JP5438981B2 - 旋回作業機 - Google Patents
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Description
このバックホーにおいて、開閉自在なタンクカバーによって覆われたタンクルーム内に、作動油タンクとバッテリーとを収容すると共に、バッテリーを作動油タンクの上方に配置して該バッテリーのメンテナンス性を考慮したものがある(特許文献1参照)。
そこで、前記バックホーにあっては、タンクルーム内にバッテリールームを形成し、このバッテリールーム内にバッテリーを収容するようにしている。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、高温となる所にバッテリーを配置しても該バッテリーの温度上昇を抑制することのできるバックホーを提供することを目的とする。
前記タンクルームを前記ラジエータルームに隣接して設けると共に、これらタンクルームとラジエータルームとを仕切る仕切り壁によって前記バッテリールームの壁部を構成し、この壁部に形成された貫通孔によって前記連通部が構成されていることを特徴とする。
また、他の技術的手段としては、走行体上に上下軸廻りに旋回自在に設けられた旋回台を備え、この旋回台に搭載されたエンジンの横にラジエータを配置し、これらラジエータとエンジンとの間に、ラジエータルームに外気を採り入れると共に該採り入れられた外気をラジエータを通過させてエンジンルームへと流通させる冷却ファンを設け、作動油タンクを収容するタンクルーム内にバッテリーを収容するバッテリールームを設け、このバッテリールームに外気を採り入れるための外気導入部を設けると共に、前記バッテリールーム内の空気を前記冷却ファンによって吸引するようにバッテリールームとラジエータルームとを連通させる連通部を設け、
バッテリールームの底壁が、該底壁と作動油タンクの上面との間に隙間が形成されるように作動油タンクの上面にスペーサ部材を介して載置されていることを特徴とする。
また、他の技術的手段としては、走行体上に上下軸廻りに旋回自在に設けられた旋回台
を備え、この旋回台に搭載されたエンジンの横にラジエータを配置し、これらラジエータとエンジンとの間に、ラジエータルームに外気を採り入れると共に該採り入れられた外気をラジエータを通過させてエンジンルームへと流通させる冷却ファンを設け、作動油タンクを収容するタンクルーム内にバッテリーを収容するバッテリールームを設け、このバッテリールームに外気を採り入れるための外気導入部を設けると共に、前記バッテリールーム内の空気を前記冷却ファンによって吸引するようにバッテリールームとラジエータルームとを連通させる連通部を設け、
バッテリーは、バッテリールームの底壁との間に隙間が形成されるようにスペーサ部材を介して該底壁上に載置されることを特徴とする。
図1及び図2において、1は旋回作業機(掘削作業機)として例示する超小旋回型のバックホーを示しており、該バックホー1は上部の旋回体2と、下部の走行体3とから主構成されている。
走行体3は、トラックフレーム4の左右両側にクローラ式走行装置5を設けてなる。
左右の各クローラ式走行装置5は、前部のアイドラ6と、後部のスプロケット7と、これらアイドラ6とスプロケット7との間に配置された複数の転輪8とをトラックフレーム4に左右軸回りに回転可能に支持すると共に、これらアイドラ6,スプロケット7,複数の転輪8にわたって巻き掛けられた無端帯状のクローラベルト9を備え、油圧モータ(ホイルモータ)からなる走行モータ10によって前記スプロケット7を回転駆動することにより該スプロケット7からクローラベルト9に駆動力が伝達されて該クローラベルト9が長手方向に循環回走され、これによってバックホー1が前後方向に走行可能とされている。
走行体3の前部にはドーザ装置11が設けられている。
旋回体2は、走行体3のトラックフレーム4に上下方向の旋回軸心回りに旋回自在に支持された旋回台15と、この旋回台15上に搭載されたキャビン16と、旋回台15の前部側に設けられた作業装置17(掘削作業装置、対地作業装置)とを備えている。
旋回フレーム18は、走行体3のトラックフレーム4上に旋回ベアリングを介して上下方向の旋回軸心廻りに旋回自在に支持された旋回基板21と、この旋回基板21上に溶接
等によって固定された部材であって旋回基板21上に機器、作業装置、タンク類などを取付支持するための部材や補強部材等とを備えてなる。
この支持部23は、板面が左右方向を向くように旋回基板21上に立設された左右一対の縦板24L,24Rと、これら左右縦板24L,24Rの後端側に配置され且つ板面が前後方向を向くように旋回基板21上に立設された後部板25と、左右縦板24L,24R間に設けられた底板26と、左右縦板24L,24R間の前部に配置された左右一対のシリンダブラケット27とを備えている。左右の各縦板24L,24Rの前後方向中間部の上部にはブーム枢支部28が設けられている。
ブーム29は、オフセット型ブームによって構成されており、前記ブーム枢支部28に基部側が枢支されていて上下揺動自在とされたメインブーム32と、このメインブーム32の先端側に基部側が枢支連結されていて左右揺動自在とされたオフセットブーム33と、このオフセットブーム33の先端側に枢支連結されていて左右揺動自在とされたアームブラケット34と、前端側がアームブラケット34に枢支連結され後端側がメインブーム32の先端側に枢支連結されたオフセットリンク35とを備えている。
アーム30は、基部側が前記アームブラケット34に左右軸回りに回動自在に枢支連結されており、アームブラケット34とアーム30の基部側とにわたって設けられたアームシリンダ38の伸縮動作によって前後に揺動動作する。
前記メインブームシリンダ36、オフセットシリンダ37、アームシリンダ38、バケットシリンダ39は油圧シリンダによって構成されている。
旋回台15上には、キャビン16、エンジン42、ラジエータ43、燃料タンク44、作動油タンク45、コントロールバルブ46等が搭載されている。
エンジン42は旋回台15の後部にクランク軸の軸心が左右方向に一致するように横置き配置され、該エンジン42の左側には該エンジン42で駆動される油圧ポンプPが取り付けられている。
また、エンジン42後部側の上方で且つ左右方向中央側にはエアクリーナ48が配置されている。
また、ラジエータ43の右側にはオイルクーラ51が配置されている。
燃料タンク44は、エンジン42の左側の前方で且つステップ22の下方側に配置されている。
この作動油タンク45の上方にバッテリー52が配置されている。
コントロールバルブ46は、当該バックホー1に設けられた油圧機器を制御する制御弁を集約してなるものであり、該コントロールバルブ46を構成する制御弁を上下方向に並べて結合してなり、作動油タンク45の前方側に配置されている。
エンジン42、ラジエータ43、作動油タンク45は旋回台15から上方に突出状とされていて、これらはカバー体53によって覆われている。
エンジンルームERの前壁下部は、前記支持部23の後部板25及びこの後部板25の左方に配置された上下の仕切り板61,62によって構成され、エンジンルームERの後壁下部及び左側壁下部はウエイト19によって構成されている。
前記ウエイト19は、平面視で後方に向けて凸となる円弧状に形成されており、該ウエイト19の右側部分(ラジエータ43の配置側)は、ラジエータ43の後側からラジエータ43の右側方に至るように形成されている。
前記ラジエータカバー55は、ウエイト19の右側部分の上方側に配置されており、ラジエータ43の後方及び右側方を覆うようにウエイト19に沿って湾曲状に形成されている。
また、このタンクカバー56の上壁56cの後部は側壁56aより後方に延出状とされている。
エンジンルームER内には、ボンネット54及びキャビン16の後部側等を支持する支持フレーム64が設けられている。
横梁部材67は、エンジン42の上方に、板面が上下方向を向くように配置された左右方向に長い板材によって形成され、エンジン42に沿って左右方向に延びるように配置されている。
左前支柱65Lは、上部が横梁部材67の左端側の下面に重ね合わされて固着され、中
間部が前記上部前端から左斜め前方に行くに従って下方に移行する傾斜状に形成され、下部が前記中間部下端から下方に延びるように形成され、下端に設けた取付プレート68aが前記下側の仕切り板62の左側上端に固定のブラケット69aにボルト固定されている。
右前支柱65Rは、横梁部材67の右端側下面に重ね合わされて固着されていると共に該横梁部材67から前方側に向けて延出された上部65aと、この上部65aの前端から下方に向けて延出された脚部65bとから構成されており、下端に設けた取付プレート68cが旋回基板21上に立設された前支持プレート72に固定のブラケット69cにボルト固定されている。
なお、本実施形態では、右後支柱66Rは、右前支柱65Rに対して左側に位置ズレしている。
また、前支持プレート72は、前記支持部23の右側の縦板24Rの後端側の右側方に配置されていて、該右側の縦板24Rの後端側の右側面に固着されている。
また、旋回基板21には、前記支持部23の後部板25の背面右下端側から後方に延出された補強板74が立設され、この補強板74の後端は後支持プレート73の前面に固着されている。
この門型フレーム77の右側の近傍位置にはラジエータ43が配置されており、カバー体53内の門型フレーム77より右側がラジエータ43及びオイルクーラを収容するラジエータルームRRとされており、該ラジエータルームRRはエンジンルームERと左右方向で隣接している。
この上部仕切り板79は、板面が左右方向を向くように配置されていて、門型フレーム77の前後脚部65b,66bの上部間にわたって設けられ、前縁が前脚部65bの後面上部に接当して固着され、後縁が後脚部66bの前面上部に接当して固着され、上縁が連結部76の下面に接当して固着されている。
この上部仕切り板79は、門型フレーム77の補強部材としての機能をも有する。
この上部仕切り板79の右側方にはラジエータ43の上部を支持するラジエータ上ブラケット81が設けられ、前記前後支持プレート72,73間の上部にはラジエータ43の下部を支持するラジエータ下ブラケット82が設けられている。
前記ラジエータ上ブラケット81は、取付プレート83と、この取付プレート83に取り付けられた前後一対の第1ステー84及び前後一対の第2ステー85を有する。
第1ステー84は、上部仕切り板79の右側面にボルト固定される左壁84aと、取付プレート83の取付壁83aに固着された右壁84bと、これら左壁84aと右壁84bとを連結する連結壁84cとからなる。
第2ステー85は、取付壁83aに固着された縦壁85aと、この縦壁85aの上縁から右方に延びる横壁85bとからなる。
ラジエータ43は、下部が前記ラジエータ下ブラケット82の上壁82c上にクッション部材を介して載置されており、上部がラジエータ上ブラケット81の取付プレート83の取付壁83aにボルト固定されている。
ラジエータ43等の収容空間であるラジエータルームRRの右側壁上部及び後壁上部はラジエータカバー55によって構成され、ラジエータルームRRの右側壁下部及び後壁下部は、前記ウエイト19の右側部分によって構成されている。
また、前記ラジエータルームRRの上壁は、タンクカバー56の上壁56cの後部及びボンネット前57の上壁の一部によって構成されており、タンクカバー56の上壁56c内面側は、支持フレーム64の右前支柱65Rの上部65a上に接当するよう構成されている。
前記門型フレーム77の内側で且つ上部仕切り板79より下方側で且つラジエータ下ブラケット82より上方側には、エンジンルームERとラジエータルームRRとを仕切る仕切り部材78の一部を構成するファンシュラウド88が設けられている(ファンシュラウド88は前後及び上方の3方が門型フレーム77によって囲まれている)。
このファンシュラウド88の上部材88b及び下部材88cはラジエータ43にボルト固定されており、ラジエータ43を介してファンシュラウド88が門型フレーム77に支持されている。
上下部材88b,88cと前後部材88d,88eとのコーナー部分は閉塞部88fによって塞がれている。
前記エンジン42を始動して前記冷却ファン49を駆動することにより、外気採入口87からラジエータルームRRへと外気が採り入れられ、このラジエータルームRRに採り入れられた外気は、ラジエータコア43a,ファンシュラウド88の円筒部88aを通過してエンジンルームERへと流れると共に旋回基板21のエンジン42下方に形成された前記開口63等を介して外部に流出する。
図8,9,10,12に示すように、外気案内ダクト89は、この外気案内ダクト89の前壁を構成するダクト前壁91と、該外気案内ダクト89の後壁を構成するダクト後壁92と、該外気案内ダクト89の上壁を構成するダクト上壁93と、該外気案内ダクト89の下壁を構成するダクト下壁94とから主構成されている。
このダクト前壁91の上縁部及び右端側縁部(左右方向外端側縁部)には、前記上縁部の左端側から右端側縁部の下端側にわたってトリムシール95が取り付けられ、該トリムシール95は、タンクカバー56の上壁56a内面、ラジエータカバー55内面、右旋回カバー20の内面に密接している。
このダクト前壁91は、右側(左右方向外方側)が左側(左右方向内方側)に対して前側に位置ズレするように左右方向中途部(オイルクーラ51の前方の右寄り)で段付き状に折曲されている。
また、ダクト前壁91の左右方向内方側の上部は前記ラジエータ上ブラケット81の取付プレート83の前側の取付片83bにボルト固定されて支持されている。
前記ダクト後壁92は、ラジエータ43の後面側から右方に向けてラジエータカバー55及びウエイト19近傍にまで延出されていると共に、上下方向に関して、ラジエータ43の上端側から下端側にわたるように設けられている。
このダクト後壁92の下部の右端側縁部はウエイト19の内側にシール部材を介して接当又は近接され、上部の右端側縁部は下部の右端側縁部よりも右方に延出されていると共に該上部の右端側縁部にトリムシール99が取り付けられ、該トリムシール99はラジエータカバー55内面に密接している。
また、ダクト後壁92の下端はラジエータ下ブラケット82の上壁82c上面に接当しており、このダクト後壁92の下部は、ラジエータ下ブラケット82の上壁82cに固定の取付片101にボルト固定されて支持されている。
また、ダクト後壁92の左端側には、該ダクト後壁92から後方側に延出されていて、ファンシュラウド88の後部材88e及び下部材88c並びにラジエータ下ブラケット82と、門型フレーム77の後脚部66bとの間の隙間を塞ぐカバー壁102が設けられている。
また、このカバー壁102の下部には、ハーネス等を通すための切欠き104が形成され、この切欠き104はグロメット等によって塞がれる。
また、上部仕切り板79の後部とファンシュラウド88の後部材88eとの間の空間はカバープレート105によって塞がれ、このカバープレート105は上部仕切り板79と前記カバー壁102とにボルト固定されている。
門型フレーム77の後脚部66bの後面とボンネット後59の内面右端側との間は、トリムシール及び該トリムシールを取り付けるための取付壁等によってシールされている。
前記上部仕切り板79,ファンシュラウド88,カバー壁102,カバープレート105等によってエンジンルームERとラジエータルームRRとを仕切る仕切り部材78(ラジエータルームRRの左側壁、エンジンルームERの右側壁)が構成されている。
また、仕切り部材78の一部を構成するファンシュラウド88を門型フレーム77の内側に設けることにより、門型フレーム77を利用してエンジンルームERとラジエータルームRRとを容易に仕切ることができる。
前記ダクト上壁93は、ラジエータ43の右側面の上端から右方に向けてラジエータカバー55近傍にまで延出され、該ダクト上壁93の右端側縁部はラジエータカバー55に沿って湾曲状に形成されていると共に、該ダクト上壁93の右端側縁部には前端から後端にわたるようにトリムシール106が取り付けられ、このトリムシール106はラジエータカバー55内面に密接している。
また、このダクト上壁93は、前記ラジエータ上ブラケット81の取付プレート83上に載置されていると共に前後の第2ステー85の横壁85bにボルト固定されており、該ダクト上壁93の前端側の右側がステー107を介してダクト前壁91に連結されている。
また、このダクト上壁93にはホース挿通孔108が形成され、このホース挿通孔108には、前記エアクリーナ48の吸気ホース109の一部を構成する第1ホース109Aの一端側が挿通されている。
したがって、エアクリーナ48には、ラジエータ43の風上側、詳しくは外気案内ダクト89内のラジエータ43風上側の空気が吸引されるよう構成されている。
また、このダクト下壁94はラジエータ下ブラケット82の上壁82cと共同してラジエータルームRRの底壁を構成している。
図13に示すように、ダクト下壁94の下方側で且つ旋回基板21の上方側で且つウエイト19の内面側の空間には、アンロードバルブ112と走行2速切換バルブ113とが配置されており、これらバルブ112,113はラジエータ下ブラケット82の上壁82cの下面側に設けられた取付板114に着脱自在に取り付けられている。
アンロードバルブ112は、作業装置17及び旋回台15の操作を不能にするものであり、降車する際において運転席47横に設けられたレバーを引き上げることにより、作業装置17の操作及び旋回台15の操作が不能となるように構成されている。
ダクト下壁94は、その左端側が前記ラジエータ下ブラケット82の上壁82cに載置されて該上壁82cに上方側から(外気案内ダクト89内部から)ボルト116で固定されている。
また、ダクト下壁94の前端側縁部は、ダクト前壁91の下端側縁部に接当しており、該ダクト下壁94の前端側上面には左右一対のステー117が固着され、このステー117はダクト前壁91の下端側に、ダクト下壁94の上方側で(外気案内ダクト89内部から)ボルト固定されている。
また、旋回基板21の後部右側(アンロードバルブ112及び2速切換バルブ113の下方側)には、左右方向外方側から切り欠かれた切欠部118が形成されている。
この切欠部118を介して旋回基板21の下方側からアンロードバルブ112及び2速切換バルブ113にアクセスすることができ、ラジエータカバー55、ダクト下壁94及びウエイト19を取り付けたまま、アンロードバルブ112と2速切換バルブ113との着脱作業又はメンテナンスが行えるようになっている。
図15〜図21に示すように、作動油タンク45等を収容するタンクルームTRはラジエータルームRRの前方に隣接して設けられており、前記外気案内ダクト89のダクト前壁91は、タンクルームTRとラジエータルームRRとを仕切る仕切り壁(タンクルームTRの後壁)とされている。
タンクルームTRの右側壁は前記タンクカバー56の側壁56a及び右旋回カバー20の側壁並びにラジエータカバー55の一部(前端側)で構成され、タンクルームTRの前壁はタンクカバー56の前壁56b及び右旋回カバー20の前壁で構成されている。 また、タンクルームTRの上壁はタンクカバー56の上壁56cで構成され、タンクルームTRの底壁は旋回基板21で構成されている。
前記タンクカバー56は、前側下部が旋回フレーム18側に左右軸廻りに回動自在に枢支されていて該枢支部分を中心として前後揺動自在(図3の実線及び仮想線参照)とされており、該タンクカバー56を前側に揺動させることによりタンクルームTRの右側面,上面及び前面を開放状とすることができる。
作動油タンク45は、タンクルームTRの後部に配置されていると共にダクト前壁91の前側に近接配置されており、その上面は、右側が左側に対して一段低くなるように段付き状に形成されている。
タンクルームTR内の、作動油タンク45の上面右側の上方側には、バッテリールームBRが設けられ、該バッテリールームBR内にバッテリー52が収容されている。
作動油タンク45の上面右側上には、バッテリールームBRの底壁を構成する底板123が、スペーサ部材124を介して載置されている。
わるのを妨げるべく、該スペーサ部材124によって作動油タンク45の上面右側と底板123との間に隙間を形成している。
バッテリー52は、この底板123上の前後左右の4カ所に設けられたスペーサ部材126の上に載置されており、このスペーサ部材126によってバッテリー52を底板123から浮かすことにより、作動油タンク45からの熱がバッテリー52にさらに伝わりにくいように考慮されている。
前記スペーサ部材124,126は断熱性の高い材料で形成されるのが好ましい。
前記底板123の後端側の縁部は前記ダクト前壁91の前面に接当されている(これら底板123の後端側の縁部とダクト前壁91の前面との間はシール材によってシールされるのがよい)。
また、この底板123の右端側の縁部はタンクカバー56の側壁56aに近接されていると共に、該右端側の縁部には前端から後端にわたるようにトリムシール127が取り付けられ、該トリムシール127はタンクカバー56の側壁56a内面及びラジエータカバー55の内面に密接されている。
この前板128の上端側の縁部はタンクカバー56の上壁56cに近接されており、該前板128の右端側の縁部はタンクカバー56の側壁56aに近接されている。
また、前板128の上端側の縁部の左端から右端側の縁部の下端にわたるようにトリムシール129が取り付けられ、該トリムシール129はタンクカバー56の上壁56c及び側壁56a内面に密接されている。
この左側板131の下端側は底板123に固定され、該左側板131の前端側は前板128に固定されている。
また、左側板131の後端側の縁部は前記ダクト前壁91の前面に接当されている(これら左側板131の後端側の縁部とダクト前壁91の前面との間はシール材によってシールされるのがよい)。
また、バッテリー52は、この左側板131及び前記前板128並びにダクト前壁91から離して設置されるよう構成されている。
なお、前述したトリムシール127,129,132は連続状であっても、断続状(分割状)であってもよい。また、前記左側板131又は前板128等は、ダクト前壁91又は作動油タンク45等に着脱自在に固定される。
また、バッテリールームBRの後壁133はダクト前壁91の上部の右側によって(タンクルームTRとラジエータルームRRとを仕切る壁部によって)構成されており、したがって、本実施形態では、バッテリールームBRがラジエータルームRRに前後方向で隣接して設けられている。
なお、複数の貫通孔で連通部134を構成してもよい。
また、バッテリールームBRの右側壁135はタンクカバー56の側壁56aの後部側の上部及びラジエータカバー55の側壁前端側(タンクルームTRと外部とを仕切る壁部)によって構成されている。
なお、1つの貫通孔で外気導入部136を構成してもよい。
前述したバッテリールームBRの構成にあっては、冷却ファン49及びエンジン42の吸気力よって連通部134を介してバッテリールームBR内の空気が吸引されると共に、外気導入部136からバッテリールームBR内に外気が採り入れられる。
また、バッテリールームBR内の温度上昇を抑制できるので、該バッテリールームBRを作動油タンク45やコントロールバルブ等の高温となる部材の近傍に設置することができ、バッテリールームBRの設置場所の自由度が向上される。
なお、バッテリールームBRはタンクルームTR内のどの場所に設置してもよい。バッテリールームBRをラジエータルームRRから離れた場所に設置する場合は、バッテリールームBRをダクトを介して外気案内ダクト89に連通させるように構成され、バッテリールームBRをタンクカバー56を構成する壁部から離れた場所に設置する場合は、バッテリールームBRをダクトを介して外部に連通させるように構成される。
このリターンポート137にはホース接続部材138が取り付けられ、このホース接続部材138、該ホース接続部材138に接続されたリターンホース139、該リターンホース139に接続されたL型接続管140、このL型接続管140に接続された直管141、この直管141に連結されたオイルフィルタ142を経て作動油タンク45に作動油が戻されるよう構成されている。
オイルクーラ51から作動油タンク45に作動油を戻す作動油戻し経路は、上下方向に配設されていてオイルクーラ51の前部下端側の流出口145に上端が接続された第1ホース146と、この第1ホース146の下端に一端側が接続されたU字配管147と、上下方向に配設されていて下端側が前記U字配管147の他端側に接続された第2ホース148と、この第2ホース148の上端に一端側が接続され他端側が前記L型接続管140に連結された接続配管149とから構成されている。
きとで構成された前後一対の挿通孔150,151が形成され、前側の挿通孔150は流出口145の下方側に位置していて前記U字配管147の一端側が下方から挿通され、後側の挿通孔は流入口143の下方側に位置していて流入側ホース144が挿通されている。
前記U字配管147は、ダクト前壁91の段付き状折曲部分の左側において、ダクト前壁91の下端側を下方側から跨ぐように配置されていて、該U字配管147の一端側がダクト前壁91の後側に位置し、他端側がダクト前壁91の前側に位置している。
前記接続配管149は、前部が前方を指向し後部が下方を指向するようにL字形に折曲形成され、後部下端に第2ホース148の上端が接続され、前端が前記L型接続管140に連結されている。
前記構成のバックホー1において、機器、装置、タンク類等の配置構成は前述した実施形態に限定されることはなく、例えば、左側にある構成部材を右側に、また、右側にある構成部材を左側に配置してもよい。
15 旋回台
42 エンジン
43 ラジエータ
43a ラジエータコア
45 作動油タンク
49 冷却ファン
52 バッテリー
55 ラジエータカバー
56a タンクルームと外部とを仕切る壁部(タンクカバーの側壁)
87 外気採入口
89 外気案内ダクト
91 ラジエータルームとバッテリールームとを仕切る仕切り壁(ダクト前壁)
123 バッテリールームの底壁(底板)
124 スペーサ部材
126 スペーサ部材
133 バッテリールームの後壁
134 連通部
135 バッテリールームの右側壁
136 外気導入部
ER エンジンルーム
RR ラジエータルーム
BR バッテリールーム
TR タンクルーム
Claims (5)
- 走行体(3)上に上下軸廻りに旋回自在に設けられた旋回台(15)を備え、この旋回台(15)に搭載されたエンジン(42)の横にラジエータ(43)を配置し、これらラジエータ(43)とエンジン(42)との間に、ラジエータルーム(RR)に外気を採り入れると共に該採り入れられた外気をラジエータ(43)を通過させてエンジンルーム(ER)へと流通させる冷却ファン(49)を設け、作動油タンク(45)を収容するタンクルーム(TR)内にバッテリー(52)を収容するバッテリールーム(BR)を設け、このバッテリールーム(BR)に外気を採り入れるための外気導入部(136)を設けると共に、前記バッテリールーム(BR)内の空気を前記冷却ファン(49)によって吸引するようにバッテリールーム(BR)とラジエータルーム(RR)とを連通させる連通部(134)を設け、
前記タンクルーム(TR)を前記ラジエータルーム(RR)に隣接して設けると共に、これらタンクルーム(TR)とラジエータルーム(RR)とを仕切る仕切り壁(91)によって前記バッテリールーム(BR)の壁部(133)を構成し、この壁部(133)に形成された貫通孔によって前記連通部(134)が構成されていることを特徴とする旋回作業機。 - タンクルーム(TR)と外部とを仕切る壁部(56a)によってバッテリールーム(BR)の壁部(135)を構成し、この壁部(135)に形成された貫通孔によって前記外気導入部(136)が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の旋回作業機。
- 走行体(3)上に上下軸廻りに旋回自在に設けられた旋回台(15)を備え、この旋回台(15)に搭載されたエンジン(42)の横にラジエータ(43)を配置し、これらラジエータ(43)とエンジン(42)との間に、ラジエータルーム(RR)に外気を採り入れると共に該採り入れられた外気をラジエータ(43)を通過させてエンジンルーム(ER)へと流通させる冷却ファン(49)を設け、作動油タンク(45)を収容するタンクルーム(TR)内にバッテリー(52)を収容するバッテリールーム(BR)を設け、このバッテリールーム(BR)に外気を採り入れるための外気導入部(136)を設けると共に、前記バッテリールーム(BR)内の空気を前記冷却ファン(49)によって吸引するようにバッテリールーム(BR)とラジエータルーム(RR)とを連通させる連通部(134)を設け、
バッテリールーム(BR)の底壁(123)が、該底壁(123)と作動油タンク(45)の上面との間に隙間が形成されるように作動油タンク(45)の上面にスペーサ部材(124)を介して載置されていることを特徴とする旋回作業機。 - 走行体(3)上に上下軸廻りに旋回自在に設けられた旋回台(15)を備え、この旋回台(15)に搭載されたエンジン(42)の横にラジエータ(43)を配置し、これらラジエータ(43)とエンジン(42)との間に、ラジエータルーム(RR)に外気を採り入れると共に該採り入れられた外気をラジエータ(43)を通過させてエンジンルーム(ER)へと流通させる冷却ファン(49)を設け、作動油タンク(45)を収容するタンクルーム(TR)内にバッテリー(52)を収容するバッテリールーム(BR)を設け、このバッテリールーム(BR)に外気を採り入れるための外気導入部(136)を設けると共に、前記バッテリールーム(BR)内の空気を前記冷却ファン(49)によって吸引するようにバッテリールーム(BR)とラジエータルーム(RR)とを連通させる連通部(134)を設け、
バッテリー(52)は、バッテリールーム(BR)の底壁(123)との間に隙間が形成されるようにスペーサ部材(126)を介して該底壁(123)上に載置されることを特徴とする旋回作業機。 - 前記ラジエータ(43)の風上側に、該ラジエータルーム(RR)を構成する部材であって該ラジエータルーム(RR)に外気を採り入れるための外気採入口(87)を備えたラジエータカバー(55)を設け、ラジエータ(43)の周囲から前記ラジエータカバー(55)の外気採入口(87)周囲に向けて延出状とされていて該外気採入口(87)から採り入れられた外気をラジエータ(43)へと案内する外気案内ダクト(89)を設け、前記バッテリールーム(BR)が前記連通部(134)を介して該外気案内ダクト(89)内に連通されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の旋回作業機。
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