JP4263713B2 - 穿孔工具 - Google Patents

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Description

本発明は部材への穿孔が可能な穿孔工具に係り、特に部材に形成された孔の縁を処理することが可能な穿孔工具に関する。
従来より、天井裏の配線工事を行う際に、野縁として使用されるリップ溝型鋼等の内部に配線をはわせ、所定位置から配線を取出す作業が行われている。
通常、配線を取出す位置は現場毎に異なるため、その都度現場において、野縁として使用されるリップ溝型鋼等の部材に配線取出し用の孔を穿孔している。
通常、配線取出し用の孔を形成するために、電動ドリルが使用されている。しかし、電動ドリルを使用する場合には、電源を確保する必要があるため、使用場所が限定されるという問題点がある。また、穿孔中に振動が発生したり、穿孔中に金属片が粉末状となって飛散する等、環境上の問題もあった。更に、火花が飛散するという不都合もあった。
このような問題を解消し、どこでも簡易に穿孔が行うことができるように、てこの原理を利用した手動の穿孔工具が開発された(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ダイスとパンチを備え、ダブルテコ機能によって手動で容易に穿孔作業が行える穿孔工具が開示されている。
特開2001−047151号公報(第2頁及び第3頁、図1)
しかし、上記特許文献1の技術では、手動で簡易に穿孔することが可能であるが、この穿孔工具は鋭利な刃物で被穿孔物を剪断するため、形成された配線取出し用の孔は鋭利な縁部を有するものとなっていた。
このため、この孔から直接配線を取出した場合、配線が孔の縁部に接触して損傷する可能性が高かった。
このため、配線が直接接触することを防ぐために、孔の縁部に図24(a)に示すような被覆部材91が使用されていた。
つまり、この被覆部材91を孔に嵌合させることによって、配線92と孔の縁部が直接接触することを防止していた。この被覆部材91としては、例えば、ユニバーサルブッシング等が使用される。
しかし、図24(b)に示すように、この被覆部材91の配線貫通部に配線92を貫通させる際には、上流側から下流側への押圧力がかかるため、嵌合していた被覆部材91が、配線取出し孔から脱落するという問題点があった。
また、配線取出し孔と同数の被覆部材91が必要であるため、被覆部材91を嵌合させる手間がかかると共に、コストがかかるという問題点もあった。
このため、部材に孔を形成でき、孔を形成した工具と同一の工具で、形成された孔の縁部が鋭利なものとならないような処理を容易に施すことが可能な穿孔工具の開発が望まれていた。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、被穿孔物に孔を穿孔することが可能であるとともに、孔を形成した工具と同一の工具により、形成された孔の縁部を容易に屈曲処理することが可能な穿孔工具を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、穿孔処理と屈曲処理を連続して行うことが可能な穿孔工具を提供することにある。
上記課題は、請求項1に係る発明によれば、被穿孔部材を穿孔するための穿孔工具であって、該穿孔工具は、本体部材と、一端側が前記本体部材に固定された固定柄と、前記被穿孔部材を穿孔するための穿孔刃と、該穿孔刃を支持する穿孔刃支持面の周囲から前記穿孔刃が突出する方向へ突出した突縁部が設けられた穿孔刃支持部材と、前記本体部材の、前記穿孔刃の直上となる位置に配設され、前記穿孔刃が挿入される穿孔刃進入孔を有する受部材と、内部を前記穿孔刃支持部材が貫通して移動するとともに、前記受部材の直下に開口を有するガイド孔を備える穿孔刃ガイド部材と、前記穿孔刃支持部材を移動させるための可動部材と、一端側が把手部となるとともに、他端側が第1の軸により前記可動部材に対して回動可能に軸支された可動柄と、を備え、前記被穿孔部材は前記受部材と前記穿孔刃との間に配設され、前記可動柄は、前記把手部と前記第1の軸との間に配設される中心軸により前記本体部材に対して回動可能に軸支されており、前記可動部材は、第2の軸により前記穿孔刃支持部材に対して回動可能に軸支され、前記穿孔刃が、前記受部材に挿入されない状態では、前記第1の軸は、前記中心軸よりも、前記固定柄側に配設されるとともに、前記第2の軸は前記ガイド孔の直下に配設されており、前記可動柄の前記把手部を前記中心軸を中心に前記固定柄方向に回動させ、前記穿孔刃を前記受部材方向へ押し上げて、前記穿孔刃が前記受部材に挿入された状態では、前記第1の軸は、前記中心軸よりも上方であり、前記ガイド孔の直下に配設されるとともに、前記第2の軸は、前記第1の軸よりも上方であり、前記ガイド孔の直下又は前記ガイド孔内部に配設され、前記受部材は、角柱状の部材であり、前記受部材の前記穿孔刃支持面と対向する面側は、前記穿孔刃進入孔に向かってテーパ状に形成され、前記受部材の各頂点部分には複数のスリット形成刃が配設されており、前記穿孔刃の前記穿孔刃支持面と当接する側の端部は、前記穿孔刃の中心から離隔する方向へ下部に凸となるように湾曲しながら傾斜する斜面として形成され、前記可動柄の前記把手部を前記中心軸を中心に前記固定柄方向に回動させ、前記穿孔刃を前記受部材方向へ押し上げることにより、前記穿孔刃により前記被穿孔部材に穿孔された穿孔孔は、前記スリット形成刃によってその周囲に放射状にスリットが形成されるとともに、前記穿孔孔の周端部は、前記穿孔刃の前記斜面に当接するとともに前記斜面に沿って前記穿孔孔の中心から離隔する方向へ向かって案内され、前記穿孔孔の中心から離隔する方向へ鋭角に折り曲げられて縁処理されることにより解決される。
このように、本実施形態に係る穿孔工具では、被穿孔部材を穿孔することができる。また、被穿孔部材が受部材と穿孔刃との間に配設されており、穿孔刃によって被穿孔部材が穿孔された後、穿孔刃は、受部材に形成された穿孔刃進入孔に挿入される。
本発明に係る穿孔工具では、把手部に固定柄方向の力を加えることにより、第1の軸は、中心軸を中心として固定柄から離れる方向へ回動するとともに、受部材の方向へと移動する。また、この第1の軸の移動に伴い、第2の軸が、受部材の方向へ移動するとともに、穿孔刃支持部材が、ガイド孔に沿って受部材の方向へ移動する。この動きに伴い、穿孔刃が穿孔刃進入孔に挿入されて、被穿孔部材が穿孔されるとともに、穿孔された孔の周囲が、突縁部、穿孔刃支持面、穿孔刃の外側面で形成される空間で、受部材の穿孔刃と対向する面により押圧されて屈曲することとなる。
このように、孔が穿孔された後、穿孔された孔の外周部は、受部材の下面(穿孔刃支持面と対向する側の面)と穿孔刃支持面との間で押圧され、屈曲処理が施される。
このため、被穿孔部材に形成された孔の外周部が鋭利となることがなく、被穿孔部材に形成された孔の外周部に、配線等が当接して、配線等が損傷することを防止することができる。
また、一度の操作で、穿孔処理と屈曲処理を連続して行うことが可能であるため、作業が簡略化され、工数が減少する。
また、穿孔された孔の外周部が、受部材の下面(穿孔刃支持面と対向する側の面)と穿孔刃支持面との間で押圧され、屈曲処理が施される際に、被穿孔部材に形成された孔の外周部は、この距離差分折れ曲がることとなり、孔の外周部を効率良く屈曲させることができる。
更に、前記受部材は角柱状の部材であり、前記受部材の前記穿孔刃と対向する面側は、前記穿孔刃側に向かってテーパ状に形成されている
このように構成されていると、穿孔された孔の外周部が、受部材の下面(穿孔刃支持面と対向する側の面)と穿孔刃支持面との間で押圧され、屈曲処理が施される際に、孔の外周部がテーパ面に沿って徐々に折り曲げられるため、孔の外周部が急激に押圧されることなく、緩やかに屈曲部を形成することができ、孔の周囲がつぶれることを防止することができる。
また、前記受部材には、スリット形成刃が配設されている。
このように構成されていると、穿孔された孔の外周部が、受部材の下面(穿孔刃支持面と対向する側の面)と穿孔刃支持面との間で押圧され、屈曲処理が施される際に、穿孔された孔周囲に放射状にスリットを形成することができ、押圧力により、孔周囲が無秩序に裂けることを防止することができるとともに、孔の周囲を屈曲させるための力を軽減することができる。
本発明によれば、被穿孔部材の穿孔と穿孔された孔周囲の縁処理とを、一つの穿孔工具で行うことができる。
よって、施工現場に、一つの工具を持ち込むだけで、穿孔作業と孔周縁部の処理の両方を行うことができ、作業ごとに工具を変える必要がない。
このため、作業の手間が少なくなり、作業効率が向上する。
また、本発明によれば、被穿孔部材の穿孔と孔周囲の縁処理とを一操作で連続して行うことができるため、作業性が向上する。
また、本発明によれば、穿孔された孔の縁部は、縁処理部材によって屈曲処理されるため、孔の縁部が配線と接触することによって、配線が損傷することを防止することができる。
このため、従来使用していた、ユニバーサルブッシング等の被覆部材を使用する必要がなくなり、配線工事のコストを削減することができる。
更に、被覆部材を使用する必要がないため、配線の組付け中に生じる被覆部材の脱落を懸念する必要がなく、配線工事の作業性が向上する。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、野縁等に使用する部材に対し簡易に配線導出孔を形成することが可能であるとともに、形成された配線導出孔の縁部の曲折処理を穿孔処理と連続して一操作で行うことが可能な穿孔工具に関するものである。
図1乃至図23は、本発明に係る一実施形態を示すものであり、図1は穿孔工具の斜視図、図2はカバーを外した状態の穿孔工具の平面図、図3は穿孔刃の参考例を示す斜視図、図4乃至図9は可動部の構成を示す分解図、図10は図9のA―A線断面図、図11は受部材を示す斜視図、図12は受部材の上面図・側面図・底面図、図13は孔の周囲にスリットが形成された状態を示す説明図、図14はカバーの取付け状態を示す説明図、図15は可動部全体の動きを示す説明図、図16は可動部個々の動きを示す説明図、図17は穿孔刃が下降した状態の穿孔工具の主要部分を示す説明図、図18は穿孔刃が上昇した状態の穿孔工具の主要部分を示す説明図、図19乃至図21は穿孔処理及び縁処理の過程の参考例を示す説明図、図22は穿孔刃の実施例を示す説明図、図23は穿孔処理及び縁処理が完了した状態を示す斜視図である。
図1乃至図14により、本実施形態に係る穿孔工具Sの基本的構成について説明する。
本実施形態に係る穿孔工具Sは、図1及び図2に示すように、本体部材1、穿孔刃ガイド部材としてのガイド部材2、固定柄3、可動柄4、可動部5、受部材6を主要構成としている。
本実施形態に係る本体部材1は、略L字形状の部材であり、後述する固定柄3を支持する固定柄支持部11及び後述する受部材6を支持する受部材支持部12を有して構成されている。
固定柄支持部11及び受部材支持部12は、ともに略角柱状であり、受部材支持部12は、固定柄支持部11の上端側(図1及び図2のX方向側端部)より略垂直の方向へ突出している。
本体部材1は、受部材支持部12が上方(図1及び図2のX方向側)に配設されるように配置される。
固定柄支持部11の底面から上方(図1及び図2のX方向側)には、図示しない固定柄挿入孔が穿孔されており、この固定柄挿入孔に後述する固定柄3の上端部が挿入されて固定される。
受部材支持部12には、底面から上面に向けて受部材挿入孔12aが穿孔されており、この受部材挿入孔12aには、後述する受部材6が挿入されて固定される。
本実施形態に係るガイド部材2は、略角柱状の部材であり、後述する可動部5を支持するためのものである。
ガイド部材2は、本体部材1の下端側(図1及び図2のX方向と反対方向側)から、略垂直な方向へ突出している。この突出方向は、受部材支持部12が本体部材1上端側から突出している方向と同方向である。
ガイド部材2には、底面から上面に向けてガイド孔21が穿孔されている。
このガイド孔21は、後述する外筒52が上下動する際の通路となるとともに、上下動中に外筒52及び外筒52内に配設される穿孔刃支持部材55が水平方向へずれることを防止する。つまり、このガイド孔21は、外筒52及び外筒52内に配設される穿孔刃支持部材55が上下動する際のガイドとしての役割を果たす。
本実施形態に係る固定柄3は、棒状部材であり、上端側が本体部材1を構成する固定柄支持部11に固定される。
固定柄3の自由端側は、穿孔工具Sを使用する際の使用者の把手となる。
本実施形態に係る可動柄4は、棒状部材であり使用者の把手となる把手部41と、後述する可動部5と連結される可動部連結部42と、可動部連結部42と把手部41とを連結する連結部43とで構成されている。
把手部41は棒状部材であり、一端部には連結部43を連結するための図示しないスリットが形成されている。なお、自由端側は、使用者の把手となる。
可動部連結部42は、略矩形状の板状部材であり、一端部の略中央には中心軸貫通孔42aが穿孔されている。また、他端側には、可動柄第1軸貫通孔42b及び可動柄第2軸貫通孔42cが、水平方向に並列して穿孔されている。
連結部43は略矩形状の板状部材であり、一端部には可動部連結部42を挿入するための図示しないスリットが形成されるとともに、略中央部には、固定ピン貫通孔43aが穿孔されている。また、他端側には略台形状の挿入部43bが形成されている。
連結部43に形成された挿入部43bは、把手部41の一端部に形成された図示しないスリットに挿入されて固定される。
また、連結部43の他端側に形成された図示しないスリットには、可動部連結部42の端部(中心軸貫通孔42aが穿孔されている側の端部)が挿入されて固定される。この固定は、可動部連結部42の端部が挿入された状態で固定ピン貫通孔43aから固定ピン43cを打ち込むことにより行う。
このように、把手部41と可動部連結部42とが、連結部43を介して固定され、略棒状の可動柄4が形成される。
本実施形態に係る可動部5は、穿孔工具Sの主要部であり、可動部材51,51、外筒52、リンク部材53,53、接続部材54、穿孔刃支持部材55、を有して構成されている。
本実施形態に係る可動部材51は、略二等辺三角形状の板体である。
可動部材51には、可動部材第1軸貫通孔51a、可動部材第2軸摺動孔51b、可動部材第3軸貫通孔51c(図4参照)が穿孔されている。
可動部材第1軸貫通孔51aは、可動部材51の一斜辺側の略中央部に穿孔されている。
可動部材第2軸摺動孔51bは、可動部材第1軸貫通孔51aを中心とした略円弧に沿って形成されたルーズホールであり、可動部材51の頂角から、可動部材第1軸貫通孔51aが形成されている側の底角に向かって形成されている。
可動部材第3軸貫通孔51cは、可動部材第1軸貫通孔51aが形成されていない側の底角側に穿孔されている(図4参照)。
外筒52は、略円筒状の部材であり、一底面より他方の底面へ向かってスリット52a,52aが、相対向するように形成されている(図7参照)。また、スリット52a,52a間には、外筒第4軸貫通孔52b,52b(図7参照)が穿孔されている。
リンク部材53は、両端部が略円弧状の平板部材であり、一端部にはリンク部材第2軸貫通孔53aが穿孔され、他端にはリンク部材第4軸貫通孔53bが形成されている。
接続部材54は、可動部材51と後述する穿孔刃支持部材55を連結するための部材であり、一端部略中央には、接続部材第3軸貫通孔54aが形成されている(図4参照)。
穿孔刃支持部材55は、穿孔刃55fを支持し、この穿孔刃55fを上下動させるための部材である。
穿孔刃支持部材55は、略筒状の穿孔刃支持部55aと、この穿孔刃支持部55aより径の小さい略筒状の接続部材連結部55bと、これら穿孔刃支持部55aと接続部材連結部55bとを連結する略円錐台形状の中間部55cとで構成されている(図4参照)。
穿孔刃支持部55aは、有底の略筒状部材であり、底面55d(図4参照)の略中央部には、穿孔刃55fを取付けるための図示しない螺子孔が穿孔されている。
この底面55dが、穿孔刃支持面に相当する。
なお、穿孔刃支持部55aの上端(図1及び図2のX方向側端部)に形成される周部を「穿孔刃支持部上端部55h」と記す。
また、底面55d周囲から上方へ突出している部分が突縁部に相当する。
図3に、参考例に係る穿孔刃55fを示す。
この穿孔刃55fは、円筒状の硬質な金属の先端部を、2方向から中心に向かってテーパ状に切り欠いて形成される(図3参照)。なお、切り欠き部分の外周は鋭利に剪断されており、この外周部分が、被穿孔材を穿孔するための刃となる。
穿孔刃55fの、切り欠き部分が形成されていない側の底面の略中央部には、螺子部55gが形成されており(図3参照)、この螺子部55gを図示しない螺子孔に螺入することにより、穿孔刃55fを穿孔刃支持部材55に取付ける。
また、接続部材連結部55bの端部には、対向する他端へ向けてスリット55iが形成されている(図4参照)。このスリット55iには、接続部材54の端部(接続部材第3軸貫通孔54aが形成されている側と反対側の端部)が挿入されて固定される。
以下、図4乃至図10により可動部5の構成を示す。
図4に示すように、接続部材連結部55bに形成されたスリット55iには、接続部材54の端部(接続部材第3軸貫通孔54aが形成されている側と反対側の端部)が挿入されて固定される(以下、この接続部材54と穿孔刃支持部材55とが一体となった部材を単に「穿孔刃上下動部5A」と記す)。
また、接続部材54は、可動部材51,51間に、可動部材第3軸貫通孔51c,51c及び接続部材第3軸貫通孔54aが連通するように配置される。
この可動部材第3軸貫通孔51c,51c及び接続部材第3軸貫通孔54aで形成される連通孔に第3軸58が挿入されて、接続部材54に対して可動部材51,51が回動可能となるように取付けられる。
更に、図5に示すように、リンク部材53,53を可動部材51,51の外側へ各々配置する。
このとき、可動部材51,51に形成された可動部材第2軸摺動孔51b,51bとリンク部材53に形成されたリンク部材第2軸貫通孔53a,53aは、連通するように配置される。
次いで、図6に示すように、可動部材51,51間に、可動柄4の可動部連結部42が、下部より挿入される。
このとき、図7に示すように、可動部材第2軸摺動孔51b,51b、リンク部材第2軸貫通孔53a,53a、可動部連結部42に形成された可動柄第2軸貫通孔42cが連通するとともに、可動部材51に形成された可動部材第1軸貫通孔51aと可動部連結部42に形成された可動柄第1軸貫通孔42bが連通するように、可動部連結部42が配置される。
この状態で、可動部材第2軸摺動孔51b,51b、リンク部材第2軸貫通孔53a,53a、可動柄第2軸貫通孔42cとで形成された連通孔に第2軸57が挿入されて、第2軸57に対してリンク部材53,53が回動可能であるとともに、第2軸57が可動部材第2軸摺動孔51b,51bに沿って摺動可能となるように取付けられる。
また、可動部材第1軸貫通孔51a,51aと可動柄第1軸貫通孔42bとで形成された連通孔に、第1の軸としての第1軸56を、可動部材51,51及び可動部連結部42とが第1軸56に対して回動可能となるように取付ける。
この状態で、外筒52の内孔に穿孔刃上下動部5Aを挿入する。このとき外筒52は、スリット52aが形成されている側が下側に配設されるように挿入される。
また、このとき、リンク部材第4軸貫通孔53b,53bと、外筒第4軸貫通孔52b,52bとが各々連通するように、外筒52が挿入される。
次いで、図8に示すように、リンク部材第4軸貫通孔53b,53bと外筒第4軸貫通孔52b,52bとの連通孔に、第4軸59,59を外筒52の外側から貫通させる。
この第4軸59,59により、リンク部材53,53は外筒52に対して回動可能に軸支される。
図9に、全ての部材が取付けられた状態の可動部5を示す。
また、図10は、図9のA−A線断面図である。
このように、可動部材51,51は、第3軸58により穿孔刃上下動部5Aに連結されるとともに、第1軸56及び第2軸57により可動柄4と連結される。
また、可動部材51,51は、第2軸57によりリンク部材53,53と連結され、外筒52は、第4軸59によりリンク部材53,53と連結される。
本実施形態に係る受部材6は、図11及び図12に示すように、一底面側が若干テーパ状に形成された略正八角柱状の部材であり、一底面から対向する底面へ向けて略円筒状の穿孔刃進入孔61が形成されている。
また、各頂点部には、スリット形成刃62が埋設されている。
スリット形成刃62は略5角柱状の硬質部材であり、その相対向する2底面は略直角の2底角を有する略5角形状に形成されている。
また、スリット形成刃62を形成する底面の頂角は、受部材6の底面の各隣辺が形成する角度と略同一となっている。つまり、スリット形成刃62を形成する底面の頂角は、正8角形の一角の大きさ(135°)とほぼ同一に形成されている。
このようにスリット形成刃62が8個埋設されているため、受部材6に押圧された被穿孔部材Tには、図13に示すように、スリット形成刃62により形成されたスリットT1が8個形成される。
以上のように構成された、本体部材1、ガイド部材2、固定柄3、可動柄4、可動部5、受部材6を組み立てることにより本実施形態に係る穿孔工具Sは形成される。
まず、受部材6を受部材支持部12に形成された受部材挿入孔12aに挿入して固定する。このとき、受部材6は、テーパ状に形成されている側を下部(図1及び図2のX方向と反対方向側)に向けて挿入される。
また、受部材6のテーパ状に形成されている側は若干受部材挿入孔12aより下部方向(図1及び図2のX方向と反対方向側)へ突出するように固定されている。
また、固定柄3は、上端側(図1及び図2のX方向側)が固定柄支持部材11下端側(図1及び図2のX方向と反対方向側)に固定される。
更に、可動部5を形成する外筒52は、ガイド部材2に形成されたガイド孔21に摺動可能に配設される。
この状態で、図14に示すように第1カバーK,Kと第2カバーL,Lとを取付ける。
なお、図14では、説明のため、可動部5の記載を省略している。
第1カバーKは略L字形状の板体であり、固定柄支持部11の側面形状に沿った固定柄支持部固定部K1と、この固定柄支持部固定部K1の一端側から略垂直に突出した可動柄支持部K2とで構成されている。固定柄支持部固定部K1の一端側(可動柄支持部K2が突出していない側の端部)にはビス孔K11,K11が略水平方向に並列して穿孔されている。
また、固定柄支持部固定部K1側部(可動柄支持部K2が突出している側の側部)の略中央には、ビス孔K12が穿孔されている。
更に、可動柄支持部K2の一端側(固定柄支持部固定部K1が形成されていない側)の略中央部には、カバー側中心軸貫通孔K21が穿孔されている。
第2カバーL,Lは、略矩形状の板体であり、一端側にはビス孔L11,L11,L11,L11が穿孔されている。ビス孔L11,L11,L11,L11は、2個づつ略水平方向に並列して、2段に穿孔されている。
第1カバーK,Kは、固定柄支持部固定部K1,K1で固定柄支持部11を挟持した状態で、カバー側中心軸貫通孔K21,K21と、可動柄4に形成された中心軸貫通孔42aとが連通するように配置される。
この状態で、ビス孔K11,K11及びビス孔K12から図示しないビスを打ち込むとともに、カバー側中心軸貫通孔K21,K21と中心軸貫通孔42aに中心軸42dを挿入することによって、第1カバーK,Kを本体部材1及び可動柄4に取付ける。
なお、可動柄4は中心軸42dに対して回動可能に軸支される。
また、第2カバーL,Lは、ガイド部材2を挟持した状態で、ビス孔L11,L11,L11,L11より図示しないビスを打ち込むことにより、ガイド部材2に取付けられる。このように、第2カバーL,Lは、可動部5を被覆する役目を果たす。
次いで、図15及び図16により、可動部5の動きを説明する。
図15(a)に示す状態で、可動柄4にA方向への力を加えると、可動柄4は中心軸42dを中心にA方向へ回動する。
このとき、外筒52はガイド孔21に沿って摺動するよう構成されているため、上下方向へしか移動できないので、可動部材51はC方向へ回動を始め、その動きに従って第2軸57は可動部材第2軸摺動孔51bに沿ってB方向へと摺動を始める。
なお、このとき、可動部材51は、第1軸56を中心として、可動柄4に対して回動する。
このように、各部材が運動することによって、リンク部材53により第2軸57を介して可動部材51に連結された外筒52は上部方向へ移動し、第3軸58を介して可動部材51に連結された穿孔刃上下動部5Aもまた上部方向へ移動する。この第3軸58が第2の軸に相当する。
このように、各部材の運動によって最上部へ移動した状態を、図15(b)に示す。
なお、図15(a)及び図15(b)に示すように、可動部5を可動させても、中心軸42dの位置は変わらない。
図16に外筒52と、穿孔刃上下動部5Aそれぞれの動きを分割して示す。
図16(a)は外筒52が上部へ移動する様子を示す説明図である。
このように、可動柄4のA方向への回動により、リンク部材53が移動して、リンク部材53に軸支された外筒52は上部方向へ移動する。
また、図16(b)は穿孔刃上下動部5Aが上部へ移動する様子を示す説明図である。
このように、可動柄4の回動によって、C方向へ回動するとともに上部へ移動する可動部材51に連結された穿孔刃上下動部5Aは、この動きに従って上部へ移動する。
なお、この穿孔刃上下動部5Aは、外筒52内部に摺動可能に挿入されているため、この外筒52の内孔に沿った上下動しか行わない。
このように、可動部5が上下動した状態の全体図が、図17及び図18である。
図17は、外筒52及び穿孔刃上下動部5Aが最下点にある状態(図15(a)に示す状態)を示している。
このときには、外筒52及び穿孔刃上下動部5Aには間隙が形成されており、この状態で、この間隙に被穿孔部材Tを配置する。
この状態で、A方向へ力を加えると、外筒52及び穿孔刃上下動部5Aは上昇を始める。
図18は、外筒52及び穿孔刃上下動部5Aが最上点にある状態(図15(b)に示す状態)を示している。
このときには、外筒52及び穿孔刃上下動部5Aには間隙がなくなり、被穿孔部材Tの穿孔処理及び縁処理が行われている。
次いで、図19乃至図21により、被穿孔部材Tの穿孔処理及び縁処理の参考例を説明する。
図19に示すように、穿孔刃支持部材55が上昇すると、穿孔刃55fによって、被穿孔部材Tに、穿孔刃55fの径とほぼ同一径の孔T2が穿孔される。
このとき、穿孔刃55fは、受部材6に形成された穿孔刃進入孔61内に進入する。
なお、穿孔された孔T2の周辺部を以下「周端部T3」と記す。
次いで、穿孔刃支持部材55が更に上昇すると、図20に示すように、被穿孔部材Tは、穿孔刃支持部上端部55hによって上部方向へ押し上げられ、受部材6の下端側へ押し付けられる。
このとき、被穿孔部材Tはスリット形成刃62の下端に押し付けられるため、穿孔刃55fによって穿孔された孔の周囲に8個のスリットが形成される(図13参照)。
このまま更に、穿孔刃支持部材55を上昇させると、周端部T3の先端が、底面55dに圧接する。
更に、穿孔刃支持部材55を上昇させると、受部材6は動かないので、図21に示すように、周端部T3は底面55dと受部材6の下端側の底面とに挟まれて、押しつぶされる。
なお、上述したとおり、受部材6の下端側はテーパ状に形成されているため、周端部T3は底面55dと受部材6の下端側の底面とが形成する間隙は、断面略3角形状となる。
このため、周端部T3はこの間隙の形状に沿って押しつぶされる。
つまり、周端部T3は、外側(孔T2の中心から離隔する方向)へ向かって鋭角に折り曲げられることとなる。
また、被穿孔部材Tには、スリット形成刃62によって、予めスリットT1が放射状に形成されているので(図13参照)、周端部T3は8分割されて、効率良く折り曲げられる。
このため、周端部T3がつぶれてしまったり、縁処理を行うことにより孔T2の形状が歪むことを防止することができる。
このように、穿孔刃55fによって、穿孔処理が行われた後、スリット形成刃62により、孔T2の周囲にスリットT1が放射状に形成される。
更に、周端部T3は外側(孔T2の中心から離隔する方向)へ向かって鋭角に折り曲げられ縁処理が完了する。
図22に、本発明を最良に実施するための実施例を示す。
図22は、穿孔刃55fの実施例である第2穿孔刃155fを示す。
第2穿孔刃155fの構成は、基本的には参考例に係る穿孔刃55fと同じであるが、底面55dと当接する側の端部が斜面状に形成されている点で穿孔刃55fと異なる。
第2穿孔刃155fの底面と当接する側の端部には、外側方向(第2穿孔刃155fの中心から離隔する方向)へと緩やかに若干湾曲(下部に凸となるように湾曲)しながら傾斜する斜面155gが形成されている。
このため、周端部T3の先端は、この斜面155gに当接し、外側(孔T2の中心から離隔する方向)方向へ向かって案内される。
よって、周端部T3の先端は、この斜面155gに沿って、外側(孔T2の中心から離隔する方向)方向へ導かれ、隣接するスリットT1,T1間に形成される端片は、外側(孔T2の中心から離隔する方向)方向へ容易に屈曲することとなる。
このため、より容易に縁処理を行うことができるとともに、周端部T3を押しつぶすことなく、正確に屈曲させることができる。
以上のように、穿孔処理及び縁処理を行った被穿孔部材Tの使用状態の説明図を図23に示す。
図23に示すように、本実施形態に係る穿孔工具Sを使用すれば、被穿孔部材Tには、縁処理が施された孔が形成される。
よって、穿孔された孔の内周部は屈曲面となり、カーブを形成することとなるため、穿孔された孔の穿孔面である鋭利な内周に、配線92等が接触して破損することを防止することができる。
また、通常、配線92等が格納される被穿孔部材Tとしての野縁は、建築物の天井付近に配設されるため、縁処理が確実に行われたか否かを作業員が確認することは困難である。
本実施形態に係る穿孔工具Sを使用すれば、縁処理した周端部T3は、被穿孔部材Tの下面側に露出するため、縁処理が確実に行われたか否かを作業員が容易に確認することができる。
本発明の一実施形態に係る穿孔工具の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカバーを外した状態の穿孔工具の平面図である。 本発明の参考例に係る穿孔刃を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る可動部の構成を示す分解図である。 本発明の一実施形態に係る可動部の構成を示す分解図である。 本発明の一実施形態に係る可動部の構成を示す分解図である。 本発明の一実施形態に係る可動部の構成を示す分解図である。 本発明の一実施形態に係る可動部の構成を示す分解図である。 本発明の一実施形態に係る可動部の構成を示す分解図である。 図9のA―A線断面図である。 本発明の一実施形態に係る受部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る受部材の上面図・側面図・底面図である。 本発明の一実施形態に係る孔の周囲にスリットが形成された状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るカバーの取付け状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る可動部全体の動きを示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る可動部個々の動きを示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る穿孔刃が下降した状態の穿孔工具の主要部分を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る穿孔刃が上昇した状態の穿孔工具の主要部分を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る穿孔処理及び縁処理の過程を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る穿孔処理及び縁処理の過程を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る穿孔処理及び縁処理の過程を示す説明図である。 穿孔刃の実施例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る穿孔処理及び縁処理が完了した状態を示す斜視図である。 従来例を示す説明図である。
符号の説明
1 本体部材
2 穿孔刃ガイド部材(ガイド部材)
3 固定柄
4 可動柄
5 可動部
5A 穿孔刃上下動部
6 受部材
11 固定柄支持部
12 受部材支持部
12a 受部材挿入孔
21 ガイド孔
41 把手部
42 可動部連結部
42a 中心軸貫通孔
42b 可動柄第1軸貫通孔
42c 可動柄第2軸貫通孔
42d 中心軸
43 連結部
43a 固定ピン貫通孔
43b 挿入部
43c 固定ピン
51 可動部材
51a 可動部材第1軸貫通孔
51b 可動部材第2軸摺動孔
51c 可動部材第3軸貫通孔
52 外筒
52a スリット
52b 外筒第4軸貫通孔
53 リンク部材
53a リンク部材第2軸貫通孔
53b リンク部材第4軸貫通孔
54 接続部材
54a 接続部材第3軸貫通孔
55 穿孔刃支持部材
55a 穿孔刃支持部
55b 接続部材連結部
55c 中間部
55d 穿孔刃支持面(底面)
55f 穿孔刃
55g 螺子部
55h 穿孔刃支持部上端部
55i スリット
56 第1の軸(第1軸)
57 第2軸
58 第2の軸(第3軸)
59 第4軸
61 穿孔刃進入孔
62 スリット形成刃
91 ユニバーサルブッシング
92 配線
K 第1カバー
K1 固定柄支持部固定部
K2 可動柄支持部
K11,K12 ビス孔
K21 カバー側中心軸貫通孔
L 第2カバー
L11 ビス孔
S 穿孔工具
T 被穿孔部材
T1 スリット
T2 孔
T3 周端部

Claims (1)

  1. 被穿孔部材を穿孔するための穿孔工具であって、
    該穿孔工具は、
    本体部材と、一端側が前記本体部材に固定された固定柄と、
    前記被穿孔部材を穿孔するための穿孔刃と、
    該穿孔刃を支持する穿孔刃支持面の周囲から前記穿孔刃が突出する方向へ突出した突縁部が設けられた穿孔刃支持部材と、
    前記本体部材の、前記穿孔刃の直上となる位置に配設され、前記穿孔刃が挿入される穿孔刃進入孔を有する受部材と、
    内部を前記穿孔刃支持部材が貫通して移動するとともに、前記受部材の直下に開口を有するガイド孔を備える穿孔刃ガイド部材と、
    前記穿孔刃支持部材を移動させるための可動部材と、
    一端側が把手部となるとともに、他端側が第1の軸により前記可動部材に対して回動可能に軸支された可動柄と、を備え、
    前記被穿孔部材は前記受部材と前記穿孔刃との間に配設され、
    前記可動柄は、前記把手部と前記第1の軸との間に配設される中心軸により前記本体部材に対して回動可能に軸支されており、
    前記可動部材は、第2の軸により前記穿孔刃支持部材に対して回動可能に軸支され、前記穿孔刃が、前記受部材に挿入されない状態では、
    前記第1の軸は、前記中心軸よりも、前記固定柄側に配設されるとともに、前記第2の軸は前記ガイド孔の直下に配設されており、
    前記可動柄の前記把手部を前記中心軸を中心に前記固定柄方向に回動させ、前記穿孔刃を前記受部材方向へ押し上げて、前記穿孔刃が前記受部材に挿入された状態では、前記第1の軸は、前記中心軸よりも上方であり、前記ガイド孔の直下に配設されるとともに、前記第2の軸は、前記第1の軸よりも上方であり、前記ガイド孔の直下又は前記ガイド孔内部に配設され、
    前記受部材は、角柱状の部材であり、前記受部材の前記穿孔刃支持面と対向する面側は、前記穿孔刃進入孔に向かってテーパ状に形成され、前記受部材の各頂点部分には複数のスリット形成刃が配設されており、
    前記穿孔刃の前記穿孔刃支持面と当接する側の端部は、前記穿孔刃の中心から離隔する方向へ下部に凸となるように湾曲しながら傾斜する斜面として形成され、
    前記可動柄の前記把手部を前記中心軸を中心に前記固定柄方向に回動させ、前記穿孔刃を前記受部材方向へ押し上げることにより、前記穿孔刃により前記被穿孔部材に穿孔された穿孔孔は、前記スリット形成刃によってその周囲に放射状にスリットが形成されるとともに、前記穿孔孔の周端部は、前記穿孔刃の前記斜面に当接するとともに前記斜面に沿って前記穿孔孔の中心から離隔する方向へ向かって案内され、前記穿孔孔の中心から離隔する方向へ鋭角に折り曲げられて縁処理されることを特徴とする穿孔工具。
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