JP5433495B2 - 学習指導支援装置、その方法及び学習指導支援プログラム - Google Patents

学習指導支援装置、その方法及び学習指導支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、学習指導支援装置、その方法及び学習指導支援プログラムに関する。より詳細には、例えば小中学校等の教育機関で教師が行うコンピュータを利用した学習指導において、教師の学習指導計画立案、授業及びテスト実施、履修・成績管理、及び通知表作成等の一連の校務工程をコンピュータ上で一元的に管理可能とするための技術に関する。
小中学校等の教育機関において、教師は、授業実施に先立ち、予め学習指導用の授業計画を自ら立案作成する。この学習指導要の授業計画は、通常、年度ごと定められた時間割に基づき週次の各曜日内の各授業スロットに学習単元を割り当てることにより立案でき、このため「週案」と通称される。この週案に基づき、児童に対して授業を実施し、この授業により児童が習得した学力到達度を単元修了時や学期末、年度末に評価するための学力テストを実施する。この学力テストの採点結果は、集計され、児童の学習成績分析に供され、学期末及び年度末に各児童の学習成績に対する評価を児童及び保護者に通知する通知表の基礎データとなる。通知表には、同時に、児童の授業中の発言、学習態度等に基づく定性的評価も記載される。
ところで、文部科学省が告示する、小中学校等の教育機関向け学習指導要領は、国語、算数、理科、社会等の教科別に、学習単元を定めており、この学習単元ごとに、学習到達目標及び複数の観点別評価規準が規定されている。このため、学力テストは、学習単元ごとに規定された観点別評価規準に対する達成度を測定するよう設計され、通知表に記載されるべき児童ごとの学習成績の評価も、この学習単元ごとに付与される。
この通知表に記載されるべき児童ごとの学習成績の評価の手法は、文部科学省が告示する学習指導要領が改訂されたことに伴い、従前の、全児童の成績分布上の位置、すなわち成績順位として把握できる相対評価ではなく、事前に学習指導要領や週案上に設定された学習到達目標に対する個別の児童の学習達成度を評価規準ごとに絶対評価する絶対評価であることが要請される。例えばクラス内テスト得点順位から比較的容易に把握可能な相対評価と異なり、この絶対評価が求められるようになったことは、学習指導に当たる教師にとって、児童ごとの学習成績の客観的評価をより困難かつ負荷の高い作業としている。
特開2003−295753号公報
ところで、小中学校等の教育機関において、教師の学習指導を支援するためのコンピュータを利用した各種ツールが公知である。典型的には、単元別に設定された観点別評価規準ごとに学力テストの得点を児童ごとに入力、集計し、この集計値に基づいた児童の学習成績に関する定量的評価を出力するソフトウエアや、標準書式の通知表フォームに対して児童ごとの学力テストの得点集計値や出欠記録、授業外行動の記録等を入力することにより、児童ごとに通知表を作成出力するソフトウエア等が知られている。
例えば、特許文献1は、到達目標データとこれに単元別に対応した評価規準データ及び評価方法データからなる指導データファイル、学習者名簿ファイル、学習者別の評価データ及び得点データを記憶装置に蓄積した評価データファイルを参照して、所定の表形式による単元到達目標別評価入力画面を提供する技術を開示する。
しかしながら、個別のツールが提供されても、教師が入力しなければならないデータ項目は多数の校務工程においてそれぞれ多岐に亘り、それぞれの工程で重複したデータ入力を要し、またそれぞれのツールが独自のデータ形式やインターフェースを規定しているため、コンピュータ内での相互リンクを実現することが困難であった。
とりわけ、絶対評価の導入に伴い、学習指導に関わる教師の作業負荷は増大しており、学習指導ツールへの入力負荷の軽減が一層要請されている。しかしながら、現実には、使用ツールが増えるに従い、担任する全児童についてのあらゆるデータを重複入力する負荷は逆に高まっている。
そもそも、教育機関においては、学習指導を行う教師自身が担当する児童に関するあらゆるデータを一人で入力管理しなければならない。このため、各児童の評価に直結するデータの入力においては、入力ミスは致命的であり、児童の誤った評価をもたらすため、極力これを排除しなければならないにも拘わらず、データ入力の作業負荷が高いためデータ入力ミスが避け難く、また入力されたデータが正しいか否かを他者が検証するダブルチェックも、入力データが児童の個人情報を構成する事情に照らせば、教育現場においては期待し難い。他方、入力データの有効性チェックをツール内部で行おうとすると、既存のツールをカスタマイズしてプログラムを改変しなければならずプログラム開発外部委託等の新たな作業負荷が発生する。
また、児童の学習成績の学期ごと、年度ごとの評価を示す通知表は、評価規準及び評価項目の内容自体は、文部科学省告示の学習指導要領に準拠しなければならないものの、評価規準ごと付与される評価項目・評価記号や、科目ごと付与される評定項目・評定記号は、学区ごと或いは学校ごとに定めることができ、実際に学校ごと区々である。例えば、「1」、「2」、「3」や、「A」、「B」、「C」など評価をより直接的に示す評価記号より、児童の学習意欲を削がないようとの配慮から、より間接的な評価記号が好ましいとする学校もある。
しかしながら、このような通知表書式の改変を行うためには、既存のツールの使用をあきらめ独自の書式を新規作成するか、既存のツールをカスタマイズしてプログラムを一部改変しなければならず、通知表作成に係る作業負荷が却って増大することとなる。
本発明は、上記課題に鑑みてされたものであり、その目的は、例えば小中学校等の教育機関で教師が行う、コンピュータを利用した学習指導において、授業計画作成から通知表作成までの一連の校務サイクルを通じ、入力チェックを不要としながら教師自身のデータ入力の誤りを自動的に排除しつつ、データ入力及び管理、出力における効率を向上することが可能な学習指導支援装置、その方法及び学習指導支援プログラムを提供する点にある。
本発明の他の目的は、学区ごと或いは学校ごと区々である、各児童の学習成績の評価を通知する通知表書式の改変を、簡易な操作かつ僅かな作業負荷で実現する点にある。
本発明のある特徴によれば、週次の学習指導計画である週案作成を選択させる週案作成タブと、学力テストの得点入力を選択させる得点入力タブと、通知表への評価入力を選択させる通知表作成タブとを表示するメイン画面を表示装置上に表示するメイン画面表示部と、前記週案作成タブが選択されると、作成済みの週案のうち当該週又は当該日の箇所を前記メイン画面に表示する週案表示部と、前記得点入力タブが選択されると、前記学力テストの得点分布上出現し得る得点のそれぞれを1つのキーに割り当てた得点入力キーを得点入力画面上に配列表示すると共に、入力された得点を集計する成績集計部と、第1の記憶装置に通知表書式を格納する通知表書式記憶部と、前記通知表作成タブが選択されると、前記第1の記憶装置から前記通知表書式を読み出して表示装置上に表示し、表示された評価記号又は評価文章から対象児童の単元別評価項目に対する学習指導達成度に相当する表記号又は評価文章を選択入力させることにより、前記対象児童への通知表を作成する通知表作成部とを具備し、前記通知表書式は、通知表標準書式中に記述される単元別評価項目の学習指導達成度を示す評価記号のそれぞれに対応して、予め登録された変更権限を有するユーザにのみ、該評価記号と同等の評価を示すシノニム評価記号又はシノニム評価文章を編集入力させ、前記通知表標準書式中の評価記号を編集入力されたシノニム評価記号又はシノニム評価文章に置換えて得られる通知表書式であることを特徴とする学習指導支援装置が提供される。
前記通知表書式は、さらに、通知表標準書式中に記述される科目ごとの学習指導達成度を示す評定記号のそれぞれに対応して、予め登録された変更権限を有するユーザにのみ、該評定記号と同等の評価を示すシノニム評定記号又はシノニム評定文章を編集入力させ、前記通知表標準書式中の評定記号を編集入力されたシノニム評定記号又はシノニム評定文章に置き換えて得られる通知表書式であってよい。
本発明の他の特徴によれば、メイン画面表示部と、週案表示部と、成績集計部と、通知表書式記憶部と、通知表作成部とを備える学習指導支援装置が実行する学習指導支援方法であって、前記メイン画面表示部が、週次の学習指導計画である週案作成を選択させる週案作成タブと、学力テストの得点入力を選択させる得点入力タブと、通知表への評価入力を選択させる通知表作成タブとを表示するメイン画面を表示装置上に表示するステップと、前記週案表示部が、前記週案作成タブが選択されると、作成済みの週案のうち当該週又は当該日の箇所を前記メイン画面に表示するステップと、前記成績集計部が、前記得点入力タブが選択されると、前記学力テストの得点分布上出現し得る得点のそれぞれを1つのキーに割り当てた得点入力キーを得点入力画面上に配列表示すると共に、入力された得点を集計するステップと、前記通知表書式記憶部が、第1の記憶装置に通知表書式を格納するステップと、前記通知表作成部が、前記通知表作成タブが選択されると、前記第1の記憶装置から前記通知表書式を読み出して表示装置上に表示し、表示された評価記号又は評価文章から対象児童の単元別評価項目に対する学習指導達成度に相当する表記号又は評価文章を選択入力させることにより、前記対象児童への通知表を作成するステップとを含み、 前記通知表書式は、通知表標準書式中に記述される単元別評価項目の学習指導達成度を示す評価記号のそれぞれに対応して、予め登録された変更権限を有するユーザにのみ、該評価記号と同等の評価を示すシノニム評価記号又はシノニム評価文章を編集入力させ、前記通知表標準書式中の評価記号を編集入力されたシノニム評価記号又はシノニム評価文章に置換えて得られる通知表書式であることを特徴とする学習指導支援方法が提供される。
本発明の他の特徴によれば、学習指導支援処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、週次の学習指導計画である週案作成を選択させる週案作成タブと、学力テストの得点入力を選択させる得点入力タブと、通知表への評価入力を選択させる通知表作成タブとを表示するメイン画面を表示装置上に表示するメイン画面表示処理と、
前記週案作成タブが選択されると、作成済みの週案のうち当該週又は当該日の箇所を前記メイン画面に表示する週案表示処理と、前記得点入力タブが選択されると、前記学力テストの得点分布上出現し得る得点のそれぞれを1つのキーに割り当てた得点入力キーを得点入力画面上に配列表示すると共に、入力された得点を集計する成績集計処理と、第1の記憶装置に通知表書式を格納する通知表書式記憶処理と、前記通知表作成タブが選択されると、前記第1の記憶装置から前記通知表書式を読み出して表示装置上に表示し、表示された評価記号又は評価文章から対象児童の単元別評価項目に対する学習指導達成度に相当する表記号又は評価文章を選択入力させることにより、前記対象児童への通知表を作成する通知表作成処理とを含む処理を実行させるためのものであり、前記通知表書式は、通知表標準書式中に記述される単元別評価項目の学習指導達成度を示す評価記号のそれぞれに対応して、予め登録された変更権限を有するユーザにのみ、該評価記号と同等の評価を示すシノニム評価記号又はシノニム評価文章を編集入力させ、前記通知表標準書式中の評価記号を編集入力されたシノニム評価記号又はシノニム評価文章に置換えて得られる通知表書式であることを特徴とするプログラムが提供される。
本発明によれば、例えば小中学校等の教育機関で教師が行う、コンピュータを利用した学習指導において、授業計画作成から通知表作成までの一連の校務サイクルを通じ、入力チェックを不要としながら教師自身のデータ入力の誤りを自動的に排除しつつ、データ入力及び管理、出力における効率を向上することが可能となる。
また、学区ごと或いは学校ごと区々である、各児童の学習成績の評価を通知する通知表書式の改変が、簡易な操作かつ僅かな作業負荷で実現される。
従って、本発明に係る学習指導支援装置、その方法及び学習指導支援プログラムによれば、一連の校務サイクルにおける教師の作業効率が格段に向上する。
本発明の一実施形態に係る学習指導支援装置が実行する学習指導支援処理の一例を示す概略処理フローチャートである。 本発明の一実施形態に係る学習指導支援装置を含む構内ネットワークの一例を示すネットワーク構成図である。 本発明の一実施形態に係る学習指導計画データ12の一部を一例として示す模式図である。 担任教師が操作する学習指導支援装置PC2及び/又は教務主任教師が操作する学習指導支援装置PC3の表示装置上に表示される初期メニュー画面の一例を示す図である。 担任教師が操作する学習指導支援装置PC2及び/又は教務主任教師が操作する学習指導支援装置PC3の表示装置上に表示される学期設定画面の一例を示す図である。 担任教師が操作する学習指導支援装置PC2及び/又は教務主任教師が操作する学習指導支援装置PC3の表示装置上に表示される時間割設定画面の一例を示す図である。 図6の時間割設定画面において科目を登録するGUIの一例を示す図である。 図6の時間割設定画面における時間割登録操作中の表示画面の一例を示す図である。 図8の時間割設定画面において年間の標準時数が入力された状態の一例を示す図である。 図6の時間割設定画面を介して実行された時間割登録操作完了時の表示画面の一例を示す図である。 担任教師が操作する学習指導支援装置PC2及び/又は教務主任教師が操作する学習指導支援装置PC3の表示装置上に表示される週案作成画面の一例を示す図である。 担任教師が操作する学習指導支援装置PC2及び/又は教務主任教師が操作する学習指導支援装置PC3の表示装置上に表示される週案作成画面の一例を示す図である。 担任教師が操作する学習指導支援装置PC2及び/又は教務主任教師が操作する学習指導支援装置PC3の表示装置上に表示される週案作成画面の一例を示す図である。 図13の週案作成画面において作成された週案の印刷出力イメージの一例を示す図である。 週案作成における表示項目のカスタマイズ指示画面の一例を示す図である。 図4の初期メニュー画面において、週案タブを選択入力した際に表示される作成された週案の表示イメージの一例を示す図である。 担任教師が操作する学習指導支援装置PC2及び/又は教務主任教師が操作する学習指導支援装置PC3の表示装置上に表示される初期メニュー画面において、「通知表の書式の作成・取り込み」が選択される状態の一例を示す図である。 図17において、「標準書式の作成・編集」が選択された場合に表示される通知表書式設定の基本設定画面の一例を示す図である。 図17において、「標準書式の作成・編集」が選択された場合に表示される通知表書式設定の「学習のようす」設定画面の一例を示す図である。 図19の「学習のようす」の評価項目編集画面の一例を示す図である。 評価記号編集ウィンドウの一例を示す図である。 評価文章編集ウィンドウの一例を示す図である。 評定記号編集ウィンドウの一例を示す図である。 図17において、「標準書式の作成・編集」が選択された場合に表示される通知表書式設定の「学校生活のようす」設定画面の一例を示す図である。 図24の「学校生活のようす」の評価項目編集画面の一例を示す図である。 作成された通知表の表示書式パターンの選択画面の一例を示す図である。 担任教師が操作する学習指導支援装置PC2及び/又は教務主任教師が操作する学習指導支援装置PC3の表示装置上に表示される初期メニュー画面において、「単元テスト「単元別入力」」が選択された際に表示される単元テストの得点入力画面の一例を示す図である。 テストの得点入力及び集計を経て自動作成される観点別及び単元別成績診断シートの一例を示す図である。 担任教師が操作する学習指導支援装置PC2及び/又は教務主任教師が操作する学習指導支援装置PC3の表示装置上に表示される初期メニュー画面において、「通知表の作成」が選択された際に表示される通知表への評価入力画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る学習指導支援装置のハードウエア構成の一例を示す構成図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<本実施形態の概略処理フロー>
図1は、本発明の一実施形態に係る学習指導支援装置が実行する学習指導支援処理の概略処理フローの非限定的一例を示す。図1において、学習指導支援装置は、外部記憶装置に格納された時間割データ11、学習指導計画データ12を参照して、授業計画を作成する(ステップS11)。一例として、この授業計画は、週次で立案され、このため「週案」と称される。
より詳細には、時間割データ11は、授業が実施される各曜日の各時限(一例として1時限から6時限)のスロットに科目名を記述して構成される。学習指導計画データ12は、各科目の単元ごとに、学習到達目標と、複数の観点別評価規準を記述して構成される。これら時間割データ11及び学習指導計画データ12は、児童への授業を実施する教師が、年度開始の際に本実施形態に係る学習指導支援装置を使用して登録してよい。
図3は、文部科学省が告示する学習指導要領に従って作成される、本実施形態に係る学習指導計画データ12の非限定的一例を、1年の児童向けの国語の科目についての一部として示す。図3において、例えば、単元名「はる」について、学習到達目標は、「絵や言葉から感じたことや考えたことを進んで話したり聞いたりすることができる。」であり、評価観点「国語への関心・意欲・態度」についての評価規準は、「さし絵と自分の経験を結び付けて、想像したことなどを進んで話そうとしている。」、評価観点「話す・聞く能力」についての評価規準は、「知らせたいことを分かるように話している。」及び「友だちの話を興味を持って聞いている。」、評価観点「読む能力」についての評価規準は、「さし絵から、自分なりに想像を広げながら読んでいる。」及び「場面や時間の展開と叙述を照らし合わせて読んでいる。」、評価観点「言語についての知識・理解・技能」についての評価規準は、「姿勢、口形に注意してはっきりした発音で話している。」、「平仮名をはっきりした発音で正しく読んでいる。」と記述されている。
図1に戻り、ステップS11において、作成される週案は、時間割データ11を参照することにより得られる週次の各曜日の時間割スロットごとに、学習指導計画データ12を参照することにより得られる単元名を割り当てることにより作成され、作成された週案は、週案データ14として外部記憶装置に格納される。
この週案データ14に記述された週次の各曜日の時間割スロットに割り当てられた単元名に従って、教師は児童に対して授業を実施し、この授業実施による児童の学習到達度を測定するため、学習指導計画データ12に即して作成されたテスト計画データ13を参照して、単元修了時、学期末、年度末等に、児童に対して適宜テストを実施する(ステップS12)。
実施されたテストの得点は、児童ごとの学習成績として、教師により、学習指導支援装置に入力され、学習指導支援装置は、この学習成績を集計し、学習成績データ15として外部記憶装置に格納する(ステップS13)。
この学習成績データ15を参照することにより、児童ごとの学習成績が分析され(ステップS14)、必要に応じて児童にフィードバックされる。
学期末及び年度末において、集積された児童ごとの学習成績データ15、児童情報16を参照し、さらに通知表書式17から読み出された通知表書式をテンプレートとして、教師が単元ごとの評価を入力することにより、学習指導支援装置は、通知表を作成し、通知表としてプリンタ或いは表示装置等任意の出力装置に出力する(ステップS15)。
児童情報16は、例えば、児童ごとのレコードを蓄積し、各レコードは、児童の自宅住所、緊急連絡先、家族構成等の家庭情報、及び、特別活動、出欠の記録、行動の記録等の学校生活の様子を示す情報を記録する。
<本実施形態のネットワーク構成>
図2は、本発明の実施形態に係る学習指導支援装置を含む小中学校等の教育機関内に構成される構内ネットワーク構成の非限定的一例を示す。本実施形態にかかる学習指導支援装置(システム)は、例えばイーサネット(登録商標)(TM)で構成される構内LAN(Local Area Network)1と、児童に対して授業を実施する担任教師が使用可能な学習指導支援装置PC2と、教務担当教師が使用可能な学習指導支援装置PC3と、大容量外部記憶装置を備え構内LAN1に接続される装置を制御するサーバ装置4と、プリンタ5とを備える。学習指導支援装置端末2,3、サーバ装置4、及びプリンタ5は、いずれも構内LAN1を介して相互接続される。構内LAN1に接続される学習指導支援装置端末2,3、サーバ装置4は、ルータ6を介してインターネット7に遠隔接続され、インターネット7を介して外部のASP(Application Service Provide)等が保有する任意の情報資源にアクセスし得る。ルータ6は、インターネット7からのファイアウォールを構成してよい。
なお、図2に示すネットワーク及びハードウエアの構成は一例に過ぎず、例えば、各装置、サーバ及びデータベースとして機能する外部記憶装置を一体としてもよい。
<本実施形態に係る週案作成処理手順>
図4ないし図16は、例えば学習指導支援PC2に実装される学習指導支援装置が実行する週案作成の処理手順のGUI(Graphical User Interface)の非限定的一例を示す。
図4は、授業を実施する担任教師が操作可能な学習指導支援PC2及び/又は教務主任が操作する学習指導支援PC3の表示装置上に表示される初期メニュー画面の一例を示す。図4において、左欄41には、テストの得点入力、得点集計、成績分析、児童情報登録、通知表・指導要録作成等の教師の学習指導に関する校務を選択するためのタブが、右欄42には、週次或いは月次の行事予定、週案の参照又は編集を選択するためのタブが、それぞれ表示される。
図4において、作成タブ43のボタンを押下操作等により選択すると、当該年度の週案が未作成である場合、すなわち年度開始時には、図5に示す学期設定画面に遷移する。図5において、2学期制又は3学期制のいずれかを選択し、各学期の始期及び終期を選択入力した上で、設定ボタンを押下して学期設定を終了する。
学期設定が終了すると、図6に示す時間割設定画面に遷移する。好適には、図6に示す時間割設定画面において学期の設定タブ51のボタンを押下することによっても学期設定を新規作成或いは編集することができる。図6中央には、横軸を各曜日、縦軸を各時限とするマトリクスが表示され、この時間割マトリクスの各スロットにいずれかの科目を登録することで時間割が設定できる。図6において、時間割マトリクス上のいずれかのスロットを選択した上で、科目の登録タブ52のボタンを押下すると、図7に示す選択中のスロットに登録すべき科目を選択するウィンドウがオーバーレイ表示される。図7においては、国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図工、家庭、体育、総合、道徳、外国語のいずれかが、登録ボタンを押下することにより選択され得るが、「科目名の修正」を選択すると、表示されている科目名を修正することができ、「科目の削除」を選択すると、表示されている科目を削除することができる。好適には、図7において表示される科目をドラッグ操作等により移動することができ、例えば履修単位数の多い科目を科目リストの上方に配置することができる。
図8は、時間割登録作業中の表示画面の一例を示す。図8において、時間割は複数(例えば、1〜5)登録することができ、一例として、学期ごとに異なる時間割を設定することができる。図8においては、1学期(2010年4月7日から2010年7月20日まで)の時間割1の時間割マトリクス81が選択されている。登録された時間割は、時間割データ11として記憶装置に格納され、週案作成時に学習指導支援装置により参照される。
図9は、図8の時間割登録画面において、標準時数の入力ウィンドウ91に、年間の標準時数が入力された状態を示す。好適には、設定された時間割は、他の教師に配布するため、任意の共有外部記憶装置や可搬型記憶装置に書き出されてよい。
図10は、時間割登録作業完了時の表示画面の一例を示す。図10において、時間割の確定タブ101にチェックを入力し、「閉じる」ボタンを押下すると、図11に示す週案作成画面に遷移する。
図11を参照して、表示画面には、時間割設定画面で登録した時間割にしたがって、横軸を当該週の各曜日、縦軸を時限とする週案マトリクス内の各スロットに授業実施すべき教科が表示される。好適には、図11において、あるスロット(図11においては4月14日(水)の2時限目)の教科欄をクリックすると、プルダウンの矢印が表示され、このプルダウンの矢印を選択入力すると、時間割の設定で登録された科目名リスト111が一覧表示され、予め当該スロットに登録されていた科目(「社会」)に替えて、他の科目(図11においては「算数」)を選択することができてよい。さらに好適には、時間割の設定で登録された科目以外の科目も当該スロットで授業実施されるべき科目として直接入力され得る。
図12を参照して、次に、当該スロットの単元欄をクリックすると、プルダウンの矢印が表示され、このプルダウンの矢印を選択入力すると、学習指導支援装置の外部記憶装置に科目ごと予め登録された単元名リスト121が一覧表示され、表示されたいずれかの単元名を選択することができる。好適には、予め登録された単元名以外の単元名も当該スロットで授業実施されるべき単元名として直接入力され得る。好適には、図11及び図12において、一覧表示されるリスト111、121の行数は所定行数以内(一例として、5行以内)とし、これを超えて表示されるべき項目名は、スクロールバーを操作することにより選択的に順次表示されてよい。
図13を参照して、教師が、当該週の週案に従って授業を実施し、授業を実施した後に、予実登録欄131内の「実施」にチェックを入力すると、当該週の週時数が累計に加算される。これに替えて「予定」にチェックを入力した場合には、当該週の時数は累計に加算されない。表示画面下欄には、横軸に科目名を、縦軸に週時数、累計、標準時数(年間で授業実施が必要な時数)、総時数、達成率を配置した授業実施の予実管理用マトリクスである時数表132が表示される。好適には、図13に示される週案及び/又は時数表は、印刷ボタン押下等の操作により、適宜印刷され得る。図14は、印刷された週案141及び時数表142の一例を示す。
図13に戻り、「週案の設定」タブ133のボタンを押下すると、図13に示される表示内容をカスタマイズすることができる。図15において、週案マトリクス上に、「行事」項目、「朝活動」項目を表示するか否かを選択でき、また表示されるべき項目名も変更することができる。
図16を参照し、図4に示す初期メニュー画面において、週案タブを選択入力すると、作成された週案が表示され得る。好適には、当該週の週案のうち、当日についての登録内容161が表示されてよい。
<本実施形態に係る通知表書式作成処理手順>
図17ないし図26は、例えば学習指導支援PC2及び/又は学習指導支援装置PC3に実装される学習指導支援装置が実行する通知表作成の処理手順のGUI(Graphical User Interface)の非限定的一例を示す。
好適には、図17ないし図26に示される通知表書式の変更処理は、例えば教務主任教師等の校内の授業実施教師を指導監督する権限を有する教師が、個人認証された後実行可能であり、他方授業実施するその他の担任教師は通知表書式変更処理へのアクセス制限がされてよい。このように構成すれば、同一校内或いは同一学年内で統一した通知表書式をカスタマイズすることができる。一方、図27ないし図29に示される通知表作成処理においては、授業実施教師は、自身が担当するクラスの児童についての通知表作成処理実行の権限を付与されてよく、他のクラスの児童についての通知表作成処理へのアクセス制限がされてよい。
図17は、教務主任が操作する学習指導支援装置PC3の表示装置上に表示される初期メニュー画面において、「通知表・指導要録」作成タブが選択され、さらに「通知表の書式の作成・取り込み」タブ171が選択される状態の一例を示す。好適には、この「通知表の書式の作成・取り込み」タブ171は、個人認証された教務主任教師等にのみ選択され得る。
図17において、「通知表の書式の作成・取り込み」タブ171が選択されると、通知表作成ウィザードが開き、「書式の作成・編集」或いは「書式の取り込み」のいずれかの選択を促す。「書式の作成・編集」が選択されると、作成する書式の方式として、「標準書式の作成・選択」或いは「独自書式の作成・編集」のいずれかの選択を促す。「独自書式の作成・編集」が選択されると、新規の通知表書式を作成することができ、この新規の通知表書式を作成するため、外部アプリケーションで作成された書式をインポートすることができる。
「標準書式の作成・編集」が選択されると、通知表書式17から標準通知表書式が読み出され、図18に示す通知表の書式設定中の基本設定画面が表示される。図18において、基本設定として、通知表に記載されるべき学期制が3学期制或いは2学期制のいずれか、通知表の表示形式が学期表示(通知表1通に1学期分の評価や所見などを表示するモード)或いは年間表示(通知表1通に全学期の評価や所見などを表示するモード)のいずれか、5・6年生用の通知表の場合に外国語活動の記録を表示するか否か、家庭からの連絡欄が表示するか否か、校長、担任、保護者の認め印を表示するか否かを選択入力することができる。好適には、図18で設定された書式に従った通知表レイアウトの出力イメージが、印刷プレビュー182として確認のため表示されてよい。
通知表書式の設定が終了し、確定欄181にチェックが入力されると、次に図19に示す通知表の書式設定中の「学習のようす」設定画面が表示される。図19において、「学習のようす」を「編集する」とのボタンを押下すると、通知表の評価項目の編集画面が表示される。
図20は、「学習のようす」の評価項目編集画面の一例を示す。図20において、所定の評価項目のうち、全ての評価項目を出力するか、代替的に選択的にいくつかの評価項目を出力するか、を設定することができる。
図19に戻り、「評価の表示」欄において、評価の表示を、「◎○△で表示」或いは「ことばで表示」のいずれとするかを選択することができる。この「評価」は、図3に示される科目ごと、かつ好適には単元ごと設定された観点別評価規準のそれぞれに対する学習達成度を示す値として入力される。評価を記号で区別したい場合には、「◎○△で表示」を選択して、「設定」ボタンを押下すると、図21に示す評価記号編集ウィンドウが表示される。図21において、評価記号「A」、「B」、「C」は、それぞれ、これらと同義の評価を示すシノニム評価記号「◎」、「○」、「△」を入力することにより、シノニム評価記号「◎」、「○」、「△」に置き換えられる。図21において、さらに、シノニム評価記号「◎」、「○」、「△」のそれぞれを、他の評価記号と区別する説明が記述されてよい。
図19に戻り、「評価の表示」欄において、評価を文章で区別したい場合には、「ことばで表示」を選択して、「設定」ボタンを押下すると、図22に示す評価文章編集ウィンドウが表示される。図22において、評価記号「A」、「B」、「C」は、それぞれ、これらと同義の評価を示すシノニム評価文章「よくできる」、「できる」、「もうすこし」を入力することにより、シノニム評価文章「よくできる」、「できる」、「もうすこし」に置き換えられる。図21及び図22に示すシノニム評価記号又はシノニム評価文章を記述し、デフォルトの評価記号をより間接的表現であるこれらシノニム評価記号又はシノニム評価文章で置き換えて出力することで、直截な評価を通知することと比較して、児童の学習意欲が削がれるおそれが低減される。
図19に戻り、「評定の表示」欄において、「評定を表示する」を選択し、「設定」ボタンを押下すると、図23に示される評定記号編集画面が表示される。この「評定」は、科目ごと付与された複数の「評価」を集計することで得られる当該科目の学習達成度を示す値として入力される。図23において、評定記号としての「3」、「2」、「1」は、それぞれ、これらと同義の評定を示すシノニム評定記号「◎」、「○」、「△」を入力することにより、シノニム評定記号「◎」、「○」、「△」に置き換えられる。
代替的に、このシノニム評定記号は、「3」、「2」、「1」と同義の評定を示す記号であればあらゆる記号を記述することができ、図21又は図22に示したのと同様、「◎」、「○」、「△」などの評定記号や評定文章などより間接的表現を記述してもよい。図23において、さらに、シノニム評定記号「◎」、「○」、「△」のそれぞれを、他の評定記号と区別する説明が記述されてよい。さらに好適には、図23において、各学年でどの科目について評定を通知するか、科目ごとに選択され得る。
評定記号編集が終了すると、図24に示す書式設定画面において、「学校生活のようす」の編集が可能となる。「編集する」ボタンを押下すると、図25に示す選択画面が表示され、学校生活に関する評価項目のうちどの評価項目について表示するかが選択され得る。図25においても図21ないし図23と同様、学校生活に関する評価記号を任意のシノニム評価記号で置き換えることができる。
図24に戻り、「特別活動の記録」の表示方法、「出欠の記録」の表示方法を選択することができ、また通知表に記載されるべき項目名称も編集することができる。
図26を参照して、最後に通知表の表示の書式パターンを選択し、表紙に記載されるべき項目を、例えば「年度」、「通知表の名称」、「学校名」、「学校教育目標」、「学年目標」、「校長名」、「学校の写真」等から選択することができる。好適には、図26において、設定された表紙の書式がプレビュー表示されてよい。
通知表書式設定処理が終了時、「通知表書式データの配布」を選択することができ、これを選択すると、作成された通知表書式をサーバ4或いは可搬型記録媒体等を介して、授業を実施する学級担任教師に配布可能に、サーバ4或いは可搬型記録媒体等に格納することができる。
<本実施形態に係るテスト得点入力処理及び通知表作成処理手順>
図27は、授業を実施する例えば担任教師が操作する学習指導支援装置PC2の表示装置上に表示される初期メニュー画面4において、「得点入力」タブが選択され、さらに「単元テスト「単元別入力」が選択された場合に表示される単元テストの得点入力画面の一例を示す。図27において、「マウス用テンキー」タブのボタンを押下すると、マウス用テンキーウィンドウ271がオーバーレイ表示される。このマウス用テンキーウィンドウ271内には、選択中の児童の評価観点ごとにテスト得点を入力するためのボタンが配列される。図27において、好適には、テスト得点入力ボタン273は、例えば5点単位など、実施されるテストで出現する得点単位に即して配置されてよい。換言すれば、テスト得点入力ボタン273は、前記学力テストの得点分布上出現し得る得点のそれぞれを1つのキーに割り当てた得点入力キーである。このように構成すれば、1つの評価観点について、1つのボタンをクリック等で選択することにより、テスト得点を入力することができ、テスト得点を入力する操作が簡略化すると共に誤った得点入力が有効に防止される。
図28は、テストの得点入力及び集計を経て自動作成される観点別及び単元別成績診断シートの非限定的一例を示す。単元ごとに、当該児童の到達率、学級平均到達率、学級平均到達率を中央値とする到達率グラフ、学習の様子についての所見が記述されてよい。絶対評価のみでは、クラス内でのテスト得点上の相対順位が把握しかねるため、これを補完すべく学級平均到達率や到達率グラフを併用することで、絶対評価に相対的評価を追加的に通知することができる。
図29は、授業を実施する例えば学級担任教師が操作する学習指導支援装置PC2の表示装置上に表示される初期メニュー画面4において、「通知表・指導要録」タブが選択され、さらに「通知表の作成」が選択された場合に表示される通知表作成画面のうち、「学習のようす」の評価及び評定入力画面の一例を示す。図29において、選択中の児童について付与すべき科目内評価項目ごとの評価と、教科ごとの評定がそれぞれ入力され得る。
<本実施形態に係る学習指導支援装置のハードウエア構成>
図30は、本実施形態に係る各サーバ装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図30に示されるコンピュータ装置110である各サーバ装置において、CPU111は、ROM114および/またはハードディスクドライブ116に格納されたプログラムに従い、RAM115を一次記憶用ワークメモリとして利用して、システム全体を制御する。さらに、CPU111は、マウス112aまたはキーボード112を介して入力される利用者の指示に従い、ハードディスクドライブ116に格納されたプログラムに基づき、本実施形態に係る学習指導支援処理を実行する。ディスプレイインタフェイス113には、CRTやLCDなどのディスプレイが接続され、CPU111が実行する学習指導支援処理のための入力待ち受け画面、処理経過や処理結果、検索結果などが表示される。リムーバブルメディアドライブ117は、主に、リムーバブルメディアからハードディスクドライブ116へファイルを書き込んだり、ハードディスクドライブ116から読み出したファイルをリムーバブルメディアへ書き込む場合に利用される。リムーバブルメディアとしては、フロッピディスク(FD)、CD−ROM、CD−R、CD−R/W、DVD−ROM、DVD−R、DVD−R/W、DVD−RAMやMO、あるいはメモリカード、CFカード、スマートメディア、SDカード、メモリスティックなどが利用可能である。
プリンタインタフェイス118には、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタなどのプリンタが接続される。ネットワークインタフェイス119は、コンピュータ装置をネットワークへ接続するためのインターフェースである。
なお、本実施形態に係る各サーバ装置及びPC装置に対する入力手段は、マウス112aあるいはキーボード112に限定されることなく、任意のポインティングデバイス、例えばトラックボール、トラックパッド、タブレットなどを適宜用いることができる。携帯情報端末を本実施形態に係るサーバ装置及びPC装置に接続される入出力装置として用いる場合には、入力部をボタンやモードダイヤル等で構成してもよい。
また、図30に示した本実施形態に係る各サーバのハードウエア構成は一例に過ぎず、その他の任意のハードウエア構成を用いることができることはいうまでもない。
殊に、本実施形態に係る学習指導支援処理の全部又は一部は、上記コンピュータ端末装置110あるいはPDA等の携帯情報端末装置等によって実現されてもよく、コンピュータ端末装置等とサーバー装置とをBluetooth(登録商標)等の無線、あるいはインターネット(TCP/IP)、公共電話網(PSTN)、統合サービス・ディジタル網(ISDN)等の有線通信回線で相互接続した、インターネットあるいは任意の周知のローカル・エリア・ネットワーク(LAN)またはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)からなるネットワークシステムによって学習指導支援処理の一部又は全部が実現されてもよい。
以上のとおり、本実施形態によれば、例えば小中学校等の教育機関で教師が行う、コンピュータを利用した学習指導において、授業計画作成から通知表作成までの一連の校務サイクルを通じ、入力チェックを不要としながら教師自身のデータ入力の誤りを自動的に排除しつつ、データ入力及び管理、出力における効率を向上することが可能となる。
また、学区ごと或いは学校ごと区々である、各児童の学習成績の評価を通知する通知表書式の改変が、簡易な操作かつ僅かな作業負荷で実現される。
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含み、その要旨を逸脱しない範囲で多様な改良ないし変更が可能である。
さらに、本発明の範囲は、請求項1により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
構内LAN 1
学習指導支援装置PC 2
学習指導支援装置PC 3
制御サーバ4
プリンタ 5
ルータ 6
インターネット 7
時間割データ 11
学習指導計画データ 12
テスト計画データ 13
週案データ 14
学習成績データ 15
児童情報 16
通知表書式 17
通知表 18

Claims (4)

  1. 週次の学習指導計画である週案作成を選択させる週案作成タブと、学力テストの得点入力を選択させる得点入力タブと、通知表への評価入力を選択させる通知表作成タブとを表示するメイン画面を表示装置上に表示するメイン画面表示部と、
    前記週案作成タブが選択されると、作成済みの週案のうち当該週又は当該日の箇所を前記メイン画面に表示する週案表示部と、
    前記得点入力タブが選択されると、前記学力テストの得点分布上出現し得る得点のそれぞれを1つのキーに割り当てた得点入力キーを得点入力画面上に配列表示すると共に、入力された得点を集計する成績集計部と、
    第1の記憶装置に通知表書式を格納する通知表書式記憶部と、
    前記通知表作成タブが選択されると、前記第1の記憶装置から前記通知表書式を読み出して表示装置上に表示し、表示された評価記号又は評価文章から対象児童の単元別評価項目に対する学習指導達成度に相当する表記号又は評価文章を選択入力させることにより、前記対象児童への通知表を作成する通知表作成部とを具備し、
    前記通知表書式は、通知表標準書式中に記述される単元別評価項目の学習指導達成度を示す評価記号のそれぞれに対応して、予め登録された変更権限を有するユーザにのみ、該評価記号と同等の評価を示すシノニム評価記号又はシノニム評価文章を編集入力させ、前記通知表標準書式中の評価記号を編集入力されたシノニム評価記号又はシノニム評価文章に置換えて得られる通知表書式である
    ことを特徴とする学習指導支援装置。
  2. 前記通知表書式は、さらに、
    通知表標準書式中に記述される科目ごとの学習指導達成度を示す評定記号のそれぞれに対応して、予め登録された変更権限を有するユーザにのみ、該評定記号と同等の評価を示すシノニム評定記号又はシノニム評定文章を編集入力させ、前記通知表標準書式中の評定記号を編集入力されたシノニム評定記号又はシノニム評定文章に置き換えて得られる通知表書式である
    ことを特徴とする請求項1に記載の学習指導支援装置。
  3. メイン画面表示部と、週案表示部と、成績集計部と、通知表書式記憶部と、通知表作成部とを備える学習指導支援装置が実行する学習指導支援方法であって、
    前記メイン画面表示部が、週次の学習指導計画である週案作成を選択させる週案作成タブと、学力テストの得点入力を選択させる得点入力タブと、通知表への評価入力を選択させる通知表作成タブとを表示するメイン画面を表示装置上に表示するステップと、
    前記週案表示部が、前記週案作成タブが選択されると、作成済みの週案のうち当該週又は当該日の箇所を前記メイン画面に表示するステップと、
    前記成績集計部が、前記得点入力タブが選択されると、前記学力テストの得点分布上出現し得る得点のそれぞれを1つのキーに割り当てた得点入力キーを得点入力画面上に配列表示すると共に、入力された得点を集計するステップと、
    前記通知表書式記憶部が、第1の記憶装置に通知表書式を格納するステップと、
    前記通知表作成部が、前記通知表作成タブが選択されると、前記第1の記憶装置から前記通知表書式を読み出して表示装置上に表示し、表示された評価記号又は評価文章から対象児童の単元別評価項目に対する学習指導達成度に相当する表記号又は評価文章を選択入力させることにより、前記対象児童への通知表を作成するステップとを含み、
    前記通知表書式は、通知表標準書式中に記述される単元別評価項目の学習指導達成度を示す評価記号のそれぞれに対応して、予め登録された変更権限を有するユーザにのみ、該評価記号と同等の評価を示すシノニム評価記号又はシノニム評価文章を編集入力させ、前記通知表標準書式中の評価記号を編集入力されたシノニム評価記号又はシノニム評価文章に置換えて得られる通知表書式である
    ことを特徴とする学習指導支援方法。
  4. 学習指導支援処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、
    週次の学習指導計画である週案作成を選択させる週案作成タブと、学力テストの得点入力を選択させる得点入力タブと、通知表への評価入力を選択させる通知表作成タブとを表示するメイン画面を表示装置上に表示するメイン画面表示処理と、
    前記週案作成タブが選択されると、作成済みの週案のうち当該週又は当該日の箇所を前記メイン画面に表示する週案表示処理と、
    前記得点入力タブが選択されると、前記学力テストの得点分布上出現し得る得点のそれぞれを1つのキーに割り当てた得点入力キーを得点入力画面上に配列表示すると共に、入力された得点を集計する成績集計処理と、
    第1の記憶装置に通知表書式を格納する通知表書式記憶処理と、
    前記通知表作成タブが選択されると、前記第1の記憶装置から前記通知表書式を読み出して表示装置上に表示し、表示された評価記号又は評価文章から対象児童の単元別評価項目に対する学習指導達成度に相当する表記号又は評価文章を選択入力させることにより、前記対象児童への通知表を作成する通知表作成処理とを含む処理を実行させるためのものであり、
    前記通知表書式は、通知表標準書式中に記述される単元別評価項目の学習指導達成度を示す評価記号のそれぞれに対応して、予め登録された変更権限を有するユーザにのみ、該評価記号と同等の評価を示すシノニム評価記号又はシノニム評価文章を編集入力させ、前記通知表標準書式中の評価記号を編集入力されたシノニム評価記号又はシノニム評価文章に置換えて得られる通知表書式である
    ことを特徴とするプログラム。
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