JP5421708B2 - くつ下 - Google Patents

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くつ下に関する。
くつ下は、靴と素足の間の緩衝材としての役目のほか、足を暖かく保つ保温作用、汗を吸収して乾燥させ、通気性を確保することのほか、靴の外に出る皮膚の保護、靴と下半身の衣服との間を埋める衣服としての役割がある。靴下の長さは様々であり、踝(くるぶし)のすぐ上を覆うものから膝上を覆うものまで様々な長さがある。
サッカーなどのスポーツ時に着用されるくつ下類(ストッキング)は、激しい運動に対応する必要がある。このため、ずれないようにきつめに作成されていることが多い。また、サッカー用などでは、プロテクターを着用できるようにするなどスポーツの種類によって異なる構造をしていることもある。
例えば、特許文献1(特開2002−317304号公報)には、脛及びふくらはぎの部位にパッドを一体的に設けたサッカー用のくつ下が開示されている。特許文献2(特開平11−206948号公報)には、シンガードがずれないように固定手段を設け、また、口部、足首部や土踏まず部を締め付けるようにしてずれ落ち防止構造を設けたサッカー用くつ下が開示されている。特許文献3(特開2007−332470号公報)には、サポーター機能を付与したくつ下が開示されている。
特許文献4(特開2005−256252号公報)には、脚部の筋や腱に着目して、足関節の背屈・底屈に必要な筋肉のサポートする緊締部を逢着して足関節の運動性を向上させる脚部サポート用のスポーツ用衣料が開示されている。
特開2002−317304号公報 特開平11−206948号公報 特開2007−332470号公報 特開2005−256252号公報
本発明は、足部に形成されているアーチの機能をサポートするくつ下を提供することを目的とする。
本発明の主な構成は、次のとおりである。
1.全体が編成によって形成されたくつ下において、
足裏の土踏まずから脚部まで連続して形成されている難伸部分を設けたくつ下であって、
難伸部分は、土踏まず部から両側に伸び、足首前面の上部及びアキレス腱上部でつながっており、
前記難伸部分は、足部において爪先部側、甲部及び踵側を覆っておらず、脚部において、足首部を周回しておらず、
足部の外側では少なくとも第5中足骨の一部分から踵骨の基部の間を覆い、内側では内側楔状骨から舟状骨を少なくとも覆う範囲であることを特徴とするくつ下。
2.内側では第1中足骨の一部分から踵骨の基部の間を覆う範囲であることを特徴とする1.記載のくつ下。
3.難伸部分は、くるぶし部分を覆わないことを特徴とする1.又は2.記載のくつ下。
4.くつ下は、少なくともひざ下まで覆うくつ下であって、
アキレス腱上部の難伸部分は、ひざ下側面の両側にかけて連続して形成されていることを特徴とする1.〜3.のいずれかに記載のくつ下。
5.くつ下は、スポーツ用くつ下であることを特徴とする1.〜.のいずれかに記載のくつ下。
6.爪先部、足裏側の指球部及び踵部を滑り止め部分とし、滑り止め機能は表面又は/及び内面に滑り止め機能を設けたことを特徴とする1.〜.のいずれかに記載のくつ下。
7.滑り止め部分は、意匠撚糸を用いて編成して形成されていることを特徴とする.記載のくつ下。
8.滑り止め部分は、指球部を覆う部分はくつ下の内面側が表面側よりも摩擦を高くし、他の滑り止め部分はくつ下の表面側が内面側よりも摩擦を高くしたことを特徴とする.又は.に記載されたくつ下。
9.ふくらはぎ部分において、アキレス腱を覆う部分の上部からひざ裏の下方を覆う部分に高通気性部分を設けたことを特徴とする1.〜.のいずれかに記載のくつ下。
10.ふくらはぎを覆う部分は、脚を締め付ける圧を下方に向かって段階的に高くなるように設定することを特徴とする1.〜.のいずれかに記載のくつ下。
11.くるぶしを覆う部分と足首部前面を覆う部分を屈曲抵抗が小さい部分としたことを特徴とする1.〜10.のいずれかに記載されたくつ下。
12.足首部分前面を覆う部分は、縦方向の伸びを小さくし、横方向の伸縮抵抗を大きく設定したことを特徴とする1.〜11.のいずれかに記載されたくつ下。
13.アキレス腱を覆う部分を、クッション性を備えた部分としたことを特徴とする1.〜12.のいずれかに記載されたくつ下。
14.甲部分であって指付け根部分は、高通気性部分としたことを特徴とする1.〜13.のいずれかに記載されたくつ下。
15.サッカー用くつ下であることを特徴とする1.〜14.のいずれかに記載されたスポーツ用くつ下。
1.本発明のくつ下は、足のアーチをサポートすることができる。踵骨の基部から中足骨の一部分を覆うように足裏側に難伸部分を設け、且つ、難伸部分を脚部下部まで延長することにより、アーチを形成する足の骨部分を吊り、アーチが下がることを抑制する。 アーチ部分に存在する中足骨、舟状骨、楔状骨、立方骨、踵骨部分を難伸部で下から持ち上げる構造とすることにより、外側縦アーチ、内側縦アーチ、横アーチによるクッション性を高める。また、これらの骨を難伸部で一体的にホールドすることで安定性を増すことができる。本発明のくつ下は、全体が編成によって形成されているので違和感がなく着用できる。
2.第5中足骨の基部外側にある突起(第5中足骨粗面)も覆うように難伸部分を形成したので、内反抵抗を高め、転ぶ危険を低下させ、捻挫などの障害を防止する機能を向上させた。
3.第5中足骨基部から第1中足骨基部にかけて側面から足裏側に難伸部分先端が形成され、甲側には難伸部分が設けられていないので、甲側が盛り上がるように横アーチをサポートすることができる。
4.本発明のくつ下は、スポーツ用、ジョギング、ウォーキングなどの用途に適している。また、アーチ機能が低下した高齢者などの歩行疲労の低下に役立つくつ下である。
5.土踏まず部から、くるぶし部分を除き、足首上部及びアキレス腱の上部まで難伸部分を連続させることにより、土踏まずのアーチのサポート力を高めることができ、且つ、該土踏まず部からアキレス腱の上部への連続した難伸部分とアキレス腱上部でX状にクロスした難伸部分により、足の内側や外側に返る(内反、外反)ことに抵抗力となる。これによって、捻挫になりやすい内反の防止に効果がある。第1中足骨、第5中足骨に難伸部分がかかるように設けられているので、内反、外反の抵抗が大きい。
6.難伸部がアキレス腱上部でクロスし、腓腹筋、ヒラメ筋の周囲に沿うように配置されていることにより、ふくらはぎが激しい運動によって揺れることを防止して、ふくらはぎ部の筋肉を安定させ、肉離れなどの障害を抑制することができる。
7.さらに、くつ下の踵部及び指球部、爪先部に滑り止め部を形成することにより、くつ下の滑りを押さえて、運動や歩行における安定性を向上させることができる。
8.本発明のくつ下を着用することにより、くつ下とシューズあるいはくつ下と足のズレを防止する機能を向上させることができ、下肢の運動を、靴をとおして地面やボールに伝える機能を向上させることができる。ズレ防止機能強化によって、足や脚が地面やボールから受ける反作用が大きくなる。足裏側から脚の両側面に延びた難伸部がこの反作用の衝撃を緩和する。特に、土踏まずからひざ下にかけて設けられた連続難伸部分によって、この反作用の衝撃を緩和し、障害を未然に防止することができる。
9. 運動によって筋肉内部温度が高まり、乳酸などの疲労物質が蓄積される。本発明のくつ下は、大きな筋肉組織である腓腹筋を覆う部分に高通気性部分を設けることにより、汗の蒸発を促進して、気化熱により筋肉温度の上昇を抑えることができ、運動能力を長時間維持できる。
10.加えて、ふくらはぎを覆う部分は、脚を締め付ける圧を下方に向かって段階的に高くなるように設定することにより、ポンプアップ効果で血流を促進し、疲労を軽減する効果がある。
11.本発明のくつ下は、編成のみによって、くつ下の部位の物性を調整しているので、くつ下全体の一体性を向上させている。ズレ防止に摩擦材を点着したり、パワー伸縮テープを筋状に貼り付けたり、縫い付けることは、違和感が生ずることがある。特に、意匠撚糸を用いることにより、滑り止め部分を編成した。
12.指球部分は足の皮膚とくつ下が、くつ下と靴内面よりも滑りにくいように摩擦を高めて、ボールを蹴る瞬間などの捻り運動が靴とくつ下の間で生じるように設計されている。全体を滑らないようにすると、くつ下本来の機能である靴と足の表面との緩衝作用が無くなるので、ズレ防止性に強弱を付けて、運動のパワーの発揮とくつ下本来の緩衝性を維持できるようにした。
13.足首の屈曲性を妨げないように、くるぶし及び足首前面の屈曲抵抗が小さくなるようにした。
14.クッション性を高めてアキレス腱の保護力を向上させた。
15.甲側のくつ下の足指付け根部分を覆う部分に高通気性部分を設けることにより、靴内部の空気の交換性を高め、靴内部の湿度を下げる工夫をした。足指の付け根部分は屈曲運動が激しい部分であるので、その運動を利用して、くつ下の通気性を向上させることができる。
16.緩急及び方向転換などの複雑な動きと、ボールを蹴るなどの瞬間的な大きな力、及び接触などの過酷な運動を長時間行うサッカー用くつ下(ストッキング)として、適している。キック力及び俊敏性を向上させることができることが確認された。
本発明の実施態様のくつ下の側面図。 本発明の実施態様のくつ下の底図。 本発明の実施態様のくつ下であって、(a)脛−甲側を平面的に表した図、(b)ふくらはぎ−足裏側を平面的に表した図。 本発明の実施態様のくつ下の足部における難伸部の配置を示す図。(a)外側側面難伸部表示、(b)内側側面難伸部表示、(c)想定甲側難伸部表示 くつ下装着時の着圧を示すグラフ くつ下装着下の接地圧状態図 ボールキック時のシューズ内足圧力分布図。 キック時の荷重を示す測定グラフ。 ふくらはぎの運動時の体表面温度を示す図。 ターン運動の比較図。 脚−足の筋肉図。 脚−足の骨格図。(a)外側側面表示図、(b)内側側面表示図、(c)甲側平面表示図。 足の基本的な動きを示す図 別実施例をしめす図
本願発明は、土踏まずのアーチをサポートするくつ下を提供する。土踏まずの存在は歩行機能に大きな影響を与える。土踏まずが弱ると歩行によって疲れ易くなる。また、足の接地衝撃に対するクッション性が小さくなるので、足首や膝、腱に対する障害の原因になりやすい。土踏まずを形成するアーチをサポートすることは、特に、筋力が低下した高齢者やスポーツにおいて重要である。本発明におけるスポーツは、ウォーキング、ジョギングなどからサッカーや野球などまで含む。本発明のくつ下は、編成によって全体が構成されているので違和感を与えることがない。
スポーツに適するくつ下は、くつ下本来の靴と皮膚との緩衝性に加え、足に加わる力や動きをスムーズに伝えることが求められる。スポーツの種類によって、その条件や過酷さは異なる。例えば、サッカーでは、瞬発力、即応性、方向転換、キック、ボールコントロールさらには、接触プレーなど、過酷で複雑な動きとコントロール性さらには、一試合90分の長時間の運動が求められる。本願発明は、特に、この過酷なサッカーの運動に適したくつ下を目途に開発した。サッカーは、瞬間的で複雑なステップや瞬発力、キックなどの運動性が求められる。試合後半も落ちない運動量も求められる。複雑な動きの結果、捻挫などの障害や肉離れなどの障害が発生しやすい。 本発明は、複雑な動きを実現するためには、足と靴とのズレを少なくするために滑り止めを形成して、ずれない機能を付与した。
ズレを少なくすることはくつ下の本来機能である靴と足との緩衝性能を低下させ、足への負担が大きくなり、内反や外反などが発生し易いこととなるので、足裏から脚の両側に伸びる筋条に伸び抵抗の大きな部分を形成し、内反(外反)抵抗の大きなくつ下を開発した。さらに、この伸び抵抗の大きな部分は、足首上部前面及びアキレス腱上部にて一体化することによって、回動する足首の上部に固定点を設けて、内反や外反の捻りに対する抵抗性を向上させた。特に、アキレス腱上部に伸びる難伸部分はX状にクロスしているので、抵抗力を助長している。
また、本発明は、難伸部分を足裏部分を覆うように設けることによって、足の縦アーチ(土踏まず)が疲労によって伸びることを防止できる機能を付与したくつ下を開発した。足のアーチの維持は、運動力の維持及び障害対策に有効である。
アーチは、指球部と踵部を接地点として縦アーチが形成されている。縦アーチは内側が高く形成され、外側が低く形成されている。また、横断方向にも横アーチが形成されている。本発明では、中足骨の一部分から踵骨の基端部の間に足裏側難伸部を配置して、縦アーチを下側から支える機能を高めて、土踏まずが持ち上げられるようにした。そして両側縁から脚方向へ難伸部を配置し、足首前面上部とアキレス腱上部にて結合させている。足部においては、指球部から先のつま先部分、踵部分、甲部(特に中央部)には難伸部は設けられていない。
足裏及び足の両側縁に難伸部が配置され、甲側には難伸部が配置されていないので、足は、横断的に甲が湾曲するようにくつ下から力を受けることとなり、横アーチの形成に寄与する。特に、両側縁では中足骨の基端部をカバーするようにすると、中足骨基端部の横アーチ形成に寄与する。
また、難伸部は、外側では第5中足骨の基端にある突起(粗面部)を少なくとも被覆しているので、内反抑止機能が向上する。第5中足骨基端部は、指球部側の先端に比べて動きが少なく、安定していて側縁では固定点に近い。この基端突起を難支部で支えることにより、内反方向に回転するモーメントに対して、抵抗を大きくすることができる。この部分は、指球部の複雑な動きを妨げることにもならない部分でもある。
そして、脚下部では、難伸部をくるぶし部分及びアキレス腱を避けるように配置する。足首部前面にも難伸部は設けられていない。これによって、足首の動きとアキレス腱の動きを難伸部が妨げないように配置されていることとなる。
さらに、ふくらはぎ部分に高通気性部分を設けることにより、放熱を大きくしてクーリング機能を高めて、長時間運動に伴う運動量の低下を計るくつ下を開発した。長時間運動に伴うひざ下の表面温度を計測した結果、ふくらはぎ部分と足の甲に上昇が認められたので、くつ下の甲側にも高通気性部分を形成した。
また、くるぶし、足首前面、アキレス腱部分にはそれぞれの動きの妨げにならない構成として、運動性能を低下させないくつ下を開発した。特に、アキレス腱部分は、強い衝撃によってダメージを受けることがあるので、クッション性を付加した。
また、本発明は、全体を編み込みによって実現し、それぞれの機能部分によって違和感の無い着用感を与えることができるくつ下を開発した。従来は、滑り止め用に合成樹脂を点着したり、伸び抵抗の大きい材料を貼り付けるなど、くつ下本体に後加工することにより、異物感やバランスを失することがあったが、全体を編み込むことによって、使用感性を維持することができる。
滑り止め部は、特に、意匠撚糸を編み込むことによって、滑り抵抗を大きくしたくつ下を開発した。意匠撚糸の編み込みの使い分けによって、くつ下の内外面で摩擦抵抗を変更したくつ下を開発した。これによって、肌とくつ下の界面で滑りを起こさせるか、靴とくつ下の界面で滑りを起こさせるかコントロールできたくつ下を開発した。
本発明が提供するくつ下は、厳しい条件のサッカーで使用できることを意図して開発したので、基本的には他のスポーツにも適用できる。動きの激しいスポーツにも適している。本発明のくつ下が適しているスポーツは、バレーボール、バスケットボール、バドミントン、卓球、野球、テニス、ラグビー、ランニング、ジョギング、ウォーキングなどである。あるいは、筋力が低下した中高齢者が着用することによって、歩行安定および疲労軽減に役立つ。
<くつ下の概略>
本願発明のくつ下の基本形状は、通常のくつ下と同様であり、足や脚にきつめにフィットするように設計されている。脚部を覆う筒状部と足首から爪先を覆う足部から構成されている。
第1の実施態様は、足首上部から脚部を覆う筒状部と足部を覆う部分から構成されているくつ下である。土踏まずから両側縁を通って足首前面上部、アキレス腱上部で結合する難伸部が形成されている。難伸部は足裏部では中足骨の一部分から踵骨基端部までを覆い、外側縁では、第5中足骨の基端部を覆い、足首側面を通って、足首前面上部及びアキレス腱上部で結合している。難伸部は、指球部から前方つま先部、踵部、甲部、踝部分には設けられていない。
第2実施態様の一つは、少なくともひざ下まで覆い、滑り止め部分と難伸部分を設けたくつ下であって、滑り止め部分は、爪先部、指球部とその近傍、踵部及び甲部を覆う部分に形成されており、難伸部分は、土踏まず部分から脚部の両側をひざ下部分まで連続しており、土踏まず部から両側に伸び、足首の上部及びアキレス腱上部でつながり、アキレス腱上部からひざ下側面の両側にかけて連続して覆う連続する難伸部分に形成されているスポーツ用くつ下である。くつ下の脚の丈がアキレス腱上部まで覆われるくつ下にも適用できる。
第3の実施態様は、ふくらはぎ部分において、アキレス腱を覆う部分の上部とひざ裏の下方を覆う部分に高通気性部分を第1実施態様のくつ下に設けたスポーツ用くつ下である。さらに、ふくらはぎ部分には、段階的に締め付け圧を増加させるような編み構成を付加することにより、ふくらはぎのポンプアップ機能を向上させることができ、疲労軽減効果を発揮することができる。
第4の実施態様は、滑り止め部分、連続する難伸部分、高通気性部分は、編成によって形成した第1又は3実施態様のスポーツ用くつ下である。
第5の実施態様は、滑り止め部分を、意匠撚糸を用いて編成して形成されている第1〜4のいずれかの実施態様のスポーツ用くつ下である。
第6の実施態様は、指球部を覆う部分の滑り止め部分を、くつ下の内面側が表面側よりも摩擦を高くし、他の滑り止め部分はくつ下の表面側が内面側よりも摩擦を高くした第1〜5のいずれかの実施態様のスポーツ用くつ下である。
第7の実施態様は、くるぶしを覆う部分と足首部前面を覆う部分を屈曲抵抗が小さい部分とした第1〜6のいずれかの実施態様のスポーツ用くつ下である。
第8の実施態様は、足首部分前面を覆う部分を縦方向の伸びを小さくし、横方向の伸縮抵抗を大きく設定した第1〜7のいずれかの実施態様のスポーツ用くつ下である。
第9の実施態様は、アキレス腱を覆う部分をクッション性を備えた部分とした第1〜8のいずれかの実施態様のスポーツ用くつ下である。
第10の実施態様は、甲部分であって指付け根部分を高通気性部分とした第1〜9のいずれかの実施態様のスポーツ用くつ下である。
第11の実施態様は、第10の実施態様のサッカー用くつ下である。
本発明のくつ下の一例を、図面を用いて説明する。
図1は、くつ下1の側面図を示している。図2は底図、図3(a)は脛−甲側を平面的に表した図、図3(b)はふくらはぎ−足裏側を平面的に表した図を示している。足首上部から足部に設けられた難伸部については、図4(a)(b)(c)に示す。
くつ下1は、全体として足と脚にきつめにフィットするように編成されている。特に、特徴的な部分を説明する、言及のない部分は一般的な部分である。
<難伸部>
土踏まず部11からひざ部20の下まで筋条の延びる難伸部15を形成する。難伸部15は、足底側10の土踏まず部分11を覆う土踏まず難伸部15aから足の両側に延びくるぶし部を除いて足首前面上部15bで合流し、一方くるぶし上部からふくらはぎ側に延びてアキレス腱上部15dで合流し、脚の両側をひざ下まで難伸部のすね部15eが延伸している。難伸部15は、縦方向の伸び抵抗を他の部分よりも大きく設定している。
難伸部は足裏を横断して両側のくるぶし側に延びている。この難伸部は、足が内反することや外反することに対して抵抗性を与え、足の安定性に寄与する。この難伸部は、足首上部前面及びアキレス腱上部にて一体化しているので回動する足首の上部が固定点となり、内反や外反の捻りに対する抵抗性が一層向上する。特に、アキレス腱上部に伸びる難伸部分はX状にクロスしているので、対角線的に抵抗力を発揮している。さらに、動きの影響の小さいひざ下のすねの両側面に上端を設定している。
また、足裏部分を覆うように設けられている難伸部は、足の縦アーチ(土踏まず)を上方に引き上げる作用を発揮し、疲労によってアーチが伸びて下がることを抑制する機能を発揮する。図4では骨の名称を省略しているが、図12(a)(b)(c)に足の骨及び足の外形を模式的にしめしており、この図に難支部を表記したものが図4である。外側側面で、難伸部は第5中足骨突起を覆い、踵骨基端部まで覆うように形成されている。内側側面で、難伸部は第1中足骨の基端部から踵骨の基端部まで覆うように形成されている。足の甲側では、第2、3、4の中足骨上面、立法骨上面、第2、3楔状骨の上面は覆わないように設計されている。
この構成によって、内外の縦アーチ及び中足骨基端部に形成される横アーチの形成、維持をサポートできるように設計されている。足のアーチの維持は、足の疲労防止、運動力の維持及び障害対策に有効である。さらに、難伸部が第5、第1中足骨の一部を覆っているので内反、外反の抑制に有効である。
難伸部分は、伸び抵抗が大きく設定された部分であり、引っ張り力が加わったときに伸びにくく、安定性を付与する
図11、12に示す脚−足の筋肉図、骨格図及び図13に示す足の動きを参照して、難伸部の機能を説明する。脛骨と距骨とによって足首関節を構成し、つま先を上下に動かす背屈と底屈をすることができる。これを底背屈という。また、足首は左右の傾動もできるが、内側に大きく傾けることができ、強い側圧が負荷されると強い内反が発生して、捻挫という障害につながる。筋力の低下に伴い内反が発生しやすくなる。また、くつ下の滑りが小さくなって、緩衝作用が小さくなると、左右運動などの負荷が足にダイレクトに伝わることとなり、内反対策が重要となる。本実施例では、前記するように設けられた難伸部は足が左右に傾動することに対して抵抗となり、足の安定性を向上させることとなる。アキレス腱上部で難伸部がクロスしているので対角線的に足の安定に寄与している。
足は、着地時にアーチが伸びてクッションとなり、歩行や走行をスムーズにする。アーチが延びて弱くなるとクッション性が低下し、疲労の増加や踵に障害が発生する。アーチを維持することは、運動性を維持することにつながり、疲労障害を低減させることとなる。本実施例では、足首上部の固定点で合流した難伸部が足底部を覆う難伸部を上方に持ち上げる作用を発揮するので、アーチの維持に有効に機能する。アーチの崩れは、関節への負担増となるので、アーチを維持する補助機能は、長時間のランニング、ジョギングやウォーキングによる関節負担を軽減することに寄与する。
くつ下を装着した時の接地圧の測定結果を図6に示す。本実施例では、難伸部を設けない従来例と比較すると指球部から外側及び踵に高い接地圧が集中し、土踏まずの面積が拡大しているのが確認できる。
ふくらはぎは激しい運動によって揺れ、安定しない。難伸部がアキレス腱上部でクロスし、腓腹筋、ヒラメ筋の周囲に沿うように配置されていることにより、この揺れを抑制し、腓腹筋やヒラメ筋などのふくらはぎ側の大きな筋肉組織の安定性に寄与する。肉離れなどの障害防止に役立つ。また、このクロスは、上記の足の左右に傾動することに対して、対角線的に大きな抵抗を発揮する。
また、ふくらはぎ部分に高通気性部分を設けることにより、汗の蒸発を促進し、気化熱によりクーリング機能を高めて、長時間運動に伴う運動量の低下を計るくつ下を開発した。長時間運動に伴うひざ下の表面温度を計測した結果、ふくらはぎ部分と足の甲に上昇が認められたので、くつ下の甲側にも高通気性部分を形成した。
また、くるぶし、足首前面、アキレス腱部分にはそれぞれの動きの妨げにならない構成として、運動性能を低下させないくつ下を開発した。特に、アキレス腱部分は、強い衝撃によってダメージを受けることがあるので、クッション性を付加した。
<滑り止め部>
爪先部3、足部の甲側7、足裏側10の指球部とその付近83、85及び踵部4を摩擦力が高い滑り止め部分に形成する。
足裏側10では、動きの支点となる踵部4と指球部8と指球部近傍83を摩擦力の高い部分とする。これによって、足の力、方向性を瞬間的に伝えることができ、臨機応変の対応が可能となる。滑る面は、足の肌側であるくつ下の内面あるいは靴底側であるくつ下の外表面の2つあり、両面を滑り止め面とするか、あるいはいずれか一方とすることができる。くつ下の本来の機能である緩衝性を少しは残すことが好ましいので、いずれか一方を高い滑り止め面とすることが好ましい。一般的には、くつ下の外表面を難滑り面に構成する。これによって、靴のスパイクが地面に食い込み固定され、急激にストップ力が働くので、足の肌面にやや滑りを持たせることによって、緩衝性を発揮させる。
一方、ボールをキックする時は、指球部に強い荷重がかかり、ひねりを伴って、瞬間的にキック力が発揮される。この場合には、くつ下内面を滑りにくく形成して、足とくつ下が固定されて、足にブレのない感覚があった方がコントロール性を高めることができる。
キック時にシューズ内で足に加わる圧力を測定した結果を図7に示す。滑り止めを形成していないくつ下を着用した場合と、本実施例のくつ下を着用した場合の圧力分布について、特に大きな部分を表示している。圧力指数3.1以上の部分をa、圧力指数2.6〜2.8の部分をb、圧力指数2.3以下をcとして表している。滑り止めを形成した実施例のくつ下を着用した場合に、b区分a区分が格段に広くなっていることが分かる。従来品は、滑り止め部と難伸部、高通気性部を設けない他は、本実施例と同様とした。
キック時に加わる荷重試験を行った結果を図8に示す。軸足では、滑り止めを設けない従来品は最大値が約120kgであるところ、本実施例品では約130kgとなっている。蹴り足では、滑り止めを設けない従来品は最大値が約120kgであるところ、本実施例品では約180kgとなっている。軸足がしっかりと踏ん張りが利き、その力が蹴り足では50%増となっていることがわかる。
強い圧力は、キック力の反作用が顕れていることなので、本実施例のくつ下の着用によって、キック力を向上させることができることがわかる。
また、この足にかかる圧力の増加は、一方で、足にかかる負荷も大きくなることであるので、前記した難伸部を設計することが重要である。
足の甲側に設けた滑り止め部71は、靴と足が回転するように力が加わるときに、甲側でも抵抗力を発揮するので、靴底側と協働して、全体の滑り止め作用を奏する。また、足の甲側に設けた滑り止め部71は、ボールを甲面でキックするようなサッカーでは、ボールコントロールを高めることに有効に機能する。
靴内に小さな異物が入った場合に異物感が生じ、足裏に痛みを覚えるなど、足裏は敏感であるので、合成樹脂を点着して滑り止めを形成した場合には、異物感が生じ、運動に差し障りが出ることがある。
本発明では、意匠撚糸をこの滑り止め部を編成する糸に加えることによって、実現している。編成によって滑り止めを面的に形成することができ、異物感を感じないようにすることができる。
意匠撚糸を加える場合の編み方や、意匠撚糸を加える場合の角度を調整することによって、意匠撚糸が顕れる面をコントロールすることができる。これによって、滑り止め面をくつ下の表裏どちらに設けるか決定することができる。なお、反対面にもいくらか意匠撚糸が現れるので、意匠撚糸を使用しない部分よりは摩擦が高くなっている。使用する意匠撚糸としては、ブークレ糸が好ましい。意匠撚糸は、小さなループなどを多数設けた撚糸で、ボリューム感やもこもこ感を出す装飾用の糸として一般的には用いられている。本発明は、この意匠撚糸を、小さなループなど表面の凹凸によって摩擦を増加させることに使用したものである。
<高通気性部分>
ふくらはぎ部分において、高通気性部分を設けた。アキレス腱を覆う部分の上部でクロスした難伸部の左右高通気性部16cと上方高通気性部16b及びひざ裏下方高通気性部分16aを設けた。鹿の子編みなどによって、メッシュ状に編み込んで、通気性の向上を実現する。ふくらはぎ部分の高通気性部分は、図14に示すように、難伸部とひざ裏に囲まれる部分全体にひざ裏下方高通気性部分16aを配置することが可能である。
また、さらに足の甲側で指の付け根部84に高通気性部を形成することができる。
筋肉疲労は、筋肉細胞の活動が活発となり、筋肉組織が昇温し、疲労物質が蓄積することが知られている。休息時にアイシングなどをして、冷やして疲労の蓄積対策を行うことがある。運動によって脚部の温度が具体的にどのように変化するか表面温度を計測した。この試験データを図9にふくらはぎの運動時の体表面温度を示す。この試験は、運動は10km/hで10分のランニングを行った運動前と運動後に下腿部のサーモグラフィを撮影した。撮影は恒温室(室温20℃、湿度65%)で、従来のストッキングを着用した状態で行った。従来品は、滑り止め部と難伸部、高通気性部を設けない他は、本実施例と同様とした。
図9に示すように、ふくらはぎ側で大きな表面温度の上昇が認められた。運動前は、29℃以下であったが、運動後は29.7℃範囲が現れふくらはぎ部分に広がっている、さらに28℃台の部分も大きく広がっている。一方、アキレス腱部分は26.5℃程度で上昇が認められない。この試験結果に基づき、高通気性部分をアキレス腱上部のふくらはぎ部に設けた。メッシュ状に設けて、直接空気に触れることと汗の蒸発を促して、放熱を大きくし、運動中でもクーリング機能を発揮できるようにした。
特に、このクーリング機能は長期間の運動に伴う疲労物質の蓄積を防止して、サッカーのゲーム後半の運動能力低下を抑制することが期待できる。
また、この試験結果から、足の甲部にも28℃以上となる大きな上昇部分が認められた。この結果に基づき、さらに足の甲側で指の付け根部84に高通気性部を形成することが有意義であることが判明した。
さらに、ふくらはぎ部分には、段階的に締め付け圧を増加させるような編み構成を付加することにより、ふくらはぎのポンプアップ機能を向上させることができ、疲労軽減効果を発揮することができる。
<足首の運動性の確保>
くるぶし部分、足首前面部分及びアキレス腱部分は、足首を中心にする底背屈の自由度を十分に確保できる構成とする。くるぶし部分12は、やや薄手から通常部の厚みとする。足首部分前面を覆う足首前面部13は、縦方向の伸びを小さくし、横方向の伸縮抵抗を大きく設定した編み込みを形成する。例えば、横方向に筋条に厚手部と薄手部を交互に連続して設けて、薄手部によって屈曲抵抗を小さくした。厚手部分によって強度を確保する。縦方向の伸びを小さくすることによって、固定点とすることができ、この上方に設けた足首前面上部15bの安定性を助長することができる。足首の底背屈の動きを制限せずに、軸足の内外反を固定化すること(難伸部の機能)は、キックの正確性に有効に寄与する。また、蹴り足の足首を安定させることも、キックの正確性に有効に寄与する。
クッション性を備えた部分を、アキレス腱を覆う部分であるアキレス腱部14に設けた。アキレス腱部14は縦方向に長いので、クッション性の高い編みを長手方向に筋条に配置する。身体方向にたわむ余裕があるので、アキレス腱に瞬間的に外的ショックが加えられたときに、アキレス腱に障害が発生する可能性があるので、このショックに対する緩衝性を持たせる構成とする。特に、後ろからタックルされる場合があるサッカーでは有用である。テニスのようにプレー中に人との接触がない場合は、このクッション性を少なくして、薄手の編みとしても良い。一方、クッション性の高い筋の間には薄い編みを配し横方向の伸びが吸収できるように構成した。
<編成、素材>
本発明のくつ下は、編み込みによって製造する。編成は、それぞれの部位に応じて、求められる機能を発揮する糸を組み合わせ、編み方を適用する。
滑り止め部分は、意匠撚糸を編み込み糸に用いて、表面に現れたループによって、摩擦抵抗を増加させるように設計したものである。ループを出す程度をくつ下の内面あるいは外面に調整し、摩擦面を設定できる。意匠撚糸は、いろんな種類があるが、本発明ではブークレ糸が好ましい。
意匠撚糸は、太さ、色、撚り数、繊維の種類などの異なる糸を2本以上使用し、これらの糸の給糸速度や、撚数などを変化させることにより特異な外観と風合いを有する糸である。意匠撚糸は、芯糸、芯糸の上に巻いて飾りを作るからみ糸、飾りの崩れを押さえる押さえ糸から構成される。意匠撚糸には、製造段階で糸の供給を連続的に行うループ系統、間欠的に行うノット系統に分けられる。ループ系統には、リングヤーン、ループヤーン、ブークレヤーン、スナールヤーン、ポーラヤーンなどがある。ブークレヤーンは、からめ糸をリングヤーンよりも多く供給して下撚りし、芯糸の周りにワナを形成する。その後押し糸を用いて逆方向に上撚りした糸である。ワナを小さく細くしまった糸を作ることもできる。
難伸部分は、一般部分と編構造を変えることや加える糸の太さ、加える糸の本数を調整して、伸び抵抗を大きく設計する。
高通気性部分は、鹿の子編みなどを用いてメッシュを形成する。
編みの手法は、通常の編み方を適宜用いて、各部分を編成することができる。
<着圧測定、足底圧測定>
(1)くつ下を着用した状態で足にかかる圧力(着圧)を測定した。
測定は、2名に対して体重が負荷されないない状態の膝を伸展した状態でくつ下から受ける圧力を測定した。測定点は、内アーチとして土踏まずの高い位置、外アーチとして外側中間点、第5中足骨として突起部分を測定した。この結果を表1、図5にしめす。本実施例が高い着圧を示した。内外の縦アーチの押しあげ圧力、第5中足骨の着圧は内反抑制に有効である。
(2)立った状態での足底に加わる圧力の分布状態を測定した。
その結果を図6に示す。図6において、比較例に比べて実施例の方が無加圧の土踏まずの面積が拡大していることが明確である。高圧力部分の広がりが指球部から外側及び踵部に集中している様子が確認される。
敏捷性テスト
本発明のくつ下を着用して往復反復運動して、運動力に与える影響を試験した。試験の概略を図10(a)に示す。
運動は、前後方向ステップ、8の字小回り、左右方向サイドステップによる3種類の敏捷性テストを連続して行い、そのトータルタイムを計測した。試験対象は本実施例品と従来品を用いた。被験者10名に対して6回計測して、その平均を結果として図10(b)に示す。従来品は、滑り止め部と難伸部、高通気性部を設けない他は、本実施例と同様とした。
図10(a)に示すコーン配置のコースを次のように運動した。4本のコーン側にスタートし、前後にステップを踏みながら左方向に移動する。向きを変えて右方向に移動そのまま2つのコーンに向かってダッシュ。2つのコーンを8の字に2回まわって、4つのコーンに向かってダッシュ。4つのコーンを今度は左右にステップを踏んで移動し、向きを変えて戻りゴール。
従来品はトータルタイムが16.85秒であったが、本実施例品では16.75秒未満であった。0.1秒以上短縮することができ、本実施例品はグリップ力が高く、シューズ内でのズレが軽減され、敏捷性を高めていることがわかる。
なお、キック時の足圧試験についても行ったが、前述したとおりである。
1 くつ下
2 口部
3 つま先部
4 踵部
5 ふくらはぎ部
6 すね部
7 甲側
8 指球部
10 足裏部
11 土踏まず部
12 くるぶし部
13 足首前面部
14 アキレス腱部
15 難伸部
15a土踏まず難伸部
15b足首前面上部
15dアキレス腱上部
15e すね部
16 高通気性部分
16aひざ裏下方高通気性部分
16b上方高通気性部
16c左右高通気性部
20 ひざ部
81 母指球部
82 小指球部
83 指球部近傍
84 指つけ根部
151外側側縁部
152内側側縁部
F 圧力方向

Claims (15)

  1. 全体が編成によって形成されたくつ下において、
    足裏の土踏まずから脚部まで連続して形成されている難伸部分を設けたくつ下であって、
    難伸部分は、土踏まず部から両側に伸び、足首前面の上部及びアキレス腱上部でつながっており、
    前記難伸部分は、足部において爪先部側、甲部及び踵側を覆っておらず、脚部において、足首部を周回しておらず、
    足部の外側では少なくとも第5中足骨の一部分から踵骨の基部の間を覆い、内側では内側楔状骨から舟状骨を少なくとも覆う範囲であることを特徴とするくつ下。
  2. 内側では第1中足骨の一部分から踵骨の基部の間を覆う範囲であることを特徴とする請求項1記載のくつ下。
  3. 難伸部分は、くるぶし部分を覆わないことを特徴とする請求項1又は2記載のくつ下。
  4. くつ下は、少なくともひざ下まで覆うくつ下であって、
    アキレス腱上部の難伸部分は、ひざ下側面の両側にかけて連続して形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のくつ下。
  5. くつ下は、スポーツ用くつ下であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のくつ下。
  6. 爪先部、足裏側の指球部及び踵部を滑り止め部分とし、滑り止め機能は表面又は/及び内面に滑り止め機能を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のくつ下。
  7. 滑り止め部分は、意匠撚糸を用いて編成して形成されていることを特徴とする請求項記載のくつ下。
  8. 滑り止め部分は、指球部を覆う部分はくつ下の内面側が表面側よりも摩擦を高くし、他の滑り止め部分はくつ下の表面側が内面側よりも摩擦を高くしたことを特徴とする請求項又はに記載されたくつ下。
  9. ふくらはぎ部分において、アキレス腱を覆う部分の上部からひざ裏の下方を覆う部分に高通気性部分を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のくつ下。
  10. ふくらはぎを覆う部分は、脚を締め付ける圧を下方に向かって段階的に高くなるように設定することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のくつ下。
  11. くるぶしを覆う部分と足首部前面を覆う部分を屈曲抵抗が小さい部分としたことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載されたくつ下。
  12. 足首部分前面を覆う部分は、縦方向の伸びを小さくし、横方向の伸縮抵抗を大きく設定したことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載されたくつ下。
  13. アキレス腱を覆う部分を、クッション性を備えた部分としたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載されたくつ下。
  14. 甲部分であって指付け根部分は、高通気性部分としたことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載されたくつ下。
  15. サッカー用くつ下であることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載されたスポーツ用くつ下。
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