JP2018516693A - 自己結紮式ブラケット - Google Patents

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    • A61C7/12Brackets; Arch wires; Combinations thereof; Accessories therefor
    • A61C7/28Securing arch wire to bracket
    • A61C7/287Sliding locks

Abstract

自己結紮式ブラケット10は、ブラケット本体12と、ばねクリップ14とを含む。ブラケット本体12は、近心チャネル86と、遠心チャネル84と、中央チャネル92と、アーチワイヤスロット28とを含む。ばねクリップ14は、アーチワイヤスロット28を閉塞する開放位置と閉鎖位置との間の近心チャネル86、遠心チャネル84、および中央チャネル92内で移動可能である、遠心アーム30と、近心アーム32と、中央アーム34とを含む。

Description

本出願は、2015年6月8日に出願された米国仮特許出願第62/172,548号、および2016年6月8日に出願された米国特許出願第15/176,777号の優先権を主張し、これらの内容は全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、歯科矯正学の分野に関する。より具体的には、本開示は、自己結紮式ブラケットに関する。
歯科矯正治療は、アーチワイヤおよびブラケットならびに/またはアーチワイヤを患者の歯に固定するために使用される頬側管の組み合わせを少なくとも含むことが多い。アーチワイヤは、曲げられるか、または変形した場合に、その以前の形状に戻る、弾性材料で作製される。歯の不正咬合は、アーチワイヤを患者の歯に固定することによって治療され、これはアーチワイヤがその元の形状に戻るときに治療後の歯並びにされる。矯正力は、アーチワイヤとブラケットのアーチワイヤスロットとの間の相互作用からブラケットを通じて歯に伝達される。
従来、ブラケットは患者の歯に固定され、ブラケットはアーチワイヤが受容されるアーチワイヤスロットを有する。弾性結紮糸は、ブラケットのアーチワイヤスロット内にアーチワイヤを固定する。自己結紮式ブラケットは、組み込みの機械的結紮糸を含んでおり、これは別個の弾性結紮糸がアーチワイヤをブラケットに固定することを不要にする。自己結紮式ブラケットは典型的に、アーチワイヤスロットを閉塞するようにブラケット本体に対して移動する、摺動および/もしくは回転クリップまたは扉を使用している。
自己結紮式ブラケットは、「能動的」ブラケットまたは「受動的」ブラケットとして利用可能であり、これはアーチワイヤがクリップと相互作用することができる方法を説明している。能動的自己結紮式ブラケットは、クリップを含んでおり、このクリップは一端または一部分がエッジワイズスロットの中に延在し、顔面−舌側寸法でアーチワイヤに対して弾性的に着座力をかける。能動的自己結紮式ブラケットは、クリップ自体の機械的強度により、スロット内にアーチワイヤを保持する。能動的自己結紮式ブラケットは、クリップとアーチワイヤとの間の相互作用力をより一層確保するが、アーチワイヤとクリップとの間の摩擦を増大させることができ、これは歯へのこの力の移動を低減することができる。
受動的自己結紮式ブラケットは、アーチワイヤスロットにわたって、かつそれを超えて延在するクリップを含み、顔面−舌側寸法での移動に対して固着または拘束される。受動的自己結紮式ブラケットは、閉鎖時に、スロットおよびクリップによって画定された管を効果的に形成し、その中では形成された管の直径より小さい直径を有するアーチワイヤが摺動することができる。この理由から、いくつかの用途では、受動的自己結紮式ブラケットのクリップは扉と呼ばれる。
自己結紮式ブラケットの例示的実施形態は、ブラケット本体を含む。ブラケット本体は、近心側および遠心側を含む。ブラケット本体は、ブラケット本体の近心側から遠心側に延在するアーチワイヤスロットを含む。近心チャネルは、ブラケット本体の中に延在する。中央チャネルは、近心チャネルと遠心チャネルとの間のブラケット本体の中に延在する。ばねクリップは、遠心アーム本体および遠心フィンガを含む、遠心アームを含む。ばねクリップは、近心アーム本体および近心フィンガを含む、近心アームを含む。ばねクリップは、第1の中央アーム本体および第2の中央アーム本体を含む、中央アームを含む。第1の中央アーム本体および第2のアーム本体は、中央アームバーによって連結される。ばねクリップは、開放位置と閉鎖位置との間で移動可能である。開放位置では、アーチワイヤスロットは非閉塞であり、閉鎖位置では、遠心フィンガ、近心フィンガ、および中央アームバーは、アーチワイヤスロットを閉塞するようにアーチワイヤスロットの中に、かつそれにわたって延在する。
閉鎖形態での自己結紮式ブラケットの例示的実施形態の上面図である。
閉鎖形態での自己結紮式ブラケットの例示的実施形態の斜視図である。
閉鎖形態での自己結紮式ブラケットの例示的実施形態の側面図である。
開放形態での自己結紮式ブラケットの例示的実施形態の上面図である。
開放形態での自己結紮式ブラケットの例示的実施形態の斜視図である。
開放形態での自己結紮式ブラケットの例示的実施形態の側面図である。
図1Aの線3−3に沿って取った自己結紮式ブラケットの側断面図である。
ばねクリップの例示的実施形態の上面図である。
ばねクリップの例示的実施形態の斜視図である。
ブラケットキャップの例示的実施形態の斜視図である。
ブラケット本体の例示的実施形態の上面図である。
開放形態での自己結紮式ブラケットの第2の例示的実施形態の斜視図を示す。
閉鎖形態での自己結紮式ブラケットの第2の例示的実施形態の斜視図を示す。
図7の線9−9に沿って取った自己結紮式ブラケットの第2の例示的実施形態の切り欠き図である。
図8の線10−10に沿って取った自己結紮式ブラケットの第2の例示的実施形態の上部断面図である。
図8の線11−11に沿って取った斜視断面図である。
図1〜図6はすべて、自己結紮式ブラケット10の第1の例示的実施形態の種々の図を示す。自己結紮式ブラケット10は一般に、ブラケット本体12と、ばねクリップ14と、ブラケットキャップ16とを含む。実施形態では、ボンディングパッド18がブラケット本体12に固定される。ボンディングパッド18は例示的に、ろう接または溶接によってブラケット本体12に固定することができる。代替的実施形態では、ボンディングパッド18は、互いに一体であることによって、かつ鋳造または圧延により例示的に形成されることによって、ブラケット本体12に固定することができるが、ブラケット本体12およびボンディングパッド18を製造する代替的技術が使用され得ることが理解されるであろう。実施形態では、ボンディングパッド18は、患者の歯列の歯に固定することなどのように、形成または輪郭付けすることができる。2014年3月14日に出願された本出願人の同時係属米国特許出願第14/212,616号は、自己結紮式ブラケットの態様を更に記載しており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
自己結紮式ブラケット10は例示的に、遠心側20、近心側22、歯肉側24、および咬合側26を含む。これらの呼称は相対的であり、情報提供のための実施形態および代替的実施形態は、本明細書に開示するような実施形態の範囲内にとどまりながら、患者の口内に他の配向で位置決めされ得ることが認識されるであろう。
図1A〜図1Cは、閉鎖形態での自己結紮式ブラケット10の第1の例示的実施形態の種々の図を示しており、この形態では、ばねクリップ14はアーチワイヤスロット28を閉塞する閉鎖位置に動かされる。図2A〜図2Cは、開放形態での自己結紮式ブラケット10の第1の例示的実施形態の種々の図を示しており、この形態では、ばねクリップ14はアーチワイヤスロット28がアーチワイヤ(図示せず)を受容するのに利用しやすい位置に動かされる。自己結紮式ブラケット10が開放形態であるとき、ばねクリップ14は、アーチワイヤスロット28から離れた開放位置にあり、アーチワイヤスロット28は、アーチワイヤを受容することができる。自己結紮式ブラケット10が閉鎖形態であるとき、ばねクリップ14は、患者の歯列を歯科矯正治療するために使用する間、アーチワイヤを保持する機能を果たすようにアーチワイヤスロット28にわたって、かつその中に延在する閉鎖位置にある。図4〜図6に関して、実施形態内の特定の特徴および相互作用を本明細書に更に詳細に記載する。
図4Aは、ばねクリップ14の上面図である。図4Bは、ばねクリップ14の斜視図である。ばねクリップ14は、遠心アーム30と、近心アーム32と、中央アーム34とを含む。遠心アーム30は、遠心アーム本体36および遠心フィンガ38を更に含む。遠心アーム30は、遠心アーム端部39で終端する。遠心フィンガ38は、遠心移行部40によって遠心アーム本体36に連結される。例示的実施形態では、遠心移行部40は、遠心アーム本体36と遠心フィンガ38との間でS字湾曲として形成されるが、遠心移行部40は本開示の範囲内にとどまりながら、種々の他の形状または形態を取り得ることが認識されるであろう。実施形態では、遠心フィンガ38の少なくとも一部分は平面であり、遠心アーム本体36とは異なる平面で延在する。いくつかの実施形態では、遠心フィンガ38は、遠心アーム本体36と平行に延在することができる。他の実施形態では、遠心フィンガ38は、別の角度または曲率で延在することができる。近心アーム32は同様に、近心移行部46によって近心フィンガ44に連結された近心アーム本体42を含む。近心アーム32は、近心アーム端部45で終端する。一実施形態では、近心アーム32は、遠心アーム30に関して上述したものと同様に構築される。
本明細書に記載するような更なる実施形態では、遠心アーム30は、遠心突起48を含む。一実施形態では、遠心突起48は、遠心フィンガ38から自己結紮式ブラケット10の内部に延在する。同様に、近心アーム32は、例示的に近心アーム44から自己結紮式ブラケット10の中に延在する近心突起50を更に含む。
中央アーム34は例示的に、端部バー54によって連結された2つの略対向する中央アームバー52で構築される。中央アーム34は、中央アーム端部55で終端する。端部バー54は例示的に、それぞれの中央アームバー52の歯肉側端部56にわたって延在し、それらの端部を連結する。端部バー54は例示的に、遠心フィンガ38および近心フィンガ44と同一平面内に延在する。更なる例示的実施形態では、端部バー54は、遠心突起48および近心突起50と同一平面内に延在する。中央アームバー52は例示的に、中央移行部58を更に含み、この移行部は例示的にS字湾曲である。例示的実施形態では、遠心アーム30と近心アーム32と中央アーム34との間の類似の構成要素はそれぞれ、これらの構造全体の構成要素のように、近遠心に見るときに同一平面内に延在する。ばねクリップ14は、基部バー60を更に含んでおり、この基部バーは一般に、近心−遠心寸法でばねクリップ14の長さに沿って延在する。遠心アーム30、近心アーム32、および中央アーム34はすべて、例示的に基部バー60から離れて延在する。
図1Aおよび図4Aを参照することにより最良に示すように、遠心アーム30と近心アーム32との間のばねクリップ14の全幅W1は例示的に、近心−遠心寸法で全幅でのブラケット本体12と一致する。より具体的には、遠心アーム30の遠心縁部37、および具体的には遠心フィンガ38は、ブラケット本体12の遠心側31と整列され、近心アーム32の近心縁部、および具体的には近心フィンガ44は、ブラケット本体12の近心側33と整列される。したがって、ばねクリップ14が閉鎖位置にあるとき、遠心アーム30および近心アーム32は、アーチワイヤスロット28のそれぞれの遠心側および近心側から始まるアーチワイヤに拘束力をかける。加えて、中央アーム34、より具体的には中央アームバー54は、アーチワイヤスロット28の中心、および同様にブラケット12の中心でアーチワイヤに拘束力を与える。
遠心フィンガ38は幅W2を有し、中央バー54は幅W3を有し、近心フィンガ44は幅W4を有する。これらの幅は、スロット28内のアーチワイヤと係合するように構成されるばねクリップ14の部分を表す。したがって、組み合わせた幅(W2+W3+W4)は、必然的にW1以下であるが、クリップ14が閉鎖位置にあるときに閉塞されるアーチワイヤスロット28の量を表す。一実施形態では、組み合わせた幅は、W1の60%以上である。更なる実施形態では、遠心突起48は、遠心アーム本体36の幅を超えてW2増大し、近心突起50は、近心アーム本体42の幅を超えてW4増大し、組み合わせた幅は、より高い割合のW1である。例示的な一実施形態では、遠心突起および近心突起は、遠心アーム本体36および近心アーム本体42のそれぞれの幅の少なくとも2倍幅広であり、組み合わせた幅はW1の80%以上である。更なる例示的実施形態では、例えば図1〜図6に示すように、組み合わせた幅は、W1の85%以上である。更なる実施形態では、中央バー54、遠心フィンガ38、および近心フィンガ44のうちの1つ以上の拡張によって、組み合わせた幅はW1の90%以上である。これらの実施形態は例示にすぎず、W2、W3、およびW4を構成する構成要素の更なる形態は本開示の範囲内でありながら認識されることが理解されるであろう。したがって、実施形態は、アーチワイヤスロットの大部分にわたるブラケットの遠心、近心、および中央にかけられた別個の係合力の利点を示している。
中央アームバー52および端部バー54は例示的に、中央開口部62を画定する。中央開口部62は例示的に、端部バー54によって画定されるように略平坦であり得る第1の端部64と、形状が丸くなり、かつ中央アームバー52および基部バー60に成形された湾曲によって画定され得る第2の端部66とを含む。中央開口部62は例示的に、本開示の範囲内に依然としてとどまりながら、他の形状を取り得ることが認識されるであろう。
図5は、本明細書に更に詳細に記載するように、ブラケットキャップ16の例示的実施形態の斜視図である。ブラケットキャップ16は、略平坦な上面68を有する。例示的な歯肉側では、ブラケットキャップ16は、アーチワイヤスロット側70を含む。アーチワイヤスロット側70の反対側には、ブラケットキャップは先端が2つのタイウィングキャップ72になる。ブラケットキャップ16は、図1〜図3に示すようにブラケット本体12と嵌め合い係合するように構成される。このような係合では、アーチワイヤスロット側70は、ブラケット本体12内のアーチワイヤスロット28の咬合側壁27と整列され、タイウィングキャップ72の各々はブラケット本体12のそれぞれのタイウィング74と整列する。
ブラケットキャップ16は、支柱孔76を更に含んでおり、この支柱孔はブラケットキャップ16を貫通して延在し、本明細書に更に詳細に記載するように、ブラケット本体12上で支柱78と係合するように構成される。
図6は、ブラケット本体12の例示的実施形態の種々の図を示す。ブラケット本体12は、複数の係止突起、例示的に歯肉側係止突起80および咬合側係止突起82を更に含んでおり、ばねクリップの遠心アーム(図示せず)が摺動する遠心チャネル84、およびばねクリップの近心アーム(図示せず)が摺動する近心チャネル86の中にそれぞれ延在する。係止突起80、82は、ばねクリップ14(図4)の遠心突起48および近心突起50と弾性的に係合する。本明細書に更に詳細に記載するような他の特徴に加えて、ブラケット本体12の係止突起80および82とのばねクリップの遠心突起および近心突起の係合は、ばねクリップの開放位置を画定する。一方、アーチワイヤスロット28のそれぞれの歯肉側88との遠心フィンガ38および近心フィンガ44の係合、ならびに咬合側係止突起82の咬合側端部90との基部バー60の係合は、ばねクリップの閉鎖位置を画定する。
ブラケット本体12は、図1〜図3に示すように、ばねクリップの中央アーム34が摺動する中央アームチャネル92を更に含む。係止突起94は、中央チャネル92内に位置し、例示的に中央チャネル床96から上方に延在しており、この中央チャネル床はばねクリップの中央アーム34が摺動可能に係合する表面である。係止突起94は例示的に、ばねクリップの中央開口部62内で摺動可能に受容され得るように寸法決めされる。ばねクリップ14の中央開口部62が係止突起94上に配置されるとき、中央アーム34は、中央チャネル92内で摺動可能に受容される。係止突起94は、中央開口部62を貫通して延在し、ばねクリップ14が開放位置にあるとき、係止突起94は中央開口部62の第1の端部64と係合し、この係合は中央アーム34の端部バー54によって具体化することができる。したがって、端部バー54との係止突起94の係合は、ばねクリップの開放位置を更に画定し、画定した開放位置を超えたばねクリップの完全な取り外しを防ぐ。
ブラケット本体12は、アーチワイヤスロット28の咬合側壁27上に肩部98を更に含んでおり、この肩部は遠心チャネル84、近心チャネル86、および中央チャネル92の各々をアーチワイヤスロット28に効果的に移行する。実施形態では、遠心アーム30、近心アーム32、および中央アーム34のそれぞれの移行部40、46、および58は例示的に、S字湾曲として成形され、これらの移行部はばねクリップが構築される弾性材料により、ばねクリップが開放位置に動かされ、かつそれぞれの遠心チャネル84、近心チャネル86、または中央チャネル92の中に引き込まれるときに概ね平らになる。遠心チャネル84、近心チャネル86、および中央チャネル92は更に、ブラケット本体に固定されたブラケットキャップ16によって唇側に画定されることが更に認識されるであろう。ばねクリップが閉鎖位置に動かされると、移行部のS字湾曲は、それらの通常の形態に戻り、肩部に対して付勢力を生み出して閉鎖位置でばねクリップを保持する。
加えて、例示的実施形態では、アームの少なくともいくつかは、クリップが閉鎖位置にあるときにアーチワイヤスロットから逃げるアーチワイヤに対して更に補強される。これは、ブラケットの実施形態の改善された結紮強度およびロバスト性を達成することができる。図1〜図6に示した例示的実施形態では、キャップ16は、顔面−舌側寸法でアーム30、32、34の各々に対して弾性力を与える。これは、任意のアーム30、32、34に対してアーチワイヤから顔面−舌側寸法であらゆる力に抵抗する短いモーメントアームを作り出す。短いモーメントアームは、この力に抵抗するアームの強度を高める。加えて、いくつかの実施形態では、キャップ16のアーチワイヤスロット側70は、このモーメントアームを更に最小限にするアーチワイヤスロット28の咬合側壁27と一直線になり得る。類似の利点を有する類似の形態および実施形態は、図7〜図11に関して図示および記載のブラケットの実施形態で実施することができるが、このような実施形態では、キャップ114は近心アーム30および遠心アーム32と係合する。
ブラケットキャップ16は、タイウィングキャップ72の間に延在する工具切り欠き100を更に含む。工具切り欠き100は例示的に、少なくとも2つの半径を含む3つの湾曲部によって画定された複雑な湾曲として画定することができる。ばねクリップが閉鎖位置にあるとき、ばねクリップ14の中央開口部62の第2の端部66は、中央開口部62の第2の端部66を有する歯科矯正医の工具先端(図示せず)によってアクセスを促進するように工具切り欠き100と整列され、その結果、歯科矯正医は歯科矯正用工具の先端で開口力をかけて、ブラケット本体の肩部に対するばねクリップのアームの移行部、ならびに基部のそれぞれの歯肉側係止突起に対する遠心および近心突起の例示的な付勢力を克服して、ばねクリップを開放位置に移動させることができる。
例示的実施形態では、歯科矯正用工具は、ブラケット本体とばねクリップとの間にてこを作り出して、ばねクリップを閉鎖位置から開放位置に移動させる。工具先端は、中央開口部を貫通して延在し、中央開口部62を通じてブラケット本体と係合する。歯科矯正医は、ねじれまたは回転移動を使用して、ブラケット本体に対して歯肉方向に力をかけ、ばねクリップに対して咬合方向に力をかける。これらの力は、閉鎖位置でのばねクリップの付勢力を克服して、ばねクリップを開放位置に移動させる。しかしながら、これは、工具からの力が互いに概ね対向し、工具先端のみが咬合方向での力でばねクリップと係合する実施形態とは対照的に患者があまり力を感じない小さい力を生じるときに、改善された患者の快適さを提供することができる。
自己結紮式ブラケット10の第1の実施形態の上述の構造的特徴は、ブラケット本体12とブラケットキャップ16との間に捕捉されるばねクリップ14を含む自己結紮式ブラケット10を提供するという望ましい特徴を達成する。組み立てにおいて、ばねクリップ14は、例示的に遠心アーム、近心アーム、および中央アームが遠心チャネル、近心チャネル、および中央チャネルでそれぞれ位置決めされる閉鎖位置でブラケット本体12に位置決めされる。ブラケットキャップ16は、ブラケット本体12に固定され、ブラケット本体12とブラケットキャップ16との間で移動可能にばねクリップ14を固定する。ブラケットキャップの支柱孔76がブラケット本体の支柱78と係合するとき、ブラケットキャップ16は、例示的に溶接またはろう接によってブラケット本体12に固定することができる。これは、ブラケット本体12に固定され、かつ係止突起94の上部と接触するブラケットキャップ16を示す図3に図示される。図3に見ることができるように、遠心チャネル、中央チャネル、(および近心チャネル)は例示的に、ばねクリップがそれぞれのチャネル内で摺動可能であるようにばねクリップ14の厚さと同じ高さである。固定されると、ブラケットキャップ16は、ブラケットキャップ16とブラケット本体12との間に摺動可能な係合でばねクリップ14を捕捉する。ばねクリップ14は、ばねクリップ14が開放位置に動かされるときの係止突起94との端部バー54の係合、および中央チャネル92上のブラケットキャップ16の固定により、接合されたブラケット本体12およびブラケットキャップ16から取り外すことができない。
図3は、閉鎖形態での自己結紮式ブラケット10の例示的実施形態を示す図1Aの線3−3に沿って取った側断面図である。図1C、図2C、および図3に示すように、アーチワイヤスロット28は、咬合側壁27、歯肉側壁29、および底壁31によって画定される。例示的実施形態では、アーチワイヤスロット28は、標準矩形アーチワイヤのより大きい直径と一致する0.022インチ幅を有するが、アーチワイヤスロット28の他の寸法または形態が本明細書の実施形態で開示されるときに使用され得ることが認識されるであろう。
上述したように、ばねクリップ14が閉鎖位置にあるとき、それぞれの遠心アーム30、近心アーム32、および中央アーム34は、それぞれの遠心移行部40、近心移行部46、および中央移行部58で曲がり、その結果、遠心フィンガ38、近心フィンガ44、および中央フィンガ54はばねクリップ14の他の部分よりアーチワイヤスロット28の底面31により近い位置でアーチワイヤスロットの中に位置する。ばねクリップ14のそれぞれのフィンガ38、44、54の底面とアーチワイヤスロット28の底面31との間の距離D1は、ばねクリップ14によるアーチワイヤの能動的係合に必要なアーチワイヤの最小直径を確定する。したがって、D1より小さい直径を有するアーチワイヤが使用される場合、ばねクリップ14は、例えば歯から離れて唇方向への力によって、アーチワイヤがアーチワイヤスロット28内の着座状態から既に押し出されているならば、アーチワイヤとのみ能動的に係合する。
ワイヤとブラケットとの間の矯正力/相互作用力がないようにワイヤがアーチワイヤスロット内に整列する仮説例を挙げることで、クリップとワイヤとの間の考えられる相互作用を説明する。アーチワイヤスロットの底面とスロットの中に延在するクリップの部分との距離(D1)より小さい直径を有するアーチワイヤとともに能動的自己結紮式ブラケットが使用されるとき、能動的自己結紮式ブラケットは受動的ブラケットとして効果的に動作する。しかしながら、アーチワイヤスロットの底面とクリップとの間の距離(D1)より大きい直径のアーチワイヤとともに使用されるとき、クリップはアーチワイヤと係合し、着座力をかける。したがって、能動的自己結紮式ブラケットは、閉鎖位置でアーチワイヤスロットおよびクリップによって画定された内腔の断面寸法が、アーチワイヤスロットが受容するように構成される少なくとも1つのアーチワイヤの断面寸法より小さいブラケットであってもよい。
受動的自己結紮式ブラケットは、閉鎖位置でアーチワイヤスロットおよびクリップによって画定された内腔の断面寸法が、アーチワイヤスロットが受容するように構成される最大のアーチワイヤの断面寸法より大きいブラケットであってもよい。したがって、受動的自己結紮式ブラケットのクリップは、治療中にいかなるサイズのアーチワイヤとも係合しない。受動的自己結紮式ブラケットは、歯への矯正力の移動を改善することができる弾性結紮および能動的クリップと比較して、ブラケットのアーチワイヤとの相互作用に対してあまり制御しないが、最小摩擦で(他がすべて等しい場合)そのように制御する。いくつかの実施形態では、受動的自己結紮式ブラケットの内腔は、硬いレッジまたはブラケット本体の他の部分によって更に画定することができ、この部分は閉鎖位置でアーチワイヤスロットの底面とクリップとの間の最小距離を画定するようにクリップと係合する。ブラケット本体のこの構造とクリップの係合は、クリップ自体の形状または他の物理的特性と無関係にこの最小距離を制限することができる。
例として、ブラケットは、0.018インチの顔面−舌側寸法での直径を有するアーチワイヤ、および0.022インチの顔面−舌側寸法での直径を有するアーチワイヤでの使用に設計されてもよい。このような例では、能動的自己結紮式ブラケットの実施形態は、閉鎖位置でのクリップが少なくとも0.022インチの距離(D1)まで曲げることができる間、内腔内の前述の距離(D1)が0.022以下であるブラケットであってもよいが、受動的自己結紮式ブラケットは、内腔内の前述の距離(D1)がクリップの可撓性または剛性と無関係に0.022インチを超えるブラケットである。
加えて、一実施形態では、遠心アーム30の端部39、近心アーム32の端部45、および中央アーム54の端部55のうちの少なくとも1つは、ばねクリップが閉鎖位置にあるときにアーチワイヤスロット28の歯肉側壁29と係合し、ばねクリップ14が開放位置にあるとき、端部39、45、55は、アーチワイヤスロット28の咬合側壁27から咬合方向にブラケット本体の中に引き込まれる。別の実施形態では、遠心アーム30の端部39、近心アーム32の端部45、および中央アームの端部55は、歯肉側壁29の平面を超えて歯肉方向に延在するか、または先端が歯肉側壁29からの咬合方向である。いずれの場合も、クリップが開放位置にあるとき、アームのそれぞれの端部39、45、55は、咬合側壁27から咬合方向に引き込まれる。
記載した特徴のいくつかの実施形態は、自己結紮式ブラケットのクリップが一般に、ブラケットの他の部分との係合から取り外される場合、患者の口内で失われ、患者に飲み込まれることになり、または患者の口の中に擦り傷を生じることになり得る、金属の小片であるという点で更なる利点を提示する。したがって、クリップが開放位置にあるばねクリップを確実に保持するブラケットは有益である。加えて、ブラケットの他の部分との係合におけるばねクリップの保持は、ばねクリップが適所から移動することができないときに、ばねクリップへの損傷の危険性を最小限にすることができる。
図7〜図11は、自己結紮式ブラケット110の第2の例示的実施形態を示す。図1〜図6に関して使用および上述したとき、図7〜図11の類似の参照番号は、類似の構造を特定するために本明細書で更に使用されることが認識されるであろう。
自己結紮式ブラケット110は、ブラケット本体112と、ばねクリップ14と、ボンディングパッド18とを含む。ブラケット本体112は、アーチワイヤスロット28と、タイウィング74とを含む。アーチワイヤスロット28は、咬合側壁27、歯肉側壁29、および底壁31によって画定される。咬合側壁27、歯肉側壁29、および底壁31は、ブラケット110の中に受容され得る最大の直径またはアーチワイヤを画定する。
自己結紮式ブラケット110の切り欠き図である図9および図10に最良に示すように、ブラケット本体112は、歯肉側係止突起80および咬合側係止突起82を含む。歯肉側係止突起80および咬合側係止突起82はそれぞれ、少なくともばねクリップ14の厚さが唇の寸法で遠心チャネル84および近心チャネル86を画定するように唇方向に延在する。歯肉側係止突起80および咬合側係止突起82は、ばねクリップ14の遠心アーム30が摺動可能に受容される遠心チャネル84、およびばねクリップ14の近心アーム32が摺動可能に受容される近心チャネル86の中に延在する。ブラケット本体112は、ばねクリップ14の中央アーム34が摺動可能に移動する中央チャネル92を更に含む。
前述のように、中央アーム34は、中央アームバー52を含んでおり、この中央アームバーはそれぞれの中央アームバー52の歯肉側端部56を連結する端部バー54で終端する。ばねクリップは、ばねクリップ14の中央アームバー52、端部バー54および基部バー60によって境界を画された中央開口部62を更に画定する。中央開口部62は例示的に、第1の端部64と第2の端部66との間に画定される。本明細書に更に詳細に記載するように、中央開口部62の第1の端部64および第2の端部66は例示的に湾曲形状である。しかしながら、本開示の範囲内にとどまりながら、本実施形態および他の実施形態において第1の端部64および第2の端部66の他の形状が使用され得ることが認識されるであろう。
遠心アーム30は遠心移行部40を含み、近心アーム32は近心移行部46を含み、中央アーム34は中央移行部58を含む。移行部40、46、および58の各々は例示的に、S字湾曲として成形されるが、他の構成は本開示から認識されるであろう。
図7および図8に戻って参照すると、ブラケット本体112は、ブラケット本体112の一体部品であるタイウィングキャップ114を含む。タイウィングキャップ114は例示的に、歯肉側係止突起80および咬合側係止突起82から延在し、例示的に中央チャネル92を露出したままにしながら、それぞれの遠心チャネル84および近心チャネル86上を覆う。
ブラケット本体112は、中央チャネル92のチャネル床96から延在する係止突起116を更に含む。係止突起116は、歯肉側肩部118および咬合側ランプ120を更に含む。
動作中、自己結紮式ブラケット110は、ばねクリップ14をブラケット本体112の咬合側に挿入し、かつ遠心アーム30および近心アーム32をブラケット本体112のそれぞれの遠心チャネル84および近心チャネル86内で摺動することによって組み立てられる。ばねクリップ14が挿入されるとき、遠心アーム30および近心アーム32は、近心−遠心寸法で変形し、その結果、それぞれの遠心突起48および近心突起50は、ばねクリップが閉鎖位置に動かされるとき、最初に咬合側係止突起82、その後、歯肉側係止突起80の周りを通すことができる。
ばねクリップ14が歯肉方向に進むとき、端部バー54は、係止突起116の咬合側ランプ120と係合する。咬合側ランプ120は、中央開口部62の第1の端部64が係止突起116の歯肉側肩部118上を通過するまで、例示的な顔面方向に外方へ中央アーム34を変形させる。
上述のように、ばねクリップ14が例示的な歯肉方向に更に進む場合、ばねクリップのアームのそれぞれの移行部40、58、および46は、肩部98上を通過し、遠心フィンガ38、端部バー54、および近心フィンガ44は、移行部40、46、および58が正常な位置に戻るとき、アーチワイヤスロット28の中に、かつそれにわたって延在する。この位置では、遠心フィンガ端部39および近心フィンガ端部45は、アーチワイヤスロット28の歯肉側壁29と係合する。
図7、図9、および図11に最良に示すように、ばねクリップ14が閉鎖位置から開放位置に動かされるとき、遠心アーム30および近心アーム32は、図1〜図6に関して上述したことと同じように動作する。中央アーム34は、中央アーム34が第1の実施形態(図1〜図6)と同様にブラケットキャップ16によってブラケット本体112と係合して保持されないような代替的方式で動作する。そうではなく、中央アーム34の移行部58が閉鎖位置から開放位置に肩部98を超えて移動するように変形されるとき、中央開口部62の第1の端部64に対する歯肉側肩部118の係合と併せて端部バー54に内方または例示的に舌側の力がかけられる。これらの2つ係合を組み合わせて、端部バー54が係止突起116の歯肉側肩部118を超えて移動することができないようにする。中央開口部62の第1の端部64と係止突起116の歯肉側肩部118の係合は、クリップ14の更なる咬合側移動を防ぐ。肩部98の上部および/または係止突起92のチャネル床96の歯肉側に対して端部バー54を押し付ける移行部58の力は、中央バー54が表面的に移動するのを防いで係止突起92上で移動させる。したがって、図7および図9に例示的に示すように、ばねクリップ14が開放位置にあるとき、ばねクリップ14は、例示的な咬合方向での任意の更なる移動から保持され、このような移動は係止突起116を超えて移動する顔面方向での端部バー54に対して、かつ咬合側係止突起82とのそれぞれの係合から遠心突起48および近心突起50をそれぞれ移動させる近心−遠心寸法で外方に遠心アーム30および近心アーム32に対して、更なる変形力を要求するようにする。このような力の組み合わせを開放位置でばねクリップに実際に加えることができないように、ばねクリップ14は、ブラケット本体112と係合して効果的にロックされ、自己結紮式ブラケット110の1つ以上の構成要素に損傷を与えずに着脱可能ではない。
本明細書に記載するような自己結紮式ブラケットは、その取り外しを防ぐように移動可能にブラケット本体に固定されるクリップを提供することによって現在の自己結紮式ブラケットの解決策に勝る利点を提示する。
本明細書に記載するような自己結紮式ブラケットは、スロットの遠心端、スロットの近心端、およびスロットの中央での少なくとも2つの位置、ならびにいくつかの実施形態ではそれらの3つの位置でアーチワイヤスロット内に位置決めされたアーチワイヤと別々に係合することによって改善された能動的結紮を更に提供することができる。使用中、アーチワイヤは、アーチワイヤスロットとクリップとの不均一な相互作用を必然的に経験する。この相互作用の不均衡により、歯を所望の矯正位置に向かわせる。歯が矯正位置にあって初めて(特定のアーチワイヤ寸法で達成することができるとき)、アーチワイヤスロット内で自由に移動することができる。したがって、本明細書に開示するようなばねクリップは、歯/ブラケットへのトルクがアーチワイヤをクリップと不均一に相互作用させるとき、各スロットでアーチワイヤに対して作用力を個別に与えることができる。別個のアームは、独立してワイヤと係合し、それ故に治療中に各アームによる係合を維持する。
本明細書に記載するような自己結紮式ブラケットは、作用力の前述の少なくとも2つの領域、いくつかの実施形態では3つの独立した領域を提供するが、同様に、中央バー、ならびに遠心および近心フィンガの遠心突起および近心突起により、全アーチワイヤスロット幅のかなりの幅にわたってアーチワイヤと係合する。本明細書に開示するような実施形態は、アーチワイヤスロット幅の60%、80%、85%超、または90%超にわたるアーチワイヤと係合することができる。したがって、本明細書に開示するブラケットは能動的結紮力の3つの独立した領域を提供することができるが、このような力はまた、アーチワイヤスロットおよびブラケットの幅のかなりの部分にわたって加えられる。遠心突起および近心突起は、開放位置でばねクリップを保持し(歯肉側突起との係合による)、ばねクリップをブラケット本体に保持し(咬合側突起との係合による)、かつアーチワイヤとの係合領域を増大させる多機能を果たす。
本開示は、切歯または犬歯での使用に構成される実施例など、ブラケットの特定の実施例を使用しているが、本明細書に使用するとき、自己結紮式ブラケットは同様に、頬側管、変形可能な歯科矯正用器具、および/または本明細書に記載するような自己結紮式クリップを含み得る他の歯科矯正用器具を例示的に指すことが認識されるであろう。
患者の身体での特定の例示的な配向に関して、これらに限定されないが、咬合側、歯肉側、近心、遠心、頬側、唇側、舌側、顔面を含む特定の相対的な方向を示す用語を本発明の説明の中で使用している。これらは例示にすぎず、同じ機能を有するブラケットは任意の特定の患者に異なって配向され得ることが認識されるであろう。
本明細書は実施例を用いて、最良の形態を含む本発明を開示し、当業者が本発明を作製および使用することをできるようにする。一実施形態に関して本明細書に記載した特徴は、開示した本発明の範囲内にとどまりながら、本明細書の他の実施形態に関して開示した特徴と組み合わされ得ることが認識されるであろう。本発明の特許性のある範囲は、特許請求の範囲に定義され、当業者に想到される他の実施例を含むことができる。このような他の実施例は、特許請求の範囲の文言と異ならない構造的要素を有する場合、または、特許請求の範囲の文言と非実質的相違を有する均等の構造的要素を含む場合、特許請求の範囲内であることが意図される。

Claims (20)

  1. 近心側および遠心側を有するブラケット本体であって、前記ブラケット本体の前記近心側から前記遠心側に延在するアーチワイヤスロットと、前記ブラケット本体の中に延在する近心チャネルと、前記ブラケット本体の中に延在する遠心チャネルと、前記近心チャネルと前記遠心チャネルとの間で前記ブラケット本体の中に延在する中央チャネルとを備える、ブラケット本体と、
    遠心アーム本体および遠心フィンガを備える遠心アームと、近心アーム本体および近心フィンガを備える近心アームと、中央アームバーによって連結された第1の中央アーム本体および第2の中央アーム本体を備える中央アームとを備える、ばねクリップと、
    を備え、
    前記ばねクリップが開放位置と閉鎖位置との間で移動可能であり、前記開放位置では、前記アーチワイヤスロットが非閉塞であり、前記閉鎖位置では、前記遠心フィンガ、前記近心フィンガ、および前記中央アームバーが前記アーチワイヤスロットを閉塞するように前記アーチワイヤスロットの中に、かつ前記アーチワイヤスロットにわたって延在する、
    自己結紮式ブラケット。
  2. 前記ブラケット本体の上に固定され、かつ前記遠心チャネルおよび前記近心チャネルを少なくとも部分的に画定する、少なくとも1つのブラケットキャップを更に備える、請求項1に記載の自己結紮式ブラケット。
  3. 前記少なくとも1つのブラケットキャップは、前記ブラケット本体と一体的に形成され、かつ前記遠心チャネルを少なくとも部分的に画定する遠心ブラケットキャップと、前記ブラケット本体と一体的に形成され、かつ前記近心チャネルを少なくとも部分的に画定する近心ブラケットキャップとを備える、請求項2に記載の自己結紮式ブラケット。
  4. 前記少なくとも1つのブラケットキャップは、前記遠心チャネル、中央チャネル、および近心チャネルにわたって前記ブラケット本体に固定された単一のブラケットキャップである、請求項2に記載の自己結紮式ブラケット。
  5. 前記中央チャネルから延在し、かつ前記ばねクリップの中央開口部内に受容された係止突起を更に備え、前記中央開口部が前記第1の中央アーム本体、前記第2の中央アーム本体、および前記中央アームバーによって画定される、請求項1〜4のいずれかに記載の自己結紮式ブラケット。
  6. 前記ばねクリップは、前記中央開口部および前記中央チャネルの上に固定された前記ブラケットキャップを貫通して延在する前記係止突起によって、前記遠心チャネル、近心チャネル、および中央チャネル内に移動可能に捕捉される、請求項5に記載の自己結紮式ブラケット。
  7. 前記遠心フィンガ、近心フィンガ、および中央アームバーの近心−遠心寸法での組み合わせた幅は、前記近心−遠心寸法での前記アーチワイヤスロットの幅の少なくとも60%である、請求項1〜5のいずれかに記載の自己結紮式ブラケット。
  8. 前記遠心フィンガは、近心方向に延在する遠心突起を備え、前記近心フィンガは、前記遠心方向に延在する近心突起を備える、請求項1〜7のいずれかに記載の自己結紮式ブラケット。
  9. 前記ブラケット本体は、
    前記遠心チャネル内で遠心に延在する第1の歯肉側突起と、
    前記近心チャネル内で近心に延在する第2の歯肉側突起と、
    前記遠心チャネル内で遠心に延在する第1の咬合側突起と、
    前記近心チャネル内で近心に延在する第2の咬合側突起と、
    を更に備え、
    前記遠心アームの前記遠心突起が前記第1の歯肉側突起および前記第1の咬合側突起と係合し、前記近心アームの前記近心突起が前記第2の歯肉側突起および前記第2の咬合側突起と係合して、前記開放位置で前記ばねクリップを拘束する、請求項1〜8のいずれかに記載の自己結紮式ブラケット。
  10. 前記遠心フィンガ、近心フィンガ、および中央アームバーの前記近心−遠心寸法での組み合わせた幅は、前記近心−遠心寸法での前記アーチワイヤスロットの前記幅の少なくとも85%である、請求項1〜9のいずれかに記載の自己結紮式ブラケット。
  11. 前記ばねクリップが閉鎖位置にあるとき、前記遠心フィンガ、前記近心フィンガ、および前記中央アームバーは、前記遠心フィンガと前記近心フィンガと前記中央アームバーと前記アーチワイヤスロットの底壁との間の距離が前記アーチワイヤスロット内に受容されるように構成された少なくとも1つのアーチワイヤの類似の寸法より小さいような位置まで前記アーチワイヤスロットの中に延在する、請求項1〜10のいずれかに記載の自己結紮式ブラケット。
  12. 前記ばねクリップは、
    前記遠心アーム本体と前記遠心フィンガとの間の遠心移行部と、
    前記近心アーム本体と前記近心フィンガとの間の近心移行部と、
    前記第1の中央アーム本体と前記中央アームバーとの間の第1の中央移行部と、
    前記第2の中央アーム本体と前記中央アームバーとの間の第2の中央移行部と、
    を更に備え、
    前記遠心アーム本体、近心アーム本体、第1の中央アーム本体、および第2の中央アーム本体がすべて、第1の平面内で同一平面であり、前記遠心フィンガ、近心フィンガ、および前記中央アームバーがすべて、第2の平面内で同一平面であり、前記第1の平面が前記第2の平面とは異なる、請求項1〜11のいずれかに記載の自己結紮式ブラケット。
  13. 前記遠心チャネルと前記アーチワイヤスロットとの間の遠心肩部と、
    前記近心チャネルと前記アーチワイヤスロットとの間の近心肩部と、
    前記中央チャネルと前記アーチワイヤスロットとの間の中央肩部と、
    を更に備え、
    前記ばねクリップが閉鎖位置にあるとき、前記遠心移行部が前記遠心肩部と弾性的に係合し、前記近心移行部が前記近心肩部と弾性的に係合し、前記第1および第2の中央移行部が前記中央肩部と弾性的に係合して、前記閉鎖位置で前記ばねクリップを付勢する、請求項12に記載の自己結紮式ブラケット。
  14. 前記中央チャネルから延在し、かつ前記ばねクリップの中央開口部内に受容される、係止突起を更に備え、前記中央開口部が前記第1の中央アーム本体、前記第2の中央アーム本体、および前記中央アームバーによって画定される、請求項1〜4および請求項6〜13のいずれかに記載の自己結紮式ブラケット。
  15. 前記係止突起は、前記アーチワイヤスロットから離れて配向したランプ部を備え、前記ランプ部が前記中央アームバーと係合して、前記中央アームバーを前記係止突起の上に移動させて、前記係止突起を前記ばねクリップの前記中央開口部内に位置決めするように構成される、請求項14に記載の自己結紮式ブラケット。
  16. 前記中央開口部が前記アームバーによって画定された第1の端部と、前記第1の端部と対向する第2の端部とを備え、前記第2の端部が歯科矯正用工具によって係合されて、前記ばねクリップを前記閉鎖位置から前記開放位置に移動させるように構成され、
    前記ばねクリップが前記開放位置にあるとき、前記第1の端部が前記係止突起と係合し、前記第2の端部が前記係止突起との係合がなく、前記ばねクリップが前記閉鎖位置にあるとき、前記第1の端部および前記第2の端部が両方とも、前記係止突起との係合がない、
    ことを更に含む、請求項14に記載の自己結紮式ブラケット。
  17. 前記遠心チャネル内で遠心に延在する第1の歯肉側突起と、
    前記近心チャネル内で近心に延在する第2の歯肉側突起と、
    前記遠心チャネル内で遠心に延在する第1の咬合側突起と、
    前記近心チャネル内で近心に延在する第2の咬合側突起と、
    を更に備え、
    前記遠心アームの前記遠心突起が前記第1の歯肉側突起および前記第1の咬合側突起と係合し、前記近心アームの前記近心突起が前記第2の歯肉側突起および前記第2の咬合側突起と係合して、前記開放位置で前記ばねクリップを拘束する、請求項16に記載の自己結紮式ブラケット。
  18. 前記遠心アーム本体と前記遠心フィンガとの間の遠心移行部と、
    前記近心アーム本体と前記近心フィンガとの間の近心移行部と、
    前記第1の中央アーム本体と前記中央アームバーとの間の第1の中央移行部と、
    前記第2の中央アーム本体と前記中央アームバーとの間の第2の中央移行部と、
    を更に備え、
    前記ばねクリップが前記閉鎖位置にあるとき、前記遠心アーム本体、近心アーム本体、第1の中央アーム本体、および第2の中央アーム本体がすべて、第1の平面内で同一平面であり、前記遠心フィンガ、近心フィンガ、および前記中央アームバーがすべて、第2の平面内で同一平面であり、前記第1の平面が前記第2の平面とは異なり、
    前記ばねクリップが前記開放位置にあるとき、前記中央アームバーによって画定された前記中央開口部の第1の端部が前記係止突起と係合し、前記第1および第2の移行部が前記中央アームバーを付勢してチャネル床または前記中央チャネルと係合する、請求項14に記載の自己結紮式ブラケット。
  19. 前記ばねクリップが前記開放位置にあるとき、前記遠心フィンガが前記遠心チャネルの中に引き込まれ、前記近心フィンガが前記近心チャネルの中に引き込まれ、
    前記遠心チャネルが前記遠心アームと係合して前記遠心アームを平坦化し、その結果、前記遠心アーム本体および前記遠心フィンガが前記遠心チャネル内で同一平面であり、前記近心チャネルが前記近心アームと係合して前記近心アームを平坦化し、その結果、前記近心アーム本体および前記近心フィンガが前記近心チャネル内で同一平面である、
    ことを更に含む、請求項18に記載の自己結紮式ブラケット。
  20. 前記ブラケット本体は、前記遠心側に遠心タイウィングと、前記近心側に近心タイウィングとを備え、前記遠心チャネルは前記ブラケット本体の前記遠心側から前記遠心タイウィングの中に延在し、前記近心チャネルは前記本体の前記近心側から前記近心タイウィングの中に延在し、前記中央チャネルは前記遠心タイウィングと前記近心タイウィングとの間の前記ブラケット本体の中に延在する、請求項1〜19のいずれかに記載の自己結紮式ブラケット。
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