JP5013569B2 - 形彫放電加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガントリ型の構造を有する工作機械に関する。特に、工具の質量が他の工作機械と比較して大きい工具電極を使用する大型の被加工物の加工に適するガントリ型の構造を有する形彫放電加工装置に関する。
加工ヘッドの質量が比較的大きい工作機械に適する構造として、門型と称される構造が知られている。門型の構造は、テーブルを挟んでベッド上に立設された2つのコラム(門形支柱)間に架設されるトップビームを有し、トップビームに加工ヘッドが設けられている。そのため、いわゆるC形フレーム型のように加工ヘッドを片持ち支持する構造の工作機械に比べて複雑な変形が生じることがなく、加工ヘッドの移動体が鉛直方向に往復移動するときの振動も小さく抑えられる。また、加工ヘッドを支持する構造物の熱変位が均等であるため、変位が安定している点で有利である。門型の構造は、工具の質量が他の工作機械と比較して圧倒的に大きく、工具を含む移動体を高加速度で高速移動ないし高速反転させることが要求される形彫放電加工装置に適している。ただし、門型の構造の工作機械は、加工可能な領域に対して機械全体が占有する面積が大きくなる。
加工ヘッドが設けられたトップビームを含む2本のコラムを移動可能に搭載したガントリ型と称される構造は、比較的大きい被加工物を加工するための工作機械に適する構造として知られている。ガントリ(移動架台)は、一般に大型クレーンのように移動する2本のコラムとトップビームでなるが、トップビームだけが移動する構成を含めてガントリ型と呼ばれる。ガントリ型の構造は、被加工物を載置するテーブルの構造をいわゆるクロステーブルの構造にする必要がなく、被加工物の重量があってもテーブルの変形を小さく抑えることができる。特に、加工ヘッドをトップビームの架設方向に沿って水平1軸方向に往復移動させる構成にした場合は、テーブルが移動しない構造にすることができる。その結果、テーブルの変形を最小とし、テーブルの移動にともなう軸精度(サーボモータの駆動軸線上における精度をいう、以下同じ)の低下がなく、設置面積も小さくすることができる。ガントリ型の工作機械として、例えば、特許文献1あるいは特許文献2に開示された工作機械が参照される。
ガントリ型の構造では、ガントリを円滑に移動させるように2本のコラム下側またはトップビームの両端に軸送り装置とガイドが設けられる。したがって、ガントリをばね要素が小さいリニアモータ駆動方式にすることによって、より微小単位のレベルでの位置決め精度を向上させ加工精度を向上させることができる。また、リニアモータは、ボールねじのようなトルクを伝達する伝達機構がないので、2つの軸送り装置の避け難い僅かな時間的な位置の誤差が発生するときでも、伝達機構の部材を損傷させたり、ガントリに変形を与えたり、ガントリの移動に障害が発生したりすることをより確実に防止することができる。
門型あるいはガントリ型の構造で加工ヘッドの質量が比較的大きい工作機械の場合は、トップビームが大きく撓むことを避けるためにコラムとトップビームの剛性が得られるようにコラムとトップビームを大きくする傾向にある。したがって、トップビームが移動するガントリ型の構造では、推力がより大きいサーボモータが要求される。特に、要求される推力がモータの大きさに直接反映されるリニアモータ駆動方式のガントリでは、モータが大きくなってガントリとガントリを搭載するベッドがさらに大きくなる。その結果、相当広い設置スペースが要求されるとともに、機械を出荷し設置場所まで搬送して据え付けるまでの作業が容易ではなく、場合によってはトラックに積載して搬送することができなかったり、設置場所に搬入することすらできないことがある。
工作機械は、もともと所要の機能を持たせた比較的大きな機能単位である構成要素(Component)に分けて考えることができる。そこで、大型の工作機械を搬送し、もしくは設置場所に搬入するために、構造物をモジュラユニット化して設置場所で組み立てるようにすることが考えられる。例えば、ヘッドユニット、ベースユニット、コラムユニット、スライドユニットなどがある。特許文献3または特許文献4に、形彫放電加工装置の本機の構造物のユニットの例が見られる。また、構造物をユニットに分ける構成にすることは熱変位の対策に有利であり、例えば、ユニット間に断熱材を設けることによって熱変位に対して有効であることが特許文献5に開示されている。
特開平11−114759号公報 特開2002−205231号公報 特公平3−49689号公報 ドイツ公開特許第3824006号公報 特公平8−11348号公報
このように、ガントリ型の構造の工作機械は、加工ヘッドを支持するガントリの熱変位が均等であり、要求される加工精度を確保することができる点で有利である。しかしながら、ガントリの熱変位が均等であっても、他の構造物の熱や荷重による変位によって、結果的に不均一な熱変位による誤差が発生することがある。特に、被加工物を放電加工液に浸漬して加工する形彫放電加工装置では、放電加工にともなう発熱と放電加工液の循環によって加工槽の周辺の温度が変化して環境の温度が安定しにくい特徴がある。また、形彫放電加工装置では、他の工作機械に比べて加工ヘッドが大きくなるので、リニアモータ駆動方式のガントリ型の構造にすると機械全体が大型化して搬送や搬入が困難になる。さらに、構成要素が比較的大型になるため、機械をユニット化して設置場所で所要の機械精度が得られるように組み立てて据え付けるということが相当困難である。
本発明は、従来のガントリ型の形彫放電加工装置を改良して、工具電極と被加工物の大きさが比較的大きい放電加工において、安定して優れる加工精度を得ることができる形彫放電加工装置を提供することを主たる目的とする。その他の本発明によって得られる利点は、追って詳細に説明される。
本発明の形彫放電加工装置は、ガントリ型の構造を有する形彫放電加工装置において、鉛直方向(Z軸方向)に移動する移動体を備える加工ヘッドと、第1のリニアモータによって前記加工ヘッドをトップビームの架設方向(X軸方向)に移動可能に支持し前記加工ヘッドに設けられた第1のリニアモータの可動子と所定の間隙をもって対向するように前記トップビームに前記第1のリニアモータの固定子が配設されたガントリと、前記ガントリを支持する剛性を有する2つのサイドフレームと前記2つのサイドフレームを前後で結合するフロントフレームとバックフレームとの4つのフレームで枠状に構成され第2のリニアモータによって前記ガントリを前記トップビームの架設方向(X軸方向)に直交する水平1軸方向(Y軸方向)に移動可能に搭載し前記トップビームの両端に設けられた前記第2のリニアモータの可動子と所定の間隙をもって対向するように前記第2のリニアモータの固定子が配設され平面上において熱対称構造をなすベッドと、前記ベッドの前記4つのフレームの内側に前記ベッドと全周に渡り空間を置いて完全に分離独立して設置されるベース上に固定され加工槽を備えたテーブルと、でなり、前記フロントフレームと前記バックフレームとが変形して温度の変化による前記ベッド全体の変位を前記平面上における前記ベッドの2本の中心線を挟んで前後と左右にそれぞれ均等に吸収するものとする
好ましくは、加工ヘッドは、水平面上において熱対称構造であって、中心がトップビームの長手方向の中心線上を移動するようにトップビームに設けられた抜き空間内を架設方向に走行する構成である。
第1に、本発明の形彫放電加工装置は、ガントリ型の構造であるから、加工ヘッドを支持する構造物の熱変位が均等で安定している。そして、ガントリがリニアモータ駆動方式であるから、加工精度に優れるとともに、ガントリを障害なく円滑に移動させることができる。
第2に、本発明の形彫放電加工装置は、鉛直方向(Z軸方向)に移動可能な移動体を備える加工ヘッドと、加工ヘッドをトップビームの架設方向(X軸方向)に移動可能に支持するガントリと、ガントリを架設方向に直交する水平1軸方向(Y軸方向)に移動可能に搭載するベッドと、を有する構成であり、テーブルが移動しない構成である。そのため、テーブルを移動させる構成に比べてより質量の大きい被加工物をテーブルに載置することができるとともに、本機の設置面積をより小さくできる。また、テーブルの剛性を得ることができ、テーブルの変形をより小さく抑えることができる。さらに、テーブルに軸送り装置がないので、テーブルにおいては軸精度の低下がなく、テーブルにかかる荷重が変動しても安定して加工精度を得ることができる。その結果、被加工物を放電加工液に浸漬して加工しなければならない形彫放電加工にあって、比較的大型の被加工物を加工するときでも安定して優れた加工精度を得ることができる効果を奏する。
第3に、本発明の形彫放電加工装置は、環境の温度が変化しやすい加工槽を備えたテーブルをベッドから空間を置いて離して独立して設置する構造であるから、テーブルにおける温度の変化が軸送り装置に直接伝達されず、軸精度への影響が生じないので、安定して加工精度を得ることができる。その結果、被加工物を放電加工液に浸漬して加工しなければならない形彫放電加工にあって、安定して優れた加工精度を得ることができる効果を奏する。また、加工精度のばらつきを防止する上で、断熱材などで熱の伝達を遮断する方式に比べて簡単で確実、かつ安価である。
第4に、本発明の形彫放電加工装置は、熱変位が均等であるガントリを支持するベッドが水平面上において熱対称構造をなしているので、軸送り装置を有する全ての構造物の前後左右における熱変位に対するバランスがとれる。したがって、温度の変化による熱変位の大きな変動が起こりにくい上に、捩れや不均一な歪みのような不規則で予測しにくい変位が生じにくいから、全体的に安定して機械精度を得ることができる。その結果、安定して優れた加工精度を得ることができる効果を奏する。
加工ヘッドを熱対称構造とし、加工ヘッドの中心がトップビームの中心線上を移動するように架設方向に走行する構成である場合は、機械全体が熱対称構造であるとともに、トップビームにおける荷重のバランスが取られ、より安定して加工精度を得ることができる。その結果、より安定して優れた加工精度を得ることができる効果を奏する。
第5に、本発明の形彫放電加工装置は、第1のリニアモータと第2のリニアモータで加工ヘッドとガントリを水平2軸方向に移動させ、かつ移動しないテーブルをベッドから空間を置いて離して独立して設置する構成であるから、据付け現場で結合させることが困難な構造物どうしを直接結合したり、機械精度を得るために部品を正確に組み上げたり、あるいはモータなどの部品を組み付けたりするような困難な作業がないので、比較的容易に、設置場所において要求される機械精度で組み立てることができる。そして、設置場所において要求される機械精度が得られるので、安定して優れた加工精度を得ることができる。その結果、大型の機械をより容易に搬送ないしは搬入して据え付けることができ、大型の形彫放電加工装置の適用範囲を広くする優れた効果を奏する。
図1および図2に、本発明の好ましい実施の形態の形彫放電加工装置が示される。図3はベッドの構造を示し、図4はテーブルユニットの構造を示す。図5は、ガントリを下側から見た平面図であり、ガントリの構造を示す。図6は、加工ヘッドの断面とガントリの上面の一部分を示し、加工ヘッドの構成を示す。各図が示すように、本発明の形彫放電加工装置の本機は、複数のユニットに分割できる。
コンピュータ数値制御形彫放電加工装置は、図1に示されるように、ベッド1、テーブル2、ガントリ3、加工ヘッド4、加工液供給装置5、放電加工用の電源装置6の6つのメインのユニットで構成される。図2に示されるように、ベッド1と、テーブル2と、加工液供給装置5および電源装置6とは、空間を置いて離れて設けられる。実施の形態の形彫放電加工装置では、コンピュータ数値制御装置7が支持柱材でベッド1に取り付けられているが、別置きのユニットにして据え置くことができる。工具電極と被加工物を水平1軸方向(X軸方向)とそれに直交する水平1軸方向(Y軸方向)に相対移動させる軸送り装置の駆動装置は、第1のリニアモータ100と第2のリニアモータ200で構成される。
ベッド1は、第2のリニアモータ200によってガントリ3をトップビーム31の架設方向(X軸方向)に直交する水平1軸方向(Y軸方向)に移動可能に搭載する。ベッド1は、図2に示されるように、水平面上において、中心線Aを挟んで前後に、中心線Bを挟んで左右に、それぞれ線対称の構造である。したがって、ベッド1は、熱変位が中心線を挟んで均等に生じる、いわゆる熱対称構造をなす。軸送り装置を有する全ての構造物がベッド1上にあるから、本機全体の前後左右における熱変位と荷重に対するバランスがとれ、全体的に安定して機械精度を得ることができる。したがって、実施の形態の形彫放電加工装置は、加工精度に優れる。
ベッド1は、より具体的には、図3に示されるように、2つのサイドフレーム11と、2つのサイドフレーム11を前後で結合するフロントフレーム12およびバックフレーム13との4つのフレームで枠状に一体的に構成され、“ベッドユニット”としてモジュール化されている。2つのサイドフレーム11は、同一形状または対称の形状である。各サイドフレーム11の上面にそれぞれ断面凹形状のガイドブロック14が取り付けられる。ガイドブロック14には、図2に示されるガントリ3を案内するリニアモーションガイドの2本のガイドレール10が敷設される。ガイドブロック14の2本のガイドレール10の間には、ガントリ3を移動させるための第2のリニアモータ200の2次側固定子(磁石板)210がガントリ3の移動方向(Y軸方向)に沿って取り付けられる。2次側固定子210は、図5に示される1次側可動子(コイルユニット)220と所定の間隙をもって対向するように配設される。
サイドフレーム11は、移動するガントリ3を確実に支持するための剛性を有する。2つのサイドフレーム11を結合するフロントフレーム12とバックフレーム13は、サイドフレーム11の位置決めをし、倒れを防止する。また、ベッド1の全体が温度の変化によって膨張するとき、フロントフレーム12とバックフレーム13が変形して変位を均等に吸収する。したがって、フロントフレーム12とバックフレーム13が変形を許容することによってサイドフレーム11における変位を単純かつ最小とし高い軸精度を得ることができる。このことから、基本的に、フロントフレーム12とバックフレーム13は同一の部材であることが要求される。ただし、上記作用を失わない範囲で設計上外観の形状を異ならせることができる。
テーブル2は、床面に据え付けられるベース8上に固定される。ベース8は、図2に示されるように、4つのフレームで枠状に構成されたベッド1の内側に全周に渡り空間Cを置いてベッド1と離れて独立して設置される。図4に詳細に示されるように、テーブル2の上面には、被加工物を載置して固定する定盤21が設けられる。そして、テーブル2は、定盤21を囲むようにして設けられる加工槽9を備える。ベース8と、ベース8上に固定されるテーブル2と、テーブル2に設置される加工槽9とは一体的に形成され、“テーブルユニット”としてモジュール化されている。加工槽9には、加工液供給装置5から放電加工液が供給されて、テーブル2の定盤21上に載置される被加工物が放電加工液で満たされる。放電加工に供された放電加工液は、ドレイン91から排出され加工液供給装置5の加工液貯留槽(サービスタンク)に戻される。
テーブルユニットの構成は、重量のある被加工物と放電加工液を移動させない構成であるから、テーブルを移動させるときに不可避に生じる変形が存在せず、テーブル2において軸精度が低下することがない。また、テーブル2の重量があってもよく、テーブル2の剛性を得ることができ、テーブルの変形をより小さく抑えることができる。そして、荷重が変化するときでも軸精度に影響がなく、安定して加工精度を得ることができる。したがって、実施の形態の形彫放電加工装置の構成は、加工精度に優れる。
また、上記構成は、加工槽9を備えたテーブル2が軸送り装置を有するガントリ3と加工ヘッド4を載せたベッド1と空間Cを置いて完全に分離独立しているから、放電加工にともなう環境の温度の変化があっても軸精度に影響を及ぼさず、安定して加工精度を得ることができる。なお、テーブル2が移動しない構成は、テーブル2を跨いで設置されるガントリ3の大きさをより小さくできるとともに、本機後背部に設けられる加工液供給装置5とテーブルユニットとの間に可能な限り余分な空間を作らないようにすることができるので、設置面積をより小さくする点で優位である。
ガントリ3は、第1のリニアモータ100によって加工ヘッド4をトップビーム31の架設方向(X軸方向)に移動可能に支持する。ガントリ3は、図1に示されるように、テーブル2を挟んで立設される2つのコラム(門形支柱)32と、コラム32間に架設されるトップビーム31とで一体的に形成される。トップビーム31の両側面に、それぞれ1本のクロスレール20が敷設される。また、トップビーム31の上面に、加工ヘッド4を取り付けるための抜き空間の開口を挟んで2本のリニアモーションガイドのガイドレール30が敷設される。ガントリ3のトップビーム31の両側面には、前記加工ヘッド4に設けられる第1のリニアモータ100の1次側可動子(コイルユニット)120と所定の間隙をもって対向するように2次側固定子(磁石板)110が配設される。
ガントリ3は、図2に示されるように、トップビーム31の両端側に第2のリニアモータ200の1次側可動子220を有する。1次側可動子220は、トップビーム31に直接または間接的に設けられる。実施の形態の形彫放電加工装置では、図5に示されるように、1次側可動子220は、トップビーム31を支持する2本のコラム32のそれぞれの底部位に取付固定される。ベッド1に敷設されたリニアモーションガイドのガイドレール10のそれぞれに予め2以上の軸受体40がガイドレール10上を移動可能に組み込まれている。軸受体40は、コラム32の底部位に固定され結合される。したがって、第2のリニアモータ200によって2本のコラム32が同期してトップビーム31の架設方向(X軸方向)に直交する水平1軸方向(Y軸方向)に移動し、コラム32間に架設されるトップビーム31はコラム32の移動にともなって移動し、その結果、ガントリ3は、ガイドレール10上を上記水平1軸方向(Y軸)方向に走行する。
実施の形態の形彫放電加工装置に限らずガントリ型の構造の特徴であるが、図2に示されるように、ガントリ3は、中心線Bと中心線Dを挟んで線対称の熱対称構造であるため、熱変位に対して均等である。ガントリ3をより剛性がある構造とし、トップビーム31の撓みを最小限にすることで、荷重による変形をより小さくすることができるが、トップビーム31に生じる僅かな変形による変位は、鉛直方向と水平方向の何れにおいても予測可能である。
加工ヘッド4は、鉛直方向に移動可能な移動体を備え、工具電極をテーブル2に載置される被加工物に対して垂直の方向に相対移動させる。実施の形態の形彫放電加工装置では、加工ヘッド4は、工具電極を含む移動体をより高加速度で高速移動ないし高速反転させる性能を優先して、リニアモータ駆動方式としている。リニアモータ駆動方式では不適当な“超大型”の工具電極を懸架させる放電加工を行なうときは、鉛直方向の軸送り装置に回転型サーボモータとボールねじとナットの組合せでなる回転型サーボモータ駆動方式を採用することができる。このとき、本発明の形彫放電加工装置は、ユニットで組み立てることができるので、他の構造物の基本的な構成を変更することなく、回転型サーボモータ駆動方式の加工ヘッド4と置き換えて搭載することができ、主軸の駆動方式を簡単に変更できる。
加工ヘッド4は、図6に示されるように、具体的には、鉛直方向に移動する移動体であるクイル41、クイル41を支持するクイルベース42、クイル41の移動を案内するリニアモーションガイド43、クイル41を移動させるリニアモータの1次側固定子(コイルユニット)44、リニアモータの2次側可動子(磁石板)45、クイル41にカウンタバランスを付与するエアシリンダ46、リニアスケールおよび電極取付板またはチャック(図示せず)を含んで“ヘッドユニット”としてモジュール化されている。
加工ヘッド4は、トップビーム31に設けられた抜き空間を貫通してクイル41の先端側に設けられている電極取付部位がトップビーム31の下側に突出するように、トップビーム31に設けられる。加工ヘッド4には、第1のリニアモータ100の1次側可動子120がトップビーム31の両側面に配設される2次側固定子110と所定の間隙をもって対向する位置に設けられる。より具体的には、トップビーム31の両側面に1次側可動子120が取り付けられたスライダ47が移動可能に設けられ、そのスライダ47に加工ヘッド4が固定されて、スライダ47の移動にともなって移動する。
スライダ47は、トップビーム31の側面に敷設されたクロスレール20に予め組み込まれたクロスレール20を受ける軸受体50に固定される。そして、各スライダ47は、第1のリニアモータ100によって駆動されクロスレール20に案内されてトップビーム31の架設方向(X軸方向)に沿ってトップビーム31の側面を走行する。加工ヘッド4は、クイルベース42の天板と底板の間にスライダ47を締結してスライダ47に取り付けられる。同時に、天板の下面にトップビーム31の上面に敷設された2本のガイドレール30に予め組み込まれている4つの軸受体60を取付固定することによって、トップビーム31上を走行するように取り付けられる。したがって、加工ヘッド4は、第1のリニアモータ100で駆動されるスライダ47の移動にともなってクイルベース42の天板がガイドレール30と軸受体60でなるリニアモーションガイドに案内され、トップビーム31の内側の抜き空間内をトップビーム31の架設方向(X軸方向)に走行することによって移動する。
クイル41は、鉛直方向(Z軸方向)に移動する加工ヘッドの移動体である。クイルベース42に、リニアモーションガイド43の軸受体が設けられ、クイル41に敷設されたリニアモーションガイド43のガイドレールに案内され、クイル41がクイルベース42に移動可能に支持される。クイル41の両側面に2次側可動子45が取り付けられる。また、2次側可動子45に所定の間隙をもって対向配置されるようにクイルベース42に1次側固定子44が取り付けられる。エアシリンダ46は、ロッドがクイル41の中心軸線にあるようにクイル41の中空内部に設けられ、ロッド端は加工ヘッド4の上部フレームに固定される。
図6に示されるように、実施の形態の形彫放電加工装置では、加工ヘッド4は、ベッド1およびガントリ3と同じように、水平面上において熱対称構造である。また、加工ヘッド4は、図2に示されるように、加工ヘッド4の中心がガントリ3のトップビーム31の長手方向の中心線D上を移動するように、トップビーム31に設けられた抜き空間内をトップビーム31の架設方向(X軸方向)に走行する。したがって、トップビーム31において荷重のバランスが取られているとともに、ベッド1、ガントリ3、および加工ヘッド4で構成される軸送り装置を有する本機全体が熱対称構造をなす。そのため、実施の形態の形彫放電加工装置は、熱変位に対してより安定した構造であり、加工精度に優れる。
第1のリニアモータ100は、加工ヘッド4のスライダ47に取付固定される1次側可動子120と、ガントリ3のトップビーム31の1次側可動子120と所定の間隙をもって対向する位置に配設される2次側可動子(磁石板)110とでなる。第2のリニアモータ200は、ガントリ3のトップビーム31の両端側に設けられた1次側可動子(コイルユニット)220と、ベッド1のガイドブロック15に1次側可動子220と所定の間隙をもって対向する位置に配設される2次側固定子(磁石板)210とでなる。スライダ47の走行を案内するリニアモーションガイドは、クロスレール20とクロスレールに組み込まれた軸受体50とでなり、加工ヘッド4の走行を案内するリニアモーションガイドは、ガイドレール30と軸受体60でなる。また、ガントリ3の走行を案内するリニアモーションガイドは、ガイドレール10と軸受体40でなる。
次に、実施の形態の形彫放電加工装置の据付けについて説明する。形彫放電加工装置は、ベッド1のベッドユニット、テーブル2とベース8と加工槽9を主要部材とするテーブルユニット、トップビーム31と2本のコラム32を主要部材とするガントリユニット、加工ヘッド4のヘッドユニット、加工液供給装置5を主要部材とするサービスタンクユニット、加工用電源装置を主要部材とする電源ユニット、を有する。少なくとも、ベッドユニット、テーブルユニット、サービスタンクユニット、電源ユニットは、別々に搬送することができる。また、ガントリユニットは、トップビーム31を外してコラム32をベッドユニットに取り付けた状態で搬送できる。また、ヘッドユニットは、トップビーム31に取り付けられた状態で搬送される。
最初に、設置場所でベッドユニットを床面に据え付ける。このとき、ベッド1の仮のレベル出しを行なう。そして、ベッド1の内側に全周に渡り空間を置いてテーブルユニットを床面に据え付ける。このとき、テーブル2の仮のレベル出しを行なう。ベッド1とベースの間隔の調整については適宜の方法で行なう。ベッド1とベースの間隔を可能な限り精確にして据え付けることが好ましいが、実施の形態の形彫放電加工装置はコンピュータ数値制御装置7を具備しているので、加工を実施するときに位置合わせを行なって位置ずれを調整することが可能である。
次いで、ガントリ3を組み立てる。上述したとおり、コラム32は、ベッドユニットに移動可能に取り付けられて搬送される。また、トップビーム31は、既にヘッドユニットを移動可能な状態で取り付けている。ここで、ガントリ3の2本のコラム32はリニアモータで駆動される構成であるから、トップビーム31をコラム32に載置して固定するだけで、ベッド1とガントリ3と加工ヘッド4とを一体化することができる。なお、搬送や搬入に問題がない場合は、出荷時にベッドユニットにガントリユニットとヘッドユニットを組み付けておくことができ、据付時に各ユニットを組み付ける必要はない。
本機の組立てが完了したら、ベッド1とテーブル2のレベル出しを行なう。また、本機の後背部にサービスタンクユニットを据え付けるとともに電源ユニットを適所に設置する。加工液供給装置5と加工槽9との間の配管および各リニアモータの配線とコイル冷却液の配管、電源装置6の配線、その他の配管と配線を順次行なう。また、コンピュータ数値制御装置7をベッド1に取り付けて電源装置6との間の配線を行なう。その後の機械の据付時に要求される調整作業については、従来の形彫放電加工装置の据付作業と同じである。
以上に説明されるように、実施の形態の形彫放電加工装置は、おおよそ予め定められた取付場所に構造物を据え置いて平行度を調整や配線のような通常の作業を実施するだけで機械を設置することができるから、据付け現場で結合させることが困難な構造物どうしを直接結合したり、モータなどの部品を組み付けたりするような困難な作業がない。したがって、完全に組み合わせた状態では本機の搬送ないしは搬入が困難な大型の機械をユニットに分割して搬送し、設置場所において機械精度を失わずに比較的容易に組み立てることができる。
本発明は、ガントリ型の形彫放電加工装置に適用できる。本発明は、工具電極と被加工物の大きさが比較的大きい放電加工において、安定して優れる加工精度を得ることができ、これまで設置できない場所に設置することができるようにするなど、形彫放電加工装置の進歩に寄与する。
実施の形態の形彫放電加工装置の全体構成を示す斜視図である。 実施の形態の形彫放電加工装置の上面を示す平面図である。 実施の形態の形彫放電加工装置のベッドを示す斜視図である。 実施の形態の形彫放電加工装置のテーブルユニットを示す斜視図である。 実施の形態の形彫放電加工装置のガントリの下面を示す平面図である。 実施の形態の形彫放電加工装置の加工ヘッドのトップビーム上面における断面を示す平面図である。
符号の説明
1 ベッド
2 テーブル
3 ガントリ
4 加工ヘッド
5 加工液供給装置
6 放電加工用電源装置
7 コンピュータ数値制御装置
8 ベース
9 加工槽
20 クロスレール
31 トップビーム
32 コラム(門形支柱)
100 第1のリニアモータ
110 2次側固定子(磁石板)
200 第2のリニアモータ

Claims (2)

  1. ガントリ型の構造を有する形彫放電加工装置において、鉛直方向に移動する移動体を備える加工ヘッドと、第1のリニアモータによって前記加工ヘッドをトップビームの架設方向に移動可能に支持し前記加工ヘッドに設けられた第1のリニアモータの可動子と所定の間隙をもって対向するように前記トップビームに前記第1のリニアモータの固定子が配設されたガントリと、前記ガントリを支持する剛性を有する2つのサイドフレームと前記2つのサイドフレームを前後で結合するフロントフレームとバックフレームとの4つのフレームで枠状に構成され第2のリニアモータによって前記ガントリを前記トップビームの架設方向に直交する水平1軸方向に移動可能に搭載し前記トップビームの両端に設けられた前記第2のリニアモータの可動子と所定の間隙をもって対向するように前記第2のリニアモータの固定子が配設され平面上において熱対称構造をなすベッドと、前記ベッドの前記4つのフレームの内側に前記ベッドと全周に渡り空間を置いて完全に分離独立して設置されるベース上に固定され加工槽を備えたテーブルと、でなり、前記フロントフレームと前記バックフレームとが変形して温度の変化による前記ベッド全体の変位を前記平面上における前記ベッドの2本の中心線を挟んで前後と左右にそれぞれ均等に吸収することを特徴とする形彫放電加工装置。
  2. 前記加工ヘッドは、水平面上において熱対称構造であって、中心が前記トップビームの長手方向の中心線上を移動するように前記トップビームに設けられた抜き空間内を前記架設方向に走行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の形彫放電加工装置。
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