JP5430997B2 - セラミックヒータ - Google Patents

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Description

本発明はセラミックヒータに関する。
セラミック焼結体に埋設されている抵抗発熱体の発熱によって当該セラミック焼結体の上面に載置されている対象物を加熱するセラミックヒータにおいて、この面の温度均一性を高める技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2008−172208号公報
しかし、抵抗発熱体の発熱特性によってはセラミックヒータにおける上面の温度を均一化することが困難となる場合がある。
そこで、本発明は、抵抗発熱体の特性に鑑みて、対象物の載置面における温度均一化を図りうるセラミックヒータを提供することを目的とする。
本発明は、対象物が載置される面を有するセラミック焼結体と、前記対象物が載置される面に平行な姿勢で前記セラミック焼結体に埋設されているメッシュシートにより構成されている抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体に電圧を印加するための第1の端子および第2の端子とを備えているセラミックヒータに関する。
第1発明のセラミックヒータは、前記抵抗発熱体を構成する電流経路が、緯線方向および経線方向の折り返しを繰り返し少なくとも1つの分断箇所を有する経路により構成され、前記メッシュシートに平行であり、かつ、前記緯線方向および前記経線方向の基準となる極位置から見た全方位のうち、前記メッシュシートの電気伝導率が極大値を示す第1方位と、前記メッシュシートの電気伝導率が極小値を示す第2方位とは異なる方位に、前記電流経路の折り返し箇所が配置されるように前記電流経路が形成され、前記抵抗発熱体は対象物が載置される面に対して面積比が75%以上であることを特徴とする。
第1発明のセラミックヒータによれば、抵抗発熱体の経線方向について隣り合う電流経路が短絡しないようにその相互間隔が縮められることにより、当該方向について抵抗発熱体の面積の増加が図られる。抵抗発熱体の「経線方向」とは、抵抗発熱体を含む面において、抵抗発熱体を全方位に臨む極位置を基準とする方位線に沿った方向を意味する。抵抗発熱体の「経度」は極位置を基準とした方位角により定義される。前記のように抵抗発熱体の面積の増加が図られることにより、セラミックヒータの対象物の載置面に対する抵抗発熱体の面積比の増加が図られ、当該面積比が75%以上とされている。その結果、対象物の載置面において、直下における抵抗発熱体の有無の別または抵抗発熱体の面積比の低さ等が原因で、局所的に温度差が生じる可能性が低く抑えられる。
前記セラミックヒータにおいては、抵抗発熱体は、セラミック焼結体との密着度を高める等の目的で、メッシュシートにより構成されている。本願発明者の得た知見によれば、メッシュシートの電気伝導率には当該メッシュシートの織目パターンに応じた異方性があり、この異方性が対象物の載置面の温度均一化のために重要な因子である。特に、メッシュシートの電気伝導率の異方性を考慮して、電流経路の折り返し箇所を配置することが、当該折り返し箇所において他の箇所と比較して相対的な温度差を生じさせないために重要である。
すなわち、電流経路を流れる電流ベクトルは、折り返し箇所において一方の緯線方向(たとえば時計回り方向)成分を主要成分とする状態から、他方の緯線方向(たとえば反時計回り方向)成分を主要成分とする状態に変遷する。「緯線方向」とは、同じ緯度を結ぶ線に沿った方向を意味する。抵抗発熱体が円形状の場合、「緯度」はすべての経線方向について抵抗発熱体の中心点からの距離により定義される。ただし、抵抗発熱体が円形とは異なる形状の場合、「緯度」は抵抗発熱体の中心から経線に沿った抵抗発熱体の外縁までの距離の長短の差に応じてスケーリングされる。たとえば、抵抗発熱体が正方形に形成されている場合、正方形の中心点から各頂点に向かう経線に沿った緯度は、正方形の中心点から各辺の中点に向かう経線に沿った緯度に対して、中心点からの距離が同じでも(1/21/2)倍にスケーリングされる。
電流経路の折返し箇所には、電流ベクトルが当該状態遷移の途中で経線方向成分を主要成分とする中間状態を経るという特有の性質がある。このため、電流経路の折り返し箇所が、抵抗発熱体を含む面において、抵抗発熱体を全方位に臨む極位置からみて第1方位(=メッシュシートの電気伝導率が極大値を示す方位)にあると、少なくとも中間状態において電流が相対的に流れやすくなり、折り返し箇所の発熱量が相対的または局所的に増加する可能性がある。これとは逆に、電流経路の折り返し箇所が、抵抗発熱体を含む面において、抵抗発熱体を全方位に臨む極位置からみて第2方位(=メッシュシートの電気伝導率が極小値を示す方位)にあると、少なくとも中間状態において電流が相対的に流れにくくなり、折り返し箇所の発熱量が相対的または局所的に減少する可能性がある。
このため、電流経路の折り返し箇所が、抵抗発熱体を含む面において、抵抗発熱体を全方位に臨む極位置からみて第1方位および第2方位とは異なる方位に配置されるように当該電流経路が形成されることにより、前記のように当該折り返し箇所における発熱量が相対的または局所的に減少または増大する可能性が抑制されうる。この結果、当該折り返し箇所とその他の箇所との温度の均一化が図られる。
よって、前記構成のセラミックヒータによれば、対象物の載置面における温度のさらなる均一化が図られうる。
第2発明のセラミックヒータは、第1発明のセラミックヒータにおいて、前記第1方位を表わす第1方位線および前記第2方位を表わす第2方位線により画定される複数の単位領域のそれぞれに含まれる前記折り返し箇所の数が同一になるように前記電流経路が形成されていることを特徴とする。
第2発明のセラミックヒータによれば、メッシュシートを分割する複数の単位領域(第1方位線および第2方位線により、間に第1方位線および第2方位線を挟まないように画定される領域を意味する。)のそれぞれにおける発熱特性の均一化が図られる。これにより、抵抗発熱体の全体にわたる発熱量の均一化が図られる。
第3発明のセラミックヒータは、第1または第2発明のセラミックヒータにおいて、前記極位置からみて前記折り返し箇所が存在する方位が、前記単位領域のうち前記抵抗発熱体の電気伝導率が中間値を示す方位、または、前記第1方位および前記第2方位の中間方位に一致するように前記電流経路が形成されていることを特徴とする。
第3発明のセラミックヒータによれば、前記のように当該折り返し箇所における発熱量が相対的または局所的に減少または増大する可能性がさらに抑制されうる。この結果、当該折り返し箇所とその他の箇所との温度のさらなる均一化が図られる。
第4発明のセラミックヒータは、第1〜第3発明のうちいずれか1つのセラミックヒータにおいて、前記メッシュシートが電気伝導性の縦糸素材および横糸素材が織り合わせられることにより形成され、前記縦糸素材および前記横糸素材のそれぞれが伸びる方位を前記第1方位として、前記縦糸素材および前記横糸素材のそれぞれに対する角度が(1/4)π[rad]である方位を前記第2方位として前記電流経路が形成されていることを特徴とする。
第4発明のセラミックヒータによれば、電流経路の折り返し箇所が、抵抗発熱体を含む面において、抵抗発熱体を全方位に臨む極位置からみて第1方位にあると、当該折り返し箇所近傍において中間状態のみならずその前後の状態においても電流が相対的に流れやすくなり、折り返し箇所の発熱量が相対的または局所的に増加する可能性が高くなる。これとは逆に、電流経路の折り返し箇所が、抵抗発熱体を含む面において、抵抗発熱体を全方位に臨む極位置からみて第2方位にあると、当該折り返し箇所近傍において中間状態のみならずその前後の状態においても電流が相対的に流れにくくなり、折り返し箇所の発熱量が相対的または局所的に減少する可能性がある。このため、対象物の載置面における温度均一化の意義はいっそう大きいところ、前記のようにメッシュシートの電気伝導率の異方性が考慮された上で当該折り返し箇所が配置されているので、当該温度均一化が実現されうる。
第5発明のセラミックヒータは、第1〜第4発明のうちいずれか1つのセラミックヒータにおいて、前記電流経路が、緯線方向について同一または他の電流経路の折り返し箇所に対向する箇所において折り返しを繰り返しながら蛇行するように形成されていることを特徴とする。
第5発明のセラミックヒータによれば、一の電流経路が、緯線方向について当該一の電流経路または異なる電流経路の折り返し箇所に対向する箇所において折り返されている。このため、当該対向しあう折り返し箇所が短絡しないようにその相互間隔が緯線方向に縮められることにより、緯線方向について抵抗発熱体の面積の増加が図られる。
第6発明のセラミックヒータは、第1〜第5発明のうちいずれか1つのセラミックヒータにおいて、前記電流経路の前記折り返し箇所が角張った形状にされていることを特徴とする。
第6発明のセラミックヒータによれば、電流経路の緯線方向についての折り返し箇所が角張っているので、当該折り返し箇所が丸みを帯びている場合と比較して、抵抗発熱体の面積の増加が図られる。
第7発明のセラミックヒータは、第6発明のセラミックヒータにおいて、前記電流経路の角張った折り返し箇所の内側に切欠部が形成されていることを特徴とする。
前記のように抵抗発熱体の面積増加を図るため、電流経路の折り返し箇所が角張っているので、当該折り返し箇所において電流方向に沿った電流経路の幅または断面積が不均一になって、その外側隅角部分の電流密度が相対的に低くなるという傾向がある。第7発明のセラミックヒータによれば、電流経路の折り返し箇所の内側に形成された切欠部により、電流経路の折り返し箇所における電流方向に沿った電流経路の幅または断面積の均一化、ひいては、電流密度の均一化が図られうる。
第8発明のセラミックヒータは、前記セラミック焼結体または前記対象物の載置面が四角形状に形成され、前記抵抗発熱体を構成する電流経路が、前記四角形の各辺の方向に沿って伸展および折り返しを繰り返すような形状に形成され、前記メッシュシートが電気伝導性の縦糸素材および横糸素材が織り合わせられることにより形成され、前記縦糸素材および前記横糸素材のそれぞれが伸びる方位が前記四角形の各辺の方位と(1/4)π[rad]の角度をなし、前記抵抗発熱体は対象物が載置される面に対して面積比が75%以上であることを特徴とする。
第8発明のセラミックヒータによれば、メッシュシートを構成する電気伝導性のある糸素材の方位およびこれに応じた電気伝導率の異方性が考慮された上で、折り返し箇所が形成されているので、対象物の載置面における温度のさらなる均一化が図られうる。
本発明のセラミックヒータの構成説明図。 図1のII−II線断面図。 抵抗発熱体の電流経路に関する説明図。 抵抗発熱体の電流経路に関する説明図。 電流経路の折り返し箇所に関する説明図。 電流経路の折り返し箇所の詳細説明図。 抵抗発熱体の電気伝導率の異方性に関する説明図。 他の実施形態における抵抗発熱体の形状に関する説明図。
本発明のセラミックヒータの実施形態について図面を用いて説明する。まず、本発明の一実施形態としてのセラミックヒータの構成について図1を用いて説明する。
図1に示されているセラミックヒータ1は略円盤状のセラミック焼結体2と、セラミック焼結体2の平坦な上面21に平行な姿勢でセラミック焼結体2に埋設されている抵抗発熱体4と、抵抗発熱体4に電圧を印加するための端子51〜54とを備えている。
抵抗発熱体4は図2に示されているように全体としてみた場合に略円形状に形成され、その中央部分40が、抵抗発熱体4の中心位置(抵抗発熱体4を含む面において、抵抗発熱体4を全方位に臨む「極位置」に該当する。)を原点とする直交座標系における4つの象限部分41〜44に分断されている。極位置は上から見たセラミック焼結体2または対象物載置面21の中心位置にも一致している。中央部分40を4つに分割する十字状の分断箇所が、電流経路の「分断箇所」に該当する。当該4つの部分41〜44のそれぞれに端子51〜54のそれぞれが接続されている。端子51および52が一対の端子として用いられ、端子53および54がもう一対の端子として用いられる。セラミックヒータ1は、セラミック焼結体2の下面22において円筒状の支持部材3と接合されている。
なお、抵抗発熱体4は上から見た場合に全体として略円形状ではなく、略円環状に形成されてもよい。この場合、抵抗発熱体4の内側輪郭は極位置から経線方向に離反している。抵抗発熱体4の中央部分40が4つではなく2つに分断され(図2において第1象限部分41および第4象限部分44が接続され、第2象限部分42および第3象限部分43が接続され)、当該2つに分断された箇所のそれぞれに一対の端子が接続されていてもよい(他対の端子は省略されてもよい)。
セラミック焼結体2および支持部材3のそれぞれの材質としては、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、窒化ホウ素及びサイアロンなどの窒化物セラミックス、アルミナ−炭化ケイ素複合材料などの公知のセラミックス材料が採用されうる。ハロゲン系ガスなどの腐食性ガスに対して高い耐腐食性を付与するためには、窒化アルミニウムまたはアルミナが素材として好ましい。
セラミックヒータ1はたとえば次の手順にしたがって製造される。
まず、下から略円柱状の下型(図示略)が挿入されている状態の円筒部材の内部空間にセラミック粉末が充填される。また、このセラミック粉末がプレス成形されることにより円盤状の予備成形体が形成される。次に、予備成形体の上面に略円盤状のメッシュシートにより構成される抵抗発熱体4が、電極51〜54が上側になるように載置される。
さらに、抵抗発熱体4を覆うように付加的なセラミック粉末が円筒部材の内側に充填され、略円柱状の上型(図示略)および下型によりセラミック粉末が加圧成形される。これにより、抵抗発熱体4ならびに電極51〜54が埋設されているセラミック成形体が成形される。
セラミック成形体は下型の上昇によって円筒部材から取り出された上で、ホットプレスまたはホットアイソスタティックプレス法にしたがって焼結されることにより、セラミックスが緻密化され、セラミック焼結体2の原型が得られる。そして、この原型が研削加工されることにより、抵抗発熱体4がセラミック焼結体2に埋設されている一方、電極51〜54がセラミック焼結体2の表面に露出している状態のセラミックヒータ1が製造される(図1参照)。
なお、セラミックヒータ1は、さまざまな半導体製造プロセスにおいて使用される半導体製造装置(たとえば、成膜装置、エッチング装置、クリーニング装置または検査装置など)のためのセラミック製品として適用されうる。
セラミックヒータ1および支持部材3は固層接合、または、Oリングやメタルパッキングなどのシール部材を用いてシール接合される。電極51〜54のそれぞれは、支持部材3の内側を通る電力供給線(たとえばニッケルロッド)61〜64のそれぞれに接続される。
ここで、本発明のセラミックヒータ1の要部であるメッシュシートからなる抵抗発熱体4の構成についてさらに詳細に説明する。
抵抗発熱体4の電流経路はメッシュシートに平行な方向に蛇行しているが、この蛇行パターンについて図2〜図5を用いて説明する。説明の便宜のため、図2〜図4のそれぞれに示されているように、抵抗発熱体4を含む面において、抵抗発熱体4を全方位に臨む「極位置」(前記のように略円形状の抵抗発熱体4の中心位置に一致している。)を基準として、右方向の方位角が0[rad]、上方向の方位角が(1/2)π[rad]、下方向の方位角が−(1/2)π[rad]、左方向の方位角がπ[rad]または−π[rad]と定義される。
本実施形態において、抵抗発熱体4には2つの電流経路が存在する。図5には第1の電流経路の蛇行パターンが一点鎖線で示され、その折り返し箇所が○で示され、また、第2の電流経路の蛇行パターンが二点鎖線で示され、その折り返し箇所が●で示されている。
第1の電流経路は、まず、図3(a)に示されているように中央にある第1象限部分41から角張った形状の折り返しを緯線方向に繰り返しながら、経線方向外側に向かって蛇行する形状とされている。具体的には、図5の一点鎖線左側部分に示されているように、折れ曲がり箇所P1〜P12(○参照)の方位が(1/2)π→(1/4)π→π→0という変化を3回繰り返すように第1の電流経路が経線方向外側に蛇行する。
その後、第1の電流経路は、図3(b)に示されているように緯線方向について同一または他の電流経路の折り返し箇所に対向する箇所において角張った形状の折り返しを緯線方向に繰り返しながら、経線方向内側に向かって蛇行して中央にある第2象限部分42に至る。具体的には、図5の一点鎖線右側部分に示されているように、折れ曲がり箇所P13〜P24(○参照)の方位がπ→(3/4)π→−(3/4)π→(1/2)πという変化を3回繰り返すように第1の電流経路が経線方向内側に蛇行する。
第2の電流経路は、まず、図4(a)に示されているように中央にある第4象限部分44から角張った形状の折り返しを緯線方向に繰り返しながら、経線方向外側に向かって蛇行する形状とされている。具体的には、図5の二点鎖線左側部分に示されているように、折れ曲がり箇所Q1〜Q12(●参照)の方位が−(1/2)π→(1/4)π→−(1/4)π→0という変化を3回繰り返すように第2の電流経路が経線方向外側に蛇行する。
その後、第2の電流経路は、図4(b)に示されているように緯線方向について同一または他の電流経路の折り返し箇所に対向する箇所において角張った形状の折り返しを繰り返しながら、経線方向内側に向かって蛇行して中央にある第3象限部分43に至る。具体的には、図5の二点鎖線右側部分に示されているように、折れ曲がり箇所Q13〜Q24(●参照)の方位が−π→−(2/4)π→−(3/4)π→(1/2)πという変化を3回繰り返すように第2の電流経路が経線方向内側に蛇行する。
図5において確認されるように、第1の電流経路の折り返し箇所(○参照)P2,P4,P6,P8,P10およびP12のそれぞれと、他の電流経路である第2の電流経路の折り返し箇所(●参照)Q2,Q4,Q6,Q8,Q10およびQ12のそれぞれとが緯線方向について相互に対向している。
また、第1の電流経路の折り返し箇所(○参照)P1,P3,P5,P7,P9およびP11のそれぞれと、同一の電流経路である第1の電流経路の折り返し箇所(○参照)P24,P22,P20,P18,P16およびP14のそれぞれとが緯線方向について相互に対向している。
同様に、第2の電流経路の折り返し箇所(●参照)Q1,Q3,Q5,Q7,Q9およびQ11のそれぞれと、同一の電流経路である第2の電流経路の折り返し箇所(●参照)Q24,Q22,Q20,Q18,Q16およびQ14のそれぞれとが緯線方向について相互に対向している。
電流経路の折り返しが「角張って」いるが、これは、たとえば図6(a)に示されているように電流経路の折り返し箇所の外側に隅角部46が存在する状態を意味している。折り返し箇所は、一方の緯線方向から経線方向外側または内側に不連続的に折れ曲がった後、当該一方の緯線方向とは反対向きの他方の緯線方向に不連続的に折れ曲がる形状とされている。1つの折れ曲がり箇所には当該2つの不連続的な折れ曲がりに応じて2つの隅角部46が存在する。なお、複数の折り返し箇所の一部または全部が角張った折れ曲がり形状ではなく丸みを帯びた折れ曲がり形状に形成されてもよい。「丸みを帯びた」とは、たとえば、一方の経線方向から緯線方向外側または内側に連続的に折れ曲がった後、他方の緯線方向に連続的に折れ曲がる形状またはU字形状を意味する。
また、図6(b)に示されているように電流経路の折り返し箇所の内側に切欠部48が形成されていてもよい。切欠部48は折り返し箇所の内側角部から、外側隅角部に向かって伸びるスリット状に形成されているが、そのほか、隅角部46における電流密度の低下を抑制しうるようなさまざまな形状または姿勢の切欠部48が形成されうる。なお、角張っている複数の折り返し箇所の一部または全部において切欠部48の一部または全部が省略されてもよい。
抵抗発熱体4は、モリブデン、タングステンまたはモリブデン−タングステン合金よりなる縦糸素材および横糸素材が直交するように織り合わせられることにより形成されているメッシュシートにより構成されている。
抵抗発熱体4のセラミックヒータ1の上面または対象物載置面21に対する面積比は0.75以上であれば、0.80、0.85、0.90または0.95等、任意に変更されうる。本実施形態では当該面積比が0.91〜0.92になるように抵抗発熱体4が設計されている。
抵抗発熱体4を構成するメッシュシートの電気伝導率には、当該メッシュシートに平行な方向について異方性がある。具体的には、メッシュシートの電気伝導率は、縦糸素材または横糸素材に平行な方位については略同等の極大値を示す。その一方、抵抗発熱体4の電気伝導率は、縦糸素材または横糸素材に対して(1/4)π[rad]の角度をなす方位については略同等の極小値を示す。本実施形態では、縦糸素材または横糸素材に平行な方向が、方位角(1/8)π、(5/8)π、−(3/8)πおよび−(7/8)πのそれぞれにより表わされるように、メッシュシートの織目パターンが考慮された上で抵抗発熱体4が形成されている。
このため、図2に示されているようにメッシュシートの電気伝導率が極大値を示す「第1方位」は、方位角(1/8)π、(5/8)π、−(3/8)πおよび−(7/8)πのそれぞれにより表わされる。その一方、メッシュシートの電気伝導率が極小値を示す「第2方位」は、方位角(3/8)π、(7/8)π、−(1/8)πおよび−(5/8)πのそれぞれにより表わされる。また、電気伝導率は方位角に応じて図7に示されているように変化する。
電流経路の折り返し箇所が、第1方位(第1経度)および第2方位(第2経度)の中間方位(中間経度)に配置されるように当該電流経路が形成されている。図2〜図5を参照してこの点について説明する。
第1の電流経路の3つの折り返し箇所(図5○参照)P2,P6およびP10、ならびに、第2の電流経路の3つの折り返し箇所(図5●参照)Q2,Q6およびQ10のそれぞれは、第1方位(方位角(1/8)π)および第2方位(方位角(3/8)π)の中間方位(方位角(1/4)π)に配置されている。
第1の電流経路の6つの折り返し箇所(図5○参照)P1,P5,P9,P16,P20およびP24のそれぞれは、第1方位(方位角(5/8)π)および第2方位(方位角(3/8)π)の中間方位(方位角(1/2)π)に配置されている。
第1の電流経路の6つの折り返し箇所(図5○参照)P3,P7,P11,P14,P18およびP22のそれぞれは、第1方位(方位角(5/8)π)および第2方位(方位角(7/8)π)の中間方位(方位角(3/4)π)に配置されている。
第1の電流経路の3つの折り返し箇所(図5○参照)P13,P17およびP21、ならびに、第2の電流経路の3つの折り返し箇所(図5●参照)Q13,Q17およびQ21のそれぞれは、第1方位(方位角−(7/8)π)および第2方位(方位角(7/8)π)の中間方位(方位角πまたは−π)に配置されている。
第1の電流経路の3つの折り返し箇所(図5○参照)P15,P19およびP23、ならびに、第2の電流経路の3つの折り返し箇所(図5●参照)Q15,Q19およびQ23のそれぞれは、第1方位(方位角−(7/8)π)および第2方位(方位角−(5/8)π)の中間方位(方位角−(3/4)π)に配置されている。
第2の電流経路の6つの折り返し箇所(図5●参照)Q1,Q5,Q9,Q16,Q20およびQ24のそれぞれは、第1方位(方位角−(3/8)π)および第2方位(方位角−(5/8)π)の中間方位(方位角−(1/2)π)に配置されている。
第2の電流経路の6つの折り返し箇所(図5●参照)Q3,Q7,Q11,Q14,Q18およびQ22のそれぞれは、第1方位(方位角−(3/8)π)および第2方位(方位角−(1/8)π)の中間方位(方位角−(1/4)π)に配置されている。
なお、第1方位および第2方位の中間方位に代えて、メッシュシートにより構成される抵抗発熱体4の電気伝導率が中間値を示す方位に、電流経路の折り返し箇所が位置するように当該電流経路が形成されていてもよい。
前記説明から明らかなように、第1方位を表わす第1方位線および第2方位を表わす第2方位線により、中間に第1方位線および第2方位線を含まないように画定される複数の単位領域のそれぞれに含まれる折曲がり箇所の数はすべて同じであって「6」である。
前記構成のセラミックヒータ1によれば、抵抗発熱体4の経線方向に隣り合う電流経路が短絡しないようにその相互間隔が縮められることにより、経線方向について抵抗発熱体4の面積の増加が図られる。また、電流経路の緯線方向についての折り返し箇所が角張っているので、当該折り返し箇所が丸みを帯びている場合と比較して、抵抗発熱体4の面積の増加が図られる(図6参照)。さらに、一の電流経路が、緯線方向について当該一の電流経路または異なる電流経路の折り返し箇所に対向する箇所において折り返されている(図2〜図5参照)。このため、当該対向しあう折り返し箇所が短絡しないようにその相互間隔が縮められることにより、緯線方向について抵抗発熱体4の面積の増加が図られる。前記のように抵抗発熱体4の面積の増加が図られることにより、セラミックヒータ1の上面(対象物の載置面)21に対する抵抗発熱体4の面積比の増加が図られる。具体的には、前記のように本実施形態ではセラミックヒータ1の上面21に対する抵抗発熱体4の面積比が0.91〜0.92と非常に高く設計されている。その結果、対象物の載置面21において、直下における抵抗発熱体4の有無の別または抵抗発熱体4の面積比の低さ等が原因で、局所的に温度差が生じる可能性が低く抑えられる。
前記実施形態セラミックヒータ1においては、抵抗発熱体4はセラミック焼結体2との密着度を高める等の目的で、メッシュシートにより構成されている。メッシュシートの電気伝導率には当該メッシュシートの織目パターンに応じた異方性があり、この異方性が対象物の載置面の温度均一化のために重要な因子である(図7参照)。特に、メッシュシートの電気伝導率の異方性を考慮して、電流経路の折り返し箇所を配置することが、当該折り返し箇所において他の箇所と比較して相対的な温度差を生じさせないために重要である。
すなわち、電流経路を流れる電流ベクトルは、折り返し箇所において一の緯線方向(たとえば時計回り方向)成分を主要成分とする状態から、他の緯線方向(たとえば反時計回り方向)成分を主要成分とする状態に変遷する。電流経路の折り返し箇所には、電流ベクトルが当該状態遷移の途中で経線方向成分を主要成分とする中間状態を経るという特有の性質がある。このため、電流経路の折り返し箇所が、抵抗発熱体4を含む面において、抵抗発熱体4を全方位に臨む「極位置」からみて第1方位(=メッシュシートの電気伝導率が極大値を示す方位)にあると、少なくとも中間状態において電流が相対的に流れやすくなり、折り返し箇所の発熱量が相対的または局所的に増加する可能性がある。これとは逆に、電流経路の折り返し箇所が、抵抗発熱体4を含む面において、抵抗発熱体4を全方位に臨む「極位置」からみて第2方位(=メッシュシートの電気伝導率が極小値を示す方位)にあると、少なくとも中間状態において電流が相対的に流れにくくなり、折り返し箇所の発熱量が相対的または局所的に減少する可能性がある。
このため、電流経路の折り返し箇所が、抵抗発熱体4の中心位置(極位置)からみて第1方位および第2方位とは異なる方位、特に中間方位に配置されるように当該電流経路が形成されることにより、前記のように当該折り返し箇所における発熱量が相対的または局所的に減少または増大する可能性が抑制されうる(図2〜図5参照)。この結果、当該折り返し箇所とその他の箇所との温度の均一化が図られる。
さらに、メッシュシートを分割する複数の単位領域(第1方位線および第2方位線により、間に第1方位線および第2方位線を挟まないように画定される領域を意味する。)のそれぞれにおいて、折り返し箇所の数が同一にされている(図2〜図5参照)。このことによっても、さらなる発熱特性の均一化が図られ、その結果として抵抗発熱体4の全体にわたる発熱量の均一化が図られる。
また、前記のように抵抗発熱体4の面積増加を図るため、電流経路の折り返し箇所が角張っているので、当該折り返し箇所において電流方向に沿った電流経路の幅または断面積が不均一になって、その外側隅角部分46の電流密度が相対的に低くなるという傾向がある(図6(a)参照)。しかるに、電流経路の折り返し箇所の内側に形成された切欠部48により、電流経路の折り返し箇所における電流方向に沿った電流経路の幅または断面積の均一化、ひいては、電流密度の均一化が図られうる(図6(b)参照)。
よって、セラミックヒータ1の上面21における温度のさらなる均一化が図られうる。
なお、メッシュシートは縦糸素材および横糸素材が直交するように織り合わされて形成され、当該織目パターンに応じて図7に示されているような電気伝導率の異方性を示しているが、図7とは異なる電気伝導率の異方性を示す別の織目パターンで形成されていてもよい。この状況であっても、前記のように当該電気伝導率の異方性が考慮された上で、抵抗発熱体を構成する電流経路の折り返し箇所の配置が調節されることにより、セラミックヒータ1の対象物載置面21の温度のさらなる均一化が図られる。
前記実施形態では第1の電流経路および第2の電流経路のそれぞれは、円盤状の抵抗発熱体4の中央部分40において分断され、当該分断箇所を挟んで対向する箇所に一対の端子51および端子52、ならびに、もう一対の端子54および端子53が接続されていた(図2参照)。他の実施形態として中央部分ではなく電流経路が蛇行している途中(中央部分40から離れている箇所)に当該電流経路の分断箇所が設けられ、当該分断箇所を挟んで対向する箇所に一対の端子が接続されてもよい。
前記実施形態では2つの蛇行する電流経路により全体として略円盤状の抵抗発熱体4が構成されていたが、他の実施形態として一または3つ以上の蛇行する電流経路により全体として略円盤状の抵抗発熱体4が構成されてもよい。
前記実施形態では抵抗発熱体4が上面視で略円形状に形成されているが(図2参照)、他の実施形態として抵抗発熱体4が正方形、正六角形、正八角形、長方形または楕円形状等、回転対称性(2回対称、6回対称または8回対称など)を有する形状に形成されてもよい。当該他の実施形態においても前記のようにメッシュシートの織目パターン、ならびに、抵抗発熱体4の緯線方向および経線方向が考慮された上で、抵抗発熱体を構成する蛇行経路の折り返し箇所の配置、個数および形状等のうち少なくとも一部が設計されることにより、セラミックヒータ1の対象物載置面21の温度のさらなる均一化が図られる。
セラミック焼結体2または対象物の載置面21が四角形状に形成され、抵抗発熱体4を構成する電流経路が、当該四角形の各辺の方向に沿って伸展および折り返しを繰り返すような形状に形成されていてもよい。また、メッシュシートが電気伝導性の縦糸素材および横糸素材が織り合わせられることにより形成され、縦糸素材および横糸素材のそれぞれが伸びる方位が四角形の各辺の方位と一致するまたは(1/4)π[rad]の角度をなすように抵抗発熱体4が形成されている。この場合も抵抗発熱体4は載置面21に対して面積比が75%以上となるように設計されている。
たとえば、図8に示されているセラミックヒータ1においては、上から見た場合にセラミック焼結体2および対象物載置面21は長方形状に形成され、抵抗発熱体4も全体として長方形状に形成されている。抵抗発熱体4を構成する電流経路は、長方形の一の隅角部にあって一方の端子51が接続される箇所から、長方形の別の隅角部にあって他方の端子が接続される箇所に至るまで、長方形の短辺に平行な方向への伸展と、長方形の長辺に平行な方向への折れ曲がりとが繰り返されるような形状に形成されている。
また、メッシュシートの縦糸素材および横糸素材のそれぞれが伸びる方位が長方形の長辺および短辺のそれぞれの方位と一致するまたは(1/4)π[rad]の角度をなすように抵抗発熱体4が形成されている。
当該他の実施形態としてのセラミックヒータ1によれば、メッシュシートを構成する電気伝導性のある糸素材の方位およびこれに応じた電気伝導率の異方性が考慮された上で、折り返し箇所が形成されているので、対象物の載置面における温度のさらなる均一化が図られうる。
本発明は、セラミックヒータの製造分野、当該セラミックヒータにより対象物の温度を調節する必要がある技術分野等において利用されうる。
1‥セラミックヒータ、2‥セラミック焼結体、4‥抵抗発熱体

Claims (8)

  1. 対象物が載置される面を有するセラミック焼結体と、前記対象物が載置される面に平行な姿勢で前記セラミック焼結体に埋設されているメッシュシートにより構成されている抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体に電圧を印加するための第1の端子および第2の端子とを備えているセラミックヒータであって、
    前記抵抗発熱体を構成する電流経路が、緯線方向および経線方向の折り返しを繰り返しながら少なくとも1つの分断箇所を有する経路により構成され、
    前記メッシュシートに平行であり、かつ、前記緯線方向および前記経線方向の基準となる極位置から見た全方位のうち、前記メッシュシートの電気伝導率が極大値を示す第1方位と、前記メッシュシートの電気伝導率が極小値を示す第2方位とは異なる方位に、前記電流経路の折り返し箇所が配置されるように前記電流経路が形成され、
    前記抵抗発熱体は対象物が載置される面に対して面積比が75%以上であることを特徴とするセラミックヒータ。
  2. 請求項1記載のセラミックヒータにおいて、
    前記第1方位を表わす第1方位線および前記第2方位を表わす第2方位線により画定される複数の単位領域のそれぞれに含まれる前記折り返し箇所の数が同一になるように前記電流経路が形成されていることを特徴とするセラミックヒータ。
  3. 請求項1または2記載のセラミックヒータにおいて、
    前記極位置からみて前記折り返し箇所が存在する方位が、前記単位領域のうち前記抵抗発熱体の電気伝導率が中間値を示す方位、または、前記第1方位および前記第2方位の中間方位に一致するように前記電流経路が形成されていることを特徴とするセラミックヒータ。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載のセラミックヒータにおいて、
    前記メッシュシートが電気伝導性の縦糸素材および横糸素材が織り合わせられることにより形成され、前記縦糸素材および前記横糸素材のそれぞれが伸びる方位を前記第1方位として、前記縦糸素材および前記横糸素材のそれぞれに対する角度が(1/4)π[rad]である方位を前記第2方位として前記電流経路が形成されていることを特徴とするセラミックヒータ。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載のセラミックヒータにおいて、
    前記電流経路が、緯線方向について同一または他の電流経路の折り返し箇所に対向する箇所において折り返しを繰り返しながら蛇行するように形成されていることを特徴とするセラミックヒータ。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか1つに記載のセラミックヒータにおいて、
    前記電流経路の前記折り返し箇所が角張った形状にされていることを特徴とするセラミックヒータ。
  7. 請求項6記載のセラミックヒータにおいて、
    前記電流経路の角張った折り返し箇所の内側に切欠部が形成されていることを特徴とするセラミックヒータ。
  8. 対象物が載置される面を有するセラミック焼結体と、前記対象物が載置される面に平行な姿勢で前記セラミック焼結体に埋設されているメッシュシートにより構成されている抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体に電圧を印加するための第1の端子および第2の端子とを備えているセラミックヒータであって、
    前記セラミック焼結体または前記対象物の載置面が四角形状に形成され、前記抵抗発熱体を構成する電流経路が、前記四角形の各辺の方向に沿って伸展および折り返しを繰り返すような形状に形成され、
    前記メッシュシートが電気伝導性の縦糸素材および横糸素材が織り合わせられることにより形成され、前記縦糸素材および前記横糸素材のそれぞれが伸びる方位が前記四角形の各辺の方位と(1/4)π[rad]の角度をなし、
    前記抵抗発熱体は対象物が載置される面に対して面積比が75%以上であることを特徴とするセラミックヒータ。
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