JP5427058B2 - 検測車の車体歪み測定方法および測定装置 - Google Patents

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Description

この発明は、検測車の車体歪み測定方法および測定装置に関し、詳しくは、検測車の車体歪みによる軌道狂い測定における測定弦等の測定誤差を補正するために搭載されたレーザ基準装置の、車体歪みによる基準レーザ光の上下変動の範囲を抑えることで車両の床下と車体フレーム(シャーシ)との間に車体歪み測定装置(レーザ基準装置)を設置することが可能でかつ検測車の床上には多くの機器、測定装置を搭載するスペースを確保することができるような検測車の車体歪み測定方法および測定装置に関する。
鉄道におけるレール高さ狂い、変位、通り狂い等の軌道狂いを測定するために従来の軌道狂い測定装置にあっては、上下加速度計、左右加速度計、左右レール変位計等が必要とされ、これらのセンサが個々に軸箱、台車の測定枠等に取付けられている。さらにジャイロ等を使用する測定の場合には、車体側にジャイロが設けられている。なお、ここでの車体とは、走行台車に乗ったシャーシーと屋根を含めた部分をいう。
変位量等の軌道狂いは、通常、10m弦正矢の測定弦を用いて端部から5mの中央の測定値と両端部の測定値との関係で算出されるが、高い精度で測定を行うには測定弦自体が検測車の車体歪みにより狂うので、レーザ基準装置を搭載して車両の長さ方向における車体歪み量を基準レーザの受光位置の位置ずれ量として測定し、必要に応じ、車体の歪み量に応じて測定値が補正されている。
レーザ光の受光位置ずれ量による歪み量測定としては、ワークの歪み量をコーナキューブプリズムを用いて戻りビームの位置ずれ量として測定する測定装置が公知である(特許文献1)。
一方、変位量等の軌道狂いは、車体が上下左右に変動する走行車輪のばねより上のシャーシ等に変位検出器(2点に配置されたレーザ変位センサ)を左右のレールに対応してそれぞれ設けるものが公知である(特許文献2)。また、走行台車に検出ユニットを設け、この検出ユニットに各種センサを内蔵するものも公知である(特許文献3)。
特開2001−272212号公報 特開2003−254740号公報 特開2001−63570号公報
車両の長さ方向における検測車の車体歪みを検出するレーザ基準装置は、そのレーザ投光器のレーザビームを検測車の車体の長手方向に沿って照射し、その投光系と受光系とが走行方向の車体の両端部に配置される。そのため、車体の全長に近い距離に亙ってレーザ光が照射されることになる。
安全性を確保するためにレーザ光の通路は、管等により被覆することが必要であり、かつ、検測車の床には、データ処理装置、センサ制御装置,電源装置、前方監視画像制御装置、各種表示装置など多数の装置が設置される。しかも、レーザ基準装置は、左右のレールに対応して設けられ、さらに必要に応じて車両中心部にも設けられる。
そのため、レーザ基準の基準レーザ光の通路管の管径をできるだけ抑えることになるが、この管径を小さくなると、車体歪みにより端部に設けた受光部の受光領域から外れて車体の歪み量が測定できないという問題を生じる。
この発明の目的は、このような従来技術の問題点を解決するものであって、車体歪みによる基準レーザ光の上下変動の範囲を抑えることで車両の床下と車体フレームとの間に車体歪み測定装置を設置することが可能でかつ検測車の床上には多くの機器、測定装置を搭載するスペースを確保することができる検測車の車体歪み測定方法および測定装置を提供することにある。
このような目的を達成するためのこの発明の検測車の車体歪み測定方法および測定装置の特徴は、レーザ投光器から出射したレーザビームを検測車の車体の長手方向に沿って照射してこのレーザビームに沿って配列された第1および第2の受光器にレーザビームを順次受光させて少なくとも第2の受光器の受光状態により車体の歪みを測定する検測車の車体歪み測定方法において、
レーザ投光器と第1の受光器との間にレーザビームの光軸の角度を調整する角度調節器を設けるとともにこの角度調節器を含めてレーザ投光器と第1および第2の受光器とを検測車の車体フレーム上でかつ検測車の床下に配置し、車体の歪みにより第2の受光器がレーザビームを受光できなくなったときにこれより手前にある第1の受光器の受光状態によりレーザビームの角度を検出して第2の受光器がレーザビームを受光できるように角度調節器によりレーザビームの光軸の角度を補正するものである。
検測車の車体歪みは、例えば、24°Cの外気温度を基準として考えたときに、外気温度の上昇に応じて屋根上温度が上昇することにより車体フレームの歪みが大きくなる。このときには、車体が伸びて車体は走行方向に沿って山形に湾曲してレーザ基準装置(そのレーザ投光器)のレーザ光は、受光器の受光面において上側に向かって徐々に時間をかけて移動する。そして歪み量がある程度以上に達するとその受光面から外れ、受光できなくなる。レーザ光が受光器の受光面から外れると歪み量の測定はできない。
逆に外気温度が24°Cより低くなり、屋根上温度が下がったときには、車体が縮むが、車体フレームの下側には走行台車があるので谷形に湾曲する歪み量は多少とも抑えられる。これにより受光器が受光しなくなるようなことはほとんどない。
また、走行方向に直交する左右方向の歪みは車体の幅方向が短いので車体の構造上からその歪み量は走行方向ほど大きなものではなく、この方向の歪みにより受光器での受光ができなくなるということはない。
そこで、この発明にあっては、レーザ基準装置を検測車の床下に設けるために、レーザ投光器と第1の受光器との間にレーザビームを受けてその光軸の角度を調整する角度調節器を設けることで歪みによるレーザビームの光軸の変動、特に、上側への変動を角度調節器で調節できるようにして第1,第2の受光器の高さを低く抑える。これにより、この角度調節器とレーザ投光器と第1および第2の受光器とを検測車の車体フレーム上でかつ検測車の床下に配置することができる。
さらに、プリズムを用いてレーザ光の光軸を下側にシフトさせるようにすれば、車体歪みにより生じる第2の受光器が受けるレーザ光の上側へシフトする範囲を制限することができる。これにより第2の受光器の受光範囲を狭めることができ、さらにレーザ光の受光器に受光がされなくなったときには手前にある第1の受光器の受光状態でレーザ光の角度を検出して第2の受光器が受光できるようにレーザ光の光軸を調整することができるので、基準レーザ光の通路の変動範囲が抑えられ、レーザ基準装置を車両の床下に配置しても車体の長さ方向の歪み量を測定することが可能になる。
その結果、検測車の床上には多くの機器、測定装置を搭載するスペースを確保することができる。
図1は、この発明の検測車の車体歪み測定方法を適用した一実施例のレーザ基準装置におけるレーザビームを角度制御するシステムの説明図である。 図2(a)は、受光部の内部構造の説明図、図2(b)は、光位置センサ(二次元PSD)の検出信号についての説明図である。 図3は、この発明の検測車の車体歪み測定方法を適用した一実施例の車体歪み測定装置(レーザ基準装置)の検測車の床下配置の斜視説明図である。 図4は、その制御装置を中心とするブロック図である。 図5は、レーザビームの光軸についての照射角制御の仕方の説明図である。
図1において、10は、車体歪み測定装置であって、レーザ角度制御・測定光学系(レーザ基準装置)1と制御装置9とからなり、レーザ角度制御・測定光学系1は、レーザ基準の投光部2と、受光部3、受光部4、そして受光部5とからなる。
図3に示すように、レーザ角度制御・測定光学系1は、左右のレール20,21に対応してそれぞれ車体フレーム(シャーシ)8上に設けられている。なお、22〜24は、それぞれ投光部2から出射されるレーザビーム2aを通す通路管である。
図1に示すように、レーザ基準の投光部2は、レーザ光源(レーザ管)6とレーザ照射角度調節器7とからなり、これらがベース6a上に載置されている。
レーザ照射角度調節器7は、光軸を下側にシフトするプリズム71とこのプリズム71を載置する首振り台座72、そして駆動モータ73とからなる。首振り台座72と駆動モータ73とは、プリズム71を傾斜させるプリズム傾斜機構を構成している。
これにより、レーザ照射角度調節器7は、レーザビーム2aが最後段の受光部5に受光されなくなったときに制御装置9により制御されて手前にある受光部3の受光状態に応じてレーザビーム2aの光軸2bの角度を点線で示すように調整してこれより後段の受光部4、受光部5にレーザビーム2aが受光されるようにする。
レーザ光源6は、レーザヘッド(レーザ発光管)を有し、これの先に光学フィルター、コリメータレンズ等が設けられ、これらを介してレーザビーム2aを出射する。
図2(a)に示すように、受光部3、受光部4は、それぞれビームスプリッタ11とレンズ12、そして受光器13とを有し、レーザビーム2aをビームスプリッタ11に受けて、このビームスプリッタ11により2分割されたビームのうちの反射光2cをレンズ12を介して受光器13で受ける。透過光は、後段の受光部4あるいは受光部5に送られる。
受光部5は、車体フレーム8の他方の端部に配置された受光部であって、この最後の受光部5は、図2(a)に示す構造の受光部において、ビームスプリッタ11がなく、直角レンズ12を介して受光器13で受ける構成となっている。
これにより、レーザ光源6のレーザビーム2aを検測車の車体の長手方向に沿って照射してこのレーザビーム2aに沿って配列された受光器3,4,5に順次受光させて各受光器の受光状態により車体フレーム8の歪み量を測定することができる。
各受光部の受光器13は、二次元PSDの光位置センサ14で構成されている。PSD(位置検出素子)は、フォトダイオードの表面抵抗を利用した素子であり、その受光位置に応じて両端から得られるピークを持つ2つの検出信号の発生タイミングにより受光位置を算出する。光位置センサ(二次元PSD)14は、PSD素子を面として形成したもので、図2(b)に示すように縦方向(=高さ方向/Y軸方向)と横方向(=レール横断方向/X軸方向)の端子からそれぞれに検出信号が得られる。
受光器13からの検出信号は、演算ユニット15を介して制御装置9に入力される。演算ユニット15は、受光器13からの検出信号を受けて縦方向(Y軸方向)の変位量yと横方向(X軸方向)の変位量xを算出し、さらに受光光量tを算出して、それぞれの算出値に対応する信号を制御装置9に出力する。
受光器13の受光面14aは、図2(b)に示すように受光位置に対応して検出されるX軸方向の中央位置(レーザビーム2aのビームスポットSの位置)を基準とした受光位置をxとし、Y軸方向の中央位置(レーザビーム2aのビームスポットSの位置)を基準とした受光位置をyとして、Y軸方向とX軸方向の各両端子の検出信号の値をa,b,c,dとしたときに、変位量x,変位量yは、両端子の出力値の比として受光位置x,yが算出される。
例えば、x=K1×(c−d)/(c+d) y=K2×(a−b)/(a+b)
である。ただし、K1,K2は、対象物からの距離、レンズの拡大率、受光面積などにより決定される係数である。
また、受光光量tは、t=a+bあるいはt=c+dにより算出される。
演算ユニット15は、このような式に基づいて変位量x,yと光量tを算出して制御装置9に送出する。
次に、図1に戻り、レーザ照射角度調節器7について説明すると、これの首振り台座72は、底面円柱面ブロック72aとこれを受けて底面円柱面ブロック72aに円弧運動をさせる円柱面受ブロック72b、そして駆動モータ73とからなる。
底面円柱面ブロック72aと円柱面受ブロック72bとは図ではみえていない背面側に設けられたギヤ部において噛み合い結合していて駆動モータ73により円柱面に沿って底面円柱面ブロック72aを回動させることで底面円柱面ブロック72aが円弧運動をすることによりプリズム71を前後に傾斜させる。
プリズム71は、底面円柱面ブロック72aの上部に載置されている。これは、2個の直角プリズム71a,71bからなる。これら直角プリズム71a,71bは、斜面が対向するように上下に積み重ねられて配置され、入射光を上側のプリズム71aの斜辺で受けて垂直方向へとレーザビーム2aを反射させて垂直下側へと落とし、それを下側のプリズム71bの斜辺で受けて水平方向に反射する。これによりレーザビーム2aの光軸2bを下側にシフトする。これにより、レーザビーム2aは、光軸が段差をもって入射光に平行になるように出射される。
その結果、レーザビーム2aの位置を低く抑えて車体フレーム8の歪みにより発生するレーザビーム2aの上側への移動を制限することができる。さらに、レーザ照射角度調節器7により光軸2bを上下に振るように制御をするので、受光器13の受光面14aの高さを低く抑えても最終段の受光部5の受光器13が受光できるようになる。
このように構成することで、図3のように、レーザ角度制御・測定光学系(レーザ基準装置)1を検測車の床下へ配置することが可能になる。
図3は、車体歪み測定装置10の検測車の床下配置の斜視説明図である。
左右のレール20,21に対応して車体フレーム8(シャーシ)上にそれぞれ設けられたレーザ角度制御・測定光学系1の上には、検測車の床8aがある。この床8a上にレーザ照射角度調節器7を制御してレーザビーム2aの角度調整をする制御装置9が設置されている。さらに、車体フレーム8の上部には屋根を含む車両枠体が載せられている。
なお、16,17は、それぞれ走行台車に設けられた前後の走行車輪である。走行台車は図では省略してある。
図4は、制御装置9を中心とするブロック図である。
制御装置9は、手前にある受光部3の受光位置からレーザ照射角度調節器7のプリズム首振り量を制御してレーザビーム2aが受光部3、受光部4、受光部5に受光されるように制御する。
この制御装置9は、コントロールブロック90とA/D変換回路ブロック(A/D)93、そしてモータ駆動回路94とを内蔵している。
コントロールブロック90は、MPC(マイクロプロセッシングコントローラあるいはMPU)91とメモリ92とからなり、これらがバスで相互に接続され、A/D93もコントロールブロック90にバス接続されている。
ここで、A/D93は、受光部3、受光部4、受光部5からそれぞれの検出信号の値として変位量x,yと受光光量tを各受光部対応に受けてそれらをデジタル値に変換する。
モータ駆動回路94は、レーザ照射角度調節器7の駆動モータ73を駆動制御する。これにより、プリズム71の傾斜し、この傾斜を介してレーザビーム2aの光軸2bの照射角θ(図5参照)が調整される。
メモリ92には、受光レーザ位置判定プログラム92a、角度算出プログラム92b、光軸角度補正プログラム92c、補正歪み量算出プログラム92d等が格納され、作業領域92eとパラメータ領域92fとが設けられている。
図5は、レーザビーム2aの光軸2bについての照射角制御の仕方の説明図である。以下、これについて説明する。
MPC91は、所定の周期で定期的に受光レーザ位置判定プログラム92aをコールして実行しあるいは車体歪み量算出処理をするときにコールされて実行する。
受光レーザ位置判定プログラム92aがMPC91に実行されると、A/D93から出力される検出値x,y,t(デジタル値)を作業領域92eにそれぞれ各受光部対応に記憶する。そして、最終段の受光部5における受光器13の受光面14aの受光光量tが所定値以上であるか否かを判定する。これにより、受光部5が受光状態にあるか否かを判定する。ここで、受光部5が受光状態にないと判定されたときには、角度算出プログラム92bがコールされてMPU91により実行される。
受光部5が受光状態にあるときにはここで処理が終了し、次の受光レーザ位置判定プログラム92aのコールを待つ。
受光部5が受光状態にないと判定されたときに、MPC91は、角度算出プログラム92bをコールして実行し、作業領域92eを参照して受光部3の変位量x,yに基づいて、プリズム71の位置を基準とした光軸2aの水平状態から傾斜した照射角θ(図5参照)を算出してパラメータ領域92fに記憶する。そして、光軸角度補正プログラム92cをコールして実行する。
なお、水平状態から傾斜した照射角θは、図2(b)においてレーザビーム2aのビームスポットSの位置(中央位置)からの変位量yとプリズム71(プリズム71bの斜面の反射位置)から受光部3(ビームスプリッタ11の反射位置)までの距離とにより算出される。
次にMPC91は、光軸角度補正プログラム92cコールして実行し、モータ駆動回路94を駆動してレーザ照射角度調節器7の駆動モータ73を駆動制御して−θ分、逆方向にプリズム71を駆動して新しい受光部3の変位量x,yを得て、受光部3におけるY軸側(高さ方向)の変位量yが“0”になるように調整する。これにより図5に点線で示すレーザビーム2aの光軸2bを実線で示す状態にする。
なお、前記の角度算出プログラム92bの実行において、すでに、パラメータ領域92fに角度補正した照射角θが記憶されているときには、これの次に別にそのときの算出された新しい照射角θを記憶していく。
以上の処理においては、各処理プログラムが順次実行されるだけであるので、これらの処理のフローチャートについては割愛する。
最後の補正歪み量算出プログラム92dは、軌道狂いの各測定値を車体フレーム8により歪みに応じて補正する補正処理、すなわち、車体歪み量算出処理をするときにコールされてMPC91に実行される。
補正歪み量算出プログラム92dがMPC91に実行されると、MPC91は、受光部3、受光部4、受光部5において検出された各変位量yに対して光軸角度を角度θ分角度補正したことによる受光位置のずれ量をそれぞれの受光部3、受光部4、受光部5について算出する。それをパラメータ領域92fに記憶された角度θの個数分を行い、高さ方向(Y軸方向)における受光位置のトータルずれ量を算出する。
次に、現在の各変位量yに対してずれ量分の加減算演算を行い、高さ方向(Y軸方向)における正しい歪み検出量を受光部3、受光部4、受光部5対応にそれぞれ算出する。
ここで算出された各変位量yに対する歪み量は、作業領域92eに記憶されて各測定値の補正処理に利用される。なお、レール横断方向(X軸方向)の歪み量は補正なしに使用される。
また、車体歪み量算出処理を終了したときには、パラメータ領域92fに記憶された照射角θはクリアされる。
以上説明してきたが、実施例では、レーザ基準の投光部2に対して受光部3、受光部4、受光部5と3段の受光部を設けて、一番手前の受光部3における受光位置で照射角度θを算出しているが、これは、受光部4における受光位置で角度を算出してもよい。要するに、この発明は、受光外れを検出する受光部の手前に受光部が1つあればよく、歪み量を測定する受光器は、受光外れを検出する受光部のみであってもよい。
また、受光部は、実施例のように3個設ける必要はなく、受光外れを検出する最終段の受光部5の手前に1つだけあればよい。
さらに、実施例では受光レーザ位置判定プログラム92aをMPC91が実行して受光部5が受光状態にないと判定しているが、この発明は、このような判定プログラムに換えて受光部5が受光状態にないことを検出する検出回路を設けてもよい。
1…レーザ角度制御・測定光学系、2…投光部、2a…レーザビーム、
2b…光軸、3,4,5…受光部、6…レーザ光源、
7…レーザ照射角度調節器、8…車体フレーム、8a…床、
9…制御装置、10…車体歪み測定装置、
11…ビームスプリッタ、12…直角レンズ、13…受光器、
14…二次元PSD光位置センサ、15…演算ユニット、
16,17…走行車輪、
20,21…レール、71…プリズム、
72…首振り台座、73…駆動モータ、
90…コントロールブロック、
91…MPC、92…メモリ、
92a…受光レーザ位置判定プログラム、
92b…角度算出プログラム、
92c…光軸角度補正プログラム、
92d…補正歪み量算出プログラム、
92e…作業領域、92f…パラメータ領域、
93…A/D変換部(A/D)、94…バス、
94…モータ駆動回路。

Claims (6)

  1. レーザ投光器から出射したレーザビームを検測車の車体の長手方向に沿って照射してこのレーザビームに沿って配列された第1および第2の受光器に前記レーザビームを順次受光させて少なくとも前記第2の受光器の受光状態により前記車体の歪みを測定する検測車の車体歪み測定方法において、
    前記レーザ投光器と前記第1の受光器との間に前記レーザビームの光軸の角度を調整する角度調節器を設けるとともにこの角度調節器を含めて前記レーザ投光器と前記第1および第2の受光器とを前記検測車の車体フレーム上でかつ前記検測車の床下に配置し、前記車体の歪みにより前記第2の受光器が前記レーザビームを受光できなくなったときにこれより手前にある前記第1の受光器の受光状態により前記レーザビームの角度を検出して前記第2の受光器が前記レーザビームを受光できるように前記角度調節器により前記レーザビームの光軸の角度を補正する検測車の車体歪み測定方法。
  2. 前記角度調節器は、プリズムとプリズム傾斜機構とを有し、前記プリズムにより前記光投光器から照射されたレーザビームの光軸を一旦垂直方向に降下させて降下した前記レーザビームの光軸を水平方向にして入射した前記レーザビームを段差をもって平行に出射する請求項1記載の検測車の車体歪み測定方法。
  3. プリズムは、2個の直角プリズムからなり、そのうちの1個の直角プリズムが前記光投光器から照射された前記レーザビームの光軸を一旦垂直方向に降下させ、残りの1個の前記直角プリズムが降下した前記レーザビームの光軸を水平方向に戻して入射した前記レーザビームを段差をもって平行に出射させる請求項2記載の検測車の車体歪み測定方法。
  4. レーザ投光器から出射したレーザビームを検測車の車体の長手方向に沿って照射してこのレーザビームに沿って配列された第1および第2の受光器に前記レーザビームを順次受光させて少なくとも前記第2の受光器の受光状態により前記車体の歪みを測定する検測車の車体歪み測定装置において、
    前記レーザ投光器と前記第1の受光器との間に設けられ前記レーザビームの光軸の角度を調整する角度調節器を有し、
    前記レーザ投光器と前記第1および第2の受光器と前記角度調節器とが前記検測車の車体フレーム上でかつ前記検測車の床下に設けられ、
    前記車体の歪みにより前記第2の受光器が前記レーザビームを受光できなくなったときにこれより手前にある前記第1の受光器の受光状態により前記レーザビームの角度を検出して前記第2の受光器が前記レーザビームを受光できるように前記角度調節器により前記レーザビームの光軸の角度を補正する検測車の車体歪み測定装置。
  5. 前記角度調節器は、プリズムとプリズム傾斜機構とを有し、前記プリズムにより前記光投光器から照射されたレーザビームの光軸を一旦垂直方向に降下させて降下した前記レーザビームの光軸を水平方向にして入射した前記レーザビームを段差をもって平行に出射する請求項4記載の検測車の車体歪み測定装置。
  6. プリズムは、2個の直角プリズムからなり、そのうちの1個の直角プリズムが前記光投光器から照射された前記レーザビームの光軸を一旦垂直方向に降下させ、残りの1個の前記直角プリズムが降下した前記レーザビームの光軸を水平方向に戻して入射した前記レーザビームを段差をもって平行に出射させる請求項5記載の検測車の車体歪み測定装置。
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