JP5439999B2 - 走行モード切換装置 - Google Patents

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本発明は、運転者の操作により車両の走行モードを切り換える走行モード切換装置に関する。
従来、運転者の操作により走行モードを切り換える装置として、特許文献1に記載の技術が知られている。この公報には、十字方向にゲート溝が形成されたパネルを有し、このパネル下方側から上方側にシフトレバーのロッド部が延び、その先端にノブが配置され、運転者による操作部材として機能している。
特開2002−254944号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術にあっては、ロッド部やノブが運転者の服の袖やアクセサリー等に引っかかるおそれがあり、誤操作を招く虞があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、誤操作を回避可能な走行モード切換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、レバー部材の回動軸方向から見て、ィニッシャ部材の切り欠きにおける外周補助線と、レバー部材の把持部の最下面の補助線とが交差するように構成した。


これにより、把持部とフィニッシャ部材との間の隙間を小さくすることができ、引っかかりに伴う誤操作を回避することができる。
実施例1の車両の車室内部分側面図である。 実施例1の車両のセンターコンソール部分を表す斜視図である。 実施例1のモーメンタリ型シフトスイッチの構成を表す斜視図である。 実施例1のシフトノブの上面図及び側面図である。 実施例1のフィニッシャゲートの上面図である。 実施例1の図5のA−A部分断面図を表す概略図である。 シフトノブ近傍と運転者等の手との関係を表す概略図である。 実施例1のユーティリティスペースに、運転者等がアクセスした際の手の軌跡及び袖の軌跡を表す図である。 実施例2の車両の車室内部分側面図である。
図1は本発明の走行モード切換装置が適用された実施例1の車両の車室内部分側面図、図2は実施例1の車両のセンターコンソール部分を表す斜視図である。実施例1の走行モード切換装置は、シフトバイワイヤシステムに搭載されるスイッチとして機能するものであり、リンク機構やワイヤによって自動変速機と連結されたセレクトレバーとはその趣が異なる。主な違いは、自動変速機に備えられたマニュアルバルブ等を物理的に動かすものではない点、レンジ位置を確定させて操作感を演出するためのディテント機構等を備えていない点において相違する。また、実施例1の走行モード切換装置は後退走行モード(Rレンジに相当)、前進走行モード(Dレンジに相当)、ニュートラルモード(Nレンジに相当)を選択する際に操作される。一般的な自動変速機のセレクトレバーが選択かつ静止した位置と走行モードが一致しているのに対し、後述するシフトノブ31の初期位置及びモード切換後の位置は常にホームポジションに位置する点で相違する。一般に、このようなスイッチ形式をモーメンタリ型といい、本明細書においても走行モード切換装置の一実施例として、モーメンタリ型シフトスイッチ3と記載する。尚、詳細については後述する。また、実施例1の車両は電気自動車であり、エンジン等の内燃機関を備えず、電動モータの駆動力制御によって種々の走行モードを達成する構成である。ただし、一般的な内燃機関を備えた車両や、ハイブリッド車両であってもよい。
車幅方向に延在されたインストルメントパネル1の車幅方向略中央にはセンターコンソール2が配置されている。センターコンソール2は、運転席4及び図外の助手席との間に立設されている。このセンターコンソール2は、運転席4のシートバック付近に形成された肘掛部2aと、肘掛部2aよりも若干下方において車両前方側に延在されモーメンタリ型シフトスイッチ3が設置される延設部2bと、更に延設部2bよりも下方において車両前方側に形成されトレイ21,カップホルダー22等が配置されたユーティリティスペース2cと、を有する。
図3は実施例1のモーメンタリ型シフトスイッチ3の構成を表す斜視図である。モーメンタリ型シフトスイッチ3はセンターコンソール2内に内装されたシフト基台5に対して固定支持されている。シフト基台5は、車体のフロアパネルに対して固定されるベースブラケット51と、運転者のシフト操作方向を規定するとともに操作された信号をコントロールユニット等に発信するシフトアッセンブリ52と、を有する。シフトアッセンブリ52は、ベースブラケット51に対してボルト53により締結固定される。シフトアッセンブリ52は、車両前後方向のシフト操作時の回動中心となる第1回動軸521を有する。また、この第1回動軸521に一体に形成され第1回動軸521と共に回動しつつ車幅方向のシフト操作時の回動中心となる第2回動軸522とを有する。第2回動軸522には後述するシフトノブ31が取り付けられるレバー部材523が上方に延在されている。
第1回動軸521及び第2回動軸522は中立位置となるように弾性力が付与されており、レバー部材523に何らの外力も作用していない状態では上方を向く位置となる(初期位置:ホームポジション)。また、実施例1のモーメンタリ型シフトスイッチ3は、その機械的構成によって、ホームポジションから車幅方向にあっては運転席側にのみ回動を許可し(第1の範囲)、ホームポジションから車両前後方向への回動は許可しない。そして、ホームポジションから一旦運転席側に引き寄せて回動させたあと、車両前後方向への回動を許可する(第2の範囲)構成とされている。ここで、運転者側に引き寄せた位置は所定条件成立時(例えば、所定時間の経過等)にニュートラルポジションが選択されたと判断される。よって、RレンジやDレンジを選択するに当たり、ニュートラルポジションを複数回通過しても、それはニュートラルポジションが選択されたとは判断されない。これにより、略T字状の操作を可能としている。
シフトアッセンブリ52の上方には、シフトノブアッセンブリ30が取り付けられている。シフトノブアッセンブリ30は、運転者が把持して操作する操作部材であるシフトノブ31と、シフトノブ31と一体に取り付けられるカバースライド33と、シフトノブ31とカバースライド33との間に配置され、シフトアッセンブリ52に対して固定支持されるフィニッシャゲート32とを有する。カバースライド33は、スライド球面333と、スライド球面333の略中央に形成されシフトノブ31の一部が挿入される貫通孔331と、シフトノブ31とカバースライド33とを一体に組み付けるための嵌め合い部332とを有する。フィニッシャゲート32は、フィニッシャ球面321と、シフトノブ31の操作範囲のみ開口するゲート322とを有する。フィニッシャゲート32とカバースライド33は相対移動可能に形成されている。スライド球面333は、シフトノブ31が操作されゲート322内でシフトノブ31の位置が変化したとしても、常時、車室内側とシフトアッセンブリ52側とを遮蔽可能な範囲に亘って形成されている。
図4はシフトノブ31の上面図及び側面図である。シフトノブ31は、運転者の手等が接触可能な把持部31aと、運転者の手等と非接触となるレバー部31bとを有する。本明細書において把持部か否かは、通常の操作時において運転者の手が接触するか否かによって区別することとし、同一部材から構成されていたとしても、各部位の形状及びその形状に基づく機能に基づいて決定される。例えば、把持部の軸01の垂直方向最大断面積を有する面を把持部の最下面とする場合や、同一断面積の筒形状のシフトノブにおいて筒形状のくびれが開始された位置を最下面とする場合もある。把持部31aは上面視において最外周が円形状であり、その大きさは一般的な成人の掌よりも若干小さい範囲(例えば直径10cm程度)で設計されている。把持部31aの車両後方側には、滑らかな曲面である第1曲面310が形成されている。ここで、レバー部材523の延在する軸01方向をシフトレバー方向と記載し、軸01に沿って上方とはシフトレバー上方と記載し、軸01に沿って下方とはシフトレバー下方と記載する。第1曲面310はシフトレバー上方から下方に向かうほど軸01から拡径するように形成されている。言い換えると、第1曲面310の法線ベクトルは、必ずシフトレバー上方の成分を有する曲面として形成されている。
把持部31aのシフトレバー上方には天面部311を有する。天面部311は車両後方よりも車両前方側が高くなるように傾斜した円形傾斜面である。言い換えると、天面部311の法線ベクトルは車両後方向成分を有する。この天面部311は運転者の掌から入力される車両前方への力を広い範囲で受け止める。また、把持部31aの側方から前方には、シフトレバー下方の所定位置の外周より大きく、把持部31aの最大外周よりも小さな範囲で外周側に膨出する膨出部312と、この膨出部312よりもシフトレバー下方において内周側に湾曲した湾曲面313と、この湾曲面313よりも更にシフトレバー下方において外周側に拡径し把持部31aの最大外周を形成する拡大部314とを有する。湾曲面313は車両前方側の湾曲が最もシフトレバー方向に長く形成され、側方に行くに従って短く形成されている。また、拡大部314は第1曲面310と連続的に接続され円盤状の最大外周を形成している。
これら膨出部312,湾曲面313及び拡大部314により運転者の手の指がかかりやすい指掛かり部分を形成し、操作性を向上している。把持部31aとレバー部31bとの間には下面315が形成され、実施例1の場合、下面315の軸01に垂直な方向の断面は、他の位置の断面積よりも大きくなるように、すなわち、最大断面積と成るように形成されている。また、把持部31aの最大断面積である下面315の軸01を通る最大対角線すなわち直径は、把持部31aのシフトレバー方向長さの最大値よりも大きくなるように形成されている。このように、把持部31aを扁平な形状とすることで、運転者の掌を全体的に受け止めることができ、所謂パームレスト効果を発揮する。例えば、肘掛部2aに肘を乗せ、掌を把持部31aに乗せて待機するような状態が得られる。また、扁平な形状とすることで、車室内空間に閉めるシフトレバーが占有する空間を小さくすることができ、空間内を効率的に使用することができる。
レバー部31bは、カバースライド33の貫通孔331の直径と略同じ直径を有する第1レバー部材316を有する。第1レバー部材316は、カバースライド33の嵌め合い部332に嵌入される爪部317を有し、フィニッシャゲート32を挟んで両者を嵌め合わせ、第1レバー部材316がカバースライド33のスライド球面333よりも所定長さ飛び出した状態で組みつけられる。レバー部31bは、第1レバー部材316より小径であって、かつ、レバー部材523のシャフトと嵌合する第2レバー部材318を有する。
図5はフィニッシャゲート32の上面図である。フィニッシャゲート32は、センターコンソール2の延設部2bに形成された円形の開口2b1からフィニッシャ球面321のみが露出するように設置されている。フィニッシャ球面321にはゲート322が開口している。このゲート322は、後退走行モードを選択するRレンジ位置を形成するリバースゲート322bと、前進走行モードを選択するDレンジ位置を形成するドライブゲート322cと、リバースゲート322bとドライブゲート322cとの中間に位置しニュートラルレンジ位置を形成するニュートラルゲート322dと、を有する。また、ニュートラルゲート322dの助手席側にはホームポジションを形成するホームゲート322aを有する。言い換えると、フィニッシャゲート32は、シフトノブ31が所定範囲で作動する切り欠きを有し、所定範囲以外を覆う曲面状の部材である。ここで、切り欠きとは上記各ゲート322を表し、特許請求の範囲に記載の第1の範囲はホームゲート322aからニュートラルゲート322dに掛けて形成された切り欠きの範囲に相当し、第2の範囲はニュートラルゲート322dからリバースゲート322b及びドライブゲート322cに掛けて形成された切り欠きの範囲に相当する。図5の点線で示すように、ホームポジション時において、ホームゲート322aの縁部は、シフトノブ31により完全に覆われて露出しない状態とされている。
図6は図5のA−A部分断面図を表す概略図である。図6の点線で示すように、フィニッシャゲート32のゲート部分の補助線は、側面視において把持部31aの下面の補助線よりシフトレバー上方となるように配置されている。言い換えると、ゲート部分の補助線と下面315の補助線とが回動中心方向から見て交点を持つように配置されている。これにより、把持部31aは、フィニッシャゲート32と極めて近い距離で配置され、レバー部分がほとんど露出しないように配置されている。また、フィニッシャ球面321の曲率及びカバースライド33のスライド球面333の曲率は、第1回動軸521及び第2回動軸522を回動中心とした一定曲率により形成されている。これにより、シフトノブ31をどの方向に操作しても把持部31aの下面315とフィニッシャゲート32との間の距離を一定に保つ。同様に、フィニッシャゲート32とスライド球面333との距離も一定に保つ。これらは、言い換えると、把持部31aとフィニッシャゲート32との距離、及びフィニッシャゲート32とカバースライド33との距離を極めて近接させることができることを意味する。シフトレバー操作によって干渉が生じることが無いからである。
このことは、また、フィニッシャゲート32からシフトレバー上方に飛び出す部分を極めて短く設定できることを意味する。すなわち、レバー部31b及びレバー部材523の長さを短く設定することができ、小さなシフトストロークによって走行モードを切り換えることができるのである。実施例1のように把持部31aを掌全体で包み込むように掴むタイプにあっては、手首の動作でシフトレバー操作を達成可能である。
次に、上記構成に基づく作用について説明する。図7はシフトノブ31近傍と運転者等の手との関係を表す概略図である。図7(a)は比較例の把持部を示し、図7(b)は実施例1の把持部31aを示す。比較例は、把持部の形状としてレバー部をフィニッシャゲートよりも上方まで延在させ、その後、拡径して把持部を形成したものである。比較例の場合、運転者の袖や腕にはめたアクセサリー等が把持部とフィニッシャゲートとの間に入り込みやすい。この場合、意図せぬシフトレバー操作がなされる虞があり、好ましくない。特に、実施例1のようにモーメンタリ型シフトスイッチ3の場合、自動変速機のディテント機構のような大きな反力は設定されていないため、容易に操作されてしまう。
尚、実施例1のようにフィニッシャゲートのゲートがT字状の場合、ホームポジションにおける前後方向への入力ではもともとシフトレバー操作が規制されるため問題ない。しかし、実際には斜めの力が入ることが多く、その場合には、車幅方向成分の力によって誤操作されるおそれがある。また、運転者側に引き寄せた位置をニュートラルポジションに設定していると、例えば前進走行モードが選択されている状態で、意図しない走行モードであるニュートラルポジションが選択される虞がある。これを回避するには、ニュートラルポジションが選択されたことを確定するまでの判断時間を長く取ることが考えられる。しかし、この時間が長くなると、運転者がニュートラルポジションを選択する際に長い時間、ずっとシフトレバーを引き寄せ続けなければならず、違和感となる。
これに対し、実施例1の把持部31aは、把持部31aとフィニッシャゲート32との距離が極めて近接して配置されているため、把持部31aとフィニッシャゲート32との間の隙間が狭く、袖等が極めて入り込みにくい。加えて、把持部31aの形状として、第1曲面310の法線ベクトルは、必ずシフトレバー上方の成分を有する曲面として形成されているため、袖がかかったとしても、引っかかることなく第1曲面310に沿って前方に逃がすことになり、意図しないシフトレバー操作を回避することができる。また、運転者側に引き寄せてから操作する構成であるため、把持部31aの最下面運転者側とカバースライド33との間には比較的大きな隙間が形成されるが、この隙間に引っかかったとしても、助手席側にはそもそも移動しない構成であり、特に問題は無い。
図8はユーティリティスペース2cのカップホルダー22に飲み物を置き、運転者等が飲み物を取ろうとした際の手の軌跡及び袖の軌跡を表す図である。実施例1では、モーメンタリ型シフトスイッチ3を平べったい形状とし、短いストロークでシフトレバー操作ができる構成を採用しているため、モーメンタリ型シフトスイッチ3をセンターコンソール2の比較的車両後方側に配置している。そして、インストルメントパネル1とセンターコンソール2との間に創出された空間にユーティリティスペース2cを設けている。このとき、比較例のような把持部であると、袖の軌跡が示すように、ユーティリティスペース2cにアクセスするたびに引っかかってしまい、ユーティリティスペース2cの有用性は極端に低下してしまう虞がある。これに対し、実施例1では、袖等が引っかかりにくい構成を採用することで、ユーティリティスペース2cの有用性を向上することができる。
以上説明したように、実施例1にあっては下記に列挙する作用効果を得ることができる。
(1)第1回動軸521及び第2回動軸522(回動中心)を有し、所定範囲を移動するレバー部31b及びレバー部材523(レバー部材)と、所定範囲にレバー部31bが貫通するゲート322(切り欠き)を有し、所定範囲以外を覆う曲面状のフィニッシャゲート32(フィニッシャ部材)と、レバー部31bの端部に設けられ、運転者が把持する把持部31aと、を備え、把持部31aの最下面の補助線とフィニッシャゲート32のゲート322における外周補助線とが回動中心方向から見て交差する構成とした。
よって、把持部31aとフィニッシャゲート32との間の隙間を小さくすることができ、服の袖やアクセサリー等が引っかかりにくく、誤操作を回避することができる。
(2)レバー部材523は、操作後に運転者の意思に係らず初期位置に戻るモーメンタリ型であり、所定範囲は、初期位置から運転者側に引き寄せる第1の範囲と、該第1の範囲から他の範囲に移動する第2の範囲を有する。
大半の状態を占めるホームポジションにおいて、把持部31aとフィニッシャゲート32との間の隙間が小さいため、誤操作を回避することができる。また、運転者側に引き寄せる側にゲート322が形成されるため、把持部31aの下面315とカバースライド33との間の隙間は若干存在するが、仮にここに袖等が引っかかったとしても、助手席側にはそもそも移動しないため、特に問題は無い。
(3)フィニッシャゲート32の曲率と、レバー部材523の作動時における曲率とが略同一である。よって、把持部31aとフィニッシャゲート32との間の隙間を一定にでき、常時引っかかりにくくすることができる。尚、同様の理由により、フィニッシャゲート32の曲率と、カバースライド33の曲率も略同一とすることが好ましい。
次に実施例2について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため異なる点についてのみ説明する。図9は実施例2の車両の車室内部分側面図である。実施例1ではセンターコンソールにモーメンタリ型シフトスイッチ3を配置した。これに対し、実施例2では、インストルメントパネル1にモーメンタリ型シフトスイッチ3を配置したものである。例えば、運転席と助手席の間がウォークスルーによって後席側に移動可能な車両の場合、乗員の移動に伴って引っ掛かりが生じる場合がある。このとき、本願発明を適用することで、引っ掛かりが生じにくくなり、誤操作を回避することができる。尚、インストルメントパネル1にモーメンタリ型シフトスイッチ3を配置する場合には、第1曲面310を車室内方向において上方側とし、湾曲面313を車室内方向において下方側とすることが好ましい。この場合、乗員が不用意にモーメンタリ型シフトスイッチ3にゴミ袋等を引っ掛けて使用するような事態を回避できるからである。
(他の実施例)
以上走行モード切換装置の発明に関し実施例1,2に基づいて説明したが、他の構成であっても、本発明に含まれる。例えば、実施例ではモーメンタリ型シフトスイッチとして説明したが、シフトバイワイヤ形式に限らず、通常の自動変速機に係る他のゲート式シフト装置や、レンジ選択式シフト装置に適用しても良い。また、実施例では、電動車両について説明したが、エンジンを備えたハイブリッド車両に適用してもよい。
1 インストルメントパネル
2 センターコンソール
3 モーメンタリ型シフトスイッチ
4 運転席
31 シフトノブ
31a 把持部
31b レバー部
32 フィニッシャゲート
33 カバースライド
315 下面
321 フィニッシャ球面
322 ゲート
333 スライド球面
521 第1回動軸
522 第2回動軸
523 レバー部材

Claims (3)

  1. 回動軸を有し、所定範囲を移動するレバー部材と、
    前記所定範囲に前記レバー部材が貫通する切り欠きを有し、前記所定範囲以外を覆う曲面状のフィニッシャ部材と、
    前記レバー部材の端部に設けられ、運転者が把持する把持部と、
    を備え、
    前記回動軸方向から見て、記フィニッシャ部材の切り欠きにおける外周補助線と、前記把持部の最下面の補助線とが交差することを特徴とする走行モード切換装置。
  2. 請求項1に記載の走行モード切換装置において、
    前記レバー部材は、操作後に運転者の意思に係らず初期位置に戻るモーメンタリ型であり、
    前記所定範囲は、前記初期位置から運転者側に引き寄せる第1の範囲と、該第1の範囲から他の範囲に移動する第2の範囲を有することを特徴とする走行モード切換装置。
  3. 請求項1または2に記載の走行モード切換装置において、
    前記フィニッシャ部材の曲率と、前記レバー部材の作動時における曲率とが略同一であることを特徴とする走行モード切換装置。
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