JP2005275943A - パスワード認証装置及びパスワード認証プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 容易にパスワードを覚えておくことができ、かつ装置の不正使用を防止するパスワード認証装置を提供する。
【解決手段】 パスワード情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に対して、任意の文字列からなるパスワードと任意のファンクションキーの識別情報との組から構成されるパスワード情報を登録する登録手段と、使用許可対象の装置の起動指示を受けた場合に、パスワード入力指示メッセージを表示する表示手段と、パスワード入力指示メッセージ表示後にユーザが入力したパスワードを読み取るとともに、該パスワード入力後の所定時間内に押されたファンクションキーの識別情報を読み取る読み取り手段と、読み取り手段によって読み取ったパスワードとファンクションキーの識別情報との組を記憶部に登録されているパスワード情報と照合する照合手段と、照合手段の照合結果に基づいて、使用許可対象の装置を使用可能状態とする制御手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、使用許可対象の装置を起動させるためのパスワードの認証を行う装置に関する。
従来から装置の不正使用を防ぐために、装置の使用前にパスワードの入力を要求し、入力されたパスワードが認証された場合のみに装置の使用を許可する技術が知られている。例えば、登録されたパスワードが所定値を超えた場合には、パスワードの入力桁数を増やす技術が知られている(特許文献1参照)。また、1つの業務プログラムに対して複数のパスワードを登録しておき、登録されているパスワードの中から1つのパスワードをCPUが選択し、入力要求を行う技術も知られている(特許文献2参照)。
特開平11−095630号公報 特開平12−010926号公報
しかしながら、特許文献1に示す方法では、パスワードの桁数が増えるため、入力作業の手間がかかるともに、ユーザがパスワードを覚えておくことが困難であるという問題がある。また、特許文献2に示す方法は、表示されるパスワードの桁数により、ユーザはCPUが選択したパスワードを知るという方法であるため、複数登録するパスワードを全て異なった桁数にする必要があり、ユーザがパスワードを覚えておくことが困難であるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ユーザが容易にパスワードを覚えておくことができ、かつ装置の不正使用を防止することができるパスワード認証装置及びパスワード認証プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、パスワード情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に対して、任意の文字列からなるパスワードと任意のファンクションキーの識別情報との組から構成されるパスワード情報を登録する登録手段と、使用許可対象の装置の起動指示を受けた場合に、パスワード入力指示メッセージを表示する表示手段と、前記パスワード入力指示メッセージ表示後にユーザが入力したパスワードを読み取るとともに、該パスワード入力後の所定時間内に押されたファンクションキーの識別情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段によって読み取ったパスワードとファンクションキーの識別情報との組を前記記憶部に登録されているパスワード情報と照合する照合手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて、前記使用許可対象の装置を使用可能状態とする制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記登録手段は、任意の文字列のうち、パスワードとして有効となる桁位置の範囲を登録しておき、前記照合手段は、前記パスワードとして有効となる桁位置の範囲のみを照合対象とすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、パスワード情報を記憶する記憶手段を備えたパスワード認証装置上で動作するパスワード認証プログラムであって、前記記憶手段に対して、任意の文字列からなるパスワードと任意のファンクションキーの識別情報との組から構成されるパスワード情報を登録する登録処理と、使用許可対象の装置の起動指示を受けた場合に、パスワード入力指示メッセージを表示する表示処理と、前記パスワード入力指示メッセージ表示後にユーザが入力したパスワードを読み取るとともに、該パスワード入力後の所定時間内に押されたファンクションキーの識別情報を読み取る読み取り処理と、前記読み取り処理によって読み取ったパスワードとファンクションキーの識別情報との組を前記記憶部に登録されているパスワード情報と照合する照合処理と、前記照合処理の照合結果に基づいて、前記使用許可対象の装置を使用可能状態とする制御処理とをコンピュータ行わせることを特徴とする。
本発明によれば、パスワードとファンクションキーの組を登録しておき、パスワードの文字列の最後尾を示すためのキーをファンクションキーとするとともに、このキーについても秘密にしたため、装置の不正利用を確実に防止することができるとともに、ユーザがパスワードを容易に覚えることが可能になるという効果が得られる。
また、任意の数字列や任意の文字列をパスワードとして登録する場合に、照合する桁位置の範囲を指定するようにし、照合対象を桁位置の範囲のみにして照合するようにしたため、さらにパスワードの安全性をさらに高めることができる。
以下、本発明の一実施形態によるパスワード認証装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。ここでは、パスワードが認証された場合のみに使用を認める複合機を例にして説明する。この図において、符号1は、複合機の動作を統括して制御する制御部である。符号2は、テンキーやファンクションキーから構成される入力部である。符号3は、液晶のディスプレイから構成される表示部である。符号4は、パスワードに関する情報を記憶する記憶部である。符号5は、原稿の画像を読み取り、デジタルの画像データに変換して出力する画像読み取り部である。符号6は、画像読み取り部5によって読み取った画像の画像データを記憶する画像メモリである。符号7は、画像メモリ6に記憶された画像データを読み込み、この画像データを印刷するために給紙、印刷、排紙の印刷動作を制御する印刷部である。
ここで、パスワードの登録動作を説明する。まず管理者は、複合機の電源を投入し、入力部2から、パスワード登録を行うためのキー入力を行う。このときのキー入力は、例えば、ファンクションキーを押しながらテンキーを押すなどのキー入力であり、通常操作では行わないキーの組み合わせとする。このキー入力を受けて、制御部1は、管理者であることを認証するために、表示部3へ管理者用パスワード入力を指示するメッセージを表示する。ここで、管理者は、入力部2から管理者用のパスワードを入力する。制御部1は、このパスワードが内部記憶されているパスワードと一致すれば、表示部3にパスワード登録画面を表示する。
管理者は、入力部2のテンキーを操作して、任意の数字列を入力する。ここでは、「12」「3」「4」「5」「6」「7」「リセットキー」と入力されたものとする。これを受けて、制御部1は、「1234567」の数字列と「リセットキー」の識別できるキー識別情報とを関連つけて記憶部4へ記憶する。ここで、図3を参照して、ファンクションキーの定義について説明する。図3は、複合機の操作パネル上に配置されるキーを示す図である。ファンクションキーとは、テンキー(1〜9、0の数字キー)を除くキーのことであり、図3の符号F1、F2の破線内配置されているキーが該当する。
この動作により、数字列とファンクションキーの組が記憶部4に記憶されることとなる。最後に管理者は、パスワード登録を終了するキーを押すことによりパスワード登録処理は終了する。
次に、図2を参照して、図1に示す複合機のパスワード認証動作を説明する。図1に示す複合機は、電源が投入されている状態であってもパスワード認証を行わないと、スタートキーが使用可能とならない状態となっている。
まず、制御部1は、電源が投入されると、入力部2の操作内容を読み取る動作となる(ステップS1)。そして、制御部1は、入力部2から予め決められた起動操作(例えば、予め決められたキーを押す)が行われたか否かを判定する(ステップS2)。入力部2から起動操作が行われた場合、制御部1は、表示部3へパスワード入力指示のメッセージ(例えば、「パスワードを入力してください」)を表示する(ステップS3)。
パスワード入力指示のメッセージが表示部3に表示されたタイミングでユーザは、入力部2からパスワードを入力する。ここで入力するべきパスワードは、「1234567」「リセットキー」である。ここで入力した数字列は、図3に示すように入力した数字の数だけ「*」が表示される。これを受けて制御部1は、入力部2のテンキーの操作内容を読み取る(ステップS4)。そして、制御部1は、読み取ったテンキー操作内容と、記憶部4に記憶されている数字列とを照合し、一致したか否かを判定する(ステップS5)。この判定の結果、一致していなければ、制御部1は、表示部3へエラーメッセージを表示する(ステップS10)。一方、数字列が一致した場合、ファンクションキーの入力待ち状態となり、ファンクションキーの操作内容を読み取る(ステップS6)。そして、制御部1は、数字列の最後の数字が入力されてから一定時間(例えば、5秒)内にファンクションキーのいずれかが押されたか否かを判定する(ステップS7)。この判定の結果、数字列を入力し終わってから一定時間の間にファンクションキーが押されなかった場合、制御部1は、表示部3へエラーメッセージを表示する(ステップS10)。
一方、一定時間内にファンクションキーのいずれかが押された場合、制御部1は押されたファンクションキーを識別する識別情報を特定し、この特定した識別情報と記憶部4に記憶されているファンクションキーの識別情報(ここではリセットキーの識別情報)とを照合し、一致したか否かを判定する(ステップS8)。この判定の結果、一致していれば入力部2のスタートキーを使用可能にして、使用許可対象の装置を動作可能とする(ステップS9)。これにより、複合機が使用可能となる。一方、一致しなければ、制御部1は、表示部3へエラーメッセージを表示する(ステップS10)。
なお、前述した説明は、複合機を例にして説明したが、パソコンや携帯端末等の使用許可に適用するようにしてもよい。この場合、数値だけでなく文字列も入力可能となるため、パスワードを任意の文字列としてもよい。
このように、パスワードとファンクションキーの組を登録しておき、パスワードの文字列の最後尾を示すためのキーをファンクションキーとするとともに、このキーについても秘密にしたため、装置の不正利用を確実に防止することができるとともに、ユーザがパスワードを容易に覚えることが可能になる。
なお、任意の数字列や任意の文字列をパスワードとして登録する場合に、照合する桁位置の範囲を指定するようにし、照合対象を桁位置の範囲のみにして照合するようにしてもよい。例えば、登録しようとする数字列が「1234567」である場合に、有効桁位置の範囲を「3:6」と指定すると、認証時に入力された数字列のうち3桁目から6桁目のみを照合対象とし、1桁目、2桁目、7桁目は無視して照合を行う。このようにすれば、パスワードの安全性をさらに高めることができる。
また、図2に示す機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりパスワード認証処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示す制御部1の動作を示すフローチャートである。 図1に示す表示部3の表示例を示す説明図である。
符号の説明
1・・・制御部、2・・・入力部、3・・・表示部、4・・・記憶部、5・・・画像読み取り部、6・・・画像メモリ、7・・・印刷部

Claims (3)

  1. パスワード情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に対して、任意の文字列からなるパスワードと任意のファンクションキーの識別情報との組から構成されるパスワード情報を登録する登録手段と、
    使用許可対象の装置の起動指示を受けた場合に、パスワード入力指示メッセージを表示する表示手段と、
    前記パスワード入力指示メッセージ表示後にユーザが入力したパスワードを読み取るとともに、該パスワード入力後の所定時間内に押されたファンクションキーの識別情報を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段によって読み取ったパスワードとファンクションキーの識別情報との組を前記記憶部に登録されているパスワード情報と照合する照合手段と、
    前記照合手段の照合結果に基づいて、前記使用許可対象の装置を使用可能状態とする制御手段と
    を備えたことを特徴とするパスワード認証装置。
  2. 前記登録手段は、任意の文字列のうち、パスワードとして有効となる桁位置の範囲を登録しておき、
    前記照合手段は、前記パスワードとして有効となる桁位置の範囲のみを照合対象とすることを特徴とする請求項1に記載のパスワード認証装置。
  3. パスワード情報を記憶する記憶手段を備えたパスワード認証装置上で動作するパスワード認証プログラムであって、
    前記記憶手段に対して、任意の文字列からなるパスワードと任意のファンクションキーの識別情報との組から構成されるパスワード情報を登録する登録処理と、
    使用許可対象の装置の起動指示を受けた場合に、パスワード入力指示メッセージを表示する表示処理と、
    前記パスワード入力指示メッセージ表示後にユーザが入力したパスワードを読み取るとともに、該パスワード入力後の所定時間内に押されたファンクションキーの識別情報を読み取る読み取り処理と、
    前記読み取り処理によって読み取ったパスワードとファンクションキーの識別情報との組を前記記憶部に登録されているパスワード情報と照合する照合処理と、
    前記照合処理の照合結果に基づいて、前記使用許可対象の装置を使用可能状態とする制御処理と
    をコンピュータ行わせることを特徴とするパスワード認証プログラム。
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