JP2005275894A - パスワード認証装置及びパスワード認証プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザが容易にパスワードを覚えておくことができ、かつ装置の不正使用を防止することができるパスワード認証装置を提供する。
【解決手段】 パスワード情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に対して、任意の文字列からなるパスワードと任意の文字列からなるキーワードとの組から構成されるパスワード情報を複数登録する登録手段と、使用許可対象の装置の起動指示を受けた場合に、記憶手段に記憶されているパスワードのいずれか1つをランダムに選択し、この選択したパスワードと組になっているキーワードを記憶手段から読み出して表示する表示手段と、キーワードが表示された後にユーザが入力したパスワードを読み取り、読み取ったパスワードと選択したパスワードとを照合する照合手段と、照合手段の照合結果に基づいて、使用許可対象の装置を使用可能状態とする制御手段とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 パスワード情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に対して、任意の文字列からなるパスワードと任意の文字列からなるキーワードとの組から構成されるパスワード情報を複数登録する登録手段と、使用許可対象の装置の起動指示を受けた場合に、記憶手段に記憶されているパスワードのいずれか1つをランダムに選択し、この選択したパスワードと組になっているキーワードを記憶手段から読み出して表示する表示手段と、キーワードが表示された後にユーザが入力したパスワードを読み取り、読み取ったパスワードと選択したパスワードとを照合する照合手段と、照合手段の照合結果に基づいて、使用許可対象の装置を使用可能状態とする制御手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、使用許可対象の装置を起動させるためのパスワードの認証を行う装置に関する。
従来から装置の不正使用を防ぐために、装置の使用前にパスワードの入力を要求し、入力されたパスワードが認証された場合のみに装置の使用を許可する技術が知られている。例えば、登録されたパスワードが所定値を超えた場合には、パスワードの入力桁数を増やす技術が知られている(特許文献1参照)。また、1つの業務プログラムに対して複数のパスワードを登録しておき、登録されているパスワードの中から1つのパスワードをCPUが選択し、入力要求を行う技術も知られている(特許文献2参照)。
特開平11−095630号公報
特開平12−010926号公報
しかしながら、特許文献1に示す方法では、パスワードの桁数が増えるため、入力作業の手間がかかるともに、ユーザがパスワードを覚えておくことが困難であるという問題がある。また、特許文献2に示す方法は、表示されるパスワードの桁数により、ユーザはCPUが選択したパスワードを知るという方法であるため、複数登録するパスワードを全て異なった桁数にする必要があり、またユーザがパスワードを覚えておくことが困難であるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ユーザが容易にパスワードを覚えておくことができ、かつ装置の不正使用を防止することができるパスワード認証装置及びパスワード認証プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、パスワード情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に対して、任意の文字列からなるパスワードと任意の文字列からなるキーワードとの組から構成されるパスワード情報を複数登録する登録手段と、使用許可対象の装置の起動指示を受けた場合に、前記記憶手段に記憶されているパスワードのいずれか1つをランダムに選択し、この選択したパスワードと組になっているキーワードを前記記憶手段から読み出して表示する表示手段と、キーワードが表示された後にユーザが入力したパスワードを読み取り、読み取ったパスワードと前記選択したパスワードとを照合する照合手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて、前記使用許可対象の装置を使用可能状態とする制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、パスワード情報を記憶する記憶手段を備えたパスワード認証装置上で動作するパスワード認証プログラムであって、前記記憶手段に対して、任意の文字列からなるパスワードと任意の文字列からなるキーワードとの組から構成されるパスワード情報を複数登録する登録処理と、使用許可対象の装置の起動指示を受けた場合に、前記記憶手段に記憶されているパスワードのいずれか1つをランダムに選択し、この選択したパスワードと組になっているキーワードを前記記憶手段から読み出して表示する表示処理と、キーワードが表示された後にユーザが入力したパスワードを読み取り、読み取ったパスワードと前記選択したパスワードとを照合する照合処理と、前記照合処理の照合結果に基づいて、前記使用許可対象の装置を使用可能状態とする制御処理とをコンピュータ行わせることを特徴とする。
本発明によれば、パスワードとキーワードの組を複数登録しておき、起動時において、いずれかのパスワードを選択し、この選択したパスワードに関連つけられているキーワードを表示して、入力要求を行うようにしたため、ユーザは表示されたキーワードから連想されるパスワードを入力すればよく、容易にパスワードを覚えておくことができるという効果が得られる。また、複数のパスワードの中からランダムに1つのパスワードを選択するようにしたため、他人の操作を盗み見て得たパスワードを使用した装置の不正利用を防止することができるという効果が得られる。
以下、本発明の一実施形態によるパスワード認証装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。ここでは、パスワードが認証された場合のみに使用を認める複合機を例にして説明する。この図において、符号1は、複合機の動作を統括して制御する制御部である。符号2は、テンキーやファンクションキーから構成される入力部である。符号3は、液晶のディスプレイから構成される表示部である。符号4は、パスワードに関する情報を記憶する記憶部である。符号5は、原稿の画像を読み取り、デジタルの画像データに変換して出力する画像読み取り部である。符号6は、画像読み取り部5によって読み取った画像の画像データを記憶する画像メモリである。符号7は、画像メモリ6に記憶された画像データを読み込み、この画像データを印刷するために給紙、印刷、排紙の印刷動作を制御する印刷部である。
ここで、パスワードの登録動作を説明する。まず管理者は、複合機の電源を投入し、入力部2から、パスワード登録を行うためのキー入力を行う。このときのキー入力は、例えば、ファンクションキーを押しながらテンキーを押すなどのキー入力であり、通常操作では行わないキーの組み合わせとする。このキー入力を受けて、制御部1は、管理者であることを認証するために、表示部3へ管理者用パスワード入力を指示するメッセージを表示する。ここで、管理者は、入力部2から管理者用のパスワードを入力する。制御部1は、このパスワードが内部記憶されているパスワードと一致すれば、パスワード登録画面を表示する。このとき、制御部1は、記憶部4に予め登録されているキーワードを読み出して登録画面に表示するとともに、いずれかのキーワードの選択を指示するメッセージを表示部3へ表示する。ここでいうキーワードとは、登録するパスワードに関連つけるためのもので、例えば、「電話番号」、「部署コード」等が複数予め登録されている。
管理者は、入力部2を操作して、表示部3に表示されたキーワードの中から任意に1つのキーワードを選択する。ここでは、「電話番号」が選択されたものとする。そして、制御部1は、選択されたキーワードに関連つけるパスワードの入力を指示するメッセージを表示部3へ表示する。ここで、管理者は、入力部2からパスワードを入力する。ここでは、「1234567」と入力されたものとする。これを受けて、制御部1は、「電話番号」と「1234567」を関連つけて、登録順の順番号を付与して記憶部4へ記憶する。
続いて、制御部1は、再び記憶部4に予め登録されているキーワードを読み出して登録画面に表示するとともに、いずれかのキーワードの選択を指示するメッセージを表示部3へ表示する。管理者は、入力部2を操作して、表示部3に表示されたキーワードの中から任意に1つのキーワードを選択する。ここでは、「部署コード」が選択されたものとする。そして、制御部1は、選択されたキーワードに関連つけるパスワードの入力を指示するメッセージを表示部3へ表示する。ここで、管理者は、入力部2からパスワードを入力する。ここでは、「0987654」と入力されたものとする。これを受けて、制御部1は、「部署コード」と「0987654」を関連つけて、登録順の順番号を付与して記憶部4へ記憶する。
この動作を繰り返し行い、キーワードとパスワードの組を複数登録することにより、記憶部4には、順番号が付与されたキーワードとパスワードの組が複数記憶されることとなる。最後に管理者は、パスワード登録を終了するキーを押すことによりパスワード登録処理は終了する。
次に、図2を参照して、図1に示す複合機のパスワード認証動作を説明する。図1に示す複合機は、電源が投入されている状態であってもパスワード認証を行わないと、スタートキーが使用可能とならない状態となっている。
まず、制御部1は、電源が投入されると、入力部2の操作内容を読み取る動作となる(ステップS1)。そして、制御部1は、入力部2から予め決められた起動操作(例えば、予め決められたキーを押す)が行われたか否かを判定する(ステップS2)。入力部2から起動操作が行われた場合、制御部1は、記憶部4に記憶されているパスワードを読み出し、記憶されていたパスワードの数をカウントする。そして、制御部1は、内部において、最大値がパスワードの個数となる乱数を発生させて、この乱数に対応する順番号が付与されているパスワードを選択することによりユーザに入力させるパスワードを選択する(ステップS3)。ここでは、「1234567」が選択されたものとする。続いて、制御部1は、この選択したパスワードに関連つけられているキーワード(ここでは、「電話番号」となる)を記憶部4から読み出して、表示部4へ表示する(ステップS4)。図3に、選択したキーワードを表示部3へ表示した例を示す。
まず、制御部1は、電源が投入されると、入力部2の操作内容を読み取る動作となる(ステップS1)。そして、制御部1は、入力部2から予め決められた起動操作(例えば、予め決められたキーを押す)が行われたか否かを判定する(ステップS2)。入力部2から起動操作が行われた場合、制御部1は、記憶部4に記憶されているパスワードを読み出し、記憶されていたパスワードの数をカウントする。そして、制御部1は、内部において、最大値がパスワードの個数となる乱数を発生させて、この乱数に対応する順番号が付与されているパスワードを選択することによりユーザに入力させるパスワードを選択する(ステップS3)。ここでは、「1234567」が選択されたものとする。続いて、制御部1は、この選択したパスワードに関連つけられているキーワード(ここでは、「電話番号」となる)を記憶部4から読み出して、表示部4へ表示する(ステップS4)。図3に、選択したキーワードを表示部3へ表示した例を示す。
キーワードが表示部3に表示されたタイミングでユーザは、入力部2からパスワードを入力する。ここで入力するべきパスワードは、「1234567」である。制御部1は、入力部2から入力されたパスワードを読み取る(ステップS5)。そして、制御部1は、読み取ったパスワードと、表示部3へ表示したキーワードに関連つけられているパスワードとを照合し(ステップS6)、一致したか否かを判定する(ステップS7)。この判定の結果、一致していれば入力部2のスタートキーを使用可能にして、使用許可対象の装置を動作可能とする(ステップS8)。これにより、複合機が使用可能となる。一方、パスワードが一致しなければ、制御部1は、表示部3へエラーメッセージを表示する(ステップS9)。
このように、パスワードとキーワードの組を複数登録しておき、起動時において、制御部1がいずれかのパスワードを選択し、この選択したパスワードに関連つけられているキーワードを表示して、入力要求を行うようにしたため、ユーザは表示されたキーワードから連想されるパスワードを入力すればよく、容易にパスワードを覚えておくことができる。また、複数のパスワードの中からランダムに1つのパスワードを選択するようにすたため、他人の操作を盗み見て得たパスワードを使用した装置の不正利用を防止することができる。
なお、前述した説明は、複合機を例にして説明したが、パソコン等の使用許可に適用するようにしてもよい。この場合、数値だけでなく文字列も入力可能となるため、パスワードを任意の文字列としてもよい。また、パソコンや携帯端末等のように文字列が入力可能な場合は、キーワードも任意の文字列としてもよい。キーワードを任意の文字列とする場合は、登録するキーワードとして、「8桁のパスワード」、「1で始まるパスワード」、「数字のみのパスワード」、「アルファベットのパスワード」といったユーザが任意に決めたキーワードとすることができるため、ユーザが複数のパスワードを覚えやすくすることができる。
なお、図2に示す機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりパスワード認証処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1・・・制御部、2・・・入力部、3・・・表示部、4・・・記憶部、5・・・画像読み取り部、6・・・画像メモリ、7・・・印刷部
Claims (2)
- パスワード情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に対して、任意の文字列からなるパスワードと任意の文字列からなるキーワードとの組から構成されるパスワード情報を複数登録する登録手段と、
使用許可対象の装置の起動指示を受けた場合に、前記記憶手段に記憶されているパスワードのいずれか1つをランダムに選択し、この選択したパスワードと組になっているキーワードを前記記憶手段から読み出して表示する表示手段と、
キーワードが表示された後にユーザが入力したパスワードを読み取り、読み取ったパスワードと前記選択したパスワードとを照合する照合手段と、
前記照合手段の照合結果に基づいて、前記使用許可対象の装置を使用可能状態とする制御手段と
を備えたことを特徴とするパスワード認証装置。 - パスワード情報を記憶する記憶手段を備えたパスワード認証装置上で動作するパスワード認証プログラムであって、
前記記憶手段に対して、任意の文字列からなるパスワードと任意の文字列からなるキーワードとの組から構成されるパスワード情報を複数登録する登録処理と、
使用許可対象の装置の起動指示を受けた場合に、前記記憶手段に記憶されているパスワードのいずれか1つをランダムに選択し、この選択したパスワードと組になっているキーワードを前記記憶手段から読み出して表示する表示処理と、
キーワードが表示された後にユーザが入力したパスワードを読み取り、読み取ったパスワードと前記選択したパスワードとを照合する照合処理と、
前記照合処理の照合結果に基づいて、前記使用許可対象の装置を使用可能状態とする制御処理と
をコンピュータ行わせることを特徴とするパスワード認証プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004089341A JP2005275894A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | パスワード認証装置及びパスワード認証プログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004089341A JP2005275894A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | パスワード認証装置及びパスワード認証プログラム |
Publications (1)
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JP2005275894A true JP2005275894A (ja) | 2005-10-06 |
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JP (1) | JP2005275894A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007124470A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Nec Corp | 携帯電話機、その利用者認証方法、および利用者認証プログラム |
JP2017211871A (ja) * | 2016-05-26 | 2017-11-30 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置、および情報処理装置 |
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2004
- 2004-03-25 JP JP2004089341A patent/JP2005275894A/ja not_active Withdrawn
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