JPWO2014050449A1 - 基地局および端末 - Google Patents

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Abstract

基地局と端末が通信する無線通信システムにおいて、端末が効率良く接続先を切り替える。端末は、位置情報測定部を備え、位置情報を基地局へ通知し、基地局から送信された接続基地局情報に基づいて、接続基地局情報の同期信号を生成し、接続基地局と通信を行う。第一の基地局に端末情報を送信し、該第一の基地局から通知された情報に基づいて第二の基地局との通信を開始する。前記端末情報は位置情報であり、GPSもしくは測位用の参照信号により得られる情報である。

Description

本発明は、基地局および端末に関する。
携帯電話等の無線通信システムでは、広いエリアを面的にカバーするよう複数の基地局(eNB:evolved NodeB)を配置し、各基地局は端末(UE:User Equipment)と接続することでデータ通信を行うとともに、その接続を管理している。各基地局が端末と接続可能な範囲(通信エリア)はセルと呼ばれ、セルがいくつかの範囲に分割されたエリアはセクタと呼ばれ、各基地局はセル又はセクタを単位として端末との接続を管理する。
近年、スマートフォン等の普及によるトラフィック量の増加に伴い、トラフィックの分散が要求される。そこで、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、セル半径が大きく広い領域を通信エリアとするセル(例えば、マクロセルであり、以下ではマクロセルと称する)内に、小電力基地局(LPN:Low Power Node、ピコセル基地局、フェムトセル基地局等)が構成するセル(ピコセル、フェムトセル、スモールセル等であり、以下ではスモールセルと称する)を配置することが提案されている(非特許文献1)。ここで、小電力基地局とは、マクロセル基地局より送信電力が小さい基地局をいう。
Ericsson,RWS−120003,Views on Rel−12,June,2012.
非特許文献1では、マクロセル内に複数のスモールセルを配置することが開示されているが、例えば、端末の接続先をマクロセルの基地局からスモールセルの基地局に変更する場合の手順や新たな接続先の決定方法等、接続先の切り換えに関する具体的な実現手段は開示されていない。
さらに、現在のセルラシステムで用いられている方法(例えば、ハンドオーバやセルサーチ)を適用すると、端末は周辺の基地局から送信される同期信号を検出し、各セルの受信電力を測定し、最も受信電力が高いセルの基地局を新たな接続先とする。この場合、端末は、検出可能となる全てのセルの受信電力を測定するため、特にスモールセルが密に配置された環境では、端末は多数のセルを検出する必要があり、端末のバッテリーの消費の問題等が生じる。また、端末は、ハンドオーバの処理の際に必要な情報をコアネットワークに通知する必要があるため、接続先を迅速に切り替えることができないという問題が生じる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、端末が効率良く接続先を切り替えることを可能とする基地局および端末を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明に係る基地局および端末の各構成は、次の通りである。
(1)本発明の一態様による端末は、基地局と通信を行う端末であって、
第一の基地局に端末情報を送信し、該第一の基地局から通知された情報に基づいて第二の基地局との通信を開始することを特徴とする。
(2)また、本発明の一態様による端末は上記の端末であって、前記端末情報は、位置情報であることを特徴とする。
(3)また、本発明の一態様による端末は上記の端末であって、前記位置情報は、GPSにより得られる情報であることを特徴とする。
(4)また、本発明の一態様による端末は上記の端末であって、前記位置情報は、測位用の参照信号により得られる情報であることを特徴とする。
(5)また、本発明の一態様による端末は上記の端末であって、前記端末情報は、受信品質であることを特徴とする。
(6)また、本発明の一態様による端末は上記の端末であって、前記第一の基地局との通信を開始する際には、セルサーチと同期を行い、前記第二の基地局との通信が指示された場合には、同期を行うことを特徴とする。
(7)また、本発明の一態様による端末は上記の端末であって、前記第一の基地局から通知された複数の第二の基地局と同期を行い、受信品質を測定することを特徴とする。
(8)また、本発明の一態様による端末は上記の端末であって、測定された全ての第二の基地局の受信品質に関する情報を前記第一の基地局に通知することを特徴とする。
(9)また、本発明の一態様による端末は上記の端末であって、前記第二の基地局との通信における受信品質が所定の値以下となった場合に、前記第一の基地局に端末情報を送信し、前記第一の基地局から送信された情報に基づいて第三の基地局と通信を開始することを特徴とする。
(10)また、本発明の一態様による基地局は、端末を制御する基地局であって、前記端末から通知された端末情報を受信し、接続基地局情報を該端末へ送信することを特徴とする。
(11)また、本発明の一態様による基地局は上記の基地局であって、前記端末情報は、位置情報であることを特徴とする。
(12)また、本発明の一態様による基地局は上記の基地局であって、前記位置情報は、GPSにより得られる情報であることを特徴とする。
(13)また、本発明の一態様による基地局は上記の基地局であって、前記位置情報は、測位用の参照信号により得られる情報であることを特徴とする。
(14)また、本発明の一態様による基地局は上記の基地局であって、前記端末情報は、受信品質であることを特徴とする。
(15)また、本発明の一態様による基地局は上記の基地局であって、前記端末情報から位置情報を把握し、該位置情報に基づいて、前記接続基地局情報を決定することを特徴とする。
(16)また、本発明の一態様による基地局は上記の基地局であって、前記接続基地局情報は、前記端末と前記第二の基地局との距離に基づいて決定することを特徴とする。
(17)また、本発明の一態様による基地局は、端末を制御する基地局であって、前記端末から通知された前記端末情報を受信し、候補基地局を該端末へ送信し、該端末から受信品質を受信し、接続基地局情報を該端末へ送信することを特徴とする。
この発明によれば、端末が接続先を変更する場合において、効率良く接続先を切り替えることができる。
第1の実施形態における通信システムの構成例を示す概略図である。 マクロセル基地局100がセクタを単位として端末300との接続を管理する通信システムの構成例を示す概略図である。 第1の実施形態における通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態の他の態様を表す通信システムの構成例を示す概略図である。 第1の実施形態におけるマクロセル基地局100及び小電力基地局200−xの構成例を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態における端末300の構成例を示す概略ブロック図である。 第2の実施形態における通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態における端末300の構成例を示す概略ブロック図である。 第3の実施形態における通信システムの構成例を示す概略図である。 第3の実施形態における通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における通信システムの構成例を示す概略図である。図1に示すように、本実施形態における通信システムは、マクロセル基地局(第一の基地局)100によって広い領域を通信エリアとするマクロセル10(マクロエリア)内に、小電力基地局200−x(xは任意の正整数、本実施形態の例では1≦x≦4)で構成される領域を通信エリアとするスモールセル20−xで構成されている。また、端末300は、図1に示すように、マクロエリア内の任意の位置に存在しているものとする。
なお、マクロセル基地局と小電力基地局の違いは、送信電力の違いを前提とするが、これに限定されない。また、ピコセル基地局とフェムトセル基地局のように、スモールセルに含まれる基地局間でもカバーする通信エリア(セル)が異なることがあるが、このような環境も本発明を適用することができる。また、マクロセル基地局と小電力基地局はバックホール回線で接続されており、光ファイバやX2インターフェースのような有線を用いてもよいし、リレー基地局のような無線を用いてもよい。
また、以下の実施形態では、マクロエリアをカバーするマクロセル基地局が端末の接続を管理して小電力基地局への接続をアシストする方法を記載するが、マクロセル基地局と小電力基地局の区別は送信電力のみならず、既にサービスインしている方式をサポートする後方互換性のあるセルと、新しく定義される後方互換性のないセルとで区別してもよい。
本実施形態では、一例として図1の通信システムを想定するが、マクロセル内に少なくとも1つのスモールセルが構成された通信システムであれば、本実施形態を適用することができ、セル数、基地局の数、端末の数、セルの種類(例えば、ピコセル、フェムトセル等)、基地局の種類等は本実施形態に限定されない。また、マクロセル基地局100がセクタを単位として端末300との接続を管理する通信システムであってもよい。図2は、マクロセル基地局100がセクタを単位として端末300との接続を管理する通信システムの構成例を示す概略図である。図2のようにマクロセル基地局100の一方向のセクタでマクロセル10を構成し、マクロセル10内に少なくとも1つのスモールセル20−xが配置される。これらの点は、第1の実施形態のみならず他の実施形態も同様である。また、図1は、スモールセルがマクロセル内に完全にオーバーラップしているが、部分的にオーバーラップしていてもよいし、オーバーラップしていなくてもよく、これに限定されない。
本実施形態では、各セルの基地局(マクロセル基地局100及び小電力基地局200−x)は、定期的に同期信号(SS:Synchronization Signal)、トラッキング信号、測定用信号(例えば、セル固有の参照信号、共通パイロット信号等)を送信する。ここで、同期信号は、例えば3GPP(The Third Generation Patrnership project)で定義されているPSS(Primary SS)やSSS(Secondary SS)のような搬送周波数やセルIDを探索(セルサーチ)するための信号である。トラッキング信号は、受信信号のサンプル点を同期信号よりも正確に同定するための信号である。測定用信号は、受信品質を測定するための信号である。なお、全ての基地局は、必ずしもこれら全ての信号を送信する必要はなく、例えば、トラッキング信号と測定用信号のみを送信する等、一部の信号だけを送信する方法でもよいし、各信号の信号形式を変更してもよい。また、例えば、マクロセル基地局が後方互換性を維持する方法を用いて、小電力基地局が新しい方式を用いる(例えば、3GPPではNCT(New Carrier Typeと称される)といった、マクロセル基地局100と小電力基地局200−xとで異なる同期方法を用いてもよい。したがって、例えば、マクロセル基地局100は全ての信号が含まれる信号形式であるが、小電力基地局200−xはトラッキング信号と測定用信号のみが含まれる信号形式とすることができる。また、トラッキング信号と測定用信号は同じ信号であってもよく、以下では、トラッキング信号と測定用信号は同一の信号形式であるものとする。また、以下では、マクロセル基地局と小電力基地局で異なる周波数を用いることを前提とするが、これに限定されない。
なお、本発明に係る実施形態では、搬送周波数の探索とセルIDの探索をセルサーチと定義し、サンプル点の同定を同期と定義するが、同様の処理を行っていれば本質的に同一である。
まず、本実施形態における処理の流れについて説明する。図3は、本実施形態における通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図3において、接続基地局(第二の基地局)とは、新たな接続先となる基地局を表し、小電力基地局200−xのうちいずれかの基地局である。
端末300は、各基地局から送信された同期信号のうち、マクロセル基地局100から送信された同期信号(つまり、マクロセル10で通信を行うための同期信号)を検出する(ステップS101)。このとき、端末300は、システムで定められているセル毎の周波数割り当てを参照し、マクロセル10が使用する周波数の同期信号を検出する。なお、マクロセル10の同期信号を探索する方法は、候補となる全てのセルIDを用いて同期信号のレプリカを生成し、受信した同期信号との相関が最も高くなるセルIDを探すといった方法等が用いられる。また、マクロセル10とスモールセル20−xとの信号形式の違いからマクロセル10の同期信号と判別してもよい。さらに、端末300は、マクロセル基地局100に接続する(ステップS102)。
端末300は、端末300の位置情報(端末情報)を測定する(ステップS103)。なお、位置情報とは、端末300の地理的な位置を表す情報又は相対的な位置を表す情報であればよい。地理的な位置を表す情報としては、例えば、GPS(Global Positioning System)を用いて測定した情報であり、相対的な位置を表す情報としては、例えば、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE−Advanced)の場合のような、マクロセル基地局100から送信されるPositioning参照信号等を用いて測定した情報でもよい。また、位置情報以外にも、セル固有の参照信号を用いて測定した各基地局との間の受信品質を用いてもよい。なお、ステップS103の処理は、ステップS101及びステップS102よりも前に処理を行ってもよく、端末300が位置情報を測定できるタイミングであればよい。
端末300は、位置情報をマクロセル基地局100に通知する(ステップS104)。
マクロセル基地局100は、端末300から通知された位置情報に基づいて、接続基地局を決定する(ステップS105)。マクロセル基地局100は、端末300の位置情報と各小電力基地局200−xとの距離を計算し、最も距離が短い小電力基地局200−xのセルIDを接続基地局情報とすることが好ましい。例えば、図1において、端末300は小電力基地局200−4との距離が最も近い場合、接続基地局情報をスモールセル20−4のセルIDとする。なお、接続基地局情報は、接続先のセルや基地局を特定できる情報であればよく、セルIDに限定されない。
また、マクロセル基地局100は、端末300の位置情報を測定し、その結果を考慮して接続基地局を決定してもよい。例えば、マクロセル基地局100は、端末300が送信する参照信号、制御信号を用いて、位置情報を測定する。これにより、マクロセル基地局100は、端末300から通知された位置情報と自局が測定した位置情報を用いて、接続基地局を決定できる。
また、ステップS105において、マクロセル基地局100は、位置情報に加えて、各基地局の接続状況を考慮して接続基地局を決定してもよい。図4は、第1の実施形態の他の態様を表す通信システムの構成例を示す概略図である。例えば、図4のように、小電力基地局200−1及び小電力基地局200−2にはそれぞれ端末400−1及び端末400−2が接続され、小電力基地局200−3及び200−4には端末が接続されていない場合、端末が接続されていない小電力基地局(小電力基地局200−3及び小電力基地局200−4)のうち、端末300との距離が近い小電力基地局を接続基地局とする。
マクロセル基地局100は、バックホール回線を通じて、接続基地局に接続要求(例えば、ハンドオーバリクエスト)を通知する(ステップS106)。接続基地局は、接続可能か否かを判断し、マクロセル基地局100に許可通知(例えば、ハンドオーバリクエストACK/ NACK)を通知する(ステップS107)。接続基地局は、接続可能な場合、スケジューリング等の接続準備を行う。
マクロセル基地局100は、端末300に対して、接続先をマクロセル基地局100から接続基地局に変更するよう指示する(ステップS108)。
端末300は、接続基地局の同期信号や測定用信号を検出する(ステップS109)。なお、接続基地局の信号を検出する方法は、ステップS101と同様でもよいし、信号形式が異なればその信号形式に基づいた同期処理を行ってもよい。また、接続基地局の搬送周波数の同期信号を検出してもよいし、接続基地局のセルIDやセル毎の信号形式の違い等から接続基地局の信号と判断してもよい。最後に、端末300は、接続基地局に接続する(ステップS110)。
以上のように、本実施形態では、端末300はマクロセル基地局100に接続し、端末300の位置情報をマクロセル基地局100へ通知する。また、マクロセル基地局100は、小電力基地局200−xのうち端末300との距離に基づいて選択した小電力基地局200−xを接続基地局(新たな接続先)とし、端末300は接続先をマクロセル基地局100から接続基地局に切り替える。従来のセルサーチを用いてマクロセル基地局から小電力基地局へ接続を切り替える場合、端末は検出可能な全ての基地局からの信号を検出する必要があった。しかし、本実施形態を用いると、端末は、マクロセル基地局からの同期信号と、マクロセル基地局が指定した接続基地局の測定用信号のみを検出すればよいため、信号の検出処理を削減し、効率良く接続先を変更することができる。
図5は、第1の実施形態におけるマクロセル基地局100及び小電力基地局200−xの構成例を示す概略ブロック図である。図5を用いて、本実施形態におけるマクロセル基地局100について説明する。
マクロセル基地局100は、位置情報検出部101−1、接続基地局決定部101−2、情報データ生成部101−3、物理レイヤ制御部102、符号化部103、変調部104、参照信号生成部105、制御信号生成部106、同期信号生成部107、リソースマッピング部108、IFFT部109、CP挿入部110、送信部111、送信アンテナ部112、受信アンテナ部121、受信部122、制御情報検出部123、及び、情報データ検出部124を備えている。なお、位置情報検出部101−1、接続基地局決定部101−2、及び、情報データ生成部101−3は上位レイヤ101と称される。また、上記基地局100の一部あるいは全部をチップ化して集積回路となる場合、各機能ブロックに対して制御を行なうチップ制御回路(図示せず)を有する。なお、図5では、送信アンテナ数及び受信アンテナ数を1本としているが、アンテナ本数は複数であってもよい。
上りリンクにおいて、マクロセル基地局100は、受信アンテナ部121を介して、端末300が送信した信号を受信する。ここで、マクロセル基地局100が受信した信号には、制御信号と上りデータ信号等が含まれる。
制御信号には、基地局100が下りリンクにおいて送信する送信信号のパラメータに関する情報等が含まれる。送信信号のパラメータに関する情報としては、チャネル品質指標(CQI:Channel Quality Indicator)、MIMO伝送のランク数・空間多重数(RI:Rank Indicator)、その他下りリンクのスケジューリングに関する情報等が該当する。スケジューリングとは、あるデータを送信するに際し、どの時間(タイミング)で、どの周波数帯域で送信するかを決定することをいい、スケジューリング情報とは、前記決定した時間、周波数帯域に関する情報をいう。例えば、LTE、LTE−Aでは、情報データ等をどのリソースブロックに割り当てるかを決定することをいう。なお、リソースブロックとは、OFDM伝送においては、1つのサブキャリアと1つのOFDMシンボルから成る信号を配置する最小単位であるリソースエレメントを複数集めて構成される信号の割当て単位である。また、制御信号には、位置情報を含めることもできる。なお、制御信号は、上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)等を用いて送信される。
上りデータ信号には、上位レイヤ101で必要とする情報が含まれている。本実施形態では、位置情報を上りデータ信号に含める。なお、上位レイヤ101の制御信号は、上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)等を用いて送信される。
受信部122は、受信した信号を信号検出処理等のデジタル信号処理が可能な周波数帯へダウンコンバート(無線周波数変換)し、さらにフィルタリング処理を行う。また、フィルタリング処理した信号をアナログ信号からデジタル信号に変換(A/D変換:Analog to Digital変換)し、制御信号を制御情報検出部123へ出力し、上りデータ信号を情報データ検出部124へ出力する。
制御情報検出部123は、受信部122から入力された制御信号に対して、復調処理及び復号処理等を行い、制御情報を検出し、物理レイヤ制御部102へ出力する。
情報データ検出部124は、受信部122から入力された上りデータ信号に対して、復調処理及び復号処理等を行い、上り情報データを検出し、上位レイヤ101(位置情報検出部101−1)へ出力する。なお、上り情報データには、端末300から送信された位置情報(図3のステップS104)を含めることができる。
上位レイヤ101は、情報データ検出部124から入力された上り情報データを取得する。ここで、上位レイヤは、RRC(radio Rink Control)レイヤを含むものとする。
位置情報検出部101−1は、端末300から通知された上り情報データから位置情報を検出し、接続基地局決定部101−2へ出力する。接続基地局決定部101−2は、位置情報検出部101−1から入力された位置情報に基づいて、接続基地局情報を決定する(図3のステップS105)。
また、接続基地局決定部101−2は、バックホール回線を通じて、接続基地局に接続要求を通知し(図3のステップS106)、接続基地局から接続許可通知が受信される(図3のステップS107)。なお、ステップS106及びステップS107のような他の基地局との情報のやりとりに関しては、バックホール回線を通じて、マクロセル基地局の上位レイヤ101と小電力基地局の上位レイヤ101で行えばよく、接続基地局決定部101−2に限定されない。
端末300から通知された許可通知がハンドオーバを許可する旨を示す通知(例えば、ハンドオーバリクエストACK)の場合、マクロセル基地局100は端末300の接続先を変更する。この場合、接続基地局決定部101−2は、接続基地局情報を情報データ生成部101−3へ出力する。また、位置情報検出部101−1は、接続基地局情報以外の送信データ(接続基地局情報以外の上位レイヤ101が端末300へ送信するデータ)があれば、情報データ生成部101−3へ出力する。情報データ生成部101−3は、入力された接続基地局情報及び接続基地局情報以外の送信データを予め定められた信号形式に変換し、下り情報データとする。ここで、下り情報データとは、MAC(Medium Access Control)レイヤから物理レイヤに転送されるデータ及び、これらのパラメータを制御するRRC(Radio Resource Control)レイヤで設定されたパラメータを含んでいる。また、情報データ生成部101−3は、下り情報データを物理レイヤ制御部102へ出力する。
一方、端末300から通知された許可通知がハンドオーバを許可しない旨を示す通知(例えば、ハンドオーバリクエストNACK)の場合、マクロセル基地局100は端末300の接続先を変更しない。この場合、位置情報検出部101−1は、接続基地局情報以外の送信データを情報データ生成部101−3へ出力し、情報データ生成部101−3は、入力された接続基地局情報以外の送信データのみを下り情報データとし、下り情報データを物理レイヤ制御部102へ出力する。
このように、上位レイヤ101では、マクロセル基地局100が端末300の接続先を変更する場合のみ、接続基地局情報に関する下りデータ情報を生成する(図3のステップS108)。
物理レイヤ制御部102は、情報データ生成部101−3から入力された下り情報データを符号化部103へ出力する。また、物理レイヤ制御部102は、制御情報検出部123から入力された制御情報に基づいて、参照信号の生成パターンを決定し、参照信号の生成パターンを参照信号生成部105へ出力する。また、物理レイヤ制御部102は、制御情報検出部123から入力された制御情報を制御信号生成部106へ出力する。
符号化部103は、情報データ生成部101−3から入力された下り情報データに対して誤り訂正符号化を行う。符号化部103が誤り訂正符号化を行う際に用いる符号化方式は、例えば、ターボ符号化(turbo coding)、畳み込み符号化(convolutional coding)、低密度パリティ検査符号化(LDPC:low density parity check coding)等である。なお、符号化部103は、誤り訂正符号化したデータ系列の符号化率(coding rate)をデータ伝送率に対応する符号化率に合わせるために、符号化ビット系列に対してレートマッチング処理を行ってもよい。また、符号化部103は、誤り訂正符号化したデータ系列を並び替えてインターリーブする機能を有してもよい。
変調部104は、符号化部103から入力された信号を変調して変調シンボルを生成する。変調部104が行う変調処理は、例えば、BPSK(Binary Phase Shift Keying;2相位相変調)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying;4相位相変調)、QAM(Quadrature Amplitude Modulation;直交振幅変調)等である。なお、変調部104は、生成した変調シンボルを並び替えてインターリーブする機能を有してもよい。
参照信号生成部105は、参照信号(パイロット信号)を生成し、生成した参照信号をリソースマッピング部108に出力する。ここで、参照信号は、マクロセル基地局100から端末300の伝搬路特性の推定、受信電力の測定、測位等をするために用いる。
制御信号生成部106は、物理レイヤ制御部102から入力された制御情報から制御信号を生成する。なお、制御信号に誤り訂正符号化及び変調処理を施してもよい。
同期信号生成部107は、セルIDから予めシステムで定められたルールに従って同期信号を生成する。
リソースマッピング部108は、制御情報生成部106で生成されたリソース割当情報に基づいて、変調シンボル、参照信号、制御信号及び同期信号をリソースエレメントにマッピングする(リソースマッピングと呼ばれる)。
IFFT部109は、リソースマッピング部108から入力された周波数領域信号に対して高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)して時間領域信号に変換する。IFFT部109は、周波数領域信号を時間領域信号に変換できれば、IFFTの代わりに、他の処理方法、例えば、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)を用いてもよい。
CP挿入部110は、IFFT部109から入力された時間領域信号(有効シンボルと呼ぶ)にCP(Cyclic Prefix)を付加してOFDMシンボルを生成する。CPとは、遅延波によって生じるマルチパス干渉を回避することを目的として付加するガード区間である。
送信部111は、CP挿入部110から入力されたOFDMシンボルを、デジタル信号からアナログ信号に変換(D/A変換:Digital to Analog変換)する。また、送信部111は、生成したアナログ信号に対してフィルタリング処理により帯域制限して帯域制限信号を生成し、生成した帯域制限信号を無線周波数帯域にアップコンバートし、送信アンテナ部112から送信する。
次に、図5を用いて、本実施形態における小電力基地局200―xについて説明する。
小電力基地局200−xは、マクロセル基地局100と同じ構成であるが、上位レイヤ101の処理が異なる。
上位レイヤ101は、バックホール回線を通じて、マクロセル基地局100から接続要求が通知される(図3のステップS106)。上位レイヤ101は、端末300と接続可能か否かを判断し、マクロセル基地局100に許可通知(ハンドオーバリクエストACK/ NACK)を通知する(図3のステップS107)。
小電力基地局200−xは、接続基地局情報の決定を行わないため、上位レイヤ101では、マクロセル基地局100が端末300の接続先を変更しない場合と同様に、情報データ生成部101−3は、上位レイヤ101が端末300へ送信するデータのみを下り情報データとし、下り情報データを物理レイヤ制御部102へ出力する。
次に、本実施形態における端末300について説明する。図6は、第1の実施形態における端末300の構成例を示す概略ブロック図である。
端末300は、受信アンテナ部151、受信部152、同期部153、CP除去部154、制御情報検出部155、FFT部156、伝搬路推定部157、伝搬路補償部158、復調部159、復号部160、位置情報測定部161、受信品質算出部162、物理レイヤ制御部163、上位レイヤ164、制御信号生成部171、データ信号生成部172、送信部173、及び、送信アンテナ部174を備えている。なお、上記端末300の一部あるいは全部をチップ化して集積回路となる場合、各機能ブロックに対して制御を行なうチップ制御回路(図示せず)を有する。なお、図6では、送信アンテナ数及び受信アンテナ数を1本としているが、アンテナ本数は複数本であってもよい。
端末300は、受信アンテナ部151を介して、マクロセル基地局100及び小電力基地局200−xから送信された信号を受信する。
受信部152は、受信アンテナ部151から入力された無線周波数信号をデジタル信号処理が可能な周波数帯にダウンコンバートし、さらにフィルタリング処理を行う。さらに、受信部152は、フィルタリング処理を行った信号をアナログ信号からデジタル信号にA/D変換し、変換したデジタル信号を同期部153へ出力する。
なお、マクロセル10の同期信号を検出する場合、受信部152は、無線周波数をマクロセルに割り当てられている周波数に合わせて、無線周波数信号を検出する。
同期信号生成部165では、予め、マクロセルに対応した同期信号を生成する。
同期部153は、受信部152から入力された信号から同期を行い、同期が完了した場合には、受信した信号をCP除去部154へ出力する。
なお、上述したが、マクロセル基地局100と同期をする場合にはセルサーチ及び同期を行い、マクロセル基地局100と接続が完了し、マクロセル基地局100と通信している場合には、この処理をスキップする。また、マクロセル基地局100から接続基地局情報が通知されている場合には、小電力基地局との同期を行う。
CP除去部154は、遅延波による歪を回避するために受信部から出力される信号からCPを除去し、除去された信号をFFT部156に出力する。
FFT部156は、CP除去部154から入力された信号を時間領域信号から周波数領域信号に変換する高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を行い、変調シンボル及び参照信号を伝搬路推定部157に出力し、制御信号を制御情報検出部155へ出力する。なお、FFT部156は、信号を時間領域から周波数領域に変換できれば、FFTに限らず、他の方法、例えば、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)等を行ってもよい。
伝搬路推定部157は、FFT部156が出力した信号に含まれる参照信号(伝搬路推定用のパイロット信号)をデマッピングし、パイロット信号を用いて伝搬路推定を行う。また、伝搬路推定部157は、推定した伝搬路情報を伝搬路補償部158、位置情報測定部161、及び、受信品質算出部162へ出力する。
制御情報検出部155は、受信部152が出力した信号に含まれる制御情報の検出を行う。また、制御情報検出部155は、制御情報に含まれるリソースブロック割当情報、MCS情報、HARQ情報、TPC情報等の各種情報を抽出する。そして、抽出した各種情報を検出し、復調部159及び復号部160に出力する。
伝搬路補償部158は、伝搬路推定部157から入力された伝搬路推定値に基づき、ZF(Zero Forcing;ゼロフォーシング)等化、MMSE(Minimum Mean Square Error;最小平均二乗誤差)等化等の方式を用いて、フェージングによる伝搬路歪を補正する重み係数を算出し、入力された変調シンボルに対して伝搬路補償を行う。
復調部159は、チャネル補償部158から入力された伝搬路補償後の信号に対して復調処理を行う。該復調処理は、硬判定(符号化ビット系列の算出)、軟判定(符号化ビットLLRの算出)のどちらでもよい。
復号部160は、復調部159が出力する復調後の符号化ビット系列(又は、符号化ビットLLR)に対して誤り訂正復号処理を行い、下り情報データを算出し、下り情報データを物理レイヤ制御部163に出力する。このとき、復号した情報データには、接続基地局情報が含まれている。この誤り訂正復号処理の方式は、接続している基地局が行ったターボ符号化、畳み込み符号化等の誤り訂正符号化に対応する方式である。誤り訂正復号処理は、硬判定又は軟判定のどちらも適用できる。なお、基地局が、インターリーブしたデータ変調シンボルを送信する場合には、復号部160は、誤り訂正復号処理を行う前に、入力された符号化ビット系列をインターリーブに対応するデインターリーブ処理を行う。そして、復号部160は、デインターリーブ処理が行われた信号に対して誤り訂正復号処理を行う。
位置情報測定部161は、伝搬路推定部157から入力された伝搬路情報に基づいて、端末300の位置情報を測定し(図3のステップS103)、位置情報を物理レイヤ制御部163へ出力する。なお、位置情報は、伝搬路情報に限らず、他の方法で算出してもよい。
受信品質算出部162は、伝搬路推定部157から入力された伝搬路情報に基づいて、受信品質を算出し、受信品質を物理レイヤ制御部163へ出力する。
物理レイヤ制御部163は、入力された下り情報データ(接続基地局情報等)及び位置情報を上位レイヤ164へ出力する。また、物理レイヤ制御部163は、入力された受信品質等を制御情報として、制御信号生成部171へ出力する。なお、物理レイヤ制御部163に入力された情報のうち、上位レイヤ164が管理する情報を上位レイヤ164へ出力してもよく、物理レイヤ制御部163及び上位レイヤ164で管理する情報の割り当ては、これに限定されない。
上位レイヤ164は、上位レイヤ101へ送信するデータ及び位置情報を上り情報データとし、上り情報データをデータ信号生成部172へ出力する。
制御信号生成部171は、入力された制御情報を誤り訂正符号化及び変調マッピングし、制御信号を生成する。
データ信号生成部172は、入力された上り情報データを誤り訂正符号化及び変調マッピングし、上りデータ信号を生成する。
制御信号生成部171から入力された制御信号及びデータ信号生成部172から入力された上りデータ信号を含む信号は、送信部173で、D/A変換され、上りリンクにおいて送信可能な周波数帯にアップコンバートされ、送信アンテナ部174を介して、接続するセルの基地局に送信される。
同期信号生成部165は、入力された接続基地局情報に基づいて、同期信号を生成し、同期部153へ出力する。これにより、次回の受信処理では、接続基地局情報に示された基地局からの信号を検出できるようになる。
以上のように、本実施形態における端末300は、図3のステップS101〜S104において、受信部152は、マクロセル10の周波数を用いてセルサーチし、マクロセル基地局100から送信された信号を受信し、同期部153において同期信号との同期を行う(図3のステップS101)。このとき、最も受信電力が高いと判断されたセルIDを上位レイヤ164へ通知し、マクロセル基地局100に接続が完了する(図3のステップS102)。また、位置情報測定部161では、受信信号に含まれる参照信号から位置情報を測定する(図3のステップS103)。さらに、データ信号生成部172は、位置情報を含む上りデータ信号を生成し、送信アンテナ174を介してマクロセル基地局100へ位置情報を送信する(図3のステップS104)。
図3のステップS108〜S110において、受信部152は、マクロセル10の周波数を用いてマクロセル基地局100から送信された信号を受信する(図3のステップS108)。このとき、マクロセル10との接続は完了しているため、図示していないが、同期部153では何もしない。また、下り情報データに含まれる接続基地局情報を同期信号生成部165へ出力し、同期信号生成部165では接続基地局情報に対応した同期信号を生成することによって、接続基地局の探索を行い、マクロセル基地局100から指定されたスモールセル基地局200−xと接続することができる(図3のステップS109及びS110)。
以上のように、本実施形態では、端末300はマクロセル基地局100に接続し、端末300の位置情報をマクロセル基地局100へ通知する。また、マクロセル基地局100は、通知された位置情報に基づいて接続基地局を決定し、端末300は接続先をマクロセル基地局100から接続基地局に切り替える。これにより、端末300は、マクロセル基地局からの同期信号と、接続基地局の測定用信号のみを検出すればよいため、信号の検出処理を削減し、効率良く接続先を変更することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態における処理の流れについて説明する。図7は、本実施形態における通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。また、本実施形態における通信システム、マクロセル基地局100、小電力基地局200−x、端末300の構成は第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態との相違点のみを説明する。
図7において、図3と同じ符号の処理(ステップS101からステップS104、ステップS106からステップS110)は、第1の実施形態と同様の処理を行う。
マクロセル基地局100は、端末300から通知された位置情報に基づいて、候補基地局を決定とする(ステップS301)。ここで、候補基地局とは、接続する基地局の候補となる複数の基地局を表し、候補基地局は、端末300の位置情報と各小電力基地局200−xとの距離を計算し、距離が近い複数の小電力基地局200−xのセルIDを候補基地局情報とすることが好ましい。例えば、図1において、端末300との距離が近いセルを2つ選択し、候補基地局情報を20−1、20−4のセルIDとする。なお、候補基地局の数を予め設定してもよいし、予め閾値を設定し、端末300と小電力基地局200−xとの距離が閾値以内となる基地局を候補基地局としてもよい。なお、候補基地局情報は、接続先のセルや基地局を特定できる情報であればよく、セルIDに限定されない。また、第1の実施形態と同様に、マクロセル基地局100は、端末300の接続状況を測定し、その結果を考慮して候補基地局を決定してもよい。
マクロセル基地局100は、端末300に受信品質を要求する(ステップS302)。
端末300は、周辺セルの基地局から送信された測定用信号のうち、候補基地局から送信された測定用信号を検出する(ステップS303)。また、端末300は、セル毎の測定用信号からロングターム受信品質を測定する(ステップS304)。ここで、受信品質とは、受信電力、受信SINR(Signal to Interference plus Noise power Ratio)等、各基地局が端末300へ送信した信号の受信品質を表すものであればよく、長期的な期間で観測した受信品質であることが好ましい。さらに、端末300は、セル毎のロングターム受信品質をマクロセル基地局100に通知する(ステップ305)。
マクロセル基地局100は、端末300から通知されたセル毎のロングターム受信品質に基づいて、接続基地局を決定する(ステップS306)。マクロセル基地局100は、最も受信品質が良いスモールセル20−xを選択することが望ましい。例えば、小電力基地局200−1及び小電力基地局200−4の受信電力がそれぞれ1[dBm]、4[dBm]の場合、最も受信電力が高い(最もロングターム受信品質が良い)基地局である小電力基地局200−4を接続基地局とする。
マクロセル基地局100は、端末300に対して、接続先をマクロセル基地局100からステップS306で決定した接続基地局に変更するよう指示する(ステップS106)。
次に、本実施形態における端末300について説明する。図8は、第2の実施形態における端末300の構成例を示す概略ブロック図である。
図8は、図6と同様な構成であるが、図6との違いは、受信品質算出部162では候補基地局から送信された測定用信号から各受信品質を測定し、上位レイヤへ出力する。上位レイヤ164は、入力された受信品質からロングターム受信品質を算出し、データ信号生成部172へ出力し、マクロセル基地局100へ送信する点である。なお、ロングターム受信品質は、受信品質算出部162で測定した受信品質をフィルタリング(例えば、平均化)したものである。
以上のように、本実施形態では、マクロセル基地局100は位置情報に基づいて、接続先の候補となる候補基地局を決定し、端末300から通知された接続候補基地局のロングターム受信品質に基づいて、接続基地局を決定する。受信品質は、他の端末との通信状況等によって決まるため、位置情報のみで接続基地局を決定する場合と比べて、より最適な接続先を決定することができる。したがって、本実施形態を用いると、セルサーチに必要な信号検出の処理を減らしつつ、マクロエリアのキャパシティを向上させることができる。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態における通信システムの構成例を示す概略図である。図9において、端末400−2は、矢印の方向に移動し、小電力基地局200−2(第二の基地局)がカバーするスモールセル20−2から、小電力基地局200−4(第三の基地局)がカバーするスモールセル20−4に移動する場合について考える。端末400−2は、第1の実施形態又は第2の実施形態の方法に基づいて小電力基地局200−2と接続している。
このとき、端末400−2がスモールセルに移動した場合には小電力基地局200−4につなぎかえる必要がある。本実施形態ではこのような環境下でのつなぎかえる方法を提供する。
図10は、本実施形態における通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。ここでは、端末400−2は既に小電力基地局200−2と接続しており、小電力基地局200−4へ接続を変更するものとする。
まず、小電力基地局200−2からの測定用信号を受信し、受信品質を測定する(ステップS401)。このとき、測定された受信品質が閾値以下であれば、端末400−2は他の基地局に接続した方がよいと判断し、位置情報を生成する(ステップS402)。前記位置情報は、マクロ基地局100に送信される(ステップS403)。これを受信した基地局100は、接続基地局を決定し(ステップS404)、決定された接続基地局の情報を端末400−2に送信する(ステップS405)。その後、通知された接続基地局の情報に基づいて接続基地局の同期信号を生成する(ステップS406)。その後、小電力基地局20−4が測定用信号を送信し(ステップS407)、端末400−2は測定用信号との同期を行い(ステップS408)、接続基地局に接続する(ステップS409)。なお、ステップS407で送信される測定用信号に関しては、小電力基地局200−4が周期的又は自律的に送信していてもよく、小電力基地局の測定用信号の送信タイミングは限定されない。
このように、本実施形態を適用することで、効率よくスモールセルをつなぎかえることができる。
なお、本実施形態では、スモールセル間のハンドオーバは端末が判断しているが、例えば、小電力基地局が他の基地局に接続した方がよいと判断する場合、マクロセル基地局が接続の再判断をするように要求してもよい。
本発明に関わる基地局および端末で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれる。また、上述した実施形態における基地局および端末の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。基地局および端末の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。各機能ブロックを集積回路化した場合に、それらを制御する集積回路制御部が付加される。
また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
また、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本願発明の端末は、移動局装置への適用に限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、又は非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などに適用出来ることは言うまでもない。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
本発明は、無線基地局や無線端末や無線通信システムや無線通信方法に用いて好適である。
10 マクロセル
100 マクロセル基地局
20−1、20−2、20−3、20−4 スモールセル
200−1、200−2、200−3、200−4 小電力基地局
300 端末
101 上位レイヤ
101−1 位置情報検出部
101−2 接続基地局決定部
101−3 情報データ生成部
102 物理レイヤ制御部
103 符号化部
104 変調部
105 参照信号生成部
106 制御信号生成部
107 同期信号生成部
108 リソースマッピング部
109 IFFT部
110 CP挿入部
111 送信部
112 送信アンテナ部
121 受信アンテナ部
122 受信部
123 制御情報検出部
124 情報データ検出部
151 受信アンテナ部
152 受信部
153 同期部
154 CP除去部
155 制御情報検出部
156 FFT部
157 伝搬路推定部
158 伝搬路補償部
159 復調部
160 復号部
161 位置情報測定部
162 受信品質算出部
163 物理レイヤ制御部
164 上位レイヤ
165 同期信号生成部
171 制御信号生成部
172 データ信号生成部
173 送信部
174 送信アンテナ部

Claims (17)

  1. 基地局と通信を行う端末であって、
    第一の基地局に端末情報を送信し、該第一の基地局から通知された情報に基づいて第二の基地局との通信を開始することを特徴とする端末。
  2. 前記端末情報は、位置情報であることを特徴とする請求項1に記載の端末。
  3. 前記位置情報は、GPSにより得られる情報であることを特徴とする請求項2に記載の端末。
  4. 前記位置情報は、測位用の参照信号により得られる情報であることを特徴とする請求項2に記載の端末。
  5. 前記端末情報は、受信品質であることを特徴とする請求項1に記載の端末。
  6. 請求項1記載の端末であって、
    前記第一の基地局との通信を開始する際には、セルサーチと同期を行い、前記第二の基地局との通信が指示された場合には、同期を行うことを特徴とする端末。
  7. 請求項1記載の端末であって、
    前記第一の基地局から通知された複数の第二の基地局と同期を行い、受信品質を測定することを特徴とする端末。
  8. 測定された全ての第二の基地局の受信品質に関する情報を前記第一の基地局に通知することを特徴とする請求項7記載の端末。
  9. 請求項1記載の端末であって、
    前記第二の基地局との通信における受信品質が所定の値以下となった場合に、前記第一の基地局に端末情報を送信し、前記第一の基地局から送信された情報に基づいて第三の基地局と通信を開始することを特徴とする端末。
  10. 端末を制御する基地局であって、
    前記端末から通知された端末情報を受信し、接続基地局情報を該端末へ送信することを特徴とする基地局。
  11. 前記端末情報は、位置情報であることを特徴とする請求項10に記載の基地局。
  12. 前記位置情報は、GPSにより得られる情報であることを特徴とする請求項11記載の基地局。
  13. 前記位置情報は、測位用の参照信号により得られる情報であることを特徴とする請求項11記載の基地局。
  14. 前記端末情報は、受信品質であることを特徴とする請求項10に記載の基地局。
  15. 前記端末情報から位置情報を把握し、該位置情報に基づいて、前記接続基地局情報を決定することを特徴とする請求項10に記載の基地局。
  16. 前記接続基地局情報は、前記端末と第二の基地局との距離に基づいて決定することを特徴とする請求項10に記載の基地局。
  17. 端末を制御する基地局であって、
    前記端末から通知された端末情報を受信し、候補基地局を該端末へ送信し、該端末から受信品質を受信し、接続基地局情報を該端末へ送信することを特徴とする基地局。
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