JP2023551941A - 自己結紮矯正用ブラケット - Google Patents

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Abstract

歯に固定されて矯正処置に使用される自己結紮矯正用ブラケットが開示されている。この自己結紮矯正用ブラケットは、第1方向に形成されてワイヤが挿入されるスロットと、第1方向を横切る第2方向に形成されたガイド部と、を備えるブラケット本体と;ブラケット本体のガイド部に往復移動可能に設けられて、スロットを開閉するドアと;ブラケット本体とドアとの間に設けられて、第2方向にドアに所定の力を加えるとき、弾性変形しながらドアを移動させるクランパと;を含む。このクランパは、一端部がガイド部に突出するようにブラケット本体に設けられる結合ピンと、ガイド部に対向するドアの一面に設けられて、中空の単一閉曲線からなる弾性ループと、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、歯科矯正処置に使用される自己結紮矯正用ブラケットに関し、特に、ドア構造の自己結紮矯正用ブラケットに関する。
歯列矯正とは、スロットを有する結紮ブラケットを歯の表面に取り付けた状態で、スロット内に矯正用ワイヤを結紮して不定歯列を正しく矯正する施術をいう。結紮ブラケットのうち、自己結紮矯正用ブラケットは、追加の装置なしで矯正用ワイヤを結紮することができるように、ブラケット本体に対して開閉可能に設けられたドアを備えることができる。
図1は従来のドアタイプの自己結紮ブラケットが施された歯模型を示す写真であり、図2は図1の自己結紮ブラケットに適用されたクランパを示す図である。
図1および図2を参照すると、従来の自己結紮ブラケット10は歯Dの表面に取り付けられて、ブラケット本体11と、ドア15と、クランパ17と、を含む。ブラケット本体11は、矯正用ワイヤWが結紮されるスロットを有する。ドア15はブラケット本体11に開閉可能に設けられて、クランパ17によって開位置または閉位置に固定される。
前記クランパ17は、ドア15とブラケット本体11との間に設けられて、図2に示したような馬蹄形構造の板ばねで構成することができる。したがって、ドア15を開閉する方向に所定の力を加えるとき、板ばね17が弾性変形してドア15が開閉する。
図2に示したような板ばね17構造を有するクランパは、ドアを開閉する過程で弾性変形するおそれがある。すなわち、引張/圧縮等の材料に及ぼす変形荷重を受ける方向は、板ばね17の閉鎖環側に集中しているのに対し、板ばね17の変形方向は開位置に集中している。これにより、板ばね17の開閉のための変形過程において板ばねの弾性復元性能を失うことがある。これにより、ドアの開閉機能が失われた場合に新品に交換しなければならない場合が生じる。この場合、施術時間が長くなり、コストがかかる問題点と、ブラケット本体を除去及び再施術過程が追加されるため、歯の損傷を引き起こすおそれがある。
また、ブラケット本体11は一般に半透明のセラミック素材からなるが、板ばね17は黒系の色を有する金属材からなるため、図1の拡大図のように、板ばね17が黒斑点形態でブラケット本体11の外部に露出される場合が発生する。これは、審美的目的に使用されるセラミック材料のブラケット本体の利点を相殺することができる。これにより、患者の満足度が低くなるという問題点がある。
本発明は、上述した点に鑑みて創案されたものであり、ブラケット本体に対してドアを開閉する過程でクランパの弾性変形量が最小化されるようにした構造の自己結紮矯正用ブラケットを提供することにその目的がある。
また、本発明は、クランパが自己結紮ブラケットの外側から見えないようになった自己結紮矯正用ブラケットを提供することに他の目的がある
前記目的を達成するために、本発明による自己結紮矯正用ブラケットは、第1方向に形成されてワイヤが挿入されるスロットと、前記第1方向を横切る第2方向に形成されたガイド部と、を含むブラケット本体と;前記ブラケット本体の前記ガイド部に往復移動可能に設けられて、前記スロットを開閉するドアと;前記ブラケット本体と前記ドアとの間に設けられて、前記第2方向に前記ドアに所定の力を加える際に弾性変形しながら前記ドアを移動させるクランパと;を含む。ここで、前記クランパは、一端部が前記ガイド部に突出するように、前記ブラケット本体に設けられる結合ピンと、前記ガイド部と対向する前記ドアの一面に設けられて、中空の単一閉曲線からなる弾性ループと、を含む。
前記弾性ループは、前記ドアの開位置と閉位置で前記結合ピンが位置する場所であって、少なくとも2つの空間に分離されたパーキング部と、前記パーキング部の間に位置して、前記結合ピンと前記弾性ループとの間の相対運動時に弾性変形するネック部と、を含むことができる。
前記弾性ループは、3mm以下の高さで形成されることができる。また、前記弾性ループは、50μm~1mmの範囲の厚さに形成されることができる。
前記弾性ループは、プラスチック材料からなる基材と、前記基材上に所定の厚さでコーティングされた金属材料のコーティング材と、を含むことができる。ここで、コーティング材は、10nm~2μmの範囲の厚さに形成されることができる。
前記クランパは、前記ドアの下面と前記弾性ループとの間に設けられて、前記弾性ループを覆うキャップ部材をさらに含むことができる。
前記弾性ループは、前記結合ピンと対向する一面は開放され、その反対側の面は塞がれた構造を有することができる。
前記弾性ループの少なくとも一側には、前記弾性ループの側面に沿って所定の長さだけ切開されたスリットが形成されることができる。
本発明に係る自己結紮矯正用ブラケットは、ドアを開閉する過程で弾性変形する弾性ループを閉曲線状に構成することにより、変形荷重方向が対称構造をなすことができる。これにより、ドアの開閉時に弾性ループが弾性変形及び復元過程で弾性復元性能が非常に低下しないようにすることができる。したがって、ドアの開閉機能が失われないようにしたり、失われてもその確率を大きく下げることができる。
また、本発明に係る自己結紮矯正用ブラケットは、クランパを構成する際に、キャップ部材またはキャップ部を設けて、弾性ループと結合ピンがドアの外側から見えないようにすることにより、審美性を高めることができる。
図1は、従来のドアタイプの自己結紮ブラケットが施された歯模型を示す写真である。
図2は、図1の自己結紮ブラケットに適用されたクランパを示す図である。
図3は、本発明の一実施形態による自己結紮ブラケットを上から見た斜視図である。
図4は、本発明の一実施形態による自己結紮ブラケットを下から見た斜視図である。
図5は、本発明の一実施形態による自己結紮ブラケットを示す分離斜視図である。
図6は、本発明の一実施形態による自己結紮ブラケットの弾性ループに及ぼす力の方向を示す図である。
図7Aは、本発明の一実施形態による自己結紮ブラケットのドアが開いた状態の断面図である。
図7Bは、本発明の一実施形態による自己結紮ブラケットのドアが閉じた状態の断面図である。
図8は、本発明の他の実施形態による自己結紮ブラケットを示す分離斜視図である。
図9Aは、本発明の他の実施形態による自己結紮ブラケットのドアが開いた状態の断面図である。
図9Bは、本発明の他の実施形態による自己結紮ブラケットのドアが閉じた状態の断面図である。
図10は、図8のクランパのうち、弾性ループとキャップが結合された様子を示す底面斜視図である。
図11は、図8のクランパの一変形例を示す斜視図である。
図12Aは、図8のクランパの他の変形例を異なる方向から見た斜視図である。 図12Bは、図8のクランパの他の変形例を異なる方向から見た斜視図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図面において本発明を明確に説明するために説明と関係のない部分は省略し、明細書の全体を通して同一または類似の構成要素には同一の参照符号を用いることとする。
図3および図4は、それぞれ、本発明の一実施形態による自己結紮ブラケットを上下に見た斜視図であり、図5は、本発明の一実施形態による自己結紮ブラケットを示す分離斜視図である。
図6は、本発明の一実施形態による自己結紮ブラケットの弾性ループに及ぼす力の方向を示す図である。図7Aおよび図7Bは、それぞれ、本発明の一実施形態による自己結紮ブラケットのドアが開いた状態と閉じた状態の断面図である。
図面を参照すると、本発明の一実施形態による自己結紮矯正用ブラケット100は、ブラケット本体110と、ドア130と、クランパ150と、を含む。
ブラケット本体110は、スロット113とガイド部114とを備える。スロット113には矯正用ワイヤ(図示せず)が挿入され、ブラケット本体110に対して第1方向に沿って所定の深さに引き込んで形成されることができる。このスロット113の両端部は、外側に向かうにつれて入口が広く形成されて、ワイヤをスロット113内に容易に挿入することができる。ガイド部114は、第1方向を横切る第2方向に形成されている。
また、ブラケット本体110には、位置決めガイド溝110aと器具収容部110bとを形成することができる。位置決めガイド溝110aは、ブラケット本体110の底面部115を歯(図示せず)に取り付ける場合、その取り付け方向を施術者が容易に把握できるようにガイドする。器具収容部110bは前記スロット113の周りに引き込み形成され、ドア130が閉位置にあるときに、ブラケット本体110との間に離間空間を提供する。この器具収容部110bには、開口器具(図示せず)を選択的に挿入することができる。したがって、ドア130を開位置に開放しようとする場合には、器具収容部110bに開口器具を挿入するドア130が開く方向に力を加えることにより、ドア130が第2方向に沿って移動することができるようになる。
ドア130は、前記ガイド部114に第2方向に沿って図7Aに示したような開放位置と図7Bに示したような閉位置との間で往復移動可能に設けられている。このドア130は前記スロット113を開閉する。すなわち、ワイヤをスロット113内に挿入したり、挿入されたワイヤをスロット113から取り外したり位置調整しようとする場合、ドア130が開かれる。一方、スロット113内にワイヤを結紮しようとする場合、ドア130の端部はスロット113上に配置される。
ここで、ドア130の下面には所定の深さに引き込まれた設置溝130aが形成されている。この設置溝130a内に前記クランパ150の要部が設けられている。
前記ブラケット本体110と前記ドア130はセラミック材料で形成することができる。
クランパ150はブラケット本体110とドア130との間に設けられる。このクランパ150は、ドア130を開位置または閉位置から位置離脱しないようにするものであり、ドア130に第2方向に所定の力が加えられて、開位置と閉位置との間でドア130の位置変更時に弾性変形される。前記クランパ150は、結合ピン151と弾性ループ155とを含むことができる。結合ピン151は、一端部が前記ガイド部114上に突出するように、ブラケット本体110に設けられる。すなわち、ブラケット本体110には、その底面部115に前記ガイド部114の方向に貫通形成された結合孔115aが形成される。そして、結合孔115aに結合ピン151が挿入締結される。
弾性ループ155は、ガイド部114と対向するドア130の一面に設けられて、中空の単一閉曲線からなることができる。この弾性ループ155は、ドア130の内側面に所定の深さに引き込まれて形成された設置溝130a内に挿入設置される。したがって、弾性ループ155は、ドア130が開閉方向に移動する場合、ドア130と共に移動する。この弾性ループ155の内部に前記結合ピン151の端部が挿入される。ここで、結合ピン151はブラケット本体110に固定設置されるので、ドア130を開閉するとき、弾性ループ155は結合ピン151に対して相対運動する。
図5および図6を参照すると、前記弾性ループ155はパーキング部155aとネック部155bとを含むことができる。パーキング部155aは、ドア130の開位置と閉位置で結合ピン151が位置する場所であって、少なくとも2つの空間に分離することができる。すなわち、パーキング部155aの内径は、結合ピン151の直径と同じかまたはより大きく形成されて、パーキング部155a内に位置する結合ピン151によって弾性ループ155が弾性変形することを最小限に抑えることができる。図5及び図6には、パーキング部155aとして2つの空間を例として示しているが、これに限定されるものではなく、所定の間隔を隔てた状態で配置される3つ以上の空間から構成されてもよい。また、パーキング部155aの内側曲線の形状を調整することができる。
この場合、結合ピン151が複数のパーキング部のうちどのパーキング部155aに位置するかと、曲線の程度に応じてドアの開閉の程度と段階を調節することができる。
パーキング部155aの個数は5個以下にすることができる。5つ以上のパーキング部155aを形成する場合、ドア130が長くなる可能性がある。これにより、製品の異物感と脱落率が増加して、治療効率が低下するおそれがある。
前記ネック部155bは複数のパーキング部155aの間に配置されて、ドア130の開閉動作時に弾性変形する。すなわち、ネック部155bの内部幅は、結合ピン151の直径より小さいサイズに形成される。これにより、結合ピン151が一方のパーキング部から他のパーキング部へ相対運動するとき、ネック部155bは弾性変形しながら結合ピン151の移動空間が形成されるようにする。
ドア130を開閉する過程で弾性変形する弾性ループ155において、引張/圧縮等の材料に及ぼす変形荷重を受ける方向は、図6に示した通りである。すなわち、パーキング部155aの内部で変形荷重方向は弾性ループの変形方向と同様に外部に向かい、パーキング部155aの外部で変形荷重方向は弾性ループの変形方向とは反対方向に向かう。また、閉曲線状の弾性ループ155の場合は、変形荷重方向が対称構造となっているので、ドアの開閉時に、弾性ループ155が弾性変形及び復元過程で弾性復元性能が大きく低下しないようにすることができる。
前記弾性ループ155の高さHは3mm以下に形成することができる。ここで、弾性体の高さが3mmより高く形成される場合、製品の全高が高くなるため、異物感と脱落率が高くなることがある。
また、弾性ループ155の厚さは、図2に示した従来の板ばねの厚さよりも薄く形成されることができる。この弾性ループ155の大きさを小さくするとともに、その厚さを薄く形成する場合、ドア130の設置溝130aを小さく形成することができるので、ドア130の相対体積が増加する。これにより、セラミック材料からなるドア130の強度を高めることができる。
前記弾性ループ155の厚さは、50μm~1mmの範囲の厚さに形成することができる。ここで、厚さが50μmより小さいと、十分な弾性力を提供できないので、ドア130が作動するのに十分な弾性保持力を提供できない。一方、1mm以上の厚さで形成する場合、過度の弾性保持力により、ドア130を移動させにくい場合がある。また、厚さの増加により、ドア130の体積が相対的に減少するので、その強度が弱くなるおそれがある。
弾性ループ155は、プラスチック材料からなる基材と、その基材上に所定の厚さでコーティングされた金属材料のコーティング材とを含むことができる。ここで、金属コーティング材の例として、ロジウム(Rh)、金(Au)、白金(Pt)、窒化チタン(TiN)、窒化ジルコニウム(ZrN)などがある。前記コーティング材は、10nmから2μmの範囲の厚さに形成することができる。ここで、コーティングの厚が10nm未満であると、使用中にコーティング材が剥がれる現象が発生することがある。一方、コーティングの厚が2μm以上であると、基材との密着度が低下してコーティング材が剥離することができ、製造コストが上昇する。
図8は、本発明の他の実施形態による自己結紮ブラケットを示す分離斜視図である。図9Aおよび図9Bは、それぞれ、本発明の他の実施形態による自己結紮ブラケットのドアが開いた状態と閉じた状態の断面図である。図10は、図8のクランパのうち、弾性ループとキャップが結合された様子を示す底面斜視図である。
図面を参照すると、本発明の他の実施形態による自己結紮矯正用ブラケット100’は、ブラケット本体110と、ドア130と、クランパ250と、を含む。ここで、ブラケット本体110とドア130の構成及び作用は、上述した一実施形態に係る自己結紮矯正用ブラケットのブラケット本体及びドアと実質的に同一であるので、同一の符号を用いており、その詳細な説明は省略することにする。
このクランパ250は、ドア130を開位置または閉位置から位置離脱しないようにするものであり、ドア130に第2方向に所定の力が加えられて、開位置と閉位置との間でドア130の位置変更時に弾性変形される。クランパ250は、結合ピン251と、弾性ループ255と、キャップ部材257と、を含む。ここで、クランパ250はキャップ部材257をさらに含むという点において、一実施形態による自己結紮ブラケットのクランパ150と区別される。キャップ部材257は、ドア130の下面と弾性ループ255との間に設けられて、弾性ループ255の上面を覆う。キャップ部材257は、プラスチック、シリコン、セラミックなどの不透明な材料で構成することができる。このキャップ部材257は、ドア130の色と同じまたは類似の色で形成することができる。したがって、ドア130の外側から見るとき、キャップ部材257は弾性ループ255と結合ピン251の上に位置する。これにより、歯の外側からブラケット110’を見るとき、クランパ250の内部構成が見えないため、審美性を高めることができる。
図11は、図8のクランパの一変形例を示す斜視図である。図11を参照すると、変形例に係るクランパ350の弾性ループ355は一面が開放され、反対面が塞がれた構造を有する。すなわち、弾性ループ355の結合ピンと対向する面は開いており、ブラケット本体に設置するとき、結合ピンの端部が弾性ループ355の内部に挿入される。一方、弾性ループ355のドアと対向する側に位置する他面は、キャップ部357によって塞がれた構造を有する。ここで、キャップ部357は弾性ループ355と一体的に形成することができる。この場合、荷重を受ける弾性ループ355の体積量が増加する。また、キャップ部357を形成することにより、結合ピンによって弾性変形時の弾性ループ355の弾性変形量が減少するので、不良の発生が少なくなる。
図12Aおよび図12Bは、それぞれ、図8のクランパの他の変形例を互いに異なる方向から見た斜視図である。
図面を参照すると、他の変形例によるクランパ450は、図11を参照して説明したように、弾性ループ455は一面が開放され、反対側の面はキャップ部によって塞がれた構造を有する。ここで、弾性ループ455の少なくとも一側には、弾性ループ455の側面に沿って所定の長さだけ切開されたスリット456が形成されることができる。ここで、スリットの幅と長さを調整することにより、図11のように構成された弾性ループの弾性変形量を調整することができる。
上述した実施形態は例示的なものに過ぎず、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、これから様々な変形及び均等な他の実施形態が可能である。したがって、本発明の技術的保護範囲は、特許請求の範囲に記載された発明の技術的思想によって定められるべきである。

Claims (9)

  1. 自己結紮矯正用ブラケットにおいて、
    第1方向に形成されてワイヤが挿入されるスロットと、前記第1方向を横切る第2方向に形成されたガイド部と、を含むブラケット本体と;
    前記ブラケット本体の前記ガイド部に往復移動可能に設けられて、前記スロットを開閉するドアと;
    前記ブラケット本体と前記ドアとの間に設けられて、前記第2方向に前記ドアに所定の力を加える際に弾性変形しながら前記ドアを移動させるクランパと;を含み、
    前記クランパは、
    一端部が前記ガイド部に突出するように、前記ブラケット本体に設けられる結合ピンと、
    前記ガイド部と対向する前記ドアの一面に設けられて、中空の単一閉曲線からなる弾性ループと、を含むことを特徴とする自己結紮矯正用ブラケット。
  2. 前記弾性ループは、
    前記ドアの開位置と閉位置で前記結合ピンが位置する場所であって、少なくとも2つの空間に分離されたパーキング部と、
    前記パーキング部の間に位置して、前記結合ピンと前記弾性ループとの間の相対運動時に弾性変形するネック部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の自己結紮矯正用ブラケット。
  3. 前記弾性ループは、3mm以下の高さで形成されたことを特徴とする請求項2に記載の自己結紮矯正用ブラケット。
  4. 前記弾性ループは、50μm~1mmの範囲の厚さに形成されたことを特徴とする請求項2に記載の自己結紮矯正用ブラケット。
  5. 前記弾性ループは、
    プラスチック材料からなる基材と、
    前記基材上に所定の厚さでコーティングされた金属材料のコーティング材と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の自己結紮矯正用ブラケット。
  6. 前記コーティング材は、10nm~2μmの範囲の厚さに形成されたことを特徴とする請求項5に記載の自己結紮矯正用ブラケット。
  7. 前記クランパは、前記ドアの下面と前記弾性ループとの間に設けられて、前記弾性ループを覆うキャップ部材をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の自己結紮矯正用ブラケット。
  8. 前記弾性ループは、前記結合ピンと対向する一面は開放され、その反対側の面は塞がれた構造を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の自己結紮矯正用ブラケット。
  9. 前記弾性ループの少なくとも一側には、前記弾性ループの側面に沿って所定の長さだけ切開されたスリットが形成されていることを特徴とする請求項8に記載の自己結紮矯正用ブラケット。
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