JP5436037B2 - 歯列矯正用ブラケット - Google Patents

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Description

本発明は、被矯正歯の表面に固定して歯列の矯正を行うアーチワイヤを保持する際に用いて好適な歯列矯正用ブラケットに関する。
一般に、被矯正歯の表面に固定してアーチワイヤを保持し、アーチワイヤの弾力により歯列に対する位置的な矯正を行う歯列矯正用ブラケットは知られている。
従来、この種の歯列矯正用ブラケットとしては様々なタイプが知られており、例えば、特許文献1には、ブラケットのスロットにアーチワイヤをスライド可能に受け入れ、ブラケットのウィングに結紮シートを係止して、そのブラケットならびにアーチワイヤを覆うようにした歯列矯正用ブラケットが開示され、特許文献2には、アーチワイヤースロットのある本体、及びスロットを開閉するために動き得る固定用摺動部材を有する自己固定式の歯列矯正用ブラケットが開示され、特許文献3には、ブラケットと、ブラケットに結合されたラッチとを備える歯列矯正ブラケットおよびラッチ組立体が開示され、特許文献4には、歯に付着する舌側面を有し且つアーチワイヤ・スロットを形成する本体、及びアーチワイヤ・スロットへの出入を可能とする開放位置とアーチワイヤスロットへの出入を不可能とす閉鎖位置との間を変動するクリップから構成される歯列矯正ブラケットが開示され、特許文献5には、アーチワイヤスロットを有し且つ歯へ固定されるよう適合される本体部と、該本体部へ結合され、且つアーチワイヤスロットへのアクセスを可能にする開放位置とアーチワイヤスロットへのアクセスを防げる閉鎖位置との間を移動可能であるクリップとを有する歯列矯正ブラケットが開示されている。
特開平6−070943号公報 特開平6−154244号公報 特表2003−501202号公報 特表2005−530598号公報 特表2007−527752号公報
しかし、上述した従来における歯列矯正用ブラケットは、いずれも次のような問題点があった。
第一に、この種の歯列矯正用ブラケットは歯の表面に固定して用いるため、そのサイズは数ミリメートル程度と小さい。したがって、形状や構造はできるだけ単純であることが望ましいが、従来の歯列矯正用ブラケットは構造を含む形状が複雑化する傾向があり、製造等に係わる高コスト化及び取扱性(使用容易性)低下を招くとともに、故障(破損)を生じやすいなど、耐久性にも難がある。
第二に、歯の表面に固定して使用するため、口内壁に接する歯列矯正用ブラケットの表面はできるだけ平坦な形状にするなど、その使用感や外観性を考慮する必要があるが、従来の歯列矯正用ブラケットは表面の凹凸が大きいとともに、煩雑感があり、使用時における使用感や外観性において十分であるとは言えない。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した歯列矯正用ブラケットの提供を目的とするものである。
本発明に係る歯列矯正用ブラケット1は、上述した課題を解決するため、歯列Ltcに沿った形状を有し、かつ所定の弾性を有するアーチワイヤAが挿通するワイヤホルダ部2…と、このワイヤホルダ部2…に嵌合し、かつ被矯正歯T…の表面Tf…に接着固定するホルダ支持部3…と、アーチワイヤAを挿通させたワイヤホルダ部2…がホルダ支持部3…に嵌合した際に当該ワイヤホルダ部2…を当該ホルダ支持部3…に固定する固定部4とを具備することにより、被矯正歯T…の表面Tf…に固定してアーチワイヤAを保持する歯列矯正用ブラケットを構成するに際して、ワイヤホルダ部2を、ホルダ支持部3の前面部3f及び側面部3s全体を覆う形状に構成し、かつ側面部2sの右面2sp及び左面2sqにアーチワイヤAが挿通する挿通孔2hp,2hqを形成するとともに、ホルダ支持部3に、アーチワイヤAに対する位置規制部11,11を一体に設けてなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、固定部4には、ワイヤホルダ部2及びホルダ支持部3とは別体に形成するとともに、ワイヤホルダ部2とホルダ支持部3間に挿通し又は係止する一又は二以上のピン部13,13を有し、かつ当該ピン部13,13をワイヤホルダ部2とホルダ支持部3間に挿通し又は係止した際に固定する固定手段14,14を有する固定部材12を用いてもよいし、或いはワイヤホルダ部2又はホルダ支持部3の一方に一体形成した係止爪部15…と、ワイヤホルダ部2又はホルダ支持部3の他方に一体形成し、かつ係止爪部15…に係止可能な被係止部16…により構成してもよい。
このような構成を有する本発明に係る歯列矯正用ブラケット1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) アーチワイヤAが挿通する挿通孔2hp,2hqを有し、かつ被矯正歯Tの表面Tfに接着固定するホルダ支持部3に対して嵌合するワイヤホルダ部2を備えるとともに、ワイヤホルダ部2をホルダ支持部3に固定する固定部4を備えるため、固定部4を含む部品類の単純化及び多様化を可能にすることができる。したがって、製造等に係わるコストダウンを図ることができるとともに、取扱性(使用容易性)を高めることができる。また、故障(破損)が生じにくく、耐久性を高めることができる。
(2) ホルダ支持部3に、アーチワイヤAに対する位置規制部11…を一体に設けたため、被矯正歯Tに対するアーチワイヤAの位置を正確に位置決めすることができる。
(3) ワイヤホルダ部2を、ホルダ支持部3の前面部3f及び側面部3s全体を覆う形状に構成したため、特に、歯列矯正用ブラケット1の前面部分を含む全体の凹凸や煩雑感を排除し、使用時における使用感や外観性を飛躍的に高めることができる。
(4) 好適な態様により、固定部4に、ワイヤホルダ部2及びホルダ支持部3とは別体に形成するとともに、ワイヤホルダ部2とホルダ支持部3間に挿通し又は係止する一又は二以上のピン部13,13を有し、かつ当該ピン部13,13をワイヤホルダ部2とホルダ支持部3間に挿通し又は係止した際に固定する固定手段14,14を有する固定部材12を用いれば、ワイヤホルダ部2とホルダ支持部3を確実に固定できるとともに、多様な固定手段14,14を選択することができる。
(5) 好適な態様により、固定部4を、ワイヤホルダ部2又はホルダ支持部3の一方に一体形成した係止爪部15…と、ワイヤホルダ部2又はホルダ支持部3の他方に一体形成し、かつ係止爪部15…に係止可能な被係止部16…により構成すれば、別体の固定部材が不要になるため、構成の更なる簡素化によるコストダウン及び取扱性(使用容易性)向上を図れるとともに、使用感及び外観性の更なる向上に寄与できる。
本発明の好適実施形態に係る歯列矯正用ブラケットの断面側面図、 同歯列矯正用ブラケットの一部破断正面図、 同歯列矯正用ブラケットに用いるワイヤホルダ部の斜視図、 同歯列矯正用ブラケットに用いるホルダ支持部の斜視図、 同歯列矯正用ブラケットの使用説明図、 同歯列矯正用ブラケットの他の使用説明図、 同歯列矯正用ブラケットの他の使用説明図、 同歯列矯正用ブラケットの使用状態を示す正面図、 本発明の変更実施形態に係る歯列矯正用ブラケットに用いる固定部の正面図及び側面図、 本発明の他の変更実施形態に係る歯列矯正用ブラケットに用いる固定部の正面図、 本発明の他の変更実施形態に係る歯列矯正用ブラケットに用いる固定部を明示する側面断面図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る歯列矯正用ブラケット1の構成について、図1〜図4及び図7を参照して説明する。
歯列矯正用ブラケット1は、基本的な構成部品類として、アーチワイヤAが挿通する挿通孔2hp,2hqを有するワイヤホルダ部2と、このワイヤホルダ部2に嵌合し、かつ被矯正歯Tの前面(表面)Tfに接着固定するホルダ支持部3と、アーチワイヤAを挿通させたワイヤホルダ部2をホルダ支持部3に嵌合した際に当該ワイヤホルダ部2を当該ホルダ支持部3に固定する固定部4とを備える。
ワイヤホルダ部2は、図1及び図3に示すように、合成樹脂素材により全体を一体成形するとともに、外観形状が直方体となり、かつ一面(後面)が開放された内部中空に形成する。したがって、このワイヤホルダ部2は、矩形状の前面部2f及びこの前面部2fの四辺から直角方向に延設した矩形枠状の側面部2sからなり、さらに、この側面部2sは、図2に示すように、使用位置において、上面2su,下面2sd,右面2sp及び左面2sqを有する。なお、ワイヤホルダ部2の形成素材としては、その他、金属素材やセラミック素材などであってもよい。また、ワイヤホルダ部2の外面は、平坦面や曲面を使用し、全体の凹凸や煩雑感を排除する。そして、右面2sp及び左面2sqにおける上下中央位置には、それぞれアーチワイヤAが挿通する挿通孔2hp及び2hqを形成するとともに、上面2su及び下面2sdにおける左右の離間した位置には、それぞれ後述する固定部材12における二つのピン部13,13が挿通する一対の挿通孔21u,21d…を二つ(二組)形成する。
このように形成するワイヤホルダ部2は、後述するホルダ支持部3の前面3f及び側面3s全体を覆う形状となる。このように、ワイヤホルダ部2を、ホルダ支持部3の前面3f及び側面3s全体を覆う形状に構成すれば、特に、歯列矯正用ブラケット1の前面を含む全体の凹凸や煩雑感を排除し、使用時における使用感や外観性を飛躍的に高めることができる利点がある。
一方、ホルダ支持部3は、図1及び図4に示すように、合成樹脂素材により全体を一体成形するとともに、全体の外郭形状を、ワイヤホルダ部2の内部に嵌合するように直方体に収まる形状に形成する。したがって、このホルダ支持部3は、ワイヤホルダ部2における前面部2f及び側面部2sに対応(対面)する前面部3f及び側面部3sを有しており、さらに、この側面部3sは、図2及び図4に示すように、使用位置において、上面3su,下面3sd,右面3sp及び左面3sqを有する。なお、ホルダ支持部3の形成素材としては、その他、金属素材やセラミック素材などであってもよい。
また、前面部3fの反対側に位置する後面部3rは、被矯正歯Tの前面Tfに接着固定するための固定面となる。したがって、この固定面(後面部3r)は、必要に応じて被矯正歯Tの前面Tfに面接触できるように湾曲面等により形成することが望ましい。さらに、前面部3fにおける上下中央位置には左右方向に沿った保持溝22を形成する。これにより、保持溝22の上下にアーチワイヤAに対する凸状の位置規制部11,11が一体形成される。この保持溝22にはアーチワイヤAを収容することができる。したがって、このような位置規制部11…により被矯正歯Tに対するアーチワイヤAの位置が正確に位置決めされる。また、右面3sp及び左面3sqの前後方向中間位置には、それぞれ係止スリット23p,23qを形成する。各係止スリット23p,23qの上下両端は、ワイヤホルダ部2に設けた一対の挿通孔21u,21u,及び21d,21dに対向する。
他方、固定部4には、図7に示すように、ワイヤホルダ部2及びホルダ支持部3とは別体に形成した固定部材12を用いる。固定部材12は一本のワイヤ部材25をコの字形に折曲して形成する。したがって、両側には対峙する一対のピン部13,13が設けられる。また、ワイヤ部材25は人の指等により比較的容易に折曲可能、即ち、塑性変形させることができる金属素材により形成する。これにより、ピン部13,13の先端側が折曲可能な固定手段14,14となる。このピン部13,13は、ワイヤホルダ部2に設けた挿通孔21u,21u,及び21d,21dに挿通させ、かつ係止スリット23p,23qに収容(係止)することができる。このような固定部材12を用いることにより、ワイヤホルダ部2とホルダ支持部3を確実に固定することができるとともに、多様な固定手段14,14を選択することができる利点がある。
次に、本実施形態に係る歯列矯正用ブラケット1の使用方法について、図5〜図8を参照して説明する。
まず、矯正を行う歯列Ltの歯数に対応する数量のホルダ支持部3…を用意し、図5に示すように、各被矯正歯T…の前面Tf…における所定位置に、ホルダ支持部3…の後面部3r…を接着剤J(図1参照)により接着固定する。また、歯列Ltに沿った形状を有し、かつ所定の弾性を有するアーチワイヤAを用意し、図6に示すように、アーチワイヤAに対して、ホルダ支持部3…の数量に対応する数量のワイヤホルダ部2…を装填する。即ち、各ワイヤホルダ部2…における挿通孔2hp,2hq…にアーチワイヤAを挿通させる。
次いで、図7に示すように、各ワイヤホルダ部2…を、各被矯正歯T…の前面Tf…に接着固定した各ホルダ支持部3…に装着する。この際、アーチワイヤAは、図1に示すように、保持溝22に収容される。また、この場合、各ワイヤホルダ部2…はアーチワイヤAにより支持されているため、各ワイヤホルダ部2…を各ホルダ支持部3…に対して容易に装着することができる。そして、用意した固定部材12…をワイヤホルダ部2…の上から各挿通孔21u,21uに装着する。即ち、固定部材12における二つのピン部13,13の先端を上側に位置する二つの挿通孔21u,21uにそれぞれ差し込む。これにより、ピン部13,13の先端側は、係止スリット23p,23qを通り、下側に位置する二つの挿通孔21d,21dを挿通し、図7に示すように、ワイヤホルダ部2…の下方に突出する。したがって、ワイヤホルダ部2…から突出したピン部13,13の先端側を、図2及び図8に示すように略直角に折曲すれば、ピン部13,13は抜け止めされ、ワイヤホルダ部2を当該ホルダ支持部3に固定することができる。
図8は、各被矯正歯T…に接着固定した歯列矯正用ブラケット1…によりアーチワイヤAを支持した状態を示す。これにより、この状態を一定期間継続させれば、アーチワイヤAの弾力が被矯正歯T…に作用し、歯列Ltが矯正される。このように、本実施形態に係る歯列矯正用ブラケット1によれば、アーチワイヤAが挿通する挿通孔2hp,2hqを有し、かつ被矯正歯Tの前面Tfに接着固定するホルダ支持部3…に対して嵌合するワイヤホルダ部2を備えるとともに、このワイヤホルダ部2をホルダ支持部3に固定する固定部4を備えてなるため、固定部4を含む部品類の単純化及び多様化を可能にすることができる。したがって、製造等に係わるコストダウンを図ることができるとともに、歯列矯正用ブラケット1の取扱性(使用容易性)をより高めることができる。また、故障(破損)が生じにくく、耐久性を高めることができる。
次に、本発明の変更実施形態に係る歯列矯正用ブラケット1について、図9〜図11を参照して説明する。なお、図9〜図11に示す変更実施形態はいずれも歯列矯正用ブラケット1に用いる固定部4の変更例を示す。
図9に示す固定部4は、図1〜図8に示した固定部材12におけるピン部13…の数量を変更したものである。即ち、図1〜図8の固定部4は、二つのピン部13,13(及び固定手段14,14)を有する固定部材12を示したが、図9の固定部4は、一つのピン部13(及び固定手段14)を有する固定部材12を示す。したがって、ワイヤホルダ部2には、その左右中央位置に一組による一対の挿通孔21u,21dを設けるとともに、ホルダ支持部3には、その左右中央位置に、スリット23p…の代わりとなる一つの貫通孔を設ければよい。このように、図9に示す変更実施形態に係る固定部材12は、ピン部13を一つにした点を除き、基本的な構成は図1〜図8の固定部材12と同様に実施できるとともに、同様の効果を享受できる。
また、図10に示す固定部4は、図1〜図8に示した固定部材12における固定手段14,14を変更したものである。即ち、図1〜図8の固定手段14,14は、固定部材12の形成素材として塑性変形する金属素材を使用し、固定する際には略直角に折曲することができるようにしたものであるが、図10の固定手段14,14は、挿通孔21d…に対して挿入する際には窄んで挿入可能となるが、挿入後は拡がることによりワイヤホルダ部2に係止(固定)する、弾性を有するストッパ爪14s,14sを用いたものである。したがって、図10に示す変更実施形態の場合には、固定部材12の全体を合成樹脂素材等の一定の弾性を有する弾性素材により形成することが望ましい。なお、図10に示す固定部材12の断面形状は矩形である。
さらに、図11に示す固定部4は、図1〜図8に示した固定部材12を使用しないタイプを示す。即ち、図1〜図8の固定部4は、ワイヤホルダ部2及びホルダ支持部3とは別体に形成したものであるが、図11の固定部4は、ワイヤホルダ部2又はホルダ支持部3の一方に一体形成した係止爪部15…と、ワイヤホルダ部2又はホルダ支持部3の他方に一体形成し、かつ係止爪部15…に係止可能な被係止部16…により構成したものである。この場合、係止爪部15…と被係止部16…は、一組であってもよいし複数組であってもよい。このように構成すれば、別体の固定部材12が不要になるため、構成の更なる簡素化によるコストダウン及び取扱性(使用容易性)向上を図れるとともに、使用感及び外観性の更なる向上に寄与できる。なお、図9〜図11において、図1〜図8と同一部分には同一符号を付してその構成を明確にするとともに、その詳細な説明は省略する。
以上、好適実施形態(変更実施形態)について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、ワイヤホルダ部2の形態は任意である。例示の前面形状は長方形状に形成したが、その他、ハート形や星形等の任意の形状により形成することができる。このように、ワイヤホルダ部2の形状を変更することにより、多様性やデザイン性(趣味性)をより高めることもできる。
一方、例示の実施形態では、被矯正歯Tの前面に歯列矯正用ブラケット1を固定する場合を示したが、下顎側では被矯正歯Tの後面に固定する場合がある。したがって、被矯正歯Tの表面Tfには前面と後面の双方が含まれる。他方、固定部材12におけるピン部13…の数量は任意であり、必要により三つ以上のピン部13…を用いてもよい。また、ピン部13…の形態には、棒状,板状,ワイヤ状等の各種形態が含まれる。
本発明に係る歯列矯正用ブラケットは、被矯正歯の表面に固定して歯列の矯正を行う各種アーチワイヤを保持する際に利用できる。
1:歯列矯正用ブラケット,2:ワイヤホルダ部,2s:ワイヤホルダ部の側面部,2hp:挿通孔,2hq:挿通孔,2sp:ワイヤホルダ部の側面部の右面,2sq:ワイヤホルダ部の側面部の左面,3:ホルダ支持部,3f:ホルダ支持部の前面部,3s:ホルダ支持部の側面部,4:固定部,11:位置規制部,12:固定部材,13:ピン部,14:固定手段,15:係止爪部,16:被係止部,Lt:歯列,A:アーチワイヤ,T:被矯正歯,Tf:被矯正歯の表面

Claims (3)

  1. 歯列に沿った形状を有し、かつ所定の弾性を有するアーチワイヤが挿通するワイヤホルダ部と、このワイヤホルダ部に嵌合し、かつ被矯正歯の表面に接着固定するホルダ支持部と、前記アーチワイヤを挿通させた前記ワイヤホルダ部が前記ホルダ支持部に嵌合した際に当該ワイヤホルダ部を当該ホルダ支持部に固定する固定部とを具備することにより、被矯正歯の表面に固定して前記アーチワイヤを保持する歯列矯正用ブラケットであって、前記ワイヤホルダ部を、前記ホルダ支持部の前面部及び側面部全体を覆う形状に構成し、かつ前記側面部の右面及び左面に前記アーチワイヤが挿通する挿通孔を形成するとともに、前記ホルダ支持部に、前記アーチワイヤに対する位置規制部を一体に設けてなることを特徴とする歯列矯正用ブラケット。
  2. 前記固定部は、前記ワイヤホルダ部及び前記ホルダ支持部とは別体に形成するとともに、前記ワイヤホルダ部と前記ホルダ支持部間に挿通し又は係止する一又は二以上のピン部を有し、かつ当該ピン部を前記ワイヤホルダ部と前記ホルダ支持部間に挿通し又は係止した際に固定する固定手段を有する固定部材を用いることを特徴とする請求項1記載の歯列矯正用ブラケット。
  3. 前記固定部は、前記ワイヤホルダ部又は前記ホルダ支持部の一方に一体形成した係止爪部と、前記ワイヤホルダ部又は前記ホルダ支持部の他方に一体形成し、かつ前記係止爪部に係止可能な被係止部により構成することを特徴とする請求項1記載の歯列矯正用ブラケット。
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