JP5435664B2 - 無線lan用通信装置、動作モード切替方法およびプログラム - Google Patents

無線lan用通信装置、動作モード切替方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は無線LAN用通信装置、動作モード切替方法およびプログラムに関し、特に複数の動作モードを、使用状況に合わせて容易に設定しうる無線LAN用通信装置などに関する。
無線LAN(Wireless Local Area Network)は、ネットワーク接続の一形態として既に広く普及している。特にIEEE(米国電気電子学会)802.11a/b/g/nの各規格に準拠した無線LAN用通信装置は、多くのパーソナルコンピュータやモバイル端末、携帯用ゲーム機などに標準的に搭載されて利用されるに至っている。802.11a/b/g/nの各規格間の相違点は、主に使用周波数帯域や最大通信速度などの違いである。以後、これらの規格を総称して802.11シリーズという。
無線LAN用通信装置は、大きく分けてインターネット側のアクセスポイント(親機)とローカルコンピュータ側のクライアント(子機)という2種類に分かれるが、1台の無線LAN用通信装置で親機と子機の両方の動作モードで動作が可能なものも数多く存在する。また、これら以外に、親機同士が相互に通信しあうことによって、親機から直接電波が届きにくい所にいる子機に対しても通信を可能とする動作モードも存在する。これをWDS(Wireless Distribution System)モード(中継機モード)という。
図6は、一般的な無線LANで、無線LAN用通信装置の各動作モードについて示す説明図である。無線LAN900は、親機モードで動作する無線LAN用通信装置910、子機モードで動作する無線LAN用通信装置920、および中継機モードで動作する無線LAN用通信装置930が、802.11シリーズに準拠した無線通信によって相互に接続されて構成される。
無線LAN用通信装置910(親機)は、インターネット911と直接接続され、また有線接続によってパーソナルコンピュータ912と接続することもできる。無線LAN用通信装置920(子機)は、パーソナルコンピュータ921と有線接続されている。無線LAN用通信装置910(親機)と無線LAN用通信装置920(子機)の間には高い壁などのような障害物940があるので、無線LAN用通信装置910(親機)と無線LAN用通信装置920(子機)とが直接無線通信することは困難である。
無線LAN用通信装置930(中継機)は、無線LAN用通信装置910(親機)と無線LAN用通信装置920(子機)のいずれからも直接無線通信が可能な位置に配置されている。無線LAN用通信装置930(中継機)は、無線LAN用通信装置920(子機)からの無線信号を無線LAN用通信装置910(親機)に向けて中継し、逆に無線LAN用通信装置910(親機)からの無線信号を無線LAN用通信装置920(子機)に向けて中継する。
これによって、障害物940があって直接無線通信することのできない無線LAN用通信装置910(親機)と無線LAN用通信装置920(子機)とが、無線LAN用通信装置930(中継機)を介して、障害物940を迂回して無線通信することが可能となり、これによって無線LAN用通信装置920(子機)側のパーソナルコンピュータ921はインターネット911やパーソナルコンピュータ912と接続することができる。
中継機モードは、現時点では通常の802.11シリーズの一般化された規格に含まれていないので、無線LAN用通信装置のメーカーや機種が異なると通信できない場合がある。しかしながら、今後制定もしくは改版される各規格によって、各メーカー共通の規格として標準化される可能性はある。
これに関連する技術として、以下の各々がある。その中でも特許文献1には、中継機として動作する無線LAN用通信装置で、空きチャネルを検索してそのチャネルで通信を行うという技術が記載されている。特許文献2には、無線LANの設定を、セキュリティを確保しつつ自動的に行うという技術が記載されている。
特許文献3には、親機と子機との間で動作を切り替え可能な無線LAN用通信装置で、無線もしくは有線で受信したパケットの種類に応じて、親機と子機との間で動作を切り替えるという技術が記載されている。特許文献4には、やはり親機と子機との間で動作を切り替え可能な無線LAN用通信装置で、子機からデータを受信した場合に親機として動作するという技術が記載されている。
特許文献5には、他装置から受信した周期メッセージ(ビーコン)に応じて、親機と子機との間で動作を切り替えるという技術が記載されている。特許文献6には、受信したDHCPパケットの内容に応じて、親機と子機との間で動作を切り替えるという技術が記載されている。非特許文献1には、上記の各動作モードを含んだ無線LANに係る技術の概要が記載されている。
特開2007−006069号公報 特開2009−124751号公報 特開2010−166222号公報 特開2010−183175号公報 特開2010−258619号公報 特開2010−278851号公報
「無線LAN|基礎知識」、アライドテレシス株式会社、[平成23年10月21日検索]、インターネット<URL:http://www.allied-telesis.co.jp/products/list/wireless/knowl.html>
上記した親機モード、子機モード、中継機モードの各動作モードで動作しうる無線LAN用通信装置は存在するが、そのモード間の切替は通常、装置本体のスイッチを操作することによって行われる。特に無線LAN用通信装置は装置が移動することを前提としたものであるので、装置の移動によって通信状態が変化し、これに応じて動作モードも変化する必要が生じる場合がありうる。この動作モードの設定が正しくないと、正常な通信ができなくなる。
前述の特許文献3〜6は、いずれも他から受信したデータの内容に応じて親機と子機の間で動作を切り替えるという無線LAN用通信装置に関するものである。しかしながら、このような構成だと、他から受信したデータが破損していたり、あるいは正しい内容が含まれていなかったりする場合などに、動作モードを正しく設定することができないという問題がある。この問題を解決しうる構成は、残る特許文献1〜2および非特許文献1にも記載されていない。
本発明の目的は、親機モード、子機モード、中継機モードの各動作モードを、当該機器の使用状況に合わせて容易かつ的確に切り替えて設定しうる無線LAN用通信装置、動作モード切替方法およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る無線LAN用通信装置は、インターネットに有線接続される親機モードと、クライアント装置に有線接続される子機モードとを含む複数の動作モードを備えると共に、これらの各動作モードの内のいずれか1つで動作する機能を備え、これによって同等に機能する他の無線通信装置と連携してクライアント装置とインターネットとの間を無線通信で接続する無線LAN用通信装置であって、動作モードに応じた動作によって無線通信を行う無線通信手段と、クライアント装置との間の有線接続の接続口であるLANポートで有線通信が行われているか否かを当該LANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出するLANポート状態検出部と、インターネットとの間の有線接続の接続口であるWANポートで有線通信が行われているか否かを当該WANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出するWANポート状態検出部と、各動作モードに対応する設定情報を予め記憶している記憶手段と、LANポート状態検出部で検出されたLANポートでの電気信号およびWANポート状態検出部で検出されたWANポートでの電気信号から無線通信の動作モードを決定する動作モード決定部と、決定された動作モードに対応する設定情報を記憶手段から読み出し、この設定情報によって無線通信手段を動作させる無線通信制御部とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る動作モード切替方法は、インターネットに有線接続される親機モードと、クライアント装置に有線接続される子機モードとを含む複数の動作モードを備えると共に、これらの各動作モードの内のいずれか1つで動作する機能を備え、これによって同等に機能する他の無線通信装置と連携してクライアント装置とインターネットとの間を無線通信で接続する無線LAN用通信装置にあって、クライアント装置との間の有線接続の接続口であるLANポートで有線通信が行われているか否かを当該LANポートでの電気信号が導通しているか否かからLANポート状態検出部が検出し、インターネットとの間の有線接続の接続口であるWANポートで有線通信が行われているか否かを当該WANポートでの電気信号が導通しているか否かからWANポート状態検出部が検出し、LANポート状態検出部で検出されたLANポートの状態およびWANポート状態検出部で検出されたWANポートの状態から動作モード決定部が無線通信の動作モードを決定し、動作モード決定部で決定された動作モードに対応する設定情報を無線通信制御部が予め備えられた記憶手段から読み出し、読み出された設定情報によって無線通信制御部が予め備えられた無線通信手段を動作させることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る動作モード切替プログラムは、インターネットに有線接続される親機モードと、クライアント装置に有線接続される子機モードとを含む複数の動作モードを備えると共に、これらの各動作モードの内のいずれか1つを決定する制御手段を備え、これによって同等に機能する他の無線通信装置と連携してクライアント装置とインターネットとの間を無線通信で接続する無線LAN用通信装置にあって、制御手段の備えるコンピュータに、クライアント装置との間の有線接続の接続口であるLANポートで有線通信が行われているか否かを当該LANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出する手順、インターネットとの間の有線接続の接続口であるWANポートで有線通信が行われているか否かを当該WANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出する手順、検出されたLANポートおよびWANポートの状態から無線通信の動作モードを決定する手順、決定された動作モードに対応する設定情報を予め備えられた記憶手段から読み出す手順、および読み出された設定情報によって予め備えられた無線通信手段を動作させる手順を実行させることを特徴とする。
本発明は、上記したように、LANポートおよびWANポートにおける電気信号の導通から有線通信の有無を判断し、これに応じて無線通信の動作モードを判断するように構成したので、他から受信したデータの破損などに起因する誤動作が生じることなく、簡素な構成で動作モードの切替を行うことができる。これによって、親機モード、子機モード、中継機モードの各動作モードを、当該機器の使用状況に合わせて容易かつ的確に切り替えて設定できるという、優れた特徴を持つ無線LAN用通信装置、動作モード切替方法およびプログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線LAN用通信装置の構成について示す説明図である。 図1に示した無線LAN用通信装置の動作モードと接続形態について示す説明図である。 図1に示した無線LAN用通信装置で動作モード決定部が行う動作モードの決定および切替の動作について示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る無線LAN用通信装置の構成について示す説明図である。 図5は、図4に示した無線LAN用通信装置で動作モード決定部が行う動作モードの決定および切替の動作について示すフローチャートである。 一般的な無線LANで、無線LAN用通信装置の各動作モードについて示す説明図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の構成について添付図1〜2に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係る無線LAN用通信装置10は、インターネットに有線接続される親機モードと、クライアント装置に有線接続される子機モードとを含む複数の動作モードを備えると共に、これらの各動作モードの内のいずれか1つで動作する機能を備え、これによって同等に機能する他の無線通信装置と連携してクライアント装置とインターネットとの間を無線通信で接続する無線LAN用通信装置である。この無線LAN用通信装置10は、動作モードに応じた動作によって無線通信を行う無線通信手段12と、クライアント装置との間の有線接続の接続口であるLANポート13で有線通信が行われているか否かを当該LANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出するLANポート状態検出部101と、インターネットとの間の有線接続の接続口であるWANポート14で有線通信が行われているか否かを当該WANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出するWANポート状態検出部102と、各動作モードに対応する設定情報を予め記憶している記憶手段15と、LANポート状態検出部で検出されたLANポートでの電気信号およびWANポート状態検出部で検出されたWANポートでの電気信号から無線通信の動作モードを決定する動作モード決定部104と、決定された動作モードに対応する設定情報を記憶手段から読み出し、この設定情報によって無線通信手段12を動作させる無線通信制御部103とを有する。
ここで、この動作モード決定部104は、WANポート14でインターネットとの間の有線通信が行われているか否かをWANポート状態検出部102で検出された電気信号から判断する機能を有すると共に、このインターネットとの間の有線通信が行われている場合に無線通信制御部に無線通信手段を親機モードで動作させるよう指令し、WANポートでインターネットとの間の有線通信が行われていない場合にLANポート13でクライアント装置との間の有線通信が行われているか否かをLANポート状態検出部101で検出された電気信号から判断する機能を有すると共に、このクライアント装置との間の有線通信が行われている場合に無線通信制御部に無線通信手段を子機モードで動作させるよう指令する。
さらに、親機モードで動作する他の装置と子機モードで動作する他の装置との間の無線接続を中継する中継機モードを備え、動作モード決定部104が、WANポート14でのインターネットとの間の有線通信とLANポート13でクライアント装置との間の有線通信がいずれも行われていないことをLANポート状態検出部101およびWANポート状態検出部102を介して検出した場合に、無線通信制御部103に無線通信手段12を中継機モードで動作させるよう指令する。
そして動作モード決定部104は、LANポート13およびWANポート14のいずれかで有線通信の接続状態に変化が生じたか否かをLANポート状態検出部およびWANポート状態検出部を介して監視する機能を有し、この有線通信の接続状態の変化を検出した場合に、LANポート状態検出部で検出されたLANポートでの電気信号およびWANポート状態検出部で検出されたWANポートでの電気信号から無線通信の動作モードを再び決定してこれを無線通信制御部に指令する。また、電源投入時に、動作モード決定部104がLANポート状態検出部およびWANポート状態検出部を介して検出された電気信号に基づいて無線通信手段の動作モードを決定してこれを無線通信制御部に指令する。
以上の構成を備えることにより、本実施形態に係る無線LAN用通信装置10は、各動作モードを当該機器の使用状況に合わせて容易かつ的確に切り替えて設定できるものとなる。
以下、これをより詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線LAN用通信装置10の構成について示す説明図である。無線LAN用通信装置10は、動作を制御するマイクロプロセッサである制御手段11と、無線通信を介して他の装置と接続する無線通信手段12と、クライアント装置20(パーソナルコンピュータなど)と有線接続する接続口であるLAN(Local Area Network)ポート13と、インターネット30と有線接続する接続口であるWAN(Wide Area Network)ポート14と、各動作モードに対応する設定情報(親機モード設定情報15A、子機モード設定情報15B、中継機モード設定情報15C)をあらかじめ記憶している、ROM(Read-Only Memory)などのような記憶手段15を備える。
制御手段11はマイクロプロセッサであり、コンピュータプログラムを実行する主体となる。そして、この制御手段11は、動作モード切替プログラムが動作することにより、LANポート状態検出部101、WANポート状態検出部102、無線通信制御部103、そして動作モード決定部104の各々として機能する。無線通信手段12は、記憶手段15に記憶された、前述した親機モード、子機モード、中継機モードの各動作モードに対応する設定情報を利用して、該当する動作モードで動作することが可能である。
LANポート状態検出部101は、LANポート13にケーブルが接続され、そこに電気信号が流れているか否かを検出する。WANポート状態検出部102は、WANポート14にケーブルが接続され、そこに電気信号が流れているか否かを検出する。無線通信制御部103は、記憶手段15から動作モードに対応する設定情報を読み出し、これによって無線通信手段12の動作を制御する。そして動作モード決定部104は、検出されたLANポート13およびWANポート14の状態から、無線通信手段12の動作モードを決定し、これを無線通信制御部103に指示する。
図2は、図1に示した無線LAN用通信装置10の動作モードと接続形態について示す説明図である。図1で示した無線LAN用通信装置10と同一の構成を有する3台の無線LAN用通信装置10A、10B、10Cが、各々親機モード、子機モード、および中継機モードで動作して相互に無線接続され、無線LAN1を構成している。
無線LAN用通信装置10A(親機)と無線LAN用通信装置10B(子機)との間には、障害物40が存在するために直接無線通信を確立することが困難である。しかしながら、この無線LAN用通信装置10A(親機)と無線LAN用通信装置10B(子機)との間には、それらのいずれからも見通せる位置に無線LAN用通信装置10C(中継機)が介在し、これによって障害物40を迂回して無線通信を確立することが可能となっている。
以後、無線LAN用通信装置10AのLANポート13およびWANポート14を各々LANポート13AおよびWANポート14Aという。無線LAN用通信装置10Bおよび10Cについても同様に、各々LANポート13BおよびWANポート14B、LANポート13CおよびWANポート14Cという。
無線LAN用通信装置10A(親機)は、WANポート14Aを介してインターネット30と接続される。無線LAN用通信装置10AのLANポート13Aには何も接続されていなくてもよく、また有線接続によってクライアント装置20Aと接続されていてもよい。
無線LAN用通信装置10B(子機)は、LANポート13Bを介した有線接続によってクライアント装置20Bと有線接続されている。無線LAN用通信装置10BのWANポート14Bには何も接続されていない。
無線LAN用通信装置10C(中継機)は、無線LAN用通信装置10B(子機)からの無線信号を無線LAN用通信装置10A(親機)に向けて中継し、逆に無線LAN用通信装置10A(親機)からの無線信号を無線LAN用通信装置10B(子機)に向けて中継する。無線LAN用通信装置10C(中継機)のLANポート13CおよびWANポート14Cには何も接続されていない。
なお、無線LAN用通信装置で実際に行われる無線および有線データ通信には、これ以外にも多くのハードウェアおよびソフトウェアが使用されるが、本実施形態は動作モードの切替に関するものであるので、発明の概念を平易に説明するため、図1および図2には動作モードの切替に関連する要素のみを示している。
本発明の基本概念は、図2に示した通り、無線LAN用通信装置10の動作モードとLANポート13およびWANポート14の他の装置との接続形態との間に、明確に関連性があることに基づいている。
即ち、WANポート14にケーブルが接続されて(インターネット30との間で)通信が行われていれば「親機モード」。WANポート14で通信が行われず、かつLANポート13にケーブルが接続されて(クライアント装置20との間で)通信が行われていれば「子機モード」。そしてLANポート13およびWANポート14のいずれでも通信が行われていなければ「中継機モード」。以上のように無線LAN用通信装置10の動作モードを決定することができる。
本実施形態では、LANポート状態検出部101およびWANポート状態検出部102で、各々LANポート13およびWANポート14に接続されているケーブルが導通して電気信号が流れているか否かを電気的に検出することによって、通信の有無を検出している。
ここで、LANポート状態検出部101およびWANポート状態検出部102は、各ポートにケーブルが接続されているか否かをスイッチなどを利用して物理的に検出するものではないことに注意されたい。これは、各ポートに形だけケーブルが接続されていても、実際には通信が行われていない場合があるからである。
たとえば、そのケーブルの先に接続されている機器が(電源が入っていない、ハングアップしているなどの理由で)動作していない場合、あるいは(コネクタの接触不良、ケーブル内部の断線などの理由で)コネクタが接続されていても電気的に接続されていない場合などがこれに該当する。
ただし、LANポート状態検出部101およびWANポート状態検出部102は、単純に電気信号の導通の有無のみが検出できればよい。そこに流れている通信パケットの宛先IPアドレスやデータ内容などを解析する必要はないので、そのような高度な処理を可能とする電気回路やコンピュータプログラムなどを用意する必要はない。さらに、無線通信手段12を介して他装置と交換する通信パケットの内容とも特に関係が無い。従って、本実施形態は簡素な構成で実施可能であり、従って低コストである。それでいて、パケットデータの破損などに起因する誤動作も生じえない。
図3は、図1に示した無線LAN用通信装置10で動作モード決定部104が行う動作モードの決定および切替の動作について示すフローチャートである。まず、無線LAN用通信装置10の電源を投入して制御手段11が動作を開始すると(ステップS201)、動作モード決定部104はまず、WANポート状態検出部102を介して、WANポート14にケーブルが接続されてそこに電気信号が導通しているか否かを検出し、これによってWANポート14でインターネット30との間の通信が行われているか否かについて判断する(ステップS202)。
ステップS202で、WANポート14で通信が行われていればステップS203に、行われていなければステップS205に、処理が各々進む。WANポート14で通信が行われている場合(ステップS202がイエス)、動作モード決定部104は、無線通信手段12を親機モードで動作させるよう、無線通信制御部103に指示する(ステップS203)。無線通信制御部103は、この指示を受けて、親機モード設定情報15Aを読み出し、この設定情報によって無線通信手段12を親機モードで動作させる。
そして動作モード決定部104は、WANポート状態検出部102を介してWANポート14でインターネット30との間の通信が途切れることなく継続されているか否かを判断し(ステップS204)、継続されていれば親機モードでの動作を継続させる。インターネット30との間の通信が途切れたら(ステップS204がノー)、ステップS202の処理に戻る。
ステップS202で、WANポート14で通信が行われていない場合(ステップS202がノー)、動作モード決定部104は、今度はLANポート状態検出部101を介して、LANポート13にケーブルが接続されてそこに電気信号が導通しているか否かを検出し、これによってLANポート13でクライアント装置20との間の通信が行われているか否かについて判断する(ステップS205)。
ステップS205で、LANポート13でクライアント装置20との間の通信が行われていればステップS206に、行われていなければステップS208に、処理が各々進む。LANポート13でクライアント装置20との間の通信が行われている場合(ステップS205がイエス)、動作モード決定部104は、無線通信手段12を子機モードで動作させるよう、無線通信制御部103に指示する(ステップS206)。無線通信制御部103は、この指示を受けて、子機モード設定情報15Bを読み出し、この設定情報によって無線通信手段12を子機モードで動作させる。
そして動作モード決定部104は、LANポート状態検出部101を介してLANポート13でクライアント装置20との間の通信が途切れることなく継続されているか否かを判断し(ステップS207)、継続されていれば子機モードでの動作を継続させる。クライアント装置20との間の通信が途切れたら(ステップS207がノー)、ステップS202の処理に戻る。
ステップS205で、LANポート13で通信が行われていない場合(ステップS205がノー)、動作モード決定部104は、無線通信手段12を中継機モードで動作させるよう、無線通信制御部103に指示する(ステップS208)。無線通信制御部103は、この指示を受けて、中継機モード設定情報15Cを読み出し、この設定情報によって無線通信手段12を中継機モードで動作させる。
そして動作モード決定部104は、LANポート状態検出部101およびWANポート状態検出部102を介して、LANポート13およびWANポート14のいずれかで有線通信が行われたか否かを判断し(ステップS209)、行われていなければ中継機モードでの動作を継続させる。LANポート13およびWANポート14のいずれかで通信が行われたら(ステップS209がイエス)、ステップS202の処理に戻る。
(第1の実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。
本実施形態に係る動作モード切替方法は、インターネットに有線接続される親機モードと、クライアント装置に有線接続される子機モードとを含む複数の動作モードを備えると共に、これらの各動作モードの内のいずれか1つで動作する機能を備え、これによって同等に機能する他の無線通信装置と連携してクライアント装置とインターネットとの間を無線通信で接続する無線LAN用通信装置10にあって、クライアント装置との間の有線接続の接続口であるLANポートで有線通信が行われているか否かを当該LANポートでの電気信号が導通しているか否かからLANポート状態検出部が検出し(図3・ステップS202)、インターネットとの間の有線接続の接続口であるWANポートで有線通信が行われているか否かを当該WANポートでの電気信号が導通しているか否かからWANポート状態検出部が検出し(図3・ステップS205)、LANポート状態検出部およびWANポート状態検出部で検出されたLANポートおよびWANポートの状態から動作モード決定部が無線通信の動作モードを判断してこれを指令し(図3・ステップS203,206,208)、動作モード決定部から指令された動作モードに対応する設定情報を無線通信制御部が予め備えられた記憶手段から読み出し、読み出された設定情報によって無線通信制御部が無線通信手段を動作させる。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行する無線LAN用通信装置10の制御手段11に実行させるようにしてもよい。本プログラムは、非一時的な記録媒体、例えば、DVD、CD、フラッシュメモリ等に記録されてもよい。その場合、本プログラムは、記録媒体からコンピュータによって読み出され、実行される。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
本実施形態は、前述のように、LANポート13およびWANポート14に接続されているケーブルが導通して電気信号が流れているか否かを電気的に検出することによって、無線LAN用通信装置10の動作モードを的確に判断することができる。各ポートに形だけケーブルが接続されていて通信が行われていない場合であっても、その動作モードを的確に判断することができる。
それでいて、無線通信および有線通信によって交換される通信パケットの宛先IPアドレスやデータ内容などを解析する必要は一切無いので、パケットデータの破損などに起因する誤動作が生じることもなく、かつ低コストで実施可能である。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る無線LAN用通信装置310は、第1の実施形態で説明した構成から、LANポートおよびWANポートのいずれかで有線通信の動作状態に変化が生じた場合に、無線通信の動作モードを判断し直す構成を省略したものである。
この構成によっても、第1の実施形態と同一の効果が得られることに加えて、さらに有線通信の動作状態の変化に伴って動作モードが変化することに伴って生じる不都合を防止することが可能となる。
以下、これについてより詳しく説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る無線LAN用通信装置310の構成について示す説明図である。無線LAN用通信装置310は、前述した第1の実施形態に係る無線LAN用通信装置10と、ハードウェア的には同一の構成を有するので、同一の要素については同一の名称と参照番号でいう。即ち、無線LAN用通信装置310は、ハードウェアとして制御手段11と、無線通信手段12と、LANポート13と、WANポート14と、記憶手段15とを備える。記憶手段15には、各動作モードに対応する設定情報(親機モード設定情報15A、子機モード設定情報15B、中継機モード設定情報15C)があらかじめ記憶されている。
そして、制御手段11で動作する動作モード切替プログラムも、LANポート状態検出部101、WANポート状態検出部102、無線通信制御部103については第1の実施形態と同一である。ただ、動作モード決定部104が別の動作モード決定部404に置換されているだけである。これまた、同一の要素については同一の名称と参照番号でいう。
動作モード決定部404は、第1の実施形態に係る動作モード決定部104と、動作モードの判断および切替の動作が一部異なる。図5は、図4に示した無線LAN用通信装置310で動作モード決定部404が行う動作モードの決定および切替の動作について示すフローチャートである。この動作に先立って、ユーザが無線LAN用通信装置310を、LANポート13を介してクライアント装置20に接続しておくか、もしくはWANポート14を介してインターネット30に接続しておくことが前提となる。
まず、無線LAN用通信装置310の電源を投入して制御手段11が動作を開始すると(ステップS501)、動作モード決定部404はまず、WANポート状態検出部102を介して、WANポート14にケーブルが接続されてそこに電気信号が導通しているか否かを検出し、これによってWANポート14で通信が行われているか否かについて判断する(ステップS502)。
ステップS502で、WANポート14で通信が行われていればステップS503に、行われていなければステップS504に、処理が各々進む。WANポート14で通信が行われている場合(ステップS502がイエス)、動作モード決定部404は、無線通信手段12を親機モードで動作させるよう、無線通信制御部103に指示する(ステップS503)。無線通信制御部103は、この指示を受けて、親機モード設定情報15Aを読み出し、この設定情報によって無線通信手段12を親機モードで動作させる。そして、これ以後は、無線LAN用通信装置310の電源を切断されるまで、無線通信手段12は親機モードでの動作を継続する。
ステップS502で、WANポート14で通信が行われていない場合(ステップS502がノー)、動作モード決定部404は、今度はLANポート状態検出部101を介して、LANポート13にケーブルが接続されてそこに電気信号が導通しているか否かを検出し、これによってLANポート13で通信が行われているか否かについて判断する(ステップS504)。
LANポート13で通信が行われている場合(ステップS504がイエス)、動作モード決定部404は、無線通信手段12を子機モードで動作させるよう、無線通信制御部103に指示する(ステップS505)。無線通信制御部103は、この指示を受けて、子機モード設定情報15Bを読み出し、この設定情報によって無線通信手段12を子機モードで動作させる。そして、これ以後は、無線LAN用通信装置310の電源を切断されるまで、無線通信手段12は子機モードでの動作を継続する。
LANポート13で通信が行われていない場合(ステップS504がノー)、動作モード決定部404は、無線通信手段12を中継機モードで動作させるよう、無線通信制御部103に指示する(ステップS506)。無線通信制御部103は、この指示を受けて、中継機モード設定情報15Cを読み出し、この設定情報によって無線通信手段12を中継機モードで動作させる。そして、これ以後は、無線LAN用通信装置310の電源を切断されるまで、無線通信手段12は中継機モードでの動作を継続する。
以上で説明したように、無線LAN用通信装置310では、ケーブルの抜き差しがあっても、一度決定した動作モードが電源を切断されるまで変化されることはない。これは、使用状況によって、このケーブルの抜き差しに伴って動作モードが変更されると不都合が生じる場合が考えられるからである。
たとえば第1の実施形態の無線LAN用通信装置10が中継機モードで動作している最中に、LANポート13にケーブルを挿入して通信を開始すると、この無線LAN用通信装置10の動作モードは子機モードに変更される。その結果、中継機モードの無線LAN用通信装置10を介して親機と子機の間の通信が確立している場合(中継機がないと親機と子機の間では通信不可能な場合)、その通信が途絶するということもありうる。
動作中のケーブル抜き差しによる動作モード変更を有効にするかしないかは、その無線LANの使用状況や、使用するユーザの好みなどによって異なる。従って、実際の無線LAN用通信装置においては、第1および第2の実施形態の両方で動作できるように構成しておいて、ユーザ設定によって切り替え可能なようにすることが望ましい。第2の実施形態で、動作モードの変更を必要とする場合は、ケーブルの接続を変更した後、無線LAN用通信装置310をリセットして再起動するとよい。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
上述した実施形態について、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下のようになる。なお、上記実施形態の一部または全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1) インターネットに有線接続される親機モードと、クライアント装置に有線接続される子機モードとを含む複数の動作モードを備えると共に、これらの各動作モードの内のいずれか1つで動作する機能を備え、これによって同等に機能する他の無線通信装置と連携して前記クライアント装置と前記インターネットとの間を無線通信で接続する無線LAN用通信装置であって、
前記動作モードに応じた動作によって前記無線通信を行う無線通信手段と、
前記クライアント装置との間の有線接続の接続口であるLANポートで前記有線通信が行われているか否かを当該LANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出するLANポート状態検出部と、
前記インターネットとの間の有線接続の接続口であるWANポートで前記有線通信が行われているか否かを当該WANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出するWANポート状態検出部と、
前記各動作モードに対応する設定情報を予め記憶している記憶手段と、
前記LANポート状態検出部で検出された前記LANポートでの電気信号および前記WANポート状態検出部で検出された前記WANポートでの電気信号から前記無線通信の動作モードを決定する動作モード決定部と、
決定された前記動作モードに対応する設定情報を前記記憶手段から読み出し、この設定情報によって前記無線通信手段を動作させる無線通信制御部と
を有することを特徴とする無線LAN用通信装置。
(付記2) 前記動作モード決定部が、
前記WANポートで前記インターネットとの間の前記有線通信が行われているか否かを前記WANポート状態検出部で検出された電気信号から判断する機能を有すると共に、このインターネットとの間の有線通信が行われている場合に前記無線通信制御部に前記無線通信手段を前記親機モードで動作させるよう指令し、
前記WANポートで前記インターネットとの間の前記有線通信が行われていない場合に前記LANポートで前記クライアント装置との間の前記有線通信が行われているか否かを前記LANポート状態検出部で検出された電気信号から判断する機能を有すると共に、この前記クライアント装置との間の前記有線通信が行われている場合に前記無線通信制御部に前記無線通信手段を前記子機モードで動作させるよう指令することを特徴とする、付記1に記載の無線LAN用通信装置。
(付記3) 前記親機モードで動作する他の装置と前記子機モードで動作する他の装置との間の無線接続を中継する中継機モードを備え、
前記動作モード決定部が、前記WANポートでの前記インターネットとの間の前記有線通信と前記LANポートで前記クライアント装置との間の前記有線通信がいずれも行われていないことを前記LANポート状態検出部および前記WANポート状態検出部を介して検出した場合に、前記無線通信制御部に前記無線通信手段を前記中継機モードで動作させるよう指令することを特徴とする、付記2に記載の無線LAN用通信装置。
(付記4) 前記動作モード決定部が、
前記LANポートおよび前記WANポートのいずれかで前記有線通信の接続状態に変化が生じたか否かを前記LANポート状態検出部および前記WANポート状態検出部を介して監視する機能を有し、この有線通信の接続状態の変化を検出した場合に、前記LANポート状態検出部で検出された前記LANポートでの電気信号および前記WANポート状態検出部で検出された前記WANポートでの電気信号から前記無線通信の動作モードを再び決定してこれを前記無線通信制御部に指令することを特徴とする、付記1に記載の無線LAN用通信装置。
(付記5) 電源投入時に、前記動作モード決定部が、前記LANポート状態検出部および前記WANポート状態検出部を介して検出された電気信号に基づいて前記無線通信手段の動作モードを決定してこれを前記無線通信制御部に指令することを特徴とする、付記1に記載の無線LAN用通信装置。
(付記6) インターネットに有線接続される親機モードと、クライアント装置に有線接続される子機モードとを含む複数の動作モードを備えると共に、これらの各動作モードの内のいずれか1つで動作する機能を備え、これによって同等に機能する他の無線通信装置と連携して前記クライアント装置と前記インターネットとの間を無線通信で接続する無線LAN用通信装置にあって、
前記クライアント装置との間の有線接続の接続口であるLANポートで前記有線通信が行われているか否かを当該LANポートでの電気信号が導通しているか否かからLANポート状態検出部が検出し、
前記インターネットとの間の有線接続の接続口であるWANポートで前記有線通信が行われているか否かを当該WANポートでの電気信号が導通しているか否かからWANポート状態検出部が検出し、
前記LANポート状態検出部で検出された前記LANポートの状態および前記WANポート状態検出部で検出された前記WANポートの状態から動作モード決定部が前記無線通信の動作モードを決定し、
前記動作モード決定部で決定された動作モードに対応する設定情報を無線通信制御部が予め備えられた記憶手段から読み出し、
読み出された設定情報によって前記無線通信制御部が予め備えられた無線通信手段を動作させる
ことを特徴とする動作モード切替方法。
(付記7) インターネットに有線接続される親機モードと、クライアント装置に有線接続される子機モードとを含む複数の動作モードを備えると共に、これらの各動作モードの内のいずれか1つを決定する制御手段を備え、これによって同等に機能する他の無線通信装置と連携して前記クライアント装置と前記インターネットとの間を無線通信で接続する無線LAN用通信装置にあって、
前記制御手段の備えるコンピュータに、
前記クライアント装置との間の有線接続の接続口であるLANポートで前記有線通信が行われているか否かを当該LANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出する手順、
前記インターネットとの間の有線接続の接続口であるWANポートで前記有線通信が行われているか否かを当該WANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出する手順、
検出された前記LANポートおよび前記WANポートの状態から前記無線通信の動作モードを決定する手順、
決定された動作モードに対応する設定情報を予め備えられた記憶手段から読み出す手順、
および読み出された設定情報によって予め備えられた無線通信手段を動作させる手順
を実行させることを特徴とする動作モード切替プログラム。
本発明は、複数の動作モードを有する無線LAN用通信装置において適用できる。
1 無線LAN
10、10A、10B、10C、310 無線LAN用通信装置
11 制御手段
12 無線通信手段
13、13A、13B、13C LANポート
14、14A、14B、14C WANポート
15 記憶手段
15A 親機モード設定情報
15B 親機モード設定情報
15C 親機モード設定情報
20、20A、20B クライアント装置
30 インターネット
40 障害物
101 LANポート状態検出部
102 WANポート状態検出部
103 無線通信制御部
104、404 動作モード決定部

Claims (7)

  1. インターネットに有線接続される親機モードと、クライアント装置に有線接続される子機モードとを含む複数の動作モードを備えると共に、これらの各動作モードの内のいずれか1つで動作する機能を備え、これによって同等に機能する他の無線通信装置と連携して前記クライアント装置と前記インターネットとの間を無線通信で接続する無線LAN用通信装置であって、
    前記動作モードに応じた動作によって前記無線通信を行う無線通信手段と、
    前記クライアント装置との間の有線接続の接続口であるLANポートで前記有線通信が行われているか否かを当該LANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出するLANポート状態検出部と、
    前記インターネットとの間の有線接続の接続口であるWANポートで前記有線通信が行われているか否かを当該WANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出するWANポート状態検出部と、
    前記各動作モードに対応する設定情報を予め記憶している記憶手段と、
    前記LANポート状態検出部で検出された前記LANポートでの電気信号および前記WANポート状態検出部で検出された前記WANポートでの電気信号から前記無線通信の動作モードを決定する動作モード決定部と、
    決定された前記動作モードに対応する設定情報を前記記憶手段から読み出し、この設定情報によって前記無線通信手段を動作させる無線通信制御部と
    を有することを特徴とする無線LAN用通信装置。
  2. 前記動作モード決定部が、
    前記WANポートで前記インターネットとの間の前記有線通信が行われているか否かを前記WANポート状態検出部で検出された電気信号から判断する機能を有すると共に、このインターネットとの間の有線通信が行われている場合に前記無線通信制御部に前記無線通信手段を前記親機モードで動作させるよう指令し、
    前記WANポートで前記インターネットとの間の前記有線通信が行われていない場合に前記LANポートで前記クライアント装置との間の前記有線通信が行われているか否かを前記LANポート状態検出部で検出された電気信号から判断する機能を有すると共に、この前記クライアント装置との間の前記有線通信が行われている場合に前記無線通信制御部に前記無線通信手段を前記子機モードで動作させるよう指令することを特徴とする、請求項1に記載の無線LAN用通信装置。
  3. 前記親機モードで動作する他の装置と前記子機モードで動作する他の装置との間の無線接続を中継する中継機モードを備え、
    前記動作モード決定部が、前記WANポートでの前記インターネットとの間の前記有線通信と前記LANポートで前記クライアント装置との間の前記有線通信がいずれも行われていないことを前記LANポート状態検出部および前記WANポート状態検出部を介して検出した場合に、前記無線通信制御部に前記無線通信手段を前記中継機モードで動作させるよう指令することを特徴とする、請求項2に記載の無線LAN用通信装置。
  4. 前記動作モード決定部が、
    前記LANポートおよび前記WANポートのいずれかで前記有線通信の接続状態に変化が生じたか否かを前記LANポート状態検出部および前記WANポート状態検出部を介して監視する機能を有し、この有線通信の接続状態の変化を検出した場合に、前記LANポート状態検出部で検出された前記LANポートでの電気信号および前記WANポート状態検出部で検出された前記WANポートでの電気信号から前記無線通信の動作モードを再び決定してこれを前記無線通信制御部に指令することを特徴とする、請求項1に記載の無線LAN用通信装置。
  5. 電源投入時に、前記動作モード決定部が、前記LANポート状態検出部および前記WANポート状態検出部を介して検出された電気信号に基づいて前記無線通信手段の動作モードを決定してこれを前記無線通信制御部に指令することを特徴とする、請求項1に記載の無線LAN用通信装置。
  6. インターネットに有線接続される親機モードと、クライアント装置に有線接続される子機モードとを含む複数の動作モードを備えると共に、これらの各動作モードの内のいずれか1つで動作する機能を備え、これによって同等に機能する他の無線通信装置と連携して前記クライアント装置と前記インターネットとの間を無線通信で接続する無線LAN用通信装置にあって、
    前記クライアント装置との間の有線接続の接続口であるLANポートで前記有線通信が行われているか否かを当該LANポートでの電気信号が導通しているか否かからLANポート状態検出部が検出し、
    前記インターネットとの間の有線接続の接続口であるWANポートで前記有線通信が行われているか否かを当該WANポートでの電気信号が導通しているか否かからWANポート状態検出部が検出し、
    前記LANポート状態検出部で検出された前記LANポートの状態および前記WANポート状態検出部で検出された前記WANポートの状態から動作モード決定部が前記無線通信の動作モードを決定し、
    前記動作モード決定部で決定された動作モードに対応する設定情報を無線通信制御部が予め備えられた記憶手段から読み出し、
    読み出された設定情報によって前記無線通信制御部が予め備えられた無線通信手段を動作させる
    ことを特徴とする動作モード切替方法。
  7. インターネットに有線接続される親機モードと、クライアント装置に有線接続される子機モードとを含む複数の動作モードを備えると共に、これらの各動作モードの内のいずれか1つを決定する制御手段を備え、これによって同等に機能する他の無線通信装置と連携して前記クライアント装置と前記インターネットとの間を無線通信で接続する無線LAN用通信装置にあって、
    前記制御手段の備えるコンピュータに、
    前記クライアント装置との間の有線接続の接続口であるLANポートで前記有線通信が行われているか否かを当該LANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出する手順、
    前記インターネットとの間の有線接続の接続口であるWANポートで前記有線通信が行われているか否かを当該WANポートでの電気信号が導通しているか否かから検出する手順、
    検出された前記LANポートおよび前記WANポートの状態から前記無線通信の動作モードを決定する手順、
    決定された動作モードに対応する設定情報を予め備えられた記憶手段から読み出す手順、
    および読み出された設定情報によって予め備えられた無線通信手段を動作させる手順
    を実行させることを特徴とする動作モード切替プログラム。
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