JP5427598B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブに関し、詳細には、中空構造のヘッドを有するゴルフクラブに関する。
従来、中空構造の金属製ヘッドにおけるフェース部は、撓み易くすることで、打球時にボールの潰れが抑制され、これにより、ボール変形によるエネルギーロスを少なくして、飛距離の向上が図れることが知られている。したがって、飛距離の向上を図るためには、フェース部の中央領域を撓み易く構成すれば良いが、フェース部の撓みに関しては、ルールによって規制されている。
すなわち、フェース部の撓みに関しては、その指標として、USGA(米国ゴルフ協会)のペンデュラムテストに準拠して測定する手法が存在しており、キャラクタリスティックタイムという数値(以下、CT値)により、フェース部の撓みを評価することが一般化されている。具体的に、CT値は、上記したペンデュラムテストの手順に従ってフェース部の中心(以下、フェース部の中央位置とも称する)を特定し、この中央位置に所定の試験子を衝突させたときの接触時間を計測することで、フェース部の弾性を評価するものであり、CT値が高くなる(接触時間が長くなる)と、フェース部が撓み易くなってボールの飛距離の向上が図れるようになるものの、フェース部の中央位置におけるCT値が所定値を超えると、それはルールに適合しないものと判別される。
このため、フェース部の剛性や反発性を調整するために、例えば、特許文献1に開示されているように、フェース部の裏面にX字状のリブを形成することで、中央部分の剛性や反発性を規制しつつ、その周囲の反発性を低下させないことが行われている。すなわち、フェース部の中央は、構造的には最も撓み易い領域であることから、リブを形成することにより中央部分の剛性や反発性を規制しつつ、その周囲の反発性を低下させないような調整が行われている。
特許第3315618号
上記した特許文献1に記載されているように、フェース部の裏面に、適宜肉厚を厚くしたリブを形成することで、フェース部の剛性や反発性を調整することが知られているが、単にリブを形成しただけでは、フェース部の中央領域の反発性を効率的に規制して、広い範囲に亘ってフェース部の中央領域と近似したCT値に設定すること(効率的にCT値を調整し、中央位置で打球した場合と同様な飛距離が得られるヘッド構造にすること)は困難である。
すなわち、X字状のリブでは、フェース部のトウ・ヒール方向に広い範囲に亘ってフェース部の中央と近似したCT値に設定することが難しい。特に、クラウン・ソール方向の反発性の調整が困難であるとともに、ソール側におけるトウ・ヒール方向の広い範囲に亘って反発性を向上することが難しい。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、打球面の中央位置付近において、クラウン側とソール側の反発性のバランスを向上し、飛距離の向上及び安定化が図れるゴルフクラブを提供することを目的とする。
本発明では、スイングして振り抜いた際、ソール部分が地面に接触することを抑制すべく、打球面のクラウン側でのトウ・ヒール方向の長さが、ソール側でのトウ・ヒール方向の長さよりも長く形成されているフェース部において、上記したクラウン側とソール側での反発性のバランスの向上が図れるようにしたことを特徴としている。そして、クラウン側とソール側での反発性のバランスを向上するにあたっては、クラブヘッドのフェース部における全体の撓みの特性(CT値の分布)に加え、実際の打球位置におけるフェース部の剛性に着目したことを特徴としている。
すなわち、本発明は、上記した目的を達成するために、フェース部と、クラウン部と、ソール部と、トウ側及びヒール側で構成されるサイド部と、バック部とで外殻体を形成した中空構造の金属製のクラブヘッドを有し、前記フェース部における打球面のクラウン側でのトウ・ヒール方向の長さが、ソール側でのトウ・ヒール方向の長さよりも長く形成されているゴルフクラブであって、前記フェース部は、中央部に厚肉部を有すると共に、厚肉部から前記クラウン側とソール側に向かって延設される延長部を有しており、前記フェース部の中央位置を通る水平線を基準として、フェース部をクラウン側とソール側に区分したとき、前記厚肉部と前記延長部を加算した面積は、ソール側よりもクラウン側に広く配置されており、前記中央位置からトウ・ヒール方向に±20mm、クラウン・ソール方向に±15mmの範囲内において、前記水平線からクラウン側及びソール側にそれぞれ10mmの範囲内での等距離位置における平均のCT値を、ソール側以上となるようにクラウン側を設定したことを特徴とする。
上述した構成において、前記フェース部におけるCT値は、周囲がクラウン部、サイド部、ソール部に接続された状態であることから、通常は、中央領域が最も撓み易くなって高い数値(ルール上、上限値が規制される)となるものの、上記したように、フェース部の中央部に厚肉部を形成すると共に、厚肉部からクラウン側とソール側に向かって延長部を形成することで、中央領域のCT値を効率的に抑制することが可能となる。
また、打球面のクラウン側でのトウ・ヒール方向の長さが、ソール側でのトウ・ヒール方向の長さよりも長く形成されているフェース部の構造では、必然的にフェース部は、クラウン側が撓み易い構造となっていることから、この領域で打球すると、打球点における局部的な変形が大きくなって、打ち出し角度が高く弱い球筋になってしまう。つまり、打球点における局部的な変形が大きくなることで、玉離れする際のロフト角が、設定されているロフト角より大きくなってしまい、プレーヤがイメージした打ち出し高さよりも高くなり、飛距離が低下してしまう。このため、上記した厚肉部及び延長部を有するフェース部の形状においては、クラウン側の剛性を高めておくことによって、打球点における局部的な撓みが抑制され、打ち出し角度が高く、弱い球筋になることを抑制することが可能となる。
すなわち、フェース部の中央部に厚肉部を形成し、かつ厚肉部からクラウン側とソール側に向かって延長部を形成した構造では、フェース部の中央位置を通る水平線を基準として、フェース部をクラウン側とソール側に区分したとき、厚肉部と延長部を加算した面積を、ソール側よりもクラウン側に広く配置しておくことで、相対的にクラウン側の剛性を高めることができる。これにより、クラウン側で打球した際の打球点における局部的な変形が抑制され、打ち出し高さが必要以上に高くなることなくプレーヤのイメージに近付けることができるようになり、飛距離の向上、及び安定化が可能となる。
さらに、中央位置からトウ・ヒール方向に±20mm、クラウン・ソール方向に±15mmの範囲内(これは、完全なミスショットとならない範囲であり、通常の打球が成される範囲である)において、前記水平線からクラウン側及びソール側にそれぞれ10mmの範囲内での等距離位置における平均のCT値を、ソール側以上となるようにクラウン側を設定している。
通常、フェース部には、断面側面視でロールが形成されており、上方(クラウン側)ほどボールに対して斜め衝突となり、下側(ソール側)ほどボールに対して正面衝突する傾向となる。このため、ボールとの衝突効率を考慮すると、ソール側の方の反発性が良くなってしまうことから、水平線からクラウン側及びソール側にそれぞれ10mmの範囲内での等距離位置における平均のCT値を、ソール側以上となるようにクラウン側を設定しておくことで、クラウン・ソール方向で略均等な反発性が得られるようになり、打点がばらついても飛距離の向上、及び安定化が図れるようになる。
本発明によれば、打球面の中央位置付近において、クラウン側とソール側の反発性のバランスを向上し、飛距離の向上及び安定化が図れるゴルフクラブが得られるようになる。
本発明に係るゴルフクラブの第1の実施形態を示した正面図。 ヘッド部分の上面図。 ヘッド部分の正面図。 図2のA−A線に沿った断面図(縦断面図)。 フェース部分の裏面図(ヘッド内部からフェース部を見た図)。 本発明の別の実施形態を示す図であり、フェース部分を示す図。
以下、本発明に係るゴルフクラブの実施形態について説明する。
図1から図5は、本発明に係るゴルフクラブの第1の実施形態を示す図であり、図1は、ゴルフクラブの正面図、図2は、ヘッド部分の上面図、図3は、ヘッド部分の正面図、図4は、図2のA−A線に沿った断面図(縦断面図)、そして、図5は、フェース部分の裏面図(ヘッド内部からフェース部を見た図)である。
本実施形態に係るゴルフクラブ1は、金属やFRPで構成されたシャフト5の先端に、基準水平面Pに対して規定のライ角、及びロフト角に設定されたヘッド7を止着して構成されている。この場合、ヘッド7を構成するヘッド本体7Aは、打球面7Bを有するフェース部7aと、フェース部7aの上縁から後方に延出するクラウン部7bと、フェース部7aの下縁から後方に延出するソール部7cと、前記クラウン部7b及びソール部7cの縁部を繋ぐサイド部7dと、このサイド部7dの後方側に位置するバック部7eとを備えている。なお、前記サイド部7dは、バック部7eを経由するトウ部7f及びヒール部7gを備えている。
前記ヘッド本体7Aは、フェース部7a以外については、例えば、チタン合金(Ti-6Al-4V,Ti-15V-3Cr-3Sn-3Al)、アルミ系合金、或いは、マグネシウム合金等を鋳造することで一体形成することができ、その前面側に、以下に詳述するフェース部7aの打球面を構成するフェース部材8が止着されるようになっている(本実施形態では、フェース部7aに所定の開口7Cを形成しておき、その開口部分にフェース部材8を嵌合し、周囲を溶着等した後、研磨することで中空構造の金属製のヘッド本体7Aが形成されている)。
この場合、ヘッド本体7Aについては、それを構成する各部材(フェース部、クラウン部、ソール部、サイド部;外殻体)を個別に形成しておき、夫々を溶着、接着等によって固定したものであっても良いし、複数の部材、或いは各部材の部分的な構成要素を鋳造等で一体形成しておき、それらを溶着、接着等によって固定したものであっても良い。
また、ヘッド本体7A内には、前記シャフト5の先端を止着するホーゼル部(図示せず)が一体形成されている。前記シャフト5は、クラウン部7bに形成されるシャフト挿入孔9を介して先端部を嵌合し前記ホーゼル部に止着される。
前記フェース部7aは、実際に打球が成される部分であり、上記したように、前記フェース部に開口7Cを形成しておき、この部分に別途止着されるフェース部材8を備えている。前記フェース部材8は、例えば、チタン、チタン合金(Ti-15V-3Cr-3Sn-3Al,Ti-6Al-4V,SP700,Ti-15V-6Cr-4Al,Ti-15Mo-5Zr-3Al、Ti-30Nb-10Ta-5Zr等)を、プレス加工、或いは鍛造等することで板状に一体形成されており、例えば、溶接、ろう付け、接着、レーザ溶接、又はCNC加工等によって止着されている。
また、前記フェース部7aは、正面から見た状態で、フェース面(打球される部分となる打球面)7Bを有している。このフェース面7Bは、上下を規定するトップエッジ7P、ソールエッジ7Q、及びサイドエッジ7Rによって囲まれた領域となっている。すなわち、フェース面7Bについては、ヘッド本体7Aを正面視した際、それが把握できるように、クラウン部7b、ソール部7c及びサイド部7dとの間の稜線(前記トップエッジ7P、ソールエッジ7Q、及びサイドエッジ7R)によって把握できるようになっている(稜線が湾曲している場合は、湾曲頂部によって規定される)。この場合、フェース面7Bには、別途、スコアライン7Sを形成しておいても良いし、前記フェース面7Bが明確になるように、色彩などによって色分けしても良い。
前記フェース部7aには、例えば、クラウン・ソール方向(以下、上下方向と称することもある)に沿って湾曲するロールが形成されると共に、トウ・ヒール方向(以下、左右方向と称することもある)に沿って湾曲するバルジが形成されており、両方の湾曲部の頂部領域に、上述したペンデュラムテストの手順に従って特定されるフェース部7aの中央位置Cが存在している。
本実施形態では、ゴルフクラブ1を基準水平面Pに対して規定のライ角で構えた状態においてフェース部の打球面(フェース面)7Bを正面視すると、クラウン側のトウ・ヒール方向の長さがソール側のトウ・ヒール方向の長さより長くなるフェース部形状を備えており、両サイドがソール側に向かって幅が狭くなる形状(クラウン側両サイドから、ソール側中央に向かって幅が狭くなる略三角形状)に形成されている。
上記したように構成されるフェース部7aは、打球が成される位置に応じてCT値が変化するように構成されている。具体的には、効率的にフェース部の中央領域のCT値を規制しつつ、フェース部の中央位置Cを通る水平線を基準として、クラウン側とソール側の反発性のバランスが向上するように、フェース部材8の肉厚を変化させている。
以下、本実施形態におけるフェース部7a(フェース部材8)の構成例、及びCT値の分布について具体的に説明する。
まず、CT値とフェース部の構造との関係について説明する。
CT値は、ヘッドそのものを測定装置に設置して得られる値であり、いわゆるボールを打球した際のフェース部に対する接触時間となる。このため、CT値が高いほど、フェース部は撓み易く、ボールの飛距離の向上が図れるようになる。通常、フェース部の撓み特性は、その材質にもよるが、肉厚や、フェース部のエッジ領域からの距離に依存するところが大きい。すなわち、肉厚を薄くすることで、フェース部自体が撓み易くなり、かつ、エッジ領域から最も離間する領域(フェース部の中央位置C)は、大きく撓み易いことから、中央位置CでのCT値は高くなる傾向となる。また、例えば、薄肉厚の部分を形成する等、部分的に肉厚変化させることで、その周辺の曲げ剛性は低下して撓み易くなることから、CT値を向上することが可能である。
逆に、フェース部のエッジ領域(フェース部周囲の支持領域であるクラウン部、サイド部、ソール部との接続部)のように、剛性が高い領域では撓み量が少ないことから、CT値を抑制することが可能である。それ以外にも、例えば、フェース部の裏面にリブを適切に配置して厚肉領域を適宜形成することで、その周辺の曲げ剛性が高まって撓み難くなることから、CT値を効率的に下げることが可能である。
上記の説明から明らかなように、中央位置でのCT値は、エッジ領域から最も離間する領域であるため、容易に向上はできるものの、ルール上、その上限が定められていることから、打球位置がばらついた際、中央位置で打球したときと同様な飛距離(安定した飛距離)が得られるようにするためには、効率的に中央位置でのCT値を規制しつつ、その周辺のCT値を、中央位置のCT値により近似させるか、或いはそれ以上の値となるように調整するのが重要となる。
具体的には、フェース部全体として撓み易い構造にしつつ、中央領域に厚肉部を配置することで、中央領域での撓みをある程度抑制することが可能となる。すなわち、フェース部に全く厚肉部を形成しない構造であれば、中央領域のCT値は高くできるものの、エッジに近付く領域では、剛性が急激に高まって、CT値が極端に低下してしまう可能性があるが、中央領域を厚肉化して、多少撓み難くしておくことで、フェース部全体として、中央領域以外のCT値を、それに近似した状態、もしくは高い状態に調整することが可能となる。
このため、本発明のヘッド構造では、例えば、図5に示すように、フェース部7a(フェース部材8)の中央部に、厚肉部20を形成すると共に、厚肉部20からクラウン側とソール側に向かって厚肉部20と同一の肉厚となる延長部21,22を形成することで、中央領域のCT値を効率的に抑制するようにしている。
前記中央部の厚肉部20は、フェース部の中央位置Cを含んでいれば良く、本実施形態における延長部21,22については、上述したフェース形状(打球面のクラウン側でのトウ・ヒール方向の長さが、ソール側でのトウ・ヒール方向の長さよりも長く形成されている)に基づいて、クラウン側には、厚肉部20のトウ・ヒール方向の両サイドに2本延出させており(延長部21,21)、ソール側には、厚肉部20の中心部分に1本延出させている(延長部22)。このため、厚肉部20及び延長部21,22は、全体として略Y字形状に形成されている。
具体的に、上記した厚肉部20、及び延長部21,22の肉厚に関しては、中央領域でのCT値を効果的に抑制できるように、フェース部材8における最も薄肉厚の部分(後述する薄肉厚部28,29)の肉厚に対して1.5〜3.5倍、好ましくは1.5〜2.5倍に設定しておけば良く、3.0〜6.0mm、好ましくは3.0〜5.0mmの範囲に設定しておけば良い。
上記のようなフェース形状において、中央位置Cを含む中央部に厚肉部20を形成することにより、中央領域での撓みを効果的に規制することが可能となり、かつ、このような厚肉部20に対して、クラウン側及びソール側に、略Y字状の延長部21,22を形成することで、より効果的に中央部のCT値を規制し、トウ・ヒール方向に高反発領域を拡大することが可能となる。
なお、前記厚肉部20及び延長部21,22の大きさ、高さ、肉厚、並びに、延長部21,22の形成位置や本数等については、中央領域におけるCT値が効果的に抑制できるのであれば、特に限定されることはないが、以下の要件を満たすことが必須となる。また、肉厚部20及び延長部21,22については、厳密に同一の肉厚に設定されていなくても良い。本実施形態では、クラウン側に、ソール側よりも本数が多い延長部を形成しておくことで、後述するように、クラウン側の剛性を容易に高めることが可能となる。
上記したフェース形状では、必然的にフェース部は、クラウン側が撓み易い構造となっていることから、この領域で打球すると、打球点における局部的な変形が大きくなって、玉離れする際のロフト角が大きくなってしまう。玉離れする際のロフト角が大きくなることは、プレーヤが思った以上に打ち出し角度が高くなることであり、それに伴い、弱い玉筋、すなわちボールの初速が遅くなってしまい、結果として、飛距離の低下につながってしまう。
そこで、図5に示すような厚肉部20、及び延長部21,22を有するフェース部7a(フェース部材8)の形状においては、クラウン側の剛性を高めておき、これにより、打球点における局部的な撓みを抑制して打ち出し角度が高くならないようにする。
具体的には、フェース部7aの中央位置Cを通る水平線P1(この水平線P1は、上記した基準水平面Pと平行となる)を基準として、フェース部7aをクラウン側とソール側に区分したとき、厚肉部20と延長部21,22を加算した面積を、ソール側よりもクラウン側に広く配置しておく。すなわち、クラウン側における厚肉部20と延長部21の加算面積A1が、ソール側における厚肉部20と延長部22の加算面積A2よりも広くなる(A1>A2)ように、前記厚肉部20、及び延長部21,22を形成しておく(厚肉領域を上方偏位としておく)。
これにより、フェース部7aは、相対的にクラウン側の剛性が高まるため、打球時におけるクラウン側での打点部分での局部的変形が防止され、玉離れ時におけるフェース面のロフト角の倒れ過ぎを防止して、飛距離の低下を防止することが可能となる。
また、フェース部7aにおけるCT値の分布については、以下のように設定される。
すなわち、中央位置Cからトウ・ヒール方向に±20mm、クラウン・ソール方向に±15mmの範囲内において、前記水平線P1からクラウン側及びソール側にそれぞれ10mmの範囲内での等距離位置における平均のCT値を、ソール側以上となるようにクラウン側を設定しておく。
ここで、中央位置Cからトウ・ヒール方向に±20mm、クラウン・ソール方向に±15mmの範囲としたのは、通常のゴルフクラブの打球時において、上記した範囲が、いわゆるミスショットとならない部分であることに基づく。また、水平線P1から等距離位置とは、例えば、水平線P1からクラウン側に5mmの位置、及びソール側に5mmの位置、並びに水平線P1からクラウン側に10mmの位置、及びソール側に10mmの位置が該当し、等距離位置で両者を比較する。したがって、例えば、水平線P1からクラウン側に5mmの位置において、トウ・ヒール方向で所定間隔(本実施形態では5mm間隔とする)のCT値を測定するとともに平均値を求め、同様に、水平線P1からソール側に5mmの位置において、トウ・ヒール方向で所定間隔(本実施形態では5mm間隔とする)のCT値を測定するとともに平均値を求める。
そして、水平線P1からクラウン側に5mmの位置でのCT値の平均値が、水平線P1からソール側に5mmの位置でのCT値の平均値以上となるように、フェース部7aが構成される。この場合、水平線P1からクラウン側に10mmの位置でのCT値の平均値についても、水平線P1からソール側に10mmの位置でのCT値の平均値以上となるように構成される。
なお、水平線P1から等距離位置、及び平均値を求めるに際しては、更に、短い距離としても良いが、クラウン側とソール側との相対関係であることから、上記のように5mm間隔であれば、比較する上では十分である。
上記したようなCT値分布となるようにするのは、以下の理由による。
通常、フェース部7aには、断面側面視でロールが形成されており、上方(クラウン側)ほどボールに対して斜め衝突となり、下側(ソール側)ほどボールに対して正面衝突する傾向となる。このため、ボールとの衝突効率を考慮すると、ソール側の方の反発性が良くなってしまうことから、水平線P1からクラウン側及びソール側にそれぞれ10mmの範囲内での等距離位置における平均のCT値について、ソール側以上となるようにクラウン側を設定しておくことで、クラウン・ソール方向で略均等な反発性が得られるようになり、打点がばらついても飛距離の向上、及び安定化が図れるようになる。
実際に、図5に示すような厚肉部20、及び延長部21,22が形成されたフェース部7aを備えたゴルフクラブであれば、以下の表に示すようなCT値分布を得ることが可能である。
ここでは、具体的な数値については特定しないが、上記した厚肉部20の構成、及び延長部21,22の構成を調整することで、CT値分布を、好ましい状態となるように設定した例である。表では、中央位置Cにおいて測定したCT値を基準(ルール範囲内となる値であり、この値を100%とする)としており、クラウン(U)・ソール(D)方向、及び、トウ(T)・ヒール(H)方向を、それぞれ5mm単位でCT値の分布状況を示したものである。
Figure 0005427598
このCT値分布で見られるように、水平線P1からクラウン側に5mmの位置(U5)でのCT値の平均値は、100.2、水平線P1からソール側に5mmの位置(D5)でのCT値の平均値は、98.2としており、水平線P1から±5mmの位置では、クラウン側におけるCT値の平均値を高く設定している。同様に、水平線P1からクラウン側に10mmの位置(U10)でのCT値の平均値は、95.9、水平線P1からソール側に10mmの位置(D10)でのCT値の平均値は、91.7としており、水平線P1から±10mmの位置においても、クラウン側におけるCT値の平均値を高く設定している。
以上のようなフェース部7aの構造を備えたゴルフクラブによれば、以下の作用効果が得られる。
上記のように、厚肉部20、及び延長部21,22によって構成される肉厚が厚い領域を、水平線P1を基準としてクラウン側に多く配分したことで、クラウン側の反発性を効率的に規制する一方、ソール側の反発性の規制を小さくすることができ、クラウン・ソール方向の広い範囲に亘って反発性を近似化した状態にすることができる。この場合、クラウン側では、肉厚が厚い領域が多いため、ソール側に対して剛性が高まり、上記したように、打球時におけるフェースの局部的な変形が抑制されて、飛距離の向上、及び安定化が図れるようになる。また、フェース部の中央位置及びソール側の位置との間で、打ち出し高さのバランスを改善することができ、更には、クラウン側とソール側の反発性(CT値)についても、バランス良く向上することが可能となる。
なお、ソール側については、クラウン側と比較すると、トウ・ヒール方向に肉厚の薄い範囲を大きく配分することが可能になるため、相対的に反発性が低下し易い位置の反発性を向上することが可能となる。
また、水平線P1からクラウン側及びソール側にそれぞれ10mmの範囲内での等距離位置における平均のCT値について、ソール側以上となるようにクラウン側を設定しておくことで、クラウン・ソール方向で略均等な反発性が得られるようになり、打点がばらついても飛距離の向上、及び安定化が図れるようになる。
したがって、フェース部7aの打球面の広い範囲に亘って、反発性をより最適化することができ、確実に飛距離の向上、及び安定化が図れるようになる。
上記した構成において、水平線P1からクラウン側及びソール側にそれぞれ10mmの範囲内での等距離位置におけるCT値に関し、測定位置(例えば、表1で示した測定点)によっては、ソール側が高くなっている部分が存在しても良い。すなわち、CT値は、厚肉部の形状や延長部の形状に依存するため、その形状によっては、部分的にソール側が高くなる位置(領域)が存在していても良い。ただし、比較する測定箇所の数の内、1/2以上の数が、ソール側よりもクラウン側が高くなるように設定されていれば良い。好ましくは、測定箇所(比較数)の70%以上、又は80%以上、クラウン側が高くなっていることが好ましい。実際には、100%クラウン側が高くなっていることが好ましいと考えられるが、設定できる許容範囲が限られること、及び効果と生産性を考慮すると、上記した範囲であれば、必要な作用効果を奏することが可能である。
また、上記した構成では、表1のCT値分布で示すように、フェース部7aの中央位置のCT値を基準として、中央位置Cから水平方向トウ側20mmの位置、水平方向ヒール側20mmの位置、及び、中央位置Cから垂直方向クラウン側15mmの位置、垂直方向ソール側10mmの位置の4つの位置で囲まれる範囲内のCT値を、中央位置におけるCT値の80%以上にしておくことが好ましい。
このような構成では、クラウン側のCT値がソール側に比較して相対的に大きくなるため、広い範囲に亘って打球時の反発性を向上することができ、打点がばらついても、より一層、飛距離の向上、及び安定化が図れるようになる。
さらに、上記した構成において、フェース部7aの中央位置Cを通る水平線P1を基準にして、フェース部7aをクラウン側とソール側の上下に区分したとき、(クラウン側の全体面積/ソール側の全体面積)より(クラウン側の厚肉部と延長部の面積/ソール側の厚肉部と延長部の面積)が大きい値となるように設定しておくことが好ましい。
このような設定にしておくことで、水平線P1を基準にして、クラウン側の高剛性領域が、より相対的に高い構造となることから、上述した作用効果をより確実に得ることが可能となる。
また、図5に示すフェース部7a(フェース部材8)の構造では、厚肉部20、及び延長部21,22の周囲に、それよりも薄肉厚となる領域を形成している。上記した実施形態では、厚肉部20、及び延長部21,22の形状は、略Y字状に形成されていることから、薄肉厚となる領域は、クラウン側の領域25、トウ側の領域26及びヒール側の領域27となっている。
このような薄肉厚部(厚肉部20と相対比較して薄肉厚とされる)25,26,27を周囲に形成しておくことで、厚肉部20及び延長部21,22の領域を撓み易くすることができ、フェース部全体としてCT値を低下させることなく、高い値に設定しておくことが可能となる。
なお、本実施形態では、フェース部7aは、開口7Cを形成しておき、この部分に別途止着されるフェース部材8によって構成されており、前記延長部21,22については、図5に示すように、フェース部材8のエッジに至る手前で終端させている。
このように構成することで、エッジ領域でのCT値の低下が抑制できると共に、中央領域のCT値を高い値に設定し易くなる。
また、開口7Cを規定しているフランジ部分7Fについては、フェース部材8のエッジ領域と同じ肉厚にしておいても良いが、更に薄肉厚にしておくことで、フェース部7aの中央領域でのCT値を向上することができる。この場合、必要に応じて、フランジ部分7Fに厚肉化される領域を形成しておいても良い。
本実施形態の構成では、上記した薄肉厚部(第1の薄肉厚部と称する)25,26,27の周囲に、更にそれよりも薄肉厚となる第2の薄肉厚部28,29を形成している。このような薄肉厚部28,29は、トウ側とヒール側において広く形成されており、これにより、トウ・ヒール方向の幅広い範囲に亘ってCT値を中央位置のCT値に近似させ易くなり、打球時における打点がフェース中央位置からトウ・ヒール方向に外れた場合でも、飛距離の向上、及び安定化が図れるようになる。
なお、第1の薄肉厚部25,26,27については、厚肉部20及び延長部21,22の肉厚に近付けることで(具体的には、厚肉部20及び延長部21,22の肉厚の70〜90%とする)ことで、クラウン側の剛性を高める機能が増し、打球時における局部的な変形を効果的に抑制することが可能となる。或いは、第1の薄肉厚部25,26,27については、第2の薄肉厚部28,29の肉厚に近付けることで(具体的には、第2の薄肉厚部28,29の肉厚の110〜150%とする)ことで、トウ・ヒール方向の幅広い範囲に亘って、より反発性を向上することが可能となる。もちろん、これらの薄肉厚部については、このような厚さに限定されるものではない。
また、上記した構成では、肉厚が異なる部分については、段差(垂直)にするのではなく、次第に薄肉厚側に向かって傾斜する傾斜部30を形成しておくことが好ましい。
このような傾斜部30を形成しておくことにより、応力集中によって割れ等を効果的に防止することが可能となり、更には、CT値の急激な変化や打感(振動)の急変を防ぐことが可能となる。
また、上記した構成では、第1の薄肉厚部25,26,27、及び第2の薄肉厚部28,29については、そのエリア内で略均一の肉厚としても良いが、周縁側に移行するにつれて、次第に薄肉厚化しておくことが好ましい。このように構成することで、より容易に反発性を中央位置と近似化させることが可能となる。
次に、図6を参照して、本発明の別の実施形態について説明する。
図6は、フェース部分の構成を示す図である。上記した実施形態では、フェース部7aは、クラウン部7b、ソール部7c及びサイド部7dの前方側にフランジを形成し、そのフランジの端面によって規定される開口部分にフェース部材8を嵌入して止着する構成であったが、図6に示すように、フェース部材8は、板状に構成するのではなく、周囲を折り曲げてカップ型の形状となるように形成し、その折り曲げられた部分を、クラウン部7b、ソール部7c及びサイド部7dの開口端面に止着しても良い。或いは、フェース部7aについては、別部材となるフェース部材8を止着するのではなく、ヘッド本体7Aと共に一体形成されていても良い。
この実施形態では、厚肉部20、及び延長部21,22を略Y字形状に形成するとともに、各延長部21,22をフェース部7aのエッジまで延長させている。また、厚肉部20、及び延長部21,22の周囲に、それよりも薄肉厚となる領域25A,26A,27Aを形成している。
このような構成では、フェース面側に開口部を設け、溶接などで止着する場合に対し、フェース面に溶接ビードがないため、フェースのエッジ領域でのCT値を高い値に設定し易いと共に、比較的、トウ・ヒール方向に広く薄肉厚部26A,27Aを形成しているため、トウ・ヒール方向の幅広い範囲に亘ってCT値を中央位置のCT値に近似させ易くなり、打球時における打点がフェース中央位置からトウ・ヒール方向に外れた場合でも、より飛距離の向上、及び安定化が図れるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態のようなフェース構造に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
すなわち、本発明におけるフェース部は、打球面のクラウン側でのトウ・ヒール方向の長さが、ソール側でのトウ・ヒール方向の長さよりも長く形成されていること、フェース部の中央部に厚肉部を形成し、かつ厚肉部からクラウン側とソール側に向かって延設される延長部を形成すること、フェース部の中央位置を通る水平線を基準として、フェース部をクラウン側とソール側に区分したとき、前記厚肉部と前記延長部を加算した面積が、ソール側よりもクラウン側に広く配置されていること、そして、中央位置からトウ・ヒール方向に±20mm、クラウン・ソール方向に±15mmの範囲内において、水平線からクラウン側及びソール側にそれぞれ10mmの範囲内での等距離位置における平均のCT値を、ソール側以上となるようにクラウン側を設定したものであれば、具体的なフェース部の構造について適宜、変形することが可能である。
このため、フェース部7aの構成材料、位置(領域)による肉厚変化(延長部の構成)については、特定の構造に限定されるものではなく、更に上記した構成以外にも、フェース部の裏面に付加的な構造物、例えば、リブ、溝部、凹所、突起等を一体形成したり、接着や溶着等によって付加しても良い。この場合、付加的な構造物については、例えば、リブや突起の高さ、肉厚、形成位置、形状を変化させたり、溝部や凹所の深さや幅、形成位置を変化させることで、上記したCT値を変化させることが可能である。
また、上記した厚肉部20は、その中心位置が、フェース部7aの中央位置Cと近似する位置に形成しておくことが好ましいが、中央位置Cが、厚肉部20の略中心となる位置の近傍(半径10mm以内)に存在していても良い。例えば、厚肉部20を、クラウン側に偏位させたり、トウ側に偏位させても良い。
また、ヘッドの重心位置からフェース部7aに垂線を下ろした点、いわゆるスイートスポットは、ヘッドの重心設計に依存するため、フェース部の中央位置Cと一致しないこともあるが、スイートスポットについては、打球時にボールを最も芯で捉えた、という感覚が得られ、かつ、ボールに対して最も効率良くヘッドスピードを伝達できる部分であることから、上記したフェース部の中央位置Cに一致させるか、その近傍位置(少なくとも中央位置から半径10mm以内)に設定しておくことが望ましい。
1 ゴルフクラブ
5 シャフト
7 ヘッド
7A ヘッド本体
7B フェース面
7a フェース部
7b クラウン部
8 フェース部材
20 厚肉部
21,22 延長部
C 中央位置

Claims (4)

  1. フェース部と、クラウン部と、ソール部と、トウ側及びヒール側で構成されるサイド部と、バック部とで外殻体を形成した中空構造の金属製のクラブヘッドを有し、前記フェース部における打球面のクラウン側でのトウ・ヒール方向の長さが、ソール側でのトウ・ヒール方向の長さよりも長く形成されているゴルフクラブであって、
    前記フェース部は、中央部に厚肉部を有すると共に、厚肉部から前記クラウン側とソール側に向かって延設される延長部を有しており、
    前記フェース部の中央位置を通る水平線を基準として、フェース部をクラウン側とソール側に区分したとき、前記厚肉部と前記延長部を加算した面積は、ソール側よりもクラウン側に広く配置されており、
    前記中央位置からトウ・ヒール方向に±20mm、クラウン・ソール方向に±15mmの範囲内において、前記水平線からクラウン側及びソール側にそれぞれ10mmの範囲内での等距離位置における平均のCT値を、ソール側以上となるようにクラウン側を設定したことを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 前記フェース部の中央位置のCT値を基準として、前記中央位置から水平方向トウ側20mmの位置、水平方向ヒール側20mmの位置、及び、前記中央位置から垂直方向クラウン側15mmの位置、垂直方向ソール側10mmの位置の4つの位置で囲まれる範囲内のCT値を、中央位置におけるCT値の80%以上にしたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。
  3. フェース部の中央位置を通る水平線を基準にして、フェース部をクラウン側とソール側の上下に区分したとき、(クラウン側の全体面積/ソール側の全体面積)より(クラウン側の厚肉部と延長部の面積/ソール側の厚肉部と延長部の面積)が大きい値となるように設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフクラブ。
  4. 前記フェース部は、前記厚肉部及び延長部の周囲に、それよりも薄肉厚となる第1の薄肉厚部と、前記第1の薄肉厚部の周囲に、それよりも薄肉厚となる第2の薄肉厚部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のゴルフクラブ。
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