JP5424689B2 - 吊り足場 - Google Patents
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Description
ところで、立坑内を昇降可能なスカフォード(例えば、特許文献1等参照)が知られている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、坑壁に対する作業を、安全、かつ、効率的に行える構成を備えたスカフォードを提供する。
板状体を吊る吊り手段を備え、板状体が吊り手段により吊られたことにより、板状体が足場や屋根として機能する張り出し状態に維持されたので、板状体を安全な足場や屋根として機能させることができる。
板状体を起立状態に維持する起立維持手段により、板状体が柵として機能する起立状態に維持されたので、スカフォードの昇降時の墜落事故を防止できるようになる。
板状体は、四角枠体の内側貫通孔を塞ぐように四角網体が四角枠体の四辺部と接合されて形成され、複数の板状体の各四角枠体の一辺部が円形の作業床面の円に外接又は内接する正多角形の一辺に相当する位置に設置され、各板状体は、作業床の外周より外側に延長する状態に維持された互いに隣り合う板状体と板状体との間の隙間に補助の足場や屋根を形成するための補助板を備え、補助板は、互いに隣り合う板状体の互いに隣り合う側縁に設けられて、上記隙間の半分に対応する三角形状に形成され、板状体の四角網体の網面と平行に対向する状態と板状体の四角網体の網面と同一平面上に位置される状態とに設定可能なようにヒンジを介して180°回転可能に設けられたので、より安全な足場や屋根を提供できる。
図1乃至図5に基いてスカフォード31の構成について説明する。
図1に示すように、スカフォード31は、作業床51と、複合機能構成体52と、起立状態維持手段53と、張り出し状態維持手段54と、屋根部55と、脚部56とを備える。
複合機能構成体52を構成する各板状体67が柵として機能した場合に下端縁70となる四角枠体68の一辺部70Aは、例えば、円形の作業床面62の円に外接又は内接する正多角形の一辺に相当する位置に設置される。
即ち、板状体67は、板状体67の板面としての網面76が、例えば作業床面62と垂直な面となるように起こされた起立状態と、作業床面62と同一平面となるように倒されて作業床51の外周66tより外側に延長する張り出し状態とになるように、ヒンジ71を回転中心として回転可能に構成される。
そして、板状体67は、起立維持手段53により起立状態に維持されることによって柵として機能したり、張り出し状態維持手段54により張り出し状態に維持されることによって足場や屋根として機能する。
板状体67を作業床面62に対して起立する柵として機能させることで、スカフォード31からの墜落事故を防止できるようになる。
板状体67を作業床51の外周66tより外側に延長する屋根として機能させることで、坑壁1uから崩れた岩などが坑底1eへ落下するのを防止できる。
板状体67の板面としての網面76が作業床面62と直交する状態となるまで板状体67をヒンジ71を介して回転させ、互いに隣り合う板状体67;67同士を起立状態維持手段53としての連結手段で連結することで、板状体67を柵に設定できる。各板状体67毎に個別に設けられる。
つまり、起立状態維持手段53は、板状体67の網面76を作業床面62に対して垂直に維持する。
尚、板状体67の網面76が作業床51の作業床面62に対して垂直とならないように維持する起立状態維持手段53としてもよい。例えば、板状体67の網面76をスカフォード31の中心線C方向に傾斜する面に維持する起立状態維持手段53としてもよいし、あるいは、板状体67の網面76をスカフォード31の中心線Cから離れる方向に傾斜する面に維持する起立状態維持手段53としてもよい。
互いに隣り合う板状体67;67同士の連結手段での連結を解除し、板状体67の網面76が作業床面62と同一平面上に位置される状態となるまで板状体67をヒンジ71を介して回転させることで張り出し状態維持手段54としての吊り部材75Aが突っ張った状態となり、この突っ張った状態の吊り部材75Aが板状体67を吊った状態に支持することで、板状体67を足場や屋根に設定できる。張り出し状態維持手段54は、各板状体67毎に個別に設けられる。
つまり、張り出し状態維持手段54は、板状体67を作業床51の外周66tより外側に延長させ、板状体67の網面76が作業床51の作業床面62と同一平面上に位置されるように維持する。
尚、板状体67の網面76が作業床51の作業床面62に対して同一平面とならないように維持する張り出し状態維持手段54としてもよい。例えば、板状体67の網面76を作業床面62より若干上方に傾斜する面に維持する張り出し状態維持手段54としてもよい。
隙間78は、互いに隣り合う板状体67;67が作業床51の外周部66より外側に延長する状態に維持された場合に、四角枠体68の一辺部70A;70Aの互いに対向する端部間の距離が狭く四角枠体68の他の一辺部77A;77Aの互いに対向する端部間の距離が大きい三角形状である。
従って、補助板80は、上記隙間78の半分に対応する三角形状に形成され、互いに隣り合う板状体67;67の互いに隣り合う側縁81;81にヒンジ82を介して180°回転可能に設けられる。即ち、補助板80は、図3(a)に示すような、板状体67の網面76と平行に対向する状態と、図3(b)に示すような、板状体67の網面76と同一平面上に位置される状態とに設定可能なように、ヒンジ82を介して180°回転可能に設けられる。
従って、互いに隣り合う板状体67;67が作業床51の外周部66より外側に延長する状態に維持された後に、互いに隣り合う板状体67;67の補助板80;80を各々180°回転させてこれら2つの補助板80;80で隙間78を半分ずつ塞ぐようにすることで、隙間78に足場や屋根を形成できる。
上部柵支柱87b、下部柵支柱87a、支柱88、脚89、載置脚92は、例えば、形鋼を用いて形成される。
即ち、下部柵支柱87aは、上部側がスカフォード31の中心線Cの方向に近付くように傾斜して設けられたことにより、スカフォード31の上部が先細形状に形成される。また、脚89は、下部側がスカフォード31の中心線Cの方向に近付くように傾斜して設けられたことにより、スカフォード31の下部が先細形状に形成される。
このように、スカフォード31の上部を先細形状とするための下部柵支柱87aや、スカフォード31の下部を先細形状とするための脚89を備えたので、既存立坑1A内の坑壁1uに出っ張りがあって、当該出っ張りに下部柵支柱87aや脚89が衝突した場合でも、下部柵支柱87aや脚89の傾斜面がガイドとなってスカフォード31が横方向に移動するので、スカフォード31が既存立坑1A内の坑壁1uの出っ張りに衝突して傾いてしまうことに伴う作業者の墜落事故やスカフォードが昇降できなくなるようなことを防止できる。
拡幅作業は、スカフォード31に乗った作業者が、例えば図外の削岩機を用いてスカフォード31の周囲の坑壁1uに図外の発破孔を形成し、発破孔内に図外の爆薬を装填して発破孔を閉塞した後に、スカフォード31を上昇させてから、爆薬に点火して爆薬を爆発させる作業である。
また、リーミングビット90dの径よりも小さい径の作業床51を備えたスカフォード31を用いて坑壁1uに対する作業を行えるようになるので、小さいスカフォード31で大きな径の立坑1を形成できるようになる。
また、従来のようにスカフォード31から坑壁1uの方向に張り出すような足場を組み立てる必要がなく、坑壁1uに対する作業を、簡単かつ安全に行えるようになる。
また、スカフォード31が、板状体67を備えることから、従来のように先行立坑1X内に足場を組み立てるための部材を搬入する必要もなく、作業床面62を本来の作業床面として有効に使用できる。
形態1のスカフォード31によれば、スカフォード31を先行立坑1X内で昇降させる場合には、板状体67を作業床面62に対して起立させた柵として利用できるので、スカフォード31からの墜落事故を防止できるようになる。
形態1のスカフォード31によれば、板状体67を作業床51の外周66tより外側に延長して坑壁1uから崩れた岩などを受ける屋根として機能させることで、坑壁1uから崩れた岩などが坑底1eへ落下するのを防止できる。
また、板状体67をヒンジ71を介して回転させるだけで、板状体67を容易に柵又は足場や屋根に設定できる。
さらに、起立状態維持手段53と張り出し状態維持手段54とによって各板状体67を個別に柵又は足場や屋根に設定できるので、坑壁1uの周方向に凹凸があっても個別に対応可能となる。
また、長さを可変可能な板状体67を設ければ、立坑内を昇降可能なスカフォード31と立坑の坑壁1uとの間の隙間が坑壁1uの上下方向で変わる場合でも即座に対応できるようになる。
各板状体67は、作業床51の外周66tより外側に延長する状態に維持された互いに隣り合う板状体67と板状体67との間の隙間78に補助足場を形成する補助板80を備えたので、隙間78に補助の足場や屋根を容易に形成できて、立坑の坑壁1uに対する作業をより容易に行えるとともに、坑底1eへの岩などの落下をより確実に防止できる。
また、掘削径が6mよりも小さいリーミングビット90dを用いて先行立坑1Xを形成し、その後、安価なスカフォード31を用いた発破による拡幅作業を行うことにより、6mを超える坑径の立坑1を形成することも可能となるので、6mを超える坑径の立坑1を、より低コストで形成できる。
また、6m以下の坑径の立坑1を形成する場合であっても、掘削径の小さいリーミングビット90dを用いて先行立坑1Xを形成し、その後、安価なスカフォード31を用いた発破による拡幅作業を行うことにより、立坑1を形成できるので、立坑1を、より低コストで形成できる。
一方、本形態1によれば、大坑径で大深度の立坑1を形成する場合でも、軽くて掘削径の小さいリーミングビット90dを用いることが可能となり、また、スカフォード31の昇降はロープ33を用いれば良いので、大坑径で大深度の立坑1を一気に形成できる。よって、上記特開2005−30106号公報などに開示されるように、深さ方向に延長する立坑を複数回に分けて形成する場合に比べて、大坑径で大深度の立坑1を経済的に形成できる。
一方、拡幅作業を、先行立坑1Xの坑口1t側から先行立坑1Xの坑底1e側に向かって順次行っていく形態7の方法においては、拡幅作業を終えた後、拡幅作業を終えた坑壁部分よりも坑底1e側で作業を行うことになる。従って、作業者の安全を確保するために、拡幅作業を終えた坑壁部分に落石防止用の後述するような取付部材を取付ける必要があるので、先行立坑1Xを拡幅する際の作業にかかる手間、及び、当該作業にかかる時間が多くなる。
一方、形態7では、拡幅作業を行う坑壁1uよりも坑底1e側は拡幅作業が行われていないので、発破により削られたズリは、まだ拡幅作業が行われていなくて削られずに先行立坑1Xの中心方向に突出することになる坑底1e側の坑壁1uの上面に堆積しやすくなる。よって、このズリが堆積した部分よりも坑底1e側で坑壁1uに発破孔を形成する作業などを行うときには、ズリが落下して危険なので、堆積しているズリを事前に落下させる作業が必要になる。つまり、作業が多くなるので、先行立坑1Xを拡幅する際の作業にかかる手間、及び、当該作業にかかる時間が多くなる。
また、ヒンジ71は、作業床51の外周面に設けても良いし、作業床面62上に設けても良い。
本発明のスカフォード31を用いた立坑形成方法によれば、既存立坑1Aを拡幅(拡径)することにより立坑1を形成することも可能である。例えば、図12に示すように、既存立坑1Aの坑口1t側の坑壁1uが既存立坑1Aに投入された石灰石により削られて、既存立坑1Aの坑口1t側の坑径1Amが坑底1e側の坑径1Awよりも大きくなることにより、既存立坑1Aの坑径が絞られて漏斗形状のようになり、径の大きい坑内から径の小さい坑内への入口部分1Asで石灰石が詰まりやすくなった場合等に、既存立坑1Aを拡幅することにより立坑を形成する場合である。
貯鉱槽13は、傾斜路11の終端と連通して垂直方向に延長した後に傾斜する空間により形成される。貯鉱槽13の入口にはふるい16が設けられる。小割室12は、ふるい16より上方でかつ傾斜路11の終端と連通する空間により形成される。小割室12は、傾斜路11を経由して落下してきた石灰石をふるい16の上に導くガイドローラ17を小割室12の入口の天井19側に備え、かつ、ふるい16の上に位置された石灰石を砕いてふるい16のふるい目に通すブレーカ18を備える。よって、ブレーカ18で砕かれて小割りされた石灰石が貯鉱槽13内に落下して貯蔵される。破砕室14は、ゲート21と、コンベヤ装置22と、破砕機23とを備える。降雨時や拡幅作業時以外の石灰石破砕搬送時には、貯鉱槽13から落下する小割された石灰石がコンベヤ装置22により破砕機23に搬送され、破砕機23で石灰石がより細かく破砕される。降雨時、拡幅作業時には、ゲート21により貯鉱槽13からの水やズリがコンベヤ装置22の上に落下しないように、貯鉱槽13からの水やズリがゲート21により堰き止められる。搬送室15は、破砕機23で破砕された石灰石を石灰工場や港などに搬送するための長距離ベルトコンベヤ装置のような搬送装置25と、破砕機23で破砕された石灰石を搬送装置25に搬送するベルトコンベヤ装置26とを備える。よって、貯鉱槽13から破砕機23に送られ、破砕機23で破砕されてより細粒化された石灰石がベルトコンベヤ装置26及び搬送装置25を経由して石灰工場や港などに搬送される。
次に、既存立坑1Aの坑壁1uを発破する作業、即ち、発破による拡幅作業を、既存立坑1Aの坑底1e側から既存立坑1Aの坑口1tに向かって順次行うことで、既存立坑1Aを拡幅する(図14(e);図13参照)。
発破により削られたズリは自然落下して既存立坑1Aの下に設けられた貯鉱槽13に移動し、ゲート21で堰き止められる。ゲート21で堰き止められた当該ズリは、破砕室14で回収され、排出される。
しかしながら、本形態2によれば、当該スカフォード31を用いることにより、板状体67を作業床51の外周66tより外側に延長する足場として利用できるので、スカフォード31と既存立坑1Aの坑壁1uとの間の隙間があっても、上述したような、坑壁1uに対する作業を、安全、かつ、効率的に行えるようになる。また、従来のようにスカフォード31から坑壁1uの方向に張り出すような足場を組み立てる必要がなく、既存立坑1Aの坑壁1uに対する作業を簡単かつ安全に作業を行えるようになる。
また、既存立坑1Aでは、坑壁1uの凹凸が激しいことが予想されるが、坑壁1uの凹凸が激しくても、起立状態維持手段53と張り出し状態維持手段54とによって各板状体67を個別に柵又は足場や屋根に設定できるので、坑壁1uの周方向に凹凸があっても個別に対応可能となり、また、長さを可変可能な板状体67を設ければ、立坑内を昇降可能なスカフォードと既存立坑1Aの坑壁1uとの間の隙間が坑壁1uの上下方向で変わる場合でも即座に対応できるようになる。
後述する形態7による方法では、坑壁1uの状態確認作業及び坑壁1uに対する取付部材の取付作業と、拡幅作業の前に取付部材を撤去する撤去作業と、拡幅作業と、拡幅作業を終えた坑壁部分に取付部材を取付けていく取付作業とが必要となるので、立坑1を形成するまでの作業が多くなり、作業にかかる手間、及び、当該作業にかかる時間が多くなる。
一方、本形態2では、坑壁1uの状態確認作業及び坑壁1uに対する取付部材の取付作業と、拡幅作業の前に取付部材を撤去する撤去作業と、拡幅作業とを行うことで立坑1を形成できるので、形態7による方法と比べて、拡幅作業を終えた坑壁部分に取付部材を取付けていく取付作業が不要となって、立坑1を形成するまでの作業が少なくでき、作業にかかる手間、及び、当該作業にかかる時間を少なくできる。
一方、本形態2によれば、拡幅された坑壁部分1fuに取付部材を取付ける必要がないため、足場構築作業が不要となり、拡幅された坑壁部分1fuに対する困難でかつ危険な取付部材の取付作業も不要とできるので、安全に立坑1を形成できる。
板状体67を、ヒンジ71を用いずにスカフォード31の外周部66に起立状態と張り出し状態とに選択固定的に取付ける起立状態取付手段及び張り出し状態取付手段を備えた構成としてもよい。例えば、板状体67と外周部66とに板状体67をボルトなどの固定手段で起立状態や張り出し状態に取付けるための構成を設ければよい。
補助板80;80は、互いに隣り合う板状体67;67の互いに隣り合う側縁81;81より隙間78の方向に進退するスライド部材により形成された構成としてもよい。
補助板80;80を備えない構成のスカフォード31でもよい。この場合、隙間78を閉じるように互いに隣り合う板状体67;67間に、別途、足場板を掛け渡すようにすればよい。
立坑1の坑径寸法は一定に形成してもよい。この場合、立坑1の坑径寸法は、例えば、先行立坑1Xや既存立坑1Aのような基準立坑の杭径寸法1Aw(図7;図12参照)の2倍程度の寸法にする。この場合でも、安全対策作業を含む拡幅作業にかかる手間、及び、拡幅作業にかかる時間を少なくできる。
形態1乃至形態6では、立坑1を形成するための発破による拡幅作業を、基準立坑の坑底1e側から基準立坑の坑口1tに向かって順次行うことで、立坑1を形成する形態を示したが、立坑1を形成するための発破による拡幅作業を、基準立坑の坑口1t側から基準立坑の坑底1e側に向かって順次行うことで、立坑1を形成してもよい。この場合でも、基準立坑内を昇降可能なスカフォード31から基準立坑の坑壁を発破することにより基準立坑を拡幅した立坑1を形成するので、低コストで立坑1を形成でき、経済的である。
また、本発明の立坑形成方法は、特許文献1に示すようなアクセス坑道と呼ばれる立坑を形成する場合にも適用可能である。
52 複合機能構成体、53 起立状態維持手段、54 張り出し状態維持手段、
62 作業床面、66 外周部、67 板状体、71 ヒンジ、
75A 吊り部材(吊り手段)、78 隙間、80 補助板。
Claims (4)
- 立坑内を昇降可能な吊り足場において、屋根部と、脚部と、作業床と、作業床の外周部に沿って作業床を囲むように作業床の外周部に取付けられた複数の板状体とを備え、
屋根部が、作業床と複数本の支柱により連結されて作業床の上方に設けられた屋根床と、屋根床の外周部より立ち上がって上部側が吊り足場の中心線の方向に近付くように傾斜して設けられた複数の支柱とを有し、脚部が、作業床の外周面又は作業床の外周側下面より下方に突出するように設けられて下部側が吊り足場の中心線の方向に近付くように傾斜して設けられた複数本の脚を有したことによって、吊り足場の上部と下部とが先細形状に形成され、
板状体は、ヒンジを介して作業床の外周部に回転可能に取付けられて作業床の外周より外側に延長する足場や屋根として機能する張り出し状態と吊り足場の中心線と直交する作業床面に対して起立する柵として機能する起立状態とに設定可能であることを特徴とする吊り足場。 - 板状体を吊る吊り手段を備え、板状体が吊り手段により吊られたことにより、板状体が足場や屋根として機能する張り出し状態に維持されたことを特徴とする請求項1に記載の吊り足場。
- 板状体を起立状態に維持する起立維持手段により、板状体が柵として機能する起立状態に維持されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吊り足場。
- 板状体は、四角枠体の内側貫通孔を塞ぐように四角網体が四角枠体の四辺部と接合されて形成され、
複数の板状体の各四角枠体の一辺部が円形の作業床面の円に外接又は内接する正多角形の一辺に相当する位置に設置され、
各板状体は、作業床の外周より外側に延長する状態に維持された互いに隣り合う板状体と板状体との間の隙間に補助の足場や屋根を形成するための補助板を備え、
補助板は、互いに隣り合う板状体の互いに隣り合う側縁に設けられて、上記隙間の半分に対応する三角形状に形成され、板状体の四角網体の網面と平行に対向する状態と板状体の四角網体の網面と同一平面上に位置される状態とに設定可能なようにヒンジを介して180°回転可能に設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の吊り足場。
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