JP4260613B2 - 通信システム及び端末 - Google Patents

通信システム及び端末 Download PDF

Info

Publication number
JP4260613B2
JP4260613B2 JP2003414321A JP2003414321A JP4260613B2 JP 4260613 B2 JP4260613 B2 JP 4260613B2 JP 2003414321 A JP2003414321 A JP 2003414321A JP 2003414321 A JP2003414321 A JP 2003414321A JP 4260613 B2 JP4260613 B2 JP 4260613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
priority
communication terminal
communication
terminal
packet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003414321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004248258A (ja
Inventor
雄一 川口
智 安藤
政雄 大元
郁二 志水
正登 大浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2003414321A priority Critical patent/JP4260613B2/ja
Publication of JP2004248258A publication Critical patent/JP2004248258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4260613B2 publication Critical patent/JP4260613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、ネットワークリソースの予約をサポートする通信システム及びそれに用いる端末に関するものである。
インターネットに代表されるネットワーク環境においては、情報をパケットと呼ばれる単位に分割して伝送することにより、通信が行われる。一般に、パケットの伝送は、ベストエフォートによって処理される。これは、リアルタイム性が要求される音声伝送や映像伝送のトラフィックも、リアルタイム性が必要ないftpなどのトラフィックも同一に扱われることを意味する。結果として、ftpなどのトラフィックによりネットワークが混雑すると、音声の途切れや映像の品質劣化などが発生するという問題が生じる。
映像や音声などのマルチメディアデータを、品質劣化なく通信するためには、ネットワークの経路上のネットワークリソースを予約により確保し、通信品質を保証する必要がある。
ネットワークリソースを予約する方法として、IETF(Internet Engineering Task Force)において、RSVP(Resource Reservation Protocol)などのリソース管理プロトコルが、インターネット標準として規定されている。
RSVPでは、マルチメディア通信の開始前に、マルチメディア通信に必要なネットワークリソースを通信相手との経路上に確保する。RSVPを使用することにより、通信を開始する前にストリームごとに必要なネットワークリソースを確保することができるため、通信品質を保証することができる。
また、SBM(Subnet Bandwidth Manager)は、IEEE802.1LAN上において、RSVPをベースとした受付制御と帯域幅管理を行うためのプロトコルであり、DSBM(Designated Subnet Bandwidth Manager)と呼ばれる帯域管理機能によって、リンクレイヤにおける帯域予約を実現する。
以下、RSVPの動作について説明する。RSVPでは、RSVPをサポートするネットワーク中継機器と、送信側端末、受信側端末の間で制御メッセージを送受信することにより、帯域予約を行う。送信側端末は、送信するデータのトラフィック特性を記述したPATHメッセージを受信側端末へ送信する。
PATHメッセージは、経路に沿ってネットワーク中継機器を経由しながら、受信側端末へ到達する。受信側端末は、自身が受信するために必要なネットワークリソースを記述したRESVメッセージを、送信側端末へ送信する。経路上のネットワーク機器は、RESVメッセージの内容にしたがって自身のネットワークリソースを予約することで、送信側端末と受信側端末間の通信の、帯域予約を実現する。予約したリソースは、RESVメッセージを定期的に送信することにより、予約を継続することができる。
一方、ネットワークリソースの予約に基づいて、帯域予約などを実現する方法として、IETFにおいて、DiffServ(Differenciated Services)が規定されている。
DiffServは、優先制御型のプロトコルであり、データの重要度にしたがって分類した、優先度のクラスに応じて、IPヘッダのDSフィールドに優先度の値であるDSCP(DiffServCodePoint)を設定する。ネットワーク上のIPパケットの中継機器は、この値を元に優先度を識別し、RSVPなどで予約したネットワークリソースと関連付けて、優先度の高いパケットを他の優先度の低いパケットよりも優先して転送することができる。また、レイヤ2レベルでの優先制御を実現する方式として、IEEE802.1pが規定されており、優先制御機能を持つスイッチで利用できる。
ここで、帯域予約の例を説明する。端末は、RSVPにより経路上に存在するネットワーク機器のネットワークリソースの予約を行う。ネットワーク中継機器は、予約の識別にIPヘッダのDSCP、またはIEEE802.1Q VLANヘッダのIEEE802.1pの値を利用する(たとえば、ルータではDSCPの値が5のものは、30Mbpsが割り当てられたフローとして識別し、スイッチではIEEE802.1pの値が「6」のものは、リアルタイム性が要求されるフローである、などである)。
一方、パケットの送信端末は、IPヘッダにDSCPを、MACヘッダにIEEE802.1pの値を付与してパケットを送信する。ネットワーク中継機器は、これらのDSCPやIEEE802.1p優先度を元に優先制御を行うことで、優先が必要なフローと他の非優先のフローと分離することができ、帯域の保証を行うことが可能となる。
従来技術(RSVPおよびSBM)によるリソース予約は、サービス開始時に通信経路に沿って、リソース予約を行い、定期的にそのリソースを維持するように、予約メッセージを送出することで実現されている。
しかしながら、次に述べるように、従来技術では、端末が移動して、通信経路が変更されると、通信品質を保証できないという問題点があった。
(送信元端末が移動する場合)
図13は、従来の通信システムの構成図である。この通信システムでは、基地局101〜103が中継機器としての役割を果たす。基地局103と基地局101、及び、基地局103と基地局102は、有線又は無線により、接続されている。
端末140は、基地局103と接続し、端末110、120、130は、基地局102と接続している。
そして、端末140を送信元端末とし、基地局103、102を経由して、受信元端末である、端末110に至る、通信経路200があり、この通信経路200のネットワークリソースは、予約されている。
また、端末120を送信元端末とし、基地局102を経由して、受信元端末である、端末130に至る、通信経路201があり、この通信経路201のネットワークリソースは、予約されている。
ここで、図14の矢印N1で示すように、端末120が移動して、基地局102との接続を解除し、基地局101と接続した場合、新たな通信経路202が形成される。
この通信経路202は、端末120を送信元端末とし、基地局101、103、102を経由して、受信元端末である、端末130に至るものである。しかし、移動直後には、この通信経路202では、予約が確立されていない。
ここで、端末120が、移動後にパケットを送信し続けると、通信経路202における予約が確立されるまでの間、端末120は、予約なしに、パケットを送信することになる。このとき、基地局101、103、102は、予約されていないトラフィックのパケットを、優先制御してしまう。その結果、本来優先されるべき、通信経路200のトラフィックの帯域が圧迫され、この他のトラフィックの通信品質が、劣化するおそれがある。
(送信先端末が移動する場合)
図15は、従来の通信システムの構成図である。図15の状態では、端末140は、基地局103と接続し、端末110は、基地局101に接続し、端末120、130は、基地局102と接続している。
そして、端末140を送信元端末とし、基地局103、101を経由して、受信元端末である、端末110に至る、通信経路203があり、この通信経路203のネットワークリソースは、予約されている。
また、端末140を送信元端末とし、基地局103、102を経由して、受信元端末である、端末120に至る、通信経路204があり、この通信経路204のネットワークリソースは、予約されている。
ここで、図16の矢印N2で示すように、端末120が移動して、基地局102との接続を解除し、基地局101と接続した場合、新たな通信経路205が形成される。
この場合も、送信元端末が移動する場合と同様に、端末120の移動後に、端末140が、予約なしにパケットを送信し続けると、本来優先されるべき、通信経路203のトラフィックの帯域が圧迫され、この他のトラフィックの通信品質が、劣化するおそれがある。
特開2000−209267号公報 RFC2205 "Resource ReSerVation Protocol (RSVP) −− Version 1 Functional Specification",URL http://www.ietf.org/rfc/rfc2205.txt RFC2815 "Integrated Service Mappings on IEEE 802 Networks",URL http://www.ietf.org/rfc/rfc2815.txt RFC2475 "An Architecture for Differentiated Services",URL http://www.ietf.org/rfc/rfc2475.txt
近年普及が著しい無線LANやモバイル環境下においては、端末の移動に伴う通信経路の変更が、頻繁に発生することは自明であり、解決策が必要である。
そこで本発明は、ネットワークリソースを予約可能なネットワークにおいて、リソースを予約した状態で端末が移動しても、他の端末の通信品質を保証できる通信システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の通信端末は、他の通信端末と接続される通信端末であって、パケットの優先度を示す優先度情報と、他の通信端末の通信に影響しない優先度である仮優先度を示す仮優先度情報と、を記録する記録部と、優先度情報によって示される優先度が付与されたパケットを送信するパケット送信部と、通信端末が移動することにより、通信端末のリンク状態が変化したか否かを判定する判定部と、判定部で通信端末のリンク状態が変化したと判定された場合に新しい優先度情報を取得し、所定の場合に新しい優先度情報によって示される優先度をパケットに割り当てる優先度割り当て部と、判定部で通信端末のリンク状態が変化したと判定された場合、新しい優先度情報によって示される優先度がパケットに割り当てられるまでの間、パケットの優先度を仮優先度に設定するリンク管理部と、を有する。
この構成により、移動した端末が自端末に関連する通信の優先度を更新しているため、他の端末の通信に影響を及ぼさないようにでき、他の端末の通信品質の劣化を抑制できる。
請求項2記載の通信端末では、所定の場合とは、通信端末からの要求があった場合である
請求項3記載の通信端末では、通信端末は、通信端末のリンク状態が変化したと判断した場合通信端末と接続している他の通信端末に対し、通信端末宛に送信しているパケットの優先度を変更するように通知する。
これらの構成により、送信元端末が移動した際に対応でき、優先度割り当て部により、優先度の付与を一括して効率よく実施できる。
請求項4記載の通信端末では、通信端末は、他の通信端末からパケットの優先度を変更する通知を受信した場合に、優先度割り当て部から新しい優先度情報を取得し、新しい優先度情報によって示される優先度をパケットに割り当てるまでの間、パケットの優先度を仮優先度に設定する
この構成により、受信先端末が移動した際に対応でき、優先度割り当て部により、優先度の付与を一括して効率よく実施できる。
請求項5記載の通信端末では、通信端末は、通信端末と他の通信端末との中継を行う中継機器と接続されており、中継機器は、無線LANを構成する基地局であり、リンク状態とは、通信端末と基地局との接続状態を含む
この構成により、無線LAN環境において、端末が移動しても、他の端末の通信品質を保証できる。
請求項6記載の通信端末では、中継機器は、有線LANを構成するスイッチであり、リンク状態とは、通信端末とスイッチとの接続状態を含む。
この構成により、有線LAN環境において、端末が移動しても、他の端末の通信品質を保証できる。
本発明によれば、端末が移動しても、移動した端末が自端末に関連する通信の優先度を更新するため、他の端末の通信より低い優先度に設定して、他の端末の通信に影響を及ぼさず、他の端末の通信品質の劣化を抑制できる。あるいは、移動した端末の持ち主が、高額料金契約者やエグゼクティブ等である場合には、移動した端末の通信を、他の端末の通信よりも高い優先度に設定して、自端末の通信品質劣化を抑制できる。
次に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における通信システムの構成図である。実施の形態1は、送信元端末が、移動することにより、送信元端末のリンク状態が変化する場合に関する。
この通信システムは、中継機器として、基地局1、2、3を有する。基地局3と基地局1、及び、基地局3と基地局2は、有線又は無線により、接続されている。
本形態では、これらの基地局1〜3は、端末10、20、30、40と無線で接続し、無線LANが構成されるものとする。本発明は、中継機器により有線LANを構成する場合にも、同様に適用できる。そして、有線LANを構成する場合には、これらの中継機器は、レイヤ2スイッチに相当する。
端末10は基地局1と接続し、端末20、30は基地局2と接続し、端末40は基地局3と接続している。
これらの端末10、20、30、40は、それぞれ、通信管理テーブル13、23、33、43と、リンク管理部14、24、34、44と、パケット送信部11、21、31、41と、パケット受信部12、22、32、42とを備える。
通信管理テーブル13、23、33、43は、自端末と他端末との通信情報を記録する。
パケット送信部11、21、31、41は、通信管理テーブル13、23、33、43の通信情報に基づいて、パケットに優先度を付与し、基地局を介して受信先端末へパケットを送信する。
パケット受信部12、22、32、42は、送信元端末から基地局を介してパケットを受信する。
リンク管理部14、24、34、44は、自端末のリンク状態が変化すると、通信管理テーブル13、23、33、43の通信情報のうち、自端末が送信元であるパケットの優先度を更新する。なお、管理サーバ4は、基地局1〜3と通信可能な任意の位置に設けることができる。
さらに、基地局3には、管理サーバ4が接続される。管理サーバ4は、本通信システムにおける、リソースの予約状況を管理する。
管理サーバ4に設けられる、優先度割り当て部5は、端末10、20、30、40に割り当てる優先度を管理し、各端末10、20、30、40からの要求に対し、優先度を割り当てる。即ち、各端末10、20、30、40は、自端末から送信するパケットに付与する優先度を、優先度割り当て部5から取得する。
より具体的には、優先度割り当て部5は、各端末から、送信元アドレス、送信先アドレス、予約帯域を受信すると、送信元アドレスと送信先アドレスの通信経路上において、その通信に割り当てられる優先度(DSCP優先度およびIEEE802.1p優先度の値)を、その端末に通知する。
通信管理テーブル13、23、33、43は、通信経路毎に図6(a)に示す構造を持つエントリを有する。本形態では、このエントリには、送信元のアドレス、送信先のアドレス、ソケット番号、DSCP優先度、DSCP仮優先度、802.1p優先度、802.1p仮優先度及び予約消失の、各値を記録するフィールドが、設けられる。
ここで、本形態において、特に断らない限り、パケットに付与される優先度とは、DSCP優先度と802.1p優先度とを指すものとする。
本形態では、1つの通信経路について、エントリが作成された直後の初期状態において、図6(a)に示すように、リンク管理部14、24、34、44が、送信元のアドレス、送信先のアドレス及びソケット番号のフィールドに、この通信経路の該当値をセットし、DSCP優先度、DSCP仮優先度、802.1p優先度及び802.1p仮優先度のフィールドに、初期値として「0」をセットし、予約消失のフィールドに、初期値として「OFF」をセットするものとする。
勿論、優先度割り当て部5によって、通知された値を初期値としてもよい。なお、予約消失の値が「OFF」の場合、この通信経路の予約が確立されていることを示し、この値が「ON」の場合、予約が失われていることを示す。
図2は、本発明の実施の形態1における端末10のハードウェア構成図である。ここで、端末20、30、40は、端末10と同様の構成をなすから、以下説明の重複を避けるため、端末10についてのみ説明する。
図1に示すように、CPU15は、バス16を介して接続された、ROM18に格納され、かつ、図3〜図5、図8、図9に示すフローチャートに沿ったシステムプログラムを実行し、図1の各要素の動作を制御する。この制御によって、図1のリンク管理部14が実現される。
また、RAM17には、CPU15がその処理上必要な記憶領域と、通信管理テーブル13のための領域とが、確保される。また、ネットワークインターフェイス19が、CPU15の制御下において、ネットワークと入出力を実施することにより、パケット送信部11及びパケット受信部12とが実現される。
次に、図1、図6を用いて、端末40が送信元端末であり、端末10が受信先端末である場合に、端末40が、パケットに付与する優先度を獲得する手順について説明する。
1.端末10、40は、ソケット通信を開設し、互いにソケット番号を得る。端末10、40のリンク管理部14、44は、図6(a)に示すように、それぞれの通信管理テーブル13、43に、送信元アドレス、送信先アドレス、ソケット番号、DSCP優先度、DSCP低優先度、802.1p優先度、802.1p低優先度、予約消失の値を記録する。
2.端末10は、管理サーバ4に対し、送信元アドレス(端末40のIPアドレス)、送信先アドレス(端末10のIPアドレス)及び必要となる帯域を、通知する。
3.管理サーバ4は、端末10、40が通信する経路上において、要求された帯域が提供可能かを判断する。
4.可能な場合、その経路で利用可能な優先度(DSCP優先度およびIEEE802.1p優先度)を割り当て、端末10に通知する。なお、本例では、DSCP優先度を「32」とし、IEEE802.1p優先度を「6」とする。
5.端末10は、管理サーバ4から、この優先度を受信し、図6(b)に示すように、端末10のリンク管理部14は、この優先度を、通信管理テーブル14に設定する。
6.端末10は、端末40に対して、優先度を通知し、端末40は、その優先度を受信する。
7.端末40のリンク管理部44は、その通信管理テーブル43に取得した優先度の値を記録する。
8.端末40は、パケットに優先度を付与して、通信を開始する。
上記処理では、受信先端末である端末10が管理サーバ4に問い合わせた後、端末40へ通知しているが、送信元端末である端末40が、管理サーバ4に問い合わせた後、端末10に通知してもよい。
同様の処理により、端末20と端末30も、優先度を付与したパケットにより、通信を行うことが可能である。
次に、図7の矢印N1で示すように、送信元端末である端末2が移動し、その端末2が接続する基地局が(基地局2から基地局1へ)変更された場合の動作について、説明する。この動作は、(1)リンクダウン時の動作、(2)リンクアップ時の動作、(3)優先度の再処理時の動作の、3つの動作からなる。
(1)リンクダウン時の動作
まず、端末20が基地局2との接続を解除した場合の動作について、図3、図6を用いて説明する。
1.端末20と基地局2との接続が解除されると、図3のステップ1にて、リンク管理部24は、リンクダウンを検出する。
2.リンク管理部24は、リンクダウンを検出すると、ステップ2にて、図6(c)に示すように、通信管理テーブル23の予約消失フラグを「ON」に設定する。以上により、リンクダウン時の処理が完了する。
(2)リンクアップ時の動作
次に、端末20が基地局1に接続した際の動作について、図4、図6を用いて説明する。
1.端末20と基地局1とが接続すると、図4のステップ11にて、リンク管理部24はリンクアップを検出する。
2.リンク管理部24は、リンクアップを検出すると、通信管理テーブル23の各通信について、以下の処理を行う。
まず、ステップ12にて、予約消失フラグが「ON」になっている通信を検索し、ステップ13〜ステップ15にて、予約消失フラグが「ON」となっている、全ての通信に対し、現在使用中の優先度から、図6(c)に示す、DSCP仮優先度及び802.1p仮優先度を使用するように変更する。
以上により、リンクアップした際に、通信管理テーブル23に記録されている通信に使用する優先度が変更される。優先度の変更後、パケット送信部21は、新しく設定された優先度を、パケットに付与し通信を継続する。
(3)優先度の再処理時の動作
次に、優先度を再取得する処理について、図5、図6を用いて説明する。まず、図5のステップ21にて、リンク管理部24は、通信管理テーブル23において、予約消失フラグが「ON」になっている通信を検索する。
ステップ22にて、予約消失フラグが「ON」になっている通信が存在すれば、ステップ23にて、リンク管理部24は、管理サーバ4に再予約(送信元、送信先、帯域を通知)を求め、管理サーバ4の優先度割り当て部5から新しい優先度を取得する(ステップ24)。
ここでは、DSCP優先度「16」、802.1p優先度「5」という、新しい優先度が取得されたものとする。すると、ステップ25にて、リンク管理部24は、図6(e)に示すように、通信管理テーブル23の優先度の値を更新する。
また、リンク管理部24は、ステップ26にて、該当する通信に関するパケットの優先度を、新しく取得した優先度とし、ステップ27にて、この通信の予約消失フラグを「OFF」にする。リンク管理部24は、ステップ22〜ステップ27の処理を、全ての通信について繰り返す(ステップ28)。
以上の処理において、新しい優先度が割り当てられるまでの間、他の通信に影響しない優先度を設定して通信をおこなうことにより、他の通信の品質劣化を抑制できる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、受信先端末が、移動することにより、受信先端末のリンク状態が変化する場合に関する。以下、図8、図9及び図10を用いて、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図10において、端末40は送信元端末であり、端末10および端末20が受信先端末である。
即ち、端末20が矢印N2で示すように移動する前においては、通信経路203と、通信経路204とが、形成され、これらの通信経路203、204では、ネットワークリソースの予約が確立されている。また、端末10は基地局1に、端末20は基地局2に、端末40は基地局3に、それぞれ接続されている。
以下、端末2が矢印N2で示すように移動した際の動作について説明する。優先度割り当て部5による優先度の割り当ては、実施の形態1と同様である。また、「(2)リンクアップ時の動作」の項目1.(リンクアップの検出)までの動作も、実施の形態1と同様である。
さて、図8のステップ31にて、受信先端末である端末20のリンク管理部24が、基地局1とのリンクアップを検出すると、リンク管理部24は、通信管理テーブル23に記録された通信のうち、自端末が受信している通信に対し、以下の処理を行う。
まず、ステップ32にて、通信管理テーブル23において、予約消失フラグが「ON」になっている通信を検索する。この通信が存在すれば(ステップ33)、ステップ34にて、端末20は、送信元端末である、端末40に対して、予約が消失したことを通知する。そして、リンク管理部24は、予約消失フラグが「ON」になっている通信がなくなるまで、上記処理を繰り返す(ステップ35)。
以上により、リンクアップした際に、移動した受信先の端末20は、通信管理テーブル23に記録されている通信のうち、自端末が受信している通信に関して、送信元端末に予約が消失したことを通知する。
また、図9のステップ41にて、送信元端末である端末40は、送信先端末である、端末20から予約が消失したことを通知されると、次の処理を行う。
即ち、ステップ42にて、端末40のリンク管理部44は、通信管理テーブル43のうち、予約の消失を通知してきた受信先端末(ここでは、端末20)の通信の予約消失フラグを「ON」に設定する。
そして、ステップ43にて、リンク管理部44は、この通信について、現在使用中の優先度から、仮優先度を使用するように変更する。これにより、パケット送信部41は、新しく設定された優先度をパケットに付与して、通信を継続する。
次に、ステップ44にて、端末40は、優先度割り当て部5から優先度を再取得し、取得した優先度を新たに設定しなおす。この処理は、実施の形態1と同様なので省略する。
以上の処理において、受信先端末が移動した場合に、送信元端末に移動を通知することで、送信元端末は、新しい優先度を割り当てられるまでの間、他の通信に影響しない優先度を設定することにより、他の通信の品質劣化を抑制できる。
なお、実施の形態1、2では、無線LANによる接続を例にとって、説明したが、本発明は、有線LAN(例えば、イーサネット(登録商標))による接続にも、同様に適用できる。ここで、リンクダウンは、無線LANにおいては、基地局が切り替わったことを意味し、有線LANでは、スイッチからケーブルがはずれたことを意味する。
勿論、実施の形態1、2は、組み合わせて実装することができ、このように組み合わせることが、望ましい。
次に、図11、図12を用いて、本発明を公衆無線LANサービス(public wireless LAN)に適用した、さらなる具体例を説明する。まず、図11の例では、映像送信端末(映像サーバ)40が、映像データを送信し、映像受信端末10、20、30が、映像サーバ40から送信される映像データを受信し受信した映像データを再生している。
そして、映像受信端末20が、公衆無線LANサービスの基地局2から、基地局1へ移動したものとする。
このとき
(状態1):映像受信端末20は、映像サーバ40へ移動を通知する。
(状態2):映像サーバ40は、優先度を下げて映像受信端末20との通信を継続する。
(状態3):映像サーバ40は、管理サーバ4から新しい優先度を取得する。
(状態4):映像サーバ40は、取得した優先度で映像受信端末20との通信を継続する。
ここで、(状態1)〜(状態4)の間、他の端末(映像受信端末10、30)の間の通信品質は保証されるため、映像受信端末10、30は、品質を保ったまま映像再生を継続できる。。
次に、図12の例では、映像送信端末(映像サーバ)10、20が、それぞれ映像データを送信し、映像受信端末30は、映像サーバ20から送信される映像データを受信し、映像受信端末40は、映像サーバ10から送信される映像データを受信している。
そして、映像サーバ20が、公衆無線LANサービスの基地局2から、基地局1へ移動したものとする。
このとき
(状態5):映像サーバ20は、自分自身が移動したため、優先度を下げて映像受信端末30との通信を継続する。
(状態6):映像サーバ20は、管理サーバ4から新しい優先度を取得する。
(状態7):映像サーバ20は、取得した優先度で映像受信端末30との通信を継続する。
ここで、(状態5)〜(状態7)の間、他の端末(映像サーバ10と受信端末40)の間の通信品質は保証されるため、映像受信端末40は、品質を保ったまま映像再生を継続できる。
本発明に係る通信システムは、例えばネットワークリソースの予約をサポートする通信分野等において好適に利用できる。
本発明の実施の形態1における通信システムの構成図 同端末のハードウェア構成図 同リンク管理部のフローチャート 同リンク管理部のフローチャート 同リンク管理部のフローチャート (a)同通信管理テーブルの状態図 (b)同通信管理テーブルの状態図 (c)同通信管理テーブルの状態図 (d)同通信管理テーブルの状態図 (e)同通信管理テーブルの状態図 同通信経路変更の説明図 本発明の実施の形態2におけるリンク管理部のフローチャート 同リンク管理部のフローチャート 同通信経路変更の説明図 本発明の実施の形態2における通信経路変更の具体例説明図 本発明の実施の形態1における通信経路変更の具体例説明図 従来の通信経路変更の説明図 従来の通信経路変更の説明図 従来の通信経路変更の説明図 従来の通信経路変更の説明図
符号の説明
1、2、3 基地局
4 管理サーバ
5 優先度割り当て部
10、20、30、40 端末
11、21、31、41 パケット送信部
12、22、32、42 パケット受信部
13、23、33、43 通信管理テーブル
14、24、34、44 リンク管理部

Claims (7)

  1. 他の通信端末と接続される通信端末であって、
    パケットの優先度を示す優先度情報と、前記他の通信端末の通信に影響しない優先度である仮優先度を示す仮優先度情報と、を記録する記録部と、
    前記優先度情報によって示される優先度が付与されたパケットを送信するパケット送信部と、
    前記通信端末が移動することにより、前記通信端末のリンク状態が変化したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部で前記通信端末のリンク状態が変化したと判定された場合に新しい優先度情報を取得し、所定の場合に前記新しい優先度情報によって示される優先度をパケットに割り当てる優先度割り当て部と、
    前記判定部で前記通信端末のリンク状態が変化したと判定された場合、前記新しい優先度情報によって示される優先度がパケットに割り当てられるまでの間、前記パケットの優先度を前記仮優先度に設定するリンク管理部と
    を有する通信端末
  2. 前記所定の場合とは、前記通信端末からの要求があった場合である請求項1記載の通信端末。
  3. 前記通信端末は、前記通信端末のリンク状態が変化したと判断した場合前記通信端末と接続している他の通信端末に対し、前記通信端末宛に送信しているパケットの優先度を変更するように通知する請求項1から2のいずれか記載の通信端末
  4. 前記通信端末は、前記他の通信端末からパケットの優先度を変更する通知を受信した場合に、前記優先度割り当て部から新しい優先度情報を取得し、前記新しい優先度情報によって示される優先度をパケットに割り当てるまでの間、前記パケットの優先度を前記仮優先度に設定する請求項3記載の通信端末。
  5. 前記通信端末は、前記通信端末と前記他の通信端末との中継を行う中継機器と接続されており、前記中継機器は、無線LANを構成する基地局であり、前記リンク状態とは、前記通信端末と前記基地局との接続状態を含む請求項記載の通信端末
  6. 前記中継機器は、有線LANを構成するスイッチであり、前記リンク状態とは、前記通信端末と前記スイッチとの接続状態を含む請求項記載の通信端末
  7. 他の通信端末と接続される通信端末が実行する通信方法であって、
    パケットの優先度を示す優先度情報と、前記他の通信端末の通信に影響しない優先度である仮優先度を示す仮優先度情報と、を記録する記録ステップと、
    前記優先度情報によって示される優先度が付与されたパケットを送信するパケット送信ステップと、
    前記通信端末が移動することにより、前記通信端末のリンク状態が変化したか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記通信端末のリンク状態が変化したと判定された場合に新しい優先度情報を取得し、所定の場合に前記新しい優先度情報によって示される優先度をパケットに割り当てる優先度割り当てステップと、
    前記判定ステップで前記通信端末のリンク状態が変化したと判定された場合前記新しい優先度情報によって示される優先度がパケットに割り当てられるまでの間、前記パケットの優先度を前記仮優先度に設定するリンク管理ステップと
    を有する通信方法。
JP2003414321A 2003-01-21 2003-12-12 通信システム及び端末 Expired - Fee Related JP4260613B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003414321A JP4260613B2 (ja) 2003-01-21 2003-12-12 通信システム及び端末

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003012035 2003-01-21
JP2003414321A JP4260613B2 (ja) 2003-01-21 2003-12-12 通信システム及び端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004248258A JP2004248258A (ja) 2004-09-02
JP4260613B2 true JP4260613B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=33031943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003414321A Expired - Fee Related JP4260613B2 (ja) 2003-01-21 2003-12-12 通信システム及び端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4260613B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008210371A (ja) * 2007-02-01 2008-09-11 Sharp Corp 情報処理システム
CN102065544B (zh) * 2009-11-17 2015-02-25 索尼株式会社 资源管理方法和系统
CN113084471A (zh) * 2021-02-26 2021-07-09 旺荣电子(深圳)有限公司 一种继电器铁芯安装机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004248258A (ja) 2004-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4223901B2 (ja) 通信中継方法及び装置
KR100800881B1 (ko) 동기식 이더넷 시스템에서 서비스 품질 보장 방법 및 장치
KR101062612B1 (ko) 통신 시스템, 통신 방법 및 단말
KR100460819B1 (ko) 이동 네트워크, ip 패킷 전송 방법, 위치 등록 서버, 및고정 단말
US20070147320A1 (en) Access router selection method
US20070286213A1 (en) Method and Arrangement for Adapting to Variations in an Available Bandwidth to a Local Network
JP2004289792A (ja) データ伝送制御を使用するサービス品質保証システム
JP2005502275A (ja) Ip通信網における方法及び装置
US10447783B2 (en) Communication method
JP3639792B2 (ja) ネットワークシステムとその通信帯域制御方法
US20140146749A1 (en) Communication Method
JP2008125072A (ja) Ieee802.16システム・スケジューラーにおける2次管理データのユーザー・データとしての処理
US7496382B2 (en) Communication system and its terminal
JP5574944B2 (ja) 無線中継装置および無線中継方法
US7506050B2 (en) Method for checking transmission resources of a packet-oriented communication network when there are topology changes
KR20070016452A (ko) 휴대 인터넷 망에서의 자원 관리 장치 및 방법
JP4943072B2 (ja) 無線通信方法、無線通信システム、移動局装置及び基地局装置
JP4260613B2 (ja) 通信システム及び端末
US9736719B2 (en) Adaptive resource allocation in congested wireless local area network deployment
JP2005278028A (ja) 通信装置およびシステム
JP4242262B2 (ja) 通信システム及び端末
CN114268577B (zh) 网络连接的建立方法、装置、设备及存储介质
Pei et al. Distributed flow admission control for multimedia services over wireless ad hoc networks
JP2005269624A (ja) パケット通信装置およびパケット通信方法
US8830893B2 (en) Management of network layer packets in an access network of a telecommunications network

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4260613

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees