JP5436785B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は電源装置、特に二次電池を有する電源装置の寿命に応じた制御技術に関する。
1つ又は複数の単電池からなる複数の電池モジュールを直列接続してなるニッケル水素電池あるいはリチウムイオン電池等の二次電池を電源装置として使用するハイブリッド車両等において、二次電池の劣化の程度を算出する技術が知られている。
例えば、下記の特許文献1には、駆動用電池の使用履歴データから電池の劣化を推定し、劣化状態に基づいて移動体の価格を算出することが開示されている。使用履歴データとして、駆動中の温度、湿度、電流、電力、充電状態(SOC)情報を用いるとしている。また、特許文献2には、規定電圧以下になると電池電圧を記憶してIRから寿命を算出することが開示されている。また、特許文献3には、放電電圧の度数分布を用いて電池状態を演算することが開示されている。さらに、特許文献4には、電池の温度の平均値と使用SOC幅から劣化速度を演算し寿命を算出することが開示されている。
特開2006−197765号公報 特開2006−188130号公報 特開平10−253725号公報 特開2003−297435号公報
このように、各種の方法で二次電池の寿命を算出しているが、従来においては算出した寿命を用いて車両価格の算定やパワー制御、あるいは電圧制限を行うにとどまり、他の物理量あるいは制御パラメータあるいは制御機器を動的に変更することは提案されていない。具体的には、二次電池は適温範囲で動作させる必要があるため、温度が上昇した場合に二次電池を冷却するための冷却機構が必要となるが、従来において二次電池の寿命との関連において冷却動作を制御することは行われていない。
本発明の目的は、二次電池の寿命に応じて効率的に冷却動作を実行することにある。
本発明は、二次電池と、前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、前記二次電池の通電電流を検出する電流検出手段と、前記二次電池の温度に応じて前記二次電池を冷却する冷却手段とを有する電源装置であって、前記二次電池の前記温度と前記通電電流に基づき、前記二次電池の使用時間当たりの寿命変数を、前記温度に対してその値がある一定値を超えると急峻に増加する変数と前記通電電流の大きさに対してその値が単調増加する変数を用いて順次算出する演算手段と、前記寿命変数と所定の基準寿命変数との相対的な大小比較を行い、前記寿命変数が前記所定の基準寿命変数よりも小さい場合に前記二次電池の寿命に余裕があると判定して、前記二次電池を冷却するタイミングを遅らせるように前記冷却手段の動作を制御する制御手段とを有することを特徴とする。ここで、冷却するタイミングを遅らせることに代えて、冷却する度合いを低下させるように制御してもよい。
また、本発明は、二次電池と、前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、前記二次電池の通電電流を検出する電流検出手段と、前記二次電池のSOCを検出する手段と、前記二次電池の温度に応じて前記二次電池を冷却する冷却手段とを有する電源装置であって、前記二次電池の前記温度と前記通電電流と前記二次電池が搭載される車両のワントリップ間の前記SOCの変化量に基づき、前記二次電池の使用時間当たりの寿命変数を、前記温度に対してその値がある一定値を超えると急峻に増加する変数と前記通電電流の大きさに対してその値が単調増加する変数と車両ワントリップ間の前記SOCの変化量に対して単調増加する変数を用いて順次算出する演算手段と、前記寿命変数と所定の基準寿命変数との相対的な大小比較を行い、前記寿命変数が前記所定の基準寿命変数よりも小さい場合に前記二次電池の寿命に余裕があると判定して、前記二次電池を冷却するタイミングを遅らせるように前記冷却手段の動作を制御する制御手段とを有することを特徴とする。冷却するタイミングを遅らせることに代えて、冷却する度合いを低下させるように制御してもよい。
また、本発明は、二次電池と、前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、前記二次電池の通電電流を検出する電流検出手段と、前記二次電池が搭載される車両の車速を検出する手段と、前記二次電池の温度に応じて前記二次電池を冷却する冷却手段とを有する電源装置であって、前記二次電池の前記温度と前記通電電流と前記車速に基づき、前記二次電池の使用時間当たりの寿命変数を、前記温度に対してその値がある一定値を超えると急峻に増加する変数と前記通電電流の大きさに対してその値が単調増加する変数と前記車速に対して単調減少する変数を用いて順次算出する演算手段と、前記寿命変数と所定の基準寿命変数との相対的な大小比較を行い、前記寿命変数が前記所定の基準寿命変数よりも小さい場合に前記二次電池の寿命に余裕があると判定して、前記二次電池を冷却するタイミングを遅らせるように前記冷却手段の動作を制御する制御手段とを有することを特徴とする。冷却するタイミングを遅らせることに代えて、冷却する度合いを低下させるように制御してもよい。
また、本発明は、二次電池と、前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、前記二次電池の通電電流を検出する電流検出手段と、前記二次電池のSOCを検出する手段と、前記二次電池が搭載される車両の車速を検出する手段と、前記二次電池の温度に応じて前記二次電池を冷却する冷却手段とを有する電源装置であって、前記二次電池の前記温度と前記通電電流と前記二次電池が搭載される車両のワントリップ間の前記SOCの変化量と前記車速に基づき、前記二次電池の使用時間当たりの寿命変数を、前記温度に対してその値がある一定値を超えると急峻に増加する変数と前記通電電流の大きさに対してその値が単調増加する変数と車両ワントリップ間の前記SOCの変化量に対して単調増加する変数と前記車速に対して単調減少する変数を用いて順次算出する演算手段と、前記寿命変数と所定の基準寿命変数との相対的な大小比較を行い、前記寿命変数が前記所定の基準寿命変数よりも小さい場合に前記二次電池の寿命に余裕があると判定して、前記二次電池を冷却するタイミングを遅らせるように前記冷却手段の動作を制御する制御手段とを有することを特徴とする。冷却するタイミングを遅らせることに代えて、冷却する度合いを低下させるように制御してもよい。
本発明によれば、二次電池の寿命を算出し、算出した寿命に応じて冷却動作を効率的に実行することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態における電源装置を車両に搭載した場合の全体システム図を示す。組電池10は、1つ又は複数の単電池からなる複数の電池モジュールを直列接続して構成される。組電池10は例えばニッケル水素電池やリチウムイオン電池であり、240個の単電池を直列接続して300V程度の電圧を出力する。組電池10の電圧は、単電池単位あるいはブロック単位で検出され、電池監視装置32内の電圧検出部40でA/D変換され、デジタル値として電池監視装置32内の電池状態判定部42に供給される。また、組電池10の電流は、電流センサ11により検出され、電池監視装置32内の電流検出部36に供給される。電流センサ11は、例えば組電池10の充電もしくは放電時に生じる電流により発生する磁界をホール素子により検出して電圧信号に変換して電流検出部36に供給する。電流検出部36は、電流センサ11から供給された電流に応じた電圧信号をA/D変換し、デジタル値として電池状態判定部42に供給する。また、組電池10の近傍には複数箇所に電池の温度を検出する温度センサ13が設けられ、電池温度を検出して電池監視装置32内の温度検出部38に供給する。温度センサ13を複数箇所に設けるのは、組電池10がサイズ的にかなり大きなものとなり、組電池10に温度差が生じるからである。特に、冷却装置の配置や冷媒の流速により組電池10の各ブロックには温度差が生じてしまう。そこで、電池状態判定部42は、予めブロックについて比較的温度が近いブロックがまとまるようにブロック分けを行い、事前の実験等でそのブロックの温度と近い温度センサの温度が割り当てられる。これにより、温度差による電池電圧差の影響を取り除くことができる。温度センサ13としては例えばサーミスタが用いられ、温度により変化する抵抗値を電圧に変換して温度検出部38に供給する。温度検出部38は、供給された電圧信号をA/D変換し、デジタル値として電池状態判定部42に供給する。
電池状態判定部42は、供給されたデータ、すなわち組電池電圧、電池電流、電池温度のデータに基づいて電池の蓄電量(SOC:State of Charge)を検出し、車両制御部24の制御部28に供給する。電池状態判定部42の出力には、SOCの他、電池電流、電池温度のデータも含まれる。
車両制御部24は、エンジンECU15からのエンジン14の運転状態のデータ、アクセルペダル22の操作量、ブレーキペダル20の操作量、シフトレバー18で設定されるシフトレンジ、トランスミッションのシフトポジション等のデータに基づいてトルク指令値を決定し、モータジェネレータ17の出力がトルク指令値に合致するように制御を行う。車両制御部24はインバータ12による組電池10からモータジェネレータへの電力のスイッチングを制御すると同時に、エンジン14の出力を制御する信号をエンジンECU15に供給する。これによりモータジェネレータ17の出力がトルク指令値に合致したものに制御される。イグニッションスイッチ16は車両の起動と停止をドライバが制御するスイッチであり、検出部26に供給される。このイグニッションスイッチ16が停止中であっても、電池監視装置32や車両制御部24は動作するが、モータジェネレータ17やエンジン14を動作させて走行することはできない。
エンジン14の出力がモータジェネレータ17の出力より大きい場合、インバータ12からの電力が組電池10に充電される。一方、エンジン14の出力がモータジェネレータ17の出力より小さい場合、組電池10が放電されインバータ12からモータジェネレータ17へ電力が供給される。このように、モータジェネレータ17は発電手段及び電動手段として動作する。例えば、組電池10のSOCの低下が電池状態判定部42により検出された場合、エンジン14の発生するトルクの一部によりモータジェネレータ17による発電を行い、組電池10への充電を行う。また、組電池10の蓄電量が多くなった場合、エンジン14の出力を抑え気味にしてモータジェネレータ17を電動機として作用させ、発生するトルクを車両走行用に用いる。また、車両が制動する場合にはモータジェネレータ17を発電機として動作させ、発生した電力で組電池10を充電する。車両の制動はいつ行われるか予測することは困難であるから、組電池10は制動により発生した電力を十分受け入れることができるのが望ましい。一方、エンジンの出力だけでドライバーの所望する加速が得られない場合にはモータジェネレータ17を電動機として動作させるために組電池10のSOCがある程度必要である。この条件を満たすために組電池10のSOCは電池容量の中間程度となるように制御される。エンジン14の出力により発電し、電池を充電するハイブリッド自動車の場合、組電池10のSOCを適切に管理することにより、制動時の回生電力を十分に回収しエネルギ効率を高め、加速時にはドライバーの所望の加速度を達成できる。このように組電池10のSOCを精度良く検出し、適切に制御することはハイブリッド自動車のように電池を動力源とする車両にとり重要である。
車両制御部24内の制御部28は、電池状態判定部42からの信号に基づき、組電池電圧、電池電流、電池温度の3種類のデータから組電池10に許容される充放電電力を、それぞれ放電許容電力値、充電許容電力値として算出する。例えば、電池のSOCが低下した場合、放電許容電力値を小さくすることにより結果としてSOCを高い方に誘導する。また、SOCが高い状況下では充電許容電力値を小さくすることによりSOCを低い方に誘導する。また、電池監視装置32はSOC値を車両制御部24に供給し、車両制御部24はこの値がSOCの中間域、例えばSOC=60%付近を目標として充放電収支をあわせこむような制御を行う。SOCは電池温度、電池への通電電流、電池電圧から演算、推定するのが通常であるが、公知であるため省略する。また、低温域では電池の内部抵抗が上昇し入出力が著しく制限された状況となるので、制御部28は充電許容電力値、放電許容電力値とも小さくするように制御する。また、電池電圧が低くなった場合には電池の過放電を防ぐように放電許容電力値を小さくし、電池電圧が高くなった場合には電池内部でのガス発生を抑制するために充電許容電力値を小さくする。
エンジン14の出力軸はモータジェネレータ17のロータに接続されており、クラッチを介してトランスミッションに接続される。モータジェネレータ17は三相交流発電機もしくは三相交流電動機として機能する。クラッチ機構がクラッチカバー、クラッチディスク、フライホイールにより構成され、車両制御部24からの信号によりソレノイドを駆動することでエンジン14の出力軸のトルクをトランスミッションに供給しもしくは遮断する制御を行う。
トランスミッションは、内部のギアを介してエンジン出力軸の回転数が減速され、駆動力はディファレンシャルを経て図示しない駆動輪が結合されたドライブシャフトに接続される。以上の構成により、エンジン14またはモータジェネレータ17の出力が駆動輪に伝達され車両を駆動する。
エンジンECU15は、アクセルペダル22の操作量やモータジェネレータ17の運転状況により決められた制御部28のトルク指令に応じた出力を得るため、冷却水温度、吸気温度等の環境条件、吸気流量、クランクセンサ、ノックセンサ、O2センサ等によるエンジン14の動作データに基づいて出力、回転数の制御を行う。
電池冷却ファン30は、組電池10を空冷するために配置され、吸気温度センサ50は冷媒の温度計測をするために配置される。車両制御部24は、電池温度が上昇した場合には吸気温度TAに応じてファン速度を可変する信号を出力し、ファン速度を変化させることで電池温度を適切な温度範囲となるように制御する。ここで、電池温度は電池温度の平均値や最大値、最小値等がその制御内容により選択され用いられる。組電池10は車両の後席の後ろ、トランクルームの前部に配置され、組電池10を空冷する冷媒は車室内から吸気し、組電池冷却後はトランクルームに排気する。
以上のような構成において、本実施形態における制御部28は、組電池10の寿命を推定し、推定した寿命に応じて制御内容を変化させる。具体的には、推定した寿命が良好である場合、組電池10の能力に未だ余力があるとして電池冷却ファン30の駆動方法を変化させる。電池寿命は、以下のパラメータを用いて演算する。
TBave:電池温度(全ブロックの温度平均値)
ΔSOC:ワントリップ(イグニッションスイッチ16をオンしてから次にオフするまで)のSOCの移動幅
2ave:電池電流値の2乗の時間平均
SPEED:車速
図2〜図5に、電池寿命の算出処理フローチャートを示す。図2は、イグニッションスイッチ16をオンにした起動時の処理である。まず、組電池10が初回の起動か否かを判定し(S101)、初回の起動である場合、電池寿命を算出するための各種変数の値を初期化する。具体的には、寿命変数Life、停止時に演算するワントリップ中の走行状態を反映する変数fTripを1に初期化し、走行中の寿命変数Lifenowを順次加算するスタックLifeStack、バッテリ使用時間1秒毎にインクリメントされるTimeBatteryを0に初期化する(S102)。さらに、現在の積算走行距離をDISonに入力し、現在のSOC演算値をSOCmax、及びSOCminの両方に入力する。1秒間に演算するI2の積算値I2sum及びワントリップ中のLIfenowを順次加算するスタックLifeStackTrip、ワントリップの時間を計測するタイマTimeTripを0に初期化する(S103)。なお、組電池10が初回の起動ではない場合、S102の処理を行うことなくS103の処理を実行する。
図3は、車両走行中の1秒毎の処理フローチャートである。まず、バッテリ使用時間TimeBatteryを1秒間に1ずつインクリメントし、TimeTripを1秒間に1ずつインクリメントする(S201)。次に、既に入力されているSOCmaxと今回演算したSOC演算値とを大小比較し(S202)、SOC演算値がSOCmaxを超えている場合には、SOCmaxをSOC演算値で更新する(S203)。SOC演算値がSOCmax以下である場合にはSOCmaxは更新せずそのまま維持する。次に、既に入力されているSOCminと今回演算したSOC演算値とを大小比較し(S204)、SOC演算値がSOCminより小さい場合には、SOCminをSOC演算値で更新する(S205)。SOC演算値がSOCmin以上である場合にはSOCminは更新せずそのまま維持する。次に、1秒毎に演算するI2sumを加算により更新し(S206)、電池平均温度TBaveを算出する(S207)。電池平均温度は、組電池10の各ブロックの温度TB1、TB2、TB3、・・・、TBiの平均である。そして、現在の変数LifeStackTripに電池平均温度TBaveの関数として求まる変数fLifeon(TBave)を加算したもので変数LifeStackTripを更新する(S208)。
図4は、車両停止時の処理である。ここで、停止時とは車速ゼロを意味するのではなく、車速ゼロであってかつイグニッションスイッチ16をオフした状態をいう。まず、積算走行距離変数DISに現在までの積算走行距離DISonを設定し、SOCmaxとSOCminとの差分を演算してΔSOCを算出する。また、現在までのI2sumをTimeTripで除算することで時間平均I2aveを算出し、積算走行距離DISをTimeTripで除算することで車速SPEED(イグニッションオン時の平均車速)を算出する(S301)。次に、停止時に演算するワントリップ中の走行状態を反映する変数fTripを、ΔSOCの関数として定まる変数fLife(ΔSOC)と、さらにI2aveの関数として定まる変数fLife(I2ave)、SPEEDの関数として定まる変数fLife(SPEED)をそれぞれ乗じることにより算出する(S302)。そして、LifeStackTripに算出されたfTripを乗じて補正した値を現在のLifeStackに加算することでLifeStackを更新し、更新されたLifeStackをTimeBatteyで除算することで寿命変数Lifeを算出する(S303)。図5は、停止中1秒毎の処理である。停止中においても寿命変数Lifeを1秒毎に演算するものである。但し、走行中と異なりSOCを算出できないのでTBaveだけからLifeを演算する。停止中にもLifeを演算する理由は、次の起動走行時に切れ目なく(精度よく)Lifeを演算して冷却ファン30の動作を効率よく制御するためである。具体的には、変数TimeBattery及びTimeTripを1だけインクリメントし(S401)、変数TBaveを演算する(S402)。そして、TBaveから定まるfLife(TBave)をLifeStackに加算することで現在のLifeStackを演算し、演算したLifeStackをTimeBatteryで除算することで寿命変数Lifeを演算する(S403)。
図6〜図10に、それぞれ各変数の値を示す。図6は、S208における変数fLifeon(TBave)とTBaveとの関係を示す。具体的には、TBaveとfLifeon(TBave)との対応関係をテーブルとしてメモリに保持しておく。関数として保持してもよい。TBaveがある一定値までは同じ値であり、一定値を超えると急峻に値が増大する連続関数である。図7に、S302における変数fLife(ΔSOC)とΔSOCとの関係を示す。具体的には、ΔSOCとfLife(ΔSOC)との対応関係をテーブルとしてメモリに保持しておく。関数として保持してもよい。ΔSOCに応じて単調に増加する連続関数である。図8は、S302における変数fLife(SPEED)とSPEEDとの関係を示す。具体的には、SPEEDとfLife(SPEED)との対応関係をテーブルとしてメモリに保持しておく。関数として保持してもよい。SPEEDに応じて単調減少する連続関数である。図9は、S302における変数fLife(I2ave)とI2aveとの関係を示す。具体的には、I2aveとfLife(I2ave)との対応関係をテーブルとしてメモリに保持しておく。関数として保持してもよい。I2aveに応じて単調増加する連続関数である。図10は、S403における変数fLifeoff(TBave)とTBaveとの対応関係を示す。具体的には、TBaveとfLifeoff(TBave)との対応関係をテーブルとしてメモリに保持しておく。関数として保持してもよい。図6〜図10に示すテーブルあるいは関数を用いて、TBave、ΔSOC、SPEED、I2aveに応じて変数を設定し、この変数を用いて寿命変数Lifeを算出できる。図6〜図10のテーブルあるいは関数は、複数の組電池10のデータを統計処理して得られる。
以上のようにしてワントリップ後のイグニッションオフ時に寿命変数Lifeを順次算出し、これから組電池10の電池寿命に余裕があるか否か、つまり寿命が長いか否かを判定する。寿命変数Lifeはその定義から分かるように組電池10の使用時間当たりの平均値であり、所定の値との相対的な大小比較により寿命に余裕があるか否かを判定することができる。
図11に、所定の寿命変数の値を1、すなわち基準寿命の値を1とした場合の寿命変数の算出例を示す。寿命変数Lifeの初期値は1であり、一般に時間経過とともに寿命変数は1より大きくなる。この場合、寿命は悪化しており、寿命に余裕がないと判定できる。一方、通常の使用環境よりも組電池10の劣化が進みにくい使用環境である場合、例えば充放電電流が小さい、温度が比較的低い等の場合、劣化の程度が小さく寿命変数は1より小さくなり得る。この場合、通常よりも寿命に余裕があると判定できる。本実施形態では、このように寿命に余裕があるか否かを判定し、その判定結果に応じて電池冷却ファン30の動作を制御する。具体的には、制御部28で寿命変数を算出し、寿命変数に応じてファン駆動部31に制御信号を供給する。ファン駆動部31が制御部28からの制御信号に応じて電池冷却ファン30の動作を切り替える。
以下、電池冷却ファン30の動作について説明する。組電池10は電池冷却ファン30の送出する冷媒(空気)により冷却される。具体的には、電池平均温度であるTBaveに応じて電池冷却ファン30の動作状態を変化させる。例えば、電池冷却ファン30の動作状態としてOFF、LO、MED、HIの4つの状態を有し、HIが最も冷媒の流量が大きい。電池平均温度TBaveが大きくなるほどOFFからLO、LOからMED、MEDからHIへと切り替えて冷媒の流量を増大させて組電池10を冷却する。
図12に、TBaveに応じた電池冷却ファン30の動作状態変化を示す。TBaveがTLOとなる温度で電池冷却ファン30はOFF状態からLOに切り替わり、TMDとなる温度でLOからMEDに切り替わり、THIとなる温度でMEDからHIに切り替わる。ここで、TLO<TMD<THIである。また、THIより所定温度、例えば2℃低い温度でHIからMEDに切り替わり、TMEDより2℃低い温度でMEDからLOに切り替わり、TLOより2℃低い温度でLOからOFFに切り替わる。電池冷却ファン30の動作切り替え点が、流量を増大させる場合と減少させる場合とで異なる、すなわちヒステリシス特性を有しているのは、切り替え点においてファン動作が頻繁に切り替わるのを防止するためである。このように電池冷却ファン30の動作を切り替える際に、寿命変数Lifeを考慮して動作切り替えを動的に変更する。
図13に、制御部28のファン切替処理フローチャートを示す。起動時の処理である。まず、動作切り替え点の温度を設定する(S501)。例えば、TLOの初期値TLOiniを30(℃)、TMEDの初期値TMEDiniを40(℃)、THIの初期値THIiniを50(℃)に設定する。次に、停止中に算出された寿命変数Lifeが所定値、例えば1より小さいか否かを判定する(S502)。この処理は、算出された寿命が基準寿命より長いか否かを判定するものである。大小比較の結果、Life<1である場合、組電池10に寿命に余裕があると判定して変数Toffsetを算出する(S503)。一方、Lifeが1以上である場合には組電池10に寿命がないと判定し、Toffsetを0に設定する(S504)。温度オフセットToffsetを設定した後、新たな動作切り替え点の温度として、TLO=TLOini+Toffset、TMED=TMEDini+Toffset、THI=THIini+Toffsetに変更する(S505)。
図14に、寿命変数Lifeと温度オフセットToffsetの関係を示す。寿命変数Lifeの値が減少するほど温度オフセットToffsetは階段状に増大する。このことは、寿命変数Lifeの値が小さいほど、電池冷却ファン30の動作切り替え点の温度が高い側にシフトすることを意味し、電池平均温度TBaveが高くなっても動作の切り替わりが遅くなる、あるいは冷却の度合いを低下させることを意味する。一例を挙げると、寿命変数Lifeが1以上である場合、温度オフセットToffsetは0であるため、動作切り替え点はそれぞれTLO=30℃、TMED=40℃、THI=50℃である。したがって、TBaveが30℃に達すると電池冷却ファン30はOFFからLOに切り替わる。ところが、寿命変数Lifeが0.4であって寿命に余裕がある場合、Toffsetは9℃であるため動作切り替え点はそれぞれTLO=39℃、TMED=49℃、THI=59℃となり、TBaveが30℃に達しても電池冷却ファン30はOFFのままであり、TBaveが39℃まで上昇して始めてOFFからLOに切り替わる。これは、電池冷却ファン30の動作タイミングを遅らせることに相当する。また、TBaveが45℃に達しても電池冷却ファン30はLOのままであり、TBaveが49℃まで上昇して始めてLOからMEDに切り替わる。これは、電池冷却ファン30の冷却の度合いを低下させることに相当する。このように、組電池10の寿命に余裕がある場合に電池冷却ファン30の動作を変更して電池冷却ファンを動作させない(あるいはより少ない流量で動作させる)のは、組電池10の寿命に余裕がある場合には組電池10をあえて迅速に冷却する必要性がなく、無駄な電力消費を低減するためである。なお、上記の実施形態では、ファン動作の切替モードをOFF、LO、MED及びHIの4段階とし、LO=30度、MED=40度、HI=50度の場合を示したが、モード数をさらに多く設定することにより、モード間の設定温度間隔が狭くなり、ファン切替動作がよりスムーズになる。
以上説明したように、本実施形態では組電池10の寿命を評価し、評価結果に応じて電池冷却ファン30の動作を制御するため、組電池10を無駄に冷却することがなくなり、効率的に組電池10を駆動することができる。電池冷却ファン30での電力消費分を他の負荷機器(例えば車室内の冷暖房機器)での電力消費に振り分けることもできる。本実施形態の基本的な技術思想は、組電池10の寿命に余裕がある場合には、その余裕分を電池冷却ファン30以外の消費に割り当てることでドライバビリティを向上させ、あるいは運転者に対し何らかの報酬を与えることで快適性を向上させることにある。
本実施形態では停止中(イグニッションスイッチ16をオフにしているとき)において寿命変数Lifeを算出しているが、走行中において寿命変数Lifeを算出することもできる。すなわち、停止中は、
LifeStack=LifeStack+LifeStackTrip×fTrip
Life=LifeStack/TimeBattery
で算出されるが、走行中は、S208に続いて
LifeStack=LifeStack+LifeStackTrip
Life=LifeStack/TimeBattery
で算出される。走行中は、停止時に算出される補正変数fTripを反映せず、走行中の電池平均温度に依存する部分のみで処理を行う。
また、本実施形態では、組電池10の寿命変数Lifeを、組電池10の平均温度TBave、電流I、ワントリップ(イグニッションスイッチ16のオンからオフまでの1走行)の間のSOCの変化量ΔSOC、車速SPEEDを用いて算出しているが、平均温度TBaveと電流Iを用いて、あるいは平均温度TBaveと電流IとΔSOCを用いて、あるいは平均温度TBaveと電流Iと車速SPEEDを用いて簡易的に算出してもよい。簡易的に算出する場合、無視した変数は1として扱えばよい。
実施形態の車両の全体構成図である。 起動時の処理フローチャートである。 走行中の処理フローチャートである。 停止時の処理フローチャートである。 停止中の処理フローチャートである。 変数説明図である。 変数説明図である。 変数説明図である。 変数説明図である。 変数説明図である。 寿命変数の時間変化を示す図である。 ファンの動作切替説明図である。 ファン切替処理フローチャートである。 温度オフセット説明図である。
符号の説明
10 組電池、12 インバータ、13 温度センサ、14 エンジン、17 モータジェネレータ、24 車両制御部、30 電池冷却ファン、32 電池監視装置。

Claims (9)

  1. 二次電池と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記二次電池の通電電流を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池の温度に応じて前記二次電池を冷却する冷却手段と、
    を有する電源装置であって、
    前記二次電池の前記温度と前記通電電流に基づき、前記二次電池の使用時間当たりの寿命変数を、前記温度に対してその値がある一定値を超えると急峻に増加する変数と前記通電電流の大きさに対してその値が単調増加する変数を用いて順次算出する演算手段と、
    前記寿命変数と所定の基準寿命変数との相対的な大小比較を行い、前記寿命変数が前記所定の基準寿命変数よりも小さい場合に前記二次電池の寿命に余裕があると判定して、前記二次電池を冷却するタイミングを遅らせるように前記冷却手段の動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  2. 二次電池と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記二次電池の通電電流を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池のSOCを検出する手段と、
    前記二次電池の温度に応じて前記二次電池を冷却する冷却手段と、
    を有する電源装置であって、
    前記二次電池の前記温度と前記通電電流と前記二次電池が搭載される車両のワントリップ間の前記SOCの変化量に基づき、前記二次電池の使用時間当たりの寿命変数を、前記温度に対してその値がある一定値を超えると急峻に増加する変数と前記通電電流の大きさに対してその値が単調増加する変数と車両ワントリップ間の前記SOCの変化量に対して単調増加する変数を用いて順次算出する演算手段と、
    前記寿命変数と所定の基準寿命変数との相対的な大小比較を行い、前記寿命変数が前記所定の基準寿命変数よりも小さい場合に前記二次電池の寿命に余裕があると判定して、前記二次電池を冷却するタイミングを遅らせるように前記冷却手段の動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  3. 二次電池と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記二次電池の通電電流を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池が搭載される車両の車速を検出する手段と、
    前記二次電池の温度に応じて前記二次電池を冷却する冷却手段と、
    を有する電源装置であって、
    前記二次電池の前記温度と前記通電電流と前記車速に基づき、前記二次電池の使用時間当たりの寿命変数を、前記温度に対してその値がある一定値を超えると急峻に増加する変数と前記通電電流の大きさに対してその値が単調増加する変数と前記車速に対して単調減少する変数を用いて順次算出する演算手段と、
    前記寿命変数と所定の基準寿命変数との相対的な大小比較を行い、前記寿命変数が前記所定の基準寿命変数よりも小さい場合に前記二次電池の寿命に余裕があると判定して、前記二次電池を冷却するタイミングを遅らせるように前記冷却手段の動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  4. 二次電池と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記二次電池の通電電流を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池のSOCを検出する手段と、
    前記二次電池が搭載される車両の車速を検出する手段と、
    前記二次電池の温度に応じて前記二次電池を冷却する冷却手段と、
    を有する電源装置であって、
    前記二次電池の前記温度と前記通電電流と前記二次電池が搭載される車両のワントリップ間の前記SOCの変化量と前記車速に基づき、前記二次電池の使用時間当たりの寿命変数を、前記温度に対してその値がある一定値を超えると急峻に増加する変数と前記通電電流の大きさに対してその値が単調増加する変数と車両ワントリップ間の前記SOCの変化量に対して単調増加する変数と前記車速に対して単調減少する変数を用いて順次算出する演算手段と、
    前記寿命変数と所定の基準寿命変数との相対的な大小比較を行い、前記寿命変数が前記所定の基準寿命変数よりも小さい場合に前記二次電池の寿命に余裕があると判定して、前記二次電池を冷却するタイミングを遅らせるように前記冷却手段の動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  5. 二次電池と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記二次電池の通電電流を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池の温度に応じて前記二次電池を冷却する冷却手段と、
    を有する電源装置であって、
    前記二次電池の前記温度と前記通電電流に基づき、前記二次電池の使用時間当たりの寿命変数を、前記温度に対してその値がある一定値を超えると急峻に増加する変数と前記通電電流の大きさに対してその値が単調増加する変数を用いて順次算出する演算手段と、
    前記寿命変数と所定の基準寿命変数との相対的な大小比較を行い、前記寿命変数が前記所定の基準寿命変数よりも小さい場合に前記二次電池の寿命に余裕があると判定して、前記二次電池を冷却する度合いを低下させるように前記冷却手段の動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  6. 二次電池と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記二次電池の通電電流を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池のSOCを検出する手段と、
    前記二次電池の温度に応じて前記二次電池を冷却する冷却手段と、
    を有する電源装置であって、
    前記二次電池の前記温度と前記通電電流と前記二次電池が搭載される車両のワントリップ間の前記SOCの変化量に基づき、前記二次電池の使用時間当たりの寿命変数を、前記温度に対してその値がある一定値を超えると急峻に増加する変数と前記通電電流の大きさに対してその値が単調増加する変数と車両ワントリップ間の前記SOCの変化量に対して単調増加する変数を用いて順次算出する演算手段と、
    前記寿命変数と所定の基準寿命変数との相対的な大小比較を行い、前記寿命変数が前記所定の基準寿命変数よりも小さい場合に前記二次電池の寿命に余裕があると判定して、前記二次電池を冷却する度合いを低下させるように前記冷却手段の動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  7. 二次電池と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記二次電池の通電電流を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池が搭載される車両の車速を検出する手段と、
    前記二次電池の温度に応じて前記二次電池を冷却する冷却手段と、
    を有する電源装置であって、
    前記二次電池の前記温度と前記通電電流と前記車速に基づき、前記二次電池の使用時間当たりの寿命変数を、前記温度に対してその値がある一定値を超えると急峻に増加する変数と前記通電電流の大きさに対してその値が単調増加する変数と前記車速に対して単調減少する変数を用いて順次算出する演算手段と、
    前記寿命変数と所定の基準寿命変数との相対的な大小比較を行い、前記寿命変数が前記所定の基準寿命変数よりも小さい場合に前記二次電池の寿命に余裕があると判定して、前記二次電池を冷却する度合いを低下させるように前記冷却手段の動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  8. 二次電池と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記二次電池の通電電流を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池のSOCを検出する手段と、
    前記二次電池が搭載される車両の車速を検出する手段と、
    前記二次電池の温度に応じて前記二次電池を冷却する冷却手段と、
    を有する電源装置であって、
    前記二次電池の前記温度と前記通電電流と前記二次電池が搭載される車両のワントリップ間の前記SOCの変化量と前記車速に基づき、前記二次電池の使用時間当たりの寿命変数を、前記温度に対してその値がある一定値を超えると急峻に増加する変数と前記通電電流の大きさに対してその値が単調増加する変数と車両ワントリップ間の前記SOCの変化量に対して単調増加する変数と前記車速に対して単調減少する変数を用いて順次算出する演算手段と、
    前記寿命変数と所定の基準寿命変数との相対的な大小比較を行い、前記寿命変数が前記所定の基準寿命変数よりも小さい場合に前記二次電池の寿命に余裕があると判定して、前記二次電池を冷却する度合いを低下させるように前記冷却手段の動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の装置において、
    前記演算手段は、前記二次電池が搭載される車両の停止状態で前記寿命変数を算出することを特徴とする電源装置。
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