JP5249257B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

ゴルフクラブ Download PDF

Info

Publication number
JP5249257B2
JP5249257B2 JP2010015661A JP2010015661A JP5249257B2 JP 5249257 B2 JP5249257 B2 JP 5249257B2 JP 2010015661 A JP2010015661 A JP 2010015661A JP 2010015661 A JP2010015661 A JP 2010015661A JP 5249257 B2 JP5249257 B2 JP 5249257B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
thick
toe
crown
sole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010015661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011152275A (ja
Inventor
資人 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Globeride Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Globeride Inc filed Critical Globeride Inc
Priority to JP2010015661A priority Critical patent/JP5249257B2/ja
Publication of JP2011152275A publication Critical patent/JP2011152275A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5249257B2 publication Critical patent/JP5249257B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ゴルフクラブに関し、詳細には、中空構造のヘッドを有するゴルフクラブに関する。
従来、中空構造の金属製ヘッドにおけるフェース部は、撓み易くすることで、打球時にボールの潰れが抑制され、これにより、ボール変形によるエネルギーロスを少なくして、飛距離の向上が図れることが知られている。したがって、飛距離の向上を図るためには、フェース部の中央領域を撓み易く構成すれば良いが、フェース部の撓みに関しては、ルールによって規制されている。
すなわち、フェース部の撓みに関しては、その指標として、USGA(米国ゴルフ協会)のペンデュラムテストに準拠して測定する手法が存在しており、キャラクタリスティックタイムという数値(以下、CT値)により、フェース部の撓みを評価することが一般化されている。具体的に、CT値は、上記したペンデュラムテストの手順に従ってフェース部の中心(以下、フェース部の中央位置とも称する)を特定し、この中央位置に所定の試験子を衝突させたときの接触時間を計測することで、フェース部の弾性を評価するものであり、CT値が高くなる(接触時間が長くなる)と、フェース部が撓み易くなってボールの飛距離の向上が図れるようになるものの、フェース部の中央位置におけるCT値が所定値を超えると、それはルールに適合しないものと判別される。
このため、フェース部の剛性や反発性を調整するために、例えば、特許文献1に開示されているように、フェース部の中央部分の肉厚を厚く形成(フェース部の裏面にI字状のリブを形成)することが知られている。また、特許文献2には、フェース部の裏面にX字状のリブを形成することで、中央部分の剛性や反発性を規制しつつ、その周囲の反発性を低下させないことが行われている。すなわち、フェース部の中央は、構造的には最も撓み易い領域であることから、上記したようなリブを形成することにより、中央部分の剛性や反発性を規制しつつ、その周囲の反発性を低下させないような調整が行われている。
特開2006−175135号 特許第3315618号
上記した特許文献1及び2に記載されているように、フェース部の裏面に、適宜肉厚を厚くしたリブを形成することで、フェース部の剛性や反発性を調整することが知られているが、単にリブを形成しただけでは、フェース部の中央領域の反発性を効率的に規制して、広い範囲に亘ってフェース部の中央領域と近似したCT値に設定すること(効率的にCT値を調整し、中央位置で打球した場合と同様な飛距離が得られるヘッド構造にすること)は困難である。
すなわち、特許文献1に開示されているようなI字状のリブをクラウン部からソール部にかけて形成した場合、中央部分における反発性を規制しやすくなるが、リブ部分の反発性が低くなりすぎたり、リブの部分とリブ以外の部分であるトウ側やヒール側の反発性との差が大きすぎる等の問題がある。
また、特許文献2に開示されているX字状のリブでは、フェース部のトウ・ヒール方向に広い範囲に亘ってフェース部の中央と近似したCT値に設定することが難しい。特に、トウ・ヒール方向の広い範囲に亘って反発性を向上することが困難であり、また、クラウン・ソール方向においても反発性の調整が困難である。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、打球面の中央位置付近において効率良く反発性(CT値)を規制しつつ、フェース部のトウ・ヒール方向の広い範囲、及びクラウン・ソール方向においても反発性を高め、打球時の打点がばらついても、飛距離の向上及び安定化が図れるゴルフクラブを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、フェース部と、クラウン部と、ソール部と、トウ側及びヒール側で構成されるサイド部と、バック部とで外殻体を形成した中空構造の金属製のクラブヘッドを有するゴルフクラブであって、前記フェース部は、フェース部の中央位置を含む中央領域にトウ・ヒール方向に延びる厚肉部を有すると共に、前記厚肉部の両側のそれぞれに、前記クラウン側とソール側に向かって延設される延長部を有しており、前記フェース部の中央位置を通る水平線を基準としてトウ・ヒール方向における前記フェース部の幅をW、及びトウ・ヒール方向における前記厚肉部の幅をwとし、前記厚肉部の中央位置を通るクラウン・ソール方向における高さをhとした場合、前記厚肉部は、前記幅wの中間点からトウ側及びヒール側に、10mm〜25mmの範囲で延長され、w/Wを0.2〜0.50の範囲で、h<wに設定し、前記厚肉部のクラウン側及びソール側のエッジ形状は、フェース部前面に形成したスコアラインを横切る凹凸状に形成されていることを特徴とする。
上述した構成において、前記フェース部におけるCT値は、周囲がクラウン部、サイド部、ソール部に接続された状態であることから、通常は、中央位置、乃至はその付近(中央領域とも称する)が最も撓み易くなって高い数値(ルール上、上限値が規制される)となるものの、フェース部の中央領域に厚肉部を形成すると共に、厚肉部の両側において、クラウン側とソール側に向かって延長部を形成することで、中央位置のCT値を効率的に抑制しつつ、その抑制されたCT値を中央位置の周囲に拡大することが可能となる。
この場合、前記厚肉部は、上記したように定義される幅wの中間点からトウ側及びヒール側に10mm〜25mmの範囲で延長されており、かつ、w/Wを0.2〜0.50、の範囲で、h<wに設定したことで、厚肉部は、クラウン・ソール方向よりもトウ・ヒール方向に広がる形状となり、これにより、中央位置でのCT値を効果的に抑制しつつ、トウ・ヒール方向のCT値を大きく低下させることなく中央位置に近似した値に設定することが可能となる。また、トウ・ヒール方向に広がった形状の厚肉部の両側には、クラウン側とソール側に向かって延設される延長部が形成されているため、中央領域のクラウン側とソール側のCT値についても大きく低下させることなく、高反発性を維持することが可能となる。
本発明によれば、打球面の中央位置付近において効率良く反発性(CT値)を規制しつつ、フェース部のトウ・ヒール方向の広い範囲、及びクラウン・ソール方向においても反発性が高く、打球時の打点がばらついても、飛距離の向上及び安定化が図れるゴルフクラブが得られるようになる。
本発明に係るゴルフクラブの第1の実施形態を示した正面図。 ヘッド部分の上面図。 ヘッド部分の正面図。 図2のA−A線に沿った断面図(縦断面図)。 フェース部分の裏面図(ヘッド内部からフェース部を見た図)。 本発明の第2の実施形態を示す図であり、フェース部分の裏面図。 本発明の第3の実施形態を示す図であり、フェース部分の裏面図。 本発明の第4の実施形態を示す図であり、フェース部分の裏面図。 (a)は、図5のB−B線に沿った断面図、(b)は、図7のC−C線に沿った断面図、(c)は、図5のD−D線に沿った断面図、(d)は、(c)に示す延長部の断面形状の変形例を示す図。
以下、本発明に係るゴルフクラブの実施形態について説明する。
図1から図5は、本発明に係るゴルフクラブの第1の実施形態を示す図であり、図1は、ゴルフクラブの正面図、図2は、ヘッド部分の上面図、図3は、ヘッド部分の正面図、図4は、図2のA−A線に沿った断面図(縦断面図)、そして、図5は、フェース部分の裏面図(ヘッド内部からフェース部を見た図)である。
本実施形態に係るゴルフクラブ1は、金属やFRPで構成されたシャフト5の先端に、基準水平面Pに対して規定のライ角、及びロフト角に設定されたヘッド7を止着して構成されている。この場合、ヘッド7を構成するヘッド本体7Aは、打球面7Bを有するフェース部7aと、フェース部7aの上縁から後方に延出するクラウン部7bと、フェース部7aの下縁から後方に延出するソール部7cと、前記クラウン部7b及びソール部7cの縁部を繋ぐサイド部7dと、このサイド部7dの後方側に位置するバック部7eとを備えている。なお、前記サイド部7dは、バック部7eを経由するトウ部7f及びヒール部7gを備えている。
前記ヘッド本体7Aは、フェース部7a以外については、例えば、チタン合金(Ti-6Al-4V,Ti-15V-3Cr-3Sn-3Al)、アルミ系合金、或いは、マグネシウム合金等を鋳造することで一体形成することができ、その前面側に、以下に詳述するフェース部7aの打球面を構成するフェース部材8が止着されるようになっている(本実施形態では、フェース部7aに所定の開口7Cを形成しておき、その開口部分にフェース部材8を嵌合し、周囲を溶着等した後、研磨することで中空構造の金属製のヘッド本体7Aが形成されている)。
この場合、ヘッド本体7Aについては、それを構成する各部材(フェース部、クラウン部、ソール部、サイド部;外殻体)を個別に形成しておき、夫々を溶着、接着等によって固定したものであっても良いし、複数の部材、或いは各部材の部分的な構成要素を鋳造等で一体形成しておき、それらを溶着、接着等によって固定したものであっても良い。
また、ヘッド本体7A内には、前記シャフト5の先端を止着するホーゼル部(図示せず)が一体形成されている。前記シャフト5は、クラウン部7bに形成されるシャフト挿入孔9を介して先端部を嵌合し前記ホーゼル部に止着される。
前記フェース部7aは、実際に打球が成される部分であり、上記したように、前記フェース部に開口7Cを形成しておき、この部分に別途止着されるフェース部材8を備えている。前記フェース部材8は、例えば、チタン、チタン合金(Ti-15V-3Cr-3Sn-3Al,Ti-6Al-4V,SP700,Ti-15V-6Cr-4Al,Ti-15Mo-5Zr-3Al、Ti-30Nb-10Ta-5Zr等)を、プレス加工、或いは鍛造等することで板状に一体形成されており、例えば、溶接、ろう付け、接着、レーザ溶接、又はCNC加工等によって止着されている。
また、前記フェース部7aは、正面から見た状態で、フェース面(打球される部分となる打球面)7Bを有している。このフェース面7Bは、上下を規定するトップエッジ7P、ソールエッジ7Q、及びサイドエッジ7Rによって囲まれた領域となっている。すなわち、フェース面7Bについては、ヘッド本体7Aを正面視した際、それが把握できるように、クラウン部7b、ソール部7c及びサイド部7dとの間の稜線(前記トップエッジ7P、ソールエッジ7Q、及びサイドエッジ7R)によって把握できるようになっている(稜線が湾曲している場合は、湾曲頂部によって規定される)。この場合、フェース面7Bには、別途、スコアライン7Sを形成しておいても良いし、前記フェース面7Bが明確になるように、色彩などによって色分けしても良い。
前記フェース部7aには、例えば、クラウン・ソール方向(以下、上下方向と称することもある)に沿って湾曲するロールが形成されると共に、トウ・ヒール方向(以下、左右方向と称することもある)に沿って湾曲するバルジが形成されており、両方の湾曲部の頂部領域に、上述したペンデュラムテストの手順に従って特定されるフェース部7aの中央位置Cが存在している。
本実施形態では、ゴルフクラブ1を基準水平面Pに対して規定のライ角で構えた状態においてフェース部の打球面(フェース面)7Bを正面視すると、クラウン側のトウ・ヒール方向の長さがソール側のトウ・ヒール方向の長さより長くなるフェース部形状を備えており、両サイドがソール側に向かって幅が狭くなる形状(クラウン側両サイドから、ソール側中央に向かって幅が狭くなる略三角形状)に形成されている。
上記したように構成されるフェース部7aは、打球が成される位置に応じてCT値が変化するように構成されている。具体的には、効率的にフェース部の中央領域のCT値を規制しつつ、トウ・ヒール方向におけるCT値を大きく低下(反発性を低下)させることなく、さらには、中央領域のクラウン・ソール方向においても、CT値が大きく低下しないようにフェース部材8の肉厚を変化させている。
以下、本実施形態におけるフェース部7a(フェース部材8)の構成例、及びCT値の分布について具体的に説明する。
まず、CT値とフェース部の構造との関係について説明する。
CT値は、ヘッドそのものを測定装置に設置して得られる値であり、いわゆるボールを打球した際のフェース部に対する接触時間となる。このため、CT値が高いほど、フェース部は撓み易く、ボールの飛距離の向上が図れるようになる。通常、フェース部の撓み特性は、その材質にもよるが、肉厚や、フェース部のエッジ領域からの距離に依存するところが大きい。すなわち、肉厚を薄くすることで、フェース部自体が撓み易くなり、かつ、エッジ領域から最も離間する領域(フェース部の中央位置C)は、大きく撓み易いことから、中央位置CでのCT値は高くなる傾向となる。また、例えば、薄肉厚の部分を形成する等、部分的に肉厚変化させることで、その周辺の曲げ剛性は低下して撓み易くなることから、CT値を向上することが可能である。
逆に、フェース部のエッジ領域(フェース部周囲の支持領域であるクラウン部、サイド部、ソール部との接続部)のように、剛性が高い領域では撓み量が少ないことから、CT値を抑制することが可能である。それ以外にも、例えば、フェース部の裏面にリブを適切に配置して厚肉領域を適宜形成することで、その周辺の曲げ剛性が高まって撓み難くなることから、CT値を効率的に下げることが可能である。
上記の説明から明らかなように、中央位置でのCT値は、エッジ領域から最も離間する領域であるため、容易に向上はできるものの、ルール上、その上限が定められていることから、打球位置がばらついた際、中央位置で打球したときと同様な飛距離(安定した飛距離)が得られるようにするためには、効率的に中央位置でのCT値を規制しつつ、その周辺のCT値を、中央位置のCT値により近似させるか、或いはそれ以上の値となるように調整するのが重要となる。
具体的には、フェース部全体として撓み易い構造にしつつ、中央領域に厚肉部を配置することで、中央領域での撓みをある程度抑制することが可能となる。すなわち、フェース部に全く厚肉部を形成しない構造であれば、中央領域のCT値は高くできるものの、エッジに近付く領域では、剛性が急激に高まって、CT値が極端に低下してしまう可能性があるが、中央領域を厚肉化して、多少撓み難くしておくことで、フェース部全体として、中央領域以外のCT値を、それに近似した状態、もしくは高い状態に調整することが可能となる。
この場合、厚肉部を、クラウン・ソール方向よりも、トウ・ヒール方向の方が長くなるように形成することで、中央領域からトウ・ヒール方向へ剛性を高めることとなることから、中央領域のCTを効果的に規制しつつ、その規制されたCT値に近いCT値をトウ・ヒール方向に拡大することが可能となる。また、トウ・ヒール方向に拡がった厚肉部について、その両側に、クラウン側及びソール側に延設される延長部(この延長部は、厚肉部と同一、又は略同一の肉厚とされる)を形成することで、中央領域のCT値を規制した際、トウ・ヒール方向のCT値が相対的に高くなる部分の剛性を効果的に規制できることとなり、中央領域において、中央領域のCT値(規制されたCT値)に近いCT値をクラウン側、及びソール側についても拡大することが可能となる。
本発明のヘッド構造では、例えば、図5に示すように、フェース部7a(フェース部材8)の中央領域に、トウ・ヒール方向に延出する厚肉部20を形成すると共に、厚肉部20の両側(ここでの両側は、トウ・ヒール方向に離れた位置に形成されていれば良い)からクラウン側とソール側に向かって、それぞれ厚肉部20と同一の肉厚となる延長部21,22(クラウン側の延長部を符号21で示し、ソール側の延長部を符号22で示す)を形成することで、上記したようなCT値分布が効率的に得られるようにしている。
前記中央領域に形成される厚肉部20は、フェース部7aの中央位置Cを含んでいれば良く、本実施形態では、厚肉部20のトウ・ヒール方向の両端において、クラウン側へ2本、ソール側へ2本の合計4本の延長部21,22を形成している。このため、厚肉部20及び延長部21,22は、全体として、略H字形状に形成されており、厚肉部20及び延長部21,22によって、トウ側、ヒール側、クラウン側及びソール側に4つの薄肉厚部25,26,27,28が形成されている。
具体的に、上記した厚肉部20、及び延長部21,22の肉厚に関しては、中央領域でのCT値を効果的に抑制できるように、フェース部材8における薄肉厚部25,26,27,28において、最も薄肉厚の部分の肉厚に対して1.3〜4倍、好ましくは2〜3倍に設定しておけば良く、その肉厚については、3〜5mm、好ましくは3.5〜4.2mmの範囲に設定しておけば良い。
上記のように、中央位置Cを含む中央領域に、トウ・ヒール方向に延びる厚肉部20を形成することにより、中央領域での撓みを効果的に規制することが可能となり、かつ、このような厚肉部20の両端に対して、クラウン側及びソール側に略H字状となる延長部21,22を形成することで、より効果的に中央領域のCT値を規制しつつ、トウ・ヒール方向のCT値を大きく低下させることなく、高反発領域を拡大することが可能となる。
なお、前記厚肉部20及び延長部21,22の大きさ、高さ、肉厚、並びに、延長部21,22の形成位置については、中央領域におけるCT値が効果的に抑制できるのであれば、特に限定されることはないが、ヘッドの大きさ(フェース部7aの大きさ)に基づいて、以下の要件を満たしていれば良い。また、肉厚部20及び延長部21,22については、厳密に同一の肉厚に設定されていなくても良い(略同一であっても良い)。
図3に示すように、前記フェース部7aの中央位置Cを通る水平線P1を基準としてトウ・ヒール方向におけるフェース部7aの幅をW、高さをH、及び図5に示すように、トウ・ヒール方向における前記厚肉部20の幅をw、厚肉部20の中央位置Cを通るクラウン・ソール方向における高さをhとする。この場合、フェース部7aの幅Wについては、フェース面7Bの両サイドを規定するサイドエッジ7Rと、フェース部7aの中央位置Cを通る水平線P1が交差する位置によって定義され、フェース部7aの高さHについては、フェース面7Bの上下を規定するトップエッジ7P、ソールエッジ7Qと、フェース部7aの中央位置Cを通る垂直線P2が交差する位置によって定義される。また、厚肉部20の幅wについては、図5に示すように、フェース部7aの中央位置Cを通る水平線P1を基準としたトウ・ヒール方向における幅(後述する傾斜部を含まない)によって定義され、厚肉部20の高さhについては、中央位置Cを通る垂直線P2を基準としたクラウン・ソール方向における高さ(後述する傾斜部を含まない)によって定義される。
なお、中央位置Cは、厚肉部20の範囲内にあれば良く、厚肉部20は、多少、トウ側やヒール側にシフトしていたり、クラウン側やソール側にシフトしていても良い。このため、厚肉部20における前記幅wの中間点C1は、水平線P1上に存在するものの、前記中央位置Cと一致しないこともある(本実施形態では、中央位置Cと中間点C1は一致している)。具体的には、厚肉部20をトウ側にシフトすることでトウ側のCT値が低くなる傾向となり、厚肉部20をヒール側にシフトすることでヒール側のCT値が低くなる傾向となる。また、厚肉部20をクラウン側にシフトすることでクラウン側のCT値が低くなる傾向となり、厚肉部20をソール側にシフトすることでソール側のCT値が低くなる傾向となる。
上記した定義において、厚肉部20のトウ・ヒール方向の長さについては、幅wの中間点C1からトウ側及びヒール側に、10mm〜25mmの範囲、好ましくは10mm〜20mmの範囲で延長していれば良い。すなわち、このような範囲に設定したのは、中間点C1から、トウ・ヒール方向に延長する長さが10mm未満であると、厚肉部20のトウ側、ヒール側の薄肉厚部26,27部分のCT値が高くなる傾向が大きくなるためであり、長さが25mmを超えると、厚肉部20近辺の中央領域のCT値が高くなる傾向が大きくなるためである。
この場合、wの長さについては、フェース部7aの大きさ(例えば、番手の異なるゴルフクラブ)に基づいて決定され、前記フェース部の幅Wに対するw/Wについては、0.2〜0.50の範囲、好ましくは0.25〜0.45の範囲で延長していれば良い。すなわち、w/Wについて上記のように設定したのは、0.2未満になると、厚肉部20のトウ側、ヒール側の薄肉厚部26,27部分のCT値が高くなる傾向が大きくなるためであり、0.50を超えると、厚肉部20近辺の中央領域のCT値が高くなる傾向が大きくなるためである。また、肉厚部20に関しては、トウ・ヒール方向において、反発性の低下がより小さくできるように、相対的にクラウン・ソール方向よりも、トウ・ヒール方向の方の長さが長く形成されていれば良い(h<w)。具体的には、厚肉部20のh/wについては、0.08〜0.95の範囲、好ましくは0.15〜0.80の範囲に設定されていれば良い。
なお、本発明におけるヘッド構造では、フェース部の幅Wが、100mm以下、フェース部の高さHが、60mm以下のものであれば良い。また、厚肉部20については、その幅wは、20mm〜50mm、高さhは、3mm〜20mmの範囲にあれば良い。さらに、厚肉部20の形状については、図に示したように、トウ・ヒール方向に延出する略矩形形状に限定されることはなく、上記した数値範囲が満足されるのであれば、例えば楕円形状のような湾曲部を含む形状、直線と湾曲部を有する形状としても良い。
以上のような厚肉部20、及び延長部21,22が形成されたフェース部7aの構造を備えたゴルフクラブによれば、以下の作用効果が得られる。
上記のように、トウ・ヒール方向に延出する厚肉部20を形成したことで、中央位置CのCT値を効率的に抑制しつつ、その抑制されたCT値(中央位置の反発性に近いCT値)、すなわち高反発領域を、フェース部の中央位置からトウ・ヒール方向に拡大して、効率良く高反発性の領域を拡大することが可能となる。したがって、打球時のボールの打点が中央位置からずれても、中央位置で打球した場合と近似した飛距離が得られ、平均飛距離の向上と安定化が図れるようになる。また、トウ・ヒール方向に広がった厚肉部20の両側には、クラウン側とソール側に向かって延設される延長部21,22が形成されているため、中央領域のクラウン側とソール側のCT値についても大きく低下させることなく、高反発性を維持することが可能となり、高反発領域をワイドにすることが可能となる。
また、図5に示すフェース部7a(フェース部材8)の構造では、厚肉部20、及び延長部21,22の周囲に、それよりも薄肉厚となる領域を形成している。上記した実施形態では、厚肉部20、及び延長部21,22の形状は、略H字状に形成されていることから、薄肉厚部は、トウ側の領域25、ヒール側の領域26、クラウン側の領域27及びソール側の領域28となっている。
このような薄肉厚部(厚肉部20と相対比較して薄肉厚とされる)25,26,27,28を周囲に形成しておくことで、厚肉部20及び延長部21,22の領域を撓み易くすることができ、フェース部全体としてCT値を低下させることなく、高い値に設定しておくことが可能となる。
なお、本実施形態では、フェース部7aは、開口7Cを形成しておき、この部分に別途止着されるフェース部材8によって構成されており、前記延長部21,22については、図5に示すように、フェース部材8のエッジに至る手前で終端させている。
このように構成することで、エッジ領域でのCT値の低下が抑制できると共に、中央領域のCT値を高い値に設定し易くなる。
また、開口7Cを規定しているフランジ部分7Fについては、フェース部材8のエッジ領域と同じ肉厚にしておいても良いが、更に薄肉厚にしておくことで、フェース部7aの中央領域でのCT値を向上することができる。この場合、必要に応じて、フランジ部分7Fに、部分的に厚肉化される領域を形成しておいても良い。
また、上記した構成では、肉厚が異なる部分については、段差(垂直)にするのではなく、次第に薄肉厚部に向かって傾斜する傾斜部30を形成しておくことが好ましい。
このような傾斜部30の形状は、延長部21,22の断面形状とともに適宜変形することが可能である。例えば、図9(c)に示すように、延長部21,22の表面を平坦として、傾斜部30を直線的に形成して次第に薄肉厚化したり、図9(d)に示すように、延長部21,22の表面を湾曲状にして、傾斜部30を曲線的にして次第に薄肉厚化したものであっても良い。
このような傾斜部30を形成しておくことにより、応力集中によって生じやすい割れ等を効果的に防止することが可能となり、反発性と耐久性の向上、及び安定化が図れ、更には、CT値の急激な変化や打感(振動)の急変を防ぐことが可能となる。なお、傾斜部30の幅Lについては、前記作用効果が確実に得られるように1mm以上にすることが好ましく、さらには、薄肉厚部から延長部(厚肉部)までの高さh1よりも大きくすることが好ましい。また、傾斜部30の傾斜率については、任意に設定できるが、図9(d)に示すように、薄肉厚部に近いほど傾斜が緩やかになるように傾斜率を設定することで、応力集中を緩和し、フェースの強度を保つことができる。
また、上記した延長部21,22については、上記したように、フェース部材8のエッジに至る手前(クラウン部及びソール部の手前)で終端させているが、各端面には、図9(a)に示すように、最終的に薄肉厚部25〜28と略同一肉厚となるようにテーパ31を形成しておくことが好ましい。具体的には、薄肉厚部25〜28の肉厚の1.2倍以下になっていれば良い。また、テーパ31の長さは、延長部21,22の1/3以下(たとえば0.5〜7mm、好ましくは1〜5mm)とするのが良い。
このように構成することで、より広範囲にCT値を高くすることができ、高反発領域をワイドにすることが可能となる。なお、次第に薄肉厚化されるテーパ31以外にも、段階的に肉厚を薄く形成する構成であっても良い。
また、上記した延長部21,22については、クラウン側、及びソール側の少なくとも一方は、フェースの周縁に移行するに連れてトウ・ヒール方向の距離が広がるように形成しておくことが好ましい(図5に示す構造は、クラウン側、ソール側ともに、周縁に移行するに連れて次第に幅広になるように形成されている)。
通常、上記のように形成される延長部は、フェース部の周縁に近づくほど、各延長部21,22の影響による反発性の低下が生じるが、延長部をトウ・ヒール方向に移行するに連れて次第に広げることで、トウ側やヒール側の周辺部近くまで、中央位置と近似した反発性にすること(相対的な反発性の向上)が可能となる。すなわち、フェース部の周縁に近い領域においても、反発性に優れた範囲をトウ・ヒール方向に拡大することが可能となる。具体的には、各延長部における中心同士のトウ・ヒール方向の距離L2は、40mm以上、より好ましくは50mm以上に形成するのが良い。
さらに、延長部21,22の幅L3(ここでの幅は、図9(c)に示すように、傾斜部30を含む幅とする)は、厚肉部20の前記高さhよりも小さく形成しておくことが好ましい。
このように構成することで、フェース部の中央位置の反発性をトウ・ヒール方向に効率良く規制できるとともに、クラウン側やソール側の厚肉部による反発性の低下を防止することができ、トウ・ヒール方向と、クラウン・ソール方向の反発性を改善でき、広い範囲にわたってフェース部の中央位置に近似した反発性を得ることが可能となる。
この場合、クラウン側の延長部とソール側の延長部、又はトウ側の延長部とヒール側の延長部に関し、一方の幅を大きく他方の幅を狭くして幅の差を持たせることで、反発性を調整することが可能となる。例えば、クラウン側の延長部21の幅を、ソール側の延長部22の幅よりも狭くすることで、相対的にクラウン側のCT値を向上することができ、クラウン側で打球した際の飛距離の低下を防止することが可能となる。
実際に、図5に示すような厚肉部20、及び延長部21,22が形成されたフェース部7aを備えたゴルフクラブであれば、以下の表に示すようなCT値分布を得ることが可能である。以下の表は、中央位置Cにおいて測定したCT値を基準(ルール範囲内となる値であり、この値を100%とする)としており、クラウン(U)・ソール(D)方向、及び、トウ(T)・ヒール(H)方向を、それぞれ5mm単位でCT値の分布状況を示したものである。
すなわち、上記した厚肉部20の構成、及び延長部21,22の構成を適宜調整することで、CT値分布を、好ましい状態となるように設定することが可能である。具体的には、フェース部7aの幅Wは95mm、フェース部7aの高さHは53mm、厚肉部20の幅wは32mm、高さhは8mm、フェース部7aの幅Wに対するw/Wについては、0・34、厚肉部20のh/wについては、0.25に設定し、厚肉部20及び延長部21,22の肉厚を3.8mm、薄肉厚部25〜28の肉厚を2.0〜2.5mmに設定したものについて、CT値分布を測定した結果を以下に示す。
Figure 0005249257
このCT値分布で見られるように、中央位置Cからトウ側、及びヒール側では、それぞれ20mmに至るまで良好なCT値分布が得られるとともに、クラウン側に10mm、ソール側に5mmの範囲においても、良好なCT値分布が得られた。すなわち、このようなフェース部を備えたゴルフクラブによれば、打球時のボールの打点が中央位置からずれても、中央位置で打球した場合と近似した飛距離が得られ、平均飛距離の向上と安定化が図れるようになる。また、中央領域のクラウン側とソール側のCT値についても大きく低下させることなく、高反発性を維持することが可能となり、高反発領域をワイドにすることが可能となる。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。
上記した実施形態では、厚肉部20、及び延長部21,22は、略H字形状としたが、本発明は、トウ・ヒール方向に延出する厚肉部があり、その両側に、クラウン側とソール側に延びる延長部(4本の延長部)が形成されていれば、H字の形状に限定されることなく、適宜変形することが可能である。例えば、図6に示すように、厚肉部20のトウ・ヒール側(薄肉厚部25,26)に、さらに凸状に広がる厚肉部33,34を突出させても良い。すなわち、延長部21,22については、厚肉部20の両端に形成されていなくても良い。
また、上記した延長部21,22は、厚肉部20から直線状にクラウン側、及びソール側に延出させたが、各延長部は、厚肉部20から湾曲状に延出させても良い。また、このような湾曲した延長部は、1本のみとしても良いし、クラウン側の2本、ソール側の2本、トウ側の2本、ヒール側の2本にする等、適宜変形することが可能である。
このように、延長部の方向性、さらには厚さや幅などを変えることで、CT値分布を適宜調整することが可能である。
また、上記した図5及び図6に示す実施形態では、フェース部7aは、クラウン部7b、ソール部7c及びサイド部7dの前方側にフランジを形成し、そのフランジの端面によって規定される開口部分にフェース部材8を嵌入して止着する構成であったが、図7に示すように、フェース部材8は、板状に構成するのではなく、周囲を折り曲げてカップ型の形状となるように形成し、その折り曲げられた部分を、クラウン部7b、ソール部7c及びサイド部7dの開口端面に止着しても良い。このため、延長部21,22については、図9(b)に示すように、フェース部7aの折り曲げ領域まで延出した構造であっても良い。もちろん、フェース部7aについては、別部材となるフェース部材8を止着するのではなく、ヘッド本体7Aと共に一体形成されていても良い。
このような構成では、フェース面側に開口7Cを設け、溶接などで止着する(図9(a)参照)場合と比較して、フェース面に溶接ビードがないため、フェースのエッジ領域でのCT値を高い値に設定し易いとともに、比較的、広く薄肉厚部25〜28を形成することができるため、トウ・ヒール方向のみならず、広い範囲に亘ってCT値を中央位置のCT値に近似させ易くなり、打球時における打点がフェース中央位置からトウ・ヒール方向に外れた場合でも、より飛距離の向上、及び安定化が図れるようになる。
また、上記した構成では、図8に示すように、厚肉部20のクラウン側及びソール側のエッジ形状を、フェース部前面に形成したスコアラインを横切るような凹凸状50に形成しておくことが好ましい。この場合、凹凸状50については、隣接する2本のスコアラインを跨ぐようにしてジグザグに形成しておくことが好ましい。また、このような凹凸については、図に示すように複数個を連続して形成するのが好ましいが、1つの山(凸)であっても良いし、スコアラインを横切る大きさであれば、その形状については適宜変形することが可能である。
このように凹凸状50を形成しておくことで、フェース部前面にスコアラインを形成していても、反発性のばらつきや、スコアラインを形成した部分での割れを減少することができ、相対的に薄肉厚化されている部分、或いは繰り返しの打球による強度の低下を防止することができ、軽量化と耐久性の向上が図れるようになる。
また、上記した薄肉厚部25,26,27,28については、そのエリア内で略均一の肉厚としても良いが、周縁側に移行するにつれて、次第に薄肉厚化しておくことが好ましい。このように構成することで、より容易に反発性を中央位置と近似化させることが可能となる。或いは、そのような薄肉厚部よりも、さらに薄肉厚となる部分をエッジ側に形成しても良く、これにより、トウ・ヒール方向の幅広い範囲に亘ってCT値を中央位置のCT値に近似させ易くなり、打球時における打点がフェース中央位置からトウ・ヒール方向に外れた場合でも、飛距離の向上、及び安定化が図れるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態のようなフェース構造に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
本発明におけるフェース部は、厚肉部20が、クラウン・ソール方向よりもトウ・ヒール方向に長く形成されており、その両側に、4本の延長部21,22が形成されていれば良く、それ以外の具体的なフェース部の構造について適宜、変形することが可能である。例えば、フェース部7aの構成材料、位置(領域)による肉厚変化(延長部の構成)については、図に示した構造に限定されるものではなく、更に上記した構成以外にも、フェース部の裏面に付加的な構造物、例えば、リブ、溝部、凹所、突起等を一体形成したり、接着や溶着等によって付加しても良い。この場合、付加的な構造物については、例えば、リブや突起の高さ、肉厚、形成位置、形状を変化させたり、溝部や凹所の深さや幅、形成位置を変化させることで、上記したCT値を変化させることが可能である。
また、上記した厚肉部20は、その中心位置が、フェース部7aの中央位置Cと近似する位置に形成しておくことが好ましいが、中央位置Cが、厚肉部20の略中心となる位置の近傍(半径10mm以内)に存在していても良い。例えば、厚肉部20を、クラウン側に偏位させたり、トウ側に偏位させても良い。
さらに、ヘッドの重心位置からフェース部7aに垂線を下ろした点、いわゆるスイートスポットは、ヘッドの重心設計に依存するため、フェース部の中央位置Cと一致しないこともあるが、スイートスポットについては、打球時にボールを最も芯で捉えた、という感覚が得られ、かつ、ボールに対して最も効率良くヘッドスピードを伝達できる部分であることから、上記したフェース部の中央位置Cに一致させるか、厚肉部20の範囲内に設定しておくことが好ましい。
1 ゴルフクラブ
5 シャフト
7 ヘッド
7A ヘッド本体
7B フェース面
7a フェース部
7b クラウン部
8 フェース部材
20 厚肉部
21,22 延長部
C 中央位置

Claims (5)

  1. フェース部と、クラウン部と、ソール部と、トウ側及びヒール側で構成されるサイド部と、バック部とで外殻体を形成した中空構造の金属製のクラブヘッドを有するゴルフクラブであって、
    前記フェース部は、フェース部の中央位置を含む中央領域にトウ・ヒール方向に延びる厚肉部を有すると共に、前記厚肉部の両側のそれぞれに、前記クラウン側とソール側に向かって延設される延長部を有しており、
    前記フェース部の中央位置を通る水平線を基準としてトウ・ヒール方向における前記フェース部の幅をW、及びトウ・ヒール方向における前記厚肉部の幅をwとし、前記厚肉部の中央位置を通るクラウン・ソール方向における高さをhとした場合、
    前記厚肉部は、前記幅wの中間点からトウ側及びヒール側に、10mm〜25mmの範囲で延長され、w/Wを0.2〜0.50の範囲で、h<wに設定し
    前記厚肉部のクラウン側及びソール側のエッジ形状は、フェース部前面に形成したスコアラインを横切る凹凸状に形成されていることを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 前記フェース部は、前記厚肉部及び延長部によって、トウ側、ヒール側、クラウン側及びソール側に4つの薄肉厚部を備えており、
    前記厚肉部及び延長部と、前記薄肉厚部との間に、傾斜状部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。
  3. 前記延長部は、前記クラウン部及びソール部の手前で終端しており、各端面は、前記薄肉厚部と略同一肉厚となるようにテーパ状又は段階的に肉厚薄く形成されていることを特徴とする請求項2に記載のゴルフクラブ。
  4. 前記厚肉部の両側に延設されたクラウン側の延長部、及びソール側の延長部の少なくとも一方は、フェースの周縁に移行するに連れてトウ・ヒール方向の距離が広がるように形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のゴルフクラブ。
  5. 前記延長部の幅は、前記厚肉部の前記高さhよりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のゴルフクラブ。
JP2010015661A 2010-01-27 2010-01-27 ゴルフクラブ Active JP5249257B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010015661A JP5249257B2 (ja) 2010-01-27 2010-01-27 ゴルフクラブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010015661A JP5249257B2 (ja) 2010-01-27 2010-01-27 ゴルフクラブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011152275A JP2011152275A (ja) 2011-08-11
JP5249257B2 true JP5249257B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=44538671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010015661A Active JP5249257B2 (ja) 2010-01-27 2010-01-27 ゴルフクラブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5249257B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10888747B2 (en) 2008-07-15 2021-01-12 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11045694B2 (en) 2008-07-15 2021-06-29 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11130026B2 (en) 2008-07-15 2021-09-28 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5785893B2 (ja) * 2012-03-28 2015-09-30 グローブライド株式会社 ゴルフクラブヘッド、及びゴルフクラブ
JP7028918B2 (ja) * 2020-07-07 2022-03-02 美津濃株式会社 ゴルフクラブヘッド

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09239075A (ja) * 1996-03-04 1997-09-16 Mitsubishi Materials Corp ゴルフクラブヘッド
JP2001054599A (ja) * 1999-08-19 2001-02-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフクラブヘッド
JP2003290398A (ja) * 2002-01-29 2003-10-14 Yonex Co Ltd ゴルフクラブヘッド
US7137907B2 (en) * 2004-10-07 2006-11-21 Callaway Golf Company Golf club head with variable face thickness
JP4241779B2 (ja) * 2006-08-04 2009-03-18 ヤマハ株式会社 ゴルフクラブヘッド

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10888747B2 (en) 2008-07-15 2021-01-12 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11045694B2 (en) 2008-07-15 2021-06-29 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11130026B2 (en) 2008-07-15 2021-09-28 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11465019B2 (en) 2008-07-15 2022-10-11 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11633651B2 (en) 2008-07-15 2023-04-25 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11707652B2 (en) 2008-07-15 2023-07-25 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011152275A (ja) 2011-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5451187B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP5989509B2 (ja) ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブ
JP5342393B2 (ja) ゴルフクラブ
JP5174129B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
KR102351166B1 (ko) 골프 클럽 헤드
JP4348379B2 (ja) ウッド型ゴルフクラブヘッド
US10561908B2 (en) Golf club head
JP5249257B2 (ja) ゴルフクラブ
JP5698168B2 (ja) アイアン型ゴルフクラブ、及びアイアン型ゴルフクラブヘッド
JP5785893B2 (ja) ゴルフクラブヘッド、及びゴルフクラブ
JP5427598B2 (ja) ゴルフクラブ
JP5374108B2 (ja) ゴルフクラブ
JP5926557B2 (ja) アイアン型ゴルフクラブセット及びアイアン型ゴルフクラブヘッドセット
JP6662758B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP5280914B2 (ja) ゴルフクラブ
JP5280975B2 (ja) ゴルフクラブ
JP5256224B2 (ja) ゴルフクラブ
KR102497516B1 (ko) 골프 클럽 헤드 및 골프 클럽
US10105580B2 (en) Iron type golf club set
JP5223844B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP7206606B2 (ja) ゴルフクラブセット
US10137336B2 (en) Golf head club
US9956461B2 (en) Iron type golf club set
JP5181042B2 (ja) アイアン型ゴルフクラブセット
JP5537382B2 (ja) アイアン型ゴルフクラブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130321

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5249257

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250