JP5439396B2 - 光走査装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、被走査対象を光走査するための光走査装置とこれを備えた複写機やプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
複写機やファクシミリ、プリンター等の画像形成装置においては、帯電器によって表面が一様に帯電された感光体が光走査装置によって光走査され、その表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。そして、静電潜像は、現像装置によって現像剤であるトナーを用いて現像されてトナー像として顕像化され、このトナー像は、転写装置によって用紙等の記録材上に転写された後に定着装置によって加熱及び加圧されて記録材上に定着され、トナー像が定着された記録材が装置外へ排出されることによって一連の画像形成動作が終了する。
ところで、感光体を光走査してその表面に静電潜像を形成する光走査装置は、少なくとも光源と、該光源から出射される光ビームを偏向するポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーを回転駆動するモーターと、該モーターの回転等を制御する制御回路を有する基板と、前記ポリゴンミラーによって偏向された光ビームを被走査対象へと導く光学系を備えている。ここで、従来の光走査装置要部(基板部分)の構成の一例を図14に示すが、外形寸法82.5mm×38mm、板厚1.1mmの矩形状の基板127にはモーター128と複数の制御回路134,135,136が設けられており、モーター128の出力軸128aには正五角形のポリゴンミラー126が取り付けられている。そして、基板127の四隅には固定用のビス孔137が形成されている。
近年、斯かる光走査装置には、高速及び高精度が求められており、この要求に応えるためにポリゴンミラー126の回転速度を高めているが、ポリゴンミラー126の回転速度が高くなると、ポリゴンモーター128が発生する振動が基板127を振動させ、走査ムラや騒音の問題が発生する。
そこで、特許文献1には、基板の光学フレームへの固定点を頂点とする図形の重心位置にポリゴンミラーの回転中心を配置する構成が提案されている。
又、特許文献2には、モーター基板の面全体を金属製の支持プレートに直接面接触させる構成が提案されている。
更に、特許文献3には、ポリゴンモーターの軸受部材の下板にコイルスプリングを介してマスを取り付ける構成が提案されている。
特開2002−098926号公報 特開2006−251166号公報 特開2007−079268号公報
ところが、特許文献1において提案された構成では、基板の光学フレームへの固定点を頂点とする図形の重心位置にポリゴンミラーの回転中心を配置しているため、モーター軸が傾いた状態での振動は抑制することができるが、モーター軸が傾かない状態での鉛直方向の振動は抑制することができないという問題がある。
又、特許文献2において提案された構成では、モーター基板の面全体を金属製の支持プレートに直接面接触させているため、モーター基板が強固に固定されて振動が抑制されるが、モーター基板と支持プレートとを完全に面接触させるためには両者の取付面に高い加工精度を確保する必要があり、加工コストが非常に高くなってしまうという問題がある。
更に、特許文献3において提案された構成では、ポリゴンモーターの軸受部材の下板にコイルスプリングを介してマスを取り付けているため、スプリングのバネ定数とマスの質量を調整して基板の共振周波数領域をモーターの駆動周波数から外すことによって振動を抑制することができるが、スプリングとマスを新たに追加する必要があるため、部品コストや取付コストが高くなるとともに、スプリングとマスを取り付けるためのスペースを確保する必要があり、装置が大型化するという問題がある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、少なくとも光源と、該光源から出射される光ビームを偏向するポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーを回転駆動するモーターと、該モーターの回転等を制御する制御回路を有する基板と、前記ポリゴンミラーによって偏向された光ビームを被走査対象へと導く光学系を光学フレームに設けて成る光走査装置において、前記基板を前記光学フレームにビスで固定するとともに、前記基板の外周の少なくとも1辺をその全長に沿って折り曲げたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記基板の折り曲げ角度を、その折り曲げ延長線が光学部品の上側を通過する値に設定したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記基板外周の折り曲げ角度を、その折り曲げ延長線上に光学部品が存在しない値に設定したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記基板の材質を金属としたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記基板の折り曲げ部に冷却用放熱部材を取り付けたことを特徴とする。
請求項5記載の画像形成装置は、請求項1〜4の何れかに記載の光走査装置を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、基板の外周の少なくとも1辺をその全長に沿って折り曲げることによって該基板の合成が高まってその共振周波数(固有振動数)は高周波数側にシフトし、該共振周波数をモーターの駆動周波数から遠ざけることができ、基板の共振を防いでその振動を抑制することができる。又、基板の外周の少なくとも1辺をその全長に沿って折り曲げることによって放熱面積が増えるため、該基板の放熱性能が高められてその温度上昇が抑えられる。そして、このような効果は基板の外周の少なくとも1辺をその全長に沿って折り曲げるだけの簡単な構成によって得られ、新たな部品の追加が不要となるため、光走査装置の大型化やコストアップを招くことがない。
請求項2記載の発明によれば、基板外周の折り曲げ部の延長線上にfθレンズ等の光学部品が存在しないため、ポリゴンミラーの回転によって生じた温度の高い風が光学部品に直接当たることがなく、該光学部品の熱変形が抑えられて像ズレ等の不具合の発生が防がれる。
請求項3記載の発明によれば、基板の材質を熱伝導率が高くて加工性の良い金属としたため、該基板を容易に折り曲げることができるとともに、基板の放熱性が高められてその温度上昇が抑えられる。
請求項4記載の発明によれば、基板の折り曲げ部に冷却フィンやヒートシンク等の冷却用放熱部材を取り付けたため、該冷却用放熱部材の放熱作用によって基板の放熱性が更に高められてその温度上昇が効果的に抑えられる。
請求項5記載の発明によれば、光走査装置の基板の振動が抑えられるために感光体への光走査が高精度になされ、高質画像が安定的に得られる。
本発明に係る画像形成装置(レーザープリンター)の側断面図である。 本発明に係る光走査装置の斜視図である。 本発明に係る光走査装置の内部構造を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る光走査装置要部(基板部分)の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光走査装置の基板と従来の光走査装置の基板の振動特性と示す図である。 本発明の実施の形態2に係る光走査装置要部(基板部分)の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る光走査装置の基板と従来の光走査装置の基板の振動特性と示す図である。 本発明の実施の形態3に係る光走査装置要部(基板部分)の斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る光走査装置の基板と従来の光走査装置の基板の振動特性と示す図である。板バネの斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る光走査装置要部(基板部分)の斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る光走査装置要部(基板部分)の側面図である。 本発明の実施の形態5に係る光走査装置要部(基板部分)の斜視図である。 本発明の実施の形態6に係る光走査装置要部(基板部分)の側面図である。 従来の光走査装置要部(基板部分)の斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[画像形成装置]
図1は本発明に係る画像形成装置の縦断面図であり、図示の画像形成装置1はレーザープリンターであって、装置本体1Aの内部上方には、画像形成部2が配され、装置本体1A内の下半部には用紙収納部3が配されている。
上記画像形成部2は、電子写真方式によって画像を形成するものであって、回転可能に配された感光体としての感光ドラム4と、その周囲に配された帯電器5、現像装置6、転写ローラー7及びクリーニング装置8の他、現像装置6に現像剤であるトナーを補給するためのトナーホッパー9を備えている。そして、画像形成部2の横には、本発明に係る光走査装置(レーザースキャナーユニット(LSU))10が配置されている。
前記用紙収納部3は、複数枚の用紙が積層収容された着脱可能な上下2段の給紙カセット11,12を備えており、各給紙カセット11,12の近傍には、各給紙カセット11,12内の用紙を上位のものから順次取り出すピックローラー13と、取り出された用紙を1枚ずつ分離して送り出すフィードローラー14とリタードローラー15がそれぞれ配設されている
又、装置本体1A内には、用紙収納部3から画像形成部2に至る第1搬送経路S1と、画像形成部2から排紙トレイ16に至る第2搬送路S2が配置されており、第1搬送路S1にはレジストローラー17と前記転写ローラー7が設けられ、第2搬送路S2には定着装置18と搬送ローラー19及び排紙ローラー20が設けられている。ここて、定着装置18は、圧接状態で互いに回転する定着ローラー18aと加圧ローラー18bを備えている。
次に、以上のように構成された画像形成装置1の画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、画像形成部2においては感光ドラム4が不図示の駆動手段によって図1の矢印方向(時計方向)に回転駆動され、その表面が帯電器5によって所定の電位に一様に帯電される。そして、パソコン等から送信される電気信号に基づくレーザービームが光走査装置10から出力されて感光ドラム4の表面が露光走査されると、該感光ドラム4上に画像情報に応じた静電潜像が形成される。そして、この感光ドラム4上に形成された静電潜像は、現像装置6によって現像剤であるトナーを用いて現像されてトナー像として可視像化される。
ところで、カセット給紙を行う場合、用紙収納部3の例えば上段の給紙カセット11内に収容された用紙は、ピックローラー13によって最上位のものからピックアップされ、フィードローラー14とリタードローラー15によって1枚ずつ分離されて第1搬送路S1をレジストローラー17へと搬送される。そして、レジストローラー17においては、用紙は、一時待機状態とされた後、感光ドラム4上のトナー像に同期する所定のタイミングで画像形成部2へと供給される。
画像形成部2においては、感光ドラム4と転写ローラー7との間の転写ニップへと供給された用紙は、転写ローラー7によって感光ドラム4に押し付けられながら搬送されることによって、その表面に感光ドラム4上のトナー像が転写される。そして、トナー像が転写された用紙は、定着装置18へと搬送され、この定着装置18の定着ローラー18aと加圧ローラー18b間の定着ニップを通過する過程で加熱及び加圧されてトナー像の定着を受ける。尚、用紙へのトナー像の転写後に感光ドラム4の表面に残留するトナー(転写残トナー)はクリーニング装置8によって除去され、表面が清掃された感光ドラム4は次の画像形成動作に備えられる。
而して、定着装置18にて表面にトナー像が定着された用紙は、第2搬送路S2を搬送ローラー19によって排紙ローラー20に向かって搬送され、排紙ローラー20によって排紙トレイ16へと排出され、これによって一連の画像形成動作が終了する。
[光走査装置]
次に、本発明に係る前記光走査装置10の基本構成を図2及び図3に基づいて説明する。
図2は本発明に係る光走査装置の斜視図、図3は同光走査装置の内部構造を示す平面図であり、図2に示すように、光走査装置10は樹脂によって矩形ボックス状に一体成形された光学フレーム21の上面開口部を同じく樹脂製のカバー22で覆って構成されており、図3に示すように、光学フレーム21の側部には光源であるレーザーダイオード23が備えられており、光学フレーム21内には、レーザーダイオード23からのレーザービームの出射方向に沿ってコリメータレンズ24とシリンドリカルレンズ25及び偏向器としてのポリゴンミラー26が一直線上に配置されている。尚、ポリゴンミラー26は正五角形に形成されており、これは基板27上に設置されたモータ28によって図3の矢印方向(反時計方向)に高速で回転駆動される。
又、光学フレーム21内には、ポリゴンミラー26によって偏向されるレーザービームの進行方向に沿って2つのfθレンズ29,30が配されている。
而して、光源であるレーザーダイオード23からは画像データに対応して変調されたレーザービームが出射され、このレーザービームは、コリメータレンズ24によって平行光束とされる。そして、この平行光束は、コリメータレンズ24に設けられた不図示の絞りによって絞られた後、副走査方向にのみパワーを有するシリンドリカルレンズ25によってポリゴンミラー26のミラー面に結像され、高速で回転するポリゴンミラー26によって偏向される。そして、偏向されたレーザービームは、fθレンズ29,30によって等速度で集光され、被走査対象である前記感光ドラム4(図1参照)上に集光スポットを形成し、これによって感光ドラム4上が主走査方向に露光走査され、該感光ドラム4上には画像信号に応じた静電潜像が形成される。
ところで、光学フレーム21内のレーザービームによる有効走査範囲R外の一側部にはBDミラー31が配置され、他側部にはレンズ32とBDセンサー33が配置されている。ここで、BDミラー31はポリゴンミラー26で反射した同期検知用のレーザービームを反射させてレンズ32を経てBDセンサー33に導くものであって、BDセンサー33が同期検知用のレーザービームを検知することによって有効走査範囲R内でのレーザービームによる感光ドラム4上への露光走査(書き出し)開始タイミングが決定される。
而して、本発明に係る光走査装置10においては、基板27の振動を抑制するために該基板27の外周の少なくとも1辺が折り曲げられているが、その折り曲げの種々の形態を以下に説明する。
<実施の形態1>
図4は実施の形態1に係る光走査装置要部(基板部分)の斜視図であり、矩形平板状の基板27上には前記モータ28と複数の制御回路34,35,36が設置されており、該基板27の外周の4辺には直角上方に折り曲げられた折り曲げ部27aがそれぞれ形成されている。そして、基板27上に設置されたモーター28から垂直上方に延びる出力軸(モーター軸)28aの上端部には前記ポリコンミラー26が取り付けられており、基板27の四隅には固定用ビス孔37がそれぞれ形成されている。
ここで、基板27は寸法82.5mm×38mm、厚さ1.1mmの金属板で構成されており、その外周の4辺に形成された折り曲げ部27aの高さは3mmに設定されている。
上述のように、本実施の形態では、基板27の外周の4辺に折り曲げ部27aを形成したため、該基板27の剛性が高まってその共振周波数(固有振動数)が高周波数側にシフトし、該共振周波数をモーター28の駆動周波数から遠ざけることができ、基板27の共振を防いでその振動を抑制することができる。そして、このように光走査装置10の基板27の振動が抑えられるために図1に示す画像形成装置1において感光ドラム4への光走査が高精度になされ、高質画像が安定的に得られる。
図5に本実施の形態に係る光走査装置10の基板27と図14に示す従来の光走査装置の基板27の振動特性を示すが、本実施の形態に係る光走査装置10の基板27の共振周波数をモータ28の駆動周波数領域(500Hz〜900Hz)から遠ざけることができることが分かる。これに対して、従来の光走査装置の基板127の共振周波数はモーター128の駆動周波数領域の近くにあるため、基板127が共振してその振動(振幅)が大きくなる。
又、本実施の形態では、基板27の外周の4辺を折り曲げて折り曲げ部27aを形成することによって放熱面積が増えるため、該基板27の放熱性能が高められてその温度上昇が抑えられる。尚、図示しないが、基板27の折り曲げ部27aに冷却フィンやヒートシンク等の冷却用放熱部材を取り付ければ、基板27の放熱性能が冷却用放熱部材によって更に高められて該基板27の温度上昇が効果的に抑えられる。
更に、本実施の形態では、基板27の材質を熱伝導率が高くて加工性の良い金属としたため、該基板27を容易に折り曲げることができるとともに、基板27の放熱性が高められてその温度上昇が一層効果的に抑えられる。
そして、以上の効果は基板の外周の4辺を折り曲げるだけの簡単な構成によって得られ、新たな部品の追加が不要となるため、光走査装置10の大型化やコストアップを招くことがない。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2を図6及び図7に基づいて以下に説明する。
図6は実施の形態2に係る光走査装置要部(基板部分)の斜視図であり、本実施の形態では、矩形平板状の基板27がその3箇所に形成された固定用ビス孔37に挿通する不図示のビスによって光学フレーム21(図2及び図3参照)によって固定されるが、このように基板27を3点で固定する場合、基板27は、3つの固定点を頂点とする三角形の外側部分が振動し易い。
そこで、本実施の形態では、基板27の振動し易い部分の外周の1辺を垂直上方に折り曲げて折り曲げ部27aを形成している。ここで、基板27は寸法82.5mm×38mm、厚さ1.1mmの金属板で構成されており、その外周の1辺に形成された折り曲げ部27aの高さは7mmに設定されている。
本実施の形態では、基板27の振動し易い部分の外周の1辺を垂直上方に折り曲げて折り曲げ部27aを形成したため、該基板27の振動し易い部分の剛性が折り曲げ部27aによって高められる。この結果、基板27の共振周波数(固有振動数)が高周波数側にシフトし、該共振周波数をモータ28の駆動周波数(500Hz〜900Hz)から遠ざけることができ、基板27の共振を防いでその振動を抑制することができる。
図7に本実施の形態に係る光走査装置10の基板27と折り曲げ部の無い従来の光走査装置の基板の振動特性を示すが、本実施の形態に係る光走査装置10の基板27の共振周波数をモーター28の駆動周波数領域(500Hz〜900Hz)から遠ざけることができることが分かる。これに対して、従来の光走査装置の基板の共振周波数はモーター28の駆動周波数領域の近くにあるため、基板が共振してその振動(振幅)が大きくなる。
又、本実施の形態では、基板27の外周の1辺を折り曲げて折り曲げ部27aを形成することによって放熱面積が増えるため、該基板27の放熱性能が高められてその温度上昇が抑えられる。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3を図8及び図9に基づいて以下に説明する。
図8は実施の形態3に係る光走査装置要部(基板部分)の斜視図であり、本実施の形態では、矩形平板状の基板27がその四隅に形成された固定用ビス孔37に挿通する不図示のビスによって光学フレーム21(図2及び図3参照)によって固定されるが、このように基板27を4点で固定する場合、基板27は、4つの固定点を頂点とする四角形の外側部分(特に長辺側)が振動し易い。
そこで、本実施の形態では、基板27の振動し易い部分の外周の長辺側の2辺を垂直下方に折り曲げて折り曲げ部27aを形成している。ここで、基板27は寸法82.5mm×38mm、厚さ1.1mmの金属板で構成されており、その外周の2辺に形成された折り曲げ部27aの高さは5mmに設定されている。
本実施の形態では、基板27の振動し易い部分の外周の長辺側の2辺を垂直下方に折り曲げて折り曲げ部27aを形成したため、該基板27の振動し易い部分の剛性が折り曲げ部27aによって高められる。この結果、基板27の共振周波数(固有振動数)が高周波数側にシフトし、該共振周波数をモータ28の駆動周波数(500Hz〜900Hz)から遠ざけることができ、基板27の共振を防いでその振動を抑制することができる。
図9に本実施の形態に係る光走査装置10の基板27と折り曲げ部の無い従来の光走査装置の基板の振動特性を示すが、本実施の形態に係る光走査装置10の基板27の共振周波数をモーター28の駆動周波数領域(500Hz〜900Hz)から遠ざけることができることが分かる。これに対して、従来の光走査装置の基板の共振周波数はモーター28の駆動周波数領域内にあるため、基板が共振してその振動(振幅)が大きくなる。
又、本実施の形態では、基板27の外周の2辺を折り曲げて折り曲げ部27aを形成することによって放熱面積が増えるため、該基板27の放熱性能が高められてその温度上昇が抑えられる。
そして、本実施の形態においても、以上の効果は基板の外周の2辺を折り曲げるだけの簡単な構成によって得られ、新たな部品の追加が不要となるため、光走査装置10の大型化やコストアップを招くことがない。
尚、本実施の形態では、基板27の外周の2辺を下方に直角に折り曲げて折り曲げ部27aを形成したが、基板27の外周の2辺を実施の形態1,2と同様に上方に直角に折り曲げても良い。又、逆に実施の形態1,2において基板27の外周の4辺又は1辺を実施の形態3と同様に下方に折り曲げるようにしても良い。
<実施の形態4>
次に、実施の形態4を図10及び図11に基づいて以下に説明する。
図10は実施の形態4に係る光走査装置要部(基板部分)の斜視図、図11は同光走査装置要部の側面図であり、本実施の形態では、矩形平板状の基板27の外周の4辺を斜めに折り曲げて折り曲げ部27aを形成している。
ここで、各折り曲げ部27aの折り曲げ角度αは、基板27の折り曲げ加工性や基板27の設置スペースを考慮して適切に設定される。但し、図11に示すように、ポリゴンミラーの回転によって生じる温度の高い風がfθレンズ29に直接当たることがないよう、基板の折り曲げ部27aの折り曲げ角度αは、折り曲げ部27aの折り曲げ延長線上にfθレンズ29が存在しない値に設定される。
而して、本実施の形態においても、前記実施の形態1と同様に、基板27の外周の4辺に折り曲げ部27aを形成したため、該基板27の剛性が高まってその共振周波数(固有振動数)が高周波数側にシフトし、該共振周波数をモーター28の駆動周波数から遠ざけることができ、基板27の共振を防いでその振動を抑制することができ他、前記実施の形態1と同様の効果が得られる。
そして、本実施の形態では、基板27の外周の折り曲げ部27aの延長線上にfθレンズ29が存在しないため、ポリゴンミラー26の回転によって生じた温度の高い風がfθレンズ29に直接当たることがなく、該fθレンズ29の熱変形が抑えられて図1に示す画像形成装置1において像ズレ等の不具合の発生が防がれる。
<実施の形態5>
次に、実施の形態5を図12に基づいて以下に説明する。
図12は実施の形態5に係る光走査装置要部(基板部分)の斜視図であり、本実施の形態では、基板27の外側の長辺側の2辺を垂直下方および水平に2段階に折り曲げることによって折り曲げ部27aを形成したものであって、このように2段階に折り曲げることによって形成された折り曲げ部27aによっても基板27の剛性が高められるため、前記実施の形態1〜4と同様に基板27の共振周波数をモーター28の駆動周波数から遠ざけて該基板27の振動を低く抑えることができる。その他、本実施の形態においても、前記実施の形態1〜4と同様の効果が得られる。
尚、基板27の折り曲げ回数は2回に限定されるものではなく、3回以上の複数回折り曲げても良い。又、基板27の外周の折り曲げ箇所は任意である。
<実施の形態6>
次に、実施の形態6を図13に基づいて以下に説明する。
図13は実施の形態6に係る光走査装置要部(基板部分)の側面図であり、本実施の形態では、基板27の外周の一部をヘミング加工によって横U字状に折り曲げて折り曲げ部27aを形成したものであって、このようにヘミング加工によって基板27の外周の一部に横U字状の折り曲げ部27aを形成することによっても基板27の剛性が高められるため、前記実施の形態1〜5と同様に基板27の共振周波数をモーター28の駆動周波数から遠ざけて該基板27の振動を低く抑えることができる。その他、本実施の形態においても、前記実施の形態1〜5と同様の効果が得られる。
尚、以上は本発明をモノクロの画像形成装置とこれに備えられた光走査装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、カラー画像形成装置とこれに備えられた光走査装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 画像形成装置
1A 画像形成装置本体
2 画像形成部
3 用紙収納部
4 感光ドラム
5 帯電器
6 現像装置
7 転写ローラ
8 クリーニング装置
9 トナーホッパー
10 光走査装置(レーザースキャナーユニット)
11,12 給紙カセット
13 ピックローラー
14 フィードローラー
15 リタードローラー
16 排紙トレイ
17 レジストローラー
18 定着装置
18a 定着ローラー
18b 加圧ローラー
19 搬送ローラー
20 排紙ローラー
21 光走査装置の光学フレーム
22 カバー
23 レーザーダイオード(光源)
24 コリメータレンズ
25 シリンドリカルレンズ
26 ポリゴンミラー
27 基板
27a 基板の折り曲げ部
28 モーター
28a モーターの出力軸(モーター軸)
29,30 fθレンズ(光学部品)
31 BDミラー
32 レンズ
33 BDセンサー
34〜36 制御回路
37 固定用ビス孔
R 有効走査範囲
S1 第1搬送路
S2 第2搬送路
α 基板の折り曲げ部の折り曲げ角度

Claims (5)

  1. 少なくとも光源と、該光源から出射される光ビームを偏向するポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーを回転駆動するモーターと、該モーターの回転等を制御する制御回路を有する基板と、前記ポリゴンミラーによって偏向された光ビームを被走査対象へと導く光学系を光学フレームに設けて成る光走査装置において、
    前記基板を前記光学フレームにビスで固定するとともに、前記基板の外周の少なくとも1辺をその全長に沿って折り曲げて前記基板の共振周波数を高周波数側にシフトさせ、前記基板の共振周波数を前記モーターの駆動周波数から遠ざけるように構成したことを特徴とする光走査装置。
  2. 前記基板の折り曲げ角度を、その折り曲げ延長線が光学部品の上側を通過する値に設定したことを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記基板の材質を金属としたことを特徴とする請求項1又は2記載の光走査装置。
  4. 前記基板の折り曲げ部に冷却用放熱部材を取り付けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の光走査装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の光走査装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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