JP4499123B2 - 受付制御方法及び受付制御システム - Google Patents
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Description
前記計測帯域と前記帯域目標値の差に基づきフィードバック制御則を用いて前記セッション受付確率を算出し、
算出されたセッション受付確率に基づき前記経路の新規セッションに対する受付可否を判定し、前記判定の結果に基づき前記新規セッション受付を処理し、
前記フィードバック制御則のパラメータは、前記計測帯域の計測間隔に前記経路に流入する新規セッションの総量に基づいた安定領域内から得られる値であり、k区間に流入するセッションiの帯域をin i 、k区間に流出するセッションjの帯域をout j とし、ρ[k+1]=ρ[k]+a[k]Σ i in i −Σ j out j で表されるセッション受付確率aとネットワークの総帯域ρの変化との関係を用いて得られることにより、計測経路における帯域のオーバーシュートを抑制して総帯域量を帯域目標値近傍に収束させることができる。
前記計測帯域が予め設定された受付制御開始の帯域閾値を超えたとき前記算出されたセッション受付確率に基づき前記経路の新規セッションに対する受付可否を判定し、前記判定の結果に基づき前記新規セッション受付を処理する構成とすることができる。
前記計測帯域が予め設定された危険帯域閾値を超えたときの前記計測帯域の通知間隔を前記計測帯域が前記危険帯域閾値以下であるときの前記計測帯域の通知間隔より小さく設定する構成とすることができる。
前記経路上の総使用帯域量を計測する帯域計測手段と、
前記帯域計測手段から通知された計測帯域と前記帯域目標値の差に基づきフィードバック制御則を用いて前記セッション受付確率を算出する受付制御手段と、
前記受付制御手段で算出されたセッション受付確率に基づき前記経路の新規セッションに対する受付可否を判定し、前記判定の結果に基づき前記新規セッション受付を処理するセッション管理手段とを有し、
前記受付制御手段の用いるフィードバック制御則のパラメータは、前記計測帯域の計測間隔に前記経路に流入する新規セッションの総量に基づいた安定領域内から得られる値であり、k区間に流入するセッションiの帯域をin i 、k区間に流出するセッションjの帯域をout j とし、ρ[k+1]=ρ[k]+a[k]Σ i in i −Σ j out j で表されるセッション受付確率aとネットワークの総帯域ρの変化との関係を用いて得られることにより、計測経路における帯域のオーバーシュートを抑制して総帯域量を帯域目標値近傍に収束させることができる。
前記セッション管理手段は、前記計測帯域が予め設定された受付制御開始の帯域閾値を超えたとき前記算出されたセッション受付確率に基づき前記経路の新規セッションに対する受付可否を判定し、前記判定の結果に基づき前記新規セッション受付を処理する構成とすることができる。
前記帯域計測手段は、前記計測帯域が予め設定された危険帯域閾値を超えたときの前記計測帯域の前記受付制御手段に対する通知間隔を前記計測帯域が前記危険帯域閾値以下であるときの前記計測帯域の前記受付制御手段に対する通知間隔より小さく設定する構成とすることができる。
前記受付制御手段の用いるフィードバック制御則は、PI制御則である構成とすることができる。
前記受付制御手段の用いるフィードバック制御則は、PID制御則である構成とすることができる。
図1は、本発明の受付制御システムの一実施形態のシステム構成図を示す。同図中、帯域計測装置1は、計測経路2上の総使用帯域量を計測し、計測した帯域情報を受付制御サーバ3に通知する。
図3は、図1に示す受付制御システムの原理構成図を示す。同図中、帯域計測装置1内の帯域計測部11は、計測経路2上の総帯域量を計測する。情報通知部12は、計測帯域の通知タイミング等を管理し、帯域計測部11で計測した帯域情報を受付制御サーバ3に通知する。データベース13には計測した帯域情報等が格納される。
図4は、本発明の受付制御システムの基本処理フローチャートを示す。
図5はセッション受付確率決定の処理フローチャートを示し、図6はセッション受付確率決定を説明するための図を示す。
また、PIDフィードバック制御の場合は(2)式を用いる。なお、定数Dは微分ゲインパラメータである。
+D{(e[k]−e[k−1])−(e[k−1]−e[k−2])} …(2)
ステップS14:セッション管理サーバ4はセッション受付確率a[k]に従って新規のセッション要求の受付判定を行い、ステップS11に進む。
図7は、帯域計測装置1と受付制御サーバ4の処理に対するフィードバックモデルのブロック線図を示す。このフィードバックモデルはフィードバック制御器50と経路2を含むネットワーク51から構築されている。ここでは、k区間に流入するセッションiの帯域をini、k区間に流出するセッションjの帯域をoutjとし、セッション受付確率aで受付制御されたときのネットワークの総帯域ρの変化を表すモデルを(3)式にて表す。
なお、右辺の第1項はk番目の総帯域、第2項はk番目のセッション受付確率とk区間に流入するi個のセッションの総帯域との積、第3項はk区間に流出するj個のセッションの総帯域である。
図8は、フィードバック制御器50としてPI制御器を使用したときのフィードバックモデルのブロック線図を示す。この場合の閉ループ伝達関数G(z)は、(4)式にて表される。なお、zはz変換演算子であり、E=Σiini(k区間に流入するi個のセッションの総帯域)とする。
…(4)
このとき、閉ループ系が安定となるような制御パラメータP,IはJuryの安定判別法によって導出することができ、以下の(5),(6)式で表される。
0<I<−2P+4/E …(6)
本実施形態では、(5),(6)式に基づいて、図9に網掛けで示す安定領域内から得られるパラメータP,Iを用いて受付確率の制御を行う。また、この安定領域は、図10に示すように受付制御サーバ3が帯域情報を取得する間隔において要求される新規セッションの総帯域E=Σiiniに依存し、総帯域Eが大なるほど安定領域は小さな領域(I,Pは小さくなる)になることから、総帯域Eを大きい値に設定することにより安定領域を安全側に設計しておく。
図11は、フィードバック制御器50としてPID制御器を使用したときのブロック線図を示す。この場合も図8と同様にして、安定な制御パラメータP、I、Dを導出することができる。なお、図11において、セッション受付確率は(2)式で表され、ネットワークの総帯域ρは(3)式で表される。このPID制御器を使用したときも、PI制御器を使用したときと同様に安定領域内から得られるパラメータP,I,Dを用いて受付確率の制御を行う。
本実施形態では各セッション要求に対し、設定したセッション受付確率で受付判定を実施するため、各セッションの帯域を管理することなく、経路上の総帯域を帯域目標値に収束させることができる。
e1=0.6−0.45=0.15
a1=0.4(前の区間での計算値)となる。つまり、セッション受付確率が40%で規制される。
e2=0.6−0.53=0.07
a2=a1+1(e2−e1)+0.1・e2=0.327となる。
e3=0.6−0.59=0.01
a3=a2+1(e3−e2)+0.1・e3=0.298となる。
図18は、帯域計測装置1の処理フローチャートを示す。同図中、ステップS21で帯域計測装置1に危険帯域閾値(例えば80%)を設定し、また、帯域情報の通知間隔を通常通知間隔(例えば5min)と危険通知間隔(例えば1min)とで別々に設定する。
(付記1)
経路上で計測された総使用帯域量である計測帯域を予め設定された帯域目標値の近傍に収束するよう前記経路の新規セッション受付に対するセッション受付確率を決定する受付制御方法であって、
前記計測帯域と前記帯域目標値の差に基づきフィードバック制御則を用いて前記セッション受付確率を算出し、
算出されたセッション受付確率に基づき前記経路の新規セッションに対する受付可否を判定し、前記判定の結果に基づき前記新規セッション受付を処理する
ことを特徴とする受付制御方法。
(付記2)
付記1記載の受付制御方法において、
前記フィードバック制御則のパラメータは、前記計測帯域の計測間隔に前記経路に流入する新規セッションの総量に基づいた安定領域内から得られる値である
ことを特徴とする受付制御方法。
(付記3)
付記1又は2記載の受付制御方法において、
前記計測帯域が予め設定された受付制御開始の帯域閾値を超えたとき前記算出されたセッション受付確率に基づき前記経路の新規セッションに対する受付可否を判定し、前記判定の結果に基づき前記新規セッション受付を処理する
ことを特徴とする受付制御方法。
(付記4)
付記1乃至3のいずれか1項記載の受付制御方法において、
前記計測帯域が予め設定された危険帯域閾値を超えたときの前記計測帯域の通知間隔を前記計測帯域が前記危険帯域閾値以下であるときの前記計測帯域の通知間隔より小さく設定する
ことを特徴とする受付制御方法。
(付記5)
経路上で計測された総使用帯域量である計測帯域を予め設定された帯域目標値の近傍に収束するよう前記経路の新規セッション受付に対するセッション受付確率を決定する受付制御システムであって、
前記経路上の総使用帯域量を計測する帯域計測手段と、
前記帯域計測手段から通知された計測帯域と前記帯域目標値の差に基づきフィードバック制御則を用いて前記セッション受付確率を算出する受付制御手段と、
前記受付制御手段で算出されたセッション受付確率に基づき前記経路の新規セッションに対する受付可否を判定し、前記判定の結果に基づき前記新規セッション受付を処理するセッション管理手段と
を有することを特徴とする受付制御システム。
(付記6)
付記5記載の受付制御システムにおいて、
前記受付制御手段の用いるフィードバック制御則のパラメータは、前記計測帯域の計測間隔に前記経路に流入する新規セッションの総量に基づいた安定領域内から得られる値である
ことを特徴とする受付制御システム。
(付記7)
付記5又は6記載の受付制御システムにおいて、
前記セッション管理手段は、前記計測帯域が予め設定された受付制御開始の帯域閾値を超えたとき前記算出されたセッション受付確率に基づき前記経路の新規セッションに対する受付可否を判定し、前記判定の結果に基づき前記新規セッション受付を処理する
ことを特徴とする受付制御システム。
(付記8)
付記5乃至7のいずれか1項記載の受付制御システムにおいて、
前記帯域計測手段は、前記計測帯域が予め設定された危険帯域閾値を超えたときの前記計測帯域の前記受付制御手段に対する通知間隔を前記計測帯域が前記危険帯域閾値以下であるときの前記計測帯域の前記受付制御手段に対する通知間隔より小さく設定する
ことを特徴とする受付制御システム。
(付記9)
付記5乃至8のいずれか1項記載の受付制御システムにおいて、
前記受付制御手段の用いるフィードバック制御則は、PI制御則であることを特徴とする受付制御システム。
(付記10)
付記5乃至8のいずれか1項記載の受付制御システムにおいて、
前記受付制御手段の用いるフィードバック制御則は、PID制御則であることを特徴とする受付制御システム。
(付記11)
付記5乃至8のいずれか1項記載の受付制御システムにおいて、
前記帯域目標値及び受付制御開始の帯域閾値は、オペレータにより可変設定可能であることを特徴とする受付制御システム。
2 計測経路
3 受付制御サーバ
4 セッション管理サーバ
5,6 ユーザ端末
7 受付制御及びセッション管理サーバ
11 帯域計測部
12 情報通知部
31 情報収集部
32 計測経路管理部
33 受付確率制御部
34 受付確率設定部
41 セッション受付判定部
Claims (8)
- 経路上で計測された総使用帯域量である計測帯域を予め設定された帯域目標値の近傍に収束するよう前記経路の新規セッション受付に対するセッション受付確率を決定する受付制御方法であって、
前記計測帯域と前記帯域目標値の差に基づきフィードバック制御則を用いて前記セッション受付確率を算出し、
算出されたセッション受付確率に基づき前記経路の新規セッションに対する受付可否を判定し、前記判定の結果に基づき前記新規セッション受付を処理し、
前記フィードバック制御則のパラメータは、前記計測帯域の計測間隔に前記経路に流入する新規セッションの総量に基づいた安定領域内から得られる値であり、k区間に流入するセッションiの帯域をin i 、k区間に流出するセッションjの帯域をout j とし、ρ[k+1]=ρ[k]+a[k]Σ i in i −Σ j out j で表されるセッション受付確率aとネットワークの総帯域ρの変化との関係を用いて得られる
ことを特徴とする受付制御方法。 - 請求項1記載の受付制御方法において、
前記計測帯域が予め設定された受付制御開始の帯域閾値を超えたとき前記算出されたセッション受付確率に基づき前記経路の新規セッションに対する受付可否を判定し、前記判定の結果に基づき前記新規セッション受付を処理する
ことを特徴とする受付制御方法。 - 請求項2又は3記載の受付制御方法において、
前記計測帯域が予め設定された危険帯域閾値を超えたときの前記計測帯域の通知間隔を前記計測帯域が前記危険帯域閾値以下であるときの前記計測帯域の通知間隔より小さく設定する
ことを特徴とする受付制御方法。 - 経路上で計測された総使用帯域量である計測帯域を予め設定された帯域目標値の近傍に収束するよう前記経路の新規セッション受付に対するセッション受付確率を決定する受付制御システムであって、
前記経路上の総使用帯域量を計測する帯域計測手段と、
前記帯域計測手段から通知された計測帯域と前記帯域目標値の差に基づきフィードバック制御則を用いて前記セッション受付確率を算出する受付制御手段と、
前記受付制御手段で算出されたセッション受付確率に基づき前記経路の新規セッションに対する受付可否を判定し、前記判定の結果に基づき前記新規セッション受付を処理するセッション管理手段と
を有し、
前記受付制御手段の用いるフィードバック制御則のパラメータは、前記計測帯域の計測間隔に前記経路に流入する新規セッションの総量に基づいた安定領域内から得られる値であり、k区間に流入するセッションiの帯域をin i 、k区間に流出するセッションjの帯域をout j とし、ρ[k+1]=ρ[k]+a[k]Σ i in i −Σ j out j で表されるセッション受付確率aとネットワークの総帯域ρの変化との関係を用いて得られる
ことを特徴とする受付制御システム。 - 請求項4記載の受付制御システムにおいて、
前記セッション管理手段は、前記計測帯域が予め設定された受付制御開始の帯域閾値を超えたとき前記算出されたセッション受付確率に基づき前記経路の新規セッションに対する受付可否を判定し、前記判定の結果に基づき前記新規セッション受付を処理する
ことを特徴とする受付制御システム。 - 請求項4又は5記載の受付制御システムにおいて、
前記帯域計測手段は、前記計測帯域が予め設定された危険帯域閾値を超えたときの前記計測帯域の前記受付制御手段に対する通知間隔を前記計測帯域が前記危険帯域閾値以下であるときの前記計測帯域の前記受付制御手段に対する通知間隔より小さく設定する
ことを特徴とする受付制御システム。 - 請求項4乃至6のいずれか1項記載の受付制御システムにおいて、
前記受付制御手段の用いるフィードバック制御則は、PI制御則であることを特徴とする受付制御システム。 - 請求項4乃至7のいずれか1項記載の受付制御システムにおいて、
前記受付制御手段の用いるフィードバック制御則は、PID制御則であることを特徴とする受付制御システム。
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