JP2012009987A - 無線通信装置、プログラム、無線通信方法、および無線通信システム - Google Patents

無線通信装置、プログラム、無線通信方法、および無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信装置、プログラム、無線通信方法、および無線通信システムを提供する。
【解決手段】無線通信サービスを提供する基地局から送信される無線信号を受信する受信部と、前記受信部による無線信号の受信結果に基づいて前記無線通信サービスの混雑度を算出する混雑度算出部と、前記混雑度算出部により算出された前記混雑度を利用して前記無線通信サービスの実効通信レートを推定する実効通信レート推定部と、を備える無線通信装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信装置、プログラム、無線通信方法、および無線通信システムに関する。
2002年より、日本で第3世代と呼ばれる3G方式の携帯電話サービスが開始された。当初は、音声やメールなどの小容量のパケット交換が主なアプリケーションであったが、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などの導入により、音楽ファイルのダウンロード、あるいは共有動画の視聴など、より大きなサイズのパケットのダウンロードが行われるようになってきた。
また、ダウンロードされるパケット容量の増加に伴い、無線ネットワーク側の拡張も行われ、3GPP系では最大21Mbpsを実現するHSPA+のサービス、IEEE系では最大40Mbpsを実現するMobile WiMAXのサービスも開始された。さらに、3GPP系では、2010年後半に、Mobile WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)と同様に、ダウンリンクにOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を使用するLTE(Long Term Evolution)、2015年頃には4G(LTE−Advanced)のサービス開始も予定されている。これらのサービスの開始により、準固定で最大1Gbps、移動環境でも最大100Mbpsを実現することが期待される。
このように、高速な通信レートを提供する多様な無線通信サービスの開始が予定されているので、今後、ヘテロジーニアスな無線環境下で無線リソースを有効に活用するための仕組みが重要になると考えられる。例えば、複数の無線通信サービスに対応する無線通信装置は、各無線通信サービスの最大通信レート、または受信信号強度に基づいていずれの無線通信サービスを利用するかを選択し得る。ただし、最大通信レートの高い無線通信サービスにトラフィックが集中した場合、当該無線通信サービスの実効通信レート(実際の通信レート)は減少し、他の無線通信サービスの実効通信レートの方が高くなるケースも想定される。なお、特許文献1には、携帯電話などの無線通信装置について記載されている。
特開2008−298484号公報
ここで、基地局を含むコアネットワークは、上記のような無線通信サービスの実効通信レートに関する情報を容易に把握することができる。しかし、例えば基地局との接続を確立していない無線通信装置は、実際の測定により実効通信レートを得ることが困難であるので、無線通信サービスごとの実効通信レートに関する情報を得ることも困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、無線通信装置において無線通信サービスの実効通信レートを推定することが可能な、新規かつ改良された無線通信装置、プログラム、無線通信方法、および無線通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、無線通信サービスを提供する基地局から送信される無線信号を受信する受信部と、前記受信部による無線信号の受信結果に基づいて前記無線通信サービスの混雑度を算出する混雑度算出部と、前記混雑度算出部により算出された前記混雑度を利用して前記無線通信サービスの実効通信レートを推定する実効通信レート推定部と、を備える無線通信装置が提供される。
前記無線通信装置は、前記受信部により受信される無線信号の信号品質に基づいて前記無線通信サービスの最大通信レートを推定する最大通信レート推定部をさらに備え、前記実効通信レート推定部は、前記最大通信レート推定部により推定された前記最大通信レート、および前記混雑度算出部により算出された前記混雑度に基づいて前記実効通信レートを推定してもよい。
前記最大通信レート推定部は、前記受信部により受信される無線信号の信号品質が高いほど前記最大通信レートが高くなる基準に従って前記最大通信レートを推定してもよい。
前記最大通信レート推定部は、前記信号品質と前記最大通信レートの関係を示すテーブルを参照することにより、前記受信部により受信される無線信号の信号品質に対応する前記最大通信レートを推定してもよい。
前記実効通信レート推定部は、前記混雑度算出部により算出される前記混雑度が高いほど前記最大通信レートに対する前記実効通信レートが低くなる基準に従って前記実効通信レートを推定してもよい。
前記無線通信装置は、前記基地局がスクランブルコードで周波数拡散された無線信号を送信する場合、前記受信部により受信された無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関を検出する相関検出部をさらに備え、前記混雑度算出部は、前記相関検出部により検出された最も大きい相関と、他の相関との関係から前記混雑度を算出してもよい。
前記混雑度算出部は、前記相関検出部により検出された最も大きい相関と、最も小さい相関との比率を前記混雑度として算出してもよい。
前記相関検出部は、前記受信部により受信された無線信号と、3段階セルサーチにおける第2ステップにおいて特定されたスクランブルコードグループに含まれる前記複数のスクランブルコードの各々との相関を検出してもよい。
前記基地局がOFDMA方式で無線信号を送信する場合、前記混雑度算出部は、前記受信部により受信される無線通信から得られる情報に基づき、全サブキャリア数に対する割り当て済みのサブキャリア数を前記混雑度として算出してもよい。
前記無線通信装置は、前記基地局との接続後に実際の実効通信レートを測定する測定部と、前記実効通信レート推定部の基準に従うと前記測定部により測定された前記実効通信レートが推定されるような最大通信レートを前記混雑度算出部により算出された混雑度を用いて逆算する最大通信レート逆算部と、前記最大通信レート逆算部による逆算により得られた最大通信レートと、前記受信部により受信される無線信号の信号品質の関係に基づいて前記テーブルを更新する更新部と、を備えてもよい。
前記無線通信装置は、実効通信レート推定部により推定された前記実効通信レートを無線通信サービスごとに記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された無線通信サービスごとの前記実効通信レートを参照して接続先の無線通信サービスを選択する接続先選択部と、を備えてもよい。
前記無線通信装置は、前記無線信号の受信品質を、前記実効通信レート推定部により推定された実効通信レートに応じて補正する補正部と、前記補正部により補正された受信品質に基づいて測定レポートを作成する作成部と、前記作成部により作成された前記測定レポートを前記基地局に送信する送信部と、を備えてもよい。
前記補正部は、前記実効通信レート推定部により推定された実効通信レートが低い場合、前記無線信号の受信品質が相対的に悪くなるような補正を行ってもよい。
前記無線通信装置は、前記無線通信装置が利用するアプリケーションの通信レートに対する敏感性を判断するアプリケーション判断部をさらに備え、前記作成部は、前記アプリケーションが通信レートに対して敏感でないと判断された場合、補正されていない前記無線信号の受信品質に基づいて前記測定レポートを作成してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、無線通信サービスを提供する基地局から送信される無線信号を受信する受信部と、前記受信部による無線信号の受信結果に基づいて前記無線通信サービスの混雑度を算出する混雑度算出部と、前記混雑度算出部により算出された前記混雑度を利用して前記無線通信サービスの実効通信レートを推定する実効通信レート推定部と、として機能させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線通信サービスを提供する基地局から送信される無線信号を受信するステップと、前記無線信号の受信結果に基づいて前記無線通信サービスの混雑度を算出するステップと、前記混雑度を利用して前記無線通信サービスの実効通信レートを推定するステップと、を含む無線通信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線通信サービスを提供する基地局と、前記基地局から送信される無線信号を受信する受信部、前記受信部による無線信号の受信結果に基づいて前記無線通信サービスの混雑度を算出する混雑度算出部と、および、前記混雑度算出部により算出された前記混雑度を利用して前記無線通信サービスの実効通信レートを推定する実効通信レート推定部、を有する無線通信装置と、を備える無線通信システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、無線通信装置において無線通信サービスの実効通信レートを推定することが可能である。
本発明の実施形態による通信システムの構成を示した説明図である。 携帯端末のハードウェア構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施形態による携帯端末を示した機能ブロック図である。 SIRと最大通信レートRMAXとが関連付けられたテーブルを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による携帯端末の動作を示したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による携帯端末の動作を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による携帯端末の構成を示した機能ブロック図である。 SIRと最大通信レートRMAXとが関連付けられたテーブルの変形例を示した説明図である。 本発明の第3の実施形態による通信制御部の構成を示した説明図である。 本発明の第4の実施形態による通信制御部の構成を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じて第1の基地局30Aおよび30Bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、第1の基地局30Aおよび30Bを特に区別する必要が無い場合には、単に第1の基地局30と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.通信システムの構成
2.携帯端末のハードウェア構成
3.第1の実施形態
3−1.第1の実施形態による携帯端末の構成
3−2.第1の実施形態による携帯端末の動作
4.第2の実施形態
5.第3の実施形態
6.第4の実施形態
7.まとめ
<1.通信システムの構成>
まず、図1を参照し、本発明の実施形態による通信システム1の構成を説明する。
図1は、本発明の実施形態による通信システム1の構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による通信システム1は、携帯端末20と、複数の第1の基地局30Aおよび30Bと、第1のコアネットワーク40と、複数の第2の基地局50Aおよび50Bと、第2のコアネットワーク60と、を備える。
第1のコアネットワーク40は、第1の無線通信サービス(例えば、3Gサービス)と提供するための通信事業者のネットワークであり、複数の第1の基地局30と接続されている。第1のコアネットワーク40は、例えば、データ通信用のセッションの設定、開放やハンドオーバーの制御などを行うMME(Mobile Management Entity)や、ユーザデータのルーティング、転送などを制御するゲートウェイなどを含む。
第2のコアネットワーク60は、第2の無線通信サービス(例えば、LTE、WiMAX、4Gなど)と提供するための通信事業者のネットワークであり、複数の第2の基地局50と接続されている。第2のコアネットワーク60は、第1のコアネットワーク40と同様に、MMEやゲートウェイなどを含む。
第1の基地局30および第2の基地局50などの基地局は、携帯端末20による通信を制御する。例えば、基地局は、携帯端末20から受信したデータを宛先へ向けて中継し、携帯端末20宛てのデータを受信すると当該データを携帯端末20へ送信する。また、基地局は、直交周波数分割多重接続(OFDMA)、時間分割多重接続(TDMA)、または符号分割多重接続(CDMA)などの無線多重接続を利用して携帯端末20と通信することができる。以下、簡単に符号分割多重接続について説明する。
符号分割多重接続においては、512種類のスクランブルコードが定義されており、各基地局にいずれかのスクランブルコードが割り当てられている。基地局は、送信信号を、送信信号の種類や携帯端末20に応じた直交拡散符号(例えば、チャネライゼーションコード)で周波数拡散し、割り当てられているスクランブルコードでさらに周波数拡散して送信する。なお、送信信号の種類としては、CPICH(Commom Pilot Channel)、Primary−CCPCH(Common Control Physical Channel)、DPCH(Dedicated Physical Channel)、SCH(Synchronization Channel)などがあげられる。
また、SCHには、プライマリSCHおよびセコンダリSCHが含まれる。プライマリSCHおよびセコンダリSCHは、1フレームを構成する15のスロットの各々の先頭区間に配置され、プライマリSCHはCPSC(Primary Synchronization Code)で拡散され、セコンダリSCHはCSSC(Secondary Synchronization Code)で拡散される。
SSCは16種類あり、15のスロットに割当てるために64通りの組み合わせパターンが用意されている。各基地局は、この64通りのパターンのいずれかが割り当てられており、割り当てられているパターンに従って各スロットにおいてセコンダリSCHを周波数拡散して送信する。なお、512種類のスクランブルコードは64個のグループに区分されており、各グループには64通りのCSSCの組み合わせパターンのいずれかが対応している。
携帯端末20は、第1の基地局30または第2の基地局50を介し、多様なデータを他の装置と通信することができる。多様なデータとしては、音楽、講演およびラジオ番組などの音楽データや、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム、写真、文書、Webページ、絵画および図表などの映像データや、ゲームおよびソフトウェアなどがあげられる。
また、本発明の実施形態による携帯端末20は、「3.第1の実施形態」以降で詳細に説明するように、例えば待ち受け状態であっても、各無線通信サービスの実効通信レートを推定することができる。このため、本発明の実施形態による携帯端末20は、推定した実効通信レートに基づいて適切な無線通信サービスを接続先として選択することが可能である。
なお、図1においては無線通信装置の一例として携帯端末20を示しているが、無線通信装置はかかる例に限定されない。例えば、無線通信装置は、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。また、無線通信装置は、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器などの情報処理装置であってもよい。
また、第1の基地局30および第2の基地局50としては、マクロセル基地局(eNodeB)、マクロセル基地局および携帯端末20間の通信を中継するリレーノード、家庭用小型基地局であるフェムトセル(Home eNodeB)など、多様な基地局が想定される。
<2.携帯端末のハードウェア構成>
次に、図2を参照し、本発明の実施形態による携帯端末20のハードウェア構成を説明する。
図2は、携帯端末20のハードウェア構成を示したブロック図である。図2に示したように、携帯端末20は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、ホストバス204と、を備える。また、携帯端末20は、ブリッジ205と、外部バス206と、インタフェース207と、入力装置208と、出力装置210と、ストレージ装置(HDD)211と、ドライブ212と、通信装置215とを備える。
CPU201は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って携帯端末20内の動作全般を制御する。また、CPU201は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM202は、CPU201が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM203は、CPU201の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス204により相互に接続されている。
ホストバス204は、ブリッジ205を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス206に接続されている。なお、必ずしもホストバス204、ブリッジ205および外部バス206を分離構成する必要はなく、一のバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置208は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU201に出力する入力制御回路などから構成されている。携帯端末20のユーザは、該入力装置208を操作することにより、携帯端末20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置210は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置210は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含む。出力装置210は、例えば、再生されたコンテンツを出力する。具体的には、表示装置は再生された映像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。一方、音声出力装置は、再生された音声データ等を音声に変換して出力する。
ストレージ装置211は、携帯端末20の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置211は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置211は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置211は、ハードディスクを駆動し、CPU201が実行するプログラムや各種データを格納する。
ドライブ212は、記憶媒体用リーダライタであり、携帯端末20に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ212は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体24に記録されている情報を読み出して、RAM203に出力する。
通信装置215は、例えば、外部と通信するためのインタフェースである。この通信装置215は、第1の基地局30との通信機能および第2の基地局50との通信機能などを含んでもよい。
<3.第1の実施形態>
続いて、図3〜図6を参照し、本発明の第1の実施形態を説明する。
[3−1.第1の実施形態による携帯端末の構成]
図3は、本発明の第1の実施形態による携帯端末20を示した機能ブロック図である。図3に示したように、第1の実施形態による携帯端末20は、通信部216と、相関検出部220と、混雑度算出部224と、信号品質取得部228と、最大通信レート推定部232と、実効通信レート推定部236と、記憶部240と、通信制御部250と、を備える。
通信部216は、複数の無線通信サービスに対応している。すなわち、通信部216は、第1の基地局30または第2の基地局50から送信された無線信号を受信する受信部、および第1の基地局30または第2の基地局50へ無線信号を送信する送信部の機能を有する。この通信部216は、例えば、CDMAやOFDMAに従って通信することが可能である。
相関検出部220は、CDMAを利用する無線通信サービスが対象である場合、通信部216による受信信号と複数のスクランブルコードとの相関検出を行う。相関検出部220により得られた各スクランブルコードの相関出力c〜cは混雑度算出部224に供給される。
例えば、相関検出部220は、3段階セルサーチと呼ばれる相関検出を行う。相関検出部220は、この3段階セルサーチにより、最も相関出力の大きいスクランブルコード、すなわち最も伝播損失の少ない基地局を特定することができる。以下、簡単に3段階セルサーチについて説明する。
まず、相関検出部220は、受信信号とCpscとの相関を検出し、プライマリSCHの受信タイミングを検出する(第1ステップ)。そして、相関検出部220は、第1ステップで検出したプライマリSCHの受信タイミングを用いて、64通りのCSSCの組み合わせパターンのうちで受信信号との相関が最も高いパターンを検出する(第2のステップ)。その結果、スクランブルコードグループが特定され、フレーム単位の同期が確保される。その後、相関検出部220は、特定したスクランブルコードグループに含まれる8種類のスクランブルコードの各々と受信信号との相関検出を行い、最も相関出力が大きかったスクランブルコードを特定する(第3ステップ)。
なお、上記では受信信号と複数のスクランブルコードとの相関検出の一例として3段階セルサーチを説明したが、相関検出部220による相関検出は3段階セルサーチに限定されない。
例えば、携帯端末20の電源をオフする際、携帯端末20のサービングセルおよび周辺セルに関するスクランブルコードの情報が記憶部240に保存される。このため、相関検出部220は、携帯端末20の起動時には、まず記憶部240に保存されているスクランブルコードと受信信号との相関検出を行ってもよい。また、サービングセルの報知情報から周辺セルのスクランブルコードに関する情報が得られる場合、相関検出部220は、周辺セルのスクランブルコードと受信信号との相関検出を行ってもよい。
混雑度算出部224は、通信部216により受信された無線信号、または相関検出部220から供給されるスクランブルコードごとの相関値に基づき、対象の無線通信サービス(基地局)のトラフィック混雑度を算出する。以下、CDMAを利用する無線通信サービスの混雑度を算出する方法と、OFDMAを利用する無線通信サービスの混雑度を算出する方法を説明する。
(CDMAを利用する無線通信サービスの混雑度)
CDMAを利用する無線通信サービスにおいて、多重されるDPCHの数(すなわち、基地局に属するユーザ数)、あるいは、HS−DSCHの数(すなわち、HSDPAにおいて複数のユーザが共有する高速下り共有チャンネルの数)が多くなると、各DPCH、あるいは、各HS−DSCHは拡散されているものの、各スクランブルコードの相関出力を少なからず増加させる。このため、最も大きかったスクランブルコードの相関出力をaとし、他のスクランブルコードの相関出力のうちで最も小さい相関出力をbとすると、ユーザ数が増えて空き容量が減少するにつれ、または干渉が大きくなるにつれ、相関出力b/相関出力aが大きくなると考えられる。
そこで、混雑度算出部224は、以下の数式1に示すように、相関出力aと相関出力bの比率をCDMAによる無線通信サービスの混雑度kcongとして算出する。
Figure 2012009987
(OFDMAを利用する無線通信サービスの混雑度)
OFDMAを利用する無線通信サービスからは、制御情報の1つとして、各フレームのサブキャリアの割り当て情報が送信される。例えば、Mobile WiMAXでは、DL−MAPと呼ばれるサブキャリアの割り当て情報が送信される。
そこで、混雑度算出部224は、通信部216により受信されるサブキャリアの割り当て情報に基づき、フレームごとの全サブキャリア数に対する各ユーザに割り当て済みのサブキャリア数の割合を混雑度kcongとして算出する。
なお、携帯端末20が主にアップリンクのリソースを使用するアプリケーションを起動する場合、混雑度算出部224は、アップリンクにおける全サブキャリア数に対する各ユーザに割り当て済みのサブキャリア数の割合を混雑度kcongとして算出してもよい。さらに、混雑度算出部224は、ダウンリンクの混雑度kcongおよびアップリンクの混雑度kcongの平均値を無線通信サービスの混雑度kcongとして算出してもよい。
また、ダウンリンクにOFDMAを用いるLTEにおいては、WiMAXと同様に、ダウンリンクのリソース割り当ておよびアップリンクのスケジューリング情報を含んだスケジューリング制御情報は、ダウンリンク制御信号(Physical Downlink Control CHannel, PDCCH)を使って各携帯端末20に通知される。このPDCCHは、各ダウンリンクサブフレームの最初のn個(n≦3)のOFDMシンボルに配置される。よって、混雑度算出部224は、最初のn個のOFDMシンボルを受信し、各ユーザへのリソース割り当て情報を取得し、フレーム毎の全サブキャリア数に対する各ユーザに割り当てられたサブキャリア数の割合を混雑度kcongとして算出してもよい。
(信号品質の取得)
信号品質取得部228は、通信部216による受信信号の信号品質として、例えばSIR(Signal to Interference Ratio)を取得する。以下、CDMAを利用する無線通信サービスのSIRを取得する方法と、OFDMAを利用する無線通信サービスのSIRを取得する方法を説明する。
CDMAにおいては、携帯端末20による全受信電力PTOTALは、以下の数式2のように表現される。なお、数式2においてPCPICHはパイロット信号電力、PCPICHはパイロット信号電力、PHS−DSCHは高速ダウンリンク共有チャンネル電力、PNOISEは雑音成分電力を示す。
Figure 2012009987
一方、干渉成分電力Iは、以下の数式3のように表現される。なお、数式3において、SFCPICHはパイロット信号の拡散率を示す。
Figure 2012009987
ここで、全受信電力PTOTALとパイロット信号電力PCPICHの関係は、以下の数式4に示すように、混雑度算出部224により算出される混雑度kcongを用いて表現することができる。
Figure 2012009987
したがって、信号品質取得部228は、パイロット信号のSIR、すなわち、SIRCPICHを、以下の数式5に示すように、パイロット信号の拡散率SFCPICHと混雑度kcongから取得することができる。
Figure 2012009987
一方、OFDMAにおいては、信号品質取得部228は、フレーム同期または基地局の判別に用いられるプリアンブル信号またはパイロット信号の通信部216による受信結果から、受信品質としてプリアンブル信号またはパイロット信号のSIRを取得する。
(最大通信レートの推定)
最大通信レートは、信号品質取得部228により取得されるSIR(SIRCPICHを含む)が大きいほど高くなると考えられる。そこで、最大通信レート推定部232は、信号品質取得部228により取得されるSIRが大きいほど最大通信レートRMAXが高くなるような基準に従って最大通信レートRMAXを推定する。最大通信レート推定部232は、上記基準の一例として、図4に示すようなテーブルを用いてもよい。
図4は、SIRと最大通信レートRMAXとが関連付けられたテーブルを示す説明図である。図4に示したテーブルにおいては、SIRの範囲ごとに異なる最大通信レートRMAXが対応付けられている。最大通信レート推定部232は、このテーブルを参照することにより、信号品質取得部228により取得されたSIRを引数にして最大通信レートRMAXを推定することができる。
なお、図4に示したようなSIRと最大通信レートRMAXとが関連付けられたテーブルは、無線通信サービスごとに記憶部240に記憶されていてもよい。
(実効通信レートの推定)
無線通信の実効通信レートは、トラフィックの混雑度が増すにつれて減少すると考えられる。そこで、実効通信レート推定部236は、混雑度算出部224により算出される混雑度kcongが高いほど最大通信レートRMAXに対する実効通信レートReffが低くなる基準に従って実効通信レートReffを推定する。例えば、実効通信レート推定部236は、以下に示す数式6のように、混雑度kcongが高くなるほど実効通信レートReffが低くなるような関数に従って実効通信レートReffを推定してもよい。
Figure 2012009987
上記のようにして実効通信レート推定部236により推定された実効通信レートReffは、無線通信サービスごとに記憶部240に保存される。例えば、実効通信レート推定部236は、図1に示した第1の無線通信サービスによる第1の基地局30との実効通信レート、および第2の無線通信サービスによる第2の基地局50との実効通信レートReffを推定し、記憶部240がこれらを記憶する。
(接続先の選択)
通信制御部250は、携帯端末20における通信全般を制御する。例えば、通信制御部250は、通信部216による送信処理および受信処理、相関検出部220による相関検出などを制御する。また、通信制御部250は、記憶部240に保存されている無線通信サービスごとの実効通信レートを考慮して接続する無線通信サービスを選択する接続先選択部としての機能を有する。
具体的には、通信制御部250は、各無線通信サービスの通信コストおよびアプリケーションに要求される通信レートを考慮して、携帯端末20がサポートする無線通信サービスの中からアプリケーションに適した無線通信サービスを選択する。例えば、通信制御部250は、実効通信レートがアプリケーションに要求される通信レートを上回る無線通信サービスのうちで、最も通信コストが安い無線通信サービスを接続先として選択してもよい。
通信制御部250は、このようにして接続先の無線通信サービスを選択すると、通信部216にこの無線通信サービスとの接続処理を開始させる。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態による携帯端末20は、無線通信サービスとの接続確立前に、無線通信サービスの実効通信レートを推定できる。さらに、携帯端末20は、推定した実効通信レートに基づき、アプリケーションに適した無線通信サービスを接続先として選択することが可能である。
[3−2.第1の実施形態による携帯端末の動作]
以上、本発明の第1の実施形態による携帯端末20の構成を説明した。続いて、図5および図6を参照し、本発明の第1の実施形態による携帯端末20の動作を説明する。
図5および図6は、本発明の第1の実施形態による携帯端末20の動作を示したフローチャートである。図5に示したように、まず、携帯端末20は、実効通信レートを推定する対象の無線通信サービスを設定する(S304)。この無線通信サービスが利用する多重方式により以降の動作が異なる。
例えば、対象の無線通信サービスがCDMAを利用するものである場合(S308)、相関検出部220が、受信信号と複数のスクランブルコードとの相関検出を行う(S312)。そして、混雑度算出部224が、相関検出部220により得られた相関出力に基づき、数式1に従って混雑度kcongを算出する(S316)。
また、信号品質取得部228は、例えば混雑度算出部224により算出された混雑度kcongを用い、数式5に従ってパイロット信号のSIRを取得する(S320)。続いて、最大通信レート推定部232が、信号品質取得部228により取得されたパイロット信号のSIRから最大通信レートRMAXを推定する(S324)。
その後、実効通信レート推定部236が、混雑度算出部224により算出された混雑度kcongおよび最大通信レート推定部232により推定された最大通信レートRMAXから実効通信レートReffを推定する(S328)。そして、記憶部240が、実効通信レート推定部236により推定された実効通信レートReffを無線通信サービスと対応付けて記憶する(S352)。
一方、対象の無線通信サービスがOFDMAを利用するものである場合(S308)、通信部216が基地局からDL−MAPを受信する(S332)。そして、混雑度算出部224が、DL−MAPに記載されている割り当て済みのサブキャリア数に基づき、混雑度kcongを算出する(S336)。
また、信号品質取得部228は、通信部216により受信されたプリアンブル信号またはパイロット信号などから、プリアンブル信号またはパイロット信号などのSIRを取得する(S340)。続いて、最大通信レート推定部232が、信号品質取得部228により取得されたSIRから最大通信レートRMAXを推定する(S344)。
その後、実効通信レート推定部236が、混雑度算出部224により算出された混雑度kcongおよび最大通信レート推定部232により推定された最大通信レートRMAXから実効通信レートReffを推定する(S348)。そして、記憶部240が、実効通信レート推定部236により推定された実効通信レートReffを無線通信サービスと対応付けて記憶する(S352)。
記憶部240にこのように無線通信サービスごとの実効通信レートReffが記憶された状態で携帯端末20がアプリケーションを起動する場合、通信制御部250は、図6に示したように、記憶部240に記憶されている無線通信サービスごとの実効通信レートReffを参照する(S360)。そして、通信制御部250は、無線通信サービスごとの実効通信レートReffに基づき、接続先候補の無線通信サービスを選択する(S370)。その後、通信部216は、通信制御部250による制御に従い、通信制御部250により選択された無線通信サービスに対する接続要求を行う。
<4.第2の実施形態>
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。続いて、図7および図8を参照し、本発明の第2の実施形態を説明する。本発明の第2の実施形態によれば、最大通信レートを推定するためのテーブルを実環境に応じて適切に更新することが可能である。
図7は、本発明の第2の実施形態による携帯端末20の構成を示した機能ブロック図である。図7に示したように、実施形態による携帯端末20は、通信部216と、混雑度算出部224と、信号品質取得部228と、記憶部240と、データサイズ測定部260と、平均値算出部262、264および266と、最大通信レート逆算部268と、テーブル更新部270と、を備える。なお、図7においては記載を省略しているが、第2の実施形態による携帯端末20も、第1の実施形態と同様に相関検出部220、実効通信レート推定部236、および通信制御部250などを有する。
データサイズ測定部260には、通信部216により復調および復号されたデータが供給される。データサイズ測定部260は、復号後のデータサイズを所定期間(例えば、TTI:Transmission Time Interval)ごとに測定する。平均値算出部262は、データサイズ測定部260により測定されたデータサイズを平均化することにより、現実の実効通信レートを取得する。
また、平均値算出部264は、混雑度算出部224により算出される混雑度kcongを任意の期間にわたって累積加算し、平均化する。同様に、平均値算出部266は、信号品質取得部228により取得されるSIRを任意の期間にわたって累積加算し、平均化する。
最大通信レート逆算部268は、平均値算出部262から供給される現実の実効通信レートと、平均値算出部264から供給される混雑度kcongから、この混雑度kcongに基づいて現実の実効通信レートが得られるような最大通信レートを逆算する。例えば、最大通信レート逆算部268は、数式6におけるReffに現実の実効通信レートを代入し、kcongに平均値算出部264から供給される混雑度kcongを代入することにより、最大通信レートRMAXを逆算する。
テーブル更新部270は、最大通信レート逆算部268により得られた最大通信レートRMAXと平均値算出部266から供給されるSIRの関係と、記憶部240に記憶されているテーブル上の最大通信レートとSIRの関係の差分に応じ、記憶部240に記憶されているテーブルを更新する。
例えば、図8に示すように、各最大通信レートに対応するSIRの下限値および上限値に補正値cを設定できるようにテーブルを構成すれば、テーブル更新部270は、補正値cを調整することによりテーブルを更新することが可能となる。
具体的には、テーブル更新部270は、平均値算出部266から供給されるSIRが、最大通信レート逆算部268により得られた最大通信レートRMAXに対応するSIRの範囲内(または範囲の中心)になるように補正値cを調整してもよい。例えば、最大通信レート逆算部268により得られた最大通信レートRMAXが「1.292M」であり、平均値算出部266から供給されるSIRが「12.4dB」であった場合を考える。この場合、テーブル更新部270は、平均値算出部266から供給されるSIR「12.4dB」が最大通信レートRMAX「1.292M」に対応するSIRの範囲内になるように、補正値cを、0.6以上1.6未満の値に調整する。かかる構成により、記憶部240が記憶するテーブルを実環境に応じて適切に更新することができる。
(変形例)
なお、上記では記憶部240が記憶するテーブルを実環境に応じて更新する例を説明したが、テーブルでなく、実効通信レートを推定するための関数を実環境に応じて更新してもよい。以下、詳細に説明する。
実効通信レートを推定するための関数をf(kcong、RMAX)とし、補正後の関数を以下に示す数式7のように定義する。
Figure 2012009987
また、携帯端末20は、平均値算出部266から供給されるSIRに対応する最大通信レートRMAXを図4に示したテーブルから取得する。そして、携帯端末20は、この最大通信レートRMAXおよび平均値算出部264から供給される混雑度kcongをf(kcong、RMAX)に代入して得られる数値で、平均値算出部262から供給される実際の実効通信レートを除することにより、補正係数dが得られる。このような補正係数dを実効通信レートを推定するための関数に組み込むことによっても、テーブルを実環境に応じて更新することと等価な効果が得られる。
<5.第3の実施形態>
以上、本発明の第2の実施形態を説明した。続いて、本発明の第3の実施形態を説明する。この第3の実施形態は、携帯端末20からの測定レポートの報告に関するものである。通常、測定レポートは、携帯端末20における受信品質に関する情報を含み、コアネットワーク側は、この測定レポートに基づき、携帯端末20をより受信品質の良い無線通信サービスにハンドオーバーさせる。しかし、携帯端末20における受信品質(例えば、SIR)が高い無線通信サービスであっても、混雑度によっては実効通信レートが低い場合が想定される。そこで、本発明の第3の実施形態では、コアネットワーク側で、携帯端末20において推定された実効通信レートも加味してハンドオーバー制御を行えるようにした。以下、図9を参照し、このような本発明の第3の実施形態について詳細に説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態による通信制御部250の構成を示した説明図である。図9に示したように、第3の実施形態による通信制御部250は、補正値調整部252と、信号品質補正部254と、測定レポート作成部256と、を備える。
補正値調整部252は、記憶部240に記憶されている無線通信サービスの実効通信レートに応じて補正値を調整する。この補正値は、現在起動しているアプリケーションに必要な通信レート、通信コストを考慮して、ハンドオーバー先の無線通信システムとして適した無線通信サービスがコアネットワーク側で選択されるようにするための値である。具体的には、この補正値は、信号品質取得部228により取得された受信品質を信号品質補正部254において補正するための値であり、例えばCPICHの受信レベルを減算するために用いられる。したがって、補正値調整部252は、無線通信サービスの実効通信レートが低いほど値が大きくなるように補正値を調整する。
信号品質補正部254は、信号品質取得部228により取得された例えばパイロット信号の受信品質を、補正値調整部252により調整された補正値を用いて補正する。これにより、例えば信号品質取得部228により取得されたCPICHの受信レベルが高くても、補正値調整部252により調整された補正値が大きい場合(実効通信レートが低い場合)、CPICHの受信レベルは実際より小さな値に補正される。
測定レポート作成部256は、信号品質補正部254による補正後の受信品質に基づき、コアネットワーク側に報告するための測定レポートを作成する。そして、通信部216が、測定レポート作成部256により作成された測定レポートをコアネットワーク側に送信する。さらに、コアネットワーク側は、携帯端末20から送信された測定レポートに基づき、携帯端末20のハンドオーバーを制御する。
ここで、実効通信レートの低い無線通信サービスの測定レポートは、実際より低い受信品質に基づいて作成される。このため、携帯端末20のハンドオーバー先の無線通信サービスとして実効通信レートの低い無線通信サービスがコアネットワーク側で選択されてしまう場合を抑制することができる。
なお、コアネットワークがハンドオーバー制御に際して携帯端末20において推定された実効通信レートを用いるよう設計されている場合、携帯端末20は、信号品質取得部228により取得された受信品質および実効通信レート情報を個別に含む測定レポートを送信してもよい。
また、無線通信サービス間のハンドオーバーを実現するために、異なる無線通信サービスのコアネットワークが通信するための通信路が確保されていることが望まれる。例えば、図1に示した第1のコアネットワーク40が携帯端末20から第1の無線通信サービスおよび第2の無線通信サービスの測定レポートを受信し、携帯端末20は第2の無線通信サービスにハンドオーバーすべきと判断した場合を考える。この場合、第1のコアネットワーク40と第2のコアネットワーク60との間に有線または無線の通信路が確保されていれば、第1のコアネットワーク40と第2のコアネットワーク60が携帯端末20のハンドオーバーのための情報を交換することが可能である。
<6.第4の実施形態>
続いて、本発明の第4の実施形態を説明する。第4の実施形態も、第3の実施形態と同様に、携帯端末20からの測定レポートの報告に関するものである。以下、図10を参照し、本発明の第4の実施形態について詳細に説明する。
図10は、本発明の第4の実施形態による通信制御部250’の構成を示した説明図である。図10に示したように、第4の実施形態による通信制御部250’は、補正値調整部252と、信号品質補正部254と、測定レポート作成部256と、アプリケーション判断部258と、切替部259と、を備える。第3の実施形態と実質的に同一な構成の説明は割愛し、第3の実施形態と異なる構成に重きをおいて説明する。
アプリケーション判断部258は、起動する、または起動中のアプリケーションの通信レートに対する敏感性を判断する。例えば、アプリケーション判断部258は、映像や音声などのストリーミングデータを通信するアプリケーションは通信レートに対して敏感であり、Webブラウザなどのアプリケーションは通信レートに対して敏感でないと判断する。
切替部259は、アプリケーション判断部258による判断結果に応じ、信号品質取得部228により取得された受信品質の供給先を、信号品質補正部254と測定レポート作成部256との間で切り替える。
ここで、アプリケーションが通信レートに対して敏感でない場合、実効通信レートが低い無線通信サービスがハンドオーバー先として選択されても支障は少ないので、信号品質補正部254において実効通信レートに基づく受信品質の補正を行う意義が薄い。そこで、切替部259は、アプリケーションが通信レートに対して敏感であると判断された場合には信号品質取得部228により取得された受信品質を信号品質補正部254に供給し、アプリケーションが通信レートに対して敏感でないと判断された場合には信号品質取得部228により取得された受信品質を測定レポート作成部256に供給する。
すなわち、本発明の第4の実施形態によれば、アプリケーションが通信レートに対して敏感でないと判断された場合には、実効通信レートに基づく受信品質の補正処理をバイパスすることが可能である。
<7.まとめ>
以上説明したように、本発明の第1の実施形態による携帯端末20は、無線通信サービスとの接続確立前に、無線通信サービスの実効通信レートを推定できる。さらに、本発明の第1の実施形態による携帯端末20は、推定した実効通信レートに基づき、アプリケーションに適した無線通信サービスを接続先として選択することが可能である。
また、本発明の第2の実施形態によれば、実効通信レートを推定するためのテーブルまたは関数などを、実環境に応じて適切に更新することができる。また、本発明の第3の実施形態によれば、携帯端末20のハンドオーバー先の無線通信サービスとして実効通信レートの低い無線通信サービスがコアネットワーク側で選択されてしまう場合を抑制することができる。さらに、本発明の第4の実施形態によれば、アプリケーションが通信レートに対して敏感でないと判断された場合には、実効通信レートに基づく受信品質の補正処理をバイパスすることが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の携帯端末20の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、携帯端末20の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、携帯端末20に内蔵されるCPU201、ROM202およびRAM203などのハードウェアを、上述した携帯端末20の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
20 携帯端末
30 第1の基地局
40 第1のコアネットワーク
50 第2の基地局
60 第2のコアネットワーク
216 通信部
220 相関検出部
224 混雑度算出部
228 信号品質取得部
232 最大通信レート推定部
236 実効通信レート推定部
240 記憶部
250、250’ 通信制御部
252 補正値調整部
254 信号品質補正部
256 測定レポート作成部
258 アプリケーション判断部
259 切替部
260 データサイズ測定部
262、264、266 平均値算出部
268 最大通信レート逆算部
270 テーブル更新部

Claims (17)

  1. 無線通信サービスを提供する基地局から送信される無線信号を受信する受信部と;
    前記受信部による無線信号の受信結果に基づいて前記無線通信サービスの混雑度を算出する混雑度算出部と;
    前記混雑度算出部により算出された前記混雑度を利用して前記無線通信サービスの実効通信レートを推定する実効通信レート推定部と;
    を備える、無線通信装置。
  2. 前記無線通信装置は、前記受信部により受信される無線信号の信号品質に基づいて前記無線通信サービスの最大通信レートを推定する最大通信レート推定部をさらに備え、
    前記実効通信レート推定部は、前記最大通信レート推定部により推定された前記最大通信レート、および前記混雑度算出部により算出された前記混雑度に基づいて前記実効通信レートを推定する、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記最大通信レート推定部は、前記受信部により受信される無線信号の信号品質が高いほど前記最大通信レートが高くなる基準に従って前記最大通信レートを推定する、請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記最大通信レート推定部は、前記信号品質と前記最大通信レートの関係を示すテーブルを参照することにより、前記受信部により受信される無線信号の信号品質に対応する前記最大通信レートを推定する、請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記実効通信レート推定部は、前記混雑度算出部により算出される前記混雑度が高いほど前記最大通信レートに対する前記実効通信レートが低くなる基準に従って前記実効通信レートを推定する、請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記無線通信装置は、
    前記基地局がスクランブルコードで周波数拡散された無線信号を送信する場合、前記受信部により受信された無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関を検出する相関検出部をさらに備え、
    前記混雑度算出部は、前記相関検出部により検出された最も大きい相関と、他の相関との関係から前記混雑度を算出する、請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記混雑度算出部は、前記相関検出部により検出された最も大きい相関と、最も小さい相関との比率を前記混雑度として算出する、請求項6に記載の無線通信装置。
  8. 前記相関検出部は、前記受信部により受信された無線信号と、3段階セルサーチにおける第2ステップにおいて特定されたスクランブルコードグループに含まれる前記複数のスクランブルコードの各々との相関を検出する、請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 前記基地局がOFDMA方式で無線信号を送信する場合、前記混雑度算出部は、前記受信部により受信される無線通信から得られる情報に基づき、全サブキャリア数に対する割り当て済みのサブキャリア数を前記混雑度として算出する、請求項5に記載の無線通信装置。
  10. 前記無線通信装置は、
    前記基地局との接続後に実際の実効通信レートを測定する測定部と;
    前記実効通信レート推定部の基準に従うと前記測定部により測定された前記実効通信レートが推定されるような最大通信レートを前記混雑度算出部により算出された混雑度を用いて逆算する最大通信レート逆算部と;
    前記最大通信レート逆算部による逆算により得られた最大通信レートと、前記受信部により受信される無線信号の信号品質の関係に基づいて前記テーブルを更新する更新部と;
    を備える、請求項4に記載の無線通信装置。
  11. 前記無線通信装置は、
    実効通信レート推定部により推定された前記実効通信レートを無線通信サービスごとに記憶する記憶部と;
    前記記憶部に記憶された無線通信サービスごとの前記実効通信レートを参照して接続先の無線通信サービスを選択する接続先選択部と;
    を備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  12. 前記無線通信装置は、
    前記無線信号の受信品質を、前記実効通信レート推定部により推定された実効通信レートに応じて補正する補正部と;
    前記補正部により補正された受信品質に基づいて測定レポートを作成する作成部と;
    前記作成部により作成された前記測定レポートを前記基地局に送信する送信部と;
    を備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  13. 前記補正部は、前記実効通信レート推定部により推定された実効通信レートが低い場合、前記無線信号の受信品質が相対的に悪くなるような補正を行う、請求項12に記載の無線通信装置。
  14. 前記無線通信装置は、
    前記無線通信装置が利用するアプリケーションの通信レートに対する敏感性を判断するアプリケーション判断部をさらに備え、
    前記作成部は、前記アプリケーションが通信レートに対して敏感でないと判断された場合、補正されていない前記無線信号の受信品質に基づいて前記測定レポートを作成する、請求項13に記載の無線通信装置。
  15. コンピュータを、
    無線通信サービスを提供する基地局から送信される無線信号を受信する受信部と;
    前記受信部による無線信号の受信結果に基づいて前記無線通信サービスの混雑度を算出する混雑度算出部と;
    前記混雑度算出部により算出された前記混雑度を利用して前記無線通信サービスの実効通信レートを推定する実効通信レート推定部と;
    として機能させるための、プログラム。
  16. 無線通信サービスを提供する基地局から送信される無線信号を受信するステップと;
    前記無線信号の受信結果に基づいて前記無線通信サービスの混雑度を算出するステップと;
    前記混雑度を利用して前記無線通信サービスの実効通信レートを推定するステップと;
    を含む、無線通信方法。
  17. 無線通信サービスを提供する基地局と;
    前記基地局から送信される無線信号を受信する受信部、
    前記受信部による無線信号の受信結果に基づいて前記無線通信サービスの混雑度を算出する混雑度算出部と、および、
    前記混雑度算出部により算出された前記混雑度を利用して前記無線通信サービスの実効通信レートを推定する実効通信レート推定部、
    を有する無線通信装置と;
    を備える、無線通信システム。
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