JP5428733B2 - 携帯端末、そのセキュリティレベル向上方法、セキュリティレベル向上プログラムおよびプログラム記録媒体 - Google Patents

携帯端末、そのセキュリティレベル向上方法、セキュリティレベル向上プログラムおよびプログラム記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末、携帯端末セキュリティレベル向上方法、セキュリティレベル向上プログラムおよびプログラム記録媒体に関する。
現在の携帯電話機は、携帯電話機の紛失や盗難に備えて、セキュリティレベルを向上させる機能として、例えば特許文献1の特開2006−277522号公報「情報処理装置および情報処理装置の認証方法」に記載のようにパスワードによって携帯電話機のキー操作をロックする機能や特許文献2の特開2002−374564号公報「携帯電話の記録内容に関するセキュリティシステム」に記載のようにリモートから記憶情報の消去を行うリモートワイプ(Remote Wipe:遠隔消去)機能等を搭載している。
しかし、キーロックを解除するためのパスワードとして推測され易い単純なパスワードが用いられることが多く、携帯電話機のセキュリティレベルが脆弱になったり、あるいは、紛失した携帯電話機を取得した第三者によって携帯電話機の電源をオフにする操作がなされると、たとえ、当該携帯電話機の正当なユーザがリモートワイプ機能を起動しようとしても、リモートワイプ機能を動作させることができなく、当該携帯電話機に蓄積されている記憶内容を消去することができなくなったりする場合が発生してしまう。
特開2006−277522号公報(第7−9頁) 特開2002−374564号公報(第2−3頁)
本発明は、現在の携帯端末における前述したようなセキュリティ問題を解決するためになされたものであり、携帯端末を通常モードからセキュリティモードに切り替えた際に、当該携帯端末の各操作キーの機能(キーコード)を登録しているキーマップを動的に変更して、キーロック状態に設定するとともに、電源をオフにする電源キーを無効にすることによって、たとえ、当該携帯端末のユーザが単純なパスワードを設定していた場合であっても、第三者がキーロックを解除するためのパスワードを正しく入力することができない状態に設定したり、また、第三者が電源をオフすることができない状態に設定して、リモートワイプ機能の実施成功率を向上させたりすることを可能にし、而して、セキュリティレベルの向上を図ることを可能とする携帯端末、携帯端末セキュリティレベル向上方法、セキュリティレベル向上プログラムおよびプログラム記録媒体を提供することを、その目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明による携帯端末は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)ユーザが操作する操作キーを備えた携帯端末であって、通常モードにおける各前記操作キーの機能を登録した第1キーマップと、セキュリティモードにおける各前記操作キーの機能を登録した第2キーマップとを備え、ユーザが前記通常モードから前記セキュリティモードへの移行を指示する操作を行った際に、各前記操作キーの機能を、前記第1キーマップから前記第2キーマップに登録された機能に動的に変更する携帯端末。
本発明の携帯端末、携帯端末セキュリティレベル向上方法、セキュリティレベル向上プログラムおよびプログラム記録媒体によれば、以下のような効果を奏することができる。
本発明の携帯端末においては、携帯端末の動作モードを通常モードからセキュリティモードに切り替え、各操作キーにキーロックを掛けた時点で、キーマップすなわち各操作キーに割り付ける機能(キーコード)を、通常の使用状態として各操作キーの刻印と同じ機能(キーコード)が割り付けられている第1キーマップの状態から、各操作キーの刻印が示す機能とは対応しない異なる機能が割り付けられた第2キーマップの状態に動的に変更するので、たとえ、キーロック状態を解除するためのパスワードを何らかの手段で取得した第三者が、当該パスワードを各操作キーの刻印に従って入力したとしても、刻印とは異なる機能(キーコード)が割り付けられているため、キーロック状態を解除することができない。而して、携帯端末のセキュリティレベルの向上を図ることができる。
また、キーロックを掛けた時点でキーマップを動的に変更した第2キーマップの状態では、携帯端末の電源をオフにするための電源キーを無効な状態に設定しているので、当該携帯端末を何らかの手段で取得した第三者が、電源キーを操作して、電源をオフにすることにより、リモートワイプ機能を無効にしようとしても、電源のオン状態が継続し、リモートワイプ機能を無効にすることができないので、リモートワイプ機能が成功裏に動作する成功率を向上させることができ、携帯端末のセキュリティレベルを向上させることができる。
さらに、キーマップとして第2キーマップが適用されるセキュリティモードの状態から各操作キーの刻印が示す機能と一致する機能(キーコード)が割り付けられる第1キーマップが適用される通常モードの状態に復帰させるためには、当該携帯端末用としてあらかじめ定めた特殊なキーシーケンスに従った手順で操作することが必要であるので、該特殊なキーシーケンスを知らない限り、第1キーマップが適用される通常モードに復帰させることができなく、所望の機能を実施させるためのキー操作を行うことは困難である。
つまり、たとえ、第三者がキーロック状態を解除するためのパスワードを何らかの手段で取得して、当該パスワードを入力しようとしても、正しいキー操作を行うことができない。また、キーロック状態を解除するためのパスワードを単純なパスワードとしている場合であっても、各操作キーの刻印が示す機能とは対応しない異なる機能が割り付けられた第2キーマップが適用されるセキュリティモードの状態が継続しているので、該パスワードを正しく入力することは困難である。
また、各操作キーに機能(キーコード)を割り付けるキーマップとして第1キーマップが適用される通常モードの状態に復帰させるためにあらかじめ定めた特殊なキーシーケンスに従った手順の操作を行った場合であっても、キーロック状態を解除するためのパスワードすなわちセキュリティモードを解除するためのパスワードを入力しない限り、第1キーマップが適用される通常モードの状態に復帰している時間は、あらかじめ定めた一定時間の間だけであり、該一定時間を経過すると、自動的に、各操作キーの機能が刻印とは異なる状態(キーロック状態)の第2キーマップが適用されるセキュリティモードの状態に移行してしまうので、セキュリティレベルをより確実に向上させることができる。
本発明による携帯端末の一例である携帯電話機の操作部の構成例を示す模式図である。
以下、本発明による携帯端末、携帯端末セキュリティレベル向上方法、セキュリティレベル向上プログラムおよびプログラム記録媒体の好適な実施例について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明による携帯端末および携帯端末セキュリティレベル向上方法について説明するが、かかる携帯端末セキュリティレベル向上方法をコンピュータにより実行可能なセキュリティレベル向上プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、セキュリティレベル向上プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。
また、以下の説明においては、本発明による携帯端末の一例として、携帯電話機を用いる場合について説明するが、本発明による携帯端末は、かかる携帯電話機に限るものではなく、PHS(Personal Handy-Phone System)端末やPDA(Personal Digital Assistants)機器や携帯型PC(Personal Computer)であっても良いし、携帯型音楽プレーヤであっても良い。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴について、その概要をまず説明する。本発明は、携帯電話機等の携帯端末の操作部を形成する各操作キーの機能(キーコード)が登録されているキーマップを、通常の使用時に適用する通常モードと、各操作キーにキーロックを掛け、かつ、電源キーを無効な状態にするセキュリティモードとの切り替え時に、動的に変更することを主要な特徴としている。つまり、携帯端末のセキュリティレベルを向上させたい時点で、当該携帯端末のユーザが、通常モードからセキュリティモードへの切り替えの指示を行った際に、各操作キーの機能(キーコード)を割り付けるキーマップを、各操作キーに刻印されている機能(キーコード)が登録されている第1キーマップから、電源をオフにするための電源キーを無効にするとともに各操作キーの刻印とは異なる機能(キーコード)が登録されている第2キーマップを適用する状態に切り替えることを主要な特徴としている。而して、当該携帯端末のセキュリティレベルを向上させ、パスワード強化、リモートワイプ成功率の向上を実現することができるという効果が得られる。
(実施形態の構成例)
次に、本発明による携帯端末の一例である携帯電話機の実施形態の構成例について、図1を用いて説明する。図1は、本発明による携帯端末の一例である携帯電話機の操作部の構成例を示す模式図であり、携帯電話機の操作部を構成する操作キーの配置例を、表示部を構成する液晶パネルととともに示している。
図1において、図1(A)は、携帯電話機の操作キー部1と表示部2との配置例を示しており、操作キー部1を構成する各操作キーは、“0”〜“9”が刻印されている数字キー、“*”、“#”が刻印されている特殊符号キー、“通話”、“クリア”が刻印されている機能キー、“電源”が刻印されている電源キーからなっている例を示している。
図1(B)および図1(C)のそれぞれに示す第1キーマップ3、第2キーマップは、図1(A)の操作キー部1に示す各操作キーそれぞれに割り付けられている機能(キーコード)を示す機能マップであり、図1(B)に示す第1キーマップ3は、通常モードにおける各操作キーの機能(キーコード)を示しており、図1(C)に示す第2キーマップ4は、セキュリティモードにおける各操作キーの機能(キーコード)を示している。
図1(B)に示す通常モードにおける第1キーマップ3においては、各操作キーに割り付けられる機能(キーコード)は、図1(A)の操作キー部1に示す各操作キーに刻印されている機能と同一のものであり、右上の電源キーも有効な状態に割り付けられている。
一方、図1(C)に示すセキュリティモードにおける第2キーマップ4においては、各操作キーに割り付けられる機能(キーコード)は、図1(A)の操作キー部1に示す各操作キーに刻印されている機能とは異なるものであり、さらに、右上の電源キーは、空白表示であり、無効な状態に設定されていることを示している。ここで、セキュリティモードにおいて適用される第2キーマップ4に登録されている各操作キーの機能(キーコード)は、携帯電話機の出荷時点や販売時点等において、携帯電話機ごとに、各操作キーに刻印された機能とは異なる機能(キーコード)にランダムに割り付けられるものであり、さらには、携帯電話機を購入したユーザが任意の時点でランダムに書き換えるようにしても良い。
ユーザが携帯電話機を通常モードからセキュリティモードに切り替える操作を行うと、当該携帯電話機の操作キー部1の各操作キーの機能(キーコード)は、図1(B)に示す第1キーマップ3の割付状態から、図1(C)に示す第2キーマップ4の割付状態に自動的に切り替えられる。この結果、セキュリティモードに設定された状態においては、当該携帯電話機の各操作キーは、図1(A)の各操作キーの刻印が示す機能(キーコード)ではなく、刻印とは全く異なる機能(キーコード)に自動的に変化し、第三者に対するセキュリティレベルを向上させることができる。
つまり、図1(C)のセキュリティモードにおける第2キーマップ4が適用されている場合、操作キー部1の各操作キーについては、図1(A)の刻印とは異なる機能(キーコード)が割り付けられているので、操作キーがロックされたキーロック状態とされており、第三者は、所望の機能に対応するキー操作を行うことができない状態にある。また、図1(C)のセキュリティモードにおける第2キーマップ4が適用されている場合、当該携帯電話機の電源をオフにするための電源キーが無効の状態に設定されている。したがって、電源がオンの状態で通常モードからセキュリティモードに切り替えられると、セキュリティモードに設定されている間、電源オンの状態がそのまま継続するので、リモートから記憶情報の消去を行うリモートワイプ機能を有効な状態に設定しておくことができる。
(実施形態の動作の説明)
次に、図1に示す携帯電話機の動作の一例についてさらに詳細に説明する。
携帯電話機を通常の利用状態の通常モードに設定している場合は、ユーザが各操作キーを操作することが可能なように、各操作キーの機能(キーコード)は、図1(A)の各操作キーの刻印と同一の機能になる図1(B)の第1キーマップ3の状態に割り付けられている。
一方、ユーザが携帯電話機を利用しない状態になって、ユーザがセキュリティモードに切り替える操作を行い、キーロックを掛けたタイミングにおいては、各操作キーに割り付けられる機能(キーコード)は、図1(B)の第1キーマップ3の状態から、図1(C)の第2キーマップ4の状態に自動的に切り替えられる。ここで、キーロックとは、セキュリティレベルを向上させるために、操作キー部1の操作を制限する機能であり、各操作キーの機能(キーコード)は刻印とは異なる状態に設定され、携帯電話機を操作する操作者は、各操作キーの機能(キーコード)を判別することができない状態になる。また、キーロック中は、セキュリティモードから通常モードへ復帰するためのシーケンスとしてあらかじめ定めた特殊なキーシーケンスに従った手順の操作など、一部の操作のみを受け付ける状態にある。
なお、キーロック状態を解除するためのパスワードは、一般に、類推され難い文字列を設定することが望ましいが、類推され難いパスワードは、当該携帯電話機のユーザ自身も覚え難いという側面があるため、現実には、安易にかつ単純なパスワードを設定する例も多い状況にある。
このため、本実施形態においては、次のようなシーケンスを適用するようにしている。まず、当該携帯電話機としてあらかじめ定めた特殊なキーシーケンスに従った手順で操作することによって、通常モードからセキュリティモードに切り替え、操作キー割付状態を、通常モードの図1(B)の第1キーマップ3の割付状態からセキュリティモードの図1(C)の第2キーマップ4の割付状態に移行させて、各操作キーをロックしたキーロック状態に設定する。次いで、キーロック状態にあるセキュリティモードに移行した以降において、操作キー割付状態を通常モードの図1(B)の第1キーマップ3の割付状態に復帰しようとする場合、通常モードの図1(B)の第1キーマップ3の割付状態に復帰するためのシーケンス(つまりセキュリティモードから通常モードへ復帰するためのシーケンス)としてあらかじめ定めた特殊なキーシーケンスに従った手順で操作することにより、あらかじめ定めた一定時間の間だけ、図1(B)に示す通常状態の第1キーマップ3に復帰するものとする。
したがって、セキュリティモードを完全に解除して、キーロック状態を解除した通常モードに完全に復帰するためには、操作キー割付状態を通常モードの図1(B)の第1キーマップ3の割付状態に復帰するための特殊なキーシーケンス(つまりセキュリティモードから通常モードへ復帰するための特殊なキーシーケンス)を入力して、操作キー割付状態として各操作キーの刻印が示す機能(キーコード)が割り付けられている図1(B)の第1キーマップ3に復帰させた後、前記一定時間が経過するまでの間に、キーロック状態を解除するための正しいパスワードすなわちセキュリティモードを解除するための正しいパスワードを入力することが必要になる。
かくのごときシーケンスを適用することにより、前述のごとき特殊なキーシーケンスを知らない第三者が、セキュリティモードを解除しキーロック状態を解除するためのパスワードを何らかの手段で取得し、取得した該パスワードを操作キーの刻印に従って入力したとしても、各操作キーは図1(C)の第2キーマップ4の割付状態のままであるので、正しいパスワードを入力することができず、セキュリティモードが解除されてキーロック状態が解除されるという確率を低く保つことができる。また、仮に、当該携帯電話機のユーザが単純なパスワードをセキュリティモードを解除するためのパスワードとして設定していて、該パスワードに関する情報が漏洩し易い状況にあったとしても、前述のごとき特殊なキーシーケンスを知らない第三者は、セキュリティモードを解除することができない。
また、携帯電話機の紛失や盗難等が発生した場合には、当該携帯電話機のユーザが当該携帯電話機に触れることができない離れた場所に居る場合であっても、セキュリティ対策として、当該携帯電話機に備えられているリモートワイプ機能によって、当該携帯電話機内に蓄積されているデータを消去することが可能である。しかしながら、当該携帯電話機の電源がオフの状態に設定されてしまうと、リモートワイプ機能自体を使用することができなくなる。
図1においては、前述したように、セキュリティモードに移行して、キーロック状態に設定された場合には、携帯電話機の電源をオフにするための電源キーが無効な状態の図1(C)の第2キーマップ4の操作キー割付状態になっており、電源キーが有効になる図1(B)の第1キーマップ3の状態に設定するためのシーケンス(つまりセキュリティモードを解除するためのシーケンス)としてあらかじめ定めた特殊なキーシーケンスに従った手順で操作しない限り、図1(B)に示す第1キーマップ3の操作キー割付状態に復帰することができなく、電源をオフにするための電源キーは無効のままである。
つまり、携帯電話機を不正に取得した第三者が、電源キーを操作して、当該携帯電話機の電源をオフ状態にし、リモートワイプ機能を無効にしようとしても、第三者は、電源キーが有効になる図1(B)の第1キーマップ3の状態に復帰させるための特殊なキーシーケンスを知っていないので、電源キーが無効な図1(C)の第2キーマップ4の状態のままであり、第三者は、当該携帯電話機の電源をオフにすることはできない。なお、かかる特殊なキーシーケンスに従った手順で操作した場合であっても、キーロック状態を解除するためのパスワードすなわちセキュリティモードを解除するためのキーワードを入力しない限り、あらかじめ定めた一定時間が経過するまでの間しか、第1キーマップ3の操作キー割付状態を継続することができない。したがって、特殊なキーシーケンスに従った手順で操作して、図1(B)の第1キーマップ3の状態に復帰しても、セキュリティモードを解除するためのキーワードを入力しない場合は、前記一定時間が経過するまでの間に、電源キーを操作して、電源をオフにすることが必要である。
ここで、バッテリー交換が不可能なタイプの携帯電話機であれば、当該携帯電話機を不正に取得した第三者が、当該携帯電話機のリモートワイプ機能を無効にしようとしてバッテリーを取り外そうとしても、バッテリー交換が不可能な当該携帯電話機から物理的にバッテリーを取り外すことができないので、前述したようなリモートワイプ機能を利用したセキュリティ対策がより有効に機能するようになる。
(実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本発明の実施形態においては、以下のような効果が得られる。
本発明の携帯端末の一例である携帯電話機において、動作モードを通常モードからセキュリティモードに切り替え、操作キー部1の各操作キーにキーロックを掛けた時点で、キーマップすなわち各操作キーに割り付ける機能(キーコード)を、通常の使用状態として各操作キーの刻印と同じ機能(キーコード)が割り付けられている第1キーマップ3の状態から、各操作キーの刻印が示す機能とは対応しない異なる機能が割り付けられた第2キーマップ4の状態に動的に変更するので、たとえ、キーロック状態を解除するためのパスワードを何らかの手段で取得した第三者が、当該パスワードを各操作キーの刻印に従って入力したとしても、刻印とは異なる機能(キーコード)が割り付けられているため、キーロック状態を解除することができない。而して、携帯端末のセキュリティレベルの向上を図ることができる。
また、キーロックを掛けた時点でキーマップを動的に変更した第2キーマップ4の状態では、携帯端末の電源をオフにするための電源キーを無効な状態に設定しているので、当該携帯電話機を何らかの手段で取得した第三者が、電源キーを操作して、電源をオフにすることにより、リモートワイプ機能を無効にしようとしても、電源のオン状態が継続し、リモートワイプ機能を無効にすることができないので、リモートワイプ機能が成功裏に動作する成功率を向上させることができ、携帯電話機のセキュリティレベルを向上させることができる。
さらに、キーマップとして第2キーマップ4が適用されるセキュリティモードの状態から各操作キーの刻印が示す機能と一致する機能(キーコード)が割り付けられる第1キーマップ3が適用される通常モードの状態に復帰させるためには、当該携帯電話機用としてあらかじめ定めた特殊なキーシーケンスに従った手順で操作することが必要であるので、該特殊なキーシーケンスを知らない限り、第1キーマップ3が適用される通常モードに復帰させることができなく、所望の機能を実施させるためのキー操作を行うことは困難である。
つまり、たとえ、第三者がキーロック状態を解除するためのパスワードを何らかの手段で取得して、当該パスワードを入力しようとしても、正しいキー操作を行うことができない。また、キーロック状態を解除するためのパスワードを単純なパスワードとしている場合であっても、各操作キーの刻印が示す機能とは対応しない異なる機能が割り付けられた第2キーマップ4が適用されるセキュリティモードの状態が継続しているので、該パスワードを正しく入力することは困難である。
また、各操作キーに機能(キーコード)を割り付けるキーマップとして第1キーマップ3が適用される通常モードの状態に復帰させるためにあらかじめ定めた特殊なキーシーケンスに従った手順の操作を行った場合であっても、キーロック状態を解除するためのパスワードすなわちセキュリティモードを解除するためのパスワードを入力しない限り、第1キーマップ3が適用される通常モードの状態に復帰している時間は、あらかじめ定めた一定時間の間だけであり、該一定時間を経過すると、自動的に、各操作キーの機能が刻印とは異なる状態(キーロック状態)の第2キーマップ4が適用されるセキュリティモードの状態に移行してしまうので、セキュリティレベルをより確実に向上させることができる。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。例えば、本発明の実施態様は、課題を解決するための手段における構成(1)に加えて、次のような構成として表現できる。
(2)前記第1キーマップに登録された各前記操作キーには、各前記操作キーに刻印されている機能と同一の機能が割り付けられており、前記第2キーマップに登録された各前記操作キーには、各前記操作キーに刻印されている機能とは異なる機能が割り付けられている上記(1)の携帯端末。
(3)前記第2キーマップにおいては、前記各操作キーのうち、当該携帯端末の電源をオフにするための電源キーが無効に設定されている上記(1)または(2)の携帯端末。
(4)前記セキュリティモードから前記通常モードへ復帰するための操作が、前記通常モードへ復帰するためのシーケンスとして当該携帯端末ごとにあらかじめ定めたキーシーケンスに従った手順の操作である上記(1)ないし(3)のいずれかの携帯端末。
(5)前記セキュリティモードから前記通常モードに復帰するためのシーケンスとしてあらかじめ定めた前記キーシーケンスに従った手順で操作した場合、あらかじめ定めた一定時間の間、前記通常モードに復帰し、各前記操作キーは、前記第1キーマップに登録した機能に割り付けられる上記(4)の携帯端末。
(6)前記通常モードに復帰した後、あらかじめ定めた前記一定時間が経過するまでの間に、前記セキュリティモードを解除するためのパスワードが入力されない場合、前記一定時間が経過した後は、前記セキュリティモードに設定され、各前記操作キーは、前記第2キーマップに登録した機能に割り付けられる上記(5)の携帯端末。
(7)前記通常モードから前記セキュリティモードへの移行を指示する前記操作は、各前記操作キーがロックされた状態のキーロックを指示する操作である上記(1)ないし(6)のいずれかの携帯端末。
(8)ユーザが操作する操作キーを備えた携帯端末のセキュリティレベルを向上させる携帯端末セキュリティレベル向上方法であって、通常モードにおける各前記操作キーの機能を登録した第1キーマップと、セキュリティモードにおける各前記操作キーの機能を登録した第2キーマップとを有し、ユーザが前記通常モードから前記セキュリティモードへの移行を指示する操作を行った際に、各前記操作キーの機能を、前記第1キーマップから前記第2キーマップに登録された機能に動的に変更する携帯端末セキュリティレベル向上方法。
(9)前記第1キーマップに登録された各前記操作キーには、各前記操作キーに刻印されている機能と同一の機能が割り付けられており、前記第2キーマップに登録された各前記操作キーには、各前記操作キーに刻印されている機能とは異なる機能が割り付けられている上記(8)の携帯端末セキュリティレベル向上方法。
(10)前記第2キーマップにおいては、前記各操作キーのうち、前記携帯端末の電源をオフにするための電源キーが無効に設定されている上記(8)または(9)の携帯端末セキュリティレベル向上方法。
(11)前記セキュリティモードから前記通常モードへ復帰するための操作が、前記通常モードへ復帰するためのシーケンスとして前記携帯端末ごとにあらかじめ定めたキーシーケンスに従った手順の操作である上記(8)ないし(10)のいずれかの携帯端末セキュリティレベル向上方法。
(12)前記セキュリティモードから前記通常モードに復帰するためのシーケンスとしてあらかじめ定めた前記キーシーケンスに従った手順で操作した場合、あらかじめ定めた一定時間の間、前記通常モードに復帰し、各前記操作キーは、前記第1キーマップに登録した機能に割り付けられる上記(11)の携帯端末セキュリティレベル向上方法。
(13)前記通常モードに復帰した後、あらかじめ定めた前記一定時間が経過するまでの間に、前記セキュリティモードを解除するためのパスワードが入力されない場合、前記一定時間が経過した後は、前記セキュリティモードに設定され、各前記操作キーは、前記第2キーマップに登録した機能に割り付けられる上記(12)の携帯端末セキュリティレベル向上方法。
(14)前記通常モードから前記セキュリティモードへの移行を指示する前記操作は、各前記操作キーがロックされた状態のキーロックを指示する操作である上記(8)ないし(13)のいずれかの携帯端末セキュリティレベル向上方法。
(15)上記(8)ないし(14)のいずれかの携帯端末セキュリティレベル向上方法を、コンピュータによって実行可能なプログラムとして実施しているセキュリティレベル向上プログラム。
(16)上記(15)のセキュリティレベル向上プログラムを、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録しているプログラム記録媒体。
1 操作キー部
2 表示部
3 第1キーマップ
4 第2キーマップ

Claims (8)

  1. ユーザが操作する操作キーを備えた携帯端末であって、通常モードにおける各前記操作キーの機能を登録した第1キーマップと、セキュリティモードにおける各前記操作キーの機能を登録した第2キーマップとを備え、ユーザが前記通常モードから前記セキュリティモードへの移行を指示する操作を行った際に、各前記操作キーの機能を、前記第1キーマップから前記第2キーマップに登録された機能に動的に変更し、
    前記第1キーマップに登録された各前記操作キーには、各前記操作キーに刻印されている機能と同一の機能が割り付けられており、前記第2キーマップに登録された各前記操作キーには、各前記操作キーに刻印されている機能とは異なる機能が割り付けられており、
    前記セキュリティモードにおいて、当該携帯端末ごとにあらかじめ定めたキーシーケンスに従った手順の操作がなされたときに、各前記操作キーが前記第1キーマップに登録した機能に一時的に割り付けられるモードである仮通常モードに遷移し、
    該仮通常モードにおいて、あらかじめ定めた一定時間の間に前記セキュリティモードを解除するためのパスワードが入力された場合には、前記通常モードに移行する一方、前記一定時間の間に前記パスワードが入力されなかった場合には、前記セキュリティモードに戻ることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記第2キーマップにおいては、前記各操作キーのうち、当該携帯端末の電源をオフにするための電源キーが無効に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記通常モードから前記セキュリティモードへの移行を指示する前記操作は、各前記操作キーがロックされた状態のキーロックを指示する操作であることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。
  4. ユーザが操作する操作キーを備えた携帯端末のセキュリティレベルを向上させる携帯端末セキュリティレベル向上方法であって、通常モードにおける各前記操作キーの機能を登録した第1キーマップと、セキュリティモードにおける各前記操作キーの機能を登録した第2キーマップとを有し、ユーザが前記通常モードから前記セキュリティモードへの移行を指示する操作を行った際に、各前記操作キーの機能を、前記第1キーマップから前記第2キーマップに登録された機能に動的に変更し、
    前記第1キーマップに登録された各前記操作キーには、各前記操作キーに刻印されている機能と同一の機能が割り付けられており、前記第2キーマップに登録された各前記操作キーには、各前記操作キーに刻印されている機能とは異なる機能が割り付けられており、
    前記セキュリティモードにおいて、当該携帯端末ごとにあらかじめ定めたキーシーケンスに従った手順の操作がなされたときに、各前記操作キーが前記第1キーマップに登録した機能に一時的に割り付けられるモードである仮通常モードに遷移し、
    該仮通常モードにおいて、あらかじめ定めた一定時間の間に前記セキュリティモードを解除するためのパスワードが入力された場合には、前記通常モードに移行する一方、前記一定時間の間に前記パスワードが入力されなかった場合には、前記セキュリティモードに戻ることことを特徴とする携帯端末セキュリティレベル向上方法。
  5. 前記第2キーマップにおいては、前記各操作キーのうち、前記携帯端末の電源をオフにするための電源キーが無効に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末セキュリティレベル向上方法。
  6. 前記通常モードから前記セキュリティモードへの移行を指示する前記操作は、各前記操作キーがロックされた状態のキーロックを指示する操作であることを特徴とする請求項4または5に記載の携帯端末セキュリティレベル向上方法。
  7. 請求項4から6のいずれかに記載の携帯端末セキュリティレベル向上方法を、コンピュータによって実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とするセキュリティレベル向上プログラム。
  8. 請求項7に記載のセキュリティレベル向上プログラムを、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。
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