JP3017705B2 - 自動車前照灯の光軸測定における照準装置 - Google Patents

自動車前照灯の光軸測定における照準装置

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JP3017705B2
JP3017705B2 JP9293812A JP29381297A JP3017705B2 JP 3017705 B2 JP3017705 B2 JP 3017705B2 JP 9293812 A JP9293812 A JP 9293812A JP 29381297 A JP29381297 A JP 29381297A JP 3017705 B2 JP3017705 B2 JP 3017705B2
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辻志郎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車前照灯、特に
ECE下向き配光の光軸測定における照準装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車前照灯の照射光を集光レンズに集
光することにより、前照灯の前方所定距離地点とみなさ
れる位置に、公知の配光測定方法に基づき複数の光電変
換素子を配列したスクリーンを設けて前記前照灯前方所
定距離地点の配光パターンを投影し、該配光パターンの
照射による光電変換素子相互の既定受光出力割合に基づ
く移行、停止指令でスクリーンを移動させて配光パター
ンに照準し、前記前照灯を基準とする所定距離地点にお
ける照準位置を検出する。
【0003】なお、この種の手段としては特許登録第2
101758号及び特願平9−22646号が挙げられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前照灯のECE下向き
配光パターンの照準にあっては、スクリーンを上下、左
右移動させて前記配光パターンと照準するうえにおい
て、明暗の境界線(以下カットライン)における水平部
線と傾斜部線の交点(以下エルボポイント)をスクリー
ン上における仮想中央垂直線と中央水平線の交点上に位
置させることが前照灯に対する照準位置の検出、ひいて
は光軸角度の測定における機器の構成上等において最良
とされ、よって上記従来技術に挙げた発明のごとくカッ
トラインにおけるエルボポイントからの傾斜部線を検出
するためのセンサーの配列や、スクリーン上の前記交点
位置に配列したセンサーによるエルボポイントの検出手
段を採るが、配光パターンは前照灯によって多様であ
り、特にカットラインにおける傾斜部線の角度(立ち上
り角度)は顕著な差異を呈するため照準位置にバラツキ
が出て正確な検出ができない。
【0005】本発明の目的は特に立ち上り角度が異なる
前照灯であってもカットラインにおけるエルボポイント
が前記スクリーン上の交点に位置し、しかも、該立ち上
り角度をも検出する照準装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の自動車前照灯の光軸測定における照準装置は、自動車
前照灯の照射光を集光レンズで集光することにより、該
前照灯の前方所定距離地点とみなされる位置に、該前照
灯の配光パターンを投影するスクリーンを設け、該スク
リーン上には仮想中央垂直線と平行に配設され、中央位
光電変換素子(以下センサー)が仮想水平線に掛る複数
のセンサーからなる上下動用センサー列と、前記仮想中
央垂直線と中央水平線の交点を支点として第2象限内に
おいて揺動する揺動片に、平行に縦列され共に中央位セ
ンサーが前記交点からの仮想仰角線に掛る複数のセンサ
ーからなる左右動用センサー列と、立ち上り角度検出用
センサー列を配列し、前記上下動用センサー列及び、左
右動用センサー列における各センサーは、互いの受光出
力の比較減算手段を介して前記各中央位センサーをパラ
メータとするセンサー相互の既定受光出力割合に合致す
る方向に移行し、合致した場合に停止する各別の指令発
信手段を経て前記スクリーンの移動、停止機構と、停止
位置の演算手段に連絡し、前記立ち上り角度検出用セン
サー列における各センサーも前記と同様の径路を経て、
前記揺動片の昇降停止機構と、停止位置における立ち上
り角度の演算手段に連絡してなるものである。
【0007】
【発明の効果】スクリーン上における中央垂直線と中央
水平線の交点を支点に揺動する揺動片に左右動用センサ
ー列と立ち上り角度検出用のセンサー列が配列してある
ため、スクリーン上に投影されたカットラインにおける
傾斜部線すなわち立ち上り角度がどんな角度であっても
エルボポイントが必ず前記交点に位置し、従って、カッ
トラインにおける水平部線もスクリーン上の中央水平線
に位置するので照準位置検出の正確性が確保され、しか
も立ち上り角度も検出できる。
【0008】
【実施例】図は本発明に係る自動車前照灯の光軸測定に
おける照準装置の一実施例を示し、図1は照準位置検出
手段の簡略斜視図、図2はスクリーンの正面図、図3は
装置の簡略経路図、図4、図5はスクリーンの正面図
で、以下各図に基づき説明する。
【0009】図中符号Sはスクリーンを示し、該スクリ
ーンSは自動車前照灯Rの照射光を集光レンズLで集光
することにより、前照灯Rの前方所定距離地点とみなさ
れる位置Xに設けられると共に、該スクリーンS上には
(図2)仮想中央垂直線(以下中央垂直線)Vと仮想中
央水平線(以下中央水平線)Hの交点0から右方向2°
の位置に、中央垂直線Vと平行で、かつ中央位光電変換
素子(以下センサー)A1 ,A2 ,A3 を縦列したスク
リーンSの上下動用センサー列Aと、前記交点0から左
方仰角、すなわち第2象限に存する仮想仰角線(以下仰
角線)M上2°の位置において、該仰角線Mに直交する
線m上に配列され、中央位センサーB2が仰角線Mに掛
る3個のセンサーB1 ,B2 ,B3 を縦列したスクリー
ンSの左右動用センサー列Bと、前記仰角線M上の交点
0から3.5°の位置において、該仰角線Mと直交する
線n上に配列され、中央位センサーC2 が仰角線Mに掛
る3個のセンサーC1 ,C2 ,C3 を縦列した前照灯R
の下向き配光における明暗の境界線K(以下カットライ
ン)における立ち上り角度検出用センサー列Cを備え、
しかも前記左右動用センサー列Bと立ち上り角度検出用
センサー列Cは、前記交点0を支点に第2象限内におい
て揺動する揺動片1に配列されてなる。前記上下動用セ
ンサー列A、左右動用センサー列B、立ち上り角度検出
用センサー列C位置は、カットラインKの鮮明度におい
て交点0からの当該度数値位置が望ましいがこれに限定
するものではない。
【0010】前記スクリーンSに配列した上下動用セン
サー列Aと左右動用センサー列B及び、立ち上り角度検
出用センサー列Cの各々は、該センサー列A,B,Cに
おける各センサー相互の受光出力割合を中央位センサー
2 ,B2 ,C2 をパラメータとした2A2 −(A1
3 )、2B2 −(B1 +B3 )、2C2 −(C1 +C
3 )とし、上下動用センサー列Aにおける上位センサー
1 と中央位センサーA2 は、前記受光出力割合に基づ
き両センサーA1 ,A2 の受光出力を比較減算して減算
値を出力する第一比較減算手段2aに連絡させると共
に、中央位センサーA2 と下位センサーA3 も他方の第
1比較減算手段3aに連絡させ、該両比較減算手段2
a、3aを経た出力を更に比較減算する第2比較減算手
段4aに連絡し、次いで第2比較減算手段4aを経た出
力値が前記割合式により正の場合は下方動、負の場合は
上方動、ゼロの場合は停止、すなわち、前記既定受光出
力の割合に合致する方向に移行、合致した場合に停止の
指令を発する指令発信手段5aを介してスクリーンSを
上下、左右、停止作動させる移行、停止機構6に連絡さ
せてなるもので、前記左右動用センサー列Bにおける上
位センサーB1 、中央位センサーB2 、下位センサーB
3 も、前記上下動用センサー列Aと同様に比較減算手段
2b、3b、4bからの出力値が正の場合は左方動、負
の場合は右方動、ゼロの場合は停止の指令を発する指令
発信手段5bを経て前記スクリーンSの移行、停止機構
6に連絡させ、しかも該上下動用センサー列Aと左右動
用センサー列Bの受光出力により移行、停止機構6を介
して移動するスクリーンS上に投影されたカットライン
Kが各中位センサーA2 、B2 に掛ることにより、受光
出力割合に基づく減算値がゼロとなり、該スクリーンS
が停止する位置、すなわち、前照灯Rに対する照準位置
の演算手段と連絡させる。
【0011】前記立ち上り角度検出用センサー列Cにお
ける上位センサーC1 、中央位センサーC2 、下位セン
サーC3 も、前記と同様に比較減算手段2C、3C、4
Cを経た出力値が正の場合は下降動、負の場合は上昇
動、ゼロの場合は停止の指令を発する指令発信手段5C
を介して揺動片1を作動する昇降、停止機構7に連絡さ
せると共に、該昇降、停止機構7による揺動片1の停止
位置からカットラインKにおける立ち上り角度Yの演算
手段に連絡させてなるものである。
【0012】しかして、自動車前照灯Rの照射光が集光
レンズLを介してスクリーンS上に投影されて、図4に
示す位置にカットラインKが存した場合において、上下
動用センサー列Aにおける各センサーA1 、A2 、A3
の受光出力は割合式に基づく比較減算手段2a、3a、
4aを経た出力値が正となり、指令発信手段5aを介し
て移行、停止機構6によってスクリーンSを下方動する
と共に、左右動用センサー列Bの各センサーB1 、B
2 、B3 の受光出力は比較減算手段2b、3b、4bを
経た出力値が負となり、指令発信手段5bを介して前記
移行、停止機構6によってクリーンSを右方動し、立ち
上り角度検出用センサー列Cの各センサーC1 、C2 、C
3 の受光出力は比較減算手段2C、3C、4Cを経た出
力値が負となり、指令発信手段5Cを介して昇降、停止
機構7により揺動片1を上昇動するもので、該移行、停
止機構6によるスクリーンSの移動と、昇降、停止機構
7による揺動片の移動(比較減算値ゼロ方向への移動)
により、前記各センサー列A、B、Cの受光出力が各比
較減算手段を経てゼロ値、すなわち前記受光出力割合に
合致した際に、スクリーンS及び揺動片1が停止してカ
ットラインKにおける水平部線がスクリーンS上の中央
水平線H上に、エルボポイントが交点0に位置する図5
の状態で当該前照灯Rの配光パターンに照準され、各演
算手段を介して前照灯Rに対する照準位置を検出すると
共に、立ち上り角度Yを検出し、該立ち上り角度は10
°乃至15°が最適とされ、以外は不良品として処理す
るもので、将来的に前照灯Rの立ち上り角度Yが例えば
15°になるように製作されれば、立ち上り角度検出用
センサー列C及び、揺動片1は不用とし、図2において
交点0から第2象限方向の仰角15°線上に左右動用セ
ンサー列Bを配列すればカットラインKのエルボポイン
トが交点0位置となる照準位置の検出ができる。
【0013】前記によれば、スクリーン上における中央
垂直線と中央水平線の交点を支点に揺動する揺動片に左
右動用センサー列と立ち上り角度検出用のセンサー列が
配列してあるため、スクリーン上に投影されたカットラ
インにおける傾斜部線すなわち立ち上り角度がどんな角
度であってもエルボポイントが必ず前記交点に位置し、
従って、カットラインにおける水平部線もスクリーン上
の中央水平線に位置するので照準位置検出の正確性が確
保され、しかも立ち上り角度も検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】照準位置検出手段の簡略斜視図。
【図2】スクリーンの正面図。
【図3】装置の簡略経路図。
【図4】スクリーンの正面図。
【図5】スクリーンの正面図。
【符号の説明】
A 上下動用センサー列 A2 中央位センサー B 左右動用センサー列 B2 中先位センサー C 立ち上り角度検出用センサー列 C2 中央位センサー S スクリーン R 前照灯 L 集光レンズ X 前方所定距離地点 V 仮想中央垂直線 H 仮想中央水平線 O 交点 M 仮想仰角線 Y 立ち上り角度 K カットライン 1 揺動片 2a 第1比較減算手段 3a 第1比較減算手段 4a 第2比較減算手段 5a 指令発信手段 6 スクリーンの移行、停止機構 7 揺動片の昇降、停止機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/06 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車前照灯の照射光を集光レンズで集
    光することにより、該前照灯の前方所定距離地点とみな
    される位置に、該前照灯の配光パターンを投影するスク
    リーンを設け、該スクリーン上には仮想中央垂直線と平
    行に配設され、中央位光電変換素子(以下センサー)が
    仮想水平線に掛る複数のセンサーからなる上下動用セン
    サー列と、前記仮想中央垂直線と中央水平線の交点を支
    点として第2象限内において揺動する揺動片に、平行に
    縦列され共に中央位センサーが前記交点からの仮想仰角
    線に掛る複数のセンサーからなる左右動用センサー列
    と、立ち上り角度検出用センサー列を配列し、前記上下
    動用センサー列及び、左右動用センサー列における各セ
    ンサーは、互いの受光出力の比較減算手段を介して前記
    各中央位センサーをパラメータとするセンサー相互の既
    定受光出力割合に合致する方向に移行し、合致した場合
    に停止する各別の指令発信手段を経て前記スクリーンの
    移動、停止機構と、停止位置の演算手段に連絡し、前記
    立ち上り角度検出用センサー列における各センサーも前
    記と同様の径路を経て、前記揺動片の昇降停止機構と、
    停止位置における立ち上り角度の演算手段に連絡してな
    る自動車前照灯の光軸測定における照準装置。
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JP5729078B2 (ja) * 2011-03-28 2015-06-03 トヨタ自動車株式会社 灯体検査方法および灯体検査装置

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