JP3107458U - 立坑工事用作業床及びその取付装置 - Google Patents
立坑工事用作業床及びその取付装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3107458U JP3107458U JP2004005196U JP2004005196U JP3107458U JP 3107458 U JP3107458 U JP 3107458U JP 2004005196 U JP2004005196 U JP 2004005196U JP 2004005196 U JP2004005196 U JP 2004005196U JP 3107458 U JP3107458 U JP 3107458U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- casing
- stage
- work floor
- equipment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Sewage (AREA)
Abstract
【課題】 立坑を開設して地下作業をする際の安全性並びに作業性を向上させる。
【解決手段】 立坑ケーシング1の内壁1aと内接するか又は若干の間隙をもってケーシング1内上部、すなわち、上部開口部近傍に挿入される円板形の網目状ステージ3と、このステージ3をケーシング1内に着脱且つ昇降自在に固定する複数個の取付装置4とから構成する。網目状ステージ3には、開閉自在の機材搬入出用扉5と作業者入出用扉6とを設け、管材8や機械を懸吊して昇降させるための機材搬入出窓口5aと作業者が昇降するための昇降口6aを形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 立坑ケーシング1の内壁1aと内接するか又は若干の間隙をもってケーシング1内上部、すなわち、上部開口部近傍に挿入される円板形の網目状ステージ3と、このステージ3をケーシング1内に着脱且つ昇降自在に固定する複数個の取付装置4とから構成する。網目状ステージ3には、開閉自在の機材搬入出用扉5と作業者入出用扉6とを設け、管材8や機械を懸吊して昇降させるための機材搬入出窓口5aと作業者が昇降するための昇降口6aを形成する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、上下水道工事、ガス管埋設用トンネル工事等のような立坑を構築して工事を行う道路工事等において立坑内に設置して使用される作業床及びその取付装置に関するものである。
現在、市街地での上下水道工事等の道路工事(以下、上下水道工事という。)では、これに伴う建設公害や労働者の不足等が重大な問題となっており、上下水道工事の一層の合理化、省力化及び安全性の向上等が求められている。そこで、道路に20〜30m間隔で立坑を掘削し、その立坑間を掘り進めながら下水道管を埋設する工法が採用され、工期の短縮と経費の節減に大いに貢献している。
この工法は、鋼製の円筒形ケーシングを道路に圧入し、その内部の掘削を行い、発進立坑から到達立坑に向けて横行式推進機で堀り進めながらコンクリート管等の下水道管を敷設し、所要の敷設が終了し、使用機器を撤収した後、マンホール用開口部及びそれに連結する必要空間を除きコンクリートを打設して工事を完了するものである。
従来、上下水道工事では、深さ4m〜6m程の円形立坑の内部及び近傍で作業するので、作業者や通行人、とくに夜間における通行人の立坑内への墜落を防止するために、立坑の周りに墜落防止用の安全柵を巡らしていた。この安全柵は、円形ケーシングの円周方向に適宜な間隔で複数本の支柱(主にパイプ)をセットし、この支柱の下端部分を円形ケーシングの内周面に溶接し縦支柱とする。次いで、この縦支柱間を、適宜な間隔でパイプ等の支柱を蝶番のボルトナットやクランプ等で固定して複数個の横支柱とするものである(例えば、特許文献1参照。)。また、工事終了後に設けられるマンホールに関しては、落下防止網等を施したものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、開放した立抗周囲に墜落防止用の柵を設置するだけでは安全対策としては不十分であり、未だ立坑内に出入りする作業者等の墜落の危険が残り、このため作業性が低下することは否めない。本考案は上記のような課題に鑑み、立坑を開設して地下作業をする際の安全性並びに作業性を向上させることを目的とする。
このため本考案の立坑工事用作業床は、その周縁が立坑ケーシングに内接するか又は若干の間隙を持ち、且つ該ケーシング内に収容可能にされた網目状ステージと、該網目状ステージに開閉自在に設けられた機材搬入出扉及び作業者入出用扉とからなることを第1の特徴とする。また、この立坑工事用作業床の取付装置上端に立坑ケーシングの上縁部に係止可能にされたフック部と、下端側に昇降自在のステージ受け部を設けたことを第2の特徴とする。
(1)開口部周囲に墜落防止柵を特段設ける必要がなく、作業者や歩行者の墜落や物体の落下を有効に防止することができる。
(2)網目状ステージを、作業者が坑内を出入する際の足掛かりや手すりとして利用することができるので、安全かつ容易に昇降することができる。
(2)網目状ステージを、作業者が坑内を出入する際の足掛かりや手すりとして利用することができるので、安全かつ容易に昇降することができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は本考案に係る立坑工事用作業床を施工した状態を示す平面図、図2は図1の縦断面図、図3は取付装置を示す要部拡大図、図4は覆工板を設置した状態を示す縦断面図である。
図1は本考案に係る立坑工事用作業床を施工した状態を示す平面図、図2は図1の縦断面図、図3は取付装置を示す要部拡大図、図4は覆工板を設置した状態を示す縦断面図である。
図1乃至図2に示すように、本考案に係る立坑工事用作業床は、立坑ケーシング1の内壁1aと内接するか又は若干の間隙をもって立坑ケーシング1内上部、すなわち、上部開口部近傍に挿入される円板形状を備えた網目状ステージ3(以下、ステージ3という。)と、この網目状ステージ3を立坑ケーシング1内に着脱且つ昇降自在に固定する複数個の取付装置4とから構成されている。尚、若干の間隙とは、作業器具が落下不能な程度や作業者の脚等が通過不能な程度の間隙を言う。
ステージ3の外周枠体3aは、円形に曲げ成形した鉄筋製で、円板面3bは、立坑内の目視及び換気可能な鋼製の網目状体板(本実施例では、複数の菱型穿孔が形成されたメッシュを使用。)をアングル鋼で補強し、且つ開閉自在の機材搬入出用扉5と作業者入出用扉6とで構成されている。すなわち、ステージ3は、立坑ケーシング1に設置した際に、上下方向に複数の透孔が形成され、クレーン9等により管材8や機械を懸吊して昇降させるための機材搬入出口5aと作業者が昇降するための梯子7等が設置可能な昇降口6aが形成されている。
図3に示すように、取付装置4は、その上端に立坑ケーシング1の上縁に係止される略コ字形状のフック部4aと、下端側に長ボルト4bを介して昇降自在に設けられたステージ受け部4c略コ字形状とから構成されており、フック部4aを立坑ケーシング1の上縁に嵌合させた状態でボルト止めして固定されている。すなわち、立坑ケーシング1に、取付装置4が着脱自在に固定できるようにされている。そして、このステージ受け部4cに前記ステージ3を載置し、各々のステージ受け部4c位置の上下動を行いナットを螺合しし、ステージ受け部4cの高さ位置を調整することで、載置したステージ3の平衡性を保つことができるようにされている。
また、図1に示すように、枠体3aには、ステージ3を立坑ケーシング1の内壁に固定するための複数本のボルト2が貫通するボルト穴を有するフランジ部(図示せず)が複数箇所設けられている。そして、ステージ受け部4cに前記ステージ3を載置した後、ボルト2を伸長させ、その頭部をケーシング1の内壁に押圧することで、ステージ3を立坑ケーシング1に固定することができるようにされている。尚、本実施例では、ボルト2を90度おきに4ヶ所配して固定した。
このように、ステージ3を昇降自在に取り付ける構成は、図4に示すように、現場ごとに高さが変動しがちな覆工板10等を取り付ける際にも有効であり、ステージ3の取り付け高さ位置の自由度が得られるものとなっている。尚、開口部周囲に墜落防止柵を設ければ、さらに安全性が向上することは言うまでもない。
1 立坑ケーシング(円管)
1a ケーシング内壁
2 固定ボルト
3 ステージ
3a 外周枠体
3b 円板面
4 取付装置
4a フック
4b 長ボルト
4c 受け金具
5 機材搬入出用扉
5a 機材搬入出口
6 作業者入出用扉
6a 作業者昇降口
7 梯子
8 管材
9 クレーン
10 覆工板
1a ケーシング内壁
2 固定ボルト
3 ステージ
3a 外周枠体
3b 円板面
4 取付装置
4a フック
4b 長ボルト
4c 受け金具
5 機材搬入出用扉
5a 機材搬入出口
6 作業者入出用扉
6a 作業者昇降口
7 梯子
8 管材
9 クレーン
10 覆工板
Claims (2)
- その周縁が立坑ケーシングに内接するか又は若干の間隙を持ち、且つ該ケーシング内に収容可能にされた網目状ステージと、該網目状ステージに開閉自在に設けられた機材搬入出用扉及び作業者入出用扉とからなることを特徴とする立坑工事用作業床。
- 上端に立坑ケーシングの上縁部に係止可能にされたフック部と、下端側に昇降自在のステージ受け部を設けたことを特徴とする請求項1記載の立坑工事用作業床の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005196U JP3107458U (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 立坑工事用作業床及びその取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005196U JP3107458U (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 立坑工事用作業床及びその取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3107458U true JP3107458U (ja) | 2005-02-03 |
Family
ID=43270166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004005196U Expired - Lifetime JP3107458U (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 立坑工事用作業床及びその取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3107458U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008133596A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Jfe Metal Products & Engineering Inc | 立坑用足場及び立坑用足場の組立・撤去方法 |
JP2015074910A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | Jfe建材株式会社 | 立坑用天蓋の取付構造及び取付工法 |
JP2021042550A (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 大成建設株式会社 | 立坑工事用の作業床 |
KR20220087171A (ko) * | 2020-12-17 | 2022-06-24 | 주식회사 포스코 | 작업 장치 및 방법 |
JP2023017220A (ja) * | 2021-07-26 | 2023-02-07 | 誠 植村 | オープンシールド機 |
JP7519963B2 (ja) | 2021-07-20 | 2024-07-22 | 大成建設株式会社 | 格納式昇降設備 |
-
2004
- 2004-08-31 JP JP2004005196U patent/JP3107458U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008133596A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Jfe Metal Products & Engineering Inc | 立坑用足場及び立坑用足場の組立・撤去方法 |
JP2015074910A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | Jfe建材株式会社 | 立坑用天蓋の取付構造及び取付工法 |
JP2021042550A (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 大成建設株式会社 | 立坑工事用の作業床 |
JP7129959B2 (ja) | 2019-09-10 | 2022-09-02 | 大成建設株式会社 | 立坑工事用の作業床 |
KR20220087171A (ko) * | 2020-12-17 | 2022-06-24 | 주식회사 포스코 | 작업 장치 및 방법 |
JP7519963B2 (ja) | 2021-07-20 | 2024-07-22 | 大成建設株式会社 | 格納式昇降設備 |
JP2023017220A (ja) * | 2021-07-26 | 2023-02-07 | 誠 植村 | オープンシールド機 |
JP7264948B2 (ja) | 2021-07-26 | 2023-04-25 | 誠 植村 | オープンシールド機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105804089B (zh) | 一种原深基坑施工后局部增深支护体系及其施工方法 | |
CN107664035B (zh) | 盾构管廊先盾后井的施工方法 | |
CN202416360U (zh) | 安全型检查井结构 | |
CN211144503U (zh) | 一种高陡地形桥隧相接段明洞接长结构 | |
JP5351382B2 (ja) | 立坑用足場の組立方法及び立坑用足場の撤去方法 | |
JP3107458U (ja) | 立坑工事用作業床及びその取付装置 | |
JP6849263B1 (ja) | 建屋の解体時に破砕物の上方への飛散防止養生シートを張架する方法 | |
KR100944458B1 (ko) | 건축공사용 케이지의 이탈방지 장치 | |
EP3394346B1 (en) | Adapter | |
CN205576934U (zh) | 一种原深基坑施工后局部增深支护体系 | |
JP3453664B2 (ja) | 縦坑の構築工法 | |
CN116145729A (zh) | 海陆连接区地铁层离式车站结构及其施工方法 | |
JP4886376B2 (ja) | 法枠上での掘削機の移動方法 | |
CN207847694U (zh) | 一种隧道排水装置及隧道整体道床 | |
JP6153187B1 (ja) | 道路橋地覆拡幅ユニット | |
JP4956512B2 (ja) | マンホールの突き出し及び浮上の防止構造 | |
CN218563142U (zh) | 超深基坑混凝土封堵墙拆除施工体系 | |
CN217630098U (zh) | 一种检查井井口防护装置 | |
JP4573226B2 (ja) | 自由勾配暗渠側溝 | |
CN213625555U (zh) | 一种用于钻孔灌注桩施工的可周转操作平台 | |
CN114775637B (zh) | 一种深基坑支护结构及支护方法 | |
CN218025011U (zh) | 一种人工挖孔装配式龙门吊架 | |
JP6356398B2 (ja) | ホーム構造および土盛ホームの基礎工事方法 | |
KR100579711B1 (ko) | 개착 공법의 상부면 방수처리를 위한 상판지지 방법 | |
CN211472023U (zh) | 一种市政道路排水沟 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071208 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208 Year of fee payment: 6 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208 Year of fee payment: 6 |