JP5429058B2 - 無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法 - Google Patents
無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5429058B2 JP5429058B2 JP2010128149A JP2010128149A JP5429058B2 JP 5429058 B2 JP5429058 B2 JP 5429058B2 JP 2010128149 A JP2010128149 A JP 2010128149A JP 2010128149 A JP2010128149 A JP 2010128149A JP 5429058 B2 JP5429058 B2 JP 5429058B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inorganic oxide
- ettringite
- oxide material
- particle size
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
一方、試料の膨張性を評価するため、試料を425μm以下に篩い分け、これを40℃の温浴に浸漬して膨張試験を行う方法がある(特許文献4を参照)。この方法では、エトリンガイトに起因した将来の膨張可能性を評価することができると考えられる。しかしながら、温浴浸漬試験に供する前にどの程度エトリンガイトが生成しており、また浸漬後にエトリンガイトがどの程度増加したかといった、化学的な情報を得ることはできない。
本発明は、かかる問題を解決するために行われたものであり、無機酸化物系材料中のエトリンガイトを高い確度で定量分析できるようにすることを目的とする。
また、本発明者らは、X線回折強度を補正するための内部標準物質の添加と、合成エトリンガイトによる検量線とを用いたX線回折法により、エトリンガイトの定量分析を行うことが最も好ましいと考えた。熱重量分析法では、エトリンガイトと同様の温度で脱水する他の鉱物が存在した場合、区別が付きにくくなるためである。ただし、熱重量分析法によりエトリンガイトの定量分析を行ってもよい。
また、高炉徐冷スラグ、高炉水砕スラグ、製鋼スラグ、フライアッシュ、ボトムアッシュ、廃コンクリート、またはそれらの2種以上の混合物を無機酸化物系材料とするのが好ましい。これらは、カルシウム、アルミニウム、硫酸根を含む材料である可能性があり、単一、もしくはこれらを混ぜ合わせて無機酸化物系材料を調製した場合、エトリンガイトが生成されることが考えられるためである。
また、本発明の無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法は、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析する工程は、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料についてX線回折の測定を行い、その測定の結果に基づいて、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析することを特徴とする。
また、本発明の無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法は、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析する工程は、前記無機酸化物系材料に含まれない物質からなる内部標準物質が添加された、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料について、前記X線回折の測定を行い、その測定の結果に基づいて、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析することを特徴とする。
また、本発明の無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法は、前記エトリンガイトを含まないことが確認されている無機酸化物材料に、合成エトリンガイトが添加された検量線作成用試料についてのX線回折の結果に基づいて、X線回折におけるエトリンガイトの信号強度と、エトリンガイトの量との関係を示す検量線を設定する工程をさらに有し、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析する工程は、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料についてX線回折の測定を行い、測定したX線回折におけるエトリンガイトの信号強度と、前記検量線とに基づいて、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析することを特徴とする。
さらに、本発明の無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法は、前記無機酸化物系材料は、高炉徐冷スラグ、高炉水砕スラグ、製鋼スラグ、フライアッシュ、ボトムアッシュ、廃コンクリート、またはそれらの2種以上の混合物であることを特徴とする。
まず、塊状の無機酸化物系材料を、ジョークラッシャー、ショックレスハンマーなどの粗粉砕方法により、粒度(直径)が5mm以下となるように粉砕する。エトリンガイトは無機酸化物系材料の粒界に水和生成しているため、粗粉砕時に脱落し、かつ柔らかく微細な結晶であるためほとんどが粉分に濃化される。後述の分析には粉分のみを供するため、例えば、気送装置を用いて集塵する仕組みを設けるなど、粗粉砕時に粉分のロスがないようにするのが好ましい。また、粉砕時に無機酸化物材料を水分に触れさせるとエトリンガイトが追加生成してしまう可能性があるため、粗粉砕は乾式で行うのが好ましい。一般的に無機酸化物系材料の粗粉砕は、試料の量が1kg程度であれば、ジョークラッシャーを用いると数秒から数10秒、ショックレスハンマーを用いると数分で完了する。粉砕時には試料に発熱もなく、また粉分としてエトリンガイトが脱落してからは、エトリンガイトにかかる荷重も最低限であるので、エトリンガイトが脱水したり、荷重により結晶子の選択的配向が生じたりする心配がない。ただし、ジョークラッシャーの様な自動粉砕機を用いて無機酸化物系材料を粗粉砕する場合には、粉砕を繰り返すことにより装置の破砕部分が熱を帯びる場合があるため、十分に破砕部分を冷却してから粉砕する必要がある。以上のようにして粗粉砕された無機酸化物材料の質量を天秤で測定する。
前述したようにして得られた150μm以下の粒度の無機酸化物材料粉分から、試料の代表性を保つよう適当な量、例えば1g程度の粉分を分取し、そこに一定割合で、粉末X線回折分析用の内部標準物質を加えて粉末試料を生成する。内部標準物質は、その配向等によって回折強度が代わる可能性があるため、無機酸化物系材料に含まれない物質であるのが好ましい(ただし、無機酸化物系材料における濃度が既知であれば内部標準物質は、無機酸化物系材料に含まれていてもよい)。無機酸化物系材料の組成にもよるが、例えば酸化イットリウム粉末、金属ケイ素粉末、酸化マグネシウム粉末等が内部標準物質として選択される。内部標準物質を添加しなくても定量は可能であるが、分析値の信頼性が落ちるため内部標準物質を添加する方が好ましい。
JIS A5015-1992に準拠させるべく製造されたHMS-25タイプの無機酸化物系材料50水準を試料(供試体)として、水浸試験を行った。水浸試験後、試料を水から引き上げ、アセトンで水和を停止させた後、常温で風乾させ、一軸圧縮強さを測定した。次に、それぞれショックレスハンマーを用いて粒度が5mm以下となるように粗試料を粉砕した。粉砕にかかった時間は、各試料10分程度であった。粗粉砕した試料を全量秤量した。
続いて金属篩を用いて粒度が150μm以下の粉体を篩い分け、秤量した。全体の試料の質量のうち、150μm以下の粒度の試料の質量の割合は、15〜23%であった。
ターゲット:Cu
管電流:56kV
管電圧:250mA
スキャンスピード:0.5°/min
サンプリング幅:0.01°
スリット:D.S.=1°,R.S.=0.15mm,S.S.=1°
試料ホルダ:ガラスホルダ
試料の回転:なし
Kβ除去:グラファイト単結晶モノクロメータ
検出器:シンチレーションカウンター
エトリンガイトの回折線は結晶方位(100)で2θ=8.3°〜9.8°付近に出現する。この回折線からバックグラウンドを差し引いた上で、ピーク面積を算出した。また、金属ケイ素粉末の回折線は結晶方位(111)で2θ=27.8°〜28.8°に出現する。この回折線に対しても同様の信号処理を行ってピーク面積を算出した上で、エトリンガイトのピーク面積を金属ケイ素のピーク面積で規格化し、これをエトリンガイトの信号強度とした。
実施例1で説明したものと同時の試料(HMS-25タイプの無機酸化物系材料50水準)のうち、任意に選択した10試料に関し、ショックレスハンマーを用いて粒度が5mm以下となるように粗粉砕し、粗粉砕した試料から5gを分取し、振動ミルを用いて各試料を約5分間粉砕した。このような試料に関し、実施例1と同様の粉末X線回折分析装置を用い、実施例1と同様の分析条件で測定を行った。
図2には、実施例とともに比較例による結果を併記した。比較例においては、エトリンガイトの質量割合が実施例に比べすべて低値であり、一軸圧縮強さとの相関もない。これらは、試料の粉砕時にエトリンガイトが相転移・脱水してしまい、エトリンガイトの見かけの含有率が低くなったためであると考えられる。エトリンガイトの質量割合と一軸圧縮強さとの相関係数は、実施例が0.85であったのに対し、比較例が0.005であり、実施例の方が比較例よりも高い確度で無機酸化物系材料中のエトリンガイトの量を分析できていることがわかる。
Claims (5)
- 無機酸化物系材料を5mm以下の粒度に粗粉砕して全質量を測定する工程と、
前記粗粉砕した無機酸化物系材料から150μm以下の粒度の無機酸化物系材料を篩い取る工程と、
前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料の質量を測定する工程と、
前記無機酸化物系材料の全量に対する前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料の質量割合を算出する工程と、
前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析する工程と、
前記エトリンガイトの定量値から前記150μm以下の粒度の無機系酸化物材料に対する前記エトリンガイトの質量割合を算出する工程と、
前記無機系酸化物材料の全量に対する前記エトリンガイトの質量割合を算出する工程と、
を有し、
前記無機系酸化物材料の全量に対する前記エトリンガイトの質量割合を算出する工程は、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中のエトリンガイトの質量割合に、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料の質量割合を乗算した値を、前記無機酸化物材料の全量に存在するエトリンガイトの質量割合とすることを特徴とする無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法。 - 前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析する工程は、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料についてX線回折の測定を行い、その測定の結果に基づいて、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析することを特徴とする請求項1に記載の無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法。
- 前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析する工程は、前記無機酸化物系材料に含まれない物質からなる内部標準物質が添加された、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料について、前記X線回折の測定を行い、その測定の結果に基づいて、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析することを特徴とする請求項2に記載の無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法。
- 前記エトリンガイトを含まないことが確認されている無機酸化物材料に、合成エトリンガイトが添加された検量線作成用試料についてのX線回折の結果に基づいて、X線回折におけるエトリンガイトの信号強度と、エトリンガイトの量との関係を示す検量線を設定する工程をさらに有し、
前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析する工程は、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料についてX線回折の測定を行い、測定したX線回折におけるエトリンガイトの信号強度と、前記検量線とに基づいて、前記150μm以下の粒度の無機酸化物系材料中に含まれるエトリンガイトを定量分析することを特徴とする請求項2または3に記載の無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法。 - 前記無機酸化物系材料は、高炉徐冷スラグ、高炉水砕スラグ、製鋼スラグ、フライアッシュ、ボトムアッシュ、廃コンクリート、またはそれらの2種以上の混合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010128149A JP5429058B2 (ja) | 2010-06-03 | 2010-06-03 | 無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010128149A JP5429058B2 (ja) | 2010-06-03 | 2010-06-03 | 無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011252850A JP2011252850A (ja) | 2011-12-15 |
JP5429058B2 true JP5429058B2 (ja) | 2014-02-26 |
Family
ID=45416888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010128149A Active JP5429058B2 (ja) | 2010-06-03 | 2010-06-03 | 無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5429058B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2747022C1 (ru) * | 2020-05-28 | 2021-04-23 | ФЕДЕРАЛЬНОЕ ГОСУДАРСТВЕННОЕ БЮДЖЕТНОЕ УЧРЕЖДЕНИЕ "ВСЕРОССИЙСКИЙ ОРДЕНА "ЗНАК ПОЧЕТА" НАУЧНО-ИССЛЕДОВАТЕЛЬСКИЙ ИНСТИТУТ ПРОТИВОПОЖАРНОЙ ОБОРОНЫ МИНИСТЕРСТВА РОССИЙСКОЙ ФЕДЕРАЦИИ ПО ДЕЛАМ ГРАЖДАНСКОЙ ОБОРОНЫ, ЧРЕЗВЫЧАЙНЫМ СИТУАЦИЯМ И ЛИКВИДАЦИИ ПОСЛЕДСТВИЙ СТИХИЙНЫХ БЕДСТВИЙ" (ФГБУ ВНИИПО МЧС России) | Термогравиметрический способ оценки качества осланцевания горных выработок |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5724885B2 (ja) * | 2012-01-11 | 2015-05-27 | 新日鐵住金株式会社 | 無機酸化物材料に含まれるエトリンガイト分子中の水分量の決定方法 |
JP5772749B2 (ja) * | 2012-07-23 | 2015-09-02 | 新日鐵住金株式会社 | 無機酸化物材料に含まれるエトリンガイト分子中の水分量の決定方法 |
CN104198511A (zh) * | 2014-07-23 | 2014-12-10 | 浙江工业大学 | 一种水泥硬化浆体中三硫型水化硫铝酸钙含量的定量检测方法 |
JP6886363B2 (ja) * | 2017-08-10 | 2021-06-16 | 五洋建設株式会社 | セメント改良土の強度推定方法 |
JP7424068B2 (ja) * | 2020-01-21 | 2024-01-30 | 株式会社大林組 | ベントナイト混合土の管理方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2612071B2 (ja) * | 1989-09-01 | 1997-05-21 | 電気化学工業株式会社 | 耐塩性ポールの製法 |
JP4336793B2 (ja) * | 2003-05-30 | 2009-09-30 | 吉澤石灰工業株式会社 | 水硬性材料の製造方法および水硬性建築材料 |
JP4777142B2 (ja) * | 2006-05-19 | 2011-09-21 | 新日本製鐵株式会社 | 酸化物系無機材料中の遊離酸化マグネシウム定量方法 |
JP4833735B2 (ja) * | 2006-05-19 | 2011-12-07 | 新日本製鐵株式会社 | 製鉄スラグ中の硫酸マグネシウムの定量方法 |
JP5878278B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2016-03-08 | ライオン株式会社 | ホウ素除去用水処理剤及び水処理方法 |
JP5414170B2 (ja) * | 2007-11-15 | 2014-02-12 | 太平洋セメント株式会社 | 石炭灰の評価方法 |
JP5259199B2 (ja) * | 2008-01-15 | 2013-08-07 | 株式会社リガク | X線回折定量分析方法、x線回折定量分析装置、アスベストのx線回折定量分析方法及びアスベストのx線回折定量分析装置 |
US8043426B2 (en) * | 2008-05-13 | 2011-10-25 | Abdel-Mohsen Onsy Mohamed | Method for treating cement kiln dust |
JP5157639B2 (ja) * | 2008-05-22 | 2013-03-06 | Jfeスチール株式会社 | 路盤用材料を選別するための膨張性評価方法 |
-
2010
- 2010-06-03 JP JP2010128149A patent/JP5429058B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2747022C1 (ru) * | 2020-05-28 | 2021-04-23 | ФЕДЕРАЛЬНОЕ ГОСУДАРСТВЕННОЕ БЮДЖЕТНОЕ УЧРЕЖДЕНИЕ "ВСЕРОССИЙСКИЙ ОРДЕНА "ЗНАК ПОЧЕТА" НАУЧНО-ИССЛЕДОВАТЕЛЬСКИЙ ИНСТИТУТ ПРОТИВОПОЖАРНОЙ ОБОРОНЫ МИНИСТЕРСТВА РОССИЙСКОЙ ФЕДЕРАЦИИ ПО ДЕЛАМ ГРАЖДАНСКОЙ ОБОРОНЫ, ЧРЕЗВЫЧАЙНЫМ СИТУАЦИЯМ И ЛИКВИДАЦИИ ПОСЛЕДСТВИЙ СТИХИЙНЫХ БЕДСТВИЙ" (ФГБУ ВНИИПО МЧС России) | Термогравиметрический способ оценки качества осланцевания горных выработок |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011252850A (ja) | 2011-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5429058B2 (ja) | 無機酸化物系材料中のエトリンガイトの定量分析方法 | |
Stutzman | Scanning electron microscopy imaging of hydraulic cement microstructure | |
Snellings et al. | Clinkering reactions during firing of recyclable concrete | |
Lee et al. | Assessing Aggregates for Radiation-Shielding Concrete. | |
Champenois et al. | Beneficial use of a cell coupling rheometry, conductimetry, and calorimetry to investigate the early age hydration of calcium sulfoaluminate cement | |
Maier et al. | An approach for the evaluation of local raw material potential for calcined clay as SCM, based on geological and mineralogical data: Examples from German clay deposits | |
Khelifi et al. | X-ray fluorescence analysis of Portland cement and clinker for major and trace elements: accuracy and precision | |
Povarov et al. | Quantitative determination of trace heavy metals and selected rock-forming elements in porous carbon materials by the X-ray fluorescence method | |
Aubert et al. | Characterization of earth used in earth construction materials | |
Aranda et al. | Diffraction and crystallography applied to hydrating cements | |
Ghiasi et al. | Investigating the kinetics, mechanism, and activation energy of limestone calcination using isothermal analysis methods | |
Ahonen et al. | Quality assurance of the bentonite material | |
Aranda et al. | Powder-diffraction characterization of cements | |
JP2020165962A (ja) | 鉱石試料の分析方法 | |
Loureiro et al. | How to estimate the binder: aggregate ratio from lime-based historic mortars for restoration? | |
Hauková et al. | Characterisation of historic mortars for conservation diagnosis | |
Castro et al. | Quantitative assessment of alkali-reactive aggregate mineral content through XRD using polished sections as a supplementary tool to RILEM AAR-1 (petrographic method) | |
Adams et al. | Applicability of standard alkali-silica reactivity testing methods for recycled concrete aggregate | |
JP2011099730A (ja) | モルタルあるいはコンクリートの配合推定方法 | |
Araiza et al. | A new accelerated testing scheme to evaluate the potential oxidation reaction of sulfide-bearing aggregates in concrete specimens | |
Wang et al. | Quantitative determination of quaternary solid waste-based binders and its hydrates by XRD | |
Webster et al. | Predicting iron ore sinter strength through partial least square regression (PLSR) analysis of X-ray diffraction patterns | |
Zatloukal et al. | Analysis of Powder Samples Extracted from Concrete Structures of Nuclear Plant | |
Muñoz et al. | Optimization of Parameters of the New Turner-Fairbank Alkali-Silica Reactivity Susceptibility Test (T-Fast) | |
JP6844390B2 (ja) | 焼結鉱の強度評価方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120809 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131023 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131118 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5429058 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |