JP5436801B2 - 加工機におけるマルチ加工ユニット - Google Patents
加工機におけるマルチ加工ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP5436801B2 JP5436801B2 JP2008132257A JP2008132257A JP5436801B2 JP 5436801 B2 JP5436801 B2 JP 5436801B2 JP 2008132257 A JP2008132257 A JP 2008132257A JP 2008132257 A JP2008132257 A JP 2008132257A JP 5436801 B2 JP5436801 B2 JP 5436801B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- linear guide
- processing
- heads
- tool mounting
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Drilling And Boring (AREA)
Description
ところが、特許文献1及び特許文献2に開示されたマルチ加工ヘッドの位置決め機構は、ワークに対する複数の加工孔のピッチを小さくするために各加工ヘッド及び加工ヘッドを支持するベース部の移動方向の幅寸法が必要最小限に設定されていたので、次のような問題があった。即ち、各加工ヘッドは一対の平行なガイドレールに対し、加工ヘッドの移動方向に関しては加工ヘッドの幅狭のベース部のみで片持ち支持されているので、加工ヘッドが移動方向からの外力を受けた場合に、加工ヘッドの軸心がそのベース部のスライド位置を中心に移動方向に傾動し易く、支持剛性が低下する。このため、加工ヘッドの移動方向の位置決め精度が低下し、ワークに対する各加工孔の加工ピッチ等の加工精度が低下するという問題があった。
図1及び図2に示すように、ベッド11の上面にはZ軸(前後)方向に二本のZ軸ガイドレール12が互いに平行に敷設され、両Z軸ガイドレール12にはスライダ13を介してZ軸移動体14がZ軸方向の往復移動可能に装着されている。図2に示すように、前記ベッド11の後側上面にはサーボモータ15が固着され、該サーボモータ15の回転軸にはボールねじ16が図示しない継手を介してZ軸方向に指向するように連結され、該ボールねじ16は前記Z軸移動体14の下部に取り付けられたボールねじナット17に螺合されている。
前記第1〜第4加工ヘッド20,21,24,25は、図示しない制御装置からの制御信号によって、前記各X軸送り機構30のサーボモータ35が制御されることにより、前記各主軸装置26の配列ピッチが等間隔となるようにそれぞれ個別に移動制御される。
図1に示すように、前記第1〜第4加工ヘッド20,21,24,25の主軸装置26に装着された各工具Tが所定の等ピッチで配列された状態において、前記モータ27が起動されて主軸装置26及び工具Tが回転されると共に、図2に示す前記サーボモータ15が起動されて、前記Z軸移動体14が前進される。これにより、前記第1〜第4加工ヘッド20,21,24,25が同期して前方に移動され、ワークテーブル41の上面に支持されたワークWが前記各工具Tによって加工される。
(1)上記実施形態では、前記第1〜第4加工ヘッド20,21,24,25をそれぞれベース部20a,21a,24a,25aと、工具装着部20b,21b,24b,25bとによって構成した。又、前記工具装着部20b,21b,24b,25bの加工ヘッドのX軸移動方向の外形寸法よりも前記ベース部20a,21a,24a,25aのX軸移動方向の外形寸法を長く設定した。さらに、前記各工具装着部20b,21b,24b,25b間の配列ピッチが等ピッチで最小となった状態において前記各ベース部20a,21a,24a,25aが干渉しないように各ベース部の延長方向を設定した。このため、各工具装着部20b,21b,24b,25bの配列ピッチを最小限にすることができる。又、X軸方向に延長形成された各ベース部20a,21a,24a,25aによって、片持ち式でも前記各工具装着部20b,21b,24b,25bのX軸方向の支持剛性を向上することができる。この結果、前記各加工ヘッド20,21,24,25に支持された主軸装置26のX軸方向の配列ピッチを所定ピッチで正確に保持することができ、ワークWに対する複数の加工孔等の形成ピッチの精度を向上することができる。
・図4に示すように、上部X軸ガイドレール22側に前記第1及び第4加工ヘッド20,25に代えて、前記第2及び第3加工ヘッド21,24と同形のベース部36a,37a及び工具装着部36b,37bを有する加工ヘッド36,37を逆さに配置する。そして、加工ヘッド36,37,21,24の順に各主軸装置26が一列に配列されるようにして、加工ヘッド37の工具装着部37bが加工ヘッド21の工具装着部21bのX軸方向左方に隣接するように構成してもよい。
以上の各実施形態の構成から明らかなように、前記加工ヘッドの各工具装着部間の配列ピッチが最小となっても前記各ベース部同士が干渉しないように各加工ヘッドの形状及び組み合わせが設定されている。
・サーボモータ15、ボールねじ16及びボールねじナット17よりなるZ軸送り機構及びX軸送り機構30として、ボールねじ機構以外の例えばリニアモータを用いてもよい。
Claims (5)
- 上下方向に所定の間隔をおいて互いに連結された下部フレームと上部フレームのうち下部フレームの上面には下部リニアガイドとしての一対のガイドレールを敷設するとともに、前記上部フレームの下面には前記下部リニアガイドから上方に離隔した位置に上部リニアガイドとしての一対のガイドレールを、前記下部リニアガイドと平行に敷設し、前記下部リニアガイドに対し軸方向を水平にした少なくとも2個以上の加工ヘッドをそれぞれ独立して往復移動可能に装着し、前記上部リニアガイドに対し、軸方向を水平にした少なくとも2個以上の加工ヘッドをそれぞれ独立して往復移動可能に装着し、前記各加工ヘッドを前記下部リニアガイドと前記上部リニアガイドのガイドレールに案内されるベース部と、該ベース部に一体的に形成された工具装着部とにより構成し、前記各工具装着部には、それぞれ主軸装置を横一列に並ぶように装着し、前記工具装着部の加工ヘッドの移動方向の外形寸法よりも前記ベース部の移動方向の外形寸法を長く設定し、前記各工具装着部間の移動方向の配列ピッチが最小となった状態において前記各ベース部同士が干渉しないように構成したことを特徴とする加工機におけるマルチ加工ユニット。
- 請求項1において、前記下部リニアガイドに装着された隣接する一対の加工ヘッドのベース部の延長方向は、互いに離隔する方向に設定され、上部リニアガイドに装着された一対の加工ヘッドは、下部の一対の加工ヘッドを挟むように配設され、かつ両加工ヘッドのベース部の延長方向は、互いに接近する方向に設定されていることを特徴とする加工機におけるマルチ加工ユニット。
- 請求項1において、前記下部リニアガイドに装着された隣接する一対の加工ヘッドのベース部の延長方向は、互いに離隔する方向に設定され、上部リニアガイドに装着された互いに隣接する一対の加工ヘッドのベース部の延長方向も、互いに離隔する方向に設定されていることを特徴とする加工機におけるマルチ加工ユニット。
- 請求項1において、前記下部リニアガイドに装着された一対の加工ヘッドの工具装着部の間に、上部リニアガイドに装着された一つの加工ヘッドの工具装着部が位置し、かつ上部リニアガイドに装着された一対の加工ヘッドの工具装着部の間に、下部リニアガイドに装着された一つの加工ヘッドの工具装着部が位置するように構成されていることを特徴とする加工機におけるマルチ加工ユニット。
- 請求項1において、前記下部リニアガイドに装着された各加工ヘッドのベース部の延長方向は全て同方向に設定され、上部リニアガイドに装着された各加工ヘッドのベース部の延長方向は全て、前記下部リニアガイド側の加工ヘッドのベースの延長方向と反対方向に設定され、下部リニアガイド側の加工ヘッドの工具装着部と、上部リニアガイド側の加工ヘッドの工具装着部とが交互に隣接されるように構成されていることを特徴とする加工機におけるマルチ加工ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008132257A JP5436801B2 (ja) | 2008-05-20 | 2008-05-20 | 加工機におけるマルチ加工ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008132257A JP5436801B2 (ja) | 2008-05-20 | 2008-05-20 | 加工機におけるマルチ加工ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009279681A JP2009279681A (ja) | 2009-12-03 |
JP5436801B2 true JP5436801B2 (ja) | 2014-03-05 |
Family
ID=41450689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008132257A Expired - Fee Related JP5436801B2 (ja) | 2008-05-20 | 2008-05-20 | 加工機におけるマルチ加工ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5436801B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103586511B (zh) * | 2013-11-12 | 2015-12-02 | 济南天辰铝机制造有限公司 | 型材数控铣削生产线 |
CN103586512B (zh) * | 2013-11-12 | 2016-03-23 | 济南天辰铝机制造有限公司 | 环式铣削装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6061102U (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-27 | スズキ株式会社 | ボ−ル盤のスピンドルヘツド |
JPS62218008A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-09-25 | Honda Motor Co Ltd | 多軸工作機械 |
-
2008
- 2008-05-20 JP JP2008132257A patent/JP5436801B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009279681A (ja) | 2009-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5025036B2 (ja) | 工作機械のラム案内装置 | |
JP4787771B2 (ja) | プリント基板加工機及びその穴明け加工方法 | |
JP2003001542A (ja) | Nc工作機械 | |
JP5013569B2 (ja) | 形彫放電加工装置 | |
KR101082972B1 (ko) | 양두 밀링 가공 장치 | |
JP6195620B2 (ja) | 工作機械 | |
JP2008279541A (ja) | 工作機械 | |
CN108274248A (zh) | 多面一体加工中心 | |
KR101713439B1 (ko) | 멀티스핀들용 머시닝센터 | |
JP5436801B2 (ja) | 加工機におけるマルチ加工ユニット | |
JP2010064228A (ja) | レスト装置を備える工作機械およびレスト装置を用いる加工方法 | |
JP2003225806A (ja) | 複合nc旋盤のフレーム構造 | |
JP2000084712A (ja) | 2つの工具主軸ヘッドを備えた工作機械 | |
JP5435169B1 (ja) | 工作機械 | |
JP6779319B2 (ja) | 工作機械 | |
JP2001269827A (ja) | 立形工作機械 | |
JP2007160445A (ja) | 送り装置 | |
JP4431788B2 (ja) | 工作機械 | |
JPH11235631A (ja) | 工作機械 | |
CN207788265U (zh) | 多面一体加工中心 | |
JPWO2018016004A1 (ja) | レール走行構造およびそのレール走行構造を備えた工作機械 | |
JP3388498B2 (ja) | 工作機械 | |
JP5721506B2 (ja) | 工作機械 | |
JPS6138834A (ja) | 多頭汎用工作機械 | |
US20230132262A1 (en) | Machine tool |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110224 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20110224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121004 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121010 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130604 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130619 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5436801 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |