと同様に、このマルチプロジェクタシステムにおいても表示画像の高画質化の要求が高く、システムを構成する複数のプロジェクタの個々の性能ばらつきを調整することで高画質化を図ることが行われている。
例えば特許文献1には、マルチディスプレイ装置の自動調整システムが開示されている。この特許文献1には、複数個の投射型ディスプレイの前にカメラを配置し、各投射型ディスプレイの画像又は該画像を分割したブロックの中央点の輝度を測定し、測定結果に基づいて増幅率を制御して各投射型ディスプレイの投射画像の最大輝度等を揃えることで、短時間に個々のディスプレイのばらつきを調整する技術が開示されている。
特開平7−64522号公報
しかしながら、特許文献1では、各投射型ディスプレイの画像又は該画像を分割したブロックの中央点の輝度の測定結果を利用しているため、画像又は該画像を分割したブロックの中心点から離れた画素の輝度が低下するという問題がある。従って、特許文献1では、隣り合う複数の投射画像により画像を表示させる場合、投射画像間の境界が目立ち画質を劣化させる。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、複数のプロジェクタの投射画像を隣り合うように表示させる場合に、短時間に高精度に画質を調整できる画像調整装置、画像表示システム及び画像調整方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、第1の投射画像、第2の投射画像及び第3の投射画像を隣接させた画像を調整する画像調整装置であって、前記第1の投射画像内の第1の測定点における画像情報、前記第2の投射画像内の第2の測定点における画像情報及び前記第3の投射画像内の第3の測定点における画像情報を取得する画像情報取得部と、前記第1の測定点、前記第2の測定点、及び前記第3の測定点における画像情報と、前記第1の測定点及び前記第2の測定点における画像情報に基づく調整後の前記第2の投射画像内の基準点における予測画像情報とに基づいて、前記第1の投射画像、前記第2の投射画像、及び前記第3の投射画像のうち少なくとも1つを調整する制御を行う画質調整制御部とを含む画像調整装置に関係する。
本発明によれば、第1の投射画像、第2の投射画像及び第3の投射画像を隣接させた画像を表示する場合に、各投射画像の測定点における画像情報を取得し、第1の測定点、第2の測定点、及び第3の測定点における画像情報と、第1の測定点及び第2の測定点における画像情報に基づく調整後の第2の投射画像内の基準点における予測画像情報とに基づいて、第1の投射画像、第2の投射画像、及び第3の投射画像のうち少なくとも1つを調整する制御を行うようにしたので、各投射画像の画質を揃えるために、測定と調整とを繰り返す必要がなくなり、短時間に高精度で画質を調整できるようになる。
また本発明は、第1の投射画像、第2の投射画像及び第3の投射画像を隣接させた画像を調整する画像調整装置であって、前記第1〜第3の投射画像を構成する各投射画像内の周辺領域の測定点における画像情報を取得する画像情報取得部と、前記画像情報取得部によって取得された前記第1の投射画像内の測定点のうちの第1の測定点及び前記画像情報取得部によって取得された前記第2の投射画像内の測定点のうちの第2の測定点における画像情報に基づいて前記第1の投射画像及び前記第2の投射画像を調整する制御を行うと共に、前記第2の投射画像の調整後の前記第2の投射画像内の基準点における予測画像情報及び前記画像情報取得部によって取得された前記第3の投射画像内の測定点のうちの第3の測定点における画像情報とに基づいて前記第3の投射画像を調整する制御を行う画質調整制御部と、前記画像情報取得部によって取得された前記第1〜第3の投射画像内の測定点における画像情報に基づいて、前記第1の投射画像を投射する第1のプロジェクタ、前記第2の投射画像を投射する第2のプロジェクタ、及び前記第3の投射画像を投影する第3のプロジェクタの並び順を決定する並び順決定部とを含み、前記画質調整制御部は、前記並び順決定部により決定された前記並び順に基づいて、前記第1の投射画像、前記第2の投射画像及び前記第3の投射画像を調整する制御を行う画像調整装置に関係する。
本発明によれば、第1の投射画像、第2の投射画像及び第3の投射画像を隣接させた画像を表示する場合に、各投射画像の測定点における画像情報を取得した後に、第1の投射画像及び第2の投射画像の画質調整制御後の第2の投射画像内の基準点における予測画像情報を予測し、該予測画像情報と第3の投射画像内の第3の測定点における画像情報とに基づいて第3の投射画像の画質を調整する制御を行うようにしたので、各投射画像の画質を揃えるために、測定と調整とを繰り返す必要がなくなり、短時間に高精度で画質を調整できるようになる。また、本発明によれば、第1の測定点、第2の測定点、及び第3の測定点における画像情報に基づいて、各投射画像を投射するプロジェクタの並び順を決定し、この並び順に従って並んだ第1の投射画像、第2の投射画像、及び第3の投射画像の画質を調整する制御を行うことができるようになるので、各プロジェクタの仕様の差異や製造ばらつきが大きすぎて、十分に各投射画像の測定点における輝度及び色度を揃えることができない事態を回避することができるようになる。
また本発明に係る画像調整装置では、前記第1〜第3の投射画像内の測定点における画像情報に基づいて、前記第1の投射画像を投射する第1のプロジェクタ、前記第2の投射画像を投射する第2のプロジェクタ、及び前記第3の投射画像を投影する第3のプロジェクタの並び順を決定する並び順決定部を含み、前記画質調整制御部は、前記並び順決定部により決定された前記並び順に基づいて、前記第1の投射画像、前記第2の投射画像及び前記第3の投射画像を調整する制御を行うことができる。
本発明によれば、投射画像内の測定点における画像情報に基づいて、各投射画像を投射するプロジェクタの並び順を決定し、この並び順に従って並んだ第1の投射画像、第2の投射画像、及び第3の投射画像の画質を調整する制御を行うことができるようになるので、各プロジェクタの仕様の差異や製造ばらつきが大きすぎて、十分に各投射画像の測定点における輝度及び色度を揃えることができない事態を回避することができるようになる。
また本発明に係る画像調整装置では、前記並び順決定部は、前記第1の測定点における画像情報、前記第2の測定点における画像情報、及び前記第3の測定点における画像情報に基づいて、隣接する2つの投射画像の測定点における色差が小さくなるように、前記第1のプロジェクタ、前記第2のプロジェクタ、及び前記第3のプロジェクタの並び順を決定することができる。
本発明によれば、各投射画像の画質を調整するための調整量(補正量)を少なくできるので、元の画像に対して画質を大きく変えることなく、投射画像の画質を調整することができるようになる。
また本発明に係る画像調整装置では、前記画質調整制御部は、前記第2の投射画像内の前記基準点における予測画像情報を、前記基準点における調整前の画像情報を用いて求める予測画像情報生成部を含むことができる。
本発明によれば、予測画像情報の予測処理を簡素な算出処理で実現できるようになる。
また本発明に係る画像調整装置では、前記画質調整制御部は、複数の階調を構成する各階調において、前記第1の測定点における輝度及び色度が前記第2の測定点における輝度及び色度と一致するように前記第1の投射画像及び前記第2の投射画像の少なくとも1つを調整する制御を行うと共に、複数の階調を構成する各階調において、前記基準点における輝度及び色度が前記第3の測定点における輝度及び色度と一致するように前記第3の投射画像を調整する制御を行うことができる。
本発明によれば、投射画像の画面全体の輝度及び色度が調整される場合に、2つの投射画像の境界を目立たなくすることができるようになる。
また本発明に係る画像調整装置では、前記第1の測定点、前記第2の測定点、及び前記第3の測定点を測定し、前記第1の測定点における画像情報、前記第2の測定点における画像情報、及び前記第3の測定点における画像情報として各測定点における測定データを取り込む画像測定部を含むことができる。
本発明によれば、画像調整装置が適用される画像表示システムの構成を簡素化できるようになる。
また本発明は、第1の投射画像、第2の投射画像及び第3の投射画像を隣接させた画像を調整する画像調整装置であって、前記第1の投射画像内の第1の測定点における画像情報、前記第2の投射画像内の第2の測定点における画像情報、及び前記第3の投射画像内の第3の測定点における画像情報を取得する画像情報取得部と、前記第1の測定点及び前記第2の測定点における画像情報に基づいて前記第1の投射画像及び前記第2の投射画像を調整する制御を行うと共に、前記第2の投射画像の調整後の前記第2の投射画像内の基準点における予測画像情報と前記第3の測定点における画像情報とに基づいて前記第3の投射画像を調整する制御を行う画質調整制御部とを含む画像調整装置に関係する。
本発明によれば、第1の投射画像、第2の投射画像及び第3の投射画像を隣接させた画像を表示する場合に、各投射画像の測定点における画像情報を取得した後に、第1の投射画像及び第2の投射画像の画質調整制御後の第2の投射画像内の基準点における予測画像情報を予測し、該予測画像情報と第3の投射画像内の第3の測定点における画像情報とに基づいて第3の投射画像の画質を調整する制御を行うようにしたので、各投射画像の画質を揃えるために、測定と調整とを繰り返す必要がなくなり、短時間に高精度で画質を調整できるようになる。
また本発明は、前記第1の投射画像を投射する第1のプロジェクタと、前記第2の投射画像を投射する第2のプロジェクタと、前記第3の投射画像を投射する第3のプロジェクタと、上記のいずれか記載の画像調整装置とを含み、前記画像調整装置は、前記第1のプロジェクタ、前記第2のプロジェクタ、及び前記第3のプロジェクタを構成する各プロジェクタに調整パラメータを出力することで、前記第1の投射画像、前記第2の投射画像、及び前記第3の投射画像のうち少なくとも1つを調整する制御を行う画像表示システムに関係する。
本発明によれば、複数のプロジェクタの投射画像を隣り合うように表示させる場合に、短時間に高精度に画質を調整できる画像表示システムを提供できるようになる。
また本発明は、第1の投射画像、第2の投射画像及び第3の投射画像を隣接させた画像を調整する画像調整方法であって、前記第1の投射画像内の第1の測定点における画像情報、前記第2の投射画像内の第2の測定点における画像情報、及び前記第3の投射画像内の第3の測定点における画像情報を取得する画像情報取得ステップと、前記第1の測定点及び前記第2の測定点における画像情報に基づいて前記第1の投射画像及び前記第2の投射画像を調整する制御を行うと共に、前記第2の投射画像の調整後の前記第2の投射画像内の基準点における予測画像情報と前記第3の測定点における画像情報とに基づいて前記第3の投射画像を調整する制御を行う画質調整制御ステップとを含む画像調整方法に関係する。
本発明によれば、複数のプロジェクタの投射画像を隣り合うように表示させる場合に、短時間に高精度に画質を調整できる画像調整方法を提供できるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
以下に述べるように、本発明に係る画像表示システムは、投射型の画像表示装置としてのプロジェクタを3台以上用いて、各プロジェクタによるスクリーンへの投射画像を隣り合わせることにより画像を表示するマルチプロジェクタシステムである。
〔実施形態1〕
図1に、本発明に係る実施形態1におけるマルチプロジェクタシステムの構成例を示す。
実施形態1におけるマルチプロジェクタシステム10は、第1〜第N(Nは3以上の整数)のプロジェクタPJ1〜PJNと、画像調整装置200と、画像測定部300とを含む。第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNは、スクリーンSCRに画像を投射して第1〜第Nの投射画像IMG1〜IMGNを表示させる。そして、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNを構成する各プロジェクタによるスクリーンSCRへの投射画像が隣り合うように表示させることで、画像を表示する。
スクリーンSCRに表示される画像は、スクリーンSCRを見る人が1つの画像として認識できるように、第1〜第Nの投射画像IMG1〜IMGNのうち隣接する複数の投射画像の間で連続する画像であってもよい。また、スクリーンSCRに表示される画像は、スクリーンSCRを見る人が各投射画像を別々の画像として認識できるように、第1〜第Nの投射画像IMG1〜IMGNを構成する各投射画像が、隣接する投射画像とは不連続な画像であってもよい。このような第1〜第Nの投射画像IMG1〜IMGNを構成する各投射画像は、互いに隣接する画像とその境界部が接するように表示されてもよいし、隣接する画像と所与の間隔を置いて表示されてもよい。
また、図1では、第1〜第Nの投射画像IMG1〜IMGNが、水平方向(横方向、左右方向)に並んで表示されている例を示しているが、垂直方向(鉛直方向、上下方向)に並んで表示されてもよい。第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNは、それぞれ同様の構成を有してもよいが、互いに異なる構成を有していてもよく、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNを構成する各プロジェクタは、例えば画面全体の輝度及び色度を調整する機能を有していればよい。
画像調整装置200は、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNにより投射された第1〜第Nの投射画像IMG1〜IMGNの画像の輝度及び色度を調整する。より具体的には、画像調整装置200は、画像の輝度及び色度を調整する調整パラメータを算出して、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNの少なくとも1つに対して該調整パラメータを出力することで、第1〜第Nの投射画像IMG1〜IMGNを構成する各投射画像の画質を調整する制御を行う。このような調整パラメータが入力されたプロジェクタは、該調整パラメータに基づいて画面全体の輝度及び色度を調整する。
このような画像調整装置200は、画像測定部300による投射画像の測定結果を用いて調整パラメータを算出する。画像測定部300は、プロジェクタによるスクリーンSCRへの投射画像内の測定点を測定し、各測定点における測定結果である測定データを画像情報として画像調整装置200に出力できる。画像測定部300は、マルチプロジェクタシステム10において1つだけ設けられていてもよいし、プロジェクタ毎に設けられていてもよい。
また、画像調整装置200は、画像測定部300を内蔵してもよい。こうすることで、画像調整装置200が適用されるマルチプロジェクタシステム10の構成を簡素化できる。
以上のような構成を有するマルチプロジェクタシステム10では、画像調整装置200において、まず、少なくとも第1の投射画像内の第1の測定点における画像情報、第2の投射画像内の第2の測定点における画像情報及び第3の投射画像内の第3の測定点における画像情報が取得される。その後、画像調整装置200において、第1の測定点、第2の測定点、及び第3の測定点における画像情報と、第1及び第2の測定点における画像情報に基づく調整後の第2の投射画像内の基準点における予測画像情報とに基づいて、第1の投射画像、第2の投射画像、及び第3の投射画像のうち少なくとも1つを調整する制御が行われる。
より具体的には、画像調整装置200は、各プロジェクタによる投射画像内の測定点(測定画素)の画像情報を取得しておき、互いに隣接する第1の投射画像及び第2の投射画像間の画質を揃えるための調整パラメータを当該投射画像内の測定点における画像情報に基づいて算出する。その後、画像調整装置200は、第1の投射画像及び第2の投射画像のうち第2の投射画像に隣接する別の第3の投射画像との間の画質を揃えるために、第1の投射画像及び第2の投射画像を調整するための調整パラメータを用いた調整後の第2の投射画像内の別の画素(基準点)の画情情報を予測画像情報として予測し、該予測画像情報と第3の投射画像内の測定点における画像情報とに基づいて、第2の投射画像及び第3の投射画像間の画質を揃えるための調整パラメータを算出する。以降、他の投射画像についても、同様に予測画像情報を用いて調整パラメータを算出していく。その後、画像調整装置200は各プロジェクタに調整パラメータを出力して、各プロジェクタが、調整パラメータに基づいて投射画像の画質を調整する。
こうすることで、第1の投射画像及び第2の投射画像内の測定点を測定することで取得した画像情報に基づいて、隣接する2つの投射画像の画質を調整した後、第3の投射画像と調整後の第2の投射画像との画質を揃えるために、再び両投射画像内の測定点の画像情報を取得して調整するという繰り返し作業を不要にできるようになる。しかも、測定点を、調整対象の2つの投射画像の境界領域における画素とすることで、短時間で、高精度にマルチプロジェクタシステムにおける2つの投射画像の境界を目立たなくさせることができるようになる。
次に、マルチプロジェクタシステム10を構成する各装置について、詳細に説明する。
図2に、実施形態1におけるマルチプロジェクタシステム10の構成例のブロック図を示す。図2において、図1と同一の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。図2では、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNの各プロジェクタの構成が同一であるものとし、画像調整装置200が各プロジェクタに画像データを供給するものとして説明する。
第1のプロジェクタPJ1は、画像表示部100、輝度色度調整部180、画像データ入力部190を含む。画像データ入力部190は、画像調整装置200からの画像データの受信インタフェース処理を行い、処理後の信号を画像信号として出力する。この受信インタフェース処理は、物理層の信号レベルの変換処理やプログレッシブ変換処理を含む。輝度色度調整部180は、画像調整装置200からの調整パラメータに基づいて、画像データ入力部190からの画像信号を補正し、補正後の画像信号を画像表示部100に出力する。画像表示部100は、輝度色度調整部180により調整(補正)された画像信号に基づいて光源からの光の変調率を異ならせて、変調後の光をスクリーンSCRに投射する。
図1又は図2の第2〜第NのプロジェクタPJ2〜PJNのそれぞれは、図2で説明した構成を有する。
図3に、図2の輝度色度調整部180の構成例のブロック図を示す。図3において、図2と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
輝度色度調整部180は、調整パラメータ記憶部182、信号変換部184を含む。調整パラメータ記憶部182は、画像調整装置200からの調整パラメータを記憶する。信号変換部184は、調整パラメータ記憶部182に記憶された調整パラメータに基づいて、画像データ入力部190からの画像信号を補正し、補正後の画像信号を画像表示部100に出力する。
例えば、画像データで表現可能な全階調を構成する各階調についての調整パラメータを調整パラメータ記憶部182に記憶しておき、信号変換部184は、画像信号により指定される階調に対応した調整パラメータに基づいて、補正前の画像信号を補正することができる。或いは、例えば、画像データで表現可能な全階調のうち離散的にサンプリングされた複数の調整パラメータを調整パラメータ記憶部182に記憶しておき、信号変換部184は、画像信号により指定される階調に対応した調整パラメータ又は調整パラメータ記憶部182に記憶された調整パラメータを補間して得られた調整パラメータに基づいて、補正前の画像信号を補正することができる。
図4に、図2の画像表示部100の構成例を示す。図4では、第1のプロジェクタPJ1の画像表示部100が、いわゆる3板式の構成例を示しているが、本発明に係る画像表示部が、いわゆる3板式のものに限定されるものではない。図1又は図2の第2〜第NのプロジェクタPJ2〜PJNも図4と同様の構成の画像表示部を有することができる。
画像表示部100は、光源110、インテグレータレンズ112、114、偏光変換素子116、重畳レンズ118、R用ダイクロイックミラー120R、G用ダイクロイックミラー120G、反射ミラー122、R用フィールドレンズ124R、G用フィールドレンズ124G、光変調素子130、リレー光学系140、クロスダイクロイックプリズム(広義には光合成部)160、投射レンズ170(広義には投射部)を含む。図4では、3板式であるため、光変調素子130として、R用液晶パネル130R(第1の光変調部)、G用液晶パネル130G(第2の光変調部)、B用液晶パネル130B(第3の光変調部)が採用される。R用液晶パネル130R、G用液晶パネル130G及びB用液晶パネル130Bとして用いられる液晶パネルは、透過型の液晶表示装置である。リレー光学系140は、リレーレンズ142、144、146、反射ミラー148、150を含む。
光源110は、例えば超高圧水銀ランプにより構成され、少なくともR成分の光、G成分の光、B成分の光を含む光を射出する。光源110は、例えば輝度色度調整部180又は第1のプロジェクタPJ1内の図示しない光源駆動部から光源制御信号により駆動制御される。インテグレータレンズ112は、光源110からの光を複数の部分光に分割するための複数の小レンズを有する。インテグレータレンズ114は、インテグレータレンズ112の複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する。重畳レンズ118は、インテグレータレンズ112の複数の小レンズから射出される部分光を重畳する。
また偏光変換素子116は、偏光分離膜とλ/2板とを有し、p偏光を透過させると共にs偏光を反射させ、p偏光をs偏光に変換する。この偏光変換素子116からのs偏光が、重畳レンズ118に照射される。
重畳レンズ118によって重畳された光は、R用ダイクロイックミラー120Rに入射される。R用ダイクロイックミラー120Rは、R成分の光を反射して、G成分及びB成分の光を透過させる機能を有する。R用ダイクロイックミラー120Rを透過した光は、G用ダイクロイックミラー120Gに照射され、R用ダイクロイックミラー120Rにより反射した光は反射ミラー122により反射されてR用フィールドレンズ124Rに導かれる。
G用ダイクロイックミラー120Gは、G成分の光を反射して、B成分の光を透過させる機能を有する。G用ダイクロイックミラー120Gを透過した光は、リレー光学系140に入射され、G用ダイクロイックミラー120Gにより反射した光はG用フィールドレンズ124Gに導かれる。
リレー光学系140では、G用ダイクロイックミラー120Gを透過したB成分の光の光路長と他のR成分及びG成分の光の光路長との違いをできるだけ小さくするために、リレーレンズ142、144、146を用いて光路長の違いを補正する。リレーレンズ142を透過した光は、反射ミラー148によりリレーレンズ144に導かれる。リレーレンズ144を透過した光は、反射ミラー150によりリレーレンズ146に導かれる。リレーレンズ146を透過した光は、B用液晶パネル130Bに照射される。
R用フィールドレンズ124Rに照射された光は、平行光に変換されてR用液晶パネル130Rに入射される。R用液晶パネル130Rは、光変調素子(光変調部)として機能し、R用画像信号に基づいて透過率(通過率、変調率)が変化するようになっている。従って、R用液晶パネル130Rに入射された光(第1の色成分の光)は、R用画像信号に基づいて変調され、変調後の光がクロスダイクロイックプリズム160に入射される。
G用フィールドレンズ124Gに照射された光は、平行光に変換されてG用液晶パネル130Gに入射される。G用液晶パネル130Gは、光変調素子(光変調部)として機能し、G用画像信号に基づいて透過率(通過率、変調率)が変化するようになっている。従って、G用液晶パネル130Gに入射された光(第2の色成分の光)は、G用画像信号に基づいて変調され、変調後の光がクロスダイクロイックプリズム160に入射される。
リレーレンズ142、144、146で平行光に変換された光が照射されるB用液晶パネル130Bは、光変調素子(光変調部)として機能し、B用画像信号に基づいて透過率(通過率、変調率)が変化するようになっている。従って、B用液晶パネル130Bに入射された光(第3の色成分の光)は、B用画像信号に基づいて変調され、変調後の光がクロスダイクロイックプリズム160に入射される。
R用液晶パネル130R、G用液晶パネル130G及びB用液晶パネル130Bは、輝度色度調整部180により調整された画像信号により、色成分毎に独立して変調率が制御される。
光合成手段としてのクロスダイクロイックプリズム160は、R用液晶パネル130R、G用液晶パネル130G及びB用液晶パネル130Bからの入射光を合成した合成光を出射光として出力する機能を有する。投射部としての投射レンズ170は、出力画像をスクリーンSCR上に拡大して結像させるレンズである。
以上のような構成により、第1のプロジェクタPJ1は、画像信号に応じて光源110からの光を変調し、スクリーンSCRに投射することができる。そして、この画像信号は、画像調整装置200からの調整パラメータにより補正されるため、第1のプロジェクタPJ1は、画像調整装置200からの調整パラメータを受けて、該調整パラメータに基づいて第1の投射画像IMG1の画面全体の輝度及び色度を調整することができる。
次に、図2の画像調整装置200について説明する。画像調整装置200は、画像データ生成部210、測定データ解析部220(広義には画像情報取得部)、画質調整制御部(パラメータ算出部)230を含む。
画像データ生成部210は、コンテンツ画像に対応した画像データを生成し、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNのそれぞれに画像データを出力する。この画像データ生成部210は、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNに対して同じ画像データを出力するようにしてもよいし、投射画像を隣り合わせて表示させたときに投射した画像が連結されるような画像データを各プロジェクタに出力するようにしてもよい。また、画像データ生成部210は、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNに対して、それぞれ異なる画像データを出力してもよい。このような画像データ生成部210の機能は、画像調整装置200の外部に設けられてもよいし、プロジェクタ毎に設けられてもよい。
測定データ解析部220は、画像測定部300によって測定された投射画像の測定点における測定データを画像情報として出力する。より具体的には、測定データ解析部220は、画像測定部300によって測定された投射画像内の測定点の測定値を解析して、画像測定部300やプロジェクタの分光特性の違いに依存することなく定量的に表現できる補正(調整)基準値となる測定データを生成し、該測定データを画像情報として出力する。このため、測定データ解析部220は、画像測定部300による測定結果を所与の色空間の色座標に変換した測定データを生成することができるようになっている。より具体的には、測定データ解析部220は、画像測定部300による測定結果に対応したCIE表色系の値である測定データを画像情報として出力する。このようなCIE表色系の値としては、XYZ表色系(CIE 1931 表色系)の値、X101010表色系(CIE 1964 表色系)の値、XYZ表色系での色度座標(x,y)、X101010表色系での色度座標(x10,y10)、CIELAB色空間(CIE 1976 L色空間)の明度や色座標、CIELUV色空間(CIE 1976 L色空間)の明度や色座標等がある。以下では、測定データ解析部220は、画像測定部300による測定結果に対応したXYZ表色系の値を出力するものとする。
画質調整制御部(パラメータ算出部)230は、測定データ解析部220からの画像情報としての測定データを用いて、各プロジェクタの輝度色度調整部の機能に対応したパラメータを算出して各プロジェクタの輝度及び色度を調整する制御を行う。例えば各プロジェクタの輝度色度調整部がRGBの各色成分毎に調整できる場合には、画質調整制御部230は、RGBの各色成分毎に画像信号を補正するための調整パラメータを算出する。また、例えば各プロジェクタの輝度色度調整部が明度及び色差を調整できる場合には、画質調整制御部230は、CIELUV色空間の明度及び色座標(LUV)を補正する調整パラメータを算出する。以下では、画質調整制御部230が、CIELUV色空間の明度及び色座標(LUV)を補正する調整パラメータを算出するものとする。
画像測定部300の機能は、例えばデジタルカメラ、色彩計、測色器等により実現されるが、画像測定部300は、投射画像を構成する1画素分の輝度等の画像情報が測定できればよい。
図5に、図2の画質調整制御部230の構成例のブロック図を示す。
画質調整制御部230は、調整パラメータ生成部232、予測値生成部234(広義には予測画像情報生成部)を含む。調整パラメータ生成部232は、測定データ解析部220からの調整対象の隣接する2つの投射画像(第1の投射画像及び第2の投射画像)内の測定点における画像情報に基づいて、この2つの投射画像(第1の投射画像及び第2の投射画像)を投射する2つのプロジェクタ(第1のプロジェクタ及び第2のプロジェクタ)のうちの少なくとも1つを調整するための調整パラメータを生成する。より具体的には、調整パラメータ生成部232は、互いに隣り合う2つの投射画像の境界が目立たないように、2つの投射画像のうち少なくとも一方の画面全体の輝度及び色度を調整するための調整パラメータを生成する。
予測値生成部234は、調整パラメータ生成部232により生成された調整パラメータを用いて、この調整パラメータにより調整される2つの投射画像の1つ(第2の投射画像)に隣接する別の投射画像(第3の投射画像)を調整するための画像情報として、第2の投射画像内の上記測定点とは異なる基準点における画像情報を予測して予測画像情報を求める。より具体的には、予測値生成部234は、第2の投射画像内の基準点における予測画像情報を、該基準点における調整前の画像情報を用いて求める。そして、調整パラメータ生成部232は、予測値生成部234によって求められた予測画像情報と、第3の投射画像内の測定点における画像情報とを用いて、第2の投射画像及び第3の投射画像を調整するための調整パラメータを生成する。以上のように生成された調整パラメータは、第1〜第Nの投射画像IMG1〜IMGNを投射する第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNに対して供給される。この結果、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNは、それぞれ個々に入力された調整パラメータに基づいて、上記のように画像信号を補正することで投射画像の輝度及び色度を調整することができる。
以下、水平方向に並ぶ複数の投射画像の境界が目立たないように調整する過程を説明することで、実施形態1における画像調整装置200の動作を説明する。
図6に、実施形態1における画像調整装置200の処理例のフロー図を示す。画像調整装置200は、図示しない中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)及びメモリを有し、該メモリに図6に示す処理手順を指示するプログラムが記憶されている。そして、画像調整装置200のCPUが、メモリから読み込んだプログラムに対応した処理を実行することで、画像調整装置200の各部の機能を図6に示すようにソフトウェア処理により実現できるようになっている。
まず、画像調整装置200において、画像情報取得ステップとして、測定データ解析部220が、画像測定部300により測定された各投射画像内の測定点における画像情報を取得する(ステップS10)。
続いて、画像調整装置200は、取得した画像情報を用いた調整パラメータ算出ステップとして、画質調整制御部230の調整パラメータ生成部232において、隣接する2つの投射画像(第1の投射画像及び第2の投射画像)を投射するプロジェクタに出力される調整パラメータを算出する(ステップS12)。
その後、ステップS12で求めた調整パラメータによる調整対象の2つの投射画像のうちの1つの投射画像(第2の投射画像)と、この投射画像に隣接する投射画像(第3の投射画像)との間の調整を行う。そのため、画質調整制御部230の予測値生成部234が、予測画像情報算出ステップとして、調整対象の2つの投射画像のうちの1つの投射画像(第2の投射画像)の基準点(測定点以外の画素)においてステップS12で求めた調整パラメータを適用したときの画像情報を予測画像情報として求める(ステップS14)。
そして、画質調整制御部230の調整パラメータ生成部232は、予測画像情報を用いた調整パラメータ算出ステップとして、ステップS14で求めた基準点における予測画像情報と、調整対象の2つの投射画像のうちの1つの投射画像に隣接する投射画像(第3の投射画像)の測定点における画像情報とに基づいて、両投射画像の画質を調整するための調整パラメータを算出する(ステップS16)。
マルチプロジェクタシステムにおいて他に調整すべき投射画像があるとき(ステップS18:Y)、ステップS14に戻り、既に調整された投射画像に隣接する他の投射画像の画質を調整するために、既に調整された投射画像の基準点における予測画像情報を算出する。一方、ステップS18において、他に調整すべき投射画像がないとき(ステップS18:N)、調整パラメータ出力ステップとして、これまでの処理で求めた各PJ毎の調整パラメータを、第1〜第Nの投射画像IMG1〜IMGNを投射する第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNに出力し(ステップS20)、一連の処理を終了する(エンド)。
次に、図6の処理を詳細に説明する。
図7に、実施形態1におけるマルチプロジェクタシステム10の原理的な構成を示す。図7は、図6の処理を説明するために、図1のマルチプロジェクタシステム10が3台のプロジェクタで構成した例を模式的に表しており、図1と同一部分には同一符号を付し、適宜説明する。
図7に示すマルチプロジェクタシステムは、第1の投射画像IMG1を投射する第1のプロジェクタPJ1と、第2の投射画像IMG2を投射する第2のプロジェクタPJ2と、第3の投射画像IMG3を投射する第3のプロジェクタPJ3と、上記の画像調整装置200とを含む。画像調整装置200は、第1〜第3のプロジェクタPJ1〜PJ3を構成する各プロジェクタに調整パラメータを出力することで、第1〜第3の投射画像IMG1〜IMG3のうち少なくとも1つを調整する制御を行う。
このとき、第1〜第3の投射画像IMG1〜IMG3の境界を目立たないように各投射画像を調整するために、まず画像調整装置200の画像データ生成部210は、テストパターン画像を各プロジェクタに出力する(T1)。そして、画像測定部300が、各投射画像内の測定点の測定データを取得し、画像情報として取り込み、図6のステップS10として、画像調整装置200が、各投射画像の測定点における画像情報を取得する(T2)。
図8に、実施形態1における投射画像内の測定点の説明図を示す。図8は、図7の第1の投射画像IMG1の第1の測定点及び第2の投射画像IMG2の第2測定点P2の例であり、第1の投射画像IMG1及び第2の投射画像IMG2を正面から見た例を表している。なお、図8において、図7と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
即ち、画像測定部300は、第1の投射画像IMG1の境界部ED10〜ED13を含む該第1の投射画像IMG1内の複数の境界領域AR10〜AR13のうち第2の投射画像IMG2に最も近い境界領域AR10内の第1の測定点P1における画像情報と、第2の投射画像IMG2の境界部ED20〜ED23を含む該第2の投射画像IMG2内の複数の境界領域AR20〜AR23のうち第1の投射画像IMG1に最も近い境界領域AR20内の第2の測定点P2における画像情報とを取得する。
より具体的には、画像調整装置200が、第1のプロジェクタPJ1及び第2のプロジェクタPJ2に、R成分以外のG成分及びB成分の階調値が「0」のパターン画像の画像データを出力して第1のプロジェクタPJ1及び第2のプロジェクタPJ2に該画像データに対応したパターン画像を表示させた状態(図7のT1)で、画像測定部300が、第1の測定点P1及び第2の測定点P2を測定する。そして、画像調整装置200が、測定データ解析部220において、XYZ表色系の値X、Y、Zのうち値Xを取り出す(図7のT2)。
次に、画像調整装置200が、同様にして、第1のプロジェクタPJ1及び第2のプロジェクタPJ2に、G成分以外のR成分及びB成分の階調値が「0」のパターン画像を表示させた状態(図7のT1)で、画像測定部300が、第1の測定点P1及び第2の測定点P2を測定する。そして、画像調整装置200が、測定データ解析部220において、XYZ表色系の値X、Y、Zのうち値Yを取り出す(図7のT2)。
また同様に、画像調整装置200が、第1のプロジェクタPJ1及び第2のプロジェクタPJ2に、B成分以外のR成分及びG成分の階調値が「0」のパターン画像を表示させた状態(図7のT1)で、画像測定部300が、第1の測定点P1及び第2の測定点P2を測定する。そして、画像調整装置200が、測定データ解析部220において、XYZ表色系の値X、Y、Zのうち値Zを取り出す(図7のT2)。このような処理を、RGBの色成分毎に、全階調のうちいくつかの階調で繰り返す。
図7において、各投射画像内の測定点における画像情報(上記の値X、Y、Z)を受け取った画像調整装置200は、図6のステップS12として、画質調整制御部230の調整パラメータ生成部232において、第1の投射画像IMG1及び第2の投射画像IMG2を調整するための調整パラメータを算出する。より具体的には、画像調整装置200の画質調整制御部230(調整パラメータ生成部232)は、第1の測定点P1及び第2の測定点P2における画像情報に基づいて、第1の測定点P1における輝度及び色度が第2の測定点P2における輝度及び色度と一致するように調整パラメータを算出する。この調整パラメータにより、第1の投射画像IMG1及び第2の投射画像IMG2の少なくとも1つの投射画像全体の輝度及び色度を調整する制御が行われる。
図9に、調整パラメータ生成部232の処理内容の説明図を示す。図9は、画像信号のR成分の入力値に対するXYZ表色系の値Xの測定データが変化する様子の一例を表す。画像信号のG成分の入力値に対するXYZ表色系の値Yの測定データや、画像信号のB成分の入力値に対するXYZ表色系の値Zの測定データの変化も、図9と同様である。
図10に、調整パラメータ生成部232における具体的な処理内容の説明図を示す。
図9に示すように、第1のプロジェクタPJ1及び第2のプロジェクタPJ2の測定点における測定データがプロジェクタにより異なることがある。そこで、画質調整制御部230の調整パラメータ生成部232は、画像信号のR成分の入力値Rinが第2のプロジェクタPJ2の第2の測定点P2の測定データXoutと一致する第2のプロジェクタPJ2のR成分の入力値Rin´を算出する。そして、調整パラメータ生成部232は、第2のプロジェクタPJ2において、入力値がRinのときに入力値Rin´を出力するように補正するための調整パラメータを求めて、該調整パラメータを第2のプロジェクタPJ2に出力する。同様に、G成分及びB成分についても、調整パラメータを求めて、第2のプロジェクタPJ2に出力する。
この調整パラメータは、例えばITU−R(International Telecommunications Union - Radiocommunication Sector) BT.601で規定された変換行列を用いた図10に示す変換式を変形することで、R成分の入力値Rin、G成分の入力値Gin、B成分の入力値Binに対応した、第2のプロジェクタPJ2による第2の投射画像IMG2のCIELUV色空間の明度及び色座標(L,U,V)として求められる。従って、この明度及び色座標を実現するための調整パラメータを第2のプロジェクタPJ2に出力すればよい。
なお、上記では第2のプロジェクタPJ2に対してのみ調整パラメータを送信するものとして説明したが、両測定点の輝度及び色度を一致させるために第1のプロジェクタPJ1及び第2のプロジェクタPJ2の両方にパラメータを送信するようにしてもよい。
以上のように、境界領域内の測定点における画像情報を所与の色空間の色座標に変換した後に、調整パラメータ生成部232は、投射画像全体の輝度及び色度を調整するパラメータを算出する。
次に、図6のステップS14として、画質調整制御部230の予測値生成部234において、第2の投射画像IMG2内において第2の測定点P2とは異なる基準点P3における予測画像情報を算出する。基準点P3における画像情報もまた、図6のステップS10により取得されており、この調整前の画像情報を用いて、図6のステップS12で算出した調整パラメータを適用した後の基準点P3における画像情報を予測画像情報として算出する。これにより、予測画像情報の予測処理を簡素な算出処理で実現できる。
なお、基準点については、測定点と同様に、図7に示すように、当該投射画像が、隣接する投射画像に接する境界部の境界領域に設定することが望ましい。
図11に、予測値生成部234の処理内容の説明図を示す。図11は、画像信号のR成分の入力値に対するXYZ表色系の値Xの測定データが変化する様子の一例を表す。画像信号のG成分の入力値に対するXYZ表色系の値Yの測定データや、画像信号のB成分の入力値に対するXYZ表色系の値Zの測定データの変化も、図11と同様である。
図12に、予測値生成部234における具体的な処理内容の説明図を示す。
第2のプロジェクタPJ2の第2の測定点における測定データが、図11に示すように入力値R毎に変化する場合に、予測値生成部234は、入力値R毎に、各測定データを用いて予測値を生成することができる。より具体的には、予測値生成部234は、第1の投射画像IMG1及び第2の投射画像IMG2の画質を調整する調整パラメータを反映させた後のCIELUV色空間の明度及び色座標(L0,U0,V0)と、基準点P3における画像情報(Rin0,Gin0,Bin0)とを用いて、図12に示す変換式により、基準点P3における補正後の画像情報(Rin´´,Gin´´,Bin´´)を予測画像情報として算出することができる。
続いて、再び調整パラメータ生成部232は、図6のステップS16として、ステップS14で求めた予測画像情報と第3の投射画像IMG3の第3の測定点P4における画像情報とを用いて、第3の投射画像IMG3を投射する第3のプロジェクタPJ3に対する調整パラメータを、図10の変換式を用いて求める。
以降は、調整すべき他の投射画像があるときには、同様にして、一度調整した投射画像内の測定点以外の基準点における予測画像情報と、他の投射画像内の測定点における画像情報とを用いて、上述のように調整パラメータを算出していく。
以上のように、画質調整制御部230は、複数の階調を構成する各階調において、第1の測定点における輝度及び色度が第2の測定点における輝度及び色度と一致するように第1の投射画像及び第2の投射画像の少なくとも1つを調整する制御を行うと共に、複数の階調を構成する各階調において、第2の投射画像内の基準点における輝度及び色度が第3の測定点における輝度及び色度と一致するように第3の投射画像を調整する制御を行うことができる。このように、すべての投射画像の画質を調整する調整パラメータが算出されると、図6のステップS20として、各PJに調整パラメータを出力する。
そして、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNは、調整パラメータを用いて、隣り合う投射画像の測定点又は基準点同士の輝度及び色度が一致するように、各投射画像全体の輝度及び色度を調整することができる。
以上説明したように、実施形態1によれば、複数の投射画像を隣り合わせて画像を表示する場合に、測定と調整とを繰り返すことなく各投射画像の境界を目立たなくすることができるので、短時間で、且つ高精度に画質を調整することができるようになる。
〔実施形態2〕
実施形態1では、マルチプロジェクタシステムを構成する第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNの並び順が予め決められているものとして説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。本発明に係る実施形態2では、上記の各投射画像の画質を揃えるのに先立って取得される各投射画像の測定点における画像情報を用いて、マルチプロジェクタシステムを構成する第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNの並び順を決定することができる。こうすることで、各プロジェクタの仕様の差異や製造ばらつきが大きすぎて、十分に各投射画像の測定点における輝度及び色度を揃えることができない事態を回避することができるようになる。
実施形態2におけるマルチプロジェクタシステム500の構成は、図1に示す実施形態1におけるマルチプロジェクタシステム10の構成と同様であるため、説明を省略する。
図13に、実施形態2におけるマルチプロジェクタシステム500の構成例のブロック図を示す。図13において、図2と同一部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。図13では、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNの各プロジェクタの構成が同一であるものとし、実施形態2における画像調整装置が各プロジェクタに画像データを供給するものとして説明する。
実施形態2におけるマルチプロジェクタシステム500は、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNと、画像調整装置600と、画像測定部300とを含む。画像調整装置600は、画像測定部300を内蔵してもよい。
画像調整装置600は、画像データ生成部210と、測定データ解析部220と、画質調整制御部230と、並び順決定部610とを含む。
並び順決定部610は、測定データ解析部220において取得された各投射画像の測定点における画像情報に基づいて、第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNの並び順を決定する。並び順決定部610により決定された第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNの並び順は画質調整制御部230に通知され、画質調整制御部230は、実施形態1と同様に、並び順決定部610により決定された第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNの並び順に対応した第1〜第Nの投射画像IMG1〜IMGNの各境界を目立たなくするように画質を調整する制御を行う。
実施形態2では、第1の投射画像IMG1、第2の投射画像IMG2、及び第3の投射画像IMG3が隣接して表示される場合、画像情報取得部としての測定データ解析部220は、第1〜第3の投射画像IMG1〜IMG3を構成する各投射画像内の周辺領域の測定点における画像情報を取得する。そして、画質調整制御部230は、測定データ解析部220によって取得された第1の投射画像IMG1内の測定点のうちの第1の測定点P1及び測定データ解析部220によって取得された第2の投射画像IMG2内の測定点のうちの第2の測定点P2における画像情報に基づいて第1の投射画像IMG1及び第2の投射画像IMG2を調整する制御を行うと共に、第2の投射画像IMG2の調整後の第2の投射画像IMG2内の基準点P3における予測画像情報及び測定データ解析部220によって取得された第3の投射画像IMG3内の測定点のうちの第3の測定点P4における画像情報とに基づいて第3の投射画像IMG3を調整する制御を行う。並び順決定部610は、測定データ解析部220によって取得された第1〜第3の投射画像IMG1〜IMG3内の測定点における画像情報に基づいて、第1の投射画像IMG1を投射する第1のプロジェクタPJ1、第2の投射画像IMG2を投射する第2のプロジェクタPJ2、及び第3の投射画像IMG3を投影する第3のプロジェクタPJ3の並び順を決定する。並び順決定部610により決定された並び順に従って、画質調整制御部230は、第1の投射画像IMG1、第2の投射画像IMG2及び第3の投射画像IMG3を調整する制御を行う。
また、並び順決定部610は、第1〜第3の投射画像IMG1〜IMG3内の測定点における画像情報に基づいて、隣接する2つの投射画像の測定点における色差が小さくなるように、第1のプロジェクタPJ1、第2のプロジェクタPJ2、及び第3のプロジェクタPJ3の並び順を決定する。
こうすることで、各プロジェクタの仕様の差異や製造ばらつきが大きすぎて、十分に各投射画像の測定点における輝度及び色度を揃えることができない事態を回避することができるようになる。また、各投射画像の画質を調整するための調整量(補正量)を少なくできるので、元の画像に対して画質を大きく変えることなく、投射画像の画質を調整することができるようになる。
図14に、実施形態2における画像調整装置600の処理例のフロー図を示す。画像調整装置600は、実施形態1と同様に、図示しないCPU及びメモリを有し、該メモリに図14に示す処理手順を指示するプログラムが記憶されている。そして、画像調整装置600のCPUが、メモリから読み込んだプログラムに対応した処理を実行することで、画像調整装置600の各部の機能を図14に示すようにソフトウェア処理により実現できるようになっている。
まず、画像調整装置600において、画像情報取得ステップとして、測定データ解析部220が、画像測定部300により測定された各投射画像内の測定点における画像情報を取得する(ステップS30)。
次に、並び順決定ステップとして、並び順決定部610が、ステップS30において取得された各投射画像内の測定点における画像情報に基づいて、第1〜第Nの投射画像IMG1〜IMGNを投射する第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNの並び順を決定する(ステップS32)。より具体的には、並び順決定部610は、隣接する2つの投射画像内の測定点における色差が小さくなるように、各プロジェクタの並び順を決定する。
ステップS32において第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNにより並び順が決定されると、例えばマルチプロジェクタシステム500の設置者が、決定された並び順通りに第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNを設置したり、或いは図示しないプロジェクタ配置変更手段によって、決定された並び順通りに第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNの配置を変更したりする。このように、ステップS32において決定された並び順で第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNが配置された状態で、以降の処理が行われる。
ステップS32に続いて、画像調整装置600は、取得した画像情報を用いた調整パラメータ算出ステップとして、画質調整制御部230の調整パラメータ生成部232において、隣接する2つの投射画像(第1の投射画像及び第2の投射画像)を投射するプロジェクタに出力される調整パラメータを算出する(ステップS34)。
その後、ステップS34で求めた調整パラメータによる調整対象の2つの投射画像のうちの1つの投射画像(第2の投射画像)と、この投射画像に隣接する投射画像(第3の投射画像)との間の調整を行う。そのため、画質調整制御部230の予測値生成部234が、予測画像情報算出ステップとして、調整対象の2つの投射画像のうちの1つの投射画像(第2の投射画像)の基準点(測定点以外の画素)においてステップS34で求めた調整パラメータを適用したときの画像情報を予測画像情報として求める(ステップS36)。
そして、画質調整制御部230の調整パラメータ生成部232は、予測画像情報を用いた調整パラメータ算出ステップとして、ステップS14で求めた基準点における予測画像情報と、調整対象の2つの投射画像のうちの1つの投射画像に隣接する投射画像(第3の投射画像)の測定点における画像情報とに基づいて、両投射画像の画質を調整するための調整パラメータを算出する(ステップS38)。
マルチプロジェクタシステムにおいて他に調整すべき投射画像があるとき(ステップS40:Y)、ステップS36に戻り、既に調整された投射画像に隣接する他の投射画像の画質を調整するために、既に調整された投射画像の基準点における予測画像情報を算出する。一方、ステップS40において、他に調整すべき投射画像がないとき(ステップS40:N)、調整パラメータ出力ステップとして、これまでの処理で求めた各PJ毎の調整パラメータを、第1〜第Nの投射画像IMG1〜IMGNを投射する第1〜第NのプロジェクタPJ1〜PJNに出力し(ステップS42)、一連の処理を終了する(エンド)。
ここで、図14のステップS32の処理例について説明する。以下では、実施形態2における画像調整装置600が、第1の投射画像IMG1を投射する第1のプロジェクタPJ1、第2の投射画像IMG2を投射する第2のプロジェクタPJ2、及び第3の投射画像IMG3を投射する第3のプロジェクタPJ3の並び順を決定するものとして説明するが、本発明がプロジェクタの台数に限定されるものではない。
図15に、図14のステップS32の説明図を示す。図15は、第1の投射画像IMG1、第2の投射画像IMG2、及び第3の投射画像IMG3を模式的に表し、第1の投射画像IMG1の測定点をP1L、P1R、第2の投射画像IMG2の測定点をP2L、P2R、第3の投射画像IMG3の測定点をP3L、P3Rとする。
図14のステップS30において、測定データ解析部220が、第1の投射画像IMG1、第2の投射画像IMG2、及び第3の投射画像IMG3を構成する各投射画像内の測定点における画像情報を取得すると、並び順決定部610は、ステップS32において、これら各投射画像の画像情報に基づいて、第1の投射画像IMG1、第2の投射画像IMG2、及び第3の投射画像IMG3の並び順を決定する。より具体的には、並び順決定部610は、隣接する2つの投射画像内の測定点における色差(色や明るさを表す色空間の輝度成分、色度成分)が小さくなるように第1の投射画像IMG1、第2の投射画像IMG2、及び第3の投射画像IMG3の並び順を決定する。
図16に、並び順決定部610の処理内容の説明図を示す。図16は、図15の第1の投射画像IMG1、第2の投射画像IMG2、及び第3の投射画像IMG3の並び順に対応した、並び順決定部610で算出される評価値を表す。
即ち、並び順決定部610は、図15に示す第1の投射画像IMG1、第2の投射画像IMG2、及び第3の投射画像IMG3の並び順の組み合わせ毎に、隣接する2つの投射画像内の測定点における色差に対応した所与の評価関数fを算出する。このような評価関数fとしては、隣接する2つの投射画像間の色差の総和を求める関数とすることができる。或いは、評価関数fとして、複数の投射画像を隣接させて表示した全体画像の中央付近において、隣接する2つの投射画像があるときに大きい係数をかけ、全体画像の端付近に、隣接する2つの投射画像があるときに小さい係数をかける等、投射画像の隣接位置に応じて該色差を重み付けして総和を求める関数とすることができる。
なお、図16では、並び順決定部610は、図15に示す第1〜第3の投射画像IMG1〜IMG3の並び順の組み合わせ毎に、色差を求める測定点同士をパラメータとして表している。例えば測定点P1R、P2Lの色差、測定点P2R、P3Lの色差を求める場合、評価関数f(P1R−P2L,P2R−P3L)と表している。こうして、図16のように全組み合わせについて評価関数fの値を求めると、並び順決定部610は、全組み合わせの評価関数fの値の中で最小値を求め、この最小値となる第1の投射画像IMG1、第2の投射画像IMG2、及び第3の投射画像IMG3の並び順を選択する。
以上のように、並び順決定部610が、選択された並び順を、第1のプロジェクタPJ1、第2のプロジェクタPJ2、及び第3のプロジェクタPJ3の並び順として出力すると、図14のステップS34において、画質調整制御部230が、通知された並び順に基づいて、実施形態1で説明したように、隣接する2つの投射画像を調整するための調整パラメータを算出する。
図14のステップS34、ステップS36、ステップS38、ステップS40、ステップS42は、それぞれ図6のステップS12、ステップS14、ステップS16、ステップS18、ステップS20と同様であるため、実施形態2における図14のステップS34、ステップS36、ステップS38、ステップS40、ステップS42の処理内容についての説明を省略する。
以上説明したように、実施形態2によれば、実施形態1と同様に、複数の投射画像を隣り合わせて画像を表示する場合に、測定と調整とを繰り返すことなく各投射画像の境界を目立たなくすることができるので、短時間で、且つ高精度に画質を調整することができるようになる。更に、実施形態2によれば、各投射画像の画質を調整するための調整量(補正量)を少なくできるので、元の画像に対して画質を大きく変えることなく、投射画像の画質を調整することができるようになる。
〔その他〕
次に、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置が、複数の投射画像の画質を調整する画質調整処理の処理順序について説明する。以下では、説明を簡略化するため、マルチプロジェクタシステムが3〜5台のプロジェクタを有する例について説明するが、画質調整処理の処理順序がプロジェクタの台数に限定されるものではない。
図17に、実施形態1又は実施形態2における画質調整処理の処理順序の第1の例を示す。図17は、第1の投射画像IMG1、第2の投射画像IMG2、及び第3の投射画像IMG3が水平方向に並ぶ画像を表す。
図17において、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、まず、第1の投射画像IMG1内の測定点Q1における画像情報と第2の投射画像IMG2内の測定点Q2における画像情報とを用いて、上述のように調整パラメータを算出する(C1)。次に、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、該調整パラメータを適用後の第2の投射画像IMG2内の測定点Q3における画像情報を元に、測定点Q3における予測画像情報を基準点における画像情報として算出する。
そして、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、第2の投射画像IMG2及び第3の投射画像IMG3の画質調整制御を行う。即ち、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、第2の投射画像IMG2内の測定点Q3における予測画像情報と、第3の投射画像IMG3内の測定点Q4における画像情報とを用いて、上述のように調整パラメータを算出する(C2)。
図17に示す順序で画質調整処理を行うことで、複数のプロジェクタの投射画像を隣り合うように表示させる場合に、短時間で高精度に画質を調整できる。
図18に、実施形態1又は実施形態2における画質調整処理の処理順序の第2の例を示す。図18は、第1の投射画像IMG1、第2の投射画像IMG2、第3の投射画像IMG3、及び第4の投射画像IMG4が垂直方向に並ぶ画像を表す。
図18において、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、まず、第1の投射画像IMG1内の測定点Q10における画像情報と第2の投射画像IMG2内の測定点Q11における画像情報とを用いて、上述のように調整パラメータを算出する(C10)。更に、第1の投射画像IMG1及び第2の投射画像IMG2の画質調整処理の後、或いは該画質調整処理の前に、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、第2の投射画像IMG2内の測定点Q12における画像情報と第3の投射画像IMG3内の測定点Q13における画像情報とを用いて、上述のように調整パラメータを算出する(C11)。
次に、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、第2の投射画像IMG2及び第3の投射画像IMG3の画質調整処理において求められた調整パラメータを適用後の第3の投射画像IMG3内の測定点Q14における画像情報を元に、測定点Q14における予測画像情報を基準点における画像情報として算出する。
そして、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、第3の投射画像IMG3及び第4の投射画像IMG4の画質調整制御を行う。即ち、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、第3の投射画像IMG3内の測定点Q14における予測画像情報と、第4の投射画像IMG4内の測定点Q15における画像情報とを用いて、上述のように調整パラメータを算出する(C12)。
なお、図18において、第2の投射画像IMG2及び第3の投射画像IMG3の画質調整処理において、第1の投射画像IMG1及び第2の投射画像IMG2の画質調整処理において求められた第2の投射画像IMG2の調整パラメータに基づいて、第2の投射画像IMG2内の測定点Q12の予測画像情報を算出し、該予測画像情報を用いた画質調整処理を行ってもよい。この場合、第1の投射画像IMG1の測定点Q10における画像情報(輝度及び色度)を基準に、第2の投射画像IMG2、第3の投射画像IMG3、及び第4の投射画像IMG4の各基準点の画像情報が測定点Q10の画像情報と一致するように画質調整制御が行われる。
図18に示す順序で画質調整処理を行うことで、複数のプロジェクタの投射画像を隣り合うように表示させる場合に、短時間で高精度に画質を調整できる。
図19に、実施形態1又は実施形態2における画質調整処理の処理順序の第3の例を示す。図19は、第1の投射画像IMG1、第2の投射画像IMG2、及び第3の投射画像IMG3が水平方向に順番に並び、第2の投射画像IMG2を中心に垂直方向に上下に第4の投射画像IMG4及び第5の投射画像IMG5が並ぶ画像を表す。
図19において、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、まず、第1の投射画像IMG1内の測定点Q20における画像情報と第2の投射画像IMG2内の測定点Q21における画像情報とを用いて、上述のように調整パラメータを算出する(C20)。
次に、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、第1の投射画像IMG1及び第2の投射画像IMG2の画質調整処理において求められた調整パラメータを適用後の第2の投射画像IMG2内の測定点Q22における画像情報を元に測定点Q22における予測画像情報、測定点Q30における画像情報を元に測定点Q30における予測画像情報、測定点Q32における画像情報を元に測定点Q32における予測画像情報を、それぞれ基準点における画像情報として算出する。
そして、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、第2の投射画像IMG2内の測定点Q22における予測画像情報と第3の投射画像IMG3内の測定点Q23における画像情報とを用いて、上述のように調整パラメータを算出する(C21)。また、第2の投射画像IMG2及び第3の投射画像IMG3の画質調整処理の後、又は該画質調整処理の前に、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、第2の投射画像IMG2内の測定点Q30における予測画像情報と第4の投射画像IMG4内の測定点Q31における画像情報とを用いて、上述のように調整パラメータを算出する(C22)。同様に、第2の投射画像IMG2及び第3の投射画像IMG3の画質調整処理の後、又は該画質調整処理の前に、実施形態1又は実施形態2における画像調整装置は、第2の投射画像IMG2内の測定点Q32における予測画像情報と第5の投射画像IMG5内の測定点Q33における画像情報とを用いて、上述のように調整パラメータを算出する(C23)。
図19に示す順序で画質調整処理を行うことで、複数のプロジェクタの投射画像を隣り合うように表示させる場合に、短時間で高精度に画質を調整できる。
以上、本発明に係る画像調整装置、画像表示システム及び画像調整方法を上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態又はその変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記の各実施形態では、隣接する2つの投射画像の画質を調整する際に、両投射画像内の測定点における輝度及び色度が一致するように調整パラメータを算出して各プロジェクタにより投射画像全体を調整するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
(2)上記の各実施形態では、プロジェクタの外部に本発明に係る画像調整装置が設けられていたが、マルチプロジェクタシステムを構成する複数のプロジェクタのいずれかに、本発明に係る画像調整装置の機能を内蔵させてもよい。
(3)上記の各実施形態では、本発明に係る画像表示装置としてプロジェクタを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明に係る画像調整装置による調整対象として、液晶表示装置、やプラズマディスプレイ装置、有機ELディスプレイ装置等の画像表示を行う装置全般に適用できる。
(4)上記の各実施形態では、光変調素子(光変調部)としてライトバルブを用いるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。光変調素子(光変調部)として、例えばDLP(Digital Light Processing)(登録商標)、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)等を採用してもよい。
(5)上記の各実施形態において、本発明を、画像調整装置、画像表示システム及び画像調整方法として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明を実現するための画像調整方法の処理手順が記述されたプログラムや、該プログラムが記録された記録媒体であってもよい。
本発明に係る実施形態1におけるマルチプロジェクタシステムの構成例を示す構成図。 実施形態1におけるマルチプロジェクタシステムの構成例のブロック図。 図2の輝度色度調整部の構成例のブロック図。 図2の画像表示部の構成例を示す図。 図2の画質調整制御部の構成例のブロック図。 実施形態1における画像調整装置の処理例のフロー図。 実施形態1におけるマルチプロジェクタシステムの原理的な構成を示す図。 実施形態1における投射画像内の測定点の説明図。 調整パラメータ生成部の処理内容の説明図。 調整パラメータ生成部における具体的な処理内容の説明図。 予測値生成部の処理内容の説明図。 予測値生成部における具体的な処理内容の説明図。 実施形態2におけるマルチプロジェクタシステムの構成例のブロック図。 実施形態2における画像調整装置の処理例のフロー図。 図14のステップS32の説明図。 実施形態2における並び順決定部の処理内容の説明図。 実施形態1又は実施形態2における画質調整処理の処理順序の第1の例の説明図。 実施形態1又は実施形態2における画質調整処理の処理順序の第2の例の説明図。 実施形態1又は実施形態2における画質調整処理の処理順序の第3の例の説明図。
符号の説明
10,500…マルチプロジェクタシステム、 100…画像表示部、 110…光源、
112,114…インテグレータレンズ、 116…偏光変換素子、
118…重畳レンズ、 120R…R用ダイクロイックミラー、
120G…G用ダイクロイックミラー、 122,148,150…反射ミラー、
124R…R用フィールドレンズ、 124G…G用フィールドレンズ、
130R…R用液晶パネル、 130G…G用液晶パネル、
130B…B用液晶パネル、 140…リレー光学系、
142,144,146…リレーレンズ、 160…クロスダイクロイックプリズム、
170…投射レンズ、 180…輝度色度調整部、 182…調整パラメータ記憶部、
184…信号変換部、 190…画像データ入力部、 200,600…画像調整装置、
210…画像データ生成部、 220…測定データ解析部、 230…画質調整制御部、
232…調整パラメータ生成部、 234…予測値生成部、 300…画像測定部、
610…並び順決定部、 IMG1〜IMGN…第1〜第Nの投射画像、
PJ1〜PJN…第1〜第Nのプロジェクタ、 SCR…スクリーン

Claims (8)

  1. 第1の投射画像、第2の投射画像及び第3の投射画像を隣接させた画像を調整する画像調整装置であって、
    前記第1〜第3の投射画像を構成する各投射画像内の周辺領域の測定点における画像情報を取得する画像情報取得部と、
    前記画像情報取得部によって取得された前記第1の投射画像内の測定点のうちの第1の測定点及び前記画像情報取得部によって取得された前記第2の投射画像内の測定点のうちの第2の測定点における画像情報に基づいて前記第1の投射画像及び前記第2の投射画像を調整する制御を行うと共に、前記第2の投射画像の調整後の前記第2の投射画像内の基準点における予測画像情報及び前記画像情報取得部によって取得された前記第3の投射画像内の測定点のうちの第3の測定点における画像情報とに基づいて前記第3の投射画像を調整する制御を行う画質調整制御部と、
    前記画像情報取得部によって取得された前記第1〜第3の投射画像内の測定点における画像情報に基づいて、前記第1の投射画像を投射する第1のプロジェクタ、前記第2の投射画像を投射する第2のプロジェクタ、及び前記第3の投射画像を投影する第3のプロジェクタの並び順を決定する並び順決定部とを含み、
    前記画質調整制御部は、
    前記並び順決定部により決定された前記並び順に基づいて、前記第1の投射画像、前記第2の投射画像及び前記第3の投射画像を調整する制御を行うことを特徴とする画像調整装置。
  2. 請求項1において、
    前記並び順決定部は、
    前記第1〜第3の投射画像内の測定点における画像情報に基づいて、隣接する2つの投射画像の測定点における色差が小さくなるように、前記第1のプロジェクタ、前記第2のプロジェクタ、及び前記第3のプロジェクタの並び順を決定することを特徴とする画像調整装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記画質調整制御部は、
    前記第2の投射画像内の前記基準点における予測画像情報を、前記基準点における調整前の画像情報を用いて求める予測画像情報生成部を含むことを特徴とする画像調整装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記画質調整制御部は、
    複数の階調を構成する各階調において、前記第1の測定点における輝度及び色度が前記第2の測定点における輝度及び色度と一致するように前記第1の投射画像及び前記第2の投射画像の少なくとも1つを調整する制御を行うと共に、
    複数の階調を構成する各階調において、前記基準点における輝度及び色度が前記第3の測定点における輝度及び色度と一致するように前記第3の投射画像を調整する制御を行うことを特徴とする画像調整装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記第1の測定点、前記第2の測定点、及び前記第3の測定点を測定し、前記第1の測定点における画像情報、前記第2の測定点における画像情報、及び前記第3の測定点における画像情報として各測定点における測定データを取り込む画像測定部を含むことを特徴とする画像調整装置。
  6. 第1の投射画像、第2の投射画像及び第3の投射画像を隣接させた画像を調整する画像調整装置であって、
    前記第1の投射画像内の第1の測定点における画像情報、前記第2の投射画像内の第2の測定点における画像情報、及び前記第3の投射画像内の第3の測定点における画像情報を取得する画像情報取得部と、
    前記第1の測定点及び前記第2の測定点における画像情報に基づいて前記第1の投射画像及び前記第2の投射画像を調整する制御を行うと共に、前記第2の投射画像の調整後の前記第2の投射画像内の基準点における予測画像情報と前記第3の測定点における画像情報とに基づいて前記第3の投射画像を調整する制御を行う画質調整制御部とを含むことを特徴とする画像調整装置。
  7. 前記第1の投射画像を投射する第1のプロジェクタと、
    前記第2の投射画像を投射する第2のプロジェクタと、
    前記第3の投射画像を投射する第3のプロジェクタと、
    請求項1乃至6のいずれか記載の画像調整装置とを含み、
    前記画像調整装置は、
    前記第1のプロジェクタ、前記第2のプロジェクタ、及び前記第3のプロジェクタを構成する各プロジェクタに調整パラメータを出力することで、前記第1の投射画像、前記第2の投射画像、及び前記第3の投射画像のうち少なくとも1つを調整する制御を行うことを特徴とする画像表示システム。
  8. 第1の投射画像、第2の投射画像及び第3の投射画像を隣接させた画像を調整する画像調整方法であって、
    前記第1の投射画像内の第1の測定点における画像情報、前記第2の投射画像内の第2の測定点における画像情報、及び前記第3の投射画像内の第3の測定点における画像情報を取得する画像情報取得ステップと、
    前記第1の測定点及び前記第2の測定点における画像情報に基づいて前記第1の投射画像及び前記第2の投射画像を調整する制御を行うと共に、前記第2の投射画像の調整後の前記第2の投射画像内の基準点における予測画像情報と前記第3の測定点における画像情報とに基づいて前記第3の投射画像を調整する制御を行う画質調整制御ステップとを含むことを特徴とする画像調整方法。
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