JP5423689B2 - 経路制御システム、経路制御装置、通信装置、経路制御方法およびプログラム - Google Patents

経路制御システム、経路制御装置、通信装置、経路制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、データを伝送するための通信ネットワークにおける経路制御システム、経路制御装置、通信装置、経路制御方法、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
近年の情報化の進展に伴い、データ通信などによるデータ通信トラヒックの需要が増加している。そこで、ネットワークに対して広帯域化やオペレーションコストの低減化が求められている。
広帯域の伝送が可能であるミリ波帯などの周波数を利用した無線方式を用いる固定無線アクセス(FWA: Fixed broadband Wireless Access)など無線リンクによって構築されたネットワークが携帯電話網などで利用されている。
変調モードの信号対雑音比(Signal to Noise Ratio : SNR)と伝送レートの相関のグラフを図1に示す。
図1のグラフの横軸はSNRであり、縦軸はバンド幅である。無線リンクの通信品質は、受信信号のSNRによって変動する。そこで、無線リンクの更なる広帯域を実現するために、適応変調技術が着目されている。適応変調技術は、無線リンクの無線状況から、一番伝送効率の良い、変調方式を適応的に見つけ、使用する技術である。適応変調技術により無線環境に応じた最適な無線通信を行うことができ、周波数効率を向上することができる。
各無線リンクが将来使用する変調モードを予測することができれば、ネットワークを流れるトラヒックの通信品質を保証することができる。適応変調技術を用いた無線リンクの一例が特表2006−505221号公報に開示されている。この文献に示されるように、適応変調技術を用いた無線リンクにおいては、過去の履歴とある程度相関を持つことがあるため、無線リンクが使用する変調モードを予測(推定)することが可能である。
更に、特開2004−363679号公報に開示されているように、天候情報を利用することで、変調モードを予測(推定)することが可能である。
有線のネットワークで行われているような経路制御の一例が、M. S. Kodialam等による“Minimum interference routing with applications to mpls traffic engineering”(INFOCOM, 2000)に開示されている。この文献に開示された経路制御を、適応変調技術を用いたFWAで構成されたネットワークに適用した場合、有線のときとは違い、適応変調により、無線リンクの通信レートが変動してしまうため、輻輳などが発生してしまい、トラヒックの通信品質が劣化してしまう。
適応変調を利用したFWAでの負荷分散手法としては、特開2006−313992号公報で提案されている負荷分散手法がある。これは、複数のルーチングパスにおける無線リンクにトラヒックを分散させて中継伝送する方式である。この方式を用いることにより、トラヒックを分散することができ、ネットワーク全体の利用率向上が実現できる。
しかし、この方式では、パケット毎に、違う経路を通る可能性があり、遅延のジッターなどが発生してしまう恐れがある。その場合、VoIP (Voice over IP)のような通信品質の保証が必要となるトラヒックには適さない。このようなトラヒックに対しては、トラヒックが同一経路を通させる経路制御が必要である。また、この方式をそのまま利用したのでは、経路を指定できない点で、どの程度の優先度であればトラヒックの品質が保たれるかという見積もりが困難になってしまい、優先トラヒックの通信品質の維持管理を行うことが難しい。
経路制御も念頭におかれた既存技術の一例として、J. Sangiamwong等による“Qos-based adaptive modulation under rainfall environment in gigabit millimeter- wave broadband wireless access system”(IEEE RAWCON, 2003)が挙げられる。この文献では、適応変調機能を持つFWAにおける経路制御方式を提案している。この文献で提案されている方式は、フロー毎に最適な変調モードと経路を探索する方式である。しかし、この方式では、現時点での無線リンク状態を基にした経路制御であるため、今後もその変調モードを維持できるかまでは保証できない。また、各基地局において、フロー毎に変調モードを選択するため、そのオーバーヘッドが大きいという欠点がある。
以上のように、適応変調によって変化する無線リンクが使用する変調モードを予測あるいは推定し、経路制御を行う技術がある。
適応変調を行う無線リンクの伝送レートが決まると、その伝送レート以上の帯域は使用できないため、その帯域が無駄になってしまうという問題がある。
本発明の目的の一つは、伝送レートが変動するリンクで構成されたネットワークにおいて、高品質な通信を可能にする経路制御システム、経路制御装置、通信装置、経路制御方法、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することである。
本発明の一側面の経路制御システムは、適応変調を用いた無線リンクで通信する通信装置を含むネットワークと、無線リンクについて、帯域に対応してその帯域の安定度を示す確率である帯域確率を求め、帯域確率が所定の閾値より高い通信経路を優先的にネットワークに設定し、所定の閾値よりも帯域確率の低い通信経路に対して別の経路を準備する経路制御装置と、を有する構成である。
また、本発明の一側面の経路制御装置は、適応変調を用いた無線リンクで通信する通信装置を含むネットワークにおける無線リンクについて、帯域に対応してその帯域の安定度を示す確率である帯域確率を求める帯域予測部と、帯域確率が所定の閾値より高い通信経路を優先的にネットワークに設定し、所定の閾値よりも帯域確率の低い通信経路に対して別の経路を準備する経路制御部と、を有する構成である。
また、本発明の一側面の通信装置は、適応変調を用いた無線リンクでネットワークを介して通信する無線通信部と、無線リンクについて、帯域に対応してその帯域の安定度を示す確率である帯域確率を求める帯域予測部と、帯域確率が所定の閾値より高い通信経路を優先的にネットワークに設定し、所定の閾値よりも帯域確率の低い通信経路に対して別の経路を準備する経路制御部と、を有する構成である。
また、本発明の一側面の経路制御方法は、適応変調を用いた無線リンクで通信する通信装置を含むネットワークにおける無線リンクについて、帯域に対応してその帯域の安定度を示す確率である帯域確率を求め、帯域確率が所定の閾値より高い通信経路を優先的にネットワークに設定し、所定の閾値よりも帯域確率の低い通信経路に対して別の経路を準備するものである。
さらに、本発明の一側面のプログラムは、適応変調を用いた無線リンクで通信する通信装置を含むネットワークに通信経路を設定するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、無線リンクについて、帯域に対応してその帯域の安定度を示す確率である帯域確率を求め、帯域確率が所定の閾値より高い通信経路を優先的にネットワークに設定し、所定の閾値よりも帯域確率の低い通信経路に対して別の経路を準備する処理をコンピュータに実行させるものである。
図1は変調モードのSNRと伝送レートの相関を示す図である。 図2は第1の実施形態のネットワークの一構成例を示すブロック図である。 図3は第1の実施形態の経路制御装置の一構成例を示すブロック図である。 図4は図2に示した通信装置の一構成例を示すブロック図である。 図5は第1の実施形態の経路制御装置の動作手順を示すフローチャートである。 図6は第2の実施形態の通信装置の一構成例を示すブロック図である。 図7は実施例1における経路制御方法の動作手順を示すフローチャートである。 図8は図2に示したネットワークで実施例1の経路制御を行った場合の動作手順を示すシーケンス図である。 図9は実施例2の経路制御方法の動作手順を示すフローチャートである。 図10は実施例4の経路制御方法の動作手順を示すフローチャートである。 図11は実施例9における経路設定手順を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
本実施形態の経路制御システムを説明する。図2は本実施形態のネットワークの一構成例を示すブロック図である。
図2に示すネットワークは、無線リンクを複数備え、パケットを転送する通信装置202〜205を有する。通信装置202〜205のそれぞれに、経路計算を行う経路制御装置201が無線または有線で接続される。図2では、通信装置間の無線通信による接続を実線で表している。通信装置202〜205は、ルータまたはスイッチなどのノードである。
図3は本実施形態の経路制御装置の一構成例を示すブロック図である。図3に示すように、経路制御装置201は、通信部301と、経路制御部302と、トラヒック情報管理部303と、トポロジー情報管理部304と、リンク情報管理部305と、帯域予測部306とを有する。経路制御装置201は、通信装置202〜205とのデータの送受信を通信部301を介して行う。
トラヒック情報管理部303は、ネットワークを流れるトラヒックがどこにどれだけ流れているかといった情報、トラヒックの送信元および宛先、ならびにトラヒックの使用帯域および要求帯域の情報を含むトラヒック情報を管理する。
トポロジー情報管理部304は、ネットワークがどう構成されているか、ノード間の接続関係の情報を含む接続情報を管理する。
帯域予測部306は、リンク情報管理部305が持つ情報を元に、将来の変調モードを予測し、帯域が何%以上の確率で利用できるかを示す、帯域の安定度を計算し、リンク帯域の安定度を予測する。帯域の安定度を帯域確率と称する。将来の変調モードの予測方法は、特願2008−201758に記載されており、ここでは、詳細な説明を省略する。
リンク情報管理部305は、通信装置から受信するリンク状態情報を参照し、各無線リンクのビットエラー率(Bit Error Rate : BER)の情報と、現在使用されている変調モード、過去に使用された変調モードおよび推定された変調モードの情報と、帯域予測部306で予測された、リンク帯域の安定度の情報とを含むリンク情報を管理し、リンク情報を経路制御部302に渡す。
経路制御部302は、トラヒック情報管理部303からトラヒック情報を取得し、ネットワークを構成するリンクの状態および性能など、ネットワークに関する情報をトポロジー情報管理部304およびリンク情報管理部305から取得し、取得した情報に基づいて、トラヒックが流れる経路を計算する経路計算と、経路計算などで求まった経路をネットワーク内の通信装置に通知する経路設定を行う。これら経路計算と経路設定により経路制御を行う。ネットワークに関する情報としては、リンク情報管理部305から受け取るリンク情報やトポロジー情報管理部304から受け取る接続情報などがある。
なお、経路制御部302、トラヒック情報管理部303、トポロジー情報管理部304、リンク情報管理部305および帯域予測部306のそれぞれには、情報を記録するための記憶部(不図示)と、各部の動作に準じた専用回路が設けられている。それらのうち、少なくともいずれか一部の動作が、CPU(Central Processing Unit)(不図示)がプログラムを実行することで、行われるようにしてもよい。この場合、記憶部(不図示)にプログラムが格納され、CPU(不図示)が経路制御装置内に設けられている。
帯域予測部306が各無線リンクの帯域の安定度を予測し、その結果をリンク情報管理部305が経路制御部302に通知することは、本実施形態の特徴の一つである。また、経路制御部302において、帯域保証を必要とする、あるトラヒックの通信品質が一定以上の安定度以上で保証されるようにリンク情報管理部305と連携して通信経路を探索、設定を行うことは、本実施形態の特徴の一つである。
次に、通信装置202〜205の構成を説明する。通信装置202〜205は同様な構成であるため、これらの装置を代表して通信装置202の構成を説明する。
図4は図2に示した通信装置の一構成例を示すブロック図である。図4に示すように、通信装置202は、複数の無線リンクに対応する無線通信部401〜403と、パケット転送処理を行うパケット処理部404と、パケット転送のための経路を示す表である経路表を管理する経路表管理部405と、リンク状態管理部406とを有する。
無線通信部401〜403は、適応変調機能を備え、無線リンクの変調モードとして、予め設定された変調モードを用いるか、無線環境に応じて変調モードを動的に変化させる。
経路表管理部405は、自身の経路表を管理し、経路制御装置201から新たな経路の情報に関する通知を受け取ると、受け取った通知にしたがって経路表を更新する。また、新たに設定される経路の他に、伝送レート低下の際などに変更される、別の経路の情報も記録される。
リンク状態管理部406は、自身の無線通信部401〜403の状態を定期的に監視し、それらの状況および変調モードの予測情報を記録し、パケットの転送処理、自身の経路表の更新、自身が管理するリンクのBER、使用中の変調モード、および、帯域が利用できる安定度の情報を含むリンク状態情報を管理する。リンク状態管理部406は、無線通信部401〜403を監視し、適応変調による伝送レートの変化を検知すると、経路表管理部405にその情報を通知する。リンク状態管理部406が伝送レートの変化を検知すると経路表管理部405にその情報を伝えることは、本実施形態の特徴の一つである。なお、リンク状態管理部406が、経路制御装置201の帯域予測部306が備えている、帯域の安定度の計算機能を備えていてもよい。
パケット処理部404は、経路表管理部405で管理される経路表にしたがってパケットの転送処理を行う。また、定期的に、またはトラヒックの変化により、リンク状態管理部406が管理するリンク状態情報を経路制御装置201に送信する。
経路表管理部405は、各フローが使用する帯域について把握しているため、仮に伝送レートの低下の通知を受けた場合、影響を受けるトラヒックについてわかる。その場合、そのトラヒックを予め設定された別経路へと経路を変更する。また、仮に伝送レートが向上したことにより、現在別経路を使用しているトラヒックを元の経路に戻せる場合、そのトラヒックの経路を変更する。さらに、適応変調による伝送レートの低下の影響を受けるトラヒックが他に利用できる経路が存在しない場合、そのトラヒックの転送をその通信装置で止める。
なお、パケット処理部404、経路表管理部405およびリンク状態管理部406のそれぞれには、情報を記録するための記憶部(不図示)と、各部の動作に準じた専用回路が設けられている。それらのうち、少なくともいずれか一部の動作が、CPU(不図示)がプログラムを実行することで、行われるようにしてもよい。この場合、記憶部(不図示)にプログラムが格納され、CPU(不図示)が通信装置内に設けられている。
次に、本実施形態の経路制御装置201の動作を説明する。図5は本実施形態の経路制御装置の動作手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、帯域予測部306が各無線リンクの帯域の安定度(帯域確率)を導出し(ステップ501)、経路制御部302がトラヒックの経路を決定する(ステップ502)。ステップ502における経路決定の手順においては、なるべく安定度が高い帯域を選択するように経路を探索する。探索した結果得られた経路のうち、予め設定された閾値以下の安定度を持つ帯域を使用するリンクに対しては、別の経路を探索する(ステップ503)。
通常、適応変調を行う無線リンクにおいて、無線リンクが取り得る変調モードのうち、最低の伝送レートを実現する変調モードは少なくとも維持される。そこで、リンク帯域を、変調モードのセットMの中で最小の伝送レートとなる変調モードで確保できる帯域と、現在の変調モードまたは予測される変調モードにより実現できる伝送レートによって確保できる帯域の2つに分ける。分類した2つの帯域のうち、前者の帯域の安定度を100%とみなすことができるが、後者の帯域の安定度については予測や推定を行う必要がある。
適応変調を行う無線リンクにおいて、利用できる帯域の安定度の計算方法には、大きく分けて、次の3つの方法が考えられる。それは、1)統計情報を利用する方法、2)過去の履歴情報を利用する方法、3)天候予測情報を利用する方法、である。
1つ目の導出方法である「1)統計情報を利用する方法」は、無線リンクが用いる変調モードの分布が正規分布といったようにわかる場合において、その分布の平均と分散を用いる。平均と分散を利用することで、リンクの伝送レートの確率を求めることができる。仮に、平均がμ、分散がσとなっているとき、予測(推定)モードがμ- σ以上となる確率は84.12%となり、μ- 2σ以上となる確率は95.44%となり、μ- 3σ以上となる確率は99.74%となる。
仮に変調モードmで実現する伝送レートをR(m)とすると、変調モードmを利用することで利用できるようになる帯域BW(m)は、変調モードm-1との伝送レートとの差分であるため、
BW(m) = R(m)- R(m-1) ・・・(if m > 0)
= R(m) ・・・・・・・(if m = 0)
となる。
したがって、99.74%の安定度を持つ帯域BW([μ- 3σ])は、BW([μ- 3σ]) = R([μ- 3σ])- R(0)となる。また、95.44%の確率の安定度を持つ帯域BW([μ- 2σ])は、BW([μ- 2σ])= R([μ- 2σ])- R([μ- 3σ])となる。R([μ- σ])- R([μ- 2σ])が84.12%の安定度を持つ帯域BW([μ- σ])は、BW([μ- σ]) = R([μ- σ])- R([μ- 2σ])となる。
2つ目の導出方法である「2)過去の履歴情報を利用する方法」としては、無線リンクが過去に利用した変調モードの履歴を用いて予測(推定)モードを導出する方法などが考えられる。仮に、変調モードのセットがMで与えられ、ある一定時間Tのうち、各変調モードが使用された時間をT_mとした場合、各モードの自身T_mと自身より高い伝送レートの変調モードのT_mの総和ΣT_m(mは自身より高い変調モード)をTで割った値がその変調モード以上となる確率となる。それらの値が、それぞれの変調モードで実現される伝送レートにより追加で確保できる帯域の安定度となる。
つまり、変調モードmで確保できる帯域BW(m) = R(m)- R(m-1)の安定度は、ΣT_m/Tとなる。なお、m=0の場合は、BW(m) = R(m)となる。
過去の履歴情報として、各変調モードの過去のBERを用いて、変調モードを予測することによっても実現できる。電波環境を示す情報としてBERに限らず、SNRまたは信号対干渉雑音比(Carrier to Interference - plus - Noise Ratio : CINR)であってもよく、または、これらの情報を複数組み合わせてもよい。電波環境を示す情報はリンク情報管理部305によって管理される。
最後の3つ目の「3)天候予測情報を利用する方法」は、既に存在する天気予報を用いる方法である。この方法は、どこに雨が降るかといった降水確率の情報と無線リンクの位置情報を利用することで、無線リンクが使用すると予測される変調モードの確率を求め、その変調モードで実現できる伝送レートで確保できる帯域がその安定度となる。
以上の方法により、リンクの帯域を分類し、経路を探索するトラヒックが予め設定された閾値以下の安定度を持つ帯域を利用する場合は、そのトラヒックのリンクとは別経路を追加で探索する。
経路制御装置201の経路制御部302は、経路制御により設定した経路の情報である経路情報を通信装置(ノード)202〜205に通知する。各ノードは、経路制御装置201から受け取った経路情報により経路表を更新する。そして、無線リンクの状態を監視し、適応変調により伝送レートの低下が発生した場合、それに伴い使用できなくなる帯域を使用しているトラヒックを予め設定されている別経路へと切り替える。経路の切り替え後、再度適応変調により、リンクの伝送レートが今度は向上しトラヒックを流せるようになると、該当トラヒックをもとの経路へ戻す。
上述したように、本実施形態は、リンクの帯域をどの程度信頼できるかを評価し、使用できる帯域を信頼度により分類する。ある一定以上の信頼性を有する、信頼性の高い帯域とそれより信頼性の低い帯域とに分類した場合、信頼性の高い帯域を使用するトラヒックに対してはそのリンクとは別の経路を設定しない。一方、信頼性の低い帯域を使用するトラヒックに対してはそのリンクと別の経路を予め設定し、そのリンクの帯域が適応変調による伝送レートの低下により使用できなくなった場合、予め設定しておいた別の経路をトラヒックに利用させることで、ネットワーク内の全体のトラヒックに提供する信頼性が向上する。
適応変調を用いた無線リンクでは、時間的に伝送レートが変化するため、リンクの帯域自体が常に一定とならない。そこで、まず、各リンクにおいて、帯域の信頼度を評価するために、ある帯域以上となる確率を求める。すなわち、リンクにおいて100%の確率で使用できる帯域、90%以上の確率で使用できる帯域、80%以上の確率で使用できる帯域というように確率に応じて帯域を分類する。そして、新規のトラヒックに対して経路設定を行う際、リンクにおいて既に割り当て済みの帯域などから、新規のトラヒックに割り当てられる帯域が決まる。新規のトラヒックはリンクを伝送レートの低下によりその帯域が利用できなくなるまで使用できるため、その帯域を利用できる安定度がそのままトラヒックがそのリンクを利用できる安定度となる。もし、新規のトラヒックに対して設定する経路上の各リンクにおいて、新規のトラヒックが使用する帯域の安定度が新規のトラヒックが予め設定した閾値を満たしていない場合、そのリンクとは別の経路を設定する。その後、各リンクにおいて、適応変調による伝送レートの低下が発生した場合、その影響を受けるトラヒックを予め設定した別経路へと迂回させることで、それらのトラヒックの通信品質を維持できる。別経路の迂回させない場合に比べると、通信品質が向上することになる。
各リンクにおいて、適応変調による伝送レートの低下の影響を受けるトラヒックに対してのみ別経路を設定するため、経路全体に対する予備経路を設定する場合に比べて使用帯域を減らすことができる。また、安定度が低く単体では使用できない帯域もこのように他の別経路と組み合わせることで有効に利用できるようになり、より多くのトラヒックをネットワークに流すことができる。
さらに、各リンクにおいてトラヒックがどのリンク帯域のどの部分を使用しているか把握しているため、シグナリングを用いなくても適応変調による伝送レートの低下によるトラヒックへの影響を直ちに検知でき、トラヒックへの影響を最小限に抑えられる。
図2に示したネットワークを参照して、本実施形態による効果を説明する。
通信装置202から通信装置205に対して、Rのトラヒックを流す場合、考えられる経路としては、通信装置202−通信装置203−通信装置205か、通信装置202−通信装置203−通信装置204−通信装置205の2つの経路が考えられる。以下では、例えば、通信装置202−通信装置203間の経路を、「経路202−203」と表記する。
ここで、経路202−203の伝送レートが2Rと一定で、経路203−205の伝送レートが適応変調によりR/2と2Rの間で変化し、経路203−204および経路204−205のそれぞれの伝送レートはR/2と3/2Rの間で変化しているものとする。このとき、適応変調による伝送レートの低下の影響を受けずに流せるトラヒックの最大量は、R/2を経路202−203−205と経路202−203−204−205のそれぞれに流す場合の計Rとなる。
しかし、仮に、経路203−204−205と経路203−205の伝送レートの変化が互いに独立で発生し、その変化が同時に発生する確率が低く、同時発生の確率を無視できる場合、2つの経路のうちどちらか一方は、常時使用できることになる。そこで、経路203−205を通常経路とし、経路203−204−205を経路203−205の伝送レートが低下した際の別経路として予め確保しておくことで、新たに追加で最大でRのトラヒックを流すこと可能となる。つまり、経路203−205の伝送レートがR/2に低下するまでの間、通信装置202と通信装置205との間で合計2Rのトラヒックを流すことができ、経路203−205の伝送レートがR/2に低下したときは別経路にすぐに切り替えればよい。
このように、本実施形態では、単独では利用できない、安定度が低い帯域が存在する場合でも、そのリンクとは伝送レートの低下の相関性が低い別経路を追加で設けることで利用できるようになり、全体としてネットワークの利用率を上げることができる。
また、経路制御により、トラヒックが流れる経路をコントロールできるため、パケット単位での負荷分散とは異なり、トラヒックの通信品質の保証を容易に行うことができる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、図3に示した経路制御装置の機能を各通信装置が備え、経路制御を分散して行うものである。
本実施形態の通信装置の構成を説明する。図6は本実施形態の通信装置の一構成例を示すブロック図である。第1の実施形態と同様な構成には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6に示す通信装置2002が、図2に示した通信装置202〜205のそれぞれの代わりに設けられている。通信装置2002は、図4に示した構成の他に、経路制御部607、トラヒック情報管理部608、トポロジー情報管理部609、リンク情報管理部610および帯域予測部611を有する。
なお、経路制御部607は図3に示した経路制御装置201の経路制御部302に相当し、トラヒック情報管理部608はトラヒック情報管理部303に相当し、トポロジー情報管理部609はトポロジー情報管理部304に相当し、リンク情報管理部610はリンク情報管理部305に相当し、帯域予測部611は帯域予測部306に相当し、本実施形態では、これらの詳細な説明を省略する。
本実施形態の通信装置の動作を簡単に説明する。
経路制御部607は、外部からネットワークの利用許可を求める旨のアドミッション要求といったメッセージを無線通信部401およびパケット処理部604を介して受信すると、第1の実施形態で経路制御装置201が実行した経路制御を行う。その後、本実施形態では、他の通信装置に対して、経路制御により設定した経路の情報である経路情報を通知する。
(第3の実施形態)
本実施形態は、変調モードの組み合わせに対応する安定度を示すテーブルを用意し、テーブルを参照して経路設定するものである。本実施形態では、第1の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態の経路制御装置201では、リンク情報管理部305が、ネットワーク上の各無線リンクの自身の変調モードと他のリンクが使用している変調モードの情報を収集し、それらの組み合わせの安定度を求めて表にして管理する。この表を組み合わせ安定度表と称する。そして、経路制御部302は、リンク情報管理部305が作成した組み合わせ安定度表を用いて、別経路との組み合わせを求める。
本実施例では、第1の実施形態で説明した経路制御装置201による、アドミッション要求に対する制御を含む経路制御動作を説明する。図7は本実施例における経路制御方法の動作手順を示すフローチャートである。
経路制御装置201は、外部から通信部301を介してアドミッション要求を受け付けると(ステップ800)、帯域予測部306が各無線リンクの使用できる帯域の安定度を計算する(ステップ801)。続いて、経路制御部302が、それを元に経路を探索する(ステップ802)。経路の探索時においては、トラヒックを通すだけの余剰帯域のないリンクを除き、Dijkstra法などを用いて経路を探す。
ステップ802の動作で経路が存在する場合、見つかった経路上において、使用する帯域の安定度がトラヒックが要求する閾値以下になっているなどの理由により別経路が必要なリンクに対して、経路制御部302は、別経路を探索する(ステップ803)。両経路がともに見つかった場合、アドミッション要求は許可され(ステップ804)、経路が存在しなかった場合は、逆にアドミッション要求は拒否される(ステップ805)。
経路探索が成功した場合、経路制御部201は、トラヒックが探索された経路を辿れるように、探索された経路上全ての通信装置に対して、トラヒックとそのトラヒックが辿るべき経路を示した経路情報のメッセージを送り、各通信装置に経路表を更新させる。
次に、図2に示したネットワークで本実施例の経路制御を実施した場合における経路制御の動作を説明する。図8は、図2に示したネットワークで本実施例の経路制御を行った場合の動作手順を示すシーケンス図である。この図では、通信装置202と通信装置205の間の経路を設定する場合の例である。
経路制御装置201は、外部からトラヒックのアドミッション要求を受け取ると(ステップ910)、その要求を受け、無線リンクの帯域の安定度(帯域確率)を予測する(ステップ911)。その後、要求を満たす経路が見つかるか探し(ステップ912)、トラヒックが要求する閾値以下の安定度を持つ帯域を使用するリンク毎に別経路を探索する(ステップ913)。それらが見つかった場合、要求フローに対してアドミッションの許可を行い(ステップ914)、経路上の通信装置に対して経路表更新通知を行い(ステップ915)、別経路の設定を行う(ステップ916)。
なお、図8に示すステップ911で行われる帯域予測動作において、各無線リンクにおいて利用できる帯域の安定度を計算するが、その方法はいくつか存在するが、ここでは、一例を説明する。単純に各無線リンクが使用できる変調モードがm1、m2、m3とあり、その中で一番低い伝送レートとなる変調モードm1は最低限維持されるとし、m1より高い変調モードm2以上が使用される確率が90%、m3が使用される確率が80%だとする。
その場合、R(m1)が変調モードm1の伝送レートとすると、リンク帯域のうちm1で始めて使用できる帯域BW(m1)は、R(m1)であるため、BW(m1) = R(m1)となり、その部分の帯域を使用できる確率つまり安定度は100%となる。一方、変調モードm2を使用することで始めて使用できる帯域BW(m2)は、変調モードm2とm1で実現できる伝送レートの差であるため、BW(m2) = R(m2)- R(m1)となり、その部分の帯域の安定度は90%となる。同様に変調モードm3を使用することで始めて使用できる帯域BW(m3)は、BW(m3) = R(m3)- R(m2)となる。
仮にトラヒックが要求する安定度が90%の場合、そのトラヒックの経路を設定する際、BW(m1)とBW(m2)部分の帯域を使用する場合は、安定度が閾値を満たしているので、別経路が不要となる。一方、BW(m3)部分の帯域をトラヒックが使用する場合は安定度が80%となり、トラヒックがより高い安定度でネットワーク上を流れるためには、別の経路を用意しておく必要がある。
基本的にはトラヒックがどの帯域を使用するかはFCFS (First Come First Serve)で決まるが、トラヒックのクラスなどを設けて決めてもよい。
また、次おように行ってもよい。上述のようにして経路を設定した後、各ノードにおいて、適応変調により、無線リンクの変調モードがm3からm2へ変化した場合、BW(m3)部分の帯域を使用しているトラヒックの経路を予め設定した別経路へと切り替える。その後、無線リンクの変調モードがm3へと回復した場合は、経路を元に戻す。具体的には、各通信装置のリンク状態管理部406が無線リンクを監視し、無線リンクが使用する変調モードが変化した場合、その情報を経路表管理部405に通知する。経路表管理部405は、その情報を元に、各トラヒックに対して通常の経路を使用させるか別経路を使用させるかという判断を行い、パケット処理部404に対してどちらの経路を使用させるか通知する。
さらに、すべての経路において、安定度が100%の帯域をトラヒックが使用する場合は、適応変調の影響を受けずにトラヒックの通信品質を維持することができる。
本実施例は、トラヒックの発生毎に経路計算を行うのではなく、リンクの利用できる帯域の安定度を予測した後に、予めわかっているトラヒック需要情報を使い、すべての経路を求める場合である。なお、本実施例は第1の実施形態における一例であり、構成についての詳細な説明を省略する。
本実施例の経路制御の動作手順を説明する。図9は本実施例の経路制御方法の動作手順を示すフローチャートである。
経路制御装置201は、どれぐらいの量のトラヒックになるかを示すトラヒック需要情報(トラヒックデータ)を入手し(ステップ1001)、また、各リンクの利用できる帯域の安定度(帯域確率)情報を求めると(ステップ1002)、それらの情報を用いてトラヒックのすべての経路を設定する(ステップ1003)。
ステップ1003で行われる経路設定手順では、帯域の安定度とトラヒック需要情報を元に、目的関数および制約条件を設定し、線形計画問題として、目的関数を最大あるいは最小になるようにトラヒックの経路設定を行う。目的関数がネットワークを流れるトラヒック量を最大にする場合、経路設定手順では、それを最大にする経路を求める。
本実施例は、実施例1で説明したアドミッション制御やトラヒックが流れる経路の制御をネットワーク内で分散して行うものである。
図2に示した通信装置202、203、205のそれぞれが図6に示した通信装置2002の構成を備え、各通信装置は、経路制御装置201が備える経路制御機能を実行する。
本実施例の経路制御方法の動作を簡単に説明する。通信装置202、通信装置203および通信装置205のそれぞれは、外部からアドミッション要求を受けると、図8に示したステップ912から916の経路制御を行う。そして、これらの通信装置203、204、205のそれぞれは、経路制御を行った結果を相互で通知し合い、どこにどれだけのトラヒックがネットワークを流れているかの情報を含むトラヒック情報を交換する。
本実施例では、実施例1で説明した経路制御機能がネットワーク内に分散して存在することになり、経路制御の負荷が1つの装置に集中しなくてすむ。
本実施形態は、経路設定の他に予備経路の設定を行う場合である。本実施例は、第3の実施形態を用いることで実現可能となる。
図10は本実施例の経路制御方法の動作手順を示すフローチャートである。経路制御装置201の帯域予測部306は、各無線リンクが使用できる帯域の安定度を予測し、または、第3の実施形態に説明した組み合わせ安定度表を参照し(ステップ701)、それらの情報を基にして経路を探索し、経路を設定する(ステップ702)。そして、ステップ702で設定した経路全体に対する予備経路を探索する(ステップ703)。予備経路は、ステップ702で各無線リンクに設定される通常経路の他に準備される別の経路をまとめたものである。
本実施例は、リンクが使用できる帯域の安定度の計算方法として、実施例1で説明した方法とは異なるものである。
本実施例の経路制御装置の動作について、図5に示したフローチャートを参照して説明する。ここでは、図3に示した帯域予測部306による図5のステップ501における動作を中心に説明する。
本実施例では、事前に無線リンクが使用する変調モードの分布がわかっているとする。帯域予測部306は、無線リンクが用いる変調モード、または、BERの分布を利用することで、無線リンクの使用できる帯域の安定度を予測することが可能となる。
変調モードの分布を利用して、次のように動作する。
QPSK, 16QAM, 32QAM, 64QAM、128QAMのそれぞれが、QPSK = 0, 16QAM = 1, 32QAM = 2, 64QAM = 3、128QAM = 4のそれぞれに対応しているものとする。それぞれの変調モードで実現できる伝送レートが10Mbps, 20Mbps, 30Mbps, 40Mbps, 50Mbpsとする。ある無線リンクが利用する変調モードの使用頻度および使用時間が正規分布にしたがい、その平均がμ(e) = 3、分散がσ(e) = 0.4で与えられるときに、その性質を利用して、各無線リンクが使用できる帯域の安定度を知ることができる。
[μ(e)- 3σ(e)]以上の変調モードは99.97%以上の確率で使用されるため、
[3- 3 × 0.4] = 1
から、99.97%の確率で16QAM以上の変調モードが使用されることがわかる。
一方、84.12%の確率で[μ(e)- σ(e)]以上の変調モードが使用されるため、
[3- 0.4] = 2
より、32QAMとそれより高い変調モードが84.12%の確率で使用されることがわかる。
一番低い変調モードであるQPSKは最低限維持できることから、BW(QPSK) = R(QPSK) = 10Mbpsの帯域は適応変調による変調モードの変化に関わらず必ず使用できる。また、16QAMで確保できる帯域BW(16QAM)は、BW(16QAM) = R(16QAM)- R(QPSK) = 10Mbpsとなり、この帯域の安定度は99.97%となる。一方、32QAMで新たに確保できる帯域BW(32QAM)は、BW(32QAM) = R(32QAM)- R(16QAM)= 10Mbpsとなり、84.12%の安定度を持つ。
それぞれの帯域を安定度に応じて分けておき、経路設定時において、他のトラヒックによる使用状況から、16QAMで確保できる帯域BW(16QAM)か、32QAMで確保できる帯域BW(32QAM)かのどちらを使用できるかが決まる。それにより、別経路を設定する必要があるかの有無が判断される。
本実施例は、実施例1および実施例5のいずれとも異なる方法でリンクの帯域の安定度を計算するものである。本実施例における方法は、各無線リンクが使用した、過去の変調モードの情報からリンクの帯域の安定度を計算するものである。
本実施例の経路制御装置の動作について、図5に示したフローチャートを参照して説明する。ここでは、図3に示した帯域予測部306による図5のステップ501における動作を中心に説明する。
無線リンクが使用できる変調モードにおいて、過去一定時間の間、どの変調モードがどれくらい使用されたかの割合を算出することで、次のようにして、無線リンクの帯域の安定度を計算する。
まず、ある無線リンクが使用できる変調モードがQPSK, 16QAM, 32QAM, 64QAMだとする。そのとき、現在から過去4時間までの区間において、その無線リンクが用いた変調モードが64QAMを2時間使用し、32QAMを1時間使用し、16QAMを1時間使用した場合、それぞれの変調モードがその区間占めた割合は、
64QAM = 1/2, 32QAM = 1/4, 16QAM = 1/4, QPSK = 0
となる。
ここで、変調モードの安定度を各変調モードがその変調モード以上の変調モードが占めた割合とすると、これらの安定度は、
64QAM = 1/2, 32QAM = 3/4, 16QAM = 1, QPSK = 1
となる。
ここで、16QAMやQPSKで実現できる伝送レートで確保できる帯域(最大でBW(16QAM)+ BW(QPSK) = 20Mbps)をトラヒックが使用する場合は特に問題ない。一方、他の変調モード、例えば32QAMの変調モードを使用したときに実現する伝送レートで確保される追加の帯域(BW(32QAM) = R(32QAM)- R(16QAM) = 30- 20 = 10Mbps)をトラヒックが使用する場合、その帯域の安定度が3/4であるため、リンクとは別の経路を用意しておく必要がある。そこで、仮にリンクとは別の経路が見つかり、その経路において、トラヒックが利用しようとする帯域の安定度が3/4であったする。この場合、別経路も同時に使用できなくなる確率は、1- (1- 3/4) × (1- 3/4) = 15/16であることから、トラヒックは別経路を利用することで、90%以上の安定度を持つ経路を提供でき、通信品質が維持される。
本実施例は、BERを用いてリンク帯域の安定度計算を行う場合である。リンクが利用できる帯域の安定度の計算以外は、実施例6と同様であり、その重複部分の説明を省略する。
本実施例では、図5に示したステップ501において、帯域予測部306は、過去の履歴情報として、各無線リンクの過去のBERを用いる。リンク情報管理部305が無線リンクの各変調モードにおける過去のBERを収集する。帯域予測部306は、リンク情報管理部305が収集した情報を参照して、ある区間(時間)において、各変調モードについて、変調モードのBERがトラヒックが要求するBERを満たす割合を、その変調モードが利用できる確率として算出する。そして、算出した確率を、その変調モードを利用することで使用できる帯域の安定度とする。
本実施例は、気象情報を用いて帯域予測の精度を向上させるものである。帯域予測動作を除いて、実施例6と同様であり、その重複部分の説明を省略する。
本実施例では、図5に示したステップ501における帯域予測動作において、予測精度を向上させるために、予め入手した降雨情報から得られる降雨強度の分布および雨雲の移動速度その経路から予測される結果と、無線リンクの位置情報を基に、各無線リンクの帯域の安定度を予測する。なお、無線リンクの位置情報は、予めトポロジー情報管理部304が管理する接続情報に含まれているものとする。
本実施例は、経路制御装置201が実行する経路設定手順において、トラヒックの経路とリンクに対する別経路の他に、対障害用として経路全体に対する予備経路を設定するものである。
本実施例では、実際にトラヒックが使用する経路のほかに、予備の経路を設定する。本実施例における経路設定手順を説明する。図11は本実施例における経路設定手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、帯域予測部306が、帯域予測を行い帯域の安定度を求め(ステップ1101)、経路制御部302は、帯域の安定度の情報を参照し、通常時に使用する経路を設定する(ステップ1102)。通常経路の設定後、閾値以下の帯域を使用するリンクに対しては別経路を設定する(ステップ1103)。そして、ステップ1102で求めた経路全体に対する予備経路を設定する(ステップ1104)。予備経路の設定においても、通常経路と同じように帯域の安定度を利用して経路を求めてもよい。
上記実施形態および実施例で説明したように、本発明は、負荷分散ではなく、経路設定と経路切り替えを行うものである。本発明によれば、リンク帯域を変調モードの履歴などから信頼度に応じて複数のクラス分けをし、経路設定時において、低い信頼性クラスの帯域を新たに割り当てる場合、そのクラスの帯域が使用できなくなったときのための別経路を経路設定時に設定する。そして、該当する帯域が使用できなくなった場合、その帯域を割り当てられているトラヒックの経路を予め設定した別経路へと切り替える。
1つの特徴として、適応変調を行う無線リンクの帯域が変調モードの使用によって大きく変化することに着目し、帯域を信頼度に応じてクラス分けし、クラスに応じてリンクに対する別経路を予め設定し、変調モードの変更により帯域が変化した場合、該当するトラヒックだけ経路を変更することで、切り替えないトラヒックも含め、全てのトラヒックの品質低下を防げるという点がある。また、別経路を設定するのは経路の一部だけにとどめるため、ネットワーク利用効率が向上する。
なお、本発明は、有線リンクが無線リンクと混在する形態においても実施できる。また、ある通信装置が経路制御装置の機能を持つ場合にでも本発明を実現できる。さらに、経路制御装置がネットワークに複数、かつ、分散して設けられ、それぞれが上述の動作を行ってもよい。
本発明の効果の一例として、無線リンクにおいて帯域が利用できる確率である安定度を予測し、その安定度にあわせてトラヒックの経路を制御することで、安定度の低い帯域も有効に利用でき、適応変調による伝送レート変動の影響を受けないトラヒックをより多くネットワークへ流すことができる。
本発明を、無線リンクで構成される無線ブロードバンドシステム、モバイルネットワークシステムに適用できる。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、この出願は、2009年2月9日に出願された日本出願の特願2009−027437の内容が全て取り込まれており、この日本出願を基礎として優先権を主張するものである。
201 経路制御装置
202〜205 通信装置
301 通信部
302、607 経路制御部
303、608 トラヒック情報管理部
304、609 トポロジー情報管理部
305、610 リンク情報管理部
306、611 帯域予測部
401〜403、601〜603 無線通信部
404、604 パケット処理部
405、605 経路表管理部
406、606 リンク状態管理部

Claims (38)

  1. 適応変調を用いた無線リンクで通信する通信装置を含むネットワークと、
    前記無線リンクについて、帯域に対応して該帯域の安定度を示す確率である帯域確率を求め、該帯域確率が所定の閾値より高い通信経路を優先的に前記ネットワークに設定し、該所定の閾値よりも前記帯域確率の低い通信経路に対して別の経路を準備する経路制御装置と、
    を有する経路制御システム。
  2. 前記経路制御装置は、
    前記通信経路を設定する際、トラヒックの通信品質が前記通信経路の設定前と比べて同等またはそれ以上である通信経路を設定する、請求項1記載の経路制御システム。
  3. 前記経路制御装置は、
    前記無線リンクの変調モードを予測し、予測した変調モードに基づいて該無線リンクの前記帯域確率を算出する、請求項1または2記載の経路制御システム。
  4. 前記経路制御装置は、
    前記無線リンクで使用された変調モードの履歴、または該無線リンクの電波環境を示す情報の履歴に基づいて、該無線リンクの前記帯域確率を算出する、請求項1または2記載の経路制御システム。
  5. 前記帯域確率を求める際、前記変調モードの履歴、または前記電波環境を示す情報の履歴の統計上の分布情報を用いて前記帯域確率を算出する、請求項4記載の経路制御システム。
  6. 前記電波環境を示す情報は、ビットエラー率、信号対雑音比または信号対干渉雑音比のうち少なくともいずれかを含むものである請求項4または5記載の経路制御システム。
  7. 前記経路制御装置は、
    前記無線リンクの位置における気象情報に対応して該無線リンクの帯域確率を予測する、請求項1または2記載の経路制御システム。
  8. 前記経路制御装置は、
    前記閾値よりも前記帯域確率の低い通信経路における伝送レートが低下すると、準備した前記別の経路を前記ネットワークに設定する、請求項1から7のいずれか1項記載の経路制御システム。
  9. 前記経路制御装置は、
    複数の前記無線リンクに対して、該複数の無線リンクのそれぞれの前記別の経路をまとめた予備経路を前記ネットワークに設定する、請求項1から7のいずれか1項記載の経路制御システム。
  10. 前記通信装置は、
    自身の無線リンクの状態を監視し、該無線リンクの帯域が変化した場合、その影響を受けるトラヒックを、設定された通信経路から前記別の経路に切り替える、請求項1から8のいずれか1項記載の経路制御システム。
  11. 適応変調を用いた無線リンクで通信する通信装置を含むネットワークにおける該無線リンクについて、帯域に対応して該帯域の安定度を示す確率である帯域確率を求める帯域予測部と、
    前記帯域確率が所定の閾値より高い通信経路を優先的に前記ネットワークに設定し、該所定の閾値よりも前記帯域確率の低い通信経路に対して別の経路を準備する経路制御部と、
    を有する経路制御装置。
  12. 前記経路制御部は、
    前記通信経路を設定する際、トラヒックの通信品質が前記通信経路の設定前と比べて同等またはそれ以上である通信経路を設定する、請求項11記載の経路制御装置。
  13. 前記帯域予測部は、
    前記無線リンクの変調モードを予測し、予測した変調モードに基づいて該無線リンクの前記帯域確率を算出する、請求項11または12記載の経路制御装置。
  14. 前記帯域予測部は、
    前記無線リンクで使用された変調モードの履歴、または該無線リンクの電波環境を示す情報の履歴に基づいて、該無線リンクの前記帯域確率を算出する、請求項11または12記載の経路制御装置。
  15. 前記帯域確率を求める際、前記変調モードの履歴、または前記電波環境を示す情報の履歴の統計上の分布情報を用いて前記帯域確率を算出する、請求項14記載の経路制御装置。
  16. 前記電波環境を示す情報は、ビットエラー率、信号対雑音比または信号対干渉雑音比のうち少なくともいずれかを含むものである請求項14または15記載の経路制御装置。
  17. 前記帯域予測部は、
    前記無線リンクの位置における気象情報に対応して該無線リンクの帯域確率を予測する、請求項11または12記載の経路制御装置。
  18. 前記経路制御部は、
    前記閾値よりも前記帯域確率の低い通信経路における伝送レートが低下すると、準備した前記別の経路を前記ネットワークに設定する、請求項11から17のいずれか1項記載の経路制御装置。
  19. 前記経路制御部は、
    複数の前記無線リンクに対して、該複数の無線リンクのそれぞれの前記別の経路をまとめた予備経路を前記ネットワークに設定する、請求項11から17のいずれか1項記載の経路制御装置。
  20. 適応変調を用いた無線リンクでネットワークを介して通信する無線通信部と、
    前記無線リンクについて、帯域に対応して該帯域の安定度を示す確率である帯域確率を求める帯域予測部と、
    前記帯域確率が所定の閾値より高い通信経路を優先的に前記ネットワークに設定し、該所定の閾値よりも前記帯域確率の低い通信経路に対して別の経路を準備する経路制御部と、
    を有する通信装置。
  21. 適応変調を用いた無線リンクで通信する通信装置を含むネットワークにおける該無線リンクについて、帯域に対応して該帯域の安定度を示す確率である帯域確率を求め、
    前記帯域確率が所定の閾値より高い通信経路を優先的に前記ネットワークに設定し、
    前記所定の閾値よりも前記帯域確率の低い通信経路に対して別の経路を準備する、経路制御方法。
  22. 前記通信経路を設定する際、トラヒックの通信品質が前記通信経路の設定前と比べて同等またはそれ以上である通信経路を設定する、請求項21記載の経路制御方法。
  23. 前記帯域確率を求める際、前記無線リンクの変調モードを予測し、予測した変調モードに基づいて該無線リンクの前記帯域確率を算出する、請求項21または22記載の経路制御方法。
  24. 前記帯域確率を求める際、前記無線リンクで使用された変調モードの履歴、または該無線リンクの電波環境を示す情報の履歴に基づいて、該無線リンクの前記帯域確率を算出する、請求項21または22記載の経路制御方法。
  25. 前記帯域確率を求める際、前記変調モードの履歴、または前記電波環境を示す情報の履歴の統計上の分布情報を用いて前記帯域確率を算出する、請求項24記載の経路制御方法。
  26. 前記電波環境を示す情報は、ビットエラー率、信号対雑音比または信号対干渉雑音比のうち少なくともいずれかを含むものである請求項24または25記載の経路制御方法。
  27. 前記帯域確率を求める際、前記無線リンクの位置における気象情報に対応して該無線リンクの帯域確率を予測する、請求項21または22記載の経路制御方法。
  28. 前記閾値よりも前記帯域確率の低い通信経路における伝送レートが低下すると、準備した前記別の経路を前記ネットワークに設定する、請求項21から27のいずれか1項記載の経路制御方法。
  29. 複数の前記無線リンクに対して、該複数の無線リンクのそれぞれの前記別の経路をまとめた予備経路を前記ネットワークに設定する、請求項21から27のいずれか1項記載の経路制御方法。
  30. 適応変調を用いた無線リンクで通信する通信装置を含むネットワークに通信経路を設定するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記無線リンクについて、帯域に対応して該帯域の安定度を示す確率である帯域確率を求め、
    前記帯域確率が所定の閾値より高い通信経路を優先的に前記ネットワークに設定し、
    前記所定の閾値よりも前記帯域確率の低い通信経路に対して別の経路を準備する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  31. 前記通信経路を設定する際、トラヒックの通信品質が前記通信経路の設定前と比べて同等またはそれ以上である通信経路を設定する、請求項30記載のプログラム。
  32. 前記帯域確率を求める際、前記無線リンクの変調モードを予測し、予測した変調モードに基づいて該無線リンクの前記帯域確率を算出する、請求項30または31記載のプログラム。
  33. 前記帯域確率を求める際、前記無線リンクで使用された変調モードの履歴、または該無線リンクの電波環境を示す情報の履歴に基づいて、該無線リンクの前記帯域確率を算出する、請求項30または31記載のプログラム。
  34. 前記帯域確率を求める際、前記変調モードの履歴、または前記電波環境を示す情報の履歴の統計上の分布情報を用いて前記帯域確率を算出する、請求項33記載のプログラム。
  35. 前記電波環境を示す情報は、ビットエラー率、信号対雑音比または信号対干渉雑音比のうち少なくともいずれかを含むものである請求項33または34記載のプログラム。
  36. 前記帯域確率を求める際、前記無線リンクの位置における気象情報に対応して該無線リンクの帯域確率を予測する、請求項30または31記載のプログラム。
  37. 前記閾値よりも前記帯域確率の低い通信経路における伝送レートが低下すると、準備した前記別の経路を前記ネットワークに設定する、請求項30から36のいずれか1項記載のプログラム。
  38. 複数の前記無線リンクに対して、該複数の無線リンクのそれぞれの前記別の経路をまとめた予備経路を前記ネットワークに設定する、請求項30から36のいずれか1項記載のプログラム
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