JP5430190B2 - 料金算出装置及び課金システム - Google Patents

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Description

この発明は、所定の領域を車両が通行する際に発生する通行料金を算出する料金算出装置及び課金システムに関する。
地球温暖化が問題となるなか、二酸化炭素排出量の削減の必要性が高まっている。自動車などの車両が排出する二酸化炭素を削減するため、車両がどの程度二酸化炭素を排出するかを予測する技術がある。
また、ETC(Electronic Toll Collection System)システムなどに代表される自動料金収受システムがある。
特開2004−145727号公報 特開2007−100671号公報 特開2006−4266号公報
運転者の環境意識が高ければ、車両の二酸化炭素排出量を予測して表示するだけでも、環境にやさしい運転を心がけるようになり、二酸化炭素の排出量を削減することができる。
しかし、環境意識が高い運転者ばかりとは限らないので、環境にやさしい運転を心がける動機付けを与える必要がある。
この発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、運転者に環境にやさしい運転を心がける動機付けを与えることにより、二酸化炭素の排出量を削減することを目的とする。
この発明にかかる料金算出装置は、車両が所定の領域を通行する際の通行料金を算出する料金算出装置において、
データを記憶する記憶装置と、データを処理する処理装置と、車両情報記憶部と、環境負荷算出部と、料金算出部とを有し、
上記車両情報記憶部は、上記記憶装置を用いて、時刻と、上記時刻における上記車両の位置と、上記時刻における上記車両の速度とを車両情報として記憶し、
上記環境負荷算出部は、上記処理装置を用いて、上記車両情報記憶部が記憶した車両情報に基づいて、上記車両が環境に与えた負荷を算出して、環境負荷とし、
上記料金算出部は、上記処理装置を用いて、上記環境負荷算出部が算出した環境負荷に基づいて、上記環境負荷が小さいほど上記通行料金が安くなるよう、上記通行料金を算出することを特徴とする。
この発明にかかる料金算出装置によれば、車両が環境に与える負荷が小さいほど、所定の領域を通行する際の通行料金が安くなるので、車両の運転者が、環境にやさしい運転を心がけるようになり、二酸化炭素の排出量を削減することができる。
実施の形態1における課金システム800の全体構成の一例を示すシステム構成図。 実施の形態1における料金算出装置100の外観の一例を示す斜視図。 実施の形態1における料金算出装置100のハードウェア資源の一例を示す図。 実施の形態1における料金算出装置100の機能ブロックの構成の一例を示すブロック構成図。 実施の形態1における料金算出処理の流れの一例を示すフローチャート図。 実施の形態2における環境負荷算出部150の詳細ブロックの構成の一例を示すブロック構成図。 実施の形態3における料金算出装置100の機能ブロックの構成(一部)の一例を示すブロック構成図。 実施の形態4における料金算出装置100の機能ブロックの構成(一部)の一例を示すブロック構成図。 実施の形態5における環境負荷算出部150の詳細ブロックの構成の第一の例を示すブロック構成図。 実施の形態5における環境負荷算出部150の詳細ブロックの構成の第二の例を示すブロック構成図。
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、この実施の形態における課金システム800の全体構成の一例を示すシステム構成図である。
道路850は、例えば高速道路や有料道路などであり、車両200が通行する際、通行料金が発生する。
課金装置810は、料金所などに設置されている。課金装置810は、例えばETCゲートなどを有する。課金装置810は、車両200が料金所を通って道路850に入ったとき、車両200の課金種別や料金所などを記録し、車両200が料金所を通って道路850から出るとき、車両200に対して通行料金を課金する。
対車両通信装置830は、道路850に沿って設置されている。対車両通信装置830は、例えば1km間隔で複数設置されている。車両200が対車両通信装置830の近くを通行した際、対車両通信装置830は、例えばDSRC(Dedicated Short Range Communication)などにより、車両200と通信する。
通信回線840は、料金算出装置100、課金装置810、対車両通信装置830の間を接続する。通信回線840は、例えば光ファイバー、無線通信回線、インターネット回線などである。
料金算出装置100は、通信回線840を介して課金装置810や対車両通信装置830から情報を収集し、車両200に対して課金する通行料金を算出する。
車両200には、車載装置210が搭載されている。
車載装置210は、時計装置211、走行距離測定装置212、送信情報記憶装置218、車載通信装置219を有する。
時計装置211は、現在時刻を測定する。
走行距離測定装置212は、車両200の走行距離を測定する。走行距離測定装置212は、例えば車輪の回転数を計測し、計測した回転数を走行距離に換算することにより、車両200の相応距離を測定する。
送信情報記憶装置218は、時計装置211が測定した時刻と、その時刻に走行距離測定装置212が測定した走行距離との組を、送信情報として記憶する。送信情報記憶装置218は、例えば所定の時間間隔(例えば1秒)が経過するたび、あるいは、車両200が所定の距離(例えば15m)を走行するたびに、送信情報を記憶し、蓄積する。
車載通信装置219は、課金装置810や対車両通信装置830と通信する。車両200が対車両通信装置830の近くと通過すると、車載通信装置219は、対車両通信装置830に対して、送信情報記憶装置218が蓄積した送信情報を送信する。
なお、走行距離は、車両200の位置を表わす情報の一例である。車載装置210は、例えばGPS(Global Positioning System)受信装置が車両200の位置(緯度・経度・高度)を測定し、送信情報記憶装置218が送信情報として記憶し、車載通信装置219が送信する構成であってもよい。
また、送信情報は、時刻と位置に関する情報だけでなく、他の情報を含む構成であってもよい。車載装置210が、例えば、その時刻における車両200の速度や加速度、エンジンの回転数、アクセルの開度、ブレーキ操作の有無、ハンドルの操舵角、ウィンカ操作の有無などを測定し、送信情報記憶装置218が送信情報として記憶し、車載通信装置219が送信する構成であってもよい。その場合、送信情報記憶装置218が送信情報を蓄積するタイミングは、加速度が所定の閾値を超えた場合や、アクセルやブレーキが操作された場合など、イベントが発生した場合であってもよい。
なお、送信情報記憶装置218は、車載通信装置219が送信情報を送信した場合、送信済の送信情報を消去して記憶容量を確保する構成であってもよい。送信情報を消去するタイミングは、車載通信装置219が送信情報を送信したあとすぐではなく、対車両通信装置830が送信情報を正しく受信したことを表わす通知を車載通信装置219が受信した場合であってもよい。その場合、通知を送信する対車両通信装置830は、送信情報を受信した対車両通信装置830と異なっていてもよい。
図2は、この実施の形態における料金算出装置100の外観の一例を示す斜視図である。
料金算出装置100は、システムユニット910、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902(Key・Board:K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。
システムユニット910は、コンピュータであり、ファクシミリ機932、電話器931とケーブルで接続され、また、ローカルエリアネットワーク942(LAN)、ゲートウェイ941を介してインターネット940に接続されている。
図3は、この実施の形態における料金算出装置100のハードウェア資源の一例を示す図である。
料金算出装置100は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信装置915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。通信装置915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信装置915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力部、出力装置の一例である。
通信装置915は、ファクシミリ機932、電話器931、LAN942等に接続されている。通信装置915は、LAN942に限らず、インターネット940、ISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。インターネット940或いはISDN等のWANに接続されている場合、ゲートウェイ941は不用となる。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital・Versatile・Disk)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、以下に述べる「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、以下に述べる「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
図4は、この実施の形態における料金算出装置100の機能ブロックの構成の一例を示すブロック構成図である。
料金算出装置100は、受信情報取得部111、速度算出部112、車両情報記憶部120、道路形状記憶部130、通行経路判定部141、環境負荷算出部150、割引率算出部161、料金算出部162、料金通知部170を有する。
受信情報取得部111は、通信装置915を用いて、対車両通信装置830が受信した送信情報を取得する。受信情報取得部111は、CPU911を用いて、取得した送信情報を、受信情報として出力する。
速度算出部112は、CPU911を用いて、受信情報取得部111が出力した受信情報を入力する。速度算出部112は、CPU911を用いて、入力した受信情報に含まれる時刻と、その時刻における車両200の位置とに基づいて、その時刻における車両200の速度を算出する。速度算出部112は、CPU911を用いて、算出した車両200の速度を出力する。
なお、受信情報に車両200の速度が含まれる場合は、料金算出装置100は、速度算出部112を有しない構成であってもよい。
車両情報記憶部120は、CPU911を用いて、受信情報取得部111が出力した受信情報と、速度算出部112が出力した車両200の速度とを入力する。車両情報記憶部120は、CPU911を用いて、入力した受信情報に、入力した速度を追加して、車両情報とする。車両情報記憶部120は、磁気ディスク装置920を用いて、車両情報を記憶する。
車両情報は、少なくとも、時刻と、その時刻における車両200の位置と、その時刻における車両200の速度とを含む。
道路形状記憶部130は、あらかじめ、磁気ディスク装置920を用いて、道路形状を記憶している。道路形状とは、道路850の形状を表わす情報であり、例えば、カーブの曲率・開始位置・終了位置、坂の勾配・開始位置・終了位置などである。あるいは、道路850を複数の点の連なりとみなし、それぞれの点の緯度・経度・高度などを表わす情報を、道路形状として、道路形状記憶部130が記憶する構成であってもよい。
通行経路判定部141は、CPU911を用いて、車両情報記憶部120が記憶した車両情報と、道路形状記憶部130が記憶した道路形状とを入力する。通行経路判定部141は、CPU911を用いて、入力した車両情報と道路形状とに基づいて、車両200が通行した経路を判定する。通行経路判定部141は、CPU911を用いて、判定した経路を通行経路として出力する。
環境負荷算出部150は、CPU911を用いて、車両情報記憶部120が記憶した車両情報と、通行経路判定部141が出力した通行経路とを入力する。環境負荷算出部150は、CPU911を用いて、入力した車両情報と通行経路とに基づいて、車両200が環境に与えた負荷を算出する。環境負荷算出部150は、CPU911を用いて、算出した負荷を環境負荷として出力する。
車両200が環境に与えた負荷とは、例えば車両200が排出した二酸化炭素の排出量である。環境負荷を算出する具体的方式については、後述する。
割引率算出部161は、CPU911を用いて、環境負荷算出部150が出力した環境負荷を入力する。割引率算出部161は、CPU911を用いて、入力した環境負荷に基づいて、通行料金の割引率を算出する。割引率算出部161は、CPU911を用いて、算出した割引率を出力する。
割引率算出部161は、車両200が環境に与えた負荷が小さい場合、割引率を高くし、車両200が環境に与えた負荷が大きい場合、割引率を低くする。
料金算出部162は、CPU911を用いて、割引率算出部161が出力した割引率を入力する。料金算出部162は、CPU911を用いて、入力した割引率を、車両200が通行した道路850の通常の通行料金に乗じて割引額を算出し、算出した割引額を、通常の通行料金から差し引いて、割引された通行料金を算出する。料金算出部162は、CPU911を用いて、算出した通行料金を出力する。
料金通知部170は、CPU911を用いて、料金算出部162が出力した通行料金を入力する。料金通知部170は、通信装置915を用いて、入力した通行料金を、課金装置810に対して通知する。
課金装置810は、料金通知部170が通知した通行料金を取得して、車両200に対して課金する。
これにより、環境に与える負荷が小さい運転をすると通行料金が安くなるので、車両200の運転者に対して、環境にやさしい運転を心がける動機付けを与えることができる。
図5は、この実施の形態における料金算出処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
料金算出処理において、料金算出装置100は、道路850を通行する車両200が環境に与えた負荷を算出し、算出した負荷に基づいて車両200の通行料金を算出する。
車載装置210は、送信情報蓄積工程S511、送信判定工程S512、送信情報送信工程S513、送信情報消去工程S514を実行する。
送信情報蓄積工程S511において、時計装置211は、現在時刻を測定する。走行距離測定装置212は、走行距離を測定する。送信情報記憶装置218は、時計装置211が測定した時刻や、その時刻に走行距離測定装置212が測定した走行距離などを送信情報として蓄積する。
送信判定工程S512において、車載通信装置219は、対車両通信装置830と通信できる範囲内に入ったか否かを判定する。対車両通信装置830と通信できる範囲内に入ったと判定した場合、送信情報送信工程S513へ進む。対車両通信装置830と通信できる範囲外であると判定した場合、送信情報蓄積工程S511に戻る。
送信情報送信工程S513において、車載通信装置219は、送信情報蓄積工程S511で送信情報記憶装置218が蓄積した送信情報を、対車両通信装置830に対して送信する。
送信情報消去工程S514において、送信情報記憶装置218は、送信情報送信工程S513で車載通信装置219が送信した送信情報を消去する。
その後、送信情報蓄積工程S511に戻る。
対車両通信装置830は、送信情報受信工程S521、受信情報通知工程S522を実行する。
送信情報受信工程S521において、対車両通信装置830は、送信情報送信工程S513で車載装置210が送信した送信情報を受信する。
受信情報通知工程S522において、対車両通信装置830は、送信情報受信工程S521で受信した送信情報を受信情報として、料金算出装置100に対して通知する。
料金算出装置100は、受信情報取得工程S531、車両情報記憶工程S532、通行経路判定工程S533、環境負荷算出工程S534、課金判定工程S535、通行料金算出工程S536、通行料金通知工程S537を実行する。
受信情報取得工程S531において、受信情報取得部111は、通信装置915を用いて、受信情報通知工程S522で対車両通信装置830が通知した受信情報を取得する。速度算出部112は、CPU911を用いて、受信情報取得部111が受信した受信情報に基づいて、車両200の速度を算出する。
車両情報記憶工程S532において、車両情報記憶部120は、磁気ディスク装置920を用いて、受信情報取得工程S531で受信情報取得部111が受信した受信情報や、速度算出部112が算出した速度などを車両情報として記憶する。
通行経路判定工程S533において、通行経路判定部141は、CPU911を用いて、車両情報記憶工程S532で車両情報記憶部120が記憶した車両情報に基づいて、車両200の通行経路を判定する。
環境負荷算出工程S534において、環境負荷算出部150は、CPU911を用いて、車両情報記憶工程S532で車両情報記憶部120が記憶した車両情報や、通行経路判定工程S533で通行経路判定部141が判定した通行経路などに基づいて、環境負荷を算出する。
課金判定工程S535において、割引率算出部161は、CPU911を用いて、車両200の通行料金を計算するか否かを判定する。例えば、車両200が出口料金所に近づいたことを、対車両通信装置830や課金装置810が検出して、料金算出装置100に対して通知したとき、割引率算出部161は、通行料金を計算すると判定する。通行料金を計算すると判定した場合、通行料金算出工程S536へ進む。通行料金をまだ計算しないと判定した場合、受信情報取得工程S531に戻る。
通行料金算出工程S536において、割引率算出部161は、CPU911を用いて、環境負荷算出工程S534で環境負荷算出部150が算出した環境負荷に基づいて、割引率を算出する。料金算出部162は、CPU911を用いて、割引率算出部161が算出した割引率に基づいて、通行料金を算出する。
通行料金通知工程S537において、料金通知部170は、通信装置915を用いて、通行料金算出工程S536で料金算出部162が算出した通行料金を、課金装置810に対して通知する。
課金装置810は、通行料金取得工程S541、課金工程S542を実行する。
通行料金取得工程S541において、課金装置810は、通行料金通知工程S537で料金算出装置100が通知した通行料金を取得する。
課金工程S542において、課金装置810は、通行料金取得工程S541で取得した通行料金を、車両200に対して課金する。
なお、この例では、車両情報記憶部120が記憶した車両情報が更新されるたびに環境負荷を算出する構成としているが、通行料金を計算すると判定したのちに、環境負荷を算出する構成としてもよい。逆に、車両200に対してまだ課金をしない場合も、例えば仮に車両200が次の出口から出ると仮定して、通行料金をあらかじめ計算しておく構成としてもよい。
この実施の形態における料金算出装置100は、車両200が所定の領域(道路850)を通行する際の通行料金を算出する。
料金算出装置100は、データを記憶する記憶装置(磁気ディスク装置920)と、データを処理する処理装置(CPU911)と、車両情報記憶部120と、環境負荷算出部150と、料金算出部162とを有する。
上記車両情報記憶部120は、上記記憶装置を用いて、時刻と、上記時刻における上記車両200の位置と、上記時刻における上記車両200の速度とを車両情報として記憶する。
上記環境負荷算出部150は、上記処理装置を用いて、上記車両情報記憶部120が記憶した車両情報に基づいて、上記車両が環境に与えた負荷を算出して、環境負荷とする。
上記料金算出部162は、上記処理装置を用いて、上記環境負荷算出部150が算出した環境負荷に基づいて、上記環境負荷が小さいほど上記通行料金が安くなるよう、上記通行料金を算出する。
この実施の形態における料金算出装置100によれば、車両200が環境に与える負荷が小さいほど、所定の領域(道路850)を通行する際の通行料金が安くなるので、車両200の運転者が、環境にやさしい運転を心がけるようになり、二酸化炭素の排出量を削減することができる。
なお、この実施の形態では、上記所定の領域として、有料道路や高速道路などの道路850を想定して説明したが、所定の領域は、道路850に限るものではない。課金システム800は、例えば東京都23区など、一定の範囲を持った地域を所定の領域とすれば、ロードプライシングに適用することもできる。
また、所定の領域は、有料道路やロードプライシング地域など、通行が有料である領域に限らず、一般道路など通行が無料である領域であってもよい。なぜなら、車両200の利用者は、通行料金という明示的な形では金銭負担をしないものの、実際には、自動車税やガソリン税などを通して、車両200の利用に対する一定の金銭負担をしているからである。すなわち、自動車税やガソリン税を通行料金の一種として捉え、割引率算出部161が算出した割引率を、自動車税やガソリン税に対して適用する構成としてもよい。そうすれば、車両200が環境に与える負荷が小さいほど、自動車税やガソリン税が安くなるので、車両200の運転者が、環境にやさしい運転を心がけるようになり、二酸化炭素の排出量を削減することができる。
このように、ここでいう「通行料金」とは、いわゆる有料道路などの通行料金だけでなく、自動車税やガソリン税など、車両200の利用に対して課される金銭一般を含む広い概念である。
この実施の形態における課金システム800は、料金算出装置100と、対車両通信装置830と、課金装置810とを有する。
上記対車両通信装置830は、上記車両200と通信して、時刻と、上記時刻における上記車両200の位置とを受信情報として受信する。
上記料金算出装置100は、更に、受信情報取得部111と、速度算出部112とを有する。
上記受信情報取得部111は、上記処理装置を用いて、上記対車両通信装置830が受信した受信情報を取得する。
上記速度算出部112は、上記処理装置を用いて、上記受信情報取得部111が取得した受信情報に基づいて、上記時刻における上記車両200の速度を算出する。
上記車両情報記憶部120は、上記記憶装置を用いて、上記受信情報取得部111が取得した受信情報と、上記速度算出部112が算出した速度とを、車両情報として記憶する。
上記課金装置810は、上記料金算出装置100が算出した通行料金を、上記車両200に対して課金する。
この実施の形態における課金システム800によれば、車載装置210は、時刻や走行距離など、既存の車載ネットワーク(CAN)において既にデータ化されている情報を、対車両通信装置830に対して送信すればよいので、新たなセンサなどを設ける必要がなく、車載装置210の製造コストを低く抑えることができる。これにより、車載装置210の普及を促すことができるので、通行料金割引の恩恵を受ける利用者が増え、二酸化炭素排出量削減の効果を高めることができる。
また、車載装置210は、時刻や走行距離に加えて、速度を送信する構成としてもよい。
この実施の形態における課金システム800は、料金算出装置100と、対車両通信装置830と、課金装置810とを有する。
上記対車両通信装置830は、上記車両200と通信して、時刻と、上記時刻における上記車両200の位置と、上記時刻における上記車両200の速度とを受信情報として受信する。
上記料金算出装置100は、更に、受信情報取得部111を有する。
上記受信情報取得部111は、上記処理装置を用いて、上記対車両通信装置830が受信した受信情報を取得する。
上記車両情報記憶部120は、上記記憶装置を用いて、上記受信情報取得部111が取得した受信情報を、車両情報として記憶する。
上記課金装置810は、上記料金算出装置100が算出した通行料金を、上記車両200に対して課金する。
車両200の速度も、時刻や走行距離と同様、既存の車載ネットワークにおいて既にデータ化されている情報なので、新たなセンサなどを設ける必要がなく、車載装置210の製造コストを低く抑えることができる。
車載装置210が対車両通信装置830に対して送信する送信情報は、上記のほか、既存の車載ネットワークにおいて既にデータ化されている他の情報を含んでもよい。また、カーナビゲーション装置に搭載されたGPS受信装置などが測定した緯度・経度・高度などの情報を含んでもよい。カーナビゲーション装置も広く普及しているから、新たなセンサなどを設ける必要がなく、車載装置210の製造コストを低く抑えることができる。
実施の形態2.
実施の形態2について、図6を用いて説明する。
なお、実施の形態1で説明した課金システム800と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
この実施の形態において、車載装置210が対車両通信装置830に対して送信する送信情報、車両情報記憶部120が記憶する車両情報には、車両200の型式やガソリン種別など、車両200の燃費に関係する情報が含まれている。
環境負荷算出部150は、車両200の燃料消費量を環境負荷として算出する。環境負荷算出部150は、車両200の燃料消費量を、車両200の速度などに基づいて推定する。環境負荷算出部150は、例えば、次の式を用いて、車両200の燃料消費量を推定する。
Figure 0005430190
ただし、燃料消費量Eは、ある対象区間について、車両200がその対象区間を通過するのに消費した燃料消費量として、環境負荷算出部150が推定する推定値である。旅行時間Tは、車両200がその対象区間を通過するのにかかった時間である。対象区間長Dは、その対象区間の長さである。
車両200がその対象区間を通過するのにかかった時間を複数の時間帯に分割する。走行速度vは、時間帯iにおける車両200の速度である。加速状態σは、時間帯iにおける車両200の加速状態であり、加速の場合は1、それ以外の場合は0となる。
モデル係数a,b,cは、燃料消費量Eを推定するため、あらかじめ定められた係数である。モデル係数a,b,cは、車両200の型式やガソリン種別などによって異なり、また、道路850の勾配など道路形状によっても異なる。
図6は、この実施の形態における環境負荷算出部150の詳細ブロックの構成の一例を示すブロック構成図である。
環境負荷算出部150は、モデル対応記憶部311、モデル選択部312、係数記憶部313、係数取得部314、道路形状補正部315、燃料消費量推定部316、燃料消費量累計部317、燃料消費量記憶部318を有する。
モデル対応記憶部311は、あらかじめ、磁気ディスク装置920を用いて、車両200の型式やガソリン種別などの組み合わせと、燃料消費量推定モデルとの対応関係を記憶している。燃料消費量推定モデルは、例えばモデル番号などによって表わされる。
モデル選択部312は、CPU911を用いて、車両情報記憶部120が記憶した車両情報から、車両200の型式やガソリン種別など燃料消費量推定モデルを選択するのに必要な情報を取得する。モデル選択部312は、CPU911を用いて、モデル対応記憶部311が記憶した対応関係に基づいて、取得した情報に対応する燃料消費量推定モデルを選択する。
係数記憶部313は、あらかじめ、磁気ディスク装置920を用いて、燃料消費量推定モデルごとに、モデル係数a,b,cを記憶している。なお、係数記憶部313が記憶しているモデル係数a,b,cは、道路形状が平らで真っ直ぐな場合のモデル係数である。
係数取得部314は、CPU911を用いて、係数記憶部313が記憶したモデル係数a,b,cのなかから、モデル選択部312が選択した燃料消費量推定モデルについてのモデル係数a,b,cを取得する。
道路形状補正部315は、CPU911を用いて、通行経路判定部141が判定した通行経路に基づいて、燃料消費量を推定する区間の道路形状を取得する。道路形状補正部315は、取得した道路形状に基づいて、係数取得部314が取得したモデル係数a,b,cを補正する。例えば、道路850が上り坂である場合、道路形状補正部315は、勾配に応じてあらかじめ定められた増加率をモデル係数a,b,cに乗じて、モデル係数a,b,cを大きくする。
燃料消費量推定部316は、CPU911を用いて、車両情報記憶部120が記憶した車両情報から、燃料消費量を推定する区間における車両200の位置や速度を取得して、燃料消費量を推定する区間における旅行時間T、対象区間長D、加速状態δ、速度vを算出する。燃料消費量推定部316は、CPU911を用いて、算出した旅行時間T、対象区間長D,加速状態δ、速度vと、道路形状補正部315が補正したモデル係数a,b,cとに基づいて、燃料消費量Eを算出する。
燃料消費量累計部317は、CPU911を用いて、燃料消費量推定部316が推定した燃料消費量Eを累計する。燃料消費量記憶部318は、磁気ディスク装置920を用いて、燃料消費量累計部317が累計した燃料消費量を記憶する。燃料消費量累計部317は、CPU911を用いて、燃料消費量記憶部318が記憶した燃料消費量に、燃料消費量推定部316が推定した燃料消費量を加算することにより、燃料消費量の累計値を算出する。
環境負荷算出部150は、燃料消費量記憶部318が記憶した燃料消費量の累計値を、環境負荷として出力する。
このように、車両200の燃料消費量を、環境負荷として用いることにより、車両200が環境に与えた負荷を高い精度で求めることができる。
なお、環境負荷算出部150が燃料消費量を推定するのではなく、車載装置210が、車両200の燃料消費量を測定し、送信情報として対車両通信装置830に対して送信する構成としてもよい。ただし、環境負荷算出部150が燃料消費量を推定する構成のほうが、以下の点で望ましい。
第一に、既存の車両200が搭載している燃料計は精度が低く、割引率を算出するのに用いるには不適当である。
第二に、新たに、精度の高い燃料消費量センサを設けると、車載装置210の製造コストが高くなり、通行料金割引によって車両200の利用者が受けるメリットが小さくなるので、二酸化炭素排出量削減への動機付けが弱くなる。
これに対し、環境負荷算出部150が燃料消費量を推定する構成の場合、新たなセンサなどを設ける必要がないので、車載装置210の製造コストを低く抑えることができる。
この実施の形態における料金算出装置100において、環境負荷算出部150は、上記処理装置を用いて、上記車両情報記憶部120が記憶した車両情報に基づいて、上記車両が消費した燃料の消費量を算出し、算出した燃料の消費量に基づいて、上記環境負荷を算出する。
この実施の形態における料金算出装置100によれば、環境負荷算出部150が算出した燃料の消費量に基づいて環境負荷を算出するので、高い精度で環境負荷を求めることができる。また、車両200の位置や速度に基づいて、環境負荷算出部150が燃料の消費量を算出するので、車両200に新たなセンサなどを設ける必要がない。
この実施の形態における料金算出装置100は、更に、道路形状記憶部130を有する。
上記道路形状記憶部130は、上記記憶装置を用いて、上記所定の領域内の道路850の形状を記憶する。
上記環境負荷算出部150は、上記処理装置を用いて、上記道路形状記憶部130が記憶した道路850の形状に基づいて、上記環境負荷を算出する。
この実施の形態における料金算出装置100によれば、道路850の勾配やカーブの曲率など、車両200の位置や速度だけからでは必ずしもわからない情報に基づいて、環境負荷を算出するので、車両200が環境に与えた負荷を、高い精度で算出することができる。
実施の形態3.
実施の形態3について、図7を用いて説明する。
なお、実施の形態1または実施の形態2で説明した課金システム800と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図7は、この実施の形態における料金算出装置100の機能ブロックの構成(一部)の一例を示すブロック構成図である。
料金算出装置100は、更に、通常負荷算出部142を有する。
通常負荷算出部142は、車両200が通行したのと同じ通行経路を、車両200が通常の運転により通行した場合に、環境に与える負荷を算出して、通常負荷とする。通常の運転とは、急加速など特に環境に与える負荷の大きい運転をせず、通行経路を普通に通行する際に必要とされる加減速は普通に行う運転のことである。通行経路を普通に通行する際に必要とされる加減速とは、例えば、カーブの出口における加速や、上り坂の手前における加速などのことである。
この例において、通常負荷算出部142は、通常の運転における燃料消費量を、通常負荷として算出する。
通常負荷算出部142は、通常消費量推定部326、通常消費量累計部327、通常消費量記憶部328を有する。
通常消費量推定部326は、CPU911を用いて、通行経路判定部141が判定した通行経路に基づいて、通常の運転における燃料消費量を推定する区間における、通常の運転による車両の位置や速度を算出して、旅行時間T、対象区間長D,加速状態δ、速度vを算出する。通常消費量推定部326は、CPU911を用いて、算出した旅行時間T、対象区間長D,加速状態δ、速度vと、道路形状補正部315が補正したモデル係数a,b,cとに基づいて、通常の運転における燃料消費量Eを算出する。
通常消費量累計部327は、CPU911を用いて、通常消費量推定部326が推定した燃料消費量Eを累計する。通常消費量記憶部328は、磁気ディスク装置920を用いて、通常消費量累計部327が累計した燃料消費量を記憶する。通常消費量累計部327は、CPU911を用いて、通常消費量記憶部328が記憶した燃料消費量に、通常消費量推定部326が推定した燃料消費量を加算することにより、通常の運転における燃料消費量の累計値を算出する。
環境負荷算出部150は、実施の形態2で説明した構成に加えて、更に、負荷評価部319を有する。
負荷評価部319は、CPU911を用いて、燃料消費量記憶部318が記憶した車両200の燃料消費量と、通常消費量記憶部328が記憶した通常の運転における燃料消費量とを入力する。負荷評価部319は、CPU911を用いて、入力した燃料消費量を比較して、環境負荷を算出する。例えば、負荷評価部319は、CPU911を用いて、車両200の実際の燃料消費量から、通常の運転における燃料消費量を差し引いた差を算出し、算出した差を環境負荷とする。
このように、推定した燃料消費量をそのまま環境負荷として評価するのではなく、通常の運転における燃料消費量を基準として、それとの比較結果を環境負荷として評価することにより、車両200の燃費が悪い場合であっても、通常の運転よりも燃費を改善するよう運転者が努力することにより、環境に与えた負荷が小さいとの評価を受けて、通行料金の割引を受けられる可能性が開ける。これにより、燃費が悪い車両200の運転者に対しても、環境にやさしい運転を心がける動機付けを与えることができる。
古くて燃費が悪い車両200を大切に乗り続けるという行為は、必ずしも環境に与える負荷が大きいとは言えず、むしろ環境にやさしい行為であると言える。また、新しくて燃費がよい車両200に買い換えるには、費用がかかる。これに対し、燃費が悪い車両200であっても、環境にやさしい運転を心がけることにより少しでも二酸化炭素の排出量を減らそうとする行為は、費用もかからず、手軽に実行することができる。したがって、運転者に対してそのような運転を心がける動機付けを与えることが、二酸化炭素排出量の削減に与える影響は大きい。
この実施の形態における料金算出装置100は、更に、通常負荷算出部142を有する。
上記通常負荷算出部142は、上記処理装置を用いて、上記道路形状記憶部130が記憶した道路の形状に基づいて、上記車両200が通行した道路を、上記車両200が通常の運転により通行した場合に、環境に与える負荷を算出して、通常負荷とする。
上記環境負荷算出部150は、上記処理装置を用いて、上記通常負荷算出部142が算出した通常負荷に基づいて、上記環境負荷を算出する。
この実施の形態における料金算出装置100によれば、車両200が環境に与えた負荷を単体で評価するのではなく、通常の運転により環境に与える負荷との比較において評価するので、車両200の燃費の違いなどによる影響よりも、運転者の心がけなどによる影響のほうを高く評価することになる。これにより、車両200の運転者は、車両200の買い替えなどコスト面の負担を強いられることなく、通行料金の割引を受けることができ、これを動機付けとすることにより、二酸化炭素の排出量を削減することができる。
なお、料金算出装置100は、車両200がその区間を通過した際の道路850の混雑状況や天候など、運転に影響を与える一時的な要因を取得し、通常負荷算出部142が、取得した要因に基づいて通常の運転(どこでどの程度の加減速するかなど)を算出し、通常の運転における燃料消費量を算出する構成であってもよい。
実施の形態4.
実施の形態4について、図8を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態3で説明した課金システム800と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
この実施の形態では、車両200の燃料消費量ではなく、車両200の運転者の運転傾向に基づいて、環境負荷を算出する構成について説明する。
料金算出装置100は、例えば、急加速、加速・減速の頻繁な繰り返し、連続高速走行などを、環境に与える負荷が大きい運転として判定し、環境に与える負荷が大きい運転をした回数に基づいて、環境負荷を算出する。
図8は、この実施の形態における料金算出装置100の機能ブロックの構成(一部)の一例を示すブロック構成図である。
通常負荷算出部142は、判定閾値算出部331を有する。
判定閾値算出部331は、CPU911を用いて、道路形状記憶部130が出力した通行経路を入力する。判定閾値算出部331は、CPU911を用いて、入力した通行経路に基づいて、環境に与える負荷が大きい運転であるか否かを判定するための閾値(以下「判定閾値」と呼ぶ。)を算出する。判定閾値算出部331は、CPU911を用いて、算出した判定閾値を出力する。
環境負荷算出部150は、大負荷運転判定部332、大負荷運転計数部333、大負荷運転回数記憶部334を有する。
大負荷運転判定部332は、CPU911を用いて、車両情報記憶部120が記憶した車両情報と、判定閾値算出部331が出力した判定閾値とを入力する。大負荷運転判定部332は、CPU911を用いて、入力した車両情報に基づいて、車両200の運転者の運転内容を判別し、入力した判定閾値を基準として、その運転内容が環境に与える負荷の大きい運転であるか否かを判定する。大負荷運転判定部332は、CPU911を用いて、判定した判定結果を出力する。
例えば、環境に与える負荷が大きい運転として、急加速を判定する場合、大負荷運転判定部332は、車両情報に基づいて車両200の加速度を算出し、判定閾値算出部331が判定閾値として算出した閾値加速度よりも、算出した加速度が大きい場合に、環境に与える負荷が大きい運転であると判定する。ここで、判定閾値算出部331は、道路850の形状によって、算出する閾値加速度を変化させる。例えば直線かつ平坦な道路では、一定の速度であることが望ましいので、閾値加速度を小さくし、カーブの出口や上り坂の手前では、ある程度の加速が必要なので、閾値加速度を大きくする。これにより、大負荷運転判定部332は、同じ加速度であっても、道路850の形状により、環境に与える負荷が大きい運転であると判定する場合と、環境に与える負荷が大きい運転でないと判定する場合とがある。
大負荷運転計数部333は、CPU911を用いて、大負荷運転判定部332が判定した判定結果に基づいて、環境に与える負荷が大きい運転であると大負荷運転判定部332が判定した回数(以下「大負荷運転回数」と呼ぶ。)を計数する。大負荷運転回数記憶部334は、磁気ディスク装置920を用いて、大負荷運転計数部333が計数した大負荷運転回数を記憶する。
環境に与える負荷が大きい運転であると大負荷運転判定部332が判定するたびに、大負荷運転計数部333は、CPU911を用いて、大負荷運転回数記憶部334が記憶した大負荷運転回数を入力し、1を加える。大負荷運転回数記憶部334は、磁気ディスク装置920を用いて、1を加えられた大負荷運転回数を記憶する。
環境負荷算出部150は、大負荷運転回数記憶部334が記憶した大負荷運転回数を、環境負荷として出力する。
このように、車両情報記憶部120が記憶した車両情報に基づいて、車両200の運転者による運転が、環境に与える負荷が大きい運転であるか否かを判定し、これに基づいて環境負荷を算出することにより、燃料消費量を推定する方式よりも、簡単に、環境負荷を算出することができる。
また、運転者の運転傾向は、運転者の心がけが直接反映されるものなので、燃料消費量よりも直接的であり、その割引率がなぜ適用されたのか、運転者に理解されやすい。したがって、必ずしも環境に与えた負荷を正確に反映していなかったとしても、運転者に対して環境にやさしい運転を心がけるよう動機付けるという意味では、強い動機付けを与えることができる。
この実施の形態における料金算出装置100において、上記環境負荷算出部150は、上記処理装置を用いて、上記車両情報記憶部120が記憶した車両情報に基づいて、上記車両200が、環境に与える負荷が大きい運転をしたか否かを判定し、判定した判定結果に基づいて、上記環境負荷を算出する。
この実施の形態における料金算出装置100によれば、環境負荷の算出が容易であり、それでいて、車両200の運転者に対して、環境にやさしい運転を心がけるよう強い動機付けを与えることができるので、二酸化炭素の排出量を削減することができる。
実施の形態5.
実施の形態5について、図9〜図10を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態4で説明した課金システム800と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
この実施の形態では、割引率算出部161が割引率を算出するいくつかの方式について説明する。
図9は、この実施の形態における環境負荷算出部150の詳細ブロックの構成の第一の例を示すブロック構成図である。
割引率算出部161は、車両200が道路850に入ってから出るまでの全区間における環境負荷に基づいて、割引率を算出する。割引率算出部161は、割引率対応記憶部418、割引率選択部419を有する。
割引率対応記憶部418は、あらかじめ、磁気ディスク装置920を用いて、環境負荷と、その環境負荷に適用される割引率との対応関係を記憶している。
割引率選択部419は、CPU911を用いて、環境負荷算出部150が出力した環境負荷を入力する。割引率選択部419は、CPU911を用いて、割引率対応記憶部418が記憶した対応関係に基づいて、入力した環境負荷に対応する割引率を選択する。割引率選択部419は、CPU911を用いて、選択した割引率を出力する。
図10は、この実施の形態における環境負荷算出部150の詳細ブロックの構成の第二の例を示すブロック構成図である。
割引率算出部161は、車両200が道路850に入ってから出るまでの間を、複数の区間に区切り、各区間における環境負荷に基づいて、各区間を評価し、全区間の評価を総合して、割引率を算出する。割引率算出部161は、区間評価判定部411、区間計数部412、区間数記憶部413、大負荷区間計数部414、大負荷区間数記憶部415、大負荷区間率算出部416、割引率対応記憶部418、割引率選択部419を有する。
区間評価判定部411は、CPU911を用いて、所定の区間ごとに、環境負荷算出部150が算出した環境負荷を入力する。区間評価判定部411は、CPU911を用いて、入力した環境負荷に基づいて、その区間の評価を判定する。区間評価判定部411は、CPU911を用いて、判定した判定結果を出力する。
例えば、環境負荷算出部150が、燃料消費量を環境負荷として算出する場合、区間評価判定部411は、その区間における燃料消費量が、所定の閾値より多い場合に、その区間を、環境に与える負荷が大きい運転をした区間(以下「大負荷区間」と呼ぶ。)であると判定し、そうでない場合に、その区間を、環境に与える負荷が小さい運転をした区間(以下「小負荷区間」と呼ぶ。)であると判定する。
区間計数部412は、CPU911を用いて、区間評価判定部411が出力した判定結果を入力する。区間計数部412は、CPU911を用いて、判定結果の内容は問わず、区間評価判定部411が判定結果を出力した回数(以下「区間数」と呼ぶ。)を計数する。すなわち、区間計数部412は、車両200が通過した区間の数を計数する。区間数記憶部413は、磁気ディスク装置920を用いて、区間計数部412が計数した区間数を記憶する。
区間評価判定部411が判定結果を出力するたびに、区間計数部412は、CPU911を用いて、区間数記憶部413が記憶した区間数を入力し、1を加える。区間数記憶部413は、磁気ディスク装置920を用いて、1を加えられた区間数を記憶する。
大負荷区間計数部414は、CPU911を用いて、区間評価判定部411が出力した判定結果を入力する。大負荷区間計数部414は、CPU911を用いて、入力した判定結果に基づいて、区間評価判定部411が大負荷区間であると判定した区間の数(以下「大負荷区間数」と呼ぶ。)を計数する。大負荷区間数記憶部415は、磁気ディスク装置920を用いて、大負荷区間計数部414が計数した大負荷区間数を記憶する。
その区間が大負荷区間であると区間評価判定部411が判定するたびに、大負荷区間計数部414は、CPU911を用いて、大負荷区間数記憶部415が記憶した大負荷区間数を入力し、1を加える。大負荷区間数記憶部415は、磁気ディスク装置920を用いて、1を加えられた大負荷区関数を記憶する。
大負荷区間率算出部416は、CPU911を用いて、区間数記憶部413が記憶した区間数と、大負荷区間数記憶部415が記憶した大負荷区間数とを入力する。大負荷区間率算出部416は、CPU911を用いて、入力した大負荷区間数を、入力した区間数で割った商を算出する。大負荷区間率算出部416は、CPU911を用いて、算出した商を大負荷区間率として出力する。
割引率対応記憶部418は、あらかじめ、磁気ディスク装置920を用いて、大負荷区間率と、その大負荷区間率に適用される割引率との対応関係を記憶している。
割引率選択部419は、CPU911を用いて、大負荷区間率算出部416が出力した大負荷区間率を入力する。割引率選択部419は、CPU911を用いて、割引率対応記憶部418が記憶した対応関係に基づいて、入力した大負荷区間率に対応する割引率を選択する。割引率選択部419は、CPU911を用いて、選択した割引率を出力する。
この方式の場合、例えば、運転者がある区間で非常に燃料消費量が大きい運転をしてしまい、その後どんなにエコ運転をしても、全体としての燃料消費量が、通常の燃料消費量を下回る可能性がない場合であっても、その区間が大負荷区間であると判定されるだけで済み、その後の区間が小負荷区間であると判定されれば、通行料金の割引を受けられる可能性がある。したがって、その後の区間において、運転者に対して、環境にやさしい運転をするよう動機付けをすることができる。
以上説明した課金システム800には、以下のような特徴がある。
車両200に搭載される車載器(車載装置210)に、動的な車両情報(緯度経度、時刻、速度、加速度、ブレーキオンオフ、アクセル開度、ウインカ、ハンドル操舵角など)を、時間や距離の一定間隔で蓄積する。車載器には、静的な車両情報(排気量、ガソリン種別、公称燃費など)のデータも格納する。これらの車両情報は、道路脇に設置されるDSRC路側器(対車両通信装置830)との間の路車間通信により路側器を経由して、上位の中央装置(料金算出装置100、エコ判定サーバ)にデータ蓄積される。
エコ判定サーバには、道路区間の傾斜度、カーブなどの道路形状情報を、データベースとして登録しておく。
エコ判定サーバでは、車載器より取得したデータをもとに、道路形状データベース(道路形状記憶部130)の情報も用いて、当該車両200のエコ運転度合いを評価し、サーバに保管する。
当該車両がETCの出口を通過する際、エコ運転度により料金割引を行う。
これにより、以下のような効果を奏する。
低環境負荷の割引に用いる車両の消費燃料情報を、車種による固定データではなく、実際に通過してきた区間での加減速情報をもとに判断することができる。
車両200の走行状態履歴より、頻繁な加減速や高速な巡航速度などによる燃料過消費による二酸化炭素排出量の変化を、上位装置(料金算出装置100)で判断することができる。
道路形状データとの比較を行うことにより、下り坂から上り坂、カーブ後の直線など、通常運転時でも加速の必要となるポイントを、ペナルティ対象外とすることができる。
DSRC通信により、ドライバ(運転者)に対してエコ運転の度合いを、音声通知や燃費結果画面などで通知するよう構成してもよい。これにより、二酸化炭素排出量やガソリン代の節約度合いをドライバが知ることができる。
ETCによる高速道路通行料金の割引というインセンティブにより、エコ運転を普及させることができる。
これにより、カタログデータ的には燃費の良い車に乗っていても、急加速、急発進など燃費の悪い運転をしているドライバには割引適用されず、型式が古くカタログデータ的に燃費の悪い車に乗りつつも、低燃費、低二酸化炭素排出に気遣って運転をしているドライバには割引適用される。
車載装置210は、例えば、車両情報管理部(送信情報記憶装置218)、ITS(Intelligent Transport Systems)車載器(車載通信装置219)、ETCカードなどを有する。
車両情報管理部は、車両200の状態情報を蓄積する。車両200の状態情報とは、例えば、緯度経度、時刻、速度、加速度、ブレーキ、アクセル開度、ウインカなど、GPSやマップマッチングによって得られる車両位置情報や車両200内部の各装置の状態情報である。車両200の状態情報の蓄積は、走行距離や時間一定による蓄積方法でもよいし、データ変化時にのみデータ蓄積を行うことでデータ量を減らす方式でもよい。
課金装置810は、例えば、ETCアンテナ、ETC制御部、料金所サーバを有する。
ITS車載器は、ETCアンテナの下を通過し、ETC制御部は、入口データをETCカードに書き込む。
対車両通信装置830は、例えば、DSRCアンテナ、DSRC制御部を有する。
DSRCアンテナの下を通過時、ITS車載器を経由して、車両情報管理部に蓄積された蓄積車両情報(車両情報)を車載器の管理番号とあわせてDSRC制御部にアップリンクする。なお、通信媒体は、DSRCに限らず、携帯電話、光ビーコンなどであってもよい。
DRSC制御部は、エコ判定サーバ(料金算出装置100)に車両からのアップリンク情報を送信する。
エコ判定サーバは、道路形状データベース(道路形状記憶部130)のデータを読み込む。
道路形状データベースには、例えば、道路の起伏勾配やカーブなど、高精度GPS測位などで得られた三次元地図データが格納される。
エコ判定サーバは、車両からアップリンクされた蓄積車両情報の緯度経度情報と、道路形状データベースのデータを用い、低燃費判定を実施する。
エコ判定サーバは、アップリンクを取得した車両200の蓄積車両情報をもとに、低燃費運転度を判断する。例えば、蓄積車両情報をもとに、減速の後の加速や、一定速度以上の連続高速走行など、燃費を悪化させる要因の有無と回数を、例えば車両200の緯度経度により判断した車両200の位置と紐付けして算出し、算出した結果から、道路形状データベースのデータをもとに加減速がやむを得ない地点を除き、その結果から低燃費運転度を判定する。
なお、エコ判定サーバは、道路の混雑状況や天候により、過去の蓄積車両状態情報の統計データなどをもとに、判定閾値や判定式を変更する構成としてもよい。エコ判定サーバは、車両200からアップリンクされるワイパー状態や速度などの車両状態情報に基づいて、区間ごとに細かく、道路の混雑状況や天候を判断する構成としてもよい。
ITS車載器は、ETC出口アンテナの下を通過し、ETC制御部は、ETCカードの入口データを読み込む。
出口料金所サーバでは、ETCカードの入口データから通行料金を計算するとともに、エコ判定サーバに対して、車載器の管理番号より判定結果の照会を行う。
エコ判定サーバから届いた判定結果をもとに、出口料金所サーバは、割引後の料金を課金する。
ITS車載器のETC機能を用いて割引き結果の音声案内を同時に行い、ドライバに割引きの有無を知らせる。
割引きの結果をエコ判定サーバから出口DSRC路側部および出口アンテナを介してITS車載器に通知する。ETC機能では通知しきれない情報を、DCRC通信を用いた画像や音声データ送信により、ドライバに通知する。
100 料金算出装置、111 受信情報取得部、112 速度算出部、120 車両情報記憶部、130 道路形状記憶部、141 通行経路判定部、142 通常負荷算出部、150 環境負荷算出部、161 割引率算出部、162 料金算出部、170 料金通知部、200 車両、210 車載装置、211 時計装置、212 走行距離測定装置、218 送信情報記憶装置、219 車載通信装置、311 モデル対応記憶部、312 モデル選択部、313 係数記憶部、314 係数取得部、315 道路形状補正部、316 燃料消費量推定部、317 燃料消費量累計部、318 燃料消費量記憶部、319 負荷評価部、326 通常消費量推定部、327 通常消費量累計部、328 通常消費量記憶部、331 判定閾値算出部、332 大負荷運転判定部、333 大負荷運転計数部、334 大負荷運転回数記憶部、411 区間評価判定部、412 区間計数部、413 区間数記憶部、414 大負荷区間計数部、415 大負荷区間数記憶部、416 大負荷区間率算出部、418 割引率対応記憶部、419 割引率選択部、800 課金システム、810 課金装置、830 対車両通信装置、840 通信回線、850 道路、901 表示装置、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信装置、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群、931 電話器、932 ファクシミリ機、940 インターネット、941 ゲートウェイ、942 LAN。

Claims (7)

  1. 車両が所定の領域を通行する際の通行料金を算出する料金算出装置において、
    データを記憶する記憶装置と、データを処理する処理装置と、車両情報記憶部と、環境負荷算出部と、料金算出部とを有し、
    上記車両情報記憶部は、上記記憶装置を用いて、時刻と、上記時刻における上記車両の位置と、上記時刻における上記車両の速度とを車両情報として記憶し、
    上記環境負荷算出部は、上記処理装置を用いて、上記車両情報記憶部が記憶した車両情報に基づいて、上記車両が環境に与えた負荷を算出して、環境負荷とし、
    上記料金算出部は、上記処理装置を用いて、上記環境負荷算出部が算出した環境負荷に基づいて、上記環境負荷が小さいほど上記通行料金が安くなるよう、上記通行料金を算出することを特徴とする料金算出装置。
  2. 上記環境負荷算出部は、上記処理装置を用いて、上記車両情報記憶部が記憶した車両情報に基づいて、上記車両が消費した燃料の消費量を算出し、算出した燃料の消費量に基づいて、上記環境負荷を算出することを特徴とする請求項1に記載の料金算出装置。
  3. 上記環境負荷算出部は、上記処理装置を用いて、上記車両情報記憶部が記憶した車両情報に基づいて、上記車両が、環境に与える負荷が大きい運転をしたか否かを判定し、判定した判定結果に基づいて、上記環境負荷を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の料金算出装置。
  4. 上記料金算出装置は、更に、道路形状記憶部を有し、
    上記道路形状記憶部は、上記記憶装置を用いて、上記所定の領域内の道路の形状を記憶し、
    上記環境負荷算出部は、上記処理装置を用いて、上記道路形状記憶部が記憶した道路の形状に基づいて、上記環境負荷を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の料金算出装置。
  5. 上記料金算出装置は、更に、通常負荷算出部を有し、
    上記通常負荷算出部は、上記処理装置を用いて、上記道路形状記憶部が記憶した道路の形状に基づいて、上記車両が通行した道路を、上記車両が通常の運転により通行した場合に、環境に与える負荷を算出して、通常負荷とし、
    上記環境負荷算出部は、上記処理装置を用いて、上記通常負荷算出部が算出した通常負荷に基づいて、上記環境負荷を算出することを特徴とする請求項4に記載の料金算出装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の料金算出装置と、対車両通信装置と、課金装置とを有し、
    上記対車両通信装置は、上記車両と通信して、時刻と、上記時刻における上記車両の位置とを受信情報として受信し、
    上記料金算出装置は、更に、受信情報取得部と、速度算出部とを有し、
    上記受信情報取得部は、上記処理装置を用いて、上記対車両通信装置が受信した受信情報を取得し、
    上記速度算出部は、上記処理装置を用いて、上記受信情報取得部が取得した受信情報に基づいて、上記時刻における上記車両の速度を算出し、
    上記車両情報記憶部は、上記記憶装置を用いて、上記受信情報取得部が取得した受信情報と、上記速度算出部が算出した速度とを、車両情報として記憶し、
    上記課金装置は、上記料金算出装置が算出した通行料金を、上記車両に対して課金することを特徴とする課金システム。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の料金算出装置と、対車両通信装置と、課金装置とを有し、
    上記対車両通信装置は、上記車両と通信して、時刻と、上記時刻における上記車両の位置と、上記時刻における上記車両の速度とを受信情報として受信し、
    上記料金算出装置は、更に、受信情報取得部を有し、
    上記受信情報取得部は、上記処理装置を用いて、上記対車両通信装置が受信した受信情報を取得し、
    上記車両情報記憶部は、上記記憶装置を用いて、上記受信情報取得部が取得した受信情報を、車両情報として記憶し、
    上記課金装置は、上記料金算出装置が算出した通行料金を、上記車両に対して課金することを特徴とする課金システム。
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