JP5435084B2 - 攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジ - Google Patents

攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP5435084B2
JP5435084B2 JP2012126837A JP2012126837A JP5435084B2 JP 5435084 B2 JP5435084 B2 JP 5435084B2 JP 2012126837 A JP2012126837 A JP 2012126837A JP 2012126837 A JP2012126837 A JP 2012126837A JP 5435084 B2 JP5435084 B2 JP 5435084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
toner cartridge
stirring
agitator
shaft member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012126837A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012190046A (ja
Inventor
豊 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2012126837A priority Critical patent/JP5435084B2/ja
Publication of JP2012190046A publication Critical patent/JP2012190046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5435084B2 publication Critical patent/JP5435084B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、電子写真方式等を採用した複写機やプリンター、あるいはファクシミリ等の画像形成装置に使用されるトナーカートリッジ用の攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジに関し、特に簡単な構成でトナーを攪拌しつつ搬送して供給することが可能な新規の攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジに関するものである。
従来、この種の電子写真方式等を採用した複写機やプリンター、あるいはファクシミリ等の画像形成装置に使用されるトナーカートリッジ用のアジテータとしては、金属製の線材を、所定のピッチで螺旋形状に湾曲させたものが広く用いられている。このトナーカートリッジ用アジテータは、トナーカートリッジの内部に回転自在に配設され、当該アジテータの一端部は、トナーカートリッジの外部に配設されたギア等の回転体に連結するように構成されている。そして、上記トナーカートリッジ用アジテータは、ギア等の回転体を回転駆動させることにより、トナーカートリッジの内部で回転駆動され、当該トナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送して、トナーカートリッジに設けられたトナー供給口から現像装置に供給されるようになっている。
また、上記トナーカートリッジ用アジテータとしては、トナーカートリッジの内面に接触し、かつ回転軸の中心から先端までの距離を徐々に変化させた回転羽を、トナーカートリッジ内に回転自在に配設された回転軸に固定したものも使用されている。このアジテータは、その一端部をトナーカートリッジの外部に配設されたギア等の回転体に連結することによって回転駆動され、トナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送して、トナーカートリッジに設けられたトナー供給口から現像装置に供給されるようになっている。
かかるトナーカートリッジ用アジテータに関する技術としては、例えば、特開平8−166710号公報や特開平9−34206号公報、あるいは特開平11−265110号公報等に開示されたものが既に提案されている。
上記特開平8−166710号公報に係る現像装置は、現像ロールと搬送ロールと所定量の現像剤を溜める現像剤溜りと、前記現像剤溜りに新たにトナーを供給するためにトナーの固着を防止する撹拌部材を具備したトナーカートリッジからなる現像装置において、前記撹拌部材は一体成形された樹脂成形品でありその長手方向に所定の間隔をあけた複数の支持部を有し、前記支持部の先端に材料の弾性を利用した弾性部を備え前記隣合う支持部間を弾性部で接続するように構成したものである。
また、上記特開平9−34206号公報に係る現像装置は、現像剤の収容空間に配置された撹拌供給ロールを有する現像カートリッジと、現像カートリッジ内にトナーを補給するトナー補給ロールを有するトナーカートリッジと、現像カートリッジの現像剤供給口より供給された現像剤をその表面に保持して、感光体ベルトの静電潜像面に作用させる現像ロールと、現像ロールに保持された現像剤の高さを規制するドクターブレードと、現像ロールを静電潜像面に対向させて支持する手段とを有する現像ユニットが各々2つ以上で構成され、撹拌供給ロールと現像ロールの回転を制御することにより、静電潜像面に対向した現像ロールに現像剤を保持する状態と、保持しない状態とを有する現像装置において、現像ロールとドクターブレードによるドクターギャップgと現像ロールと感光体ベルトよる現像ギャップGをg≧Gとし、かつドクターブレードの材質を、成形時の加工硬化による磁化作用が生じない非磁性材料とした組合せを特徴とする現像装置である。
さらに、上記特開平11−265110号公報にトナーカートリッジは、底壁に互いに平行に設けられたトナー攪拌路とトナー搬送路を有し内部にトナーを収納した容器本体と、該トナー攪拌路に配設され該トナー攪拌路内のトナーを攪拌しつつ該トナー搬送路側に向けて移送するトナー攪拌手段と、該トナー搬送路に配設され該トナー搬送路に沿ってトナーを搬送するトナー搬送手段とを具備し、該トナー搬送路を形成する該底壁に設けられたトナー排出口から該トナー搬送手段によって搬送されたトナーを排出するように構成したトナーカートリッジにおいて、該トナー搬送手段は、該トナー搬送路に沿って回転自在に配設された回転軸と、該回転軸に設けられた螺旋羽根、および該回転軸の該トナー排出口と対向する位置に設けられ互いに180度の位相差を持って径方向に突出する第1の仕切り部と第2の仕切り部とからなる仕切り板と、を具備しているように構成したものである。
特開平8−166710号公報 特開平9−34206号公報 特開平11−265110号公報
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記従来のトナーカートリッジ用のアジテータとしては、例えば、金属製の線材を所定のピッチで螺旋形状に湾曲させたものが用いられているが、当該トナーカートリッジ用アジテータの場合には、製造時に、金属製線材の太さや、金属製線材を湾曲させる際のピッチなどにバラツキが必然的に生じ、アジテータのピッチや全長がばらついて、トナーの供給量が不安定になるという問題点を有していた。
また、上記特開平8−166710号公報や特開平9−34206号公報、あるいは特開平11−265110号公報等に開示されたトナーカートリッジ用アジテータの場合には、構成が複雑となり、コストアップを招くばかりか、部品の製造時のばらつきにより、やはり、トナーの供給量が不安定になるという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、構成が簡単であって、コストダウンが可能であり、しかも、トナーを安定して供給することが可能な攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジを提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、トナーを収容したトナーカートリッジの内部に配設され、当該トナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ、開口部に向けて搬送する攪拌搬送部材において、
前記攪拌搬送部材は、回転駆動される回転軸部材と、
前記回転軸部材に一体又は別体として取り付けられたフィルム状の部材からなり、前記回転軸部材の軸方向に沿ってトナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送する回転羽部材と、
を備え、
前記回転羽部材は、その先端部から前記回転軸部材に向けて、該回転軸部材にまで及ばない深さで設けられた複数のスリットによって前記回転軸部材の軸方向で複数の領域に区切られ、該先端部が、前記トナーカートリッジの内面に当接することによって変形し、トナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送し、
当該回転羽部材は、前記トナーカートリッジの内面に当接することによって変形する際に、前記フィルム状部材の先端及び前記複数のスリットが設けられていない前記回転軸部材近傍の領域、前記複数の領域にまたがって、前記開口部から前記攪拌搬送部材の軸方向に沿った搬送方向で上流側に行くに従って前記回転軸部材の回転方向で下流側に位置するように変形するよう構成されていること
を特徴とする攪拌搬送部材である。
また、請求項2に記載された発明は、前記回転羽部材は、当該回転羽部材の先端部が前記トナーカートリッジの内面に当接して弾性変形する際の変曲点が、前記回転軸部材の軸方向に沿って螺旋状に位置するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の攪拌搬送部材である。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記回転羽部材は、フィルム状部材の肉厚を前記回転軸部材の軸方向に沿って変化させることにより、当該回転羽部材の先端部が前記トナーカートリッジの内面に当接して弾性変形する際の変曲点が、前記回転軸部材の軸方向に沿って螺旋状に位置するように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の攪拌搬送部材である。
又、請求項4に記載された発明は、前記回転羽部材には、複数の開口部を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の攪拌搬送部材である。
また、請求項5に記載された発明は、前記スリットは、前記回転軸部材の軸方向に対して直交する方向に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の攪拌搬送部材である。
さらに、請求項6に記載された発明は、前記スリットは、前記回転軸部材の軸方向に対して傾斜する方向に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の攪拌搬送部材である。
又、請求項7に記載された発明は、前記回転羽部材と前記回転軸部材は、熱可塑性プラスチックによって一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の攪拌搬送部材である。
更に、請求項8に記載された発明は、前記回転羽部材と前記回転軸部材は、熱可塑性エラストマーによって一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の攪拌搬送部材である。
また、請求項9に記載された発明は、前記回転羽部材には、トナーカートリッジのトナー供給口に対応した位置を切り欠いた切欠き部を設けたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の攪拌搬送部材である。
さらに、請求項10に記載された発明は、内部に収容されたトナーを、攪拌搬送部材によって攪拌しつつトナー供給口へと搬送するトナーカートリッジにおいて、
前記攪拌搬送部材は、回転駆動される回転軸部材と、
前記回転軸部材に一体又は別体として取り付けられたフィルム状の部材からなり、前記回転軸部材の軸方向に沿ってトナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送する回転羽部材と、
を備え、
前記回転羽部材は、その先端部から前記回転軸部材に向けて、該回転軸部材にまで及ばない深さで設けられた複数のスリットによって前記回転軸部材の軸方向で複数の領域に区切られ、該先端部が、前記トナーカートリッジの内面に当接することによって変形し、トナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送し、
当該回転羽部材は、前記トナーカートリッジの内面に当接することによって変形する際に、前記フィルム状部材の先端及び前記複数のスリットが設けられていない前記回転軸部材近傍の領域、前記複数の領域にまたがって、前記トナー供給口から前記攪拌搬送部材の軸方向に沿った搬送方向で上流側に行くに従って前記回転軸部材の回転方向で下流側に位置するように変形するよう構成されていること
を特徴とするトナーカートリッジである。
この発明によれば、構成が簡単であって、コストダウンが可能であり、しかも、トナーの供給量を安定させることが可能な攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジを提供することができる。
図1はこの発明の実施の形態1に係るアジテータを示す外観斜視図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係るアジテータを適用したトナーカートリ ッジを示す外観斜視図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係るアジテータを適用したトナーカートリ ッジを示す外観斜視図である。 図4はこの発明の実施の形態1に係るアジテータを適用したトナーカートリ ッジを示す分解斜視図である。 図5はこの発明の実施の形態1に係るアジテータを適用したトナーカートリ ッジの長手方向に沿ったそれぞれ異なった位置の断面を示す縦断面図である。 図6はこの発明の実施の形態1に係るアジテータを適用したトナーカートリ ッジのアジテータを展開した状態で水平に断面をとった斜視図である。 図7はトナーカートリッジの回収部を示す斜視図である。 図8はこの発明の実施の形態1に係るアジテータを構成する部材を示す斜視 図である。 図9はアジテータフィルムを示す斜視図である。 図10はこの発明の実施の形態1に係るアジテータを適用したトナーカー トリッジの長手方向に沿ったそれぞれ異なった位置の断面を示す縦断面図である。 図11はこの発明の実施の形態1に係るアジテータの使用状態を示す斜視 図である。 図12はアジテータフィルムを示す構成図である。 図13はアジテータフィルムの変形例を示す構成図である。 図14はアジテータの駆動ギアを示す斜視図である。 図15はこの発明の実施の形態2に係るアジテータを示す構成図である。 図16はアジテータフィルムの変形例を示す構成図である。 図17はアジテータフィルムの他の変形例を示す構成図である。 図18はこの発明の実施の形態3に係るアジテータを示す構成図である。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2及び図3はこの発明の実施の形態1に係る攪拌搬送部材としてのアジテータを適用したトナーカートリッジをそれぞれ異なった方向から観た外観斜視図である。
図2及び図3において、1はトナーカートリッジを示すものであり、このトナーカートリッジ1は、細長い略直方体形状をした箱体として形成されている。上記トナーカートリッジ1は、新しいトナー又は新しいトナーとキャリアからなる現像剤を収容した新トナー収容部2と、図示しない現像装置から回収したトナー又は使用済の現像剤を収容する回収トナー収容部3とを備えている。上記新トナー収容部2は、回収トナー収容部3よりも体積が大きく設定されており、新トナー収容部2は、例えば、トナーカートリッジ1の体積の3/4程度を占めるように設定されている。なお、上記新トナー収容部2の体積は、これよりも大きくても小さくても良いことは勿論である。また、上記トナーカートリッジ1は、回収トナー収容部3を備えずに、新トナー収容部2のみから構成しても良い。
上記新トナー収容部2は、図4に示すように、当該新トナー収容部2を構成するトナーカートリッジハウジング4を備えており、このトナーカートリッジハウジング4は、回収トナー収容部3側の端面に、全面が開口した開口部5を有する細長い略直方体形状をした箱体として形成されている。また、上記回収トナー収容部3は、当該回収トナー収容部3を構成する回収トナーハウジング6を備えており、この回収トナーハウジング6は、新トナー収容部2側の端面に、全面が開口した開口部7を有する略立方体形状をした箱体として形成されている。
さらに、上記トナーカートリッジハウジング4の開口部5側の端部には、一回り大きい相似形状に形成された連結部8が設けられているとともに、回収トナーハウジング6の開口部7側の端部には、トナーカートリッジハウジング4の連結部8の内周に嵌合される連結部9が設けられている。
また、上記トナーカートリッジハウジング4は、図5(a)に示すように、その断面形状が略矩形状に形成されているが、その長手方向に沿った開口部5と反対側の約2/3の部分10は、図5(b)に示すように、右下の側面10aが円弧状に形成されており、当該円弧状に形成された側面10aの長手方向に沿った方向の端部には、図5(c)に示すように、トナーを供給するトナー供給口11が開口されている。また、トナー供給口11の外側には、四角形状の枠部12が突出した状態で一体的の設けられており、当該枠部12の上下方向の端縁12a、12bは、後述するシャッター13を案内するガイド部材を構成している。そして、このガイド部材を構成する枠部12の上下の端縁12a、12bには、図2に示すように、トナー供給口11を開閉するためのシャッター13が、水平方向に沿ってスライド自在に取り付けられているとともに、当該シャッター13の内面には、図4に示すように、シール部材14が接着した状態で配設されている。また、上記トナーカートリッジハウジング4の右下の側面10aには、図2に示すように、シャッター13の移動を規制するストッパー15が突設されている。さらに、上記トナーカートリッジハウジング4の長手方向に沿った開口部7と反対側の約1/3の部分10には、図2及び図5(c)に示すように、その右上の側面に内側に窪んだ凹部16が設けられている。
また、上記トナーカートリッジハウジング4と回収トナーハウジング6は、図4及び図6に示すように、トナーカートリッジハウジング4の開口部5の外周に設けられた連結部8を、回収トナーハウジング5の開口部7の外周に設けられた連結部9に嵌合させるとともに、両者の間を中間カバー17とその両面に積層されたトナーシール18と回収トナーシール19とによって仕切った状態で互いに連結されている。その結果、新トナー収容部2の内部には、図5に示すように、新トナーを収容する新トナー収容室20が形成されてるとともに、回収トナー収容部3の内部には、回収トナーを収容する回収トナー収容室21が形成されている。
なお、上記中間カバー17及びトナーシール18と回収トナーシール19には、図4に示すように、後述するアジテータ40のアジテータシャフト42の回転軸を挿通する挿通孔18a等が穿設されている。
さらに、上記トナーカートリッジハウジング4と回収トナーハウジング5の連結部8、9には、図4に示すように、その外周にテープ22が被覆されており、これらトナーカートリッジハウジング4と回収トナーハウジング5とが一体的に連結され、トナーカートリッジ1を構成している。また、このトナーカートリッジ1は、テープ22を剥がすことによって、容易に分解可能となっており、リサイクル等が容易となっている。
また、上記回収トナーハウジング5の端面には、図6に示すように、回収トナー導入口23が円形状に開口されているとともに、当該回収トナー導入口23が開口された回収トナーハウジング5の外側面には、回収トナーが外部に漏れるのを防止するダクトシール24が接着等の手段によって固着されている。このダクトシール24には、回収トナー導入口23よりも直径が一回り小さい円形状の開口部25が設けられている。さらに、上記回収トナーハウジング5の回収トナー導入口23の内部には、円筒形状に形成された回収トナー用シャター26が出没する方向にスライド自在に配設されているとともに、当該回収トナー用シャター26は、シャッタースプリング27によって突出する方向に付勢されている。そして、上記回収トナー用シャター26は、シャッタースプリング27によって突出する方向に付勢された状態で、当該回収トナー用シャター26の先端部26aが、ダクトシール24の開口部25に嵌合されることによって、回収トナー導入口23を開閉するように構成されている。
さらに、上記回収トナーハウジング5には、図6及び図7に示すように、トナーカートリッジ1を所定位置に装着固定するためのハンドル部材28が、支点29を中心にして回動自在に取り付けられており、このハンドル部材28の内面には、当該ハンドル部材28を時計周り方向に付勢するバネ部30が一定的に設けられている。
また、上記回収トナーハウジング5の底面には、図6及び図7に示すように、トナーカートリッジ1内に収容されたトナーの色や製造番号、あるいは当該トナーカートリッジ1の使用履歴等を記憶する記憶手段としてのクラム31が着脱自在に取り付けられている。
ところで、この実施の形態では、トナーを収容したトナーカートリッジの内部に配設され、当該トナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送するアジテータにおいて、前記アジテータは、回転駆動される回転軸部材と、前記回転軸部材に一体又は別体として取り付けられたフィルム状の部材からなり、その先端部が前記トナーカートリッジの内面に当接することによって前記回転軸部材の軸方向に対して傾斜した状態に変形し、トナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送する回転羽部材とを備えるように構成されている。
また、この実施の形態では、前記回転羽部材は、当該回転羽部材の先端部が前記トナーカートリッジの内面に当接して弾性変形する際の変曲点が、前記回転軸部材の軸方向に対して傾斜した状態に位置するように設定されている。
すなわち、上記トナーカートリッジ1の新トナー収容室20の内部には、図6に示すように、当該新トナー収容室20の内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送するアジテータ40が配設されている。このアジテータ40は、図1に示すように、大別して、回転軸部材としてのアジテータシャフト41と、回転羽部材としてのアジテータフィルム42とから構成されている。
上記アジテータシャフト41とアジテータフィルム42とは、図8及び図9に示すように、別体として形成しても良いが、一体的に形成しても良い。これらアジテータシャフト41とアジテータフィルム42とを一体的に形成する場合には、熱可塑性プラスチックによって形成しても良いが、バリが発生しないという成形性やリサイクルなどを考慮すると、熱可塑性エラストマーなどによって形成するのが望ましい。
また、上記アジテータシャフト41は、図8に示すように、細長い棒状に形成されており、その両端部には、円柱状に形成された回転軸部43、44が設けられている。また、一方の回転軸部44には、図7に示すように、回収トナー部6の内部に突出して、当該回収トナー部6内に回収されるトナー等を均すためのフォーク状の均し部材33をも回転駆動するように構成されている。
また、アジテータシャフト41の中間部45は、図8に示すように、細長い略角柱状に形成されており、当該中間部45の上面45aは、アジテータフィルム52を装着するための平面として形成されている。さらに、上記アジテータシャフト41の中間部42には、その上面45aにアジテータフィルム42を嵌合固定するために、2本の位置決め用の凸部46と、4本の抜け止め用の凸部47とが突設されている。上記位置決め用の凸部46は、円柱形状に比較的長く形成されているとともに、抜け止め用の凸部47は、比較的短く、先端部47aの直径が大きく、かつ基端部47bの直径が小さく形成されている。
さらに、上記アジテータシャフト41の中間部45には、アジテータフィルム42を装着するために上面45aの一側面に、アジテータフィルム42が延設される方向と反対側に向けて、複数本(図示例では、5本)のリブ48が一定間隔で突設されている。これらのリブ48は、新トナー収容部3の新トナー収容室20内に充填されたトナーを攪拌して崩し、トナーの供給を安定化させるためのものである。
また、上記アジテータフィルム42は、図9に示すように、熱可塑性エラストマーやEPDM等の合成ゴムなどによって薄い可撓性若しくは弾性を有するフィルム状に形成されている。なお、このアジテータフィルム42を形成する材料としては、成形時にバリなどが出ず、しかも再利用(リサイクル)可能な材料である熱可塑性エラストマーを用いるのが望ましい。上記熱可塑性エラストマーとしては、種々のものを使用することができるが、例えば、スチレン系エラストマーやオレフィン系エラストマーなどを用いることができる。上記アジテータフィルム42の幅方向の基端部には、図9に示すように、アジテータシャフト41の位置決め用の凸部46と抜け止め用の凸部47に嵌合するための嵌合用の孔50、51が穿設されている。これらの嵌合用の孔50、51のうち、抜け止め用の凸部47に嵌合する嵌合用の孔51には、抜け止め用の凸部47の直径の大きな先端部47aを挿入するため、直径方向の外側に向けて切り込み52が入れられている。
さらに、上記アジテータフィルム42は、図10及び図11に示すように、その先端側の部分が前記トナーカートリッジ1の内面に当接することによって、アジテータシャフト41の軸方向に対して傾斜した状態に変形し、トナーカートリッジ1の内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送するように構成されている。
更に説明すると、上記アジテータフィルム42は、図12に示すように、熱可塑性エラストマーなどによって薄い可撓性若しくは弾性を有するフィルム状に形成されているが、その厚さは、幅方向に沿って一定ではなく、当該アジテータフィルム42には、その幅方向の基端側に位置する厚肉部53と、その幅方向の先端側に位置する薄肉部54とが設けられている。また、上記アジテータフィルム42は、その厚肉部55と薄肉部53の境界位置55が、アジテータシャフト41の軸方向に対して所定の角度θだけ傾斜した状態で設定されている。また、上記厚肉部53と薄肉部54の境界位置55は、アジテータシャフト41の駆動ギア56側、すなわちアジテータシャフト41のトナー供給口11側が、アジテータフィルム42の回転方向に沿った下流側となり、アジテータシャフト41のトナー供給口11と反対側が、アジテータフィルム42の回転方向に沿った上流側となるように設定されている。
その結果、上記アジテータフィルム42の先端側の部分(先端部)52aは、図10に示すように、トナーカートリッジ1の内面に当接することによって撓んだ状態に弾性変形するが、アジテータシャフト41のトナー供給口11と反対側は、図10(a)に示すように、厚肉部54が幅方向の先端側に向けて長く形成されているため、当該厚肉部53が弾性変形し難く、アジテータフィルム42の先端部52aは、図10(a)及び図11に示すように、アジテータシャフト41の回転に比較的追従した位置に位置している。
これに対して、上記アジテータフィルム42の先端側の部分(先端部)のうち、アジテータシャフト41のトナー供給口11側に位置する部分は、図10(c)に示すように、厚肉部53がアジテータシャフト41の部分のみであり、アジテータシャフト41から突出した部分は、薄肉部54のみとなっている。そのため、上記アジテータフィルム42の薄肉部54は、容易に弾性変形し、アジテータフィルム42の先端部52aは、図10(c)及び図11に示すように、アジテータシャフト41の回転から遅れた後方の離れた位置に位置している。
また、上記アジテータフィルム42の先端側の部分(先端部)52aのうち、アジテータシャフト41のトナー供給口11と当該トナー供給口11の反対側の中間に位置する部分は、図10(b)に示すように、厚肉部53が幅方向の先端側に向けて中程度に形成されているため、当該厚肉部53が適度に弾性変形し、アジテータフィルム42の先端部52aは、図10(b)及び図11に示すように、アジテータシャフト41の回転にある程度追従した位置に位置している。
このように、上記アジテータフィルム42は、トナーカートリッジ1の内面に当接することによって弾性変形し、当該アジテータフィルム42の先端部52aは、図11に示すように、アジテータシャフト41の軸方向に沿って、トナー供給口11の反対側に位置する部分が、アジテータシャフト41の回転方向に沿って最も上流側に位置するとともに、トナー供給口11側に位置する部分が、アジテータシャフト41の回転方向に沿って最も下流側に位置することにある。
そのため、上記トナーカートリッジ1の内部に収容されたトナーTは、トナー供給口11の反対側に位置する部分が、アジテータシャフト41の回転方向に沿って最も先に搬送されるとともに、トナー供給口11側に位置する部分が、アジテータシャフト41の回転方向に沿って最も遅く搬送されることになり、結果的に、アジテータフィルム42によって攪拌しつつ搬送されるトナーは、徐々にトナー供給口11の反対側からトナー供給口11側へと搬送されることになる。
ただし、上記アジテータフィルム42は、従来の金属製の細線からなるアジテータと異なり、その攪拌しつつ搬送する部分がフィルム状に形成されているため、アジテータシャフト41を従来と同様の速度で回転させた場合には、一度に大量のトナーがトナー供給口11から供給されてしまうことになる。
そこで、この実施の形態1では、トナー供給口11からのトナー供給量を程度に制御するため、基本的に、アジテータシャフト41を従来と比較して大幅に遅く、所定のタイミングでのみ所定の角度ずつ僅かに回転駆動するように構成されている。
また、この実施の形態1では、アジテータフィルム42によるトナーの搬送量を調整する目的で、第1に、図9に示すように、トナー供給口11に対応した部分60のアジテータフィルム42が、矩形状に切り欠かれている。このアジテータフィルム42の切り欠き部では、トナーの攪拌搬送能力が他の部分に比較して低下するため、当該アジテータフィルム42によってトナー供給口11に対応した部分からトナーを大量に供給することを防止している。
さらに、この実施の形態1では、図9に示すように、アジテータシャフト41の軸方向と直交する方向の第1のスリット61、及びアジテータシャフト41の軸方向に対して傾斜した方向の第2のスリット62が、アジテータフィルム42に設けられており、当該第1及び第2のスリット61、62が設けれたアジテータフィルム42は、第1及び第2のスリット61、62の部分が開いてトナーを逃がすため、トナーの攪拌性及び搬送性、特にトナーの搬送性を他の部分に比較して低下させるように構成されている。
また、上記アジテータフィルム42のトナーの攪拌性及び搬送性、特にトナーの搬送性を他の部分に比較して低下させるために、図13に示すように、アジテータフィルム42の所定位置に矩形状の開口部63や円形状の開口部64を設けるように構成しても良い。
さらに、上記アジテータシャフト41の端部には、図14に示すように、トナーシール65を介して、トナーカートリッジ1の外部に配設されたアジテータギア56が取り付けられており、トナーカートリッジ1を画像形成装置に装着した際に、アジテータギア56によってアジテータ40が所定のタイミングで所定量だけ回転駆動されるように構成されている。
以上の構成において、この実施の形態に係るアジタータを用いたトナーカートリッジでは、次のようにして、構成が簡単であって、コストダウンが可能であり、しかも、トナーの供給量を安定させることが可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係るアジタータを用いたトナーカートリッジ1では、図2及び図3に示すように、当該トナーカートリッジ1を図示しない画像形成装置の現像装置に隣接した位置に装着し、このトナーカートリッジ1から新しいトナー又は新しいトナーとキャリアからなる現像剤を、図示しない現像装置に供給するようになっている。
その際、上記トナーカートリッジ1は、図示しない画像形成装置に装着されると、当該トナーカートリッジ1に設けられたアジテータギア56が、図示しない画像形成装置側に設けられたギアと噛み合わされる。そして、上記トナーカートリッジ1は、その内部に配設されたアジテーター40が回転駆動される。
ところで、この実施の形態では、図1、図8及び図9に示すように、アジテーター40がアジテータシャフト41とアジテータフィルム42とから構成されており、アジテータフィルム42は、その先端部42aがトナーカートリッジ1の内面に当接することによって、アジテータシャフト41の軸方向に対して傾斜した状態に変形し、トナーカートリッジ1の内部に収容されたトナーを攪拌しつつトナー供給口11へと搬送するように構成されている。
上記アジテータフィルム42は、熱可塑性エラストマー等を用いて射出成形などによって製造されるため、当該アジテータフィルム42の寸法形状や肉厚を精度良く形成することができ、当該アジテータフィルム42がトナーカートリッジ1の内部に当接して弾性変形する際の形状も、アジテータフィルム42の寸法形状や肉厚によって精度良く規制することができる。
そのため、上記アジテーター40をトナーカートリッジ1の内部に装着して使用することによって、当該アジテーター40の回転量を制御することによって、トナー供給口11からのトナー供給量を安定させて精度良く制御することが可能となる。
したがって、上記アジテーター40を使用したトナーカートリッジ1から現像装置のトナーや現像剤を供給することによって、現像装置内のトナー濃度や現像剤量を、高い精度で制御することが可能となり、高画質の画像を得ることができる。
さらに、上記トナーカートリッジ1では、アジテーター40がアジテータシャフト41とアジテータフィルム42とから構成されているので、構成が簡単で製造が容易であり、部品点数も低減することができ、コストダウンが可能となっている。
実施の形態2
図15はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、前記回転羽部材には、前記回転軸部材の半径方向に沿って形成された補強用のリブを、当該回転軸部材の軸方向に沿って複数設け、前記複数の補強用リブの幅、長さ、肉厚のうち、少なくともいずれか1つを前記回転軸部材の軸方向に沿って変化させることにより、当該回転羽部材の先端部が前記トナーカートリッジの内面に当接して弾性変形する際の変曲点が、前記回転軸部材の軸方向に沿って螺旋状に位置するように設定されている。
すなわち、この実施の形態2に係るアジテータ40では、図15に示すように、アジテータフィルム42の裏面側に、アジテータシャフト41の半径方向に沿った補強用のリブ70が、アジテータシャフト41の軸方向に沿って所定の間隔で複数設けるように構成されている。これらの補強用のリブ70は、その長さLがトナー供給口11と反対側が最も長く、トナー供給口11側が最も短くなるように設定されている。
そして、上記アジテータ40は、アジテータフィルム42の先端部42aがトナーカートリッジ1の内面に当接して弾性変形する際の変曲点の位置が、補強用のリブ50の長さに応じて、トナー供給口11と反対側がアジテータシャフト41の回転方向に沿って最も小さく、トナー供給口11側がアジテータシャフト41の回転方向に沿って最も大きくなるように構成されている。
このように、上記アジテータ40は、その肉厚を徐々に変化させるのではなく、補強用のリブ70を複数設け、当該補強用のリブ70を変化させることによって、アジテータフィルム42の先端部がトナーカートリッジ1の内面に当接して弾性変形する際の変曲点が、アジテータシャフト41の軸方向に沿って傾斜した位置に位置するように設定しても良い。
また、上記アジテータ40は、補強用のリブ70の長さを変化させるのではなく、図16に示すように、補強用のリブ50の幅Wをアジテータシャフト41の軸方向に沿ってトナー供給口側が最も小さくなるように設定したり、図17に示すように、補強用のリブ50の肉厚Tをアジテータシャフト41の軸方向に沿ってトナー供給口側が最も薄くなるように設定しても良い。なお、図17では、補強用のリブ50の肉厚Tが誇張されて図示されているが、この補強用のリブ50の肉厚Tは、アジテータシャフト41の軸方向に沿って僅かずつ変化させるように構成しても良い。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態3
図18はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態3では、前記回転羽部材は、その幅方向の長さを前記回転軸部材の軸方向に沿って変化させることにより、当該回転羽部材の先端部が前記トナーカートリッジの内面に当接して弾性変形する際の変曲点が、前記回転軸部材の軸方向に沿って傾斜した位置に位置するように設定されている。
すなわち、この実施の形態3に係るアジテータ40では、図18に示すように、アジテータフィルム42の肉厚がすべて均一に形成されており、当該アジテータフィルム42の幅方向の長さLが、トナー供給口11と反対側が最も長く(L2)、トナー供給口側が最も短く(L1)なるように設定されている。
このように、上記実施の形態3では、図18に示すように、アジテータフィルム42の幅方向の長さLが、トナー供給口11と反対側が最も短く、トナー供給口11側が最も長くなるように設定されているので、トナー供給口11と反対側が最も短く、アジテータフィルム42の先端部がトナーカートリッジ1の内面に当接して弾性変形する際に、トナー供給口11と反対側では、アジテータフィルム42とトナーカートリッジ1との接触面積が最も小さくなっている。
そのため、上記アジテータフィルム42は、そのトナー供給口11と反対側の部分では、トナーカートリッジ1との接触面積が最も小さく、トナーカートリッジ1から受ける抵抗が小さいので、アジテータフィルム42の先端部42aは、その変形量がトナー供給口11と比較して相対的に小さくなっている。また、上記アジテータフィルム42は、そのトナー供給口11側の部分では、トナーカートリッジ1との接触面積が最も大きく、トナーカートリッジ1から受ける抵抗が大きいので、アジテータフィルム42の先端部は、その変形量がトナー供給口11の反対側と比較して相対的に大きくなっている。
したがって、上記アジテータフィルム42は、その先端部42aがトナーカートリッジ1の内面に当接して弾性変形する際の変曲点が、アジテータシャフト41の軸方向に沿って傾斜した位置に位置するようになっている。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
40:アジテータ、41:アジテータシャフト、42:アジテータフィルム。

Claims (10)

  1. トナーを収容したトナーカートリッジの内部に配設され、当該トナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ、開口部に向けて搬送する攪拌搬送部材において、
    前記攪拌搬送部材は、回転駆動される回転軸部材と、
    前記回転軸部材に一体又は別体として取り付けられたフィルム状の部材からなり、前記回転軸部材の軸方向に沿ってトナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送する回転羽部材と、
    を備え、
    前記回転羽部材は、その先端部から前記回転軸部材に向けて、該回転軸部材にまで及ばない深さで設けられた複数のスリットによって前記回転軸部材の軸方向で複数の領域に区切られ、該先端部が、前記トナーカートリッジの内面に当接することによって変形し、トナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送し、
    当該回転羽部材は、前記トナーカートリッジの内面に当接することによって変形する際に、前記フィルム状部材の先端及び前記複数のスリットが設けられていない前記回転軸部材近傍の領域、前記複数の領域にまたがって、前記開口部から前記攪拌搬送部材の軸方向に沿った搬送方向で上流側に行くに従って前記回転軸部材の回転方向で下流側に位置するように変形するよう構成されていること
    を特徴とする攪拌搬送部材。
  2. 前記回転羽部材は、当該回転羽部材の先端部が前記トナーカートリッジの内面に当接して弾性変形する際の変曲点が、前記回転軸部材の軸方向に沿って螺旋状に位置するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の攪拌搬送部材。
  3. 前記回転羽部材は、フィルム状部材の肉厚を前記回転軸部材の軸方向に沿って変化させることにより、当該回転羽部材の先端部が前記トナーカートリッジの内面に当接して弾性変形する際の変曲点が、前記回転軸部材の軸方向に沿って螺旋状に位置するように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の攪拌搬送部材。
  4. 前記回転羽部材には、複数の開口部を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の攪拌搬送部材。
  5. 前記スリットは、前記回転軸部材の軸方向に対して直交する方向に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の攪拌搬送部材。
  6. 前記スリットは、前記回転軸部材の軸方向に対して傾斜する方向に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の攪拌搬送部材。
  7. 前記回転羽部材と前記回転軸部材は、熱可塑性プラスチックによって一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の攪拌搬送部材。
  8. 前記回転羽部材と前記回転軸部材は、熱可塑性エラストマーによって一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の攪拌搬送部材。
  9. 前記回転羽部材には、トナーカートリッジの開口部に対応した位置を切り欠いた切欠き部を設けたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の攪拌搬送部材。
  10. 内部に収容されたトナーを、攪拌搬送部材によって攪拌しつつトナー供給口へと搬送するトナーカートリッジにおいて、
    前記攪拌搬送部材は、回転駆動される回転軸部材と、
    前記回転軸部材に一体又は別体として取り付けられたフィルム状の部材からなり、前記回転軸部材の軸方向に沿ってトナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送する回転羽部材と、
    を備え、
    前記回転羽部材は、その先端部から前記回転軸部材に向けて、該回転軸部材にまで及ばない深さで設けられた複数のスリットによって前記回転軸部材の軸方向で複数の領域に区切られ、該先端部が、前記トナーカートリッジの内面に当接することによって変形し、トナーカートリッジの内部に収容されたトナーを攪拌しつつ搬送し、
    当該回転羽部材は、前記トナーカートリッジの内面に当接することによって変形する際に、前記フィルム状部材の先端及び前記複数のスリットが設けられていない前記回転軸部材近傍の領域、前記複数の領域にまたがって、前記トナー供給口から前記攪拌搬送部材の軸方向に沿った搬送方向で上流側に行くに従って前記回転軸部材の回転方向で下流側に位置するように変形するよう構成されていること
    を特徴とするトナーカートリッジ。
JP2012126837A 2012-06-04 2012-06-04 攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジ Active JP5435084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012126837A JP5435084B2 (ja) 2012-06-04 2012-06-04 攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012126837A JP5435084B2 (ja) 2012-06-04 2012-06-04 攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006237991A Division JP5061540B2 (ja) 2006-09-01 2006-09-01 攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012190046A JP2012190046A (ja) 2012-10-04
JP5435084B2 true JP5435084B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=47083178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012126837A Active JP5435084B2 (ja) 2012-06-04 2012-06-04 攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5435084B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5750460B2 (ja) * 2013-01-09 2015-07-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 トナー容器及びそれを備えた画像形成装置
JP5939186B2 (ja) * 2013-03-27 2016-06-22 富士ゼロックス株式会社 搬送装置および画像形成装置
JP6558320B2 (ja) * 2016-07-29 2019-08-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像剤容器およびこれを備える画像形成装置
JP7039998B2 (ja) 2017-12-26 2022-03-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 トナー容器及び画像形成装置
JP2020008738A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 コニカミノルタ株式会社 トナー攪拌装置および画像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04191768A (ja) * 1990-11-27 1992-07-10 Canon Inc 現像装置
JPH06149056A (ja) * 1992-11-13 1994-05-27 Minolta Camera Co Ltd 現像剤搬送装置
JP3980836B2 (ja) * 2001-02-05 2007-09-26 株式会社リコー 現像装置および画像形成装置
JP2006064794A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Kyocera Mita Corp トナーカートリッジ及びこれに使用されるトナー搬送手段

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012190046A (ja) 2012-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5061540B2 (ja) 攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジ
JP5435084B2 (ja) 攪拌搬送部材及びこれを用いたトナーカートリッジ
CN111158228B (zh) 显影剂补给容器
US6418290B1 (en) Developer agitating sheet and developer container
US20080260431A1 (en) Powder delivery member, and powder delivery apparatus, frame apparatus and image forming apparatus using the same, and manufacturing apparatus for manufacturing powder delivery member
US6963713B2 (en) Developer supply container with a plurality of feeding projections
CN106483796B (zh) 显影剂补充容器和成像装置
JP5495096B2 (ja) 粉体収納容器、粉体補給装置及び画像形成装置
US9436125B2 (en) Powder container and image forming apparatus incorporating same
US9176426B2 (en) Powder container and image forming apparatus
US8676096B2 (en) Powder container and image forming apparatus
JP6128428B2 (ja) トナー補給装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4591474B2 (ja) 現像剤収容容器の再生方法
EP3147718B1 (en) Developing apparatus and image forming apparatus having same
JP4688544B2 (ja) トナー撹拌パドル及びトナーカートリッジ
JP4411553B2 (ja) 現像剤カートリッジ、現像ユニットおよび画像形成装置
JP2002287475A (ja) トナー補給装置
JP6840981B2 (ja) 画像形成装置
JP4862419B2 (ja) 現像器
JP2006064794A (ja) トナーカートリッジ及びこれに使用されるトナー搬送手段
JP2014123065A (ja) 粉体収容容器および画像形成装置
EP2772808B1 (en) Toner case and image forming apparatus
JP6520834B2 (ja) トナー容器、画像形成装置
JP6252155B2 (ja) トナー収納容器、トナー補給装置及び画像形成装置
JP6638204B2 (ja) 容器及びこれを用いた処理装置、画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5435084

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350