JP5433972B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電源電圧をそれぞれ必要とする複数の半導体素子が実装された多層プリント配線基板を備える半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、SiP(System in Package)と呼ばれる実装形態のような、半導体装置の高集積化が進んでいる。
SiPでは、比較的小さいプリント配線基板の中に多数の半導体素子を搭載する必要があるため、1つの半導体素子がプリント配線基板に搭載されたシングルチップパッケージに比べて、配線密度が高まり、信号配線の引き回しに関して大きな制約を受けている。
プリント配線基板が備える配線には、電源配線(領域)と信号配線が含まれている。一般に、特許文献1に記載されているように、電源配線よりも信号配線を優先して設計が行われるので、相対的に電源配線のパターン領域が小さくなってしまう。そして、情報処理用の半導体素子として、最近のロジック素子やCPU(Central Processing Unit:中央演算装置)では、複数種類の電源を有している(特許文献2参照)。複数種類の電源電圧としては、例えば1.2V、1.8V、2.5V、3.3V等が挙げられる。これは、内部回路や複数のI/O回路でそれぞれ異なる電源電圧を必要としているからである。このため、各々の電源配線のパターン領域は更に小さくなってしまう。
また、メモリ素子も複数種類の電源を必要としている。例えば、DDR2−SDRAM(Double-Data-Rate2 Synchronous Dynamic Random Access Memory)では、基準となるグランドに加え、1.8Vの電源電圧と、0.9Vの論理判定のための参照電圧とを必要としている。
このように、複数種類の電源電圧が存在する場合には、電源電圧の数に応じた分だけ電源配線のパターン領域をプリント配線基板の中に形成する必要がある。異なる種類の電源の増えた場合、同一の電源配線層にすべての電源配線のパターンを形成したとき、図60に示すように、各電源配線のパターン領域5rの面積が小さくなってしまい、電源インピーダンスが上昇し、電源電圧の変動が起こり易くなり、半導体素子が誤動作してしまうおそれがある。
一方で、ロジック素子やCPUの高速化、高性能化が図られており、これに伴って電源電圧の変動が更に大きくなる傾向にあり、電源電圧の変動を抑えることが非常に重要になっている。
そして、電源電圧の変動を抑えるための対策としては、SiPに限らず電源とグランド層とを近接させて容量性結合を大きくし、電源インピーダンスを下げる構成が採られている。また、このような構成は、電磁放射ノイズも低減することができることが知られている(特許文献3参照)。
特開2006−237385号公報(第1頁、図7) 特開2005−228901号公報(第1頁、図1) 特開2002−290058号公報
しかしながら、信号配線の引回しを優先して、電源配線のパターン領域を小さくした場合、上述したように、電源インピーダンスが上昇し、電源の電圧変動が大きくなるという問題がある。
反対に、配線層の数を増やすなどによって、複数の電源配線のパターン領域を広く確保しようとした場合、その分だけ、信号配線を引き回す領域が失われてしまうという問題があった。
また、特許文献1に開示されているように、ロジック素子とメモリ素子の信号配線を極力短くしようとしても、ロジック素子、メモリ素子共に端子の割り当てが決まっており、その対策には限界があった。
そこで、本発明は、信号配線の引回しの自由度を確保すると共に、複数種の電源の電圧変動、信号品質の劣化を抑えることができる半導体装置を提供することを目的とする。特に、本発明は、ロジック素子やCPUとメモリ素子がプリント配線基板に搭載されたSiPに対して、上述の課題を解決することができる半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明に係る第3の半導体装置は、複数の半導体素子と、少なくとも3つの配線層が積層され複数の半導体素子が実装されるプリント配線基板とを備える。プリント配線基板は、n種類の電源を有し、第1の電圧V1を有する第1の電源配線から数えて、第mの電圧Vmを有する第mの電源配線、第nの電圧Vnを有する第nの電源配線を含む複数の電源配線と、電源配線と対をなすグランド配線とが設けられている。少なくとも3つの配線層は、グランド配線が形成されたグランド層と、第1の電源配線が形成された第1の配線層から数えて、第mの電源配線が形成された第mの配線層、第nの電源配線が形成された第nの配線層を含み、第mの配線層、第nの配線層、グランド層の順に第1の配線層から積層されている。そして、半導体装置は、グランド配線と各電源配線の間の距離の比と、各電源配線における電圧の比とが所定の関係を満たす半導体装置であって、グランド層から第mの配線層までの距離をDm、グランド層から第nの配線層までの距離をDnとしたとき、Vn/Vm=Dn/Dm、ただしm、nは整数であって1≦m<n、n=m+1を満たす。
また、本発明に係る第5の半導体装置は、複数の半導体素子と、少なくとも3つの配線層が積層され複数の半導体素子が実装されるプリント配線基板とを備えるプリント配線基板は、2種類の電源を有し、第1の電圧V1を有する第1の電源配線と、第1の電圧V1よりも小さい第2の電圧V2を有する第2の電源配線と、第1及び第2の電源配線と対をなすグランド配線とが設けられている。少なくとも3つの配線層は、グランド配線が形成されたグランド層と、第1の電源配線が形成された第1の配線層と、第2の電源配線が形成された第2の配線層とを含み、第1の配線層、第2の配線層、グランド層の順に積層されている。そして、半導体装置は、グランド配線と各電源配線の間の距離の比と、各電源配線における電圧の比とが所定の関係を満たす半導体装置であって、グランド層から第1の配線層までの距離をD1、グランド層から第2の配線層までの距離をD2としたとき、V2/V1=D2/D1を満たす。
また、本発明に係る第3の、半導体装置の製造方法は、複数の半導体素子と、少なくとも3つの配線層が積層され複数の半導体素子が実装されるプリント配線基板とを備える半導体装置の製造方法であり、
n種類の電源を有し、第1の電圧V1を有する第1の電源配線から数えて、第mの電圧Vmを有する第mの電源配線、第nの電圧Vnを有する第nの電源配線を含む複数の電源配線と、電源配線と対をなすグランド配線とが設けられたプリント配線基板を形成する工程を有し、グランド配線と各電源配線の間の距離の比と、各電源配線における電圧の比とが所定の関係を満たす半導体装置の製造方法である。そして、前記工程では、少なくとも3つの配線層が、グランド配線が形成されたグランド層と、第1の電源配線が形成された第1の配線層から数えて、第mの電源配線が形成された第mの配線層、第nの電源配線が形成された第nの配線層を含み、第mの配線層、第nの配線層、グランド層の順に第1の配線層から積層して形成し、グランド層から第mの配線層までの距離をDm、グランド層から第nの配線層までの距離をDnとしたとき、Vn/Vm=Dn/Dm、ただしm、nは整数であって1≦m<n、n=m+1を満たすように形成する。
また、本発明に係る第5の、半導体装置の製造方法は、複数の半導体素子と、少なくとも3つの配線層が積層され複数の半導体素子が実装されるプリント配線基板とを備える半導体装置の製造方法であ
2種類の電源を有し、第1の電圧V1を有する第1の電源配線と、第1の電圧V1よりも小さい第2の電圧V2を有する第2の電源配線と、第1及び第2の電源配線と対をなすグランド配線とが設けられたプリント配線基板を形成する工程を有し、グランド配線と各電源配線の間の距離の比と、各電源配線における電圧の比とが所定の関係を満たす半導体装置の製造方法である。そして、前記工程では、少なくとも3つの配線層が、グランド配線が形成されたグランド層と、第1の電源配線が形成された第1の配線層と、第2の電源配線が形成された第2の配線層とを含み、第1の配線層、第2の配線層、グランド層の順に積層して形成し、グランド層から第1の配線層までの距離をD1、グランド層から第2の配線層までの距離をD2としたとき、V2/V1=D2/D1を満たすように形成する。
本発明によれば、プレーン面積が比較的大きい層の電源を第1層の電源配線とすることで、プレーン面積が比較的小さい中間層の電源電圧を安定させることができる。また、本発明によれば、層内部の電源配線及びグランド配線が占めるプレーン面積が減少し、配線の自由度が高まり、信号配線を引き回すことが容易になる。したがって、本発明は、信号配線の引回しの自由度を確保すると共に、複数種の電源の電圧変動、信号品質の劣化を抑えることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(発明の原理)
まず、本発明の原理作用について、3層構造のプリント配線基板を一例に挙げて説明する。
図55に示すように、プリント配線基板の上層から順に、第1層23を第1の電源を有する配線層、第2層24を第2の電源を有する配線層、そして第3層22をグランドを有する配線層として定義する。なお、説明の便宜上、図55において、各層は完全導体であって層の全面に亘って形成されており、その導体面積及び層間距離は等しく、また図55では各層が厚みを持っているが、層の厚みはゼロとして簡単に説明する。
ここで、第2層24と第3層22との間に直流電圧V1を印加し、第1層23と第3層22との間に直流電圧V2を印加した場合について考える。このとき、第2層24は、いずれの層にも電気的に接続されておらず、つまり電気的に浮いた状態になっている。そこで、まず、第2層24が存在しないものとして説明する。このときの状態を、図54に示す。
この状態は、平行平板コンデンサに電圧を印加した状態と同様である。図54中に矢印で示した電気力線は、電極板である第1層23及び第3層22に垂直な向きとなる。電極板同士の距離、つまり第1層23と第3層22との間の距離をdとすれば、電極板間に生じる電界EはV/dである。
ところで、電気力線の向きに対して垂直な方向に完全導体が存在した場合には、完全導体の平面方向に対して電気力線が生じないので、完全導体の有無によってその電界を変化させることはない。したがって、第1層23と第3層22との間に第2層24が存在している場合であっても、実は電界は何ら変化しない。この状態を図55に示す。第3層22と第2層24との間に生じる電界がV/dであるならば、第3層22と第1層23との間に生じる電圧は、電界と電極板間隔との積となり、V/2である。
以上の説明では、中間層をなす導体の厚みがゼロであるものとして説明したが、実際のプリント配線基板では、層間距離に比べて導体の厚みが無視できるほど小さくない。このため、層間距離が等しい3層構造のプリント配線基板においても、中間層に生じる電圧がV/2とはならない。これは、最上層(第1番目の配線層)から第2番目の配線層と第3番目の配線層との層間距離が、第1番目の配線層と第3番目の配線層との層間距離の半分とならないためである。
そこで、さらに一般化して、N層構造のプリント配線基板を一例に挙げて説明する。
N層構造のプリント配線基板は、第1の配線層から第nの配線層、グランド層の順に積層されている。図56においては、第1の配線層23から第2の配線層24、第3の配線層25、グランド層22の順に積層されている。
そして、グランドを有する配線層であるグランド層22から第nの電圧Vnを有する配線層までの距離をDn(D1、D2,D3・・・)としたとき、DnとVnの関係は、α1×Dn/Dm≦Vn/Vm<α2×Dn/Dmを満たしている。ただし、m,nは整数であって、1≦m<nである。また、α1、α2は正数であって、α1≦1<α2である。特に、α1=1のとき、Dn/Dm=Vn/Vmが成り立つ。
これより、層数だけでなく、各層の厚みや層間隔が変化することでも、各層に生じる電圧を制御できることがわかる。つまり、多層のプリント配線基板における任意の1層に電源が設けられ、この層から1層以上隔てた別の1層をグランドとして電圧を印加した場合、これらの層の間には、印加した電源電圧未満の電圧が生じる層ができて、層の厚みや層間隔、層数によってその電圧を制御することができる。
また、この原理は、同一層の上に並べられた複数の電源配線についても適用することができる。この構成の場合には、配線の本数、配線の短手方向である配線幅、配線間隔によって電圧を制御することができる。プリント配線基板は、n種類の電源を有する少なくとも1つの配線層が設けられている。この配線層は、第1の電圧V1を有する第1の電源配線から、第nの電圧Vnを有する第nの電源配線までを含む複数の電源配線と、これら電源配線と対になるグランド配線とを有しており、第1の電源配線から第nの電源配線、グランド配線の順に線幅方向に並んで配置されている。図57においては、1つの配線層に、第1の電源配線23、第2の電源配線24、第3の電源配線25、グランド配線22の順に線幅方向に並んで配置されている。
そして、グランド配線と第nの電源配線との線幅方向に対する間隔をSnとしたとき、α1×Sn/Sm≦Vn/Vm<α2×Sn/Smを満たしている。特に、α1=1のとき、Vn/Vm=Sn/Smが成り立つ。なお、水平方向の静電容量は、配線の端面の面積と配線の間隔Snで決まり、垂直方向に比べて小さいので、その効果が発揮されるためには、ある程度、配線長が大きいか、導体層の厚みが大きい必要がある。
従来の電源設計では、プレーン面積(配線層の平面積)比較的大きい層とカップリングさせることで電源インピーダンスを下げたり、またはメモリ素子の参照電源を安定化させるために単にメモリ素子の電源を有する層に近接させてカップリングによる安定を図っていたりしただけであった。これに対し、本発明では、プレーン面積が比較的大きい電源を有する層または配線を利用して、グランドを有する層または配線との間で分圧された電源電圧VnまたはV'nを得ることで、これら電源電圧と一致する所望の電源電圧VnまたはV'nを別途印加した場合に、さらに安定した電源供給を行うことが可能となる。
また、電源電圧VnやV’nは、プリント配線基板の製造上のばらつきによって、必ずしも設定値どおりにならない場合があるが、電源変動を抑えることが主たる目的であるので、これら電源電圧がVnまたはV’nと厳密に一致する必要はない。
次に、3層構造のプリント配線基板を例に挙げて、上層から第1層23及び第3層22の面積と、中間層である第2層24の面積とが異なる場合に、第2層24への電源供給の安定性について説明する。なお、ここでも説明の便宜上、全ての層は完全導体であって、第2層24が層の全面に亘って形成されており、層間距離が等しく、また図58では厚みを持っているが、層の厚みはゼロとして簡単に説明する。
図58は、第1層23及び第3層22の面積が、第2層24の面積よりも小さくされている構成の場合を示している。少なくともこれら第1層23と第3層22との間に一様な電界E=V/dが生じていれば、中間層に生じる電圧は図55に示した構成の場合と変わらない。しかしながら、半導体素子等のデバイスを動作させて、中間層の電圧が変動した場合、第1層23の面積が小さいために第1層23が与える電界への影響が少なく、結果として電源を安定させる効果が小さい。
一方、図59は、図58に示した構成と逆に、中間層である第2層24の面積が、第1層23及び第3層22の面積よりも小さい構成の場合を示している。この構成のときにも、少なくとも中間層の付近に一様な電界E=V/dが生じていれば、中間層に生じる電圧は、図55に示した構成の場合と同様である。
そして、この構成の場合は、中間層の電圧が変動した場合であっても、面積が大きい第1層23と第3層24との間に生じる電界が安定していれば、中間層を所望の電圧に安定化させることが可能である。
以上のことは、N層のプリント配線基板の構成の場合にも同様である。ただし、Nは整数である。したがって、第1層及び第N層の面積は、第n層の面積よりも大きい方が、第n層の電圧を安定させる効果が大きい。また、全ての層は、透視平面において重なる位置に配置されている方が、第n層の電圧を安定させる効果が大きい。
ここで、一例として、メモリ素子としてのDDR2−SDRAMがプリント配線基板に実装された構成の場合を挙げる。DDR2−SDRAMには、メモリ素子の動作のための電源(1.8V)と、論理判定のための参照電源(0.9V)との少なくとも2種類の電源を必要としている。DDR2−SDRAMは、参照電源が不安定である場合、論理判定に影響が生じるため、設計上、十分な配慮を要する。しかし、SiP等の高密度なプリント配線基板では、十分な配線面積を確保することが難しく、また製造コストの面から配線層を増やすことも難しい。配線に流れる電流で考えた場合には、1.8Vの配線の方が0.9Vの配線よりも電流が大きいので、1.8Vの配線の線幅を優先的に太く形成せざるを得ない。
このとき、本発明のように、1.8V、0.9V、グランドの順に積層された3層構造として、1.8Vとグランドの各層を線幅が比較的太い配線で接続することによって、これら各層の中間層である0.9Vの層は、線幅が比較的細い配線で接続されている構成であっても、安定した電圧を供給することが可能になる。
このように、本発明は、面積が比較的大きいプレーン(層)の間に挟まれる、面積が比較的小さいプレーンである中間層の電源変動を抑えたい場合に有効である。本発明に関連する構成例のように、交流理論に基づくプレーン同士のカップリングを用いることで電源インピーダンスを低下させる構成と比較して、本発明は、静電磁界の理論に基づいて、電源層が配置される位置に生じる電圧VnまたはVmを、所望の電源電圧であるVnまたはVmにほぼ一致させることで、電源電圧を安定化させるという原理を利用している点が、本発明に関連する構成と異なっている。
上述した各式を満たすように構成された具体的な実施形態について説明する。
(実施形態)
図1、図2、図3は、第1の実施形態の半導体装置の第1層、第2層、第3層をそれぞれ示す平面図である。実施形態の半導体装置は、メモリ素子(メモリ用の半導体素子)を有する1つのメモリパッケージ1と、CPU(情報処理用の半導体素子)2と、プリント配線基板3とを備えている。メモリパッケージ1及びCPU2は、プリント配線基板3の、上から見て第1層に実装されている。プリント配線基板3は、少なくとも3層から構成されている。
図1に示すように、プリント配線基板3の第1層には、プリント配線基板3の外周に沿ってメモリ素子のグランド配線51がループ状に配線されており、このグランド配線51の内周側に沿ってメモリ素子の電源配線52がループ状に配線されている。
図2に示すように、プリント配線基板3の第2層には、プリント配線基板3の外周に沿ってメモリ素子のグランド配線51がループ状に配線されており、このグランド配線51の内周側に沿ってメモリ素子の参照電源配線53がループ状に配線されている。また、第2層には、第2の電源配線としての参照電源配線53の内周側に沿って、第1の電源配線としてのメモリ素子の電源配線52がループ状に配線されている。
図3に示すように、第3層の全面には、メモリ素子のグランド配線51が設けられている。このように構成されることで、第2層のメモリ素子の参照電源配線53は、第1層のメモリ素子の電源配線52と、第3層のメモリ素子のグランド配線51との間に挟まれており、第1層のメモリ素子の電源配線52、第3層のメモリ素子のグランド配線51によって完全に覆われるように配置されている。そして、参照電源53のための端子61が、プリント配線基板3の外周側、つまり参照電源配線53に近い向きに位置させるようにメモリパッケージ1に配置されている。一例として、84個の接続端子を有するDDR2−SDRAMにおける、の接続端子一覧の概要を図4に示す。図4に示すように、参照電源53のための端子61は、J行2列に1つだけ割り当てられている。
(他の実施形態)
上述した第1の実施形態において第1層から第3層とした構成、つまり第n層の意味は、プリント配線基板の絶対的な層の位置を規定するものではなく、あくまでも上から見た位置関係を意味している。したがって、電圧の勾配と、層間の距離が考慮されていれば、第1層と第2層との間、第2層と第3層との間に配線層が設けられてもよい。さらに詳しくは、第1層と第3層との間に電圧Vを印加する場合に、第2層の所望の電圧がV/2であるとき、第2層の位置は第1層と第3層との中間であればよく、第1層と第2層との間、または第2層と第3層との間に他の配線層が存在していたとしても、第2層の電圧を変化させないので、これら他の配線層が設けられてもよい。また、層数は3層に限定されるものではないことは勿論である。
図5に、第2の実施形態の第1層の平面図を示す。図5に示すように、第1層には、1つのメモリパッケージ1が実装されており、メモリ素子の電源配線52とグランド配線51との間にデカップリングコンデンサ71が挿入されて配置されている。また、第1層には、メモリ素子の参照電源配線53とグランド配線51との間にデカップリングコンデンサ72が挿入されて配置されている。図6に、図5におけるA−A’断面図を示し、図7に、図5におけるB−B’断面図を示す。
なお、本実施形態における第2層、第3層は、図2、図3に示した構成と同様の構成であるため、図示を省略する。以下の実施形態において、第2層以降について記載していない場合には、その構造が自明であるために省略したものとする。
上述した実施形態では、メモリ素子の電源配線52、参照電源配線53、グランド配線51が、プリント配線基板3の外周に亘ってループ状に形成されたが、各配線の一部が切断されて間隙が設けられ、各配線がプリント配線基板3の外周の全周に亘って形成されていなくてもよい。この構成例を第3及び第4の実施形態として示す。図8、図9、図10は、第3の実施形態の半導体装置の第1層、第2層、第3層をそれぞれ示す平面図である。図11に、第4の実施形態における第1層の平面図を示す。
図12、図13、図14は、第5の実施形態における第1層、第2層、第3層をそれぞれ示す平面図である。図12に示すように、第1層にはデカップリングコンデンサが配置されている。また、図13に示すように、第2層にはデカップリングコンデンサ72’が配置されており、プリント配線基板3の層内部にデカップリングコンデンサ72’が埋め込まれて構成されている。図14に示すように、第3層の全面に亘ってグランド配線51が設けられている。
図15に、図13におけるC−C’断面図を示す。また、デカップリングコンデンサの個数は、必要に応じて適宜選択することができる。さらに、CPU2がプリント配線基板3の第1層以外の層に実装された構造にされてもよい。この構成例を第6及び第7の実施形態として示す。図16、図17、図18は、第6の実施形態における第1層、第2層、第3層をそれぞれ示す平面図である。図19は、第7の実施形態における第1層を示す平面図である。
図20に示す第8の実施形態の第1層、及び図23に示す第9の実施形態の第1層には、1つのCPU2と、2つのメモリパッケージ1が並べて配置されている。図21、図22は、第8の実施形態における第2層、第3層をそれぞれ示す平面図である。
また、第9の実施形態では、メモリ素子の電源配線52、参照電源配線53、グランド配線51が、プリント配線基板3の外周に亘ってループ状に形成されたが、各配線の一部が切断されて間隙が設けられ、各配線がプリント配線基板3の外周の全周に亘って形成されていなくてもよい。この構成例を第10の実施形態として示す。図24、図25、図26は、第10の実施形態における第1層、第2層、第3層をそれぞれ示す平面図である。
さらに、図27に示すように、CPU2とメモリパッケージ1の位置が、第8及び第9の実施形態と左右逆に配置された第11の実施形態の構成を採ることも可能である。
また、図28、図29、図30は、ループ状の各配線の一部が切断されて間隙が設けられた、第12の実施形態における第1層、第2層、第3層をそれぞれ示す平面図である。ループ状に形成された各配線は、メモリ素子の電源、参照電源の品質向上を図るためなので、メモリ素子から離れた位置では配線を省くことができる。また、配線に作用する応力緩和等の構造上の配慮のために、ループ状の一部に間隙が設けられて分断されていてもよい。また、これらの構成では、実装されるメモリ素子の個数が2つに限定されるものではなく、所望の個数のメモリ素子を備える構成にされてもよい。
図31、図32に、2つのメモリパッケージ1がCPU2を間に挟むように配置されて実装された第13、第14の実施形態の第1層を示す。CPU2がプリント配線基板3に埋め込まれた第14の実施形態では、半導体装置全体を小さくすることができる。図33、図34は、第13、第14の実施形態に、デカップリングコンデンサ71,72が実装された第15、第16の実施形態の第1層を示す平面図である。
図35に、4つのメモリパッケージ1が実装された第17の実施形態の第1層を示す。プリント配線基板3の第1層の表面には、4つのメモリパッケージ1が風車状に配列されて実装されている。CPU2は、プリント配線基板3の第1層に実装される構成であっても、第1層以外に実装される構成であってもよい。図36は、第17の実施形態にデカップリングコンデンサ71,72が実装された第18の実施形態の第1層を示す平面図である。
図37は、4つのメモリパッケージ1が放射状に配列されて実装された第19の実施形態の第1層を示す平面図である。プリント配線基板3の第1層の表面には、中央にCPU2が配置され、このCPU2を挟んでプリント配線基板3の外周部の四隅にメモリパッケージ1がそれぞれ配置されている。この場合においても、CPU2は、表面実装あるいは基板内埋め込みの両方の形態が採ることができる。第19の実施形態は、第17、第18の実施形態に比べて、等長配線が比較的容易であるものの、プリント配線基板3の面積が大きくなってしまう。また、図38は、第19の実施形態にデカップリングコンデンサ71,72が実装された第20の実施形態の第1層を示す平面図である。
図39、図40に、4つのメモリパッケージ1が十字状に配列されて実装された第21の実施形態の第1層、第2層を示す。第1層の表面には、中央にCPU2が配置され、このCPU2を挟んで上下左右にメモリパッケージ1がそれぞれ配置されている。第2層には、電源配線層52が十字状に配置され、外周部の四隅に参照電源配線53がそれぞれ配置されている。この構成の場合においても、第19、第20の実施形態と同様の作用効果が得られる。
図41に、プリント配線基板3の外周部に沿って8つのメモリパッケージ1が配列されて実装された第22の実施形態の第1層を示す。第1層には、中央にCPU2が配置され、プリント配線基板3の外周部に沿ってメモリ素子がそれぞれ配列されている。第22の実施形態は、メモリパッケージ1の個数が増えているが、上述した実施形態と構造的特徴に違いはない。図42は、第22の実施形態にデカップリングコンデンサ71,72が実装された第23の実施形態の第1層を示す平面図である。
上述したように、本実施形態によれば、プレーン面積が比較的大きい層の電源を第1層の電源とすることで、プレーン面積が比較的小さい中間層の電源電圧を安定させることができる。また、デカップリングコンデンサを電源層とグランド層との間に電気的に接続することで、電源電圧を更に安定させることができる。
また、本実施形態によれば、グランド層と各配線層の距離Dn、グランド配線と各電源配線の線幅方向に対する間隔Snが、上述した各式を満たすことで、内部の電源配線及びグランド配線が占めるプレーン面積が減少し、配線の自由度を高めることができる。本実施形態は、特に、同一層内で水平方向に配線層を並べて配置した場合に、プリント配線基板の配線層数を少なく抑えたままで、信号配線の引き回しの自由度を高めることができる。すなわち、本実施形態によれば、信号配線を容易に引き回すことが可能になる。
次に、実施例に基づいて、本発明を更に具体的に説明する。
図43は、実施例を示す断面図である。実施例は、6層のプリント配線基板3で構成されている。第1層L1にメモリ素子として4つのDDR2−SDRAMが設けられ、第4層L4にCPU2が埋め込まれている。プリント配線基板3の上から順に、第1層L1が信号配線S、第2層L2が信号配線S、第3層L3がグランド配線G、第4層L4が信号配線S、第5層L5がグランド配線G、第6層L6が電源配線Vにそれぞれ割り当てられている。第3層L3、第5層L5は全面がグランドになっている。パッケージサイズは一辺が27mmの正方形、CPUは一辺が9mmの正方形、DDR2−SDRAMのパッケージサイズは14mm(長辺)×8mm(短辺)の長方形にされている。
説明の便宜上、図44は第1の配線層の模式的な平面図を示し、図45は第2の配線層の模式的な平面図を示し、図46は第3の配線層の模式的な平面図を示し、そして図47は第4の配線層の模式的な平面図を示している。
各層の厚みは、第1層が15μm、第1層と第2層の絶縁体が40μm、第2層が15μm、第2層と第3層の絶縁体が55μm、第3層が10μm、第3層と第4層の絶縁体が90μm、第4層が10μm、第4層と第5層の絶縁体が40μm、第5層が15μm、第5層と第6層の絶縁体が40μm、第6層が15μmに形成されている。
第1層のメモリ素子の電源配線52(1.8V)と、第3層のグランド配線との間の第2層に、メモリ素子の参照電源配線53(0.9V)が設けられている。これら3つの配線は、透視平面において、少なくとも一部が重なるよう配置されている。
この構成の場合、第1層と第3層との間に印加する電源電圧V1=1.8V、第2層と第3層との間に印加する電圧V2=0.9V、第3層と第1層との層間距離D1=110μm、第2層と第3層との層間距離D2=55μmであるから、D2/D1=0.5より、第2層に生じる電圧V(n=2)は、第2層に印加する電圧V2にちょうど一致する。一般には各層間距離が等しいことが多いので、例えば第1層と第2層、第2層と第3層の層間距離が共に40μmである場合には、D1=95μm、D2=40μmより、電圧V(n=2)=0.76Vとなる。また、第1層と第2層、第2層と第3層の層間距離が共に55μmである場合には、D1=125μm、D2=55μmより、電圧V(n=2)=0.79Vとなり、どちらも電圧V2よりも小さくなる。したがって、各層間距離が等しい場合には、各層の導体の厚みが層間の距離に比べて小さい方がV2に近づく。しかし、各層間距離が40μm、55μmのいずれの場合であっても、α1×Dn/Dm≦Vn/Vm<α2×Dn/Dm、ただし、1≦m<n、α1≦1<α2、を満たしている。
図44に示した構成について説明する。図44に示すように、第1層には、4つのDDR2−SDRAM1が風車状に配列されて搭載されている。また、第1層には、各DDR2−SDRAM1に対して、電源配線52とグランド配線51との間に挿入されるデカップリングコンデンサ71が5個、参照電源配線53とグランド配線51との間に挿入されるデカップリングコンデンサ72が1個、それぞれ表面実装されている。
プリント配線基板3の最外周に沿ってグランド配線51がループ状に配線され、このグランド配線51の内周側に隣接してDDR2−SDRAMの電源配線52(1.8V)がループ状に配線される。デカップリングコンデンサ71は、グランド配線51と電源配線52との間に挿入されて実装されている。一方、デカップリングコンデンサ72は、グランド配線51と参照電源配線53との間に挿入されて接続される。参照電源配線53は、第2層に配置されているので、デカップリングコンデンサ72付近のみ第2層から第1層にビアを介して配線されている。
図45に示した構成について説明する。図45に示すように、第2層には、プリント配線基板3の最外周に沿ってグランド配線51がループ状に配線されており、このループ状のグランド配線51の内周側に隣接してメモリ素子の電源配線52がループ状に配線されている。さらに、第2層には、電源配線52の内周側に隣接してメモリ素子の参照電源配線53がループ状に配線されている。
図46に示した構成について説明する。図46に示すように、第3層には、グランド配線51が全面に亘って配置されている。この第3層のグランド配線51が、電源及び、第1層と第2層の信号配線の基準グランドとなる。
図47に示した構成について説明する。図47に示すように、第4層には、CPU2の底面が第4層の平面に向き合うようにCPU2がフェースダウン実装されている。メモリ素子とのインターフェース端子62は、CPU2の下側に、点線で囲んだ位置に配置されている。したがって、信号線は、インターフェース端子62からプリント配線基板3の下側に取り出され、第3層を貫通して第2層または第1層に電気的に接続される。
一方、第4層では、プリント配線基板3の最外周に沿ってメモリ素子の電源配線52がループ状に配線されている。また、第4層において、メモリ素子の参照電源配線53は、ループ状に配線されておらず、比較的太い配線でCPU2と電気的に接続されている。第4層は、第3層と第5層がグランド配線で、信号線はストリップライン構造となっている。したがって、グランドプレーンが隣接しているので、第4層にはグランド配線が配置されない。
実際に配線を行った構成例を示す。図48に第1層を示し、図49に第2層を示し、図50に第3層を示し、図51に第4層を示し、図52に第5層を示し、そして図53に第6層を示している。これらの図に示すように、第2の効果として、電源配線53及びグランド配線51がプリント配線基板3の外周部に沿って配置されたことによって、信号配線の自由度を向上することができた。したがって、4つのDDR2−SDRAMに対して、第1層と第2層のみで配線することが可能になった。
第1の実施形態における第1層を示す平面図である。 第1の実施形態における第2層を示す平面図である。 第1の実施形態における第3層を示す平面図である。 DDR2−SDRAMにおける接続端子一覧の概要を示す平面図である。 第2の実施形態における第1層を示す平面図である。 第2の実施形態を示す図5におけるA−A’断面図である。 第2の実施形態を示す図5におけるB−B’断面図である。 第3の実施形態における第1層を示す平面図である。 第3の実施形態における第2層を示す平面図である。 第3の実施形態における第3層を示す平面図である。 第4の実施形態における第1層を示す平面図である。 第5の実施形態における第1層を示す平面図である。 第5の実施形態における第2層を示す平面図である。 第5の実施形態における第3層を示す平面図である。 第5の実施形態を示す図13におけるC−C’断面図である。 第6の実施形態における第1層を示す平面図である。 第6の実施形態における第2層を示す平面図である。 第6の実施形態における第3層を示す平面図である。 第7の実施形態における第1層を示す平面図である。 第8の実施形態における第1層を示す平面図である。 第8の実施形態における第1層を示す平面図である。 第8の実施形態における第2層を示す平面図である。 第9の実施形態における第1層を示す平面図である。 第10の実施形態における第1層を示す平面図である。 第10の実施形態における第2層を示す平面図である。 第10の実施形態における第3層を示す平面図である。 第11の実施形態における第1層を示す平面図である。 第12の実施形態における第1層を示す平面図である。 第12の実施形態における第2層を示す平面図である。 第12の実施形態における第3層を示す平面図である。 第13の実施形態における第1層を示す平面図である。 第14の実施形態における第1層を示す平面図である。 第15の実施形態における第1層を示す平面図である。 第16の実施形態における第1層を示す平面図である。 第17の実施形態における第1層を示す平面図である。 第18の実施形態における第1層を示す平面図である。 第19の実施形態における第1層を示す平面図である。 第20の実施形態における第1層を示す平面図である。 第21の実施形態における第1層を示す平面図である。 第21の実施形態における第2層を示す平面図である。 第22の実施形態における第1層を示す平面図である。 第23の実施形態における第1層を示す平面図である。 実施例を示す断面図である。 実施例における第1層を示す概略平面図である。 実施例における第2層を示す概略平面図である。 実施例における第3層を示す概略平面図である。 実施例における第4層を示す概略平面図である。 実施例における第1層を示す平面図である。 実施例における第2層を示す平面図である。 実施例における第3層を示す平面図である。 実施例における第4層を示す平面図である。 実施例における第5層を示す平面図である。 実施例における第6層を示す平面図である。 本発明の原理を説明するために、配線層が上下層のみの2層の場合を示す断面図である。 本発明の原理を説明するために、配線層が上下層及び中間層から構成される3層の場合を示す断面図である。 本発明の原理を説明するために、配線層がn層の構成を示す断面図である。 本発明の原理を説明するために、配線層がn層の他の構成を示す断面図である。 本発明の原理を説明するために、第2層が第1層及び第3層よりも大きい構成を示す断面図である。 本発明の原理を説明するために、第2層が第1層及び第3層よりも小さい構成を示す断面図である。 本発明に関連する特許文献1の構成を示す図である。
符号の説明
1 メモリパッケージ
2 CPU
3 プリント配線基板
51 グランド配線
52 メモリ素子の電源配線
53 メモリ素子の参照電源配線
54 CPUの電源配線
61 メモリ素子の参照電源のための端子
62 インターフェース端子
71 デカップリングコンデンサ
72 デカップリングコンデンサ
72’ デカップリングコンデンサ

Claims (6)

  1. 複数の半導体素子と、少なくとも3つの配線層が積層され前記複数の半導体素子が実装されるプリント配線基板とを備え、
    前記プリント配線基板は、n種類の電源を有し、第1の電圧V1を有する第1の電源配線から数えて、第mの電圧Vmを有する第mの電源配線、第nの電圧Vnを有する第nの電源配線を含む複数の電源配線と、前記電源配線と対をなすグランド配線とが設けられ、
    前記少なくとも3つの配線層は、前記グランド配線が形成されたグランド層と、前記第1の電源配線が形成された第1の配線層から数えて、前記第mの電源配線が形成された第mの配線層、前記第nの電源配線が形成された第nの配線層を含み、第mの配線層、前記第nの配線層、前記グランド層の順に前記第1の配線層から積層され、
    前記グランド配線と各電源配線の間の距離の比と、前記各電源配線における電圧の比とが所定の関係を満たす半導体装置であって、
    前記グランド層から前記第mの配線層までの距離をDm、前記グランド層から前記第nの配線層までの距離をDnとしたとき、
    Vn/Vm=Dn/Dm
    ただし、m、nは整数であって1≦m<n、n=m+1
    を満たすことを特徴とする半導体装置。
  2. 複数の半導体素子と、少なくとも3つの配線層が積層され前記複数の半導体素子が実装されるプリント配線基板とを備え、
    前記プリント配線基板は、2種類の電源を有し、第1の電圧V1を有する第1の電源配線と、前記第1の電圧V1よりも小さい第2の電圧V2を有する第2の電源配線と、前記第1及び第2の電源配線と対をなすグランド配線とが設けられ、
    前記少なくとも3つの配線層は、前記グランド配線が形成されたグランド層と、前記第1の電源配線が形成された第1の配線層と、前記第2の電源配線が形成された第2の配線層とを含み、前記第1の配線層、前記第2の配線層、前記グランド層の順に積層され、
    前記グランド配線と各電源配線の間の距離の比と、前記各電源配線における電圧の比とが所定の関係を満たす半導体装置であって、
    前記グランド層から前記第1の配線層までの距離をD1、前記グランド層から前記第2の配線層までの距離をD2としたとき、
    V2/V1=D2/D1
    を満たすことを特徴とする半導体装置。
  3. 前記第1の電圧V1の電源電圧を有する第1の配線層と、前記グランド配線が形成されたグランド層との間にデカップリングコンデンサが挿入されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 複数の半導体素子と、少なくとも3つの配線層が積層され前記複数の半導体素子が実装されるプリント配線基板とを備える半導体装置の製造方法であり、
    n種類の電源を有し、第1の電圧V1を有する第1の電源配線から数えて、第mの電圧Vmを有する第mの電源配線、第nの電圧Vnを有する第nの電源配線を含む複数の電源配線と、前記電源配線と対をなすグランド配線とが設けられた前記プリント配線基板を形成する工程を有し、
    前記グランド配線と各電源配線の間の距離の比と、前記各電源配線における電圧の比とが所定の関係を満たす半導体装置の製造方法であって、
    前記工程では、前記少なくとも3つの配線層が、前記グランド配線が形成されたグランド層と、前記第1の電源配線が形成された第1の配線層から数えて、前記第mの電源配線が形成された第mの配線層、前記第nの電源配線が形成された第nの配線層を含み、前記第mの配線層、前記第nの配線層、前記グランド層の順に前記第1の配線層から積層して形成し、
    前記グランド層から前記第mの配線層までの距離をDm、前記グランド層から前記第nの配線層までの距離をDnとしたとき、
    Vn/Vm=Dn/Dm
    ただし、m、nは整数であって1≦m<n、n=m+1
    を満たすように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 複数の半導体素子と、少なくとも3つの配線層が積層され前記複数の半導体素子が実装されるプリント配線基板とを備える半導体装置の製造方法であり、
    2種類の電源を有し、第1の電圧V1を有する第1の電源配線と、前記第1の電圧V1よりも小さい第2の電圧V2を有する第2の電源配線と、前記第1及び第2の電源配線と対をなすグランド配線とが設けられた前記プリント配線基板を形成する工程を有し、
    前記グランド配線と各電源配線の間の距離の比と、前記各電源配線における電圧の比とが所定の関係を満たす半導体装置の製造方法であって、
    前記工程では、前記少なくとも3つの配線層が、前記グランド配線が形成されたグランド層と、前記第1の電源配線が形成された第1の配線層と、前記第2の電源配線が形成された第2の配線層とを含み、前記第1の配線層、前記第2の配線層、前記グランド層の順に積層して形成し、
    前記グランド層から前記第1の配線層までの距離をD1、前記グランド層から前記第2の配線層までの距離をD2としたとき、
    V2/V1=D2/D1
    を満たすように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記工程では、前記第1の電圧V1の電源電圧を有する第1の配線層と、前記グランド配線が形成されたグランド層との間にデカップリングコンデンサを挿入して配置する、請求項4または5に記載の半導体装置の製造方法。
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