JP6083560B2 - 手動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、手動工具に関するものである。
周知のとおり、天井や壁の下地として使用される金属製の角材100(被作用物)は、図18に示すように断面コの字形であり、電力や電話、LAN等の配線を通すためには、両側壁101間の底壁102に対して加工を施す必要がある。この加工は非常に難しいため、現場に持ち込む前に予め希望通りに加工を施しておくことが好ましいが、現場に持ち込んで実際に設置しなければどの部分を加工すればよいのか判明しない事態が多く、このため、現場において金属製角材を容易に加工できる特殊な手動工具が多数開発されている。
例えば、後出特許文献1には、断面コの字形に形成された金属形材における頂壁又は側壁への穿孔工具であって、ほぼ平行に配置された左右一対の第1ハンドル及び第2ハンドルと、これら両ハンドルの先端部を枢軸を介して連結させてある穿孔具本体と、該穿孔具本体に形成された形材受入空間を挟んで上下に対向配置されている雌雄一対の穿孔治具とからなり、前記穿孔具本体は、穿孔対象形材の対向側壁の高さよりも大きい高さを備えていて、かつ、幅方向の一側から他側方に向かってコの字形に切り込まれた形材受入空間を備え、また、形材受入空間を形成する上下方向の対向壁の一方の壁部に前記穿孔治具の雌雄何れか片方の治具が、他方の壁部に雌雄何れか他方の治具が、それぞれ空間側に向かって出退自在に配置され、更に、該形材受入空間の切り込み側とは反対側の外周壁又はその近く部分に、ガイドローラ案内曲面とその上下端に形成されたガイドローラ固定部とを備え、前記第1ハンドルは、コイルスプリングにより前記固定用枢軸方向に常時牽引され、同枢軸を支点として揺動回転するとき前記ガイドローラ案内曲面と接しながら上下方向に移動するガイドローラと、該ガイドローラの枢支ピンまたはその近傍箇所に下端部が軸架され、上端部が雌雄何れか一方の前記穿孔治具の上部に連結された連絡レバーとを備え、前記第2ハンドルは、前記固定用枢軸の先端側部分と雌雄何れか他方の前記穿孔治具の下部との間に枢支ピンを介して連結された連結レバーとを備えた構造とされている金属形材への穿孔工具が開示されている。
また、後出特許文献2には、壁や天井の裏面に下地として設置される断面略コ字状の下地材に貫通孔を穿孔する穿孔工具であって、保持ハンドルを備えた本体と、この本体に設けられた筒刃と、この筒刃に挿入すべく進退操作可能に設けられた穿孔刃とを有し、前記穿孔刃は、前記本体に軸支された可動ハンドルと、前記保持ハンドルとを互いに近接離反させることで進退操作され、可動ハンドルの可動軸を穿孔刃の進退方向と略平行にスライドさせると共に、穿孔刃の筒刃への距離が、穿孔可能な近接させた位置と、下地材を穿孔刃と筒刃との間に入れるために離して空けた位置との間を、スライドさせることができるガイド溝を有する穿孔工具が開示されている。
特開2008−260039号公報 特開2009−274083号公報
ところが、前記特許文献1に開示された穿孔工具においては、形材受入空間から雌雄一対の穿孔治具を退避させるため、第1ハンドル及び第2ハンドルを約180度開く必要があり、壁際の天井など作業スペースが狭い場所に設置された金属製角材に対して穴開け作業を行なうことが非常に困難であるという問題点があった。
また、前記特許文献2に開示された穿孔工具においては、筒刃と穿孔刃との間に下地材を入れるため、保持ハンドル及び可動ハンドルを約90度開き、かつ、可動ハンドルをガイド溝に沿ってスライドさせる必要があり、穴開け作業時にハンドルの開閉操作とスライド操作とを行なわなければならず、ハンドル操作が二段階となって作業効率が非常に悪いという問題点があった。
なお、前記各特許文献に開示された穿孔工具は、いずれも金属製角材に対して穴開け加工を施すためのものであるが、金属製角材に他の加工を施すための手動工具や金属製角材を挟持するための手動工具などにおいても、前記各特許文献に開示された穿孔工具が有する問題点と同様の問題点を有していると言える。
そこで、本発明者は、一対のハンドルを小さく開閉するだけで被作用物に作用させることができる手動工具を得ることを技術的課題として、その具現化をはかるべく、試行錯誤的に試作・実験を重ねた結果、被作用物を支持するための支持空間を有する支持体と該支持体に対して移動可能に取り付けられる移動体と該移動体に対して回転可能に軸止めされる梃子体とを有し、移動体の先端が被作用物に作用する手動工具において、支持体に梃子体の回転の支点となる一対の支軸を設け、梃子体を接触している支軸を支点として回転させることによって移動体を支持空間内を進退するように移動させ、梃子体の回転に伴って支持空間内を移動する移動体の先端が該支持空間内の所定位置を通過する際に、梃子体の回転の支点となる支軸が交互に切り換わるようにすれば、梃子体に設けられた操作ハンドルと支持体に設けられた支持ハンドルとを小さく開閉するだけで移動体の先端を被作用物に作用させることができるという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。
すなわち、本発明の請求項1に係る手動工具は、被作用物を支持するための支持空間を有する支持体と該支持体に対して移動可能に取り付けられる移動体と該移動体に対して回転可能に軸止めされる梃子体とを有し、移動体の先端が被作用物に作用する手動工具において、支持体には梃子体の回転の支点となる一対の支軸が設置されており、梃子体が接触している支軸を支点として回転することによって移動体が支持空間内を進退するように移動し、梃子体の回転に伴って支持空間内を移動する移動体の先端が該支持空間内の所定位置を通過する際に、梃子体の回転の支点となる支軸が交互に切り換わるものである。
また、本発明の請求項2に係る手動工具は、前記請求項1に係る手動工具において、梃子体の回転に伴って支持空間内へ進出する移動体の先端が被作用物に作用する前に該支持空間内の所定位置を通過するものである。
また、本発明の請求項3に係る手動工具は、前記請求項1又は2のいずれかの手動工具において、移動体に対する梃子体の回転軸と両支軸とが直線上に位置付けられた際に、移動体に対する梃子体の回転軸に対して近くに配置された一方の支軸を支点として梃子体を回転させることによって移動体の先端が被作用物に作用するものである。
また、本発明の請求項4に係る手動工具は、前記請求項3の手動工具において、移動体の先端が被作用物に作用している過程で移動体に対する梃子体の回転軸が一方の支軸に最接近するものである。
また、本発明の請求項5に係る手動工具は、前記請求項1乃至4のいずれかの手動工具において、移動体の先端に刃先が形成されており、移動体の刃先によって被作用物に穴を開けるものである。
また、本発明の請求項6に係る手動工具は、前記請求項1乃至4のいずれかの手動工具において、移動体の先端に押型面が形成されており、移動体の押型面によって被作用物を変形させるものである。
また、本発明の請求項7に係る手動工具は、前記請求項1乃至4のいずれかの手動工具において、移動体の先端に被作用物に取り付けられる取付物が保持される保持端が形成されており、移動体の保持端によって被作用物に取付物を取り付けるものである。
また、本発明の請求項8に係る手動工具は、前記請求項1乃至4のいずれかの手動工具において、移動体の先端に一方の挟持端が形成されており、支持体に移動体の一方の挟持端と対向する他方の挟持端が形成されており、移動体の一方の挟持端によって被作用物を他方の挟持端に押し付けて挟持するものである。
本発明によれば、移動体に対して回転可能に軸止めされた梃子体の支点となる支軸を二つ設け、梃子体の回転に伴って支持空間内を移動する移動体の先端が該支持空間内の所定位置を通過する際に、梃子体の回転の支点となる支軸が切り換わるようにしたので、梃子体の移動体に対する回転軸と両支軸とが直線上に位置付けられた状態において該回転軸に対して遠くに位置する支軸を支点として梃子体を回転させることにより、梃子体に設けられたハンドルと支持体に設けられたハンドルを小さく開閉するだけで支持空間に対して移動体を大きく進退させることができ、これにより、被作用物に移動体の先端を作用させるために必要となる両ハンドルの開閉角度を小さく設定することができる。
また、梃子体の回転に伴って支持空間内を移動する移動体の先端が該支持空間に支持された被作用物に作用する前に、梃子体の回転の支点となる支軸が切り換わるようにすれば、梃子体の移動体に対する回転軸と両支軸とが直線上に位置付けられた状態において該回転軸に対して近く位置する支軸を支点として梃子体を回転させることによって移動体が被作用物に作用するため、これにより、梃子体の支点(支軸)と力点(移動体に対する梃子体の回転軸)とが接近し、梃子体に設けられた操作ハンドルに加える力を効率良く移動体に伝えることができる。
さらに、移動体の先端が被作用物に作用している過程で移動体に対する梃子体の回転軸が支軸に最接近するようにすれば、移動体の先端が被作用物に作用して最も力が必要となる時に、梃子体に設けられた操作ハンドルに加える力を最も効率良く移動体に伝えることができる。
従って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。
実施の形態1に係る手動工具を示した斜視図である。 図1に示す手動工具の両ハンドル部を開いた状態を示した一部省略側面図である。 図1に示す手動工具の両ハンドル部を閉じた状態を示した一部省略側面図である。 図2に示す手動工具の断面図である。 実施の形態1に係る手動工具の動作を説明した一部省略部分断面図である。 実施の形態1に係る手動工具の動作を説明した一部省略部分断面図である。 実施の形態1に係る手動工具の動作を説明した一部省略部分断面図である。 実施の形態1に係る手動工具の動作を説明した一部省略部分断面図である。 実施の形態1に係る手動工具の動作を説明した一部省略部分断面図である。 実施の形態1に係る手動工具の動作を説明した一部省略部分断面図である。 梃子体の移動体に対する回転軸と両支軸との位置関係を示した模式図である。 実施の形態2に係る手動工具を説明した一部省略部分断面図である。 実施の形態3に係る手動工具を説明した一部省略部分断面図である。 実施の形態4に係る手動工具を説明した一部省略部分断面図である。 実施の形態5に係る手動工具を説明した一部省略部分断面図である。 実施の形態4に係る取付物を示した斜視図である。 実施の形態6に係る手動工具を説明した一部省略部分断面図である。 金属製角材(被作用物)を示した一部省略断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
本実施の形態に係る手動工具1は、図1〜図4に示すように、被作用物を支持する支持体2と、支持体2に対して移動可能に取り付けられる移動体3と、移動体3に対して回転可能に軸止めされる梃子体4とを有している。そして、支持体2に設けられた支持ハンドル5と梃子体4に設けられた操作ハンドル6とを開閉することによって支持体2に支持された被作用物に穴を開けることができるようになっている。
支持体2は、図2及び図3に示すように、被作用物を支持する支持空間7を有する支持部8と該支持部8から伸びる支持ハンドル5とから構成されている。支持部8は、支持ハンドル5の軸線上に伸びる偏平部9を有しており、偏平部9の先端側(支持ハンドル5に対して遠い側)から支持ハンドル5の軸線に対して略垂直方向へ突出した一方の支持片10と、偏平部9の元端側(支持ハンドル5に対して近い側)から支持ハンドル5の軸線に対して略垂直方向へ突出した他方の支持片11とが平行に位置付けられており、これにより、偏平部9及び両支持片10,11によって囲まれた側面視略コ字状の支持空間7が形成されている。なお、偏平部9の支持空間7を構成する面から支持空間7に収納された被作用物を位置決めするための突起12が突出している。
一方の支持片10は、図4に示すように、円筒状に形成されており、偏平部9に対する突出方向に対して垂直に伸びる貫通孔13が形成されている。また、他方の支持片11は、一方の支持片10と対向する円筒部14から該一方の支持片10とは反対方向にガイド部15が伸びており、偏平部9に対する突出方向に対して垂直に伸びる貫通孔16が円筒部14及びガイド部15を貫くように形成されている。そして、両支持片10,11に形成された貫通孔13,16は、両支持片10,11の間に設けられた支持空間7を挟んで同軸上に位置付けられている。なお、一方の支持片10に形成された貫通孔13には、支持空間7側の開口に被作用物に開ける穴の外形と同一形状の内形を有するダイス17が差し込まれている。また、他方の支持片11には、図2及び図3に示すように、ガイド部15における偏平部9の偏平面18に続く面に貫通孔16に沿って開口するガイド孔19が該偏平部9に対する両支持片10,11の突出方向及び該支持片10,11を貫く貫通孔13,16の貫通方向に対して垂直な方向へと開口している。
また、支持部8には、偏平部9の両偏平面18,18から第一支軸20及び第二支軸21(一対の支軸)が該偏平部9に対する両支持片10,11の突出方向及び該支持片10,11を貫く貫通孔13,16の貫通方向に対して垂直な方向へと突出しており、第一支軸20は、偏平面18における偏平部9とガイド部15との境界に跨る位置から突出しており、第二支軸21は、偏平面18における支持ハンドル5の付け根付近から突出している。
移動体3は、図4に示すように、他方の支持片11に形成された貫通孔16に対して移動可能に通されており、長尺状の軸部22と該軸部22の先端に取り付けられる刃先部23とから構成されている。軸部22は、他方の支持片11におけるガイド部15の貫通孔16に差し込まれてガイド孔19から一部を覗かせている。また、刃先部23には、円柱状部材の一方の支持片10に対向する面をU字状に切断してなる刃先24が形成されている。従って、移動体3の先端に刃先24が位置付けられる。なお、刃先部23は、刃先部23の軸部22と対向する面に形成された嵌合凹部25に軸部22の先端を挿入し、刃先部23の側面から締付ネジ(図示せず)を差し込むことによって軸部22の先端に固定されている。従って、刃先部23の側面から締付ネジを取り外すことにより、軸部22に対して刃先部23を容易に交換することができる。
梃子体4は、図2及び図3に示すように、支持部8を挟むように両側に配置された一対の梃子部26,26と該一対の梃子部26,26にネジ止めされる操作ハンドル6とから構成されている。一対の梃子部26,26は、支持ハンドル5の軸線に対して交差するように配置されており、一対の梃子部26,26の一端27が、支持ハンドル5の軸線に対して一方側(図2及び図3中、左側))に配置された他方の支持片11のガイド孔19から覗く移動体3の軸部22に対して回転可能に軸止めされていると共に、一対の梃子部26,26の他端28が支持ハンドル5の軸線に対して他方側(図2及び図3中、右側)に配置された操作ハンドル6を挟んでネジ止めされている。
また、一対の梃子部26,26の一端27側には、支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を開口する方向(図3中、矢印A方向)に向かって鉤爪状に湾曲した第一引掛部29が形成されており、一対の梃子部26,26の他端28側には、支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を開口する方向に向かって鉤爪状に湾曲した第二引掛部30が形成されている。そして、第一引掛部29には、第一支軸20を引っ掛けることができる幅を有する引掛溝31(図3参照)が形成されており、第二引掛部30には、第二支軸21を引っ掛けることができる幅を有する引掛溝32(図2参照)が形成されており、両引掛部29,30の引掛溝31,32は、互いに向かい合うように形成されている。なお、一対の梃子部26,26は、支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を開口する方向に位置する辺、即ち、両支軸20,21に接触する辺が両引掛部29,30間でへ字状に屈曲又は湾曲している。
次に、本実施の形態に係る手動工具1の動作を図5〜図10に基づいて説明する。なお、図5〜図10においては、両ハンドル5,6の一部が省略されていると共に、手動工具1の支持体2及び移動体3並びに被作用物が断面で示されている。
先ず、図5に示すように、支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を最大角度まで開口すると、梃子部26に設けられた第一引掛部29の引掛溝31から第一支軸20が外れると共に、梃子部26に設けられた第二引掛部30の引掛溝32に第二支軸21が最も深く嵌り込んだ状態となる。そして、梃子部26の移動体3に対する回転軸33がガイド孔19の支持空間7に対して最も遠い位置に移動し、これに伴って、移動体3の刃先24が支持空間7から退出した状態となり、支持空間7に断面コ字状の被作用物34を収納するスペースが形成されるため、被作用物34のコ字状面を他方の支持片11側に向けて支持空間7内に収納する。
次に、図5に示す状態から梃子体4の支点を第二支軸21として、図6に示すように、支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を最大角度まで開口した状態から所定角度まで閉口すると、梃子部26に設けられた第一引掛部29の引掛溝31から外れていた第一支軸20が該引掛溝31に浅く嵌り込むと共に、梃子部26に設けられた第二引掛部30の引掛溝32に最も深く嵌り込んだ第二支軸21が該引掛溝32に浅く嵌り込んだ状態となる。そして、梃子部26の移動体3に対する回転軸33が大きくガイド孔19の支持空間7側に移動し、これに伴って、移動体3の刃先24が支持空間7内を一方の支持片10側に進出して刃先24が被作用物34に接触する手前に位置付けられる。この状態において、梃子体4の支点が第二支軸21から第一支軸20に切り換わる。
次に、図6に示す状態から梃子体4の支点を第一支軸20として、図7に示すように、支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を更に閉口すると、梃子部26に設けられた第一引掛部29の引掛溝31に浅く嵌り込んでいた第一支軸20が該引掛溝31に深く嵌り込むと共に、梃子部26に設けられた第二引掛部30の引掛溝32に浅く嵌り込んでいた第二支軸21が該引掛溝32から外れた状態となる。そして、梃子部26の移動体3に対する回転軸33が更にガイド孔19の支持空間7側に移動し、これに伴って、移動体3の刃先24が更に一方の支持片10側に進出し、刃先24が一方の支持片10に設けられたダイス17に嵌り込んで刃先24の先端が被作用物34に差し込まれる。
次に、図7に示す状態から梃子体4の支点を第一支軸20として、図8に示すように、支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を更に閉口すると、梃子部26に設けられた第一引掛部29の引掛溝31に第一支軸20が深く嵌り込んだ状態が維持されると共に、梃子部26に設けられた第二引掛部30の引掛溝32から第二支軸21が外れた状態が維持される。そして、梃子部26の移動体3に対する回転軸33が更にガイド孔19の支持空間7側に移動して第一支軸31に最も接近し、これに伴って、移動体3の刃先24が更に一方の支持片10側に進出し、刃先24が一方の支持片10に設けられたダイス17に更に嵌り込んで刃先24が被作用物34を貫き切る直前に位置付けられる。
次に、図8に示す状態から梃子体4の支点を第一支軸20として、図9に示すように、支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を最小角度まで閉口すると、梃子部26に設けられた第一引掛部29の引掛溝31に第一支軸20が深く嵌り込んだ状態が維持されると共に、梃子部26に設けられた第二引掛部30の引掛溝32から第二支軸21が外れた状態が維持される。そして、梃子部26の移動体3に対する回転軸33がガイド孔19の支持空間7に対して最も近い位置に移動し、これに伴って、移動体3の刃先24が更に一方の支持片10側に進出し、刃先24が一方の支持片10に設けられたダイス17に更に嵌り込んで刃先24が被作用物34を貫く。
最後に、図10に示すように、再び支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を最大角度まで開口することにより、梃子部26の移動体3に対する回転軸33がガイド孔19の支持空間7に対して最も遠い位置に移動し、これに伴って、移動体3の刃先部23が被作用物34から抜けた後、支持空間7から退出した状態となり、支持空間7から被作用物34(作用物)を取り出すことができる。
なお、両ハンドル5,6の開閉時において梃子体4の支点が切り換わる際には、梃子体4における梃子部26の支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を開口する方向に位置する辺がへ字状に形成されているため、第一引掛部29の引掛溝31及び第二引掛部30の引掛溝32が両引掛部29,30の先端間に形成される開口35(図6参照)に向かって僅かに傾いた状態となり、第一引掛部29の引掛溝31に対する第一支軸20の出し入れ及び両引掛部30の引掛溝32に対する第二支軸21の出し入れがスムーズに行なわれる。
次に、本実施の形態に係る手動工具1における両ハンドル5,6の開口角度を図11に基づいて説明する。なお、図11において、図5〜図10に示す状態における梃子体4の移動体3に対する回転軸33と両支軸20,21との位置関係を模式的に示したものであり、各状態の回転軸を点線にて示し、両支軸20,21を実線にて示している。
梃子体4が第二支軸21を支点として回転する場合には、両ハンドル5,6の開口角度は、図5に示す状態における回転軸33a及び第二支軸21を結ぶ線分と、図6に示す状態における回転軸33b及び第二支軸21を結ぶ線分との間の角度αと同一となる。よって、両ハンドル5,6を小さく開閉するだけで移動体3を大きく移動させることができる。
梃子体4が第一支軸20を支点として回転する場合には、両ハンドル5,6の開口角度は、図6に示す状態における回転軸33b及び第一支軸20を結ぶ線分と、図9に示す状態における回転軸33c及び第一支軸20を結ぶ線分との間の角度βと同一となる。よって、両ハンドル5,6を大きく開閉しなければ移動体3を大きく移動させることができないが、梃子体4の支点となる第一支軸20と梃子体4の力点となる回転軸33との距離が短くなるため、操作ハンドル6に加える力を効率良く移動体3に伝えることができる。
なお、被作用物34とは異なる厚さの被作用物に対して穴開け加工を施す際に、当該被作用物の手で梃子体4の支点が第二支軸21から第一支軸20へ切り換わるように設定し直す場合には、移動体3の軸部22に対する梃子部26の軸止め位置を変更して設定する方法や、梃子部26の支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を開口する方向に位置するへ字状に形成された辺の屈曲角度又は湾曲角度を変更して設定する方法などがある。なお、後者の方法の場合には、屈曲角度又は湾曲角度を大きくすることによって梃子体4の支点が切り換わる位置を他方の支持片11側に移動させることができ、また、屈曲角度又は湾曲角度を小さくすることによって梃子体4の支点が切り換わる位置を一方の支持片10側に移動させることができる。
実施の形態2.
本実施の形態は前記実施の形態1に係る手動工具におけるダイスの変形例であり、図12において、図1〜図11と同一符号は同一又は相当部分を示しており、両ハンドルの一部が省略されていると共に、手動工具の支持体及び移動体並びに被作用物が断面で示されている。
本実施の形態に係る手動工具は、図12に示すように、ダイス17の他方の支持片11と対向する面から支持空間7内へと突出部36が突出している。
本実施の形態によれば、ダイス17から突出部36が突出しているため、断面コ字状の被作用物34のコ字状面を一方の支持片10側に向けて支持空間7内に収納することができ、これにより、被作用物34に対してコ字状面の外側から内側へ向けて穴開け加工を施すことができる。
実施の形態3.
本実施の形態は前記実施の形態1に係る手動工具おける他方の支持片の変形例であり、図13において、図1〜図11と同一符号は同一又は相当部分を示しており、両ハンドルの一部が省略されていると共に、手動工具の支持体及び移動体並びに被作用物が断面で示されている。
本実施の形態に係る手動工具は、図13に示すように、他方の支持片11における円筒部14の一方の支持片10と対向する面に被作用物34を支持することができる大きさの台板37が設置されており、台板37は、他方の支持片11における支持空間7側の開口に差し込まれる円筒状の留め具38によって他方の支持片11に固定されている。
本実施の形態によれば、移動体3の刃先24によって被作用物34に穴を開口した後に該刃先部23が容易に開口から抜き取ることができない場合に、支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を開口すると、移動体3の刃先部23が他方の支持片11側に退出する途中で被作用物34が台板37に引っ掛かり、更に支持ハンドル5に対して操作ハンドル6を開口することにより、被作用物34の開口から移動体3の刃先部23を抜き取ることができる。
実施の形態4.
本実施の形態は前記実施の形態1に係る手動工具におけるダイス及び移動体の変形例であり、図14において、図1〜図11と同一符号は同一又は相当部分を示しており、両ハンドルの一部が省略されていると共に、手動工具の支持体及び移動体並びに被作用物が断面で示されている。
本実施の形態に係る手動工具は、図14に示すように、被作用物34に対して型押し加工を施すためのものであり、移動体3の軸部22に対して刃体部23に換えて押型部39が取り付けられており、押型部39の先端が押型面40になっている。また、ダイス17の他方の支持片11に対向する面が押型受け面41になっている。なお、押型面40が押型受け面41に最も深く嵌り込む際に、移動体3に対する梃子体4の回転軸33が第一支軸20に最接近するようになっている(図14に示す状態)。
本実施の形態によれば、前記実施の形態1に係る手動工具と同様のハンドル操作を行なうことにより、被作用物に型押し加工を施して変形させることができる。
また、本実施の形態に係る手動工具は、押型面40及び押型受け面41を他の形状に形成することにより、かしめ加工を施すための手動工具に応用することもできる。例えば、ケーブルの先端にギボシ端子をかしめて取り付ける手動工具に応用する場合には、押型面40及び押型受け面41を被作用物となるギボシ端子のかしめ対象部分を変形させることができる形状に形成すればよい。
実施の形態5.
本実施の形態は前記実施の形態1に係る手動工具におけるダイス及び移動体の変形例であり、図15において、図1〜図11と同一符号は同一又は相当部分を示しており、両ハンドルの一部が省略されていると共に、手動工具の支持体及び移動体並びに被作用物が断面で示されている。
本実施の形態に係る手動工具は、図15に示すように、被作用物34に形成された配線を通すための開口42に通された配線が該開口42の周縁で切断されないように該開口42に対して周縁を覆う取付物43を嵌め込むためのものであり、取付物43は、図16に示すように、先細り状になった先端部を有する円筒部材であり、被作用物34の開口42の周縁が嵌り込む溝44が周面に形成されている。
本実施の形態に係る手動工具は、図15に示すように、ダイス17の他方の支持片11と対向する面から支持空間7内へと突出部44が突出しており、また、移動体3の軸部22に対して刃体部23に換えて取付物43を保持するための保持部45が取り付けられおり、保持部45の先端が取付部43の中空へ嵌り込む径を有する保持端46になっている。なお、被作用物34の開口42へ嵌め込まれる取付物43の先細り状の先端部において最も大径になった部分が該開口42を通過する際に、移動体3に対する梃子体4の回転軸33が第一支軸20に最接近するようになっている(図15に示す状態)。
本実施の形態によれば、前記実施の形態1に係る手動工具と同様のハンドル操作を行なうことにより、被作用物に形成された配線を通すための開口に対して取付物を取り付けることができる。
実施の形態6.
本実施の形態は前記実施の形態1に係る手動工具における一方の支持片及び移動体の変形例であり、図17において、図1〜図11と同一符号は同一又は相当部分を示しており、両ハンドルの一部が省略されていると共に、手動工具の支持体及び移動体並びに被作用物が断面で示されている。
本実施の形態に係る手動工具は、図17に示すように、被作用物34を挟み持つためのものであり、移動体3の先端が一方の挟持端47となっており、一方の支持片10から他方の支持片11に取り付けられた移動体3に向かって突出する棒状の挟持部48の先端が他方の挟持端49となっている。なお、両挟持端47,49で被作用物34が挟まれた際に、移動体3に対する梃子体4の回転軸33が第一支軸20に最接近するようになっている(図17に示す状態)。
本実施の形態によれば、前記実施の形態1に係る手動工具と同様のハンドル操作を行なうことにより、被作用物を挟み持つことができる。
なお、前記各実施の形態においては、梃子体を構成する一対の梃子部で支持体を両側から挟み込むように配置した形態を説明したが、梃子体及び支持体の形態はこれに限定されず、例えば、梃子体を構成する梃子部を支持体の片側だけに配置した形態でもよく、この場合には、支持体の片側だけに一対の支軸を設ければよい。さらに、支持体を縦方向に二分割し、二分割された支持体の間に梃子体を構成する梃子部を配置した形態でもよく、この場合には、二分割された支持体の間に一対の支軸を設ければよい。
また、前記各実施の形態においては、梃子体の梃子部における支持ハンドルに対して操作ハンドルを開口する方向に位置する辺をへ字状に形成したが、直線状に形成してもよい。
また、前記各実施の形態においては、建築用の下地材に使用されることが多い金属製の角材を被作用物として例示しているが、本発明に係る手動工具は、他の用途に使用される金属製の角材に対しても使用することができる。即ち、本発明に係る手動工具によって作用を施す被作用物の用途は特に限定されない。さらに、被作用物の断面形状も断面コ字状に限定されることなく、例えば、実施の形態2及び5に係る手動工具のように突出部を有するダイスを採用した場合には、断面H字状の被作用物に対しても加工や挟持などの作用を施すことができる。
本発明は、前記各実施の形態において例示した穴開け加工、型押し加工、かしめ加工のように被作用物を挟んで加工を施す手動工具であれば、他の加工を施す手動工具へも応用することができる。
1 手動工具
2 支持体
3 移動体
4 梃子体
5 支持ハンドル
6 操作ハンドル
7 支持空間
8 支持部
9 偏平部
10 一方の支持片
11 他方の支持片
12 突起
13 貫通孔
14 円筒部
15 ガイド部
16 貫通孔
17 ダイス
18 偏平面
19 ガイド孔
20 第一支軸
21 第二支軸
22 軸部
23 刃先部
24 刃先
25 嵌合凹部
26 梃子部
27 一端
28 他端
29 第一引掛部
30 第二引掛部
31 引掛溝
32 引掛溝
33 回転軸
34 被作用物
35 開口
36 突出部
37 台板
38 留め具
39 押型部
40 押型面
41 押型受け面
42 開口
43 取付物
44 溝
45 保持部
46 保持端
47 一方の挟持端
48 挟持部
49 他方の挟持端
100 金属製角材
101 側壁
102 底壁

Claims (8)

  1. 被作用物を支持するための支持空間を有する支持体と該支持体に対して移動可能に取り付けられる移動体と該移動体に対して回転可能に軸止めされる梃子体とを有し、移動体の先端が被作用物に作用する手動工具において、支持体には梃子体の回転の支点となる一対の支軸が設置されており、梃子体が接触している支軸を支点として回転することによって移動体が支持空間内を進退するように移動し、梃子体の回転に伴って支持空間内を移動する移動体の先端が該支持空間内の所定位置を通過する際に、梃子体の回転の支点となる支軸が交互に切り換わることを特徴とする手動工具。
  2. 梃子体の回転に伴って支持空間内へ進出する移動体の先端が被作用物に作用する前に該支持空間内の所定位置を通過する請求項1記載の手動工具。
  3. 移動体に対する梃子体の回転軸と両支軸とが直線上に位置付けられた際に、移動体に対する梃子体の回転軸に対して近くに配置された一方の支軸を支点として梃子体を回転させることによって移動体の先端が被作用物に作用する請求項1又は2のいずれかに記載の手動工具。
  4. 移動体の先端が被作用物に作用している過程で移動体に対する梃子体の回転軸が一方の支軸に最接近する請求項3記載の手動工具。
  5. 移動体の先端に刃先が形成されており、移動体の刃先によって被作用物に穴を開ける請求項1乃至4のいずれかに記載の手動工具。
  6. 移動体の先端に押型面が形成されており、移動体の押型面によって被作用物を変形させる請求項1乃至4のいずれかに記載の手動工具。
  7. 移動体の先端に被作用物に取り付けられる取付物が保持される保持端が形成されており、移動体の保持端によって被作用物に取付物を取り付ける請求項1乃至4のいずれかに記載の手動工具。
  8. 移動体の先端に一方の挟持端が形成されており、支持体に移動体の一方の挟持端と対向する他方の挟持端が形成されており、移動体の一方の挟持端によって被作用物を他方の挟持端に押し付けて挟持する請求項1乃至4のいずれかに記載の手動工具。
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