JP5435312B2 - 管材穴開け工具 - Google Patents

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Description

本発明は、管材穴開け工具に関するものである。
周知のとおり、建築資材などに使用される金属製の管材は、金属製であるが故に加工し難いため、現場に持ち込む前に予め希望通りの加工を施すことが好ましいが、現場に持ち込んで実際に設置しなければどの部分を加工すればよいのか判明しない事態が多々生じる。このため、現場において金属製の管材を容易に加工できる工具が多数開発されており、当該工具の中には金属製の管材に対して穴開け加工を施すことに特化したものがある。
例えば、後出特許文献1には、貫通孔を有する設置部からU字状をなすアーム部を介して前記設置部と左右に対向する位置に貫通孔を有するダイ保持部を設けて成る本体と、前記貫通孔に設置部側から嵌入されたダイと、前記貫通孔の他方の側から嵌入された前記ダイを固定する為のダイ固定ナットと、前記設置部に貫通穿設された貫通孔に摺動自在に装着されたパンチホルダ軸と、このパンチホルダ軸の先端に固着されたパンチと、前記パンチホルダ軸の後端に枢支ピンによって枢支されかつ操作ハンドルを延設した連結ブロックと、前記本体の設置部と連結ブロックとを固定支点ピンと可動支点ピンによって連結する一対の揺支アームと、前記本体の設置部の上方にピンにより回動自在に装着されたストリッパと、前記本体のアーム部に固定ねじにより固着され少なくとも1個以上の円孔を穿設した位置決め部材とから成る、手動パンチが開示されている。
実開昭60−66629号公報
ところが、前記特許文献1に開示された手動パンチにおいては、軽量化を目的として厚みが薄い金属板によって形成された管材に対して穴を開けようとすると、パンチの押圧によって管材が変形してしまうという問題点があった。
そこで、本発明者は、管材を変形させることなく、該管材に対して穴開け加工を施すことができる管材穴開け工具を得ることを技術的課題として、その具現化をはかるべく、試行錯誤的に試作・実験を重ねた結果、管材を支持する支持本体と該支持本体に対して移動可能に取り付けられる穴開け刃とを有し、支持本体に支持された管材に対して穴開け刃を差し込むことができる管材穴開け工具において、支持本体を、管材を支持する一対の支持片と該一対の支持片に支持された管材と対向するように両支持片間に位置付けられる支持面とを備えるように構成し、穴開け刃を支持本体に対して一方の支持片から他方の支持片に向かって移動可能に取り付け、穴開け刃に他方の支持片と対向する面を先端から元端側に向かって傾斜させた側面視先鋭状の刃先を設け、刃先を構成する傾斜面を支持面と対面するように位置付ければ、管材を変形させることなく、該管材に対して穴開け加工を施すことができるという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。
すなわち、本発明に係る管材穴開け工具は、管材を支持する支持本体と該支持本体に対して移動可能に取り付けられる穴開け刃とを有し、支持本体に支持された管材に対して穴開け刃を差し込むことができる管材穴開け工具であって、支持本体は管材を支持する一対の支持片と該一対の支持片に支持された管材と対向するように両支持片間に位置付けられる支持面とを有しており、穴開け刃は支持本体に対して一方の支持片から他方の支持片に向かって移動可能に取り付けられており、穴開け刃に他方の支持片と対向する面を先端から元端側に向かって傾斜させた側面視先鋭状の刃先が設けられており、刃先を構成する傾斜面が支持面と対面するように位置付けられているものである。
また、本発明は、前記管材穴開け工具において、穴開け刃に他方の支持片と対向する全面を先端から元端側に向かって傾斜させた側面視先鋭状の刃先が設けられているものである。
また、本発明は、前記いずれかの管材穴開け工具において、刃先の傾斜面が側面視凹状に湾曲しているものである。
本発明によれば、穴開け刃に他方の支持片と対向する面を先端から元端側に向かって傾斜させた側面視先鋭状の刃先を設け、刃先を構成する傾斜面を支持板と対面するように位置付けたので、穴開け刃の刃先が管材の壁面に対して差し込まれる過程において、刃先を構成する傾斜面が刃先によって切断された壁面を支持面側に押し続けることになり、当該壁面に対して負荷を集中させることができ、また、当該壁面は支持面によって支持されているため、変形が防止され、管材全体の変形も軽減される。
従って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。
実施の形態1に係る管材穴開け工具を示した一部省略斜視図である。 図1に示す管材穴開け工具の両ハンドルを開いた状態を示した一部省略側面図である。 図1に示す管材穴開け工具の両ハンドルを閉じた状態を示した一部省略側面図である。 図2に示す管材穴開け工具を示した一部省略断面図である。 刃先部分を示した説明図である。 実施の形態1に係る管材穴開け工具の使用方法を説明した一部省略部分断面図である。 実施の形態1に係る管材穴開け工具の使用方法を説明した一部省略部分断面図である。 実施の形態1に係る管材穴開け工具の使用方法を説明した一部省略部分断面図である。 実施の形態1に係る管材穴開け工具の使用方法を説明した一部省略部分断面図である。 穴開け刃による管材の穴開け加工の過程を示した説明図である。 実施の形態2の変形例1に係る刃先部分を示した説明図である。 実施の形態2の変形例2に係る刃先部分を示した説明図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態
本実施の形態に係る管材穴開け工具1は、図1〜図4に示すように、管材を支持する支持本体2と、支持本体2に対して移動可能に取り付けられる穴開け刃3と、穴開け刃3と並ぶように位置付けられる遮蔽板4とを有している。そして、支持本体2には、一方のハンドル5が連結固定されており、穴開け刃3には、リンク構造6を介して他方のハンドル7が連結されている。なお、図1〜図4においては、両ハンドルの持ち手側が一部省略されている。
支持本体2は、一方のハンドル5に固定される偏平部8から二股状に突出した一対の支持片9,10を備えている。そして、偏平部8には、一方のハンドル5が固定された元端側から一対の支持片9,10が突出した先端側へと伸びる長孔11が形成されていると共に、リンク構造6の動きを規制するための突起12が立ち上がっており(図2参照)、一対の支持片9,10の間に位置するように支持板13がネジ止めによって固定されている。なお、支持板13は、一対の支持片9,10の突出方向へ幅広の支持面43を向けるように配置されている(図1参照)。
一対の支持片9,10は、偏平部8から同一方向に同一長さ突出しており、両支持片9,10の互いに対向する面は平行に位置付けられている。そして、両支持片9,10には、図4に示すように、突出方向に対して垂直に貫通するガイド孔14,14が形成されており、両支持片9,10に形成されたガイド孔14,14は、両支持片9,10の間に設けられた管材支持空間15を挟んで同軸上に位置付けられている。なお、一対の支持片9,10における一方の支持片9のガイド孔14には常に穴開け刃3が通された状態となり、他方の支持片10のガイド孔14には穴開け刃3が管材に対して穴開け加工を施す工程中のみ通された状態となる。そして、他方の支持片10のガイド孔14には、穴開け刃3を通すことができる内径を有する円筒状のダイス16(「ダイス」は、管材の壁面を刃先の軸線方向から目視した場合における外形状に切断するための補助具であり、当該外形状と同じ内形状を有している。)が管材支持空間15側から差し込まれている。
穴開け刃3は、両支持片9,10に形成されたガイド孔14,14に対して移動可能に通されており、長尺状の軸部17と該軸部17の先端に取り付けられる刃先部18とから構成されている。軸部17は、一方の支持片9から上部を突出させるようにガイド孔14に差し込まれており、ガイド孔14から突出した上部の上端部がリンク構造6に連結されている。また、刃先部18には、図5の(a)に示すように、円筒状の部材の他方の支持片10と対向する全面を先端から元端側に向かって傾斜させてなる刃先20が形成されており、刃先20は、傾斜面19を正面として側面から目視した場合に先端に向かって先細りした先鋭状に形成されている(図5の(b)参照)。なお、刃先20を構成する傾斜面19を側面から目視すると凹状に湾曲した形状になっている。そして、刃先部18は、図4に示すように、刃先20の傾斜面19を支持板13の支持面43と対面させるように軸部17に固定されている。なお、軸部17と刃先部18とは、軸部17の刃先部18と対向する面に形成された嵌合凹部21に刃先部18の軸部17と対向する面に形成された嵌合凸部22を挿入し、軸部17の側面から締付ネジ(図示せず)を差し込むことによって嵌合凹部21に挿入された嵌合凸部22を締め付けて固定されている。従って、軸部17の側面から締付ネジを取り外すことにより、軸部17に対して刃先部18を容易に取り替えることができる。
遮蔽板4は、側面視L状に形成されており、一方の支持片9における穴開け刃3の上部が突出する面と平行に位置付けられる固定部23と、固定部23から垂直に伸びて両支持片9,10の先端面に沿うように配置される遮蔽部24とから構成されている。なお、固定部23は、穴開け刃3の上部の上端面に先端部がネジ止めされており、これにより、遮蔽板4は穴開け刃3の移動に連動して移動する。また、遮蔽部24は、長手方向へ走る長孔25を有しており、長孔25には、一方の支持片9における先端面へ差し込まれる一対のガイドピン26,26が通されている。
リンク構造6は、図1に示すように、同一構成のリンク機構27,27が支持本体2を挟むように両側に配置された構造となっている。そして、リンク機構27,27は、図2及び図3に示すように、一方側の端部28が他方のハンドル7に連結される略L字状の第一リンク部材29と一方側の端部30が穴開け刃3の上部に回動可能に軸止めされるL字状の第二リンク部材31とから構成されており、第一リンク部材29と第二リンク部材31とは、他方側の端部32,33同士が回動可能に連結されている。また、支持本体2には、偏平部8に形成された長孔11に回転体34が移動可能に嵌め込まれており(図4参照)、両リンク機構27,27は、それぞれのリンク機構27を構成する第一リンク部材29の角部35同士を回転体34に対して回動可能に軸止めすることによって連結されている。そして、第一リンク部材29の回転体34に対する回動や第二リンク部材31の穴開け刃3に対する回動は、支持本体2の偏平部8から立ち上がる突起12によって規制されている。
なお、第二リンク部材31は、第一リンク部材29よりも支持本体2の先端側に配置されている。そして、第一リンク部材29は、他方のハンドル7に連結された一方側の端部28から鈍角に屈曲する角部35を介して第二リンク部材31に連結された他方側の端部32へと伸びており、一方側の端部28と角部35との間には、両ハンドル5,7の接触を防止するためのストッパ36が突出している。また、第二リンク部材31は、穴開け刃3の上部に連結された一方側の端部30から直角に屈曲する角部37を介して第一リンク部材29に連結された他方側の端部33へと伸びており、他方側の端部33と角部37との間は、管材支持空間15を避けるように穴開け刃3に対して平行に位置付けられている。
次に、本実施の形態に係る管材穴開け工具1の使用方法を図6〜図9に基づいて説明する。なお、図6〜図9は、両ハンドル5,7及びリンク構造6以外を断面で示した部分断面図であり、両ハンドルの持ち手側が一部省略されている。
先ず、図6に示すように、一方のハンドル5に対して他方のハンドル7を最大角度開くと、第一リンク部材29は、角部35が支持本体2に形成された長孔11の元端側に位置付けられ、他方側の端部32が支持本体2から立ち上がる突起12に接触した状態となる。これにより、第一リンク部材29は、角部35を回転軸とした回動が支持本体2から立ち上がる突起12に規制される状況下において他方側の端部32を支持本体2に対して最も上方側(図6中、上側)に位置付ける。これに伴って、第一リンク部材29と連結された第二リンク部材31を介して穴開け刃3や遮蔽板4が支持本体2に対して最も上方側(図6中、上側)に位置付けられる。
この時、穴開け刃3の刃先20は、一方の支持片9に形成されたガイド孔14内に納められており、遮蔽板4は、両支持片9,10の間に形成される隙間を遮蔽しない。よって、この状態において、両支持片9,10の間に形成された隙間から管材支持空間15に管材38を嵌め込み、管材38を両支持片9,10にて支持する。これにより、管材38における一方の支持片9と対向する壁面40、他方の支持片10と対向する壁面39、及び支持板13に対向する壁面41は、それぞれ対向する部材の面と密着して或いは僅かな隙間を設けて平行に位置付けられた状態となる。
次に、図7に示すように、一方のハンドル5に対して他方のハンドル7を最大角度開いた状態から僅かに閉じると、第一リンク部材29は、支持本体2に形成された長孔11の元端側に位置付けられた角部35を回転軸として回動し、他方側の端部32が僅かに支持本体2の下側(図7中、下側)に移動する。これに伴って、第一リンク部材29と連結された第二リンク部材31を介して穴開け刃3や遮蔽板4が僅かに支持本体2の下側(図7中、下側)に移動する。
この時、穴開け刃3の刃先20は、一方の支持片9に形成されたガイド孔14から下方に突出して管材38における一方の支持片9と対向する壁面40に接触し、遮蔽板4は、両支持片9,10の間に形成された隙間を僅かに遮蔽し、管材38における両支持片9,10の間から覗く壁面42と密着して或いは僅かな隙間を設けて平行に位置付けられるように対向する。これにより、穴開け刃3の刃先20によって管材38における一方の支持片9と対向する壁面40が押え付けられた際に管材38が断面菱形状に拉げることが防止される。
次に、図8に示すように、一方のハンドル5に対して他方のハンドル7を最大角度開いた状態から更に閉じると、第一リンク部材29は、支持本体2に形成された長孔11の元端側に位置付けられた角部35を回転軸として回動し、他方側の端部32が更に支持本体2の下側(図8中、下側)に移動する。これに伴って、第一リンク部材29と連結された第二リンク部材31を介して穴開け刃3や遮蔽板4が更に支持本体2の下側(図8中、下側)に移動する。
この時、穴開け刃3の刃先20は、一方の支持片9に形成されたガイド孔14から突出して管材38における一方の支持片9と対向する壁面40を貫き、遮蔽板4は、両支持片9,10の間に形成された隙間を更に遮蔽し、管材38における両支持片の間から覗く壁面42と密着して或いは僅かな隙間を設けて平行に位置付けられるように対向する。
なお、穴開け刃3の刃先20が管材38における一方の支持片9と対向する壁面40を貫く過程を図11に基づいて詳説する。なお、図10の(a)〜(d)において、上側に記載された断面図は穴開け刃3、管材38及び支持面43の位置関係を示したものであり、下側に記載された平面図は上側の断面図の位置関係において穴開け刃3によって管材38の壁面40に開けられた穴の形状を示したものである。
先ず、図10の(a)に示すように、穴開け刃3が管材38の壁面40に刃先20を接触させた状態から更に刃先方向へ移動すると、管材38の壁面40に対して刃先20の先鋭状に形成された先端が差し込まれる。次に、図10の(b)に示すように、穴開け刃3が管材38の壁面40に刃先20の先端を差し込んだ状態から更に刃先方向へ移動すると、管材38の壁面40に対して刃先20が最大幅の位置まで差し込まれるまでは、管材38の壁面40が、刃先20の傾斜面19に押されて管材38の内側へ押し込まれながら刃先20の外形に合わせて切断される。次に、図10の(c)に示すように、穴開け刃3が管材38の壁面40に刃先20を最大幅の位置まで差し込んだ状態から更に刃先方向へ移動すると、管材38の壁面40に対して刃先20全体が差し込まれるまでは、管材38の壁面40が、刃先20の傾斜面19に押されて管材38の内側へ押し込まれながら刃先20の最大幅に合わせて裂ける。最後に、図10の(d)に示すように、穴開け刃3が管材38の壁面40に刃先20全体を差し込んだ状態から更に刃先方向へ移動すると、管材38の壁面40が、穴開け刃3の外周面に押されて管材38の内側へ折り込まれながら刃先20の最大幅に合わせて僅かに裂ける。このように、穴開け刃3の刃先20が管材38の壁面40に対して差し込まれる過程においては、常に刃先20を構成する傾斜面19が切断された壁面40を管材38の内側及び支持面47側に押し続けるため、管材38の傾斜面19と対面する壁面41に対して上下方向に負荷が掛かり、当該壁面41が変形し易くなるが、当該壁面41は支持面43と接触することによって変形が阻止される。
最後に、図9に示すように、一方のハンドル5に対して他方のハンドル7を最小角度閉じると、第一リンク部材29は、支持本体2に形成された長孔11の元端側に位置付けられた角部35を該長孔11の先端側へ移動させながら該角部35を回転軸として回動し、一方側の端部28と角部35との間から突出するストッパ36が他方のハンドル7に接触する。これにより、第一リンク部材29は、角部35を回転軸とした回動が他方のハンドル7に規制される状況下において他方側の端部32を最も支持本体2の下側(図9中、下側)に位置付ける。これに伴って、第一リンク部材29と連結された第二リンク部材31を介して穴開け刃3や遮蔽板4が最も支持本体2の下側(図9中、下側)に移動する。
この時、穴開け刃3の刃先20は、一方の支持片9に形成されたガイド孔14から突出して管材38における他方の支持片10と対向する壁面39を貫いた後、他方の支持片10に形成されたガイド孔14に差し込まれ、遮蔽板4は、両支持片9,10の間に形成された隙間を完全に遮断し、管材38における両支持片9,10の間から覗く壁面42と密着して或いは僅かな隙間を設けて平行に位置付けられるように対向する。これにより、一対の支持片9,10によって支持される管材38の各壁面が該各壁面と平行な面によって囲まれた状態となる。なお、管材38の穴開け刃3によって貫かれた壁面39は、壁面39が対向する他方の支持片10のガイド孔14に差し込まれたダイス16の働きによって穴開け刃3における刃先部18の刃先20を軸方向から目視した外形状に合わせて完全に打ち抜かれ、打ち抜かれた壁面39は他方の支持片10のガイド孔14から下方へと排出される。
なお、管材支持空間15から穴開け加工が施された管材38を取り外す場合には、再度、一方のハンドル5に対して他方のハンドル7を最大角度開くことにより、穴開け刃3の刃先20を一方の支持片9に形成されたガイド孔14内に納め、遮蔽板4を両支持片9,10の間に形成される隙間を遮蔽しないように位置付ければよい。
実施の形態2.
本実施の形態は前記実施の形態1における穴開け刃の刃先部の変形例であり、図11及び図12において、図1〜図10と同一符号は同一又は相当部分を示している。
変形例1:図11の(a)は変形例1に係る刃先部の斜視図を示しており、図11の(b)は変形例1に係る刃先部の側面図を示している。変形例1に係る刃先部18は、四角柱状の部材の先端面を先端から元端側に向かって二段階の角度に分けて角度を緩めながら傾斜させてなる刃先44が形成されており、刃先44は、傾斜面45を正面として側面から目視した場合に先端に向かって先細りした先鋭状に形成されている(図11の(b)参照)。なお、刃先44を構成する傾斜面45を側面から目視するとV字状に屈曲した形状になっている。
本変形例に係る刃先部18においては、管材に対して略四角形状の穴を開口することができる。
変形例2:図12の(a)は変形例2に係る刃先部の斜視図を示しており、図12の(b)は変形例2に係る刃先部の平面図を示している。変形例2に係る刃先部18は、円柱状の部材の先端面の半分を先端から元端側に向かって傾斜させると共に先端面の残り半分を傾斜させることなく刃先46が形成されており、刃先46の一部は、傾斜面47を正面として側面から目視した場合に先端に向かって先細りした先鋭状に形成されている。なお、刃先46を構成する傾斜面を側面から目視するとV字状に屈曲した形状になっている。
本変形例に係る刃先部18においても、前記実施の形態1と同様に管材に対して略U字状の穴を開口することができる。
なお、前記各実施の形態においては、支持本体に対して穴開け刃を移動させるための動力として、一対のハンドルの手動による開閉を利用しているが、当該動力はこれに限定されず、例えば、油圧を利用して支持本体に対して穴開け刃を移動させてもよい。
また、前記実施の形態1においては、一対の支持片の両支持片に対してガイド孔を形成し、一対の支持片によって支持された管材に対して穴開け刃が貫通するような構造を採用しているが、一方の支持片に対してのみガイド孔を形成し、一対の支持片によって支持された管材に対して穴開け刃が貫通することなく差し込まれる構造を採用してもよい。
また、前記実施の形態1においては、穴開け加工を施す対象となる管材が断面四角形状であるため、支持面の形状を平坦にしたが、支持面の形状は管材の形状に合わせて変更することが好ましい。
また、穴開け刃の刃先の形状は前記実施の形態に係る刃先の形状に限定されず、他の形状のものであってもよい。
また、前記実施の形態1においては、他方の支持片にダイスを設けているが、ダイスを設けなくても管材の他方の支持片と対向する壁面に対して穴開け加工を施すことができる。また、他方の支持片のガイド孔に穴開け刃の刃先が通された状態において、刃先の傾斜面に対向するガイド孔の内面の一部又は全部を該刃先の元端側から離すように形成すれば、管材の他方の支持片と対向する壁面に対して穴開け加工が施された際に、壁面が刃先によって完全に切断されず、一部が繋がった状態で切断されるため、端材が発生せず、作業効率が向上する。
1 管材穴開け工具
2 支持本体
3 穴開け刃
4 遮蔽板
5 一方のハンドル
6 リンク構造
7 他方のハンドル
8 偏平部
9 一方の支持片
10 他方の支持片
11 長孔
12 突起
13 支持板
14 ガイド孔
15 管材支持空間
16 ダイス
17 軸部
18 刃先部
19 傾斜面
20 刃先
21 嵌合凹部
22 嵌合凸部
23 固定部
24 遮蔽部
25 長孔
26 ガイドピン
27 リンク機構
28 一方側の端部
29 第一リンク部材
30 一方側の端部
31 第二リンク部材
32 他方側の端部
33 他方側の端部
34 回転体
35 角部
36 ストッパ
37 角部
38 管材
39,40,41,42 壁面
43 支持面
44 刃先
45 傾斜面
46 刃先
47 傾斜面

Claims (3)

  1. 管材を支持する支持本体と該支持本体に対して移動可能に取り付けられる穴開け刃とを有し、支持本体に支持された管材に対して穴開け刃を差し込むことができる管材穴開け工具であって、支持本体は管材を支持する一対の支持片と該一対の支持片に支持された管材と対向するように両支持片間に位置付けられる支持面とを有しており、穴開刃は支持本体に対して一方の支持片から他方の支持片に向かって移動可能に取り付けられており、穴開刃に他方の支持片と対向する面を先端から元端側に向かって傾斜させた側面視先鋭状の刃先が設けられており、刃先を構成する傾斜面が支持面と対面するように位置付けられていることを特徴とする管材穴開け工具。
  2. 穴開刃に他方の支持片と対向する全面を先端から元端側に向かって傾斜させた側面視先鋭状の刃先が設けられている請求項1記載の管材穴開け工具。
  3. 刃先の傾斜面が側面視凹状に湾曲している請求項1又は2のいずれかに記載の管材穴開け工具。
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