JP2007221564A - 通信装置、通信システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】有線と無線が混在するヘテロなネットワーク環境下においてもプラグアンドプレイを実現しつつ音声や動画などのリアルタイム通信に対応できる通信システムおよび方法を提供する。
【解決手段】有線通信方式または無線通信方式の少なくとも一方によりマルチホップ通信が可能な複数の機器で構築されたネットワークにおける機器間の通信方法であって、各機器は、通信相手の機器との間に確立された通信経路の通信状況をそれぞれ監視し、通信状況が変化したとき、通信相手との通信に用いる通信経路を、該通信相手の機器との間に確立可能な他の通信経路へ切り替える。
【選択図】図2
【解決手段】有線通信方式または無線通信方式の少なくとも一方によりマルチホップ通信が可能な複数の機器で構築されたネットワークにおける機器間の通信方法であって、各機器は、通信相手の機器との間に確立された通信経路の通信状況をそれぞれ監視し、通信状況が変化したとき、通信相手との通信に用いる通信経路を、該通信相手の機器との間に確立可能な他の通信経路へ切り替える。
【選択図】図2
Description
本発明は、複数の機器による有線リンクまたは無線リンク等の様々な通信方式で構成されるホームネットワークやPAN(Personal Area Network)、アドホックネットワークに好適な通信装置、通信システムおよび方法に関する。
近年、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、情報家電、AV(Audio and Visual)機器等の機能をより効果的にユーザへ提供するため、これらの機器とネットワーク関連機器とを組み合わせてネットワークを構成することが検討されている。
一方、これらの機器で利用可能な通信方式は多様化し、例えば有線による通信方式としては、Ethernet、IEEE1394、電力線通信等がある。また、無線による通信方式としては、無線LAN、Bluetooth、UWB(Ultra Wide Band)等がある。
このように様々な通信方式を備えた複数の機器を用いてネットワーク環境を構築するためには、ユーザによる通信経路の設定や管理等の煩雑な処理を排除して利便性を向上させることが重要となる。そのための技術として、従来からプラグアンドプレイが知られている。
このように様々な通信方式を備えた複数の機器を用いてネットワーク環境を構築するためには、ユーザによる通信経路の設定や管理等の煩雑な処理を排除して利便性を向上させることが重要となる。そのための技術として、従来からプラグアンドプレイが知られている。
例えば、現在、主にAV機器で利用されているインタフェース規格であるIEEE1394によれば、機器間をプラグアンドプレイで接続できる(非特許文献1参照)。IEEE1394では、データの転送方式として同期転送モードと非同期転送モードの2種類が規定され、同期転送モードでQoS(Quality of Service)をサポートすることで音声や動画等のリアルタイム通信を実現できる。しかしながら、IEEE1394は、下位レイヤについてのみ規定され、基本的にIEEE1394以外のリンクレイヤを持つ機器と相互接続できないという問題がある。
そこで、様々な通信方式を備えた機器をプラグアンドプレイで接続可能にする方法としてUPnP(Universal Plug and Play)が提案されている(非特許文献2参照)。UPnPにしたがえば、各機器は互いに自動的に接続してネットワークを構成し、それぞれの機能を提供し合うことができる。しかしながら、UPnPは、上位レイヤについてのみ規定し、リンクレイヤには何を使用してもよく、機器間の接続を実現するだけの仕様である。そのため、UPnPでは、各機器が必要とする通信帯域や遅延等を満たすためのQoS(Quality of Service)等を考慮することができない。したがって、UPnPは、無線環境下や有線と無線が混在するネットワーク環境下における音声や動画等のリアルタイム通信には向いていない。
IEEE Std 1394-1995, IEEE Standard for a High Performance Serial Bus UPnP Forum、[平成17年11月30日検索]、インターネット<URL:http://www.upnp.org/resources/documents.asp>
IEEE Std 1394-1995, IEEE Standard for a High Performance Serial Bus UPnP Forum、[平成17年11月30日検索]、インターネット<URL:http://www.upnp.org/resources/documents.asp>
上述したように、従来の通信システムのうち、IEEE1394のように下位レイヤのみ規定された通信方式では、プラグアンドプレイを実現しつつ機器間の通信におけるQoSをサポートできるものの、同一の通信方式しか適用できないという問題がある。
一方、UPnPのように上位レイヤのみ規定された通信方式では、ネットワークをプラグアンドプレイにより構築できても、機器間の通信におけるQoSをサポートできない。そのため、有線と無線が混在するヘテロなネットワーク環境下で音声や動画などのリアルタイム通信に対応できないという問題がある。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、有線と無線が混在するヘテロなネットワーク環境下においてもプラグアンドプレイを実現しつつ音声や動画などのリアルタイム通信に対応できる通信装置、通信システムおよび方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の通信装置は、有線通信方式または無線通信方式の少なくとも一方によりマルチホップ通信が可能な複数の機器でネットワークが構築された通信システムで用いる通信装置であって、
通信相手の通信装置との間に確立された通信経路の通信状況をそれぞれ監視し、前記通信状況が変化したとき、前記通信相手との通信に用いる通信経路を、該通信相手の通信装置との間に確立可能な他の通信経路へ切り替える制御処理部を有する。
通信相手の通信装置との間に確立された通信経路の通信状況をそれぞれ監視し、前記通信状況が変化したとき、前記通信相手との通信に用いる通信経路を、該通信相手の通信装置との間に確立可能な他の通信経路へ切り替える制御処理部を有する。
また、本発明の通信システムは、上記の通信装置を複数用いてネットワークが構築されたものである。
一方、本発明の通信方法は、有線通信方式または無線通信方式の少なくとも一方によりマルチホップ通信が可能な複数の機器で構築されたネットワークにおける前記機器間の通信方法であって、
前記機器が、通信相手の機器との間に確立された通信経路の通信状況をそれぞれ監視し、
前記通信状況が変化したとき、前記通信相手との通信に用いる通信経路を、該通信相手の機器との間に確立可能な他の通信経路へ切り替える。
前記機器が、通信相手の機器との間に確立された通信経路の通信状況をそれぞれ監視し、
前記通信状況が変化したとき、前記通信相手との通信に用いる通信経路を、該通信相手の機器との間に確立可能な他の通信経路へ切り替える。
上記のような通信装置、通信システム及び方法では、ネットワークを構成する各機器が、通信相手の機器との間に確立された通信経路の通信状況をそれぞれ監視し、通信状況が変化したとき、通信相手との通信に用いる通信経路を、該通信相手の機器との間に確立可能な他の通信経路へ切り替えるため、有線通信方式と無線通信方式とが混在するヘテロなネットワーク環境下においてもプラグアンドプレイを実現できる。また、機器間の通信状況を考慮して最適な通信経路を選択できる。
本発明によれば、有線通信方式と無線通信方式とが混在するヘテロなネットワーク環境下においてもプラグアンドプレイを実現し、機器間の通信状況が変化してもQoSを考慮して最適な通信経路を選択できるため、音声や動画等のリアルタイム通信に対応できる。
次に本発明について図面を参照して説明する。
図1は有線リンク及び無線リンクが混合するネットワークの一構成例を示す模式図である。
図1に示すように、ネットワークを構成する機器(通信装置)は、エンド機器とリンク機器とに大別できる。エンド機器は、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、情報家電、AV機器等のようにユーザが所望の機能を実現する機器であり、リンク機器は、ルータ、HUB等のように機器間の通信を中継するネットワーク関連機器である。図中の実線はそれぞれ有線リンクを示し、点線はそれぞれ無線リンクを示している。エンド機器及びリンク機器は、有線リンクまたは無線リンクを介して他の機器と通信するための通信インタフェース部をそれぞれ備えている。ここでは、リンク機器だけでなくエンド機器が備える通信インタフェース部も通信の中継、すなわちマルチホップ通信を実現するための機能を備えていてもよい。エンド機器及びリンク機器は、それぞれが有する通信インタフェース部によりネットワーク上の複数のリンクを介して各機器とユーザデータを送受信する。なお、本発明では、各機器のアドレッシングは解決されているものとし、各機器を識別するための情報(例えば、IPアドレス)は既に付与されているものとする。
図2は図1に示したエンド機器及びリンク機器の一構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、エンド機器及びリンク機器は、通信機能を除く、機器の基本機能を実現する機器基本機能部10と、他の機器と通信するための装置である複数の通信インタフェース部19−1〜19−n(nは正の整数)と、他の機器とのリンクの確立に必要な情報であるリンク情報を取得するリンク発見部16と、ネットワーク上の各機器の情報(機器情報)やリンク情報等を交換する情報交換部17と、機器間の通信経路の確立及び管理を行う経路確立部18と、リンク発見部16で取得したリンク情報が格納されるリンクデータベース(リンクDB)12と、情報交換部17で取得した機器情報が格納される機器データベース(機器DB)13と、リンクデータベース12及び機器データベース13に基づいて作成される、機器間の通信経路の情報が格納される経路テーブル14と、リンク発見部16、情報交換部17、経路確立部18、リンクデータベース12、機器データベース13及び経路テーブル14の動作を制御する制御処理部11と、通信インタフェース部19−1〜19−nと機器基本機能部10間のデータの送受信を制御するデータ処理部15とを有する。リンク発見部16、情報交換部17、経路確立部18、制御処理部11及びデータ処理部15は、例えば論理回路やメモリ等を用いてそれぞれ構成してもよく、CPU(またはDSP)と記録媒体とを備え、該記録媒体に格納されたプログラムにしたがってCPU(またはDSP)により以下に記載する各構成要素の処理を実現する構成であってもよい。
図3は図1に示したエンド機器及びリンク機器の動作状態を示す状態遷移図である。
図3に示すように、エンド機器及びリンク機器には、アイドル状態、リンク確立状態、及び接続確立状態の3つの動作状態がある。アイドル状態は、有線リンクまたは無線リンクを発見できずに他の機器とのリンクが確立していない状態であり、かつ通信経路が確立していない状態を指す。リンク確立状態は、有線リンクまたは無線リンクを1つ以上発見して監視中であり、隣接する機器とのリンクが確立しているが、各機器との通信経路が確立していない状態を指す。接続確立状態は、有線リンクまたは無線リンクを一つ以上発見して監視中であり、隣接する機器とのリンクが確立し、かつ任意のリンクを介して各機器との通信経路がそれぞれ確立している状態を指す。
エンド機器及びリンク機器は、接続確立状態において通信経路が一つも存在しなくなった場合はリンク確立状態へ遷移し、他の機器とのリンクが一つも存在しなくなった場合はアイドル状態へ遷移する。また、接続確立状態において他の機器とのリンクが一つも存在しなくなった場合はアイドル状態へ遷移する。
図4は図1に示した各機器のリンク確立後の様子を示す模式図である。図4は、各機器間で確立したリンクの種別(100BASE−TX、802.11a/b/n、Bluetooth、UWB等)と、各機器が備えるインタフェース識別IDとを示している。インタフェース識別IDは、各機器が備える少なくとも一つの通信インタフェース部をそれぞれ一意に識別するための情報であり、例えばIPアドレスやMACアドレス等が使用される。
図5は図2に示したリンクデータベースの一例を示すテーブル図である。図5は図4に示したエンド機器4が備えるリンクデータベース12の一例を示している。
図5に示すように、リンクデータベース12は、自機の通信インタフェース部19−nで用いる通信方式の種類(リンク種別)、インタフェース識別ID、リンク相手の機器識別ID、リンクで送受信可能な物理帯域を示すリンク帯域、ヘッダ等のオーバーヘッド、パケット再送、無線干渉などを考慮してリンクの使用帯域を示すリンク使用率等の情報を備えている。機器識別IDは、機器を一意に識別するための情報であり、例えばIPアドレスやMACアドレス等が使用される。リンク使用率は、あるリンクにおけるリンク帯域と使用帯域の割合で表される。例えば、有線リンクにおける使用帯域は、ヘッダ等のオーバーヘッドを含めた合計のトラフィック量である。また、無線リンクにおける使用帯域は、実効レートを考慮してヘッダ等のオーバーヘッドを含めたトラフィック量や無線干渉による帯域消費量の和である。
図6は図2に示した機器データベースの一例を示すテーブル図である。図6は図4に示した各機器が備える機器データベース13の一例を示している。
図6に示すように、機器データベース13は、機器識別ID、リンク種別、インタフェース識別ID、通信相手の機器識別ID、送信側及び受信側のリンク帯域、実際の通信レートである実効レート(無線リンクでは電波環境に応じて実効レートが変化する)、無線リンクにおける電波受信時に測定された受信強度、有線リンクまたは無線リンクで占有する使用平均レート及び使用最大レート(ここではヘッダ等のオーバーヘッドを含む)、リンク及び機器内部の遅延時間、機器のエネルギー残量(例えば、電池の残量)等の各情報を備えている。
図7は図1に示したエンド機器及びリンク機器の処理手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、エンド機器及びリンク機器は、自機とリンクできる機器を探索するリンク探索処理(ステップS1)と、リンクした機器とリンク情報や機器情報等を交換する情報交換処理(ステップS2)と、各機器間の通信経路の構築、切り替え、管理等を行う経路管理処理(ステップS3)とを備え、これら3つの処理を繰り返し実行する。エンド機器及びリンク機器は、リンク探索処理の結果、リンクできる機器が無い場合はリンク探索処理を再び実行する。また、情報交換処理の結果、各機器と通信するための通信経路が無い場合はリンク探索処理及び情報交換処理を再び実行する。
図8は図7に示したリンク探索処理の手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、リンク探索処理では、まず近傍にリンクできる機器が存在するか否かを調査するために、各機器が有する全ての通信インタフェース部19からそれぞれリンク探索パケットをブロードキャストする(ステップS11)。リンク探索パケットは、リンクの形成が可能な機器を発見した後は、その機器とのリンクを監視するためにも利用できる。
そして、各機器は、近傍の機器から、リンク種別、リンク帯域、機器識別ID、リンク使用率等から成るリンク情報を含むリンク応答パケットを受信したか否かを判定し(ステップS12)、リンク応答パケットを受信した場合、該リンク応答パケットからリンク情報を抽出してリンクデータベース(リンクDB)12へ格納する(ステップS13)。
次に、リンク探索パケットを受信したか否かを判定し(ステップS14)、リンク探索パケットを受信した場合、リンク情報を含むリンク応答パケットをリンク探索パケットの送信元の機器へ返送する(ステップS15)。
図9は図7に示した情報交換処理の手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、情報交換処理では、まずリンク探索処理で新たなリンクが発見されたか否かを判定し(ステップS21)、新たなリンクが発見されない場合は既存のリンクの変化が検知されたか否かを判定する(ステップS22)。
新たなリンクが発見された場合、あるいは既存のリンクの変化が検知された場合は、各リンクに対して機器情報要求パケットを送信する。このとき、機器情報要求パケットには自機の最新の機器情報を載せておく。これは、各リンクの先に存在する機器の機器情報、及び該機器のさらに先に接続される各機器の機器情報を取得するとともに、自機の機器情報を他の機器へ通知するために送信する(ステップS23)。
次に、機器情報要求パケットを受信したか否かを判定し(ステップS24)、機器情報要求パケットを受信した場合は、該機器情報要求パケットから機器情報を抽出し、該機器情報を基に機器データベース(機器DB)13を更新する。そして、自機が持つ各機器の機器情報を含む機器情報応答パケットを送信元の機器に返送し、他のリンクに対して機器情報要求パケットを送信する。このとき、機器情報要求パケットには自機の最新の機器情報を載せておく(ステップS25)。
また、各機器は、機器情報を含む機器情報応答パケットを受信したか否かを判定し(ステップS26)、機器情報応答パケットを受信した場合は、最初に機器情報要求パケットを送信した機器に対して該機器情報応答パケットを転送し、該機器情報応答パケットから機器情報を抽出し、該機器情報を基に機器データベース(機器DB)13を更新する(ステップS27)。
但し、各機器間で同一の機器情報要求パケットと機器情報応答パケットの送受信動作が永遠に継続することのないように、例えば各パケットに予め決めたシーケンス番号やタイプスタンプ等をそれぞれ付与しておき、同じ内容のパケットを受信した場合は、該パケットまたは対応する古い機器情報を廃棄する。
図10は図7に示した経路管理処理のうち通信経路の構築処理及び構築した通信経路の保全処理の手順を示すフローチャートであり、図11は図7に示した経路管理処理のうち通信経路の切り替え処理の手順を示すフローチャートである。
経路管理処理は、通信経路の構築処理、構築した通信経路の保全処理、及び通信経路の切り替え処理に分類される。
まず、通信経路の構築処理及び構築した通信経路の保全処理について図10を用いて説明する。
各機器の制御処理部11は、機器基本機能部10から所定の機器に対する通信要求があるか否かを判定する(ステップS31)。機器基本機能部10から制御処理部11に対して他の機器との通信が要求されると、制御処理部11は機器基本機能部10が実行中のアプリケーションで必要とする通信品質を確保するために、通信相手の機器(以下、送信先機器と称す)に対して帯域要求パケットを送信する(ステップS32)。送信先機器との通信経路を決定する方法としては、リンク情報、機器情報及び要求帯域に基づき送信元機器が通信経路を決定するソースルーティングと、リンク情報、機器情報及び要求帯域に基づき送信元機器と送信先機器との間に位置する中継機器が通信経路を決定する分散ルーティングの2つの方法が考えられる。本発明ではルーティング方法についてはどちらを採用しても構わない。
各機器は、帯域要求パケットを受信したか否かを判定し(ステップS33)、帯域要求パケットを受信した場合は、自機が該帯域要求パケットの送信先機器であるか否かを判定する(ステップS34)。自機が該帯域要求パケットの送信先機器である場合、必要な帯域が確保できるか否かを確認し、可能であれば帯域を確保し、帯域の確保が完了したことを示す情報を含む帯域応答パケットを送信元の機器へ返信する(ステップS35)。自機が帯域要求パケットの送信先機器でない場合は、リンクで接続される次段の機器へ該帯域要求パケットを転送する(ステップS36)。
一方、各機器は、帯域応答パケットを受信したか否かを判定し(ステップS37)、帯域応答パケットを受信した場合は、必要な帯域が確保できるか否かを確認し、可能であれば帯域を確保する(ステップS38)。そして、自機が該帯域応答パケットの送信先機器であるか否かを判定する(ステップS39)。自機が帯域応答パケットの送信先機器でない場合は、リンクで接続される次段の機器へ該帯域応答パケットを転送する(ステップS40)。自機が該帯域応答パケットの送信先機器である場合、該機器は通信相手の機器との間に通信経路を確立して接続確立状態となる。
次に、通信経路の保全処理について説明する。
エンド機器またはリンク機器は、既に確立した通信経路が存在するか否かを判定し(ステップS41)、既に確立した通信経路が存在する場合、各送信先機器との通信環境を監視するために、各送信先機器に対して使用中の経路を使って定期的に導通確認パケットを送信する(ステップS42)。
各機器は、新たなリンクが発見、あるいは既存のリンクの変化を検知し、より最適な通信経路があるか否かを判定する(ステップS43)。そして、より最適な通信経路を発見した場合は、通信相手の機器とすでに別の通信経路で通信していても最適な通信経路を構築するために帯域要求パケットを送信する(ステップS44)。
各機器は、通信が終了する通信経路があるか否かを判定し(ステップS45)、通信が終了して帯域開放要求パケットを受信した場合、あるいは所定の時間内に導通確認パケットを受信できない場合は、その通信経路を不要と判断して帯域を解放する(ステップS46)。
また、各機器は、導通確認パケットを受信したか否かを判定し(ステップS47)、導通確認パケットを受信した場合は、現在使用中の経路が正常に使用できることを送信元機器へ通知するための導通応答パケットを送信する(ステップS48)。
次に、通信経路の切り替え処理について図11を用いて説明する。
通信相手の機器との間に確立された通信経路の通信状況が悪化する要因としては、無線環境の変化によるCNR(Carrier to Noise Ratio)や受信強度の低下、適応変調に対応した無線LANなどの伝送レート(実効レートに相当)の低下による帯域圧迫、輻輳による遅延時間の増大等が挙げられる。各機器は、これらの通信状況の変化を検出するためにリンク使用率の変化をモニタするとともに、通信相手の機器がモニタするリンク使用率の情報をリンク探索パケットの送信により取得する。リンク使用率がある閾値を越える場合は、遅延、ジッタ、パケットロスの発生を抑制するために、より最適な通信経路への切り替え処理を行う。切り替えを行う経路は、通信状況の変化を検出したときに新たに機器情報を収集して決定してもよいし、事前に予備の経路として用意しておいてもよい。
図11に示すように、各機器は、実効レートを基に各リンクの使用帯域を計算し、既に確立された既存の通信経路における各リンクの使用帯域が要求された帯域に対して十分であるか否かを判定する(ステップS51)。リンクの使用帯域が十分な場合は、各リンクの受信強度が予め設定したしきい値を越えているか否かを確認することで、既存の各通信経路における各リンクの受信強度(受信状況)が十分であるか否かを判定する(ステップS52)。各リンクの受信強度が十分な場合、各機器は、各リンクおよびend−to−endの遅延時間が予め設定されたしきい値以内であるかを確認することで、既存の各通信経路における各リンクの遅延時間が十分であるか否かを判定する(ステップS53)。ステップS51〜ステップS53の条件を全て満たす場合、各機器は通信経路の切り替えを行わずに処理を終了する。
ステップS51〜ステップS53の条件のいずれかを満たさない場合、各機器は、既存の通信経路以外でQoSを満たす他の経路が存在するか否かを判定し(ステップS54)、既存の通信経路以外でQoSを満たす候補経路が存在しない場合は通信経路の切り替えを行わずに処理を終了する。
一方、既存の通信経路以外でQoSを満たす候補経路が存在する場合は、使用帯域を満たす候補リンクが存在するか否かを判定し(ステップS55)、該候補リンクが存在する場合は、受信強度(受信状況)が十分であるか否かを判定する(ステップS56)。また、該候補リンクの受信強度が十分な場合は、該候補リンクの遅延時間が十分であるか否かを判定し(ステップS57)、該候補リンクの遅延時間が十分な場合は、新たに探索した通信経路を最適な通信経路として選択し、該通信経路におけるリンクへ切り替える(ステップS58)。使用帯域を満たす候補リンクが存在しない、該候補リンクの受信強度が十分でない、または、該候補リンクの遅延時間が十分でない場合は通信経路の切り替えを行わずに処理を終了する。
なお、最適な通信経路が複数存在する場合は、いずれか一つを選択すればよいが、他の最適な通信経路を予備として備えていてもよい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態の通信システムは、帯域要求パケットにより任意の時刻におけるトラフィックを予約できる点とトラフィック単位で優先度を付与できる点が第1の実施の形態の通信システムと異なっている。その他の構成及び処理手順は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態の通信システムは、帯域要求パケットにより任意の時刻におけるトラフィックを予約できる点とトラフィック単位で優先度を付与できる点が第1の実施の形態の通信システムと異なっている。その他の構成及び処理手順は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
図12は第2の実施の形態のリンク機器及びエンド機器が有する機器データベースの一例を示すテーブル図である。
図12に示すように、第2の実施の形態で用いる機器データベース13は、図6に示した第1の実施の形態で用いる機器データベースに加えて、トラフィック単位の優先順位を示す優先度(数値が高いほど高優先)、通信経路を使用する開始時刻及び通信経路の使用時間を示す継続時間の各情報を備えている。このような機器データベース13を各機器(通信装置)が有している。
予約されたトラフィックが流れる通信経路上の各機器は、帯域要求パケットを用いて任意の時刻における通信経路の利用予約を通知し、帯域応答パケットを用いて通信経路の予約が完了したことを要求元の機器へ通知する。また、予約完了後に、より高い優先度のトラフィックが発生したため、通信経路の予約を変更する場合は、帯域開放要求パケットを用いて通信経路の予約解除を通知し、帯域開放応答パケットを用いて通信経路の予約解除を要求元の機器へ通知する。なお、優先度が高いトラフィックの発生に備えるため、各機器間のリンク帯域はそれぞれ所定量だけ空けておくことが望ましい。その場合、予備として確保しておく帯域は、各機器間のリンク毎にそれぞれ決めておけばよい。
次に本発明の通信システムの実施例について図面を用いて説明する。
(第1実施例)
第1実施例はネットワークに新しく機器を追加する例である。
第1実施例はネットワークに新しく機器を追加する例である。
以下では、図4に示したエンド機器3がネットワークに新しく追加された機器であり、追加されたエンド機器3がエンド機器4と通信する場合で説明する。
図13は本発明の通信システムの第1実施例のネットワーク構成を示す模式図である。
第1実施例では、エンド機器3が無線通信方式である802.11b及びBluetoothに対応する通信インタフェース部を備えているものとする。また、エンド機器3は、ネットワークに追加された後、ルーティングによってリンク機器1を介してエンド機器4と通信する。
図14は図13に示すネットワークに追加されたエンド機器が構築するリンクデータベースの一例を示すテーブル図である。
図14に示すように、エンド機器3は、無線通信方式である802.11bを介してリンク機器1と通信可能であり、Bluetoothを介してエンド機器2と通信可能であることが判る。
図15は図13に示すネットワークに追加されたエンド機器が通信を開始した直後の機器データベースの一例を示すテーブル図である。
図15に示すように、機器データベース13には接続先の無い通信インタフェース部も含めて全ての機器の機器情報が各々の通信インタフェース部毎に格納される。ここでは、エンド機器3からエンド機器4に対するパケット送信時の使用平均レートを50kbpsとし、エンド機器4からエンド機器3に対するパケット送信時の使用平均レートを2Mbpsとしている。第1実施例では、このような機器データベース13を全ての機器でそれぞれ備えているものとするが、機器データベース13には自機から1ポップで到達可能な機器の機器情報のみが格納されていてもよい。
図16は図13に示した各機器の動作を示すシーケンス図である。
エンド機器3は、ネットワークに新規に追加されるとアイドル状態となり、802.11b及びBluetoothの通信インタフェース部によりリンク探索パケットをそれぞれブロードキャストする。リンク探索パケットを受信した機器(ここでは、リンク機器1及びエンド機器2)は、自機のリンク情報を含むリンク応答パケットをそれぞれエンド機器3へ返信する。
エンド機器3は、リンク機器1及びエンド機器2からリンク応答パケットを受信すると、それらに含まれるリンク情報をそれぞれリンクデータベース12に格納し、リンク機器1及びエンド機器2とリンクを確立する。また、以降、それらの機器とのリンクをそれぞれ監視する。さらに、ネットワークトポロジーを発見するために、リンク機器1及びエンド機器2に対して機器情報要求パケットを送信する。
エンド機器3から機器情報要求パケットを受信したリンク機器1及びエンド機器2は、隣接する機器に対して、各機器の機器情報を取得するために機器情報要求パケットを送信する。リンク機器1及びエンド機器2は、隣接する機器から機器情報を含む機器情報応答パケットを受信すると、それらの情報を基に機器データベース13を更新する。また、自機が所有する機器データベース13から機器毎の機器情報を読み出し、機器情報応答パケットに格納してエンド機器3へ返信する。リンク機器1またはエンド機器2がネットワーク上にある全ての機器に関する最新の機器データベース13を所有している場合、リンク機器1またはエンド機器2は、それらの情報から全ての機器の機器情報を生成してエンド機器3へ返信してもよい。
エンド機器3は、機器基本機能部10から、例えばエンド機器4に対する通信要求があった場合、経路テーブル14に格納されている経路情報を基にエンド機器4に対して帯域要求パケットを送信する。このとき、エンド機器4との通信経路を決定するためのルーティング方法は、上述したソースルーティング方法または分散ルーティング方法でもよいが、ここでは、リンク機器1を経由してエンド機器3からエンド機器4へ帯域要求パケットを送信する。
エンド機器4は、エンド機器3から帯域要求パケットを受信すると、必要な帯域を確保し、通信経路の確保が完了したことを示す情報を含む帯域応答パケットをエンド機器3へ返信する。エンド機器3は、エンド機器4から帯域応答パケットを受信すると、エンド機器4との間にリンク機器1を経由する通信経路を確立して接続確立状態となる。また、エンド機器3、リンク機器1及びエンド機器4は、それぞれ近傍の機器とのリンクを監視することで通信経路を監視する。
(第2実施例)
第2実施例は機器間に確立した通信経路の通信状況の悪化により切り替える例である。
第2実施例は機器間に確立した通信経路の通信状況の悪化により切り替える例である。
上述したように、通信経路の通信状況が悪化する要因としては、無線環境の変化によるCNRや受信強度の低下、適応変調に対応した無線LANなどの伝送レート(実効レートに相当)の低下による帯域圧迫、輻輳による遅延時間の増大等がある。
第2実施例は機器間に確立した通信経路を通信環境(スループット、電波の受信強度、SIR(Signal to Interference Signal Power Ratio)、遅延等)の悪化により切り替える例である。
図17は本発明の通信システムの第2実施例のネットワーク構成を示す模式図である。
第2実施例では、エンド機器4とエンド機器8間に、無線通信方式である802.11aによって直接接続された第1の通信経路と、リンク機器6及びリンク機器7を経由する第2の通信経路とが確立可能とする。リンク機器6及びリンク機器7は、無線通信方式である802.11n及びUWBの通信インタフェース部をそれぞれ有し、エンド機器4とリンク機器6、及びエンド機器8とリンク機器7とはそれぞれUWBで接続され、リンク機器6とリンク機器7とは802.11nで接続される。ここでは、エンド機器4とエンド機器8との間で確立している第1の通信経路の通信環境が悪化したため、第2の通信経路へ切り替える場合で説明する。
図18は図17に示す第2の通信経路に切り替えた後のエンド機器及びリンク機器が構築するリンクデータベースの一例を示すテーブル図である。
図18に示すように、リンク機器6は、無線通信方式である802.11nを介してリンク機器7と通信可能であり、UWBを介してエンド機器4と通信可能であることが判る。また、リンク機器7は、無線通信方式である802.11nを介してリンク機器6と通信可能であり、UWBを介してエンド機器8と通信可能であることが判る。さらに、エンド機器8は、無線通信方式である802.11aを介してエンド機器4と通信可能であり、UWBを介してリンク機器7と通信可能であることが判る。
図19は図17に示したエンド機器及びリンク機器が構築する機器データベースの一例を示すテーブル図である。なお、図19は図17に示すエンド機器8とエンド機器4が通信経路を切り替えた直後の機器データベースの一例を示している。
図19に示すように、リンク機器7,6を経由してエンド機器8からエンド機器4へパケットを送信する場合の使用平均レートは100Kbpsであり、リンク機器7,6を経由してエンド機器4からエンド機器8へパケットを送信する場合の使用平均レートは14Mbpsである。第2実施例では、このような機器データベース13を全ての機器でそれぞれ備えているものとするが、機器データベース13には自機から1ポップで到達可能な機器の機器情報のみが格納されていてもよい。
図20は本発明の通信システムの第2実施例の各機器の動作を示すシーケンス図である。
図20に示すように、エンド機器4とエンド機器8間には第1の通信経路が確立している。エンド機器8及びエンド機器4は、図11に示した通信経路の切り替え処理にしたがって、互いに第1の通信経路を利用したリンクの使用帯域(リンク使用率)を常に監視する。そして、該リンクの使用帯域、受信強度または遅延時間が十分でないこと(ここでは伝送レートの低下による無線帯域の圧迫が原因)を検出した機器は、隣接する他の機器へリンク探索パケットを送信する。例えば、エンド機器8がリンク使用率の変化を検出した場合、エンド機器8はリンク機器7にリンク探索パケットを送信し、リンク機器7はエンド機器8へリンク応答パケットを返送する。
エンド機器8は、リンク応答パケットを受信すると、リンク機器7に対して機器情報要求パケットを送信する。該機器情報要求パケットはリンク機器7からリンク機器6へ転送され、さらにエンド機器4、エンド機器5へ転送される。機器情報要求パケットを送信したエンド機器8へは、リンク機器7、リンク機器6及びエンド機器4から順次機器情報応答パケットが返送される。
各機器は、更新後の機器情報を基にルーティング処理を実行し、エンド機器8とエンド機器4間に要求されたQoSを保証可能なリンク機器6及びリンク機器7を経由する新たな第2の通信経路の存在を確認する。なお、第1の通信経路以外にQoSを保証できる通信経路が無い場合はユーザにその旨を通知する。
エンド機器8は、第1の通信系路を介してエンド機器4へ帯域開放要求パケットを送信し、エンド機器4が帯域開放応答パケットを返送することでエンド機器8とエンド機器4を直接接続する第1の通信経路のリンクを開放する。そして、エンド機器8はリンク機器7及びリンク機器6を経由してエンド機器4に対して帯域要求パケットを送信する。
エンド機器4は、帯域要求パケットを送信したエンド機器8に、要求された帯域の確保が完了したことを示す情報を含む帯域応答パケットを、リンク機器7及びリンク機器6を経由して返信する。その後、エンド機器8とエンド機器4間に第2の通信経路が確立し、通信が実行される。但し、通信経路の切り替え中に遅延やパケットロスが発生しないように、第1の通信経路は第2の通信経路が確立してから開放してもよく、予め第2の通信経路を予備経路として確立させておいてもよい。
(第3実施例)
第3実施例は、ネットワークに新たな機器を追加した結果、通信環境が好転するために通信経路が変更される例である。
第3実施例は、ネットワークに新たな機器を追加した結果、通信環境が好転するために通信経路が変更される例である。
以下では、図4に示したリンク機器6及びリンク機器7がネットワークに新しく追加された機器であり、エンド機器4とエンド機器8間の通信経路がリンク機器6及びリンク機器7の追加によって変更される場合で説明する。
図21は本発明の通信システムの第3実施例のネットワーク構成を示す模式図である。
第3実施例では、エンド機器4とエンド機器8間に、無線通信方式である802.11aによって直接接続された第1の通信経路が確立されているものとする。その後、リンク機器6及びリンク機器7の追加により、エンド機器4とエンド機器8間にリンク機器6及びリンク機器7を経由する新たな第2の通信経路が確立される。
リンク機器6及びリンク機器7は、802.11n及びUWBの通信インタフェース部をそれぞれ有し、エンド機器4とリンク機器6、及びエンド機器8とリンク機器7とはそれぞれUWBで通信可能に接続され、リンク機器6とリンク機器7とは802.11nで通信可能に接続される。
図22は図21に示すネットワークに追加されたリンク機器がリンク発見後に構築するリンクデータベースの一例を示すテーブル図である。
図22に示すように、リンク機器6は、802.11nを介してリンク機器7と通信可能であり、UWBを介してエンド機器4と通信可能であることが判る。また、リンク機器7は、802.11nを介してリンク機器6と通信可能であり、UWBを介してエンド機器8と通信可能であることが判る。
図23は図21に示すネットワークにリンク機器が追加される前に構築された機器データベースの一例を示すテーブル図である。なお、ネットワークにリンク機器6及びリンク機器7が追加された後に構築される機器データベース13は図19と同様である。
図23に示すように、機器データベース13には接続先のない通信インタフェース部19も含めてネットワーク上に存在する全ての機器の機器情報が、各機器が有する通信インタフェース部19毎に格納される。ここでは、エンド機器4からエンド機器8への使用平均レートを14Mbps、エンド機器8からエンド機器4への使用平均レートを100kbpsとしている。また、エンド機器8とエンド機器4間の通信に第1の通信経路を利用する場合、エンド機器8のエンド機器4に対する送信時の実効レートは12Mbpsであり、エンド機器4からの受信時の実効レートは24Mbpsである。一方、図19に示したように、リンク機器6,7を経由する第2の通信経路を利用する場合、エンド機器8のエンド機器4に対する送信時の実効レートは100Mbpsであり、エンド機器4からの受信時の実効レートは100Mbpsである。したがって、エンド機器8とエンド機器4を直接接続する第1の通信経路よりもリンク機器6及びリンク機器7を経由する第2の通信経路の方が、通信環境がより良好であることが分かる。第3実施例では、このような機器データベース13を全ての機器がそれぞれ備える例を示しているが、機器データベース13には、自機が1ポップで到達可能な機器の情報のみが格納されていてもよい。
図24は図21に示した各機器の動作を示すシーケンス図である。
図24に示すように、エンド機器4とエンド機器8間には第1の通信経路が確立している。この状態で、ネットワークにリンク機器6及びリンク機器7が追加されると、リンク機器6及びリンク機器7は、アイドル状態となり、それぞれが有する全ての通信インタフェース部19からリンク探索パケットをブロードキャストする。
リンク探索パケットを受信した機器は、自機のリンク情報を含むリンク応答パケットをリンク機器6及びリンク機器7へ返信する。エンド機器4と既に通信を行っているエンド機器8は、新しいリンクを発見すると、最初に機器情報要求パケットをブロードキャストする。機器情報要求パケットを受信したリンク機器7は、機器情報を機器DBへ格納し、機器情報応答パケットをエンド機器8に返送すると共に、他のリンクに対して各機器の機器情報を取得するために機器情報要求パケットを送信する。機器情報要求パケットは、リンク機器6及びエンド機器4に転送され、それぞれの機器が機器情報応答パケットをエンド機器8へ送信する。なお、機器情報要求パケットを受信した機器が全ての機器に関する最新の機器データベース13を所有している場合、当該機器は、それらの情報から全ての機器の機器情報を生成してエンド機器4へ返送してもよい。
以降、各機器は、第2実施例と同様に、更新後の機器情報を基にルーティング処理を実行し、エンド機器8とエンド機器4間に要求されたQoSを保証可能なリンク機器6及びリンク機器7を経由する新たな第2の通信経路の存在を確認する。
エンド機器8は、更新後の機器情報を基に第1の通信経路と第2の通信経路の使用帯域、受信状況、遅延時間を比較し、第2の通信経路の方がよいと判断すると、第2実施例と同様に、第1の通信経路を開放して、第2の通信経路を確立することにより、それまで通信に利用していた第1の通信経路から通信環境がより良好な第2の通信経路へ切り替える。
(第4実施例)
第4実施例はエンド機器間に優先度が異なる2つのトラフィックの予約が発生したために通信経路が変更される例である。
第4実施例はエンド機器間に優先度が異なる2つのトラフィックの予約が発生したために通信経路が変更される例である。
以下では、図4に示したエンド機器3とエンド機器4間に任意の時刻に流れる第1のトラフィックの予約が完了した後に、エンド機器3とエンド機器4間に同一時刻に流れる、より優先度の高い第2のトラフィックが発生した場合で説明する。但し、優先度の高いトラフィックは優先度の低いトラフィックよりも優先的に予約が行われるものとする。
図25は本発明の通信システムの第4実施例のネットワーク構成を示す模式図である。
エンド機器3は、無線通信方式である802.11b及びBluetoothの通信インタフェース部をそれぞれ有し、エンド機器2は有線通信方式である100BASE−TX及び無線通信方式であるBluetoothの通信インタフェース部をそれぞれ有している。また、リンク機器1は、有線通信方式である100BASE−TX及び無線通信方式である802.11bの通信インタフェース部をそれぞれ有し、エンド機器4は有線通信方式である100BASE−TX及び無線通信方式である802.11a及びUWBの通信インタフェース部をそれぞれ有している。
エンド機器3とエンド機器4間には、リンク機器1を経由する第1の通信経路と、エンド機器2及びリンク機器1を経由する第2の通信経路とが確立できるものとする。
図26に第1のトラフィックの予約前、第1のトラフィックの予約後、及び第2のトラフィックの予約後における機器データベース13の一例をそれぞれ示す。
図26に示すように、第1のトラフィックを予約する以前、リンク機器1からエンド機器3には使用平均レートが2Mbpsのトラフィックが流れ、エンド機器3からリンク機器1には使用平均レートが50kbpsのトラフィックが流れている。
その状態で、エンド機器3からリンク機器1に対して、リンク機器1を経由する第1の通信経路に、使用平均レート500kbps、使用最大レート600kbps、開始時刻12:00、継続時間30分、優先度2の第1のトラフィックを予約する。
さらに、第1のトラフィックの予約完了後、エンド機器3からリンク機器1に対して、第1の通信経路に、使用平均レート4Mbps、使用最大レート5Mbps、開始時刻12:00、継続時間60分、優先度4の第2のトラフィックを予約する。この場合、エンド機器3とリンク機器1間のリンク使用率が100%を超えてしまうため、エンド機器3とリンク機器1間のリンクには、第1のトラフィック及び第2のトラフィックをそれぞれ流すだけの使用最大レート分の帯域を確保することができない。また、同様に、エンド機器3とエンド機器2間のリンクには、第2のトラフィックを流すだけの使用最大レート分の帯域を確保することができない。
そこで、エンド機器3は第1の通信経路に対する優先度の低い第1のトラフィックの予約を取り消して第2のトラフィックを予約する。また、エンド機器2及びリンク機器1を経由する第2の通信経路に対して第1のトラフィックを予約し直す。
図27は図25に示した各機器の動作を示すシーケンス図である。
エンド機器3が第1のトラフィックの予約情報を含む帯域要求パケットをリンク機器1へ送信すると、リンク機器1は該帯域要求パケットをエンド機器4へ送信する。エンド機器4は、エンド機器3からの予約要求に対応する帯域応答パケットをリンク機器1に返信し、リンク機器1が該帯域応答パケットをエンド機器3に返信することで、第1の通信経路に第1のトラフィックが予約される。
その後、エンド機器3で第1のトラフィックよりも優先度の高い第2のトラフィックの予約が発生すると、エンド機器3は該第2のトラフィックを第1の通信経路に対して予約する。しかしながら、エンド機器3とリンク機器1間のリンクには、第1のトラフィック及び第2のトラフィックを流すだけの帯域が無いため、エンド機器3は第1のトラフィックの予約解除の情報を含む帯域解放要求パケットをリンク機器1経由でエンド機器4へ送信する。第1の通信経路における第1のトラフィックの予約は、エンド機器4がエンド機器3からの予約解除要求に対応する帯域応答パケットをリンク機器1経由でエンド機器3へ返信することで解除される。
続いて、エンド機器3は、第1のトラフィックの予約時と同様の手順で第1の通信経路に対して第2のトラフィックを予約する。そして、空き帯域が十分にあるエンド機器2及びリンク機器1を経由する第2の通信経路に対して第1のトラフィックを予約する。
その結果、予約時刻になると、エンド機器3からエンド機器4に対して、エンド機器2及びリンク機器1を経由する第2の通信経路で第1のトラフィックが流れ、リンク機器1を経由する第1の通信経路で第2のトラフィックが流れる。
1、6、7 リンク機器
2、3、4、5、8 エンド機器
10 機器基本機能部
11 制御処理部
12 リンクデータベース
13 機器データベース
14 経路テーブル
15 データ処理部
16 リンク発見部
17 情報交換部
18 経路確立部
19−1〜19−n 通信インタフェース部
2、3、4、5、8 エンド機器
10 機器基本機能部
11 制御処理部
12 リンクデータベース
13 機器データベース
14 経路テーブル
15 データ処理部
16 リンク発見部
17 情報交換部
18 経路確立部
19−1〜19−n 通信インタフェース部
Claims (10)
- 有線通信方式または無線通信方式の少なくとも一方によりマルチホップ通信が可能な複数の機器でネットワークが構築された通信システムで用いる通信装置であって、
通信相手の通信装置との間に確立された通信経路の通信状況をそれぞれ監視し、前記通信状況が変化したとき、前記通信相手との通信に用いる通信経路を、該通信相手の通信装置との間に確立可能な他の通信経路へ切り替える制御処理部を有する通信装置。 - 前記通信状況の変化は、
前記通信相手との間に発生する新たなトラフィックである請求項1記載の通信装置。 - 前記通信状況の変化は、
通信環境の悪化である請求項1記載の通信装置。 - 前記通信状況の変化は、
通信環境の好転である請求項1記載の通信装置。 - 他の通信装置とのリンクの確立に必要な情報であるリンク情報が格納されるリンクデータベースと、
前記ネットワーク上の各通信装置の情報である機器情報が利用可能な通信方式毎に格納される機器データベースと、
をさらに有する請求項1から4のいずれか1項記載の通信装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項記載の通信装置を複数用いてネットワークが構築された通信システム。
- 有線通信方式または無線通信方式の少なくとも一方によりマルチホップ通信が可能な複数の機器で構築されたネットワークにおける前記機器間の通信方法であって、
前記機器が、通信相手の機器との間に確立された通信経路の通信状況をそれぞれ監視し、
前記通信状況が変化したとき、前記通信相手との通信に用いる通信経路を、該通信相手の機器との間に確立可能な他の通信経路へ切り替える通信方法。 - 前記通信状況の変化は、
前記通信相手との間に発生する新たなトラフィックである請求項7記載の通信方法。 - 前記通信状況の変化は、
通信環境の悪化である請求項7記載の通信方法。 - 前記通信状況の変化は、
通信環境の好転である請求項7記載の通信方法。
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