JP4904900B2 - ネットワーク接続装置およびネットワーク接続方法並びにネットワーク接続プログラム - Google Patents

ネットワーク接続装置およびネットワーク接続方法並びにネットワーク接続プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワーク対応性の異なる周辺機器に使用できる周辺機器のネットワーク接続装置等に関する。
インクジェットプリンタなどにおいては、現状、USBポートを備えるのみでLAN(Local Area Network)ポートを備えていないことが多い。一方、プリンタは家庭においてもオフィスにおいてLAN環境下で使用されることが多くなってきている。また、従来、LANはイーサネット(登録商標)などの有線LANが主体ではあるが、近年、ケーブルの配線に制限されない無線LANが採用されつつある。そこで、こうしたLAN非対応のプリンタをLAN環境下で使用するためのプリントアダプタがある(非特許文献1)。このプリントアダプタは、USBポートを介してインクジェットプリンタ等に接続されるようになっており、必要に応じて有線LAN環境か無線LAN環境かのいずれかでプリンタをネットワークプリンタとして使用できるようになっている。一方、有線LANポートを備えるプリンタを無線LAN環境下で使用するためには、無線LAN/イーサネットコンバータ(ブリッジ)が用いられている。
エプソン株式会社(EPSON)"製品情報 ネットワークプリンタ(Network Printer)"、[on line]、[平成18年3月24日検索]、インターネット〈http://www.i-love-epson.co.jp/products/wireless/〉
しかしながら、プリンタがLAN非対応かあるいは有線LAN対応かによってプリンタのネットワークデバイス化に用いるネットワーク機器が異なるのはユーザにネットワーク機器の選択の困難さを発生させることになる。また、プリンタをLAN非対応型から有線LAN対応型に変更したときには、異なるネットワーク機器が必要となってしまう。
一方、上記のようなプリントアダプタは、LAN非対応プリンタを有線LAN環境及び無線LAN環境のいずれかのLAN環境でプリンタを使用可能にするものであるため、有線LAN及び無線LANのいずれのネットワーク接続も可能な機構を備えている。したがって、有線LAN/無線LANコンバータ(ブリッジ)としても使用可能ではある。しかしながら、こうした設定変更を行うには、動作切替えのためのスイッチを別途設けるか、あるいはユーザによるプリントアダプタの設定やプリンタの使用設定が必要となる。こうした設定操作は煩雑であるため、ユーザにとって使い勝手が悪く、しかも誤操作しやすいものであると考えられる。
そこで、本発明は、ユーザの煩雑な操作を回避して周辺機器のネットワーク対応性や接続形態に応じて適切なネットワーク環境を構築可能な周辺機器のネットワーク接続装置、該ネットワーク接続装置を含むシステム、ネットワーク接続方法及びこのためのプログラムを提供することを一つの目的とする。また、本発明は、ハードウエアを複雑化することなく、周辺機器のネットワーク対応性や接続形態に応じて適切なネットワーク環境を構築可能な周辺機器のネットワーク接続装置、該ネットワーク接続装置を含むシステム、ネットワーク接続方法及びこのためのプログラムを提供することを他の一つの目的とする。
本発明は、上記した課題の少なくとも一つを解決するものとして、以下の手段を採った。
本発明のネットワーク接続装置は、
周辺機器をネットワークに接続するためのネットワーク接続装置であって、
前記周辺機器と通信可能な周辺機器インターフェースと、
前記周辺機器および他の機器のいずれか1つと通信可能な有線ネットワークインターフェースと、
前記他の機器と通信可能な無線ネットワークインターフェースと、
前記有線ネットワークインターフェースと前記無線ネットワークインターフェースとの間でブリッジとしてデータを中継するためのデータ中継手段と、
前記有線ネットワークインターフェースを介して接続される接続先との通信結果に基づいて、前記データ中継手段又は代理応答機能としての動作を設定する動作制御手段と、
を備えることを要旨とする。
本発明のネットワーク接続装置によれば、周辺機器インターフェースと周辺機器インターフェースをネットワークインターフェースに変換するインターフェース変換手段を有しているため、ネットワーク非対応の周辺機器であってもネットワーク化デバイスとして利用できるようになる。また、この装置は、有線ネットワークインターフェースと無線ネットワークインターフェースとを備えるとともにこれらの間のデータを中継するデータ中継手段を備えるため、例えば有線LAN接続の周辺機器を無線LAN環境で利用できるようにすることができる。すなわち、ブリッジ機能を発揮することができる。さらに、この装置は、有線ネットワークインターフェースを介した通信により、データ中継手段又は代理応答機能として動作するように設定できる。このため、ネットワーク接続装置の設定についての煩雑なユーザの操作を回避するとともに、スイッチ等のハードウェアの付加も回避して容易に周辺機器のネットワーク対応性や接続形態に応じたネットワーク環境を構築できる。
本発明のネットワーク接続装置においては、前記動作制御手段は、前記接続先が前記有線ネットワークインターフェースを介して接続される前記周辺機器であるとの前記通信結果に基づいて、前記データ中継手段として動作設定する手段とすることができる。有線ネットワークインターフェースの接続先が有線ネットワークインターフェースを介して接続される周辺機器のときには、構築しようとするネットワーク環境が無線ネットワークインターフェースを利用したものであると判定でき、本ネットワークとして、本ネットワーク接続装置を、データ中継手段として動作させる。このように、本ネットワーク接続装置は、有線ネットワークインターフェースの接続先情報を取得することで、ネットワーク中継手段として動作することを自ら設定できる。このため、ユーザの操作やスイッチの付加を回避して容易に適切なネットワーク環境を構築できるものとなっている。
本発明のネットワーク接続装置においては、前記動作制御手段は、前記接続先が前記有線ネットワークインターフェースを介して接続される前記周辺機器ではないとの前記通信結果に基づいて、前記代理応答機能としての動作を設定する手段とすることができる。接続先が有線ネットワークインターフェースを介して接続される周辺機器でないときには、構築しようとするネットワーク環境が有線ネットワークインターフェースを利用したものであると判定して、本ネットワーク接続装置を、有線ネットワークインターフェース接続型の代理応答機能として動作させる。このように、本ネットワーク接続装置は、有線ネットワークインターフェースの接続先情報を取得することで、有線ネットワークインターフェース接続型の代理応答機能として動作することを自ら設定できる。このため、ユーザの操作やスイッチの付加を回避して容易に適切なネットワーク環境を構築できるものとなっている。
本発明のネットワーク接続装置においては、前記動作制御手段は、前記有線ネットワークインターフェースを介する通信が確立されないとの前記通信結果に基づいて、前記無線ネットワークインターフェースを介した前記代理応答機能としての動作を設定する手段とすることができる。有線ネットワークインターフェースを介した通信が確立されないときには、構築しようとするネットワーク環境が無線ネットワークインターフェースを利用したものであると判定して、本ネットワーク接続装置を、無線ネットワークインターフェース接続型の代理応答機能として動作させる。このように、本ネットワーク接続装置は、有線ネットワークインターフェースの接続先情報を取得することで、無線ネットワークインターフェース接続型の代理応答機能として動作することを自ら設定できる。このため、ユーザの操作やスイッチの付加を回避して容易に適切なネットワーク環境を構築できるものとなっている。
本発明のネットワーク接続装置においては、前記動作制御手段は、前記無線ネットワークインターフェース及び前記有線ネットワークインターフェースを介して通信が確立したとき、前記データ中継手段として動作するよう設定する手段とすることができる。この場合には、構築しようとするネットワーク環境が無線ネットワークインターフェースを利用したものであると判定してネットワーク接続装置としてではなくデータ中継手段として動作することを自ら設定できる。このため、ユーザの操作やスイッチの付加を回避して容易に適切なネットワーク環境を構築できるものとなっている。また、前記周辺機器は画像形成装置とすることができる。画像形成装置は、ネットワーク環境下において共有することで効率的に利用できるからである。なお、本発明のネットワーク接続装置においては、前記有線ネットワークインターフェース及び前記無線ネットワークインターフェースは、それぞれ有線LANインターフェース及び無線LANインターフェースとすることできる。こうすることで、汎用性の高いネットワーク環境を構築できる。また、前記周辺機器インターフェースはUSBインターフェースとすることができる。USBインターフェースを備えるものであれば、容易にネットワークデバイス化することができる。
本発明の周辺機器のネットワーク接続方法は、
周辺機器と通信可能な周辺機器インターフェースと、前記周辺機器および他の機器のいずれか1つと通信可能な有線ネットワークインターフェースと、前記他の機器と通信可能な無線ネットワークインターフェースと、前記有線ネットワークインターフェースと前記無線ネットワークインターフェースとの間でブリッジとしてデータを中継するためのデータ中継手段と、を備えるネットワーク接続装置を用いて前記周辺機器をネットワークに接続するためのネットワーク接続方法において、
前記有線ネットワークインターフェースを介して接続される接続先との通信結果に基づいて、前記データ中継手段として動作するか前記代理応答機能として動作するかを設定するステップ、
を備えている。
本発明の接続方法によれば、ネットワーク接続装置の設定についての煩雑なユーザの操作を回避するとともに、スイッチ等のハードウェアの付加も回避して容易に周辺機器のネットワーク対応性や接続形態に応じたネットワーク環境を構築できる。
本発明のネットワーク接続プログラムは、
1又は2以上のコンピュータに上記ネットワーク接続方法に記載のステップを実行させるプログラムである。
なお、本発明のプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体(例えば、ハードディスク、ROM、FD、CD、DVD、チップ)などに記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから他のコンピュータに配信されたものであってもよいし、その他どのような形態で授受されたものであってもよい。また、このプログラムは、プリンタドライバプログラムとすることもできる。
次に、本発明について実施形態を挙げて説明する。本実施形態はネットワーク接続装置と該ネットワーク接続装置を含むシステムに関する。本実施形態のネットワーク接続装置は、プリントサーバ20であり、本発明のシステムは、プリントサーバ20とカラーレーザプリンタ50又はプリンタ60(以下、単にそれぞれプリンタ50、プリンタ60という。)と、数台のクライアントコンピュータ12a、12b、12cと、を含む画像形成システムである。図1には、プリントサーバ20の概略構成を示し、図2〜図6には、画像形成システム1〜5の概略を示す。
図1に示すように、プリントサーバ20は、CPU22と、ROM24と、RAM26と、Logic28と、有線LANインターフェース30と、無線LANインターフェース32と、USB(Universal Serial Bus)インターフェース34と、データ中継ユニット36と、図示しない電源ユニットと、これらを接続するシステムバス38とを備えている。なお、プリントサーバ20においては、プリントサーバとして動作するとき、有線LANインターフェース接続型プリントサーバか無線LANインターフェース接続型プリントサーバかの排他的な利用形態となっている。
CPU22は、所定のプログラムやドライバプログラムを読み出して実行すると共に、プリントサーバ20全体の制御を行う。ROM24は、CPU22により実行される所定のプログラムを格納する。RAM26は、CPU22により実行されるプログラムの各種データを一時格納する。Logic28は、プリントサーバ20の動作制御を行うと共に、当該プリントサーバ20に接続されるプリンタ50又はプリンタ60やストレージ(Storage)等の周辺機器(デバイス)の制御を行う制御回路である。
有線LANインターフェース30は、有線ネットワークに接続するための所定の形態のLANポート31を介して、有線ネットワークに接続するための10Base−T、100Base−TXのEthernet(登録商標)規格準拠の有線ネットワークインターフェースを備えている。なお、有線ネットワークインターフェースは、他の規格、例えば、FDDI(Fiber−Distributed Data Interface)やToken Ring、Gigabit Ethernet等に準拠するものであってもよい。なお、本実施形態では、有線LANインターフェースをプリントサーバ20に備えるものとした、別途、有線LANカードを装着するためのスロット(挿入口)を設けて有線LAN対応としてもよい。
無線LANインターフェース32は、無線による送受信機能(無線LAN機能)を有し、IEEE802.11b(2.4GHz帯/データ伝送速度11Mbps)等の標準プロトコル仕様に対応したものである。無線LANカード33のプロトコル仕様は、他の規格、即ちIEEE802.11aやIEEE802.11g等であってもよい。無線LANカード105は、PCMCIA(Personal Computer MemoryCard International Association)と日本電子工業振興協会(JEIDA)が共同で策定したPCカードの規格である『PC Card Standard』に準拠したものであるが、これに限定されるものではない。なお、本実施形態では、無線LANインターフェースをプリントサーバ20に備えるものとした、別途、無線LANカード(WLAN)を装着するためのスロット(挿入口)を設けて無線LAN対応としてもよい。
USBインターフェース34は、USB仕様に準拠したUSBポート35を介してプリンタ、ストレージ等の各種周辺機器(デバイス)にUSBにより接続し、各種デバイスの同時使用を可能に制御するものである。USBインターフェース34は、USBポート35を有するプリンタやストレージ等の各種デバイスと接続するためのインターフェースである。USBポート35を介してUSBハブを使用することも可能である。
データ中継ユニット36は、プリントサーバ20をブリッジとして動作させる部分であり、CPU22の制御下、有線インターフェース30と無線インターフェース32との間でネットワークパケットを中継することができるように構成されている。
次に、こうしたプリントサーバ20を用いて、ネットワーク非対応のプリンタ50又は有線LAN対応プリンタ60を含む各種画像形成システム1〜5を構築する際のプリントサーバ20における動作について説明する。まず、図2〜6に基づいて、プリントサーバ20を用いた各種画像形成システムについて説明する。
図2に示す画像形成システム1は、ネットワーク非対応であってシリアルポートとしてUSBポートのみを有するプリンタ50をアドホックモードによる無線LAN環境下においてネットワークデバイスとして利用するシステムの一例である。この画像形成システム1は、プリントサーバ20と、USBケーブルとUSBポート35を介してプリントサーバ20に接続されるプリンタ50と、無線LANインターフェースを備えるクライアント12a等を備えている。プリントサーバ20とクライアント12a等はそれぞれその無線LANインターフェース等を介して通信可能であり、プリントサーバ20はクライアント12a等からの印刷指令等を受信して、適宜スプールし、プリンタ50に対して出力することができる。なお、この画像形成システム1では、プリントサーバ20は、プリントサーバとして動作している。
図3に示す画像形成システム2は、ネットワーク非対応であってシリアルポートとしてUSBポートのみを有するプリンタ50をインフラストラクチャモードによる無線LAN環境下においてネットワークデバイスとして利用するシステムの一例である。所定のアクセスポイント100を有する点以外は、図2に示す画像形成システム1と同様である。プリントサーバ20はその無線LANインターフェース32によりアクセスポイント100と通信可能であり、他のクライアント12a等もその無線LANインターフェースを介してアクセスポイント100と通信可能となっている。なお、この画像形成システム2では、プリントサーバ20は、プリントサーバとして動作している。
図4に示す画像形成システム3は、ネットワーク非対応であってシリアルポートとしてUSBポートのみを有するプリンタ50を有線LAN環境下においてネットワークデバイスとして利用するシステムの一例である。この画像システム3は、プリントサーバ20と、USBポート35とUSBケーブルとを介してプリントサーバ20と接続されるプリンタ50と、プリントサーバ20の有線LANポート31からのLANケーブルやクライアント12a等からのLANケーブルが接続されるハブ102に接続されている。なお、この画像形成システム3では、プリントサーバ20は、プリントサーバとして動作している。
図5に示す画像形成システム4は、ネットワーク対応(有線LAN対応)プリンタ60を、無線LAN環境下においてネットワークデバイスとして利用するアドホック型モードのシステムの一例である。この画像システム2は、プリントサーバ20と、有線LANポート31とLANケーブルとを介してプリントサーバ20と接続されるネットワーク対応型プリンタ60と、無線LANインターフェースを備えるクライアント12a等を備えている。プリンタ60は、プリントサーバ機能を内蔵しており、プリントサーバ20によって無線LANに接続されることにより、クライアント12a等はそれぞれその無線インターフェース30等を介してプリント60と通信可能となっている。プリンタ60は、サーバ機能を有しているため、クライアント12a等からの印刷指令等を受信して、適宜スプールし、出力することができる。なお、この画像形成システム4では、プリントサーバ20は、データ中継装置として動作している。また、図6に示すように、アクセスポイント100を付加してインフラストラクチャモードによる画像形成システム5としてもよい。なお、この画像形成システム5においても、プリントサーバ20は、データ中継装置として動作している。
次に、各種画像形成システム1〜5におけるプリントサーバ20の動作について説明する。図7には、このプリントサーバ20における動作設定ルーチンのフローチャートの一例を示す。この処理は、CPU22が、ROM24に格納されたプログラムに基づいて実行される処理である。
こうした各種の画像形成システム1〜5において、プリントサーバ20に電源が投入されたとき、プリントサーバ20のCPU22は有線LANによる通信が確立しているかどうかを検出する(ステップS100)。この処理は、具体的には、CPU22が有線インターフェース30を介して問い合わせを送信して接続先の周辺機器からの応答(通信結果)を取得する処理である。こうした処理は、例えば、一つのプロトコルとして実行することができる。CPU22が、有線LANで通信が確立していることを検出できないとき、すなわち、応答が得られないときには、USBポート35に周辺機器が接続されているかどうかを検出し(ステップS110)、USB接続の周辺機器を検出したときには、例えば、図2、3に示す画像形成システム1,2が構築されているものと判定する(ステップS120)。すなわち、CPU22は、有線LANは構築されていないがUSBポート35にはネットワーク非対応のプリンタ50が接続された無線LANによる画像形成システム1又は2が構築されているものと判定する。そして、CPU22は、プリントサーバ20をプリントサーバとして動作するように設定するとともに、プリントサーバ20に接続された周辺機器をクライアント12a等から利用可能な状態に設定して(ステップS130)、この処理を終了する。なお、USB接続の周辺機器が検出されないときには、周辺機器が接続されたネットワークが構築されていないとしてこの処理を終了する。
USBポート35に接続された周辺機器をクライアント12a等から利用可能に設定する場合、プリントサーバ20がこうした周辺機器のデバイスドライバをクライアント12a等にインストールするようにしてもよい。また、周辺機器接続時に、インストールが必要となるデバイスドライバを予めプリントサーバ20に用意しておいてもよいし、ネットワーク上のデバイスドライバの所在をクライアント12aに通知するようにしてもよい。
一方、CPU22が、有線LANで通信が確立していることを検出したときには、有線LANポート31を介した接続先に対して有線LAN接続の周辺機器(デバイス)であるかどうかの問い合わせを行う(ステップS145)。例えば、有線LANポート31を介した接続先に対して有線LANデバイスとしてデータ中継を利用するかどうかの問い合わせを行う。ここで、接続先が有線LAN接続の周辺機器でないとき、例えば、図4の画像形成システム3に示すように接続先がハブ102などの単なるネットワーク機器やクライアント12a等であるときには、これらの機器やクライアント12a等は応答しないかあるいは「いいえ」と応答する。一方、図5の画像形成システム4のように接続先がネットワークプリンタ60など有線LAN周辺機器のときには、「はい」と応答する。なお、こうした通信は、所定のプロトコルとして実行することができる。
CPU22からの問い合わせに対して、接続先から応答がないかあるいは「いいえ」との通信結果が得られたときには、さらにUSBポート35に周辺機器が接続されているかどうかを検出し(ステップS155)、USB接続の周辺機器を検出したときには、例えば、図4に示す画像形成システム3が構築されているものと判定する(ステップS160)。すなわち、有線LANポート31を介して有線LANは構築されているが、有線LANポート31に有線LAN接続型周辺機器が接続されているわけではなく、USBポートネットワーク非対応型プリンタ50が接続された有線LANによる画像形成システム3が形成されているものと判定する。そして、CPU22は、プリントサーバ20をプリントサーバとして動作するように設定するとともに、プリントサーバ20に接続された周辺機器をクライアント12a等から利用可能な状態に設定して(ステップS170)、この処理を終了する。なお、USBポート35に周辺機器が検出されないときには、周辺機器が接続されたネットワークが構築されていないとしてこの処理を終了する。
CPU22からの有線LAN接続の周辺機器であるかどうかの問い合わせに対して接続先から「はい」の応答が得られたときには、図5、6に示す画像形成システム4,5が構築されているものと判定する(ステップS190)。すなわち、有線LAN接続型周辺機器が接続された無線LANによる画像形成システム4、5が確立されているものと判定する。そして、CPU22は、プリントサーバ20をデータ中継装置として動作するように設定するとともに、プリントサーバ20に接続された周辺機器をクライアント12a等から利用可能な状態に設定して(ステップS200)、この処理を終了する。
以上説明した実施形態によれば、プリントサーバ20は、プリントサーバ20を介した有線LANによる通信の確立を確認するとともに、有線LANポート31に接続される周辺機器が有線LAN対応性を確認することにより、プリントサーバ20を含むLANの形態を認識して、プリントサーバとして動作するか、データ中継装置として動作するかを設定することができる。このため、ユーザによるプリントサーバ20におけるスイッチ操作やクライアント12aにおけるプリントサーバ20の設定などの煩雑な操作を回避して、容易に周辺機器をネットワークで利用可能となっている。また、本実施形態によれば、周辺機器のネットワーク対応性に関わらず、プリントサーバ20における処理によって、プリントサーバ20を使い分けることができるため、一層ユーザが利用しやすいものとなっている。さらに、本実施形態によれば、プリントサーバ20にスイッチ等を設ける必要もないため、ハードウェア的に複雑化することもない。さらにまた、本実施形態によれば、プリントサーバ20をデータ中継装置としても利用できるため、周辺機器のネットワーク対応性やLANの形態が変化した場合であってもそれに対応して利用が可能である。
特に、本実施形態によれば、プリンタ50、60等の利用設定などもプリントサーバ20により実施されるため、ユーザの操作を一層簡略化するものとなっている。
以上説明した本発明の実施形態においては、プリントサーバ20が本発明のネットワーク接続装置に相当し、有線LANインターフェース30が本発明の有線ネットワークインターフェースに相当し、無線LANインターフェース32が本発明の無線ネットワークインターフェースに相当し、USBインターフェース34が本発明の周辺機器インターフェースに相当し、動作設定ルーチンを実行するCPU22が本発明の動作制御手段に相当する。また、プリントサーバ20と、プリンタ50又はプリンタ60と、クライアント12a等を含む画像形成システムが本発明のシステムに相当する。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されないで種々の態様での実施が可能である。例えば、本実施形態では、無線ネットワークインターフェースとしてはIEEE802.11bに対応したものとしたが、無線通信仕様はこれに限定されない。例えば、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、その他のポータブル機器との間をつなぐ目的で策定された短距離無線伝送技術仕様であるBluetooth(登録商標)等に置き換えられてもよいし、複数の無線通信仕様が共存し、用途に応じて切り替えて無線接続が実現できるように構成されていてもよい。
本実施形態では、周辺機器インターフェースとしてUSBインターフェースを用いたが、RS232C、IrDA 、IEEE 1394 等のシリアルポートや、IEEE 1284、SCSI 及びIDEなどのパラレルポートも用いることができる。
本実施形態では、プリントサーバ20は、例示として示す画像形成システム1〜5において用いるものとしたが、こうしたものに限定されるものではなく、アドホックモード、インフラストラクチャモード、有線プリントサーバモード、及び無線LANアクセスポイントモードの4つの通信モードの1種又は2種以上を組み合わせたものであってもよく、また、他の通信モードであってもよい。
本実施形態の動作設定ルーチンでは、有線LAN通信の確立の検出(ステップS100)及び接続先が有線LAN周辺機器であるかどうかの検出(ステップS145)のほか、USBデバイスの有無の検出(ステップS110及びステップS155)を行ったが、USBデバイスの有無の検出ステップは必ずしも必要ではない。プリントサーバ20がプリントサーバとして動作するとき有線LANインターフェース30と無線LANインターフェース32と排他利用することを考慮すれば、必ずしもUSB接続ポート接続先を確認する必要はない。また、標準的なネットワーク環境を考慮すれば、上記場合においては接続先がUSB接続機器であるのが通常であるからである。一方、本実施形態の動作設定ルーチンでは、ステップS100において有線LAN通信の確立の検出できなかったとき及びステップS145において接続先が有線LANデバイスであったとき、無線LAN通信が確立しているかどうかを検出しなかった。これは、標準的なネットワーク環境を考慮すれば、有線LAN通信の確立の検出と有線LANの接続先情報を取得することで十分に適切にプリントサーバ20の動作設定が可能であるからであるが、より確実に動作設定を行うには、無線LAN通信の確立の検出ステップを経た上で、無線LAN通信の確立を検出した上でプリントサーバ20の動作設定を行ってもよい。
本実施形態では、周辺機器としては画像形成装置の一例であるレーザープリンタを用いたが、インクジェットプリンタなど従来公知の各種方式のプリンタであってもよい。さらに、画像形成装置は、画像形成機能を有していればどういった製品形態であってもよく、コピー機、ファクシミリ装置、複合機等であってもよい。ハードディスクなどの外部記憶装置、スキャナ、デジタルカメラ、携帯型ステレオ、TV、DVDレコーダー、ゲーム機などであってもよい。こうした周辺機器は、有線LANなどのポートを備えているものであっても、有線LANカード用のスロットなどを備えるものであってもよいし、USBなどのインターフェースを備えるものであってもよい。
本実施形態では、クライアント12a等としてコンピュータを例示したがこれに限定するものではなく。有線/無線を問わずにネットワークに接続可能な端末であれば、PDAや携帯電話としてもよい。
本実施形態では、ネットワーク接続装置としてはプリントサーバ20を例示して説明したが、これに限定するものではない。周辺機器のネットワーク接続装置として機能するプロキシ代理応答機能とデータ中継手段を備えるものであれば特に限定されない。周辺機器が、例えば、ハードディスクなどの記憶装置の場合には、ファイルサーバとなる。
本実施形態では、本発明のネットワーク接続装置であるプリントサーバ20並びにプリントサーバ20及びプリンタ50,60を含む本発明のシステムについて説明したが、本発明のほかの実施形態である、周辺機器のネットワーク接続方法及び周辺機器のネットワーク接続プログラムとしての実施することができる。
以上本発明の実施形態及び各種変形態様について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得る。
プリントサーバの概略を示す図。 画像形成システムの一例の概略を示す図。 画像形成システムの他の一例の概略を示す図。 画像形成システムの他の一例の概略を示す図。 画像形成システムの他の一例の概略を示す図。 画像形成システムの他の一例の概略を示す図。 プリントサーバにおける動作設定ルーチンのフローチャートの一例を示す図。
符号の説明
1,2,3,4,5 画像形成システム、12a,12b,12c クライアント、20 プリントサーバ、22 CPU、24 ROM、26 RAM、28 LOGIC、30 有線LANインターフェース、31 有線LANポート、32 無線LANインターフェース、33 無線LANカード、34 USBインターフェース、35 USBポート、36 データ中継ユニット、38 システムバス、50,60 プリンタ、100 アクセスポイント、102 ハブ。

Claims (8)

  1. 周辺機器をネットワークに接続するためのネットワーク接続装置であって、
    前記周辺機器と通信可能な周辺機器インターフェースと、
    前記周辺機器および他の機器のいずれか1つと通信可能な有線ネットワークインターフェースと、
    前記他の機器と通信可能な無線ネットワークインターフェースと、
    前記有線ネットワークインターフェースと前記無線ネットワークインターフェースとの間でブリッジとしてデータを中継するためのデータ中継手段と、
    前記有線ネットワークインターフェースを介して接続される接続先との通信結果に基づいて、前記データ中継手段又は代理応答機能としての動作を設定する動作制御手段と、
    を備える、ネットワーク接続装置。
  2. 前記動作制御手段は、前記接続先が前記有線ネットワークインターフェースを介して接続される前記周辺機器であるとの前記通信結果に基づいて、前記データ中継手段としての動作を設定する手段である、請求項1に記載のネットワーク接続装置。
  3. 前記動作制御手段は、前記接続先が前記有線ネットワークインターフェースを介して接続される前記周辺機器ではないとの前記通信結果に基づいて、前記代理応答機能としての動作を設定する手段である、請求項1又は2に記載のネットワーク接続装置。
  4. 前記動作制御手段は、前記有線ネットワークインターフェースを介する通信が確立されないとの前記通信結果に基づいて、前記無線ネットワークインターフェースを介した前記代理応答機能としての動作を設定する手段である、請求項1〜3のいずれかに記載のネットワーク接続装置。
  5. 前記ネットワーク接続装置は、前記代理応答機能としての動作を設定する場合、前記有線LANインターフェースと前記無線LANインターフェースと排他的に選択する、請求項1〜4のいずれかに記載のネットワーク接続装置。
  6. 前記周辺機器は画像形成装置である、請求項1〜5のいずれかに記載のネットワーク接続装置。
  7. 周辺機器と通信可能な周辺機器インターフェースと、前記周辺機器および他の機器のいずれか1つと通信可能な有線ネットワークインターフェースと、前記他の機器と通信可能な無線ネットワークインターフェースと、前記有線ネットワークインターフェースと前記無線ネットワークインターフェースとの間でブリッジとしてデータを中継するためのデータ中継手段と、を備えるネットワーク接続装置を用いて前記周辺機器をネットワークに接続するためのネットワーク接続方法において、
    前記有線ネットワークインターフェースを介して接続される接続先との通信結果に基づいて、前記データ中継手段として動作するか前記代理応答機能として動作するかを設定するステップ、
    を備える、ネットワーク接続方法。
  8. 1又は2以上のコンピュータに請求項7に記載のステップを実行させる、ネットワーク接続プログラム。
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