JP5432669B2 - コンバイン - Google Patents
コンバイン Download PDFInfo
- Publication number
- JP5432669B2 JP5432669B2 JP2009249255A JP2009249255A JP5432669B2 JP 5432669 B2 JP5432669 B2 JP 5432669B2 JP 2009249255 A JP2009249255 A JP 2009249255A JP 2009249255 A JP2009249255 A JP 2009249255A JP 5432669 B2 JP5432669 B2 JP 5432669B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- pulling
- support rod
- frame
- cutting height
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
第1発明は、走行機体の前部に機体横軸心周りに昇降自在に刈取前処理部を備え、前記刈取前処理部に、前方に延設された左右複数の分草フレームと、前記左右複数の分草フレームのそれぞれの前端部に位置して植立穀稈を分草する分草具と、前記分草具の後方に位置して植立穀稈を引起す複数の引起し装置と、引起された植立穀稈を刈り取る刈取装置と、刈り取った穀稈を搬送する搬送装置を備え、
前記分草フレームに前記刈取前処理部の刈高さを検出する刈高検出装置を備え、前記刈高検出装置の検出結果に基づいて前記刈取前処理部の対地高さを変更させる刈高さ制御を行う制御手段を備えたコンバインにおいて、
前記分草フレームにおける引起し装置の下部部分の後方近くに位置する分草フレーム部分を上方に湾曲させて湾曲フレーム部分を構成し、この湾曲フレーム部分の下方空間に前記刈高検出装置を配設し、
前記複数の引起し装置のうちの前記刈高検出装置の前側に位置する引起し装置を、上部の左右横軸心周りで持ち上げ可能に構成するとともに、当該引起し装置の下部を前記湾曲フレーム部分に着脱自在に固定する固定手段を備え、
前記湾曲フレーム部分の前部側部位に前記刈高検出装置を取り付け、
前記湾曲フレーム部分の後部側部位に、持ち上げ可能な前記引起し装置に向けて延出して該引起し装置の下部を支持する下部支持杆を取り付け、
持ち上げ可能な前記引起し装置の下部と前記下部支持杆の延出端部とにわたって前記固定手段を設けた。
第1発明によれば、左右方向内側に位置する分草フレームにおける引起し装置の下部後方近くを上方に湾曲させて湾曲フレーム部分を構成し、この湾曲フレーム部分の下方空間に刈高検出装置を配設し、湾曲フレーム部分の前側近傍に位置する引起し装置を左右横軸心周りで持ち上げ可能に構成して、当該引起し装置の下部を、湾曲フレーム部分に対して着脱自在に固定する固定手段を設けたので、湾曲フレーム部分が引起し装置の持ち上げ揺動に対して邪魔にならない。
又、分草フレームを上方に湾曲させて湾曲フレーム部分を形成したことにより、上方に湾曲する湾曲フレーム部分は引起し装置に近接することとなり、引起し装置を分草フレームに固定する固定手段を設けるに当たって、支持部材を備えたとしても小さな支持部材でよく、固定手段も小規模のものでよくなる。
本第1発明によれば、左右に配設される任意の分草フレームに刈高検出装置を設けることが可能となり、刈取条数の多少に拘らず、大小種々のコンバインに対して好適に刈高検出装置を設置することができるようになった。
又、持ち上げ可能に構成された引起し装置を固定する固定手段を設けるに当たって、別途支持部材を備えたとしても小さな支持部材でよく、固定手段も小規模のものでよくなるので、前記固定手段を支持するための部材点数を削減でき、これにより生産性も向上させることができるに至った。
第2発明は、第1発明の構成において、前記下部支持杆を、前記湾曲フレーム部分の前記後部側部位に沿った状態で前記後部側部位に取り付けた。
〔第3発明の構成〕
第3発明は、第1又は第2発明の構成において、前記下部支持杆を、前記湾曲フレーム部分の前記後部側部位とともに、持ち上げ可能な前記引起し装置に向けて前上がり傾斜するように構成した。
〔第4発明の構成〕
第4発明は、第1〜第3発明のうちのいずれかの構成において、前記固定手段は、持ち上げ可能な前記引起し装置に備えたピン孔と前記下部支持杆に備えたピンとの嵌合により、持ち上げ可能な前記引起し装置を前記下部支持杆に対して位置決めし、持ち上げ可能な前記引起し装置に備えた固定フックと前記下部支持杆に備えた操作フックとの係合により、持ち上げ可能な前記引起し装置を前記下部支持杆に固定する構成とした。
第5発明は、第1〜第4発明のうちのいずれかの構成において、前記引起し装置を左右方向に3基以上備え、前記左右複数の分草フレームのうちの右端及び左端の分草フレームよりも左右方向内側の分草フレームに、前記刈高検出装置を配設するための前記湾曲フレーム部分を形成し、持ち上げ可能な前記引起し装置を左右端の引起し装置よりも左右方向内側に配置した。
第5発明によれば、引起し装置が3基以上備えられている多条刈のコンバインにおいて、引起し装置後方の刈り取った穀稈を搬送する搬送装置に詰まりが生じたときに、その詰まり箇所が刈取前処理部の左右外側部から手の届かない左右中間部である場合は、左右中間部に位置する引起し装置を、前記固定手段による固定を解除することにより持ち上げ、持ち上げた前方空間から詰まりを容易に解除することができるようになった。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンバインの全体を示す側面図である。図2は、本発明の実施の形態に係るコンバインの全体を示す平面図である。図3は、本発明の実施の形態に係るコンバインを示す正面図である。これらの図に示すように、本発明の実施の形態に係るコンバインは、左右一対のクローラ走行装置11が装備された走行機体を備え、この走行機体の機体フレーム1の前部に前処理部フレーム10が連結されている刈取前処理部8を備え、走行機体の機体フレーム1の後部側に走行機体横方向に並べて設けた脱穀装置2と穀粒タンク3を備えて構成してある。
図1,2に示すように、刈取前処理部8の前処理部フレーム10は、走行機体の機体フレーム1から走行機体前方向きに機体横軸心Pまわりに昇降自在に延出したメインフレーム9、及びこのメインフレーム9の延出端側に走行機体横方向に所定間隔を隔てて並ぶ配置で連結された四本の走行機体前後向きの分草フレーム17〜20を備えて構成してある。以下、四本の分草フレーム17〜20を個別に呼称する場合は、右側より右端分草フレーム17、右中分草フレーム18、左中分草フレーム19、左端分草フレーム20という。
(1)3基を越える引起し装置を備えたコンバインにおいては、持ち上げ可能にした引起し装置を2基またはそれ以上にしてもよい。この場合、持ち上げ可能な引起し装置を単独で持ち上げるように構成してもよいし、隣接する複数の引起し装置を一体的に持ち上げられるように構成してもよい。
17 分草フレーム(右端分草フレーム)
18 分草フレーム(右中分草フレーム)
18a 湾曲フレーム部分
19 分草フレーム(左中分草フレーム)
20 分草フレーム(左端分草フレーム)
22,23,24,25 分草具
26,27,28 引起し装置
29 刈取装置
30 搬送装置
37 刈高検出装置
39 制御手段
48 下部支持杆
53 固定手段
56 ピン(テーパピン)
60 操作フック
62 ピン孔
63 固定フック
P 機体横軸心
S2 下方空間
x 左右横軸心
Claims (5)
- 走行機体の前部に機体横軸心周りに昇降自在に刈取前処理部を備え、前記刈取前処理部に、前方に延設された左右複数の分草フレームと、前記左右複数の分草フレームのそれぞれの前端部に位置して植立穀稈を分草する分草具と、前記分草具の後方に位置して植立穀稈を引起す複数の引起し装置と、引起された植立穀稈を刈り取る刈取装置と、刈り取った穀稈を搬送する搬送装置を備え、
前記分草フレームに前記刈取前処理部の刈高さを検出する刈高検出装置を備え、前記刈高検出装置の検出結果に基づいて前記刈取前処理部の対地高さを変更させる刈高さ制御を行う制御手段を備えたコンバインにおいて、
前記分草フレームにおける引起し装置の下部部分の後方近くに位置する分草フレーム部分を上方に湾曲させて湾曲フレーム部分を構成し、この湾曲フレーム部分の下方空間に前記刈高検出装置を配設し、
前記複数の引起し装置のうちの前記刈高検出装置の前側に位置する引起し装置を、上部の左右横軸心周りで持ち上げ可能に構成するとともに、当該引起し装置の下部を前記湾曲フレーム部分に着脱自在に固定する固定手段を備え、
前記湾曲フレーム部分の前部側部位に前記刈高検出装置を取り付け、
前記湾曲フレーム部分の後部側部位に、持ち上げ可能な前記引起し装置に向けて延出して該引起し装置の下部を支持する下部支持杆を取り付け、
持ち上げ可能な前記引起し装置の下部と前記下部支持杆の延出端部とにわたって前記固定手段を設けたコンバイン。 - 前記下部支持杆を、前記湾曲フレーム部分の前記後部側部位に沿った状態で前記後部側部位に取り付けた請求項1に記載のコンバイン。
- 前記下部支持杆を、前記湾曲フレーム部分の前記後部側部位とともに、持ち上げ可能な前記引起し装置に向けて前上がり傾斜するように構成した請求項1又は2に記載のコンバイン。
- 前記固定手段は、持ち上げ可能な前記引起し装置に備えたピン孔と前記下部支持杆に備えたピンとの嵌合により、持ち上げ可能な前記引起し装置を前記下部支持杆に対して位置決めし、持ち上げ可能な前記引起し装置に備えた固定フックと前記下部支持杆に備えた操作フックとの係合により、持ち上げ可能な前記引起し装置を前記下部支持杆に固定する構成とした請求項1〜3のいずれか一つに記載のコンバイン。
- 前記引起し装置を左右方向に3基以上備え、前記左右複数の分草フレームのうちの右端及び左端の分草フレームよりも左右方向内側の分草フレームに、前記刈高検出装置を配設するための前記湾曲フレーム部分を形成し、持ち上げ可能な前記引起し装置を左右端の引起し装置よりも左右方向内側に配置した請求項1〜4のいずれか一つに記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009249255A JP5432669B2 (ja) | 2009-10-29 | 2009-10-29 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009249255A JP5432669B2 (ja) | 2009-10-29 | 2009-10-29 | コンバイン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011092096A JP2011092096A (ja) | 2011-05-12 |
JP5432669B2 true JP5432669B2 (ja) | 2014-03-05 |
Family
ID=44109791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009249255A Active JP5432669B2 (ja) | 2009-10-29 | 2009-10-29 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5432669B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5630534B1 (ja) * | 2013-05-29 | 2014-11-26 | 井関農機株式会社 | コンバインの高さ検出装置 |
JP5962685B2 (ja) * | 2014-01-29 | 2016-08-03 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
JP6345621B2 (ja) * | 2015-03-26 | 2018-06-20 | 株式会社クボタ | コンバインのための刈高さ制御システム |
JP6419001B2 (ja) * | 2015-03-26 | 2018-11-07 | 株式会社クボタ | コンバイン |
JP7442434B2 (ja) | 2020-12-23 | 2024-03-04 | 株式会社クボタ | コンバイン |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS598528U (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-20 | 株式会社クボタ | 刈取機の刈高さ検出用センサ−取付け構造 |
JPS59196037U (ja) * | 1983-06-14 | 1984-12-26 | 株式会社クボタ | 刈取収穫機の刈高さ検出装置 |
JP2004081006A (ja) * | 2002-08-22 | 2004-03-18 | Kubota Corp | コンバインの前処理部構造 |
JP2004283008A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-14 | Kubota Corp | 収穫機 |
JP4551286B2 (ja) * | 2005-07-01 | 2010-09-22 | 株式会社クボタ | コンバイン |
-
2009
- 2009-10-29 JP JP2009249255A patent/JP5432669B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011092096A (ja) | 2011-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5432669B2 (ja) | コンバイン | |
KR102226681B1 (ko) | 콤바인 | |
JP6419001B2 (ja) | コンバイン | |
JP5291595B2 (ja) | コンバイン | |
JP2011188747A (ja) | コンバイン | |
JP2008061572A (ja) | コンバインの引起し構造 | |
JP5271037B2 (ja) | 自脱型コンバイン | |
JP5313765B2 (ja) | コンバイン | |
JP6345621B2 (ja) | コンバインのための刈高さ制御システム | |
JP2011172507A (ja) | 作業機 | |
JP4956303B2 (ja) | 自脱型コンバイン | |
JP5449986B2 (ja) | 作業機 | |
JP2012187114A5 (ja) | ||
JP2007117016A (ja) | コンバインの刈取り部昇降構造 | |
JP5473365B2 (ja) | コンバインの刈取前処理構造 | |
JP2009055845A (ja) | コンバイン | |
JP2015122977A (ja) | コンバイン | |
JP4004421B2 (ja) | 茎稈引起し装置 | |
JP4551232B2 (ja) | コンバイン | |
JP5463122B2 (ja) | 作業機 | |
JP2010227019A5 (ja) | ||
JP2005080610A (ja) | 収穫機 | |
JP2005253334A (ja) | 刈取収穫機 | |
JP2012152194A (ja) | 刈取装置 | |
JP2005151906A (ja) | 刈取収穫機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120327 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130301 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130321 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131206 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5432669 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |