JP5425599B2 - 記録媒体、画像記録方法ならびに搬送方法 - Google Patents
記録媒体、画像記録方法ならびに搬送方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5425599B2 JP5425599B2 JP2009268751A JP2009268751A JP5425599B2 JP 5425599 B2 JP5425599 B2 JP 5425599B2 JP 2009268751 A JP2009268751 A JP 2009268751A JP 2009268751 A JP2009268751 A JP 2009268751A JP 5425599 B2 JP5425599 B2 JP 5425599B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- recording
- release film
- transparent sheet
- conveyance path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Description
そして、これらのインクジェット記録方式により形成される画像は、高解像度化及び色再現性範囲の拡大によって、製版方式による多色印刷やカラー写真方式による印画に比較して遜色のない記録を得ることが可能であるため、近年ではポスター、ディスプレイ、チラシ、パッケージプルーフ等の高発色性や色再現性が要求される意匠性用途においてその需要が急速に高まってきている。
しかしながら、記録媒体が透明であると、光学式センサによる検出が困難であるという問題がある。一方、透明な記録媒体はインク受容層が紙と比較して傷や汚れが目立ち易い。特に長尺状の記録媒体である場合にはロール形態で保存・流通されるため、インク受容層が記録媒体の背面となる基材と接触して傷や汚れの発生頻度が高まる。
従って、これらの問題を防止するために、透明な記録媒体は、例えば特許文献5〜9のような記録媒体自体に粘着層が形成されたラベル用途でなくとも、基材上にインク受容層が形成されてなる透明シートと、透明シートの基材面に積層された剥離フィルムとで構成することが望ましい。この剥離フィルムは、光学式センサで反射率を検出可能とするため、あるいはインク受容層の保護を目的としてのみ用いられ、印刷後に剥離される。そのため、剥離フィルムは、透明シート側に糊残りせずに剥離されるものである必要がある。
非特許文献1に記載されるように、接着タイプの糊とは、被着体に接触させた初期は流動性の液体であり、容易に被着体に接触し濡れていくことができるが、その後、化学反応、加熱、溶媒揮散、温度変化などによって固体に変化し、界面で強固に結びつき剥離に抵抗する力を発揮するものである(例えば特許文献10,11参照)。一方、粘着タイプの糊とは、被着体に接触させた初期から高粘度で低弾性の半固体(ゲル状)であり、その状態で被着体に濡れ、接合形成後も態の変化を起こさずに剥離に抵抗する力を発揮するものである(例えば特許文献6参照)。
更に、本発明は該記録媒体を用いた画像記録方法ならびに搬送方法を提供することを目的とする。
本発明の記録媒体は、基材上にインク受容層が形成されてなる透明シートと、前記透明シートの基材面側に積層され画像記録後に剥離される剥離フィルムと、を有して構成されており、
前記剥離フィルムは、剥離フィルム本体と、前記透明シートの基材面に対向して配置され、且つ、画像記録後の剥離時に前記剥離フィルム本体と共に剥離される糊層と、を積層してなり、
前記剥離フィルムには、厚み方向に貫通する孔が設けられていることを特徴とする。
前記記録媒体は、基材上にインク受容層が形成されてなる透明シートと、前記透明シートの基材面側に積層され画像記録後に剥離される剥離フィルムと、を有して構成されており、
前記剥離フィルムは、剥離フィルム本体と、前記透明シートの基材面に対向して配置され、且つ、画像記録後の剥離時に前記剥離フィルム本体と共に剥離される糊層と、を積層してなり、
前記剥離フィルムには、搬送の際に前記記録媒体搬送路面に設けられた複数の吸引穴に対応する部分の少なくとも何れかの位置に、厚み方向に貫通する孔が設けられていることを特徴とする。
画像記録装置のプラテンに設けられた複数の吸引穴を介して前記記録媒体を前記プラテンに吸引しつつ、画像記録を行い、搬送の際に、前記剥離フィルムに設けられた孔を介して、露出した透明シートの基材面が吸引されることを特徴とする。
搬送の際に、前記剥離フィルムに設けられた孔を介して、露出した透明シートの基材面が吸引されることを特徴とする。
図1は、本実施形態の記録媒体に好ましく適用できる画像記録装置の外観図であり、図2は、図1に示した画像記録装置の記録媒体の搬送経路を説明する断面図である。
記録媒体搬送路面40に設けられた搬送方向Xに沿って長さを有する支持部150は、記録媒体搬送路面40の搬送方向Xに垂直な方向に略一定の間隔(ピッチ)Pで複数形成されている。また、隣接する支持部150の間に形成された溝状の領域であるプラテン領域151は、記録媒体搬送路面40の搬送方向Xに垂直な方向に略一定の間隔(ピッチ)Pで複数形成されている。
また、図6は搬送時における吸引ユニット100の記録媒体搬送路面40と記録媒体10の相対位置を説明する模式図である。尚、図6においては、図5(a)に示す記録媒体10のC−C断面での相対位置を説明したものであるが、併せてD−D断面での相対位置も仮想点線で示している。
また、剥離フィルム12は、剥離フィルム本体4と糊層3とが同一素材から一体形成されたものであっても良い。糊層3の厚みは、薄すぎると通紙時や通常の取り扱いで必要な接着力を確保できず、厚すぎると端部から糊のはみ出しが起こり、汚れや通紙不良の原因となるため、0.5〜10μmであることが好ましい。
記録媒体25は、図5に示した記録媒体10において貫通孔6の開口面積を大きくした例である。記録媒体25に形成された貫通孔6aと6bとは、開口縁が幅方向に伸びる直線Tに上流側と下流側とからそれぞれ接するように配置されている。
なお、上述の実施例では、図2の記録媒体搬送路面40のうち記録ヘッド23と対向する領域がプラテンであり、プラテンは、プラテン領域151と支持部150とを含む記録ヘッド23と対向する領域である。このプラテンは、記録媒体へ画像を記録する際に記録媒体を吸引すれば、記録媒体がプラテンから浮いて記録ヘッド23の距離が変動して画質が低下したり、記録ヘッド23に記録媒体が接触してしまうことが防止できる。一方、プラテンは、記録媒体を搬送する際には記録媒体搬送路面となり、記録媒体を搬送する際に記録媒体を吸引させれば、搬送時に記録媒体が斜行するのを防止できる。
また、プラテンよりも記録媒体搬送方向の上流側、及びあるいは下流側の記録ヘッド23と対向しない領域においても、図3の記録媒体搬送路面40とは一体あるいは別体に記録媒体搬送路面を設けてもよく、この記録媒体搬送路面にも、図3の記録媒体搬送路面40と同様に媒体吸引穴を設けてもよく、その場合も、上記の記録媒体を搬送する際に記録媒体を吸引させることによる効果と同様の効果が得られる。
Claims (7)
- 基材上にインク受容層が形成されてなる透明シートと、前記透明シートの基材面側に積層され画像記録後に剥離される剥離フィルムと、を有して構成されており、
前記剥離フィルムは、剥離フィルム本体と、前記透明シートの基材面に対向して配置され、且つ、画像記録後の剥離時に前記剥離フィルム本体と共に剥離される糊層と、を積層してなり、
前記剥離フィルムには、厚み方向に貫通する孔が設けられていることを特徴とする記録媒体。 - 画像記録の際に、記録媒体搬送路面に設けられた複数の吸引穴を介して記録媒体を前記記録媒体搬送路面上に吸引しつつ、前記記録媒体を前記記録媒体搬送路面の上流側から下流側へ搬送する機構を備えた画像記録装置に用いられる記録媒体であって、
前記記録媒体は、基材上にインク受容層が形成されてなる透明シートと、前記透明シートの基材面側に積層され画像記録後に剥離される剥離フィルムと、を有して構成されており、
前記剥離フィルムは、剥離フィルム本体と、前記透明シートの基材面に対向して配置され、且つ、画像記録後の剥離時に前記剥離フィルム本体と共に剥離される糊層と、を積層してなり、
前記剥離フィルムには、搬送の際に前記記録媒体搬送路面に設けられた複数の吸引穴に対応する部分の少なくとも何れかの位置に、厚み方向に貫通する孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。 - 前記糊層は、前記糊層を形成する組成物を前記透明シートの基材面に接触させた状態で固化させることで、前記透明シートの基材に接着されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の記録媒体。
- 前記剥離フィルムに設けられた孔の開口面積が、搬送の際に対応する前記吸引穴の開口面積よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の記録媒体。
- インクジェット記録用であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の記録媒体。
- 請求項1〜5の何れか一項に記載の記録媒体に画像を記録する画像記録方法であって、
画像記録装置のプラテンに設けられた複数の吸引穴を介して記録媒体を前記プラテンに吸引しつつ、画像記録を行い、画像記録の際に、前記剥離フィルムに設けられた孔を介して、露出した透明シートの基材面が吸引されることを特徴とする画像記録方法。 - 画像記録時に、記録媒体搬送路面に設けられた複数の吸引穴を介して請求項1〜5の何れか一項に記載の記録媒体を前記記録媒体搬送路面上に吸引しつつ、前記記録媒体を前記記録媒体搬送路面の上流側から下流側へ搬送する記録媒体の搬送方法であって、
搬送の際に、前記剥離フィルムに設けられた孔を介して、露出した透明シートの基材面が吸引されることを特徴とする特徴とする記録媒体の搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009268751A JP5425599B2 (ja) | 2009-11-26 | 2009-11-26 | 記録媒体、画像記録方法ならびに搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009268751A JP5425599B2 (ja) | 2009-11-26 | 2009-11-26 | 記録媒体、画像記録方法ならびに搬送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011110790A JP2011110790A (ja) | 2011-06-09 |
JP5425599B2 true JP5425599B2 (ja) | 2014-02-26 |
Family
ID=44233503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009268751A Expired - Fee Related JP5425599B2 (ja) | 2009-11-26 | 2009-11-26 | 記録媒体、画像記録方法ならびに搬送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5425599B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7383957B2 (ja) | 2019-09-30 | 2023-11-21 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4567081A (en) * | 1984-07-18 | 1986-01-28 | Tektronix, Inc. | Separator sheets for collation with a stack of transparencies |
JP2004099807A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Yupo Corp | 粘着加工シート |
JP4062733B2 (ja) * | 2003-03-07 | 2008-03-19 | セイコーエプソン株式会社 | 記録媒体搬送装置及び記録装置 |
JP2007276290A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Seiko Epson Corp | 記録装置 |
JP4586923B2 (ja) * | 2009-01-09 | 2010-11-24 | セイコーエプソン株式会社 | 媒体搬送装置及び記録装置 |
-
2009
- 2009-11-26 JP JP2009268751A patent/JP5425599B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011110790A (ja) | 2011-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5581926B2 (ja) | 記録装置及び同装置における記録方法 | |
JP5838593B2 (ja) | 印刷装置および印刷方法 | |
CN103568602B (zh) | 图像形成装置及图像形成方法 | |
JP2014024283A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
US20130135407A1 (en) | Target transport apparatus and liquid ejecting apparatus | |
JP6314674B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007152562A (ja) | 画像記録装置 | |
JP5187153B2 (ja) | 記録装置及び該記録装置における記録方法 | |
JP6176016B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5425600B2 (ja) | 記録媒体 | |
JP2010076377A (ja) | 記録方法、記録装置 | |
JP5425599B2 (ja) | 記録媒体、画像記録方法ならびに搬送方法 | |
US10919707B2 (en) | Marking transport cleaning pad | |
JP2018144333A (ja) | マーキング装置、欠陥検査システム及びフィルム製造方法 | |
JP6592539B2 (ja) | シート貼付装置及びシート貼付方法 | |
KR20180101208A (ko) | 마킹 장치, 결함 검사 시스템 및 필름 제조 방법 | |
JP4496171B2 (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP6592540B2 (ja) | シート貼付装置及びシート貼付方法 | |
JP6288853B2 (ja) | シート貼付装置及びシート貼付方法 | |
JP2006206309A (ja) | ベルト搬送装置 | |
JP2014054742A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6288854B2 (ja) | シート貼付装置及びシート貼付方法 | |
JP2002211056A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3191394U (ja) | ラベルプリンタ | |
JP2015166166A (ja) | プリント装置およびシート支持装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121001 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20121001 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20121001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131023 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131029 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131127 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5425599 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |