JP2005157621A - 学校成績表作成装置、及び学校成績表作成プログラム - Google Patents

学校成績表作成装置、及び学校成績表作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 児童ごとの成績評価と所見を一括してパソコンに入力することにより、一連の成績表作成の処理が自動的に実行されて最終形態の通信簿として印刷できるようにする。
【解決手段】 「一覧表」ボタン群の「一覧表起動(98/me)」1をクリックすると、エクセルによって評価点の一覧表が作成・編集される。「AYUMI文章」ボタン群の「AYUMIデータ」2をクリックするとアクセスによって文章データが作成される。文章の作成中において、「文例データ入力」3をクリックして文例を蓄積したり、「バックアップ」4をクリックして文章データを保存したりしながら文章作成を行う。このようにして過去の文例などを引用しながら所望の文章を作成し、「データ差し替え」5をクリックすると新しい文章データが作成される。「データ作成」ボタン群の「印刷データ作成」6をクリックすると、ワードによって、エクセルの評価点データとアクセスの文章データが結合され、「ワードへ差込」7をクリックすると結合されたデータが通信簿として印刷される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信簿などと呼ばれている学校成績表の作成を支援するための学校成績表作成装置及び学校成績表作成プログラムに関し、より詳細には、教育現場において教師が学校成績表を作成するときの支援を行う成績表作成装置、及び学校成績表の作成を支援するためのサポートツールとして利用される学校成績表作成プログラムに関するものである。
従来、例えば小学校などにおいて、教師が教育現場で児童の通信簿を作成する場合は、児童ごとの成績を5段階評価や3段階評価によって白紙の成績表フォーマットに手書きやゴム印で記入し、必要に応じて所見を記入しているのが一般的である。また、最近では、テスト結果の点数のみをパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)で処理して成績表フォーマットに入力するソフトウエアも利用され始めている。しかしながら、通信簿は、テストの点数のみではなく、それぞれの教科ごとの関心度ややる気などを加味して総合的な評価が行われている。従って、教師は、テスト結果による点数評価をパソコンからプリントアウトした後に、関心度や表現力ややる気などを勘案して児童ごとに5段階評価や3段階評価の成績表を手書きやゴム印などによって記入している。さらに、個々の児童の潜在能力や授業態度などといった点数では表わせない所見を手書きで記入して総合的な成績表を作成し、通信簿として児童を通して保護者に渡している。
しかしながら、教師が通信簿に手書きやゴム印で評価点を記入する場合は、児童・生徒全体の成績表を表わす成績表原本(台帳)に定規を当てながら個々の児童・生徒の評価点を読み取ってそれぞれの児童・生徒の通信簿に記入しなければならないので、極めて面倒であると共に転記ミスを起こしやすい。また、既存のソフトウエアを用いてテスト結果の点数のみをパソコンに入力して点数評価の成績表を作成した場合でも、教科ごとの関心度、表現力、やる気などの評価点を加算集計してから5段階評価や3段階評価にし、手書きまたはゴム印によって通信簿に記入しなければならない。さらには、個々の教科ごとの所見などもいちいち手書きで記入しなければならない。そのため、結果的には通信簿の作成にかなりの時間がかかり、その分だけ児童・生徒へのきめ細かな対応が手薄になってしまう。
さらには、各クラスの児童・生徒が同じような成績分布で構成されているにも関わらず、教師ごとに評価基準が異なると、あるクラスは評価点が高い児童・生徒が多くなったり、別のクラスは評価点の低い児童・生徒が多くなったりするような不具合を生じる。また、パソコンを用いて点数評価の成績表を作成する場合は、情報の流出を防ぐためにパスワードをかけるように教育現場で指導が行われているものの、教師によるパソコン操作技術の未熟さから、パソコンを利用して学校成績表を作成する場合は、一般的には教育現場における情報の保護力が低いのが現状である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、児童・生徒ごとの成績評価と所見とを一括してパソコンに入力することにより、一連の成績表作成の処理を自動的に実行して保護者に渡せる形態の通信簿を印刷できるような学校成績表作成方法及び学校成績表作成プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために創案されたものであり、本発明の学校成績表作成装置は、コンピュータを用いて児童・生徒の学校成績表を作成するための学校成績表作成装置であって、前記学校成績表に関する評価点データを作成する表計算手段と、データベースソフトが過去の文例を参照しながら学校成績表に関する文章データを作成する文章データ作成手段と、前記表計算手段で作成された評価点データとデータベースソフトで作成された文章データとを結合させて学校成績表を作成する文書作成手段とを含んでいることを特徴とする。
本発明によれば、表計算手段によって作成された個々の児童・生徒の評価点データ(例えば、A,B,Cまたは3,2,1)とデータベースソフトによって作成された文章データ(所見など)を個別に文書作成手段へ転送する。すると、文書作成手段が、評価点データと文章データとを結合させて学校成績表を作成する。これによって、手書きで転記するときのような記入ミスはなくなり、かつ、データベースソフトに記録されている過去の文章を参照しながら、それぞれの児童・生徒にとって適切な所見をスピーディに記録することができるので、教師が児童・生徒に接する時間をさらに多くすることができる。
なお、文書作成手段は学校成績表を印刷する手順を含むことができ、表計算手段によって作成された評価点データと文章データ作成手段によって作成された文章データ(所見)を結合させて学校成績表(通信簿)を作成すれば、直ちにこれをプリントアウトして児童・生徒に渡すことができる。また、プリントアウトした通信簿は仕上がりがきれいであるので児童・生徒や保護者にも喜ばれる。
また、表計算手段が、個々の児童・生徒に関する英文字の評価点データを数字による評価点データに自動換算して記録する手順を含むようにすることができ、これによれば、例えば、各教科の項目ごとの評価点がA,B,Cなどの英文字で表示されているとき、A=3,B=2,C=1と決めておけば、教師がいちいち得点計算をしなくても、パソコンが自動的に得点計算をして3,2,1の数字による教科ごとの評価点の成績表を作成することができる。
また、表計算手段が、英文字の評価点データ及び数字の評価点データを他の画面に転送して各学期ごと及び年度末の成績表データを作成するようにすることもでき、これによれば、表計算手段で作成された英文字または数字の評価点データは、そのまま他の画面に転送して学期ごと及び年度末の成績表データに加工することができる。これらの加工データは教師用データとしてそれぞれの教育現場で利用することができる。例えば、年度を越えてこれらの成績表データを保存しておくことにより、担任が変わっても個々の児童・生徒の過去の成績履歴を知ることができる。
また、表計算手段が英文字の評価点データ及び数字の評価点データを他の画面に転送して学校管理職に提出するための管理職用学習成績一覧表を作成することもでき、これによれば、表計算手段で作成された英文字または数字の評価点データは、そのまま他の画面に転送して校長などの管理職用の成績表データに加工することができる。これによって、校長に提出するための成績表データをわざわざ作成しなくてもよいので、教師が児童・生徒に接する時間をさらに増やすことができる。また、転記ミスを生じないのでトラブルが発生するおそれもなくなる。
また、表計算手段が、英文字の評価点データ及び数字の評価点データを成績区分ごとに異なる色の背景色で表示させるようにすることもでき、これによれば、自動的に、例えば、評価点Aの背景色を赤色、評価点Bの背景色を白色(無地)、評価点Cの背景色を青色としたり、3を赤色、2を白色(無地)、1を青色としたりするので、各児童・生徒の成績表を視覚的に見やすくすることができる。
また、文章データ作成手段は、過去の文例を参照しながら教科ごとに区分して学校成績表に関する文章データを作成することもでき、これによれば、それぞれの教師は過去の文例や児童・生徒に最適な文例を参照しながら所見を作成することができるので、各教師は多くの時間をかけることなく適切な内容の通信簿を作成することができる。
また、文章データ作成手段は、個々の児童・生徒に関する文章データを全教科・全学期に亘って一覧表として表示させることもでき、これによれば、例えば、学期ごとに作成した所見によって各児童・生徒の全教科・全学期の所見を一覧表として表示させることができるので、児童・生徒の年度を通じた総合評価を容易に確認することができる。
また、本発明は上記のそれぞれの学校成績表作成装置をコンピュータにより実現するための学校成績表作成プログラムを提供することもできる。
即ち、本発明は、児童・生徒の学校成績表を作成するための学校成績表作成方法をコンピュータに実行させるための学校成績表作成プログラムであって、表計算ソフトを用いて前記学校成績表に関する評価点データを作成する手順と、データベースソフトを用いて過去の文例を参照しながら前記学校成績表に関する文章データを作成する手順と、文書作成ソフトを用いて前記表計算ソフトで作成された評価点データと前記データベースソフトで作成された文章データとを結合させて前記学校成績表を作成する手順とをコンピュータに実行させる。
本発明の学校成績表作成装置によれば、評価点とそれに該当する所見とを結合させて通信簿を作成することができ、これによって、手書きで転記するときのような記入ミスはなくなり、かつ、データベースソフトに記録されている過去の文章を参照しながら、それぞれの児童・生徒にとって適切な所見をスピーディに記録することができる。従って、教師は児童・生徒に接することができる時間を増やすことができると共に、それを例えば印刷して作成される通信簿は仕上がりがきれいであるので児童・生徒や保護者に喜ばれる。さらに、このシステムを用いることにより、成績の精度(見直し、推敲する時間が確保できればもっと細かな成績付けが行える)を向上させることができる。
<本発明による学校成績表作成プログラムの概要>
以下、図面を参照しながら本発明による学校成績表作成プログラムの実施の形態について詳細に説明するが、まず、本発明による学校成績表作成プログラムの概要について説明する。本発明の成績表作成プログラムは、例えば、Windows98〔登録商標〕以降のOS環境によって実現される。また、本発明で用いるソフトは、エクセル(Excel)〔登録商標〕などと称されている表計算ソフトと、アクセス(ACCESS)〔登録商標〕などと称されているデータベースソフトと、ワード(Word)〔登録商標〕などと称されている文書作成ソフトとを複合的に用いる。尚、データベースソフトとしてはランタイム(Runtime)〔登録商標〕を用いてもよい。
そして、文書作成ソフト(ワード)が、表計算ソフト(エクセル)で作成された点数成績(評価点)の一覧表データとデータベースソフト(アクセス)で作成された文章編集による所見とを取り込み、両者の情報を児童ごとに対応させて総合成績表を作成し、保護者に渡せる形態の通信簿として印刷処理する。このようなパソコン上の処理により、教師がいちいちテスト結果による評価点、関心度、表現力、やる気などの評価点を加算集計しなくても、自動的に5段階評価や3段階評価の評価点に置き換えることができると共に、所見なども一括してパソコン上から入力して児童ごとの通信簿を一括して作成することができるので、手書きで書き込むときのような記入ミスが発生する虞もなくなる。また、評価基準値をパソコン上にあらかじめ入力しておくことによって、全クラスで統一された評価基準値に基づいて評価を行うことができるので、教師ごとに(あるいはクラスごとに)評価点がばらつくという不具合が発生するおそれもなくなる。さらに、作成された総合成績表は、教師ごとに任意のパスワードをかけて保存することができるので、教師のパソコン操作レベルの如何に関わらず情報の流出を防止することができる。
<本発明による学校成績表作成プログラムの構成>
以下の実施の形態では具体的な学校成績表作成プログラムの構成の一例について述べる。本発明の成績表作成プログラムを実現させるための動作環境は、Windows98〔登録商標〕、Windows ME〔登録商標〕、及びWindows XP〔登録商標〕以降のOS環境とする。また、本発明の学校成績表作成プログラムを実現させるソフトは、表計算ソフトとしてエクセル、データベースソフトとしてアクセス、文書作成ソフトとしてワードを用いる。このとき、エクセルは、一般的に小学校で実施されている3段階評価による成績一覧表を作成する機能を実現する。また、アクセスは、エクセルによって作成された成績一覧表に対応した所見を文章編集してコメント(概評)などによって表現する機能を実現する。さらに、ワードは、エクセルで作成された成績一覧表とアクセスで作成されたコメントとを一体化させて総合成績表を作成し、児童ごとの通信簿として印刷する機能を実現する。
<本発明の学校成績表作成プログラムに用いられる各ソフトの概要>
〔表計算ソフトとして用いられるエクセル〕
エクセルで作成された3段階評価による成績一覧表は、例えば、A,B,Cや3,2,1の評価記号で表示される。このとき、間違った記号を入力した場合は直ちに正しい記号を入力し直せばよいので、手書きやゴム印でペーパに記入したときのように電動消しゴムを使用する必要はなくなる。また、エクセルでは、評価記号がA,B,Cの場合は、あらかじめ、A=3、B=2、C=1など決めておけば、各教科の項目ごとの英文字の評価点を自動的に集計計算し、教科ごとの総合評価を数字の評価点で表わすことができる。このため、エクセルで画面に入力する英数字は全て半角文字とする。さらに、評価記号のAや3を赤色背景、Bや2を無地背景、Cや1を水色背景などとして表示することができるので、成績一覧表が視覚的に一段と見やすくなっている。また、エクセルで作成された成績一覧表はそのままワードの画面に転送されて総合成績表が作成されるので、いちいち照合を行わなくても手書き記入のような転記ミスが発生するおそれはない。
〔データベースソフトとして用いられるアクセス〕
アクセスによって成績表の所見などを文章編集する場合は、過去の文例を検索しながらそれぞれの児童・生徒にとって最適な文章で所見を作成することができる。このとき、所見を作成している途中でも文章を推敲しながら書き直すことができるので、ペーパに手書き記入するときのように下書きをする必要がなくなる。また、文章を作成するときに文字がきれいに並ぶので、文章編集を行うときに体裁を気にする必要がなくなる。さらには、キーボードによってパソコン上に文字入力を行えばよいので、手書き記入に比べて目や首や肩や腕などの疲れが少ない。また、同一内容の文章はコピーして貼り付けることができるので、文章作成の手間がかなり軽減される。さらに、管理職などの意向よって文章全体を書き直さなければならない場合でも、ダイナミックに文章を書き直すことができるので、文章編集の作業効率が一段と向上するなど、通信簿の作成にあまり時間がかからなくなるので、教育に必要な多くの時間を児童・生徒のために費やすことができる。
〔文書作成ソフトとして用いられるワード〕
ワードは、エクセルによって作成された成績一覧表データとアクセスによって編集された所見(コメント)の結合処理を行い、児童や保護者に渡せる形態の通信簿として印刷する機能を備えている。このとき、ワードによる文章の作成処理においては、途中で文章の間違いが見つかった場合でもスピーディに該当箇所を修正し、再度、文章の作成処理を行うことができる。また、ワードによって結合された総合成績表のアイコンは他のアイコンと同様にデスクトップ上にメインフォルダとして表示される。そして、表示されたアイコンの名前で動作するようにプログラムされている。従って、メインフォルダとして表示されたアイコンをクリックすると、説明書や各学年の学期ごとの総合成績表ドキュメントが個別のアイコンとして表示されるので、所望のアイコンをクリックすれば、該当する学年やクラスの総合成績表を画面に表示させて通信簿を作成したり印刷したりすることができる。このようなワードの処理においては、印刷後の通信簿の仕上がりがきれで見やすいので児童及び保護者に喜ばれる。尚、上記のようなワードの処理動作は通常行われている動作であるので、その詳細な説明は省略する。
また、教育現場においては既存の様式を変更することには抵抗があるので、総合成績表のフォーマットについては可能な限り既存の様式を使用する。さらに、総合成績表は1年間で1枚ずつであると記録内容を間違えたときの修復が大変であるので、毎学期ごとに1枚ずつの総合成績表を作成する。また、通信簿として印刷する場合は、1枚の通信簿に学期ごとの成績が追加記入されて印刷できるようになっている。つまり、1学期の通信簿を児童・生徒から回収した後に、2学期、3学期、学年末の成績表をパソコン上で追加記入して印刷することができる。
<本発明による学校成績表作成プログラムの動作>
次に、パソコンの画面に表示される図面を参照しながら本発明による学校成績表作成プログラムの動作を詳細に説明する。図1は、本発明による学校成績表作成プログラムのメインフォーム画面である。このメインフォーム画面は、学校成績表作成プログラムを動作させるときのマスタ(MASTER)画面である。このメインフォーム画面においては、左側のボタン群においてエクセルによる評価点の『一覧表』の作成処理を実行させることができる。また、中央のボタン群においてアクセスによる文章の所見(この例では『AYUMI文章』という)の作成処理を実行させることができる。さらに、右側のボタン群においてエクセルで作成した『一覧表』(評価点)とアクセスで作成した『AYUMI文章』(所見)をワードによって結合させ、総合成績表のデータ作成処理を行ったり印刷処理を行ったりすることができる。
次に、図1のメインフォーム画面を用いた学校成績表作成プログラムの動作の概要を説明する。まず、左側の「一覧表」のボタン群の中から、例えば、「一覧表起動(98/me)」ボタン1をクリックすると、エクセルによって評価点の一覧表が作成・編集される(ステップS1)。さらに、中央の「AYUMI文章」のボタン群の中から「AYUMIデータ」ボタン2をクリックすると、アクセスによって所見などの文章作成が行われる(ステップS2)。このとき、文章の作成中において、「文例データ入力」ボタン3をクリックして文例を蓄積したり(ステップS3)、「バックアップ」ボタン4をクリックして文章データを保存したりしながら文章作成を行う(ステップS4)。このようにして、それぞれの教師が過去に使用した文例や用語などを引用しながら所望の文章を作成し、「データ差し替え」ボタン5をクリックすることにより、それぞれの児童・生徒にとって最適な『AYUMI文章』(所見)が新しい文章データとして作成される(ステップS5)。そして、右側の「データ作成」のボタン群の中から「印刷データ作成」ボタン6をクリックすると、ワードによって、エクセルで作成された一覧表データ(評価点)とアクセスで作成された文章データ(所見)との結合処理が実行される(ステップS6)。さらに、「ワードへ差込」ボタン7をクリックすると結合されたデータ(通信簿)が印刷される(ステップS7)。
〔エクセルによる一覧表の作成〕
まず、エクセルによる評価点の『一覧表』の作成処理について説明する。図1のメインフォーム画面において、左側のボタン群の中から、例えば、「一覧表起動(98/me)」ボタン1をクリックすると、次の図2〜図8のように評価点の『一覧表』の作成・編集がエクセルによって実行される(図1のステップ1)。図2は、エクセルにおける教科・学習の一覧表に関するメイン画面である。つまり、図1の「一覧表起動(98/me)」ボタン1をクリックすると図2に示す『教科・学習の一覧表』のメイン画面が表示される。さらに、図2の『教科・学習の一覧表』に関するメイン画面の中から所望のボタンをクリックすると、図3〜図8に示すような各一覧表の画面が表示される。
図2の『教科・学習の一覧表』に関するメイン画面の中から「メイン画面(1学期)」11をクリックすると、図3に示すようなエクセルにおける学校成績表作成のメイン画面が表示される。図3の画面において、例えば、『14年度、1学期、6年2組、担任氏名』などを入力して「OK」をクリックすると背景に示すようなフォーマットの画面が表示される。この画面のフォーマットは、縦軸に児童の番号、児童氏名が表示され、横軸には各教科ごとの項目が表示され、各児童ごとの成績評価点が表示されるようになっている。また、画面の左には、国語、社会、算数などの各教科が選択できるボタン群が縦方向に配列されている。
図3のメイン画面において、各児童氏名を入力した後に、それぞれの児童について各教科項目ごとに成績評価点をA,B,Cで入力する。ここで、例えば国語の教科については、左から「関心度」を意味する「関」、「話す・聞く」を意味する「話・聞」、「書く」を意味する「書」、「読む」を意味する「読」、「言語」を意味する「言」の各項目について成績評価点をA,B,Cで入力する。以下、社会、算数、理科などについても、同様に各項目について成績評価点をA,B,Cで入力する。このようにして成績評価点を入力すると、自動的に、最上位の成績評価点Aの背景色は『赤色』になり、中位の成績評価点Bの背景色は『無地(白)』になり、最下位の成績評価点Cの背景色は『青色』になる。例えば、児童番号1の児童における国語の成績は、「関心度」、「話す・聞く」、「書く」、「読む」、「言語」の項目順にA、A,B,B,Bとなり、成績評価点Aのところは背景色が赤色で表示され、成績評価点Bのところは背景色が無地で表示されているので、視覚的に極めて見やすくなっている。以下、児童番号2以降の児童についても同様に、成績評価点に応じて背景色が異なった色で表示されている。このようにして、どの児童の成績が良いか悪いかが視覚的に一目で分かるようになっている。
次に、成績評価点について、A=3、B=2、C=1として各児童ごとの得点計算が自動的に行われ、「教科得点」の項目欄に各児童ごとの得点が入力される。例えば、児童番号1の児童の国語の成績はA、A,B,B,Bであるので「教科得点」の項目欄に「12」が自動的に入力される。また、児童番号2の児童の国語の成績はA、A,B,A,Aであるので「教科得点」の項目欄に「14」が自動的に入力される。このとき、「教科得点」の項目欄は、例えば、背景色が『紫色』となっているので、どこに「教科得点」の項目があるかが視覚的に極めて見やすくなっている。
次に、上記のように計算された「教科得点」に基づいて、各教科ごとの評価点3,2,1が「教科評価点」の項目欄に自動的に入力される。つまり、国語の項目の「基準を記入」の欄には「14/9」が記入されているので、「教科得点」が14以上の場合は「教科評価点」が3、「教科得点」が9以下の場合は「教科評価点」が1、「教科得点」が13から10の場合は「教科評価点」が2というように、各児童ごとの「教科評価点」が該当する項目欄に自動的に入力される。例えば、児童番号1の児童の国語の「教科得点」は12であるので、「教科評価点」2が自動的に入力され、児童番号2の児童の国語の「教科得点」は14であるので、「教科評価点」3が自動的に入力される。このとき、「教科評価点」の項目欄は、例えば、背景色が『黄色』となっているので、どこに「教科評価点」の項目があるかが視覚的に極めて見やすくなっている。
また、各教科ごとについて「基準を記入」の欄の基準点を変えれば、全ての児童の「教科評価点」を一括して変更することができる。例えば、国語の項目の「基準を記入」の欄に「12/9」を入力すれば、国語の「教科得点」が12である児童番号1の児童や国語の「教科得点」が13である児童番号6の児童の「教科評価点」が自動的に「2」から「3」に変更される。このようにして、学校やクラスの実情に応じて教科評価点の評価基準を自在に変えることができる。但し、このような評価の基準点を変える場合は、個々の教師が勝手に「基準を記入」の欄の基準点を変えるのではなく、学校全体のコンセンサスを充分にとってから変更を行う必要がある。尚、上記の説明は国語の教科について述べたが、国語の教科を他の教科に読み替えれば全ての教科について全く同じような作用を呈することは云うまでもない。
次に、図3のメイン画面で作成された教科評価点に基づいて学習成績表を作成する手順について説明する。図4は、図3のメイン画面に基づいて作成された各学期ごとの学習成績表の画面である。図2の『教科・学習の一覧表』に関するメイン画面の中から「学習1学期」12をクリックすると、図4に示すような学習成績表の画面が表示される。つまり、図2の『教科・学習の一覧表』画面で「学習1学期」12をクリックすると、図3に示す各教科ごとの「教科評価点」の項目(背景色が黄色の項目)に示す評価点が、図4の学習成績表のフォーマット画面の該当する教科の欄に転送される。例えば、国語の教科についは、児童番号が1番,2番,3番,4番,5番,6番…の児童に対応して「教科評価点」は2,3,3,2,2,2となっているので、そのままの情報が図4の学習成績表の国語の欄に自動的に転送される。他の教科についても、同様にして、図3に示すような児童番号に対応した「教科評価点」が図4の学習成績表画面に転送される。
このようにして、1学期の学習成績表が図4のように作成されると、図4に示すように、自動的に、最上位の成績評価点3の背景色は『赤色』になり、中位の成績評価点2の背景色は『無地(白)』になり、最下位の成績評価点1の背景色は『青色』になる。例えば、児童番号2番、3番の児童は全ての教科において背景色が『赤色』に表示されているので、児童番号2番、3番の児童は成績が優秀であることが視覚的に一目で分かるようになっている。尚、児童の日頃の学習態度などから判断して、図3の画面で計算した教科評価点通りの評価点を図4の学習成績表に転送できない場合は、図4の学習成績表の個々の評価点の部分について個別に手動で手直しすることもできる。但し、この場合は、手動で手直しする評価点の項目については図3の学習成績表作成のメイン画面で用いられた計算式は無効となる。
次に、校長などの管理職に提出するための成績表の作成について説明する。図5は、図3のメイン画面に基づいて作成された校長提出用の学習成績表一覧画面である。図2の『教科・学習の一覧表』に関するメイン画面の中から「一覧1学期」13をクリックすると、図5に示すような校長提出用の学習成績表一覧画面が表示される。つまり、図2の『教科・学習の一覧表』画面で「一覧1学期」13をクリックすると、図3に示す各教科の各項目欄に記録された各児童のA,B,Cの評価点が、図5の校長提出用の学習成績表一覧のフォーマット画面の該当する項目に転送される。このとき、校長提出用の学習成績表一覧画面においても評価点がAの場合は背景色が『赤色』に表示され、評価点がBの場合は背景色が『無地』に表示され、評価点がCの場合は背景色が『青色』に表示されるので視覚的に見やすくなっている。尚、学年によって履修しない教科(例えば、生活)については、その教科の項目の背景色が『黄色』に表示されるので、学年ごとにどの教科を履修し、どの教科を履修しないかが一目で分かるようになっている。
次に、エクセルで作成した成績表評価点の画面を図1の学校成績表作成プログラムのメインフォーム画面(MASTER)に取り込む手順について説明する。図6は、図3のメイン画面で作成した成績表評価点の画面を図1の学校成績表作成プログラムのメインフォーム画面にアクセスして取込準備を行うための画面である。すなわち、図2の『教科・学習の一覧表』に関するメイン画面の中から「アクセス土台1学期」14をクリックすると、図3のメイン画面から情報が転送されて図6に示すような成績表評価点のアクセス取込準備画面が表示される。あるいは、図5の校長提出用の学習成績表一覧画面に「アクセス土台(1学期)へコピー」というボタンがあるので、そのボタンをクリックすると図3のメイン画面から情報が転送されて図6の成績表評価点のアクセス取込準備画面が表示される。つまり、図6の成績表評価点のアクセス取込準備画面には、図3で作成した学校成績表のメイン画面の中の教科ごとの各項目の評価点A,B,Cと同一の情報が表示される。このようにして図6に示すような成績評価点の表示にしないと、図1の学校成績表作成プログラムのメインフォーム画面(MASTER)が図3の学校成績表のメイン画面の情報を読み取ることができない。
上記の例では1学期の成績表の作成について説明したが、2学期、3学期の成績表についても、2学期や3学期の該当ボタンをクリックすることによって、同様な手順で一覧表データを作成することができる。また、学年ごとの成績表については上記の各画面にあるボタンによって該当学年を選択して作成することができる。また、このようにして1学期、2学期、3学期の成績表を作成して行くと、各学期末の観点を示す要録を作成することができる。図7は、図3のメイン画面に基づいて作成された各学期末の観点に基づいて学年末の要録を作成する画面である。すなわち、図3の学校成績表作成のメイン画面によって1学期、2学期、3学期の成績表を作成して行き、図2の『教科・学習の一覧表』に関するメイン画面の中から「年間土台」15をクリックすると、図7に示すような学年末の要録作成画面が表示される。
すなわち、図3のメイン画面で各学期ごとに成績一覧表を作り、その情報を図7に示す学年末の要録作成画面に転送すると学年末の要録を作成することができる。さらに、詳しく説明すると、図3のメイン画面で1学期の成績一覧表を作り、図2の『教科・学習の一覧表』の「年間土台」15をクリックすると、各教科の項目についての評価点が図3のメイン画面から図7の要録作成画面に転送される。例えば、図7の要録作成画面における国語の関心度及び1学期を示す「国(関)1」の項目には、児童番号1,2,3,4,5…の順に評価点A,A,A,B,B…が図3のメイン画面から図7の要録作成画面に転送される。同様にして、国語の話す・聞く及び1学期を示す「国(話・聞)1」の項目には、児童番号1,2,3,4,5…の順に評価点A,A,A,B,A…が図3のメイン画面から図7の要録作成画面に転送される。このとき、図7の要録作成画面においても、評価点Aは背景色が赤色で表示されるなど、図3で述べた場合と同様に評価点に応じて異なった背景色が表示されるので視覚的に見やすくなっている。
このようにして、図7の要録作成画面において1学期、2学期、3学期の評価点を作成した後は、各学期ごとの個々の内容を確認しながら学年末の要録の項にA,B,Cの評価点を入力する。例えば、1学期、2学期、3学期について、「国(関)1」、「国(関)2」、「国(関)3」の評価点を確認しながら「国(関)要録」の項にA,B,Cの評価点を入力する。同様に、「国(話・聞)1」、「国(話・聞)2」「国(話・聞)3」の評価点を確認しながら「国(話・聞)要録」の項にA,B,Cの評価点を入力する。このようにして、図7の要録作成画面を用いて学年末の評価点の要録を作成することができる。尚、図7の左上のボタンによって要録作成を行う教科を選択することができる。
このような方法で要録を作成することによって各学年ごとの成績一覧表を机の上に広げる必要がなくなり、また、転記ミスが発生するおそれもなくなる。しかも、各教科の項目ごとに背景色が異なっているので視覚的にも見やすくなっている。さらには、図7の要録作成画面の評価点の情報をそのまま校長提出用の学習成績表一覧画面に転送することもできる。もちろん、必要に応じて、A,B,Cの評価点を1,2,3の評価点に変換したり、得点を計算したりすることなどについても自動的に実行される。
次に、永久保存用の要録作成について説明する。図8は、図3のメイン画面に基づいて作成された永久保存用の要録作成画面である。すなわち、図3の学校成績表作成のメイン画面において各学期ごとに「教科評価点」3,2,1を作成し、図2の『教科・学習の一覧表』の「要録学習」16をクリックすると、各教科についての教科評価点が図3のメイン画面から図8の永久保存用要録作成画面に転送される。さらに詳しく説明すれば、図2の『教科・学習の一覧表』の「要録学習」16をクリックすると、図3のメイン画面で作成された1学期、2学期、3学期、学年末のそれぞれの「教科評価点」3,2,1の情報が図8の永久保存用要録作成画面に転送される。
つまり、図8に示すように、国語、社会、算数、などの教科ごとに各学期の「教科評価点」が自動的に入力されるので、このデータを例えば30年間分保存しておくこともできる。もちろん、理論的には永久保存することもできる。このようにして図3のメイン画面から図8の永久保存用要録作成画面に転送された成績表データは、必要に応じて内容を確認しながら要録用評価点として作成し、永久保存用のデータとする。
これによって、担任が変わった場合でも過去のデータを参照しながら各児童の評価を行うことができる。また、各学期、各学年ごとの成績一覧表を机の上に広げる必要がなくなり、転記ミスが発生するおそれもなくなる。しかも、各教科の項目ごとに背景色が異なっているので視覚的にも見やすくなっている。さらには、図8の永久保存用要録作成画面の評価点の情報をそのまま校長提出用の学習成績表一覧画面に転送することもできる。
尚、上記の説明では述べなかったが、上記のようにして成績表を作成した後に、図2の『教科・学習の一覧表』のメイン画面において、例えば、「一覧(特有)一学期」17のボタンをクリックすれば、特別活動の欄に○をつけて関連するデータを取り出し、特別活動欄に所望の情報を記録することもできる。また、これらの特別活動のデータを校長に提出することもできる。さらに、上記の図3から図8のデータについて色を付けないで印刷する場合は、「ツール→条件つき」書式で解除すればよい。さらに、再び色を付けたい場合は再度設定することも可能である。
〔アクセスによる文章の作成〕
次に、アクセスによる所見文章(以下、『AYUMI文章』という)の作成処理について説明する。図1のメインフォーム画面において、中央のボタン群の中から、「AYUMIデータ」ボタン2をクリックすると『AYUMI文章』の作成を行うことができる(図1のステップ2)。このとき、文章の作成中において、「文例データ入力」ボタン3をクリックして文例を蓄積したり(図1のステップ3)、「バックアップ」ボタン4をクリックしてデータを保存したりすることができる(図1のステップ4)。これによって、それぞれの教師が過去に使用した文例や用語などを引用しながら、「データ差し替え」ボタン5をクリックすることにより、それぞれの児童にとって最適な『AYUMI文章』(所見)を新しい文章データとして作成することができる(図1のステップ5)。
まず、「AYUMIデータ」ボタン2をクリックしてアクセスを立ち上げた後、「文例データ入力」ボタン3をクリックすると、図9に示すようなアクセスによる文例データの画面が表示される。つまり、過去の文例データをあらかじめ保存しておくことにより、以降の文章作成において所望の文例を素早く検索することができる。この場合、例えば、「学年」の選択項目で『5』、「教科」の選択項目で『算数』、「内容」の選択項目で『対称な形』をそれぞれ選択すると、過去の文例の「言葉」として、『対称な形では、線対称や点対称の性質が分かり、それらの弁別ができました。』という文例を検索することができる。尚、「内容」などの項目に入力する表現が思いつかない場合は、空白でデータなしの場合はパソコンがデータ認識できないために『?』マークを入力する。
次に、『AYUMI文章』の作成について説明する。図1のメインフォーム画面において、中央のボタン群の中から「AYUMIデータ」ボタン2をクリックすると、図10に示す『あゆみ(文章)』のようなアクセスによる文章作成のメイン画面が表示される。この画面において、最初に「名前入力」ボタンをクリックして児童の名前を入力する。尚、児童の名前の入力は前述のエクセルで入力したものをそのまま転送して用いてもよい。その後、国語、社会、算数などの教科ごとのデータ入力ボタンをクリックして該当する教科の文章データ(所見)を入力する。例えば、図10の文章作成メイン画面で「国語(データ入力)」ボタンを押せば、国語に関する『AYUMI文章』のデータを入力することができる。もちろん、このとき、図9の文例データ画面を利用して過去の文例を検索して引用することもできる。さらに、「行動のようす」、「特別活動のようす」、「総合科の所見」などのボタンを押して該当する文章を作成することもできる。
また、図10の文章作成メイン画面で「教科一覧」ボタンをクリックして1学期、2学期、3学期のデータを一覧で見ることもできる。さらに、「年間一覧(文章)」ボタンをクリックすれば、個々の児童ごとに年間データを印刷することができる。その他、「エクセルから挿入(1学期)」ボタンなどをクリックすることにより、エクセルのデータを取り出してアクセスで作成した文章に貼り付けることもできるし、「ワードに差し込み」ボタンをクリックしてアクセスで作成した『AYUMI文章』をワードに差し込むこともできる。
図11は、アクセスによって文章を作成するときのデータ入力画面である。図10のアクセスによる文章作成のメイン画面の「国語(データ入力)」ボタンをクリックすると、図11に示すデータ入力画面が表示される。この画面では児童番号や児童の氏名はあらかじめ入力されているので、国語(1学期)、国語(2学期)などの項目に文章を入力して行く。もちろん、前述のように過去の文例をそのまま用いて貼り付けることもできる。尚、作成文章は表示された枠内に入力しないと、はみ出した部分は印刷することができない。
図11のデータ入力画面で「文例呼出」ボタンをクリックすると、図12に示すような文例検索画面が表示される。つまり、図12の文例検索画面で検索した文例を用いて図11のデータ入力画面で文章を作成することができる。例えば、児童番号が1番の児童は、算数(1学期)の所見では新規な文章を作成して入力したが、算数(3学期)の所見では、「対称な形」から検索した文章である『対称な形では、線対称や点対称の性質が分かり、それらの弁別ができました。』という文例をそのまま貼り付けることができる。同様にして、児童番号が2番の児童は、算数(2学期)の所見は、「立体・C」から検索した文章である『立体の学習では、身の回りの物から思考を展開し、生活と結びつけてその概念をつかむことができました』いう文例をそのまま貼り付けることができる。このようにして、過去の文例から最適な文章が見つかった場合はその文章を貼り付けて所見を作成することにより、比較的短い時間で適切な『AYUMI文章』を作成することができる。
図13は、アクセスによって作成された個人別の教科一覧文章の作成画面である。すなわち、図10に示すアクセスの文章作成メイン画面の中から「教科一覧」ボタンをクリックすると、図13に示すような児童ごとの教科一覧文章の作成画面が表示される。このとき、左上の氏名検索のところで児童の名前を入力すれば、該当する児童に関する全教科の所見データを表示させることができる。例えば、図13に示すように、国語、理科、図工などの全教科について1学期、2学期、3学期の所見が記録された個人別の教科一覧文章が表示される。もちろん、所見のない学期の欄や、「生活」などのように履修していない教科については、所見は表示されていない。このような個人別の教科一覧文章を作成した場合は、それぞれの枠内の文章を後述するワードに転送して印刷を行うことができる。
〔ワードによるデータの結合と印刷処理〕
次に、エクセルで作成した一覧表データ(評価点)とアクセスで作成した文章データ(所見)をワードによって結合して印刷処理を実行する手順について説明する。このとき、エクセルで作成した一覧表データ(評価点)とアクセスで作成した文章データ(所見)は一旦ワードに送り込まれた後に結合される。すなわち、図1のメインフォーム画面において、右側のボタン群の中から「印刷データ作成」ボタン6をクリックすると、図14に示すようなメイン画面が表示されて、エクセルで作成された一覧表データ(評価点)とアクセスで作成された文章データ(所見)との結合処理が実行される(図1のステップS6)。さらに、「ワードへ差込」ボタン7をクリックすると結合されたデータが通信簿として印刷される(図1のステップS7)。
図14は、本発明に適用されるワードによってエクセルの一覧表データとアクセスの文章データを結合させるためのメイン画面である。図14において、左側の「98/me」のボタン群は、Windows 98/MEによって一覧表データと文章データの結合処理を行うボタン群である。また、右側の「xp」のボタン群は、Windows XPによって一覧表データと文章データの結合処理を行うボタン群である。例えば、左側の「98/me」のボタン群の「1学期データ取込み」ボタン21をクリックすれば、エクセルの一覧表データとアクセスの文章データがワードに取り込まれて結合処理が実行される。同様にして、右側の「xp」のボタン群の「1学期データ取込み」ボタン22をクリックすれば、エクセルの一覧表データとアクセスの文章データがワードに取り込まれて結合処理が実行される。
このとき、「98/me」の「1学期データ取込み」ボタン21をクリックしたときには、エクセルの一覧表データとアクセスの文章データが自動的に取り込まれて結合処理が行われる。つまり、Windows 98/MEの場合は、
C:\program file\microsoft office\office\excel exe C:\WINDOWS\テ゛スクトッフ゜\AYUMI-00\一覧表.xsl
というCディスク内にあるエクセルのソフトが動作する。これによって、Cディスク内の“WINDOWS”領域の中のデスクトップ上で、「AYUMI100」というフォルダの中の一覧表ファイルからデータを取り出す命令が実行される。したがって、Windows 98/MEの場合は、何れのパソコンで操作しても自動的にエクセルの一覧表データとアクセスの文章データが取り込まれて結合処理が実行される。
一方、「xp」のボタン群の「1学期データ取込み」ボタン22をクリックするときには、使用するデスクトップ名を入力しなければ、エクセルの一覧表データとアクセスの文章データを取り込んで結合処理を行うことができない。
つまり、Windows XPの場合は、
C:\program file\microsoft office\office\excel exe C\Documents and Settings\☆☆☆\ AYUMI-00\一覧表.xsl
という命令を送り込んだときエクセルの一覧表データとアクセスの文章データの取り出しと結合処理が実行される。
このため、上記の☆☆☆の箇所に、自分が使用するパソコンのデスクトップ名を半角文字で入力する必要がある。つまり、Windows XPを使用する場合は自動的には動作せず、☆☆☆の箇所を削除して使用するデスクトップ名を入力しなければ動作が実行されない。
さて、図14のメイン画面で、例えば、「98/me」の「1学期データ取込み」ボタン21をクリックすると、図15に示すようなエクセルの一覧表データとアクセスの文章データの取り込み画面が表示される。図15の画面において、インポート元のファイルの項で、「C:\WINDOWS\デスクトップ\AYUMI-00\一覧表.xsl」を選択し、テーブル名に「1学期データ」を入力する。そして、「前データ削除」ボタンをクリックして以前のデータを削除して常に最新のデータとしておく。
その後、「インポート」ボタンをクリックすると、Windows 98/MEの場合はエクセルの一覧表データとアクセスの文章データが結合処理され、通信簿としての印刷データが出来あがる。尚、Windows XPの場合は、前データを削除した後にインポート元のファイルの項の「C\Documents and Settings\☆☆☆\ AYUMI-00\一覧表.xsl」の内、「☆☆☆」の部分を自分のデスクトップ名に直してから「インポート」ボタンをクリックすれば、エクセルの一覧表データとアクセスの文章データが結合処理されて印刷データが出来あがる。最後に、図14のメイン画面において「1学期データ」ボタン23を押して、ワードによって結合されたデータの確認を行う。このようにして、エクセルで作成された一覧表データ(評価点)とアクセスで作成された文章データ(所見)がワードによって結合され、最終的な通信簿としてのデータが完成する。
上記のようにしてワードで完成されたデータ(通信簿)は、各学校ごとに作ったフォーマットでプリンタなどに差し込むことができる。例えば、ワードで通信簿を作成するのであれば、該当する通信簿のデータを差し込みたい場所(例えば、プリンタ)に指定すればよい。尚、ワードで完成したデータの差し込み操作などについては通常のワードにおける処理と全く同じであるので、その説明は省略する。また、ワードで結合処理したデータの保存方法についても通常のワードの操作と全く同じであるので、その説明は省略する。このとき、データの保存については、例えば、ファイル名を指定してフロッピーやマイドキュメントなどに保存することができる。また、データの差し替えや印刷処理の実行方法についても通常のワードの操作と同じであり、かつ、本発明の学校成績表作成プログラムとは直接的には関係ないのでそれらの説明は省略する。
図16は、エクセルで作成された評価点データとアクセスで作成された所見をワードによって結合して印刷された評価点及び概評の部分を示す通信簿の一部である。また、図17は、図16の評価点及び概評に付随して作成された行動の様子などの所見を示す通信簿の他の部分である。つまり、図16の評価点及び概評の部分と図17の所見表の部分が1枚の用紙に印刷されて通信簿として児童を通して保護者に渡される。
以上述べた実施の形態は本発明を説明するための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可能である。上記の実施の形態では、表計算ソフトとしてエクセル、データベースソフトとしてアクセス、及び文書作成ソフトとしてワードを用いたがこれに限定されるものではない。要するに、表計算ソフトによって作成された評価点データとデータベースソフトによって作成された文章データとを文書作成ソフトが結合して印刷処理を施せるような学校成績表作成のプログラムの形態であれば、市販に如何なるソフトを用いても本発明が適用されることは云うまでもない。
本発明による学校成績表作成プログラムのメインフォーム画面である。 本発明に適用されるエクセルにおける教科・学習の一覧表に関するメイン画面である。 本発明に適用されるエクセルにおける学校成績表作成のメイン画面である。 図3のメイン画面に基づいて作成された各学期ごとの学習成績表の画面である。 図3のメイン画面に基づいて作成された校長提出用の学習成績表一覧画面である。 図3のメイン画面で作成した成績表評価点の画面を図1の学校成績表作成プログラムのメインフォーム画面にアクセスして取込準備を行うための画面である。 図3のメイン画面に基づいて作成された各学期末の観点に基づいて学年末の要録を作成する画面である。 図3のメイン画面に基づいて作成された永久保存用の要録作成画面である。 本発明に適用されるアクセスによる文例データの画面である。 本発明に適用されるアクセスによる文章作成画面である。 本発明に適用されるアクセスによって文章を作成するときのデータ入力画面である。 本発明に適用されるアクセスによる文例検索画面である。 本発明に適用されるアクセスによって作成された個人別の教科一覧文章の作成画面である。 本発明に適用されるワードによってエクセルのデータとアクセスのデータを結合させるためのメイン画面である。 本発明に適用されるワードによるエクセルの一覧表データとアクセスの文章データの取込み画面が表示される。 エクセルで作成された評価点データとアクセスで作成された所見をワードによって結合して印刷された評価点及び概評の部分を示す通信簿の一部である。 図16の評価点及び概評に付随して作成された行動の様子などの所見を示す通信簿の他の部分である。
符号の説明
1 「一覧表起動(98/me)」ボタン
2 「AYUMIデータ」ボタン
3 「文例データ入力」ボタン
4 「バックアップ」ボタン
5 「データ差し替え」ボタン
6 「印刷データ作成」ボタン
7 「ワードへ差込」ボタン
11 「メイン画面(1学期)」ボタン
12 「学習1学期」ボタン
13 「一覧1学期」ボタン
14 「アクセス土台1学期」ボタン
15 「年間土台」ボタン
16 「要録学習」ボタン
17 「一覧(特有)1学期」ボタン
21,22 「1学期データ取り込み」ボタン
23 「1学期データ」ボタン

Claims (4)

  1. コンピュータを用いて児童・生徒の学校成績表を作成するための学校成績表作成装置であって、
    前記学校成績表に関する評価点データを作成する表計算手段と、
    データベースに記憶された過去の文例を参照しながら前記学校成績表に関する文章データを作成する文章データ作成手段と、
    前記表計算手段で作成された評価点データと前記文章データ作成手段で作成された文章データとを結合させて前記学校成績表を作成する文書作成手段と
    を含んでいることを特徴とする学校成績表作成装置。
  2. 児童・生徒の学校成績表を作成するための学校成績表作成方法をコンピュータに実行させるための学校成績表作成プログラムであって、
    表計算ソフトを用いて前記学校成績表に関する評価点データを作成する手順と、
    データベースソフトを用いて過去の文例を参照しながら前記学校成績表に関する文章データを作成する手順と、
    文書作成ソフトを用いて前記表計算ソフトで作成された評価点データと前記データベースソフトで作成された文章データとを結合させて前記学校成績表を作成する手順と
    をコンピュータに実行させる学校成績表作成プログラム。
  3. 前記表計算ソフトが、個々の児童・生徒に関する英文字の評価点データを数字による評価点データに自動換算して記録する手順をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項2に記載の学校成績表作成プログラム。
  4. 前記表計算ソフトが、前記英文字の評価点データ及び前記数字の評価点データを他の画面に転送して各学期ごと及び年度末の成績表データを作成する手順をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項3に記載の学校成績表作成プログラム。
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