JP5422494B2 - 超電導線材の金属端子接合構造体、および超電導線材と金属端子の接合方法 - Google Patents
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Description
酸化物超電導体を線材として得るためには、酸化物超電導薄膜(超電導層)上に銀や銅のような良導電性の金属層よりなる安定化層を設けるのが一般的である。安定化層は、超電導層が超電導状態から常電導状態に遷移しようとした時に、該超電導層の電流を転流させるバイパスとして機能する。
酸化物超電導線材と金属端子の接続方法としては、酸化物超電導体上に形成した銀又は銀合金からなる層上に、ハンダを介して金属端子を接続する方法が開示されている(特許文献1参照)。また、金属端子の接続方法ではないが、酸化物超電導線材の接続技術として、テープ状の基材上に超電導層と安定化銀層とがこの順に設けられた2本の酸化物超電導線材同士を、安定化銀層の表面を対向させて、ハンダを介して接続する技術が開示されている(特許文献2参照)。
ハンダによる接続は簡便ではあるが、ハンダ接続部で電気抵抗(接続抵抗)が発生してしまうという問題がある。接続抵抗が大きくなると、抵抗が上昇してしまい、低損失という超電導線材が本来備えているべき特性を損なってしまう虞がある。また、接続抵抗によりハンダ接続部で発生するジュール熱が超電導層に伝導されると、超電導特性が低下してしまう可能性がある。接続抵抗によるジュール発熱の一例としては、酸化物超電導体が超電導状態となり抵抗が0になる液体窒素温度(約77K)において、1μΩの接続抵抗が金属端子と酸化物超電導線材との間に発生した場合、1kAの通電時には、1Wのジュール熱が発生することになる。そのため、ハンダの厚さをできるだけ薄くして接続抵抗を小さくすることが望まれる。
また、ハンダによる接続時に、ハンダの濡れ性が悪いと、良好な接続が得られにくくなり、接続抵抗が大きくなるという問題がある。
本発明の超電導線材と金属端子の接合方法は、基材と、該基材上に中間層を介して設けられた超電導層と、該超電導層上に設けられた保護層とを備える超電導テープの該保護層上に、安定化材テープを接合して安定化材複合超電導テープとし、該安定化材複合超電導テープ上に金属端子を接合する超電導線材と金属端子の接合方法であって、前記安定化材テープは、一方の面に第1ハンダがメッキされ、且つ、他方の面に第2ハンダがメッキされており、前記超電導テープと前記安定化材テープは前記第1ハンダを介して接合され、
前記金属端子は、前記安定化材複合超電導テープ上に前記第2ハンダと第3ハンダとがこの順に介在されて接合されてなり、前記第2ハンダの融点T2及び第3ハンダの融点T3が、前記第1ハンダの融点T1よりも低いことを特徴とする。
本発明の超電導線材と金属端子の接合方法において、前記第1ハンダの融点T1、前記第2ハンダの融点T2、前記第3ハンダの融点T3が、250℃>T1>T2=T3の関係を満たすことが好ましい。
本発明の超電導線材と金属端子の接合方法において、前記安定化材複合超電導テープは、前記超電導テープの前記保護層上に、前記安定化材テープを前記第1ハンダ側を接触させて重ね合わせ、一対の加熱・加圧ロールにより加熱及び加圧して形成され、前記第2ハンダの厚さが10μm以下であることも好ましい。
本発明の超電導線材の金属端子接合構造体において、前記第1ハンダの融点T1、前記第2ハンダの融点T2、前記第3ハンダの融点T3が、250℃>T1>T2=T3の関係を満たすことが好ましい。
本発明の超電導線材の金属端子接合構造体において、前記第2ハンダの厚さが10μm以下であることも好ましい。
また、本発明の超電導線材と金属端子の接合方法は、安定化材テープと金属端子とを接合する第2ハンダ及び第3ハンダの融点が、超電導テープと安定化材テープとを接合する第1ハンダの融点よりも低くなる構成とした。これにより、金属端子のハンダ接合時の加熱により、第1ハンダが溶融して安定化材テープが超電導テープより剥離することを抑制することができる。
本発明の超電導線材と金属端子の接合方法において、超電導テープと安定化材テープとを第1ハンダを介して重ね合わせて一対の加熱・加圧ロールにより加熱及び加圧して接合する場合、第2ハンダの厚さを10μm以下の構成とすることが好ましい。このような構成とすることにより、超電導テープと安定化材テープとを加熱・加圧ロールに通過させる際に、第1ハンダよりも融点の低い第2ハンダが溶融して流動して安定化材テープの側部や超電導テープ側へと流出することを抑制することができる。また、第2ハンダの厚さを10μm以下とすることにより、ハンダ接合部の接続抵抗の増大を抑えることもでき、かつ、超電導線材を薄型化して機械的強度の悪化を抑制することもできる。
また、本発明の超電導線材の金属端子接合構造体において、第2ハンダの厚さを10μm以下の構成とした場合、ハンダ接合部の接続抵抗の増大を抑えることもでき、かつ、超電導線材を薄型化して機械的強度の悪化を抑制することもできる。
図1は、本発明に係る超電導線材の金属端子接合構造の第1実施形態を示す概略斜視図である。図1に示す本実施形態の超電導線材の金属端子接合構造10は、長尺の超電導テープ1と、超電導テープ1上に設けられたハンダ付き安定化材テープ2より構成される安定化材複合超電導テープ5と、安定化材複合超電導テープ(超電導線材)5の端部上に、第3ハンダ7を介して設けられた金属端子8とを備えて構成されている。
基材11の厚さは、目的に応じて適宜調整すれば良く、通常は、10〜500μmであることが好ましく、20〜200μmであることがより好ましい。下限値以上とすることで強度が一層向上し、上限値以下とすることでオーバーオール臨界電流密度を一層向上させることができる。
中間層12は、単層でも良いし、複数層でも良い。例えば、前記金属酸化物からなる層(金属酸化物層)は、結晶配向性を有していることが好ましく、複数層である場合には、最外層(最も超電導層13に近い層)が少なくとも結晶配向性を有していることが好ましい。
このように基材11とベッド層との間に拡散防止層を介在させることにより、後述する中間層12や超電導層13等の他の層を形成する際に、必然的に加熱されたり、熱処理される結果として熱履歴を受ける場合に、基材11の構成元素の一部がベッド層を介して超電導層13側に拡散することを効果的に抑制することができる。基材11とベッド層との間に拡散防止層を介在させる場合の例としては、拡散防止層としてAl2O3、ベッド層としてY2O3を用いる組み合わせを例示することができる。
キャップ層の材質は、上記機能を発現し得るものであれば特に限定されないが、好ましいものとして具体的には、CeO2、Y2O3、Al2O3、Gd2O3、Zr2O3、Ho2O3、Nd2O3等が例示できる。キャップ層の材質がCeO2である場合、キャップ層は、Ceの一部が他の金属原子又は金属イオンで置換されたCe−M−O系酸化物を含んでいても良い。
中間層12が、前記金属酸化物層の上にキャップ層が積層された複数層構造である場合には、キャップ層の厚さは、通常は、0.1〜1.5μmである。
超電導層13は、スパッタ法、真空蒸着法、レーザ蒸着法、電子ビーム蒸着法等の物理的蒸着法、化学気相成長法(CVD法)、熱塗布分解法(MOD法)等で積層でき、なかでもレーザ蒸着法が好ましい。
超電導層13の厚みは、0.5〜5μm程度であって、均一な厚みであることが好ましい。
長尺テープ状の安定化テープ21を構成する金属材料としては、良導電性を有するものであればよく、特に限定されないが、銅、黄銅(Cu−Zn合金)等の銅合金、ステンレス等の比較的安価なものを用いるのが好ましく、中でも高い導電性を有し、安価であることから銅がより好ましい。安定化テープ21の厚さは10〜300μmとすることが好ましい。下限値以上とすることにより超電導層13を安定化する一層高い効果が得られ、上限値以下とすることで超電導線材を薄型化できる。
第2ハンダ21Bの厚さは10μm以下とすることが好ましい。第2ハンダ21Bの厚さを10μm以下とすることにより、後述する超電導線材と金属端子の接合方法において、超電導テープ1とハンダ付き安定化材テープ2とを重ね合わせて加熱・加圧ロールを通過させる際に、第1ハンダ21Aよりも融点の低い第2ハンダ21Bが溶融して流動し、安定化材テープ21の側部や超電導テープ1側へと流出することを抑制することができる。また、第2ハンダ21Bの厚さを10μm以下とすることにより、線材を薄型化できるだけでなく、ハンダ接合部の接続抵抗の増大も抑えることができる。
第2ハンダ21Bの融点T2および第3ハンダ7の融点T3を第1ハンダ21Aの融点T1よりも低く設定することにより、安定化材複合超電導テープ(超電導線材)5に金属端子8を接合する際の加熱時に、第1ハンダ21Aが溶融して安定化材テープ21が超電導テープ1から剥離することを抑止することができる。
また、本実施形態の超電導線材の金属端子接合構造体において、第2ハンダ21Bの厚さを10μm以下の構成とした場合、ハンダ接合部の接続抵抗の増大を抑えることもでき、かつ、超電導線材5を薄型化して機械的強度の悪化を抑制することもできる。
まず、前述した構成の超電導テープ1と、ハンダ付き安定化材テープ2を用意する。次いで、超電導テープ1とハンダ付き安定化材テープ2とを、超電導テープ1の保護層14と、ハンダ付き安定化材テープ2の第1ハンダ21Aとが接するように重ね合わせて接合する。超電導テープ1とハンダ付き安定化材テープ2との接合には、図2に示すような構成の製造装置を用いることが好ましい。
図2に示す製造装置は、超電導テープ1を送り出す送出リール9aと、ハンダ付き安定化材テープ9bを送り出す送出リール9bと、送出リール9a及び送出リール9bより送り出された超電導テープ1とハンダ付き安定化材テープ2とを加熱する予熱炉3と、予熱炉3で加熱された超電導テープ1とハンダ付き安定化材テープ2とが重ね合わせられた被複合化材6を加熱及び加圧する一対の加熱・加圧ロール4、4と、加熱・加圧ロール4、4により加熱及び加圧された安定化材複合超電導テープ(超電導線材)5を巻き取る巻き取りリール(図示略)より構成されている。
加熱・加圧ロール4、4の材質としては、加圧ロールとして通常使用されるものを用いることができるが、超電導テープ1の超電導層13の加圧による劣化を抑制することができるため、シリコーンゴム等の軟材質のものが好ましい。また、シリコーンゴム等の軟材質のものより加熱・加圧ロール4、4が形成されていることにより、ゴムの硬さを調整することにより、第1ハンダ21Aの凝固位置の最適化が容易となり、良好な接合界面を得ることができる。
加熱・加圧ロール4、4における加圧時の圧力は、特に限定されないが、超電導テープ1の超電導層13の劣化を防ぐことができるため、10〜200MPaとすることが好ましい。
以上により、安定化材複合超電導テープ(超電導線材)5を製造することができる。
超電導線材5への第3ハンダ7により金属端子8は、通常のハンダ付けにより行うことができ、手ハンダで接合してもよいし、金属端子8の接合面に第3ハンダ7を予めメッキしておき、超電導線材5の第2ハンダ21B面上へ第3ハンダ7が形成された面が接するように金属端子8を設置して加熱後に冷却して接合してもよい。
さらに、本実施形態の超電導線材と金属端子の接続方法では、第2ハンダ21Bの融点T2および第3ハンダ7の融点T3を第1ハンダ21Aの融点T1よりも低く設定することにより、超電導線材5に金属端子8を接合する際の加熱時に、第1ハンダ21Aが溶融して安定化材テープ21が超電導テープ1から剥離することを抑止することができる。
「超電導テープの作製」
幅10mm、厚さ0.1mmのテープ状のハステロイ(米国ヘインズ社製商品名)製の基板上に、イオンビームアシストスパッタ法(IBAD法)により1.2μm厚のGd2Zr2O7(GZO:中間層)を形成した上に、パルスレーザー蒸着法(PLD法)により1.0μm厚のCeO2(キャップ層)を成膜した。次いでCeO2層上にPLD法により1.0μm厚のGdBa2Cu3O7(超電導層)を形成し、さらに超電導層上にスパッタ法により10μm厚の銀層(保護層)を形成して超電導テープを作製した。
厚さ100μm、幅10mmの銅製テープの一方の面に、第1ハンダとしてSn−Cu合金(融点235℃)を厚さ2〜4μmでメッキし、第2ハンダとしてSn−Pb−Ag合金(融点180〜190℃)を厚さ2〜4μmでメッキしたハンダ付き安定化材テープを準備した。
次に、図2に示す装置を用いて、超電導テープの銀層(保護層)上にハンダ付き安定化材テープの第1ハンダ側を接合して超電導線材を作製した。なお、超電導テープとハンダ付き安定化材テープの接合は、予熱炉温度260℃とし、加熱・加圧ロールはシリコーンゴム製として、加熱温度220℃、圧力100MPaで加熱及び加圧し、線速100m/hで行った。作製後の超電導線材の第2ハンダ面を観察したところ、剥がれや損失もなく、均一な状態であった。
上記で作製した超電導線材の第2ハンダ上の端部に、幅10mm、高さ1mm、長さ50mmの銅製金属端子の一部を第3ハンダとしてSn−Pb−Ag合金(融点180〜190℃)を用い、厚さ約10μmで手ハンダにより接合した。なお、ハンダ接合部は、超電導線材の端部より幅1.0mm、長さ50mmの領域とした。
また、上記と同じ手順により、さらに3個の超電導線材と金属端子接合構造体を作製し、計4個の超電導線材と金属端子接合構造体を得た。
実施例1と同様の方法で超電導テープを作製し、この超電導テープの銀層(保護層)上に、幅10mmの銅製テープをSn−Cu合金(融点234℃)のハンダを介して接合することにより超電導線材を作製した。
次に、作製した超電導線材の銅製テープ上の端部に、幅10mm、高さ1mm、長さ50mmの銅製金属端子の一部を、Sn−Pb−Ag合金(融点180〜190℃)を用い、厚さ約10μmで手ハンダにより接合した。なお、ハンダ接合部は、超電導線材の端部より幅1.0mm、長さ50mmの領域とした。
また、上記と同じ手順により、さらに3個の超電導線材と金属端子接合構造体を作製し、計4個の超電導線材と金属端子接合構造体を得た。
実施例1および比較例2で作製した超電導線材と金属端子接合構造体について、超電導線材と金属端子を機械的に力を加えることで剥離させ、ハンダ接合部(幅1.0mm×長さ50mm)の光沢の違いを顕微鏡で観察し、ハンダ接合部における接合部の面積Pと非接合部の面積Q(光沢の異なる部分)を求め、ハンダ接合部における接合面積の割合P/(P+Q)×100(%)を算出した。結果を表1に示す。なお、表1において、サンプル1〜4は、上記実施例及び比較例において、1回目〜4回目に作製した各超電導線材と金属端子接合構造体を示す。
上記実施例1と同様にして超電導テープを複数本作製した。
次に、厚さ100μm、幅10mmの銅製テープの一方の面に、第1ハンダとしてSn−Cu合金(融点234℃)を厚さ2〜4μmでメッキし、第2ハンダとしてSn−Pb−Ag合金(融点180〜190℃)を表2記載の厚さでメッキしたサンプル1〜5のハンダ付き安定化材テープを準備した。
次に、図2に示す装置を用いて、超電導テープの銀層(保護層)上にサンプル1〜5のハンダ付き安定化材テープの第1メッキ側を接合してサンプル1〜5の超電導線材を作製した。なお、超電導テープとハンダ付き安定化材テープの接合は、予熱炉温度260℃とし、加熱・加圧ロールはシリコーンゴム製として、加熱温度220℃、圧力100MPaで加熱及び加圧し、線速100m/hで行った。
作製したサンプル1〜5の各超電導線材の第2ハンダ面を観察することにより、以下の基準で判定した。結果を表2に示す。
○:剥がれや損失もなく、均一な状態であった。
×:剥がれや損失(線材側面部へのハンダの流動)があり、不均一な状態であった。
次に、実施例1と同様の手法により、サンプル1〜3の超電導線材と金属端子接合構造体の接合状態を観察した。その結果、第2ハンダの厚さを10μm以下とすることにより、加熱・加圧ロールを使用して製造される安定化材複合超電導テープの安定化材テープ上面には、剥がれや損失もなく均一な状態で第2ハンダが形成された状態にあるため、第2ハンダ上に第3ハンダを介して金属端子を接合すると、第3ハンダの濡れ性が向上してハンダ接合部が良好な接合状態となることが確認された。
Claims (6)
- 基材と、該基材上に中間層を介して設けられた超電導層と、該超電導層上に設けられた保護層とを備える超電導テープの該保護層上に、安定化材テープを接合して安定化材複合超電導テープとし、
該安定化材複合超電導テープ上に金属端子を接合する超電導線材と金属端子の接合方法であって、
前記安定化材テープは、一方の面に第1ハンダがメッキされ、且つ、他方の面に第2ハンダがメッキされており、
前記超電導テープと前記安定化材テープは前記第1ハンダを介して接合され、
前記金属端子は、前記安定化材複合超電導テープ上に前記第2ハンダと第3ハンダとがこの順に介在されて接合されてなり、
前記第2ハンダの融点T2及び第3ハンダの融点T3が、前記第1ハンダの融点T1よりも低いことを特徴とする超電導線材と金属端子の接合方法。 - 前記第1ハンダの融点T1、前記第2ハンダの融点T2、前記第3ハンダの融点T3が、250℃>T1>T2=T3の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の超電導線材と金属端子の接合方法。
- 前記安定化材複合超電導テープは、前記超電導テープの前記保護層上に、前記安定化材テープを前記第1ハンダ側を接触させて重ね合わせ、一対の加熱・加圧ロールにより加熱及び加圧して形成され、
前記第2ハンダの厚さが10μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の超電導線材と金属端子の接合方法。 - 基材と、該基材上に中間層を介して設けられた超電導層と、該超電導層上に設けられた保護層とを備える超電導テープと、
該超電導テープの前記保護層上に第1ハンダを介して設けられた安定化材テープと、
該安定化材テープ上に第2ハンダと第3ハンダとをこの順に介在させて設けられた金属端子とを備えてなり、
前記安定化材テープは、一方の面に前記第1ハンダがメッキされ、且つ、他方の面に前記第2ハンダがメッキされており、
前記第2ハンダの融点T2及び第3ハンダの融点T3が、前記第1ハンダの融点T1よりも低いことを特徴とする超電導線材の金属端子接合構造体。 - 前記第1ハンダの融点T1、前記第2ハンダの融点T2、前記第3ハンダの融点T3が、250℃>T1>T2=T3の関係を満たすことを特徴とする請求項4に記載の超電導線材の金属端子接合構造体。
- 前記第2ハンダの厚さが10μm以下であることを特徴とする請求項4または5に記載の超電導線材の金属端子接合構造体。
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