JP5428755B2 - ガス充填装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス充填装置に係り、特に、高圧タンクの検査等に用いられるガス充填装置に関する。
従来、ヘリウムガスだけを検査ガスとして用いて高圧タンクのガス漏れ検査が行われることが知られている。この検査方法では、気密性の容器内に検査対象の高圧ガスタンクを収納した後、この高圧タンク内に圧縮機で昇圧されたヘリウムガスが設定圧力まで充填される。
ヘリウムガスは高価なガスであるため、検査後に回収して繰り返し再利用される。検査に用いられるヘリウムガスに空気が混合されてヘリウム濃度が低下すると、高圧タンクの検査精度が悪くなる。そのため、高圧タンク内に存在する空気が検査ガスであるヘリウムガスに混合されないように、ガス充填前に高圧タンク内の空気をヘリウムガスに置換する作業が必要であり、その置換作業の分だけ検査時間が長くなっていた。また、この置換作業の過程では、一部のヘリウムガスが高圧タンク内の空気と廃棄されて無駄になり、ガス消耗費が発生していた。
また、上記検査方法では、高圧タンクの設定圧力が例えば数十Mpaと非常に高圧である場合、ヘリウムガスの昇圧は1回の圧縮工程では足りず、2段階の圧縮工程で行わなければならなかった。そのために、ヘリウムガスを一次昇圧する圧縮機とこの圧縮機から排出されたヘリウムガスを一時貯留するFRP(繊維強化プラスチック)製の蓄圧器、および、この蓄圧器から供給されたヘリウムガスを二次昇圧する圧縮機および二次昇圧されたヘリウムガスを一時貯留するFRP製の蓄圧器を設けなければならず、大型の検査設備の設置スペースが必要になるとともに、設備導入費および修理や法令点検にかかる維持費が嵩むという問題もあった。
さらに、高圧タンクへのガス充填は所定温度、具体的には85℃以下で行われなければならないことが法令で決められている。一般に気体は圧縮されることによって昇温することから、上記のように二次昇圧したヘリウムガスを蓄圧器から高圧タンクへ充填する場合には圧縮により昇温したヘリウムガスをガス冷却器で冷却したうえで高圧ガスタンク内に充填しなければならなかった。そのため、ガス冷却器(または「プレクーラ」ともいう。)の設備とその冷却のためのエネルギーコストも必要であった。
なお、上記ヘリウムガスに代えて水素が検査ガスとして用いられることがある。この場合、水素がタンク内の空気と混合されると燃焼気体になることから、検査の安全性を確保するため高圧タンク内のガス置換作業を慎重かつ十分に行う必要があり、この場合においても検査時間が長くなるとともにガス消耗費が発生することになる。
ここで、本発明の関連文献として、特許文献1には、温度式膨張弁の感温制御部の気密検査機であって、アナライザー先端の吸入部分に液体窒素にて吸引したガス中の水分を吸着させることができる高感度ヘリウムリークディテクターによって、真空引きされたチャンバー内に収納された上記感温制御部からのヘリウムガスの洩れを検出することが記載されている。
また、特許文献2には、液化ガスを気化器において大気熱でガス化した常温の高圧ガスをガス容器に設定圧力まで充填するガス充填装置が開示されている。このガス充填装置では、液化ガス供給源から供給された液化ガスを貯留して、その一部を大気熱でガス化して昇圧するアキュムレータと、アキュムレータの蓄圧室でガス化した低温ガスを冷却ラインを介してアキュムレータの蓄圧室周囲の断熱空間部に流入させることにより液化ガスを貯留するアキュムレータの蓄圧室の冷却に利用すること、および、気化器において大気熱でガス化した高圧ガスが還流ラインを経てアキュムレータの蓄圧室に還流されて蓄圧室から気化器への液化ガスの送液を促進することが記載されている。
特開平11−304628号公報 特開2006−52809号公報
上記特許文献1の気密検査機は、検査対象物が温度式膨張弁の感温制御部という比較的小さいものであるため、それを収納する気密性のチャンバーも比較的小さいもので足りるが、大型の高圧タンクを収納する大きな気密性容器を真空引きするには大型のポンプが必要であり、かつ、その真空引きにも時間がかかるため、大型の高圧タンクの検査には適さない。また、特許文献1の気密検査機では、検査ガスとしてヘリウムガスだけを用いて行う上述したようなガス漏れ検査方法における高圧タンク内のガス置換作業等の問題を解消できない。
一方、特許文献2のガス充填装置では、液化ガスとしての液体酸素を気化器において大気熱で常温の酸素にガス化し、この常温の酸素を携帯タイプの医療用酸素ボンベに設定圧力まで充填することが例示されている。しかしながら、ガス容器が例えば燃料電池自動車用の高圧水素タンクのように設定圧力が非常に高圧の容器である場合には、何らの圧送手段を含まない特許文献2の構成では水素ガスを設定圧力まで充填することはできない。
本発明の目的は、比較的簡単な構成として設備コストを抑制しながら検査対象等となる高圧タンクへのガス充填を迅速に行うことができるガス充填装置を提供することにある。
本発明に係るガス充填装置は、液化ガスを貯留する液化ガス貯留部と、液化ガス貯留部から液化ガスを圧送する圧送部と、圧送部により圧送された液化ガスを熱交換媒体との熱交換により気化させる気化器と、気化器とガス容器との間を接続して気化器で気化したガスをガス容器に充填するためのガス経路と、ガス経路を流れるガス流量を検出するガス流量検出部と、ガス容器内の圧力を検出する容器内ガス状態検出部と、気化器により気化したガスがガス容器内に設定圧力まで充填されるようにガス流量検出部および容器内ガス状態検出部による検出結果に基づいて圧送部および気化器の作動を制御する制御部と、前記気化器により気化したガスとは異なるガス漏れ検査用の検知ガスを供給する検知ガス供給部と、を備える。
また、本発明に係るガス充填装置において、前記液化ガスは液体窒素であり、前記検知ガスは水素であり、前記制御部は、前記圧送部、気化器および検知ガス供給部を制御して、液化ガス貯留部から圧送部により液送される液体窒素を気化器で気化させた窒素をガス容器に設定圧力まで充填する途中で、前記検知ガス供給部から供給される所定量の水素をガス経路を介してガス容器に充填してもよい。
また、本発明に係るガス充填装置において、前記液化ガスは液体窒素であり、前記検知ガスはヘリウムであり、前記制御部は、前記圧送部、気化器および検知ガス供給部を制御して、液化ガス貯留部から圧送部により液送される液体窒素を気化器で気化させた窒素をガス容器に設定圧力まで充填するのに先立って、前記検知ガス供給部から供給される所定量のヘリウムをガス経路を介してガス容器に充填してもよい。
また、本発明に係るガス充填装置において、前記容器内ガス状態検出部はガス容器内の温度を検出する温度センサを含み、前記制御部は、前記温度センサによって検出される温度が所定温度を超えないように前記圧送部および気化器の作動を制御してもよい。
また、本発明に係るガス充填装置において、前記圧送部は液送ポンプからなり、前記制御部による作動制御は、前記液送ポンプについては回転数制御、前記気化器については前記熱交換媒体の流量および温度の少なくともいずれか一方の調整であってもよい。
また、本発明に係るガス充填装置において、気密性のハウジングであって内部の検知ガス濃度を検出する検知ガス濃度検出部が設けられたハウジング内に収納された前記ガス容器に、前記液化ガスを気化させたガスと検知ガスとを設定圧力まで充填して、ガス容器からのガス漏れを検査するガス容器検査設備に適用されてもよい。
また、本発明に係るガス充填装置において、前記ガス経路にはガス流量調節部が設けられており、ガス流量調節部は、前記制御部からの指令に応じてガス経路を開閉または開度調節してもよい。
また、本発明に係るガス充填装置において、前記ガス経路にはガス容器に充填されるガスの温度および圧力を検出する充填ガス状態検出部が設けられており、前記制御部は、前記容器内ガス状態検出部によって検出される容器内の温度および圧力と前記充填ガス状態検出部によって検出される充填ガスの温度および圧力とに基づいて前記圧送部および気化器の作動を制御してもよい。
さらに、本発明に係るガス充填装置において、前記液化ガスは液体水素であり、前記ガス容器は燃料電池車両に搭載された水素タンクであり、水素供給ステーションにおいて用いられてもよい。
本発明に係るガス充填装置によれば、液化ガス貯留部から圧送部によって圧送される液化ガスを気化器で熱交換により気化させてガス経路を介してガス容器に設定圧力まで充填する構成としたことで、充填ガスを昇圧するための圧縮機および蓄圧器、昇圧された充填ガスを冷却するためのガス冷却器等の機器を不要とすることができ、ガス充填装置の構成を比較的簡単なものにすることができる。これにより、ガス充填装置およびこれを用いたガス容器検査設備の設置スペース、設備導入費、および、設備点検維持費を低減することができる。
また、圧送された液化ガスを気化させる際に生じる急激な体積膨張を利用して装置内で高圧の充填ガスを発生させることができるから、ガス圧縮機を用いることなくガス容器に高圧の設定圧力まで迅速にガス充填を行うことができる。
さらに、制御部は、気化器により気化したガスがガス容器内に設定圧力まで充填されるようにガス流量検出部および容器内ガス状態検出部による検出結果に基づいて圧送部および気化器の作動を制御するから、ガス容器の充填状況を監視しながらガス充填操作を最適化することができる。
本発明に係るガス充填装置において、液化ガス貯留部に貯留される液化ガスを液体窒素、検知ガス供給部からガス経路に供給される検知ガスを水素またはヘリウムとし、ガス容器に充填される充填ガスを窒素リッチな混合ガスとすれば、水素およびヘリウムに比べて安価な窒素が大部分を占める混合ガスをガス容器用検査ガスとして用いることで、検査後にガス容器から放出された検査ガスを回収することなく廃棄するのを許容することができる。これにより、水素またはヘリウムだけを検査ガスとして用いてガス容器のガス漏れ検査を行う場合に必要であったガス容器内のガス置換作業が不要になり、ガス容器の検査時間を短縮できるとともに、ガス置換作業で発生していたガス消耗費についても解消される。
本発明の一実施形態であるガス充填装置を含むガス容器検査設備の構成を概略的に示す図である。 図1に示すガス容器検査設備において実行されるガスタンクの検査手順を示すフローチャートである。 ガスタンクに対するガス充填、ガス漏れ検査、および充填ガス放出の過程でのガスタンク内の圧力および温度と、充填ガスの温度とを時間との関係で概略的に示すグラフである。 本発明の別実施形態のガス充填装置が水素供給ステーションに用いられる態様を概略的に示す図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。
図1は、本発明の一実施形態であるガス充填装置10を含むガス容器検査設備1の構成を概略的に示す。ガス充填装置10は、液化ガスを貯留する液化ガス貯留部12と、液化ガス貯留部12から液化ガスを圧送する液送ポンプ14(圧送部)と、液送ポンプ14により圧送された液化ガスを熱交換媒体との熱交換により気化させる気化器16と、気化器16と検査対象となるガスタンク18との間を接続して気化器16で気化したガスをガスタンク18に充填するための例えば金属製配管からなるガス経路20と、ガス経路20を流れるガス流量を検出する流量計(ガス流量検出部)22と、ガスタンク18内の圧力および温度を検出するタンク内ガス状態検出部28と、気化器16により気化したガスがガスタンク内に設定圧力まで充填されるように流量計22およびタンク内ガス状態検出部28による検出結果に基づいて液送ポンプ14および気化器16の作動を制御する制御部30と、を備える。
また、ガス充填装置10を含むガス容器検査設備1は、さらに、ガスタンク18を気密状態で収納可能なハウジング32を備える。ハウジング32には、内部に収納されたガスタンク18から漏出する検知ガス、例えば水素の濃度を検出するリークディテクタ(検知ガス濃度検出部)が設けられている。リークディテクタ34には、市販または公知のどのようなものが用いられてもよいが、ガスタンク18からハウジング32内に漏れ出た少量の検知ガスを高精度に検出できるものであることが好ましい。
液化ガス貯留部12は、コールドエバポレータタンク(「CEタンク」とも称される。)が好適に用いられる。本実施形態では、液化ガス貯留部12内に液化ガスとしての超低温の液体窒素(沸点−195.8℃)が貯留されている。ただし、本発明のガス充填装置は、窒素ガスの充填に限定されるものではなく、例えば水素、ヘリウム、酸素などのガスをガス容器に充填するために用いられる場合には、液体水素、液体ヘリウム、液体酸素などが液化ガス貯留部12に貯留されることになる。
液送ポンプ14は、液化ガス貯留部12に貯留された液体窒素を液体状態のまま気化器16へと圧送するためのものである。液送ポンプ14は、制御部30からの指令に応じて作動が制御され、回転数を変更することにより吐出量や吐出圧を適宜に調節することができる。液体窒素を圧送可能な液送ポンプ14として、最大吐出圧が100Mpa以上である既製品を市場で入手することが可能である。
気化器16は、液送ポンプ14から圧送された液体窒素が流れる窒素流路36とこれに隣接して設けられた温水流路38との間で熱交換を行う熱交換器である。気化器16において窒素流路36を流れる液体窒素は、温水が流れる温水流路38からの受熱により気化して窒素ガス(以下、適宜に「窒素」とだけいう。)となる。気化器16からガス経路20に供給される窒素の流量および圧力は、液送ポンプ14の回転数制御に加えて、温水流路38を流れる温水の流量および温度のいずれか一方または両方が制御部30からの指令に応じて温水調整部40により調整されることによって適宜に制御することができる。なお、本実施形態では気化器16を流れる熱交換媒体が温水であるものとして説明するが、これに限定されるものではなく、例えば水蒸気、大気などの流体が熱交換媒体として用いられてもよい。
上記ガス経路20は、検知ガス供給部42が接続されている。検知ガス供給部42は、制御部30からの指令に応じて所定量の検知ガス、例えば水素(またはヘリウム)をガス経路20に供給する。また、ガス経路20には、上記流量計22のほかに、調圧弁(ガス流量調節部)44、温度計(充填ガス状態検出部)46、圧力計(充填ガス状態検出部)48、およびリリーフ弁50が矢印Aで示すガス流れ方向に沿って順に配置されている。
調圧弁44には、例えば、パルスモータによって弁体が開閉駆動される電動式バルブが好適に用いられる。調圧弁44は、制御部30からの指令に応じてガス経路20を開閉または開度調節することができる。これにより、ガス経路20を介してガスタンク18に充填されるガスの流量および圧力が制御される。このような調圧弁44をガス経路20に設けることで、ガスタンク18に充填されるガス流量およびガス圧力をより正確にコントロールすることができる。
なお、調圧弁44は、充填ガスの流れ方向に関して流量計22の下流側に設置されてもよい。また、調圧弁44に代えて、開閉動作のみが可能な電磁式の開閉弁を用いてもよい。さらに、液送ポンプ14および気化器16の作動制御だけでガスタンク18に所定の設定圧力までガス充填する場合には、調圧弁44は省略されてもよい。
温度計46および圧力計48は、ガス経路20を流れる充填ガスの温度および圧力を検出するものである。これらの温度計46および圧力計48によって検出された温度および圧力は、制御部30に入力されて、液送ポンプ14および気化器16の作動制御、必要に応じて調圧弁44の開度調節に用いられる。
リリーフ弁50は、ガス経路20を流れる充填ガスの圧力が異常に高くなったときに大気開放される安全弁である。また、リリーフ弁50は、制御部30からの指令に応じて開弁されることができ、検査終了後にガスタンク18内の高圧ガスを大気に放出するための放出弁としても機能する。
ガスタンク18内の圧力および温度を検出するタンク内ガス状態検出部28は、温度センサ24および圧力センサ26によって構成されることができる。温度センサ24および圧力センサ26によって検出されるガスタンク18内の温度および圧力は、制御部30に入力されて、液送ポンプ14および気化器16の作動制御、必要に応じて調圧弁44の開度調節に用いられる。なお、図1において温度センサ24および圧力センサ26は、ガスタンク18の円筒状胴部辺りに示されているが、ガス経路20の端部が接続されるガスタンク18の口金部(図示せず)近傍に設置されてもよい。
次に、図2および3を参照して、上記構成からなるガス充填装置10を含むガス容器検査設備1によるガスタンク18の検査手順について説明する。図2はガス充填装置10を含むガス容器検査設備1において実行されるガスタンクの検査手順を示すフローチャートであり、図3はガスタンク18に対するガス充填、ガス漏れ検査、および充填ガス放出の過程でのガスタンク内の圧力および温度と充填ガスの温度とを時間との関係で概略的に示すグラフである。図3において、ガスタンク18内の圧力が太い実線52で示され、ガスタンク18内の温度が細い実線54で示され、ガス経路20で検出される充填ガスの温度が一点鎖線56で示され、法令で定められる高圧ガス充填時の上限温度85℃が横方向に延びる破線58で示されている。
図2に示される検査手順S10〜S38は、制御部30に含まれるCPUによるソフトウエア処理によって実行可能である。ただし、手順の一部がハードウエア資源によって実行されてもよい。
検査を開始するに当たり、検査対象となるガスタンク18がハウジング32内に収納され、温度センサ24および圧力センサ26がタンク内に設置されてから、ガス経路20がガスタンク18の口金部に接続される。そして、ハウジング32は、気密性が確保された状態に閉じられる。
検査が開始されると、まず、ステップS10において、設備1およびガスタンク18の初期温度および初期圧力が確認される。これらの初期温度および初期圧力は、設備1については温度計46および圧力計48による検出結果が、ガスタンク18については温度センサ24および圧力センサ26による検出結果がそれぞれ用いられる。
次に、ステップS12において、液送ポンプ14および気化器16を作動させるとともに、調圧弁44を開弁させる。これにより、液化ガス貯留部12から液体窒素が気化器16に圧送され、気化器16で気化した窒素がガス経路20に調圧弁44および流量計22を介して送られる。そして、続くステップS14において、ガス経路20を流れる窒素の温度を確認する。この確認では、温度計46によって検出される窒素の温度が、ガス充填に適した所定の氷点下温度範囲にあるか否かが判定される。窒素温度が所定の氷点下温度範囲に入っていない場合には、ステップS16において気化器16を流れる温水の流量や温度を調整する。具体的は、例えば、窒素の温度が低すぎる場合には、温水の流量を増加させるか、温水の温度を上昇させるか、又は、その両方を実行する。このような調整を行いながら窒素温度を確認するフィードバック制御が、窒素温度が所定範囲内の温度になるまで繰り返し実行される。
気化器16の温水の流量等の調整によってガス経路20を流れる窒素が所定温度範囲内であることが確認されると、続くステップS18において、ガスタンク18への窒素の充填を継続して実行する。このとき、制御部30は、ガス経路20を流れる窒素の温度および圧力と、ガスタンク18内の温度および圧力を監視している。
ガスタンク18への窒素充填が所定時間t1だけ実行された後、ステップS20において窒素の充填を一旦中断する。この中断は、液送ポンプ14および気化器16の作動を停止させることよって実行される。そして、この窒素充填の中断の間(図3中の時間期間t2に相当)に、ステップS22,24において、検知ガス供給部42から所定量の水素をガス経路20に供給してガスタンク18に充填する。この水素の量は、ガスタンク18が所定の設定圧力(例えば70Mpa)まで窒素が充填されたときにガスタンク18内の水素濃度が例えば数%になる程度の少量で足りる。逆にいえば、充填完了時にガスタンク18内に充填されている混合ガスのほとんどが多量の窒素で占められることになる。また、ガスタンク18内に当初から入っていた空気中の酸素は、水素充填に先立って充填された窒素によって十分に希釈されて低濃度になっているため、検知ガスとして水素が少量充填されても燃焼する危険性はない。
なお、検知ガスとしてヘリウムを用いた場合には、ヘリウムは可燃性ガスではないことから、ガスタンク18への窒素充填に先立って、まず、少量のヘリウムをガスタンク18に充填することができる。
ガスタンク18への水素充填を完了すると、ステップS26において、液送ポンプ14および気化器16を作動させてガスタンク18への窒素充填を再開する。このとき、ステップS28において、温度計46および流量計22からの検出結果に基づいてガス経路20を流れる窒素の温度と充填ガス流量とを確認するとともに、温度センサ24および圧力センサ26による検出結果に基づいてガスタンク18内の温度および圧力を確認する。
ここで、ガスタンク18のガス漏れ検査時に高圧の設定圧力までガス充填する作業は、タンク内温度が所定上限温度、具体的には85℃以下で行わなければならないことが法令で規定されている。図3中の実線54で示されるように、ガスタンク18へのガス充填が進んでタンク内圧力が高くなるに連れてタンク内温度は上昇していく。タンク内温度が85℃以下の状態を保ったまま窒素充填を完了できれば問題はない。しかし、充填される窒素の温度や流量によってはタンク内圧力が設定温度に到達する前に、タンク内温度が85℃以上になることもあり得る。制御部30は、ガス充填過程においてタンク内温度を常時監視し、ステップS30において、タンク内圧力が設定圧力に到達前に85℃を超えないように液送ポンプ14の回転数制御、ならびに、気化器16の温水の流量および温度の再調整を実行する。具体例としては、液送ポンプ14の回転数を低下させて圧送される液体窒素量を減少させる、気化器16の温水の流量や温度を落として充填される窒素ガスの温度や流量を低下させる、調圧弁44の開度を小さくして充填される窒素の流量を絞る等が挙げられる。
なお、このようなステップS30における調整は、タンク内温度を監視しながらガス充填完了まで継続して行ってもよいし、あるいは、ステップS28の確認時点でのタンク内圧力、タンク内温度、それまでのガス充填量、そのときのガス経路20内の窒素の温度や圧力等に基づいて設定圧力到達時のタンク内温度を予測し、その予測温度が85℃を超えないような作動条件を選択して液送ポンプ14、気化器16および調圧弁44を制御してもよい。上記のようなタンク内温度の予測およびそれに応じた作動条件の選択は、制御部30に含まれるROM等の記憶装置に予め記憶された経験値、実験値、シュミレーション値等を参照することによって可能となる。
それから、ステップS32において、ガスタンク18内の圧力が上記設定圧力になるまで窒素の充填を継続し(図3中の時間期間t3に相当)、ステップS34において、上記設定圧力に到達したことが確認されると液送ポンプ14および気化器16を作動停止させるとともに調圧弁44を閉弁して、ガスタンク18へのガス充填を完了する。
ガスタンク18へのガス充填が完了した後、ステップS36において、リークディテクタ34によってハウジング32内の水素濃度が所定時間t4にわたって測定され、測定結果が制御部30に入力される。制御部30は、リークディテクタ34による測定結果に基づきガスタンク18の良否を判定する。
そして、リークディテクタ34による測定が終了すると、ステップS38において、リリーフ弁50が開弁されることによってガスタンク18に充填されていた検査ガスが大気に放出される(図3中の時間期間t5に相当)。これにより、ガスタンク18のガス漏れ検査が終了する。
上記のように、本実施形態にガス充填装置10によれば、液化ガス貯留部12から液送ポンプ14によって圧送される液体窒素を気化器16で熱交換により気化させて低温高圧の窒素ガスを発生させ、その窒素ガスをガス経路20を介してガスタンク18に設定圧力まで充填する構成としたことで、充填ガス昇圧用の圧縮機および蓄圧器や、昇圧された充填ガスを冷却するためのガス冷却器等の機器を不要とすることができ、ガス充填装置10の構成を比較的簡単なものにすることができる。これにより、ガス充填装置10およびこれを用いたガス容器検査設備1の設置スペース、設備導入費、および、設備点検維持費を低減することができる。
また、圧送された液体窒素を気化させる際に生じる約700倍という急激な体積膨張を利用して装置10内で高圧の窒素ガスを発生させることができるから、ガス圧縮機を用いることなくガスタンク18に高圧の設定圧力まで迅速にガス充填を行うことができる。
さらに、制御部30は、気化器16により気化した窒素ガスがガスタンク18内に設定圧力まで充填されるように、流量計22、温度計46、圧力計48およびタンク内ガス状態検出部28による検出結果に基づいて液送ポンプ14および気化器16の作動を制御するから、ガスタンク18の充填状況を監視しながらガス充填操作中の窒素ガスの温度や流量等を最適化することができる。
さらにまた、窒素は、市場価格が水素に比べて約半分、ヘリウムに比べて約20分の1と安価であり、このような安価な窒素がほとんどを占める混合ガスをガスタンク18の検査ガスとして用いることで、検査後にガスタンク18から放出された検査ガスを回収することなく廃棄するのを許容することができる。これにより、水素またはヘリウムだけを検査ガスとして用いてガスタンク18のガス漏れ検査を行う場合に必要であったガスタンク18内のガス置換作業が不要になり、ガスタンク18の検査時間を短縮できるとともに、ガス置換作業で発生していたガス消耗費についても解消される。
上記実施形態では、ガス充填装置をガス容器検査設備に適用した例について説明したが、本発明に係るガス充填装置はこの用途に限定されるものではなく、種々の液化ガスから気化させたガスをガス容器に設定圧力まで充填するのに広く適用可能である。
例えば、図4に示すように、ガス充填装置10aは、燃料電池自動車2に搭載された水素タンク18aに水素を充填する水素供給ステーションにおいて用いられてもよい。このガス充填装置10aは、液化ガス貯留部12に液体水素(沸点−253℃)が貯留されていることと、検知ガス供給部42およびリリーフ弁50が設けられていないことを除いて上記実施形態のガス充填装置10と同じ構成を有しており、同一または類似の要素に同一または類似の符合を付して詳細な説明を省略する。
1 ガス容器検査設備、2 燃料電池自動車、10,10a ガス充填装置、12液化ガス貯留部、14 液送ポンプ、16 気化器、18 ガスタンク、18a 水素タンク、20 ガス経路、22 流量計、24 温度センサ、26 圧力センサ、28 タンク内ガス状態検出部、30 制御部、32 ハウジング、34 リークディテクタ、36 窒素流路、38 温水流路、40 温水調整部、42 検知ガス供給部、44 調圧弁、46 温度計、48 圧力計、50 リリーフ弁。

Claims (8)

  1. 液化ガスを貯留する液化ガス貯留部と、
    液化ガス貯留部から液化ガスを圧送する圧送部と、
    圧送部により圧送された液化ガスを熱交換媒体との熱交換により気化させる気化器と、
    気化器とガス容器との間を接続して気化器で気化したガスをガス容器に充填するためのガス経路と、
    ガス経路を流れるガス流量を検出するガス流量検出部と、
    ガス容器内の圧力を検出する容器内ガス状態検出部と、
    気化器により気化したガスがガス容器内に設定圧力まで充填されるようにガス流量検出部および容器内ガス状態検出部による検出結果に基づいて圧送部および気化器の作動を制御する制御部と、
    制御部からの指令に応じて前記ガス経路に、前記気化器により気化したガスとは異なるガス漏れ検査用の検知ガスを供給する検知ガス供給部と、
    を備えるガス充填装置。
  2. 請求項に記載のガス充填装置において、
    前記液化ガスは液体窒素であり、前記検知ガスは水素であり、前記制御部は、前記圧送部、気化器および検知ガス供給部を制御して、液化ガス貯留部から圧送部により液送される液体窒素を気化器で気化させた多量の窒素をガス容器に設定圧力まで充填する途中で、前記検知ガス供給部から供給される少量の水素をガス経路を介してガス容器に充填することを特徴とするガス充填装置。
  3. 請求項に記載のガス充填装置において、
    前記液化ガスは液体窒素であり、前記検知ガスはヘリウムであり、前記制御部は、前記圧送部、気化器および検知ガス供給部を制御して、液化ガス貯留部から圧送部により液送される液体窒素を気化器で気化させた多量の窒素をガス容器に設定圧力まで充填するのに先立って、前記検知ガス供給部から供給される少量のヘリウムをガス経路を介してガス容器に充填することを特徴とするガス充填装置。
  4. 請求項1に記載のガス充填装置において、
    前記容器内ガス状態検出部はガス容器内の温度を検出する温度センサを含み、前記制御部は、前記温度センサによって検出される温度が所定温度を超えないように前記圧送部および気化器の作動を制御することを特徴とするガス充填装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載のガス充填装置において、
    前記圧送部は液送ポンプからなり、前記制御部による作動制御は、前記液送ポンプについては回転数制御、前記気化器については前記熱交換媒体の流量および温度の少なくともいずれか一方の調整であることを特徴とするガス充填装置。
  6. 請求項に記載のガス充填装置において、
    気密性のハウジングであって内部の検知ガス濃度を検出する検知ガス濃度検出部が設けられたハウジング内に収納された前記ガス容器に、前記液化ガスを気化させたガスと検知ガスとを設定圧力まで充填して、ガス容器からのガス漏れを検査するガス容器検査設備に適用されることを特徴とするガス充填装置。
  7. 請求項1に記載のガス充填装置において、
    前記ガス経路にはガス流量調節部が設けられており、ガス流量調節部は、前記制御部からの指令に応じてガス経路を開閉または開度調節することを特徴とするガス充填装置。
  8. 請求項に記載のガス充填装置において、
    前記ガス経路にはガス容器に充填されるガスの温度および圧力を検出する充填ガス状態検出部が設けられており、前記制御部は、前記容器内ガス状態検出部によって検出される容器内の温度および圧力と前記充填ガス状態検出部によって検出される充填ガスの温度および圧力とに基づいて前記圧送部および気化器の作動を制御することを特徴とするガス充填装置。
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