JP2008111224A - 靴下 - Google Patents

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Abstract

【課題】 足底のアーチの曲線を正常な形状に保ち、快適な歩行運動を促すとともに、過剰な締付感や突っ張り感のない履き心地の良い靴下を提供する。
【解決手段】 土踏まず部7の足長方向中央付近の位置に、低伸縮性で皮膚への着圧力が最も高い編み組織又は素材で構成された第1領域1を設けるとともに、第1領域1の周囲を2a〜2bにかけて囲み、かつ、足底部2bから足甲部2cを周設するように、低伸縮性の編み組織又は素材で構成された第2領域2を設けた構成とする。第1領域1の足周方向の伸びをL1、第2領域2の足周方向の伸びをL2、靴下Sの第1領域1と第2領域2を除いた他の部分の足周方向の伸びをL3とすると、L1<L2<L3の関係を満たすものとすることで、足底のアーチの曲線を正常な形状に保つ効果を発揮しつつ、過剰な締付感や突っ張り感のない履き心地の良い靴下とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、足底のアーチの曲線を正常な形状に保ち、快適な歩行運動を促すとともに、過剰な締付感や突っ張り感のない履き心地の良い靴下に関する。
図6は、人の右足の骨を足底側から見た状態を表した図である。図6に示すように、人の足を構成する骨は、指節骨G1、中足骨G2、足根骨G3に大別され、図7(b)に示すように、足底には、縦足弓H1(縦方向のアーチ)と横足弓H2(横方向のアーチ)が形成されている。
この縦足弓H1と横足弓H2は、それぞれ独立したものではなく、相互に関連して土踏まずを形成し、歩行接地時の衝撃を緩和するバネのような役割とともに、体重を足全体に分散させ、体重移動をスムーズにする重要な役割を果たしている。縦足弓H1は、図6及び図7(a)に示すように、踵骨結節G31を起点とし、距骨、舟状骨、内側楔状骨を超えて第1中足骨G21にかけてアーチを形成している内側弓と、踵骨結節G31を起点として立法骨を通り、第5中足骨G22にかけてアーチを形成している外側弓とからなる。一方、横足弓H2は、図7(a)に示すように、第1中足骨G21から第5中足骨G22にかけて形成される前アーチと、3個の楔状骨を含み、土踏まずの左側G32から右側G33にかけて形成される主アーチとからなる。
図8は、足底の主な靭帯を図示したものであり、J3は底側踵立方靭帯を、J4は底側靭帯を示している。足底の靭帯は、骨格によって形成された縦足弓H1と横足弓H2に対し、強く張って、アーチを維持する役割を果たしているが、特に、底側踵舟靭帯J1と長足底靭帯J2が、足底のアーチ構造を維持する重要な靭帯といわれている。
また、図9は、図6の足根骨G3を構成する7個の骨を図示したものである。足根骨G3は、踵骨K1、距骨K2、舟状骨K3、内側楔状骨K5、中間楔状骨K4、外側楔状骨K3、立方骨K2によって構成されている。そして、歩行接地時の衝撃等の足に加わる垂直加重によって生じる骨の位置のずれの状態を分析すると、舟状骨K3は、足根骨G3を構成する骨の中でも特に大きくずれが生じるおそれの高い骨であり、舟上骨K3にずれを生じることが足底のアーチが降下する主な原因となっていることが知られている。そのため、運動時に舟状骨K3がずれないように矯正することができれば、舟上骨K3のずれによる足底アーチの降下を抑制することに繋がると考えられている。
このように、縦足弓H1と横足弓H2とからなる足底のアーチの構造は、バネのような役割を果たして歩行接地時の衝撃を緩和するとともに、体重を足全体に分散させ、体重移動をスムーズにする役目を果たしているため、縦足弓H1と横足弓H2の形状を正常に保つことは、正常な歩行運動を促すことにも繋がると考えられている。
ところが、激しい運動や長時間の運動により、底側踵舟靱帯J1と長足底靱帯J2が過伸することで縦足弓H1と横足弓H2のアーチの形状が保てなくなると、歩行時の衝撃吸収効果が充分に得られず、バネの役割を充分に果たすことができなくなる結果、足が疲れたり、舟上骨K3にずれを生じて痛みが生じる原因となる。
また、ハイヒール着用時のつま先立ちの状態や、硬い革靴を履いた状態が長時間続くことによっても底側踵舟靱帯J1と長足底靱帯J2が過伸し、縦足弓H1と横足弓H2の降下を招くことが知られている。
そこで、従来より、足のアーチを回復させ、足の正常な機能を回復させることを目的とした靴下が提案されている。
特開2005−312512号
例えば、上記特許文献1には、足の一部又は全部を覆う靴下本体の、第1中足骨、第2中足骨、第3中足骨、第4中足骨及び第5中足骨の足裏側に対応する部分の内の少なくとも横中足靱帯の足裏側に対応する部分と、足根骨の足背側に対応する部分に、夫々、足の幅方向で見た引張抵抗力が他の部分より強い弾性伸縮部を配置したことを特徴とする靱帯補強靴下が開示されている。
また、従来より、足の土踏まずに存在する横アーチと、足指の付け根に存在する前アーチの形成を促して、足の正常な機能を回復させることを目的とした靴下も公知となっている。
特開2002−69701号
具体的には、例えば上記特許文献2には、踵よりも先方であって爪先の基部に至る足部に、甲と足裏周方向の全周にわたって伸縮素材による締め付け領域を形成した構成の靴下が提案されている。
しかしながら、上記特許文献1に代表される足周の一部分にのみ弾性伸縮部を設けた靴下は、弾性伸縮部を設けた部分の足周方向延長上の生地を引っ張るに過ぎず、足底アーチを回復させるまでの十分な矯正力が得られないという問題があった。
また、上記特許文献2に代表されるような土踏まずに位置する部分の足周全周に亘って締め付け領域を設けたのみの靴下は、必要以上の締付力により血行不良等の障害のおそれがある上、締め付け領域を設けたことにより歩行運動時に特に足底部分の編地の伸縮性が失われるため、窮屈感や異物感が発生するという問題があった。
本発明は、上記のような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、足底のアーチの曲線を正常な形状に保ち、快適な歩行運動を促すとともに、過剰な締付感や突っ張り感のない履き心地の良い靴下を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の靴下は、
靴下の土踏まず部の足長方向中央付近の位置に、低伸縮性で皮膚への着圧力が最も高い編み組織又は素材で構成された第1領域を設けるとともに、前記第1領域の周囲を囲み、かつ、足底部から足甲部を周設するように、低伸縮性の編み組織又は素材で構成された第2領域を設けた靴下であって、
前記第1領域と前記第2領域の伸縮性は、前記第1領域の足周方向の伸びをL1、前記第2領域の足周方向の伸びをL2、前記靴下の、前記第1領域と前記第2領域を除いた他の部分の足周方向の伸びをL3とすると、L1<L2<L3の関係を満たすものとしたことを最も主要な特徴点としている。
本発明によれば、第1領域の周囲を囲み、足底部から足甲部を周設する第2領域によって第1領域を吊り上げる作用が働くので、上記特許文献1に代表される足周の一部分にのみ弾性伸縮部を設けた従来の靴下とは異なり、的確に足底アーチを捉えて押し上げる力が働くため、足底アーチを矯正する効果が高まる。
また、本発明の靴下は、第1領域と第2領域の伸縮性は、第1領域の足周方向の伸びをL1、第2領域の足周方向の伸びをL2、前記靴下の第1領域と第2領域を除いた他の部分の足周方向の伸びをL3とすると、L1<L2<L3の関係を満たすものとしたので、上記特許文献2に代表されるような土踏まずに位置する部分の足周全周に亘って締め付け領域を設けたのみの靴下とは異なり、過剰な締付力を軽減できるので、足の血行不良等の障害が生じるおそれを低減しつつ、足底アーチを押し上げて矯正する効果を発揮することができる。
本発明の靴下は、靴下の土踏まず部の足長方向中央付近の位置に、低伸縮性で皮膚への着圧力が最も高い編み組織又は素材で構成された第1領域を設けるとともに、前記第1領域の周囲を囲み、かつ、足底部から足甲部を周設するように、低伸縮性の編み組織又は素材で構成された第2領域を設けた靴下であって、前記第1領域と前記第2領域の伸縮性は、前記第1領域の足周方向の伸びをL1、前記第2領域の足周方向の伸びをL2、前記靴下の、前記第1領域と前記第2領域を除いた他の部分の足周方向の伸びをL3とすると、L1<L2<L3の関係を満たすものとした構成である。
本発明では、前記第2領域は、足底側に、前記第1領域の周囲を囲む足長方向幅広の部分を形成するとともに、足甲側に、舟上骨の上方を通る足長方向細幅の部分を形成することがより望ましい。前述のように、歩行接地時の衝撃等の足に加わる垂直加重によって生じる骨の位置のずれの状態を分析すると、舟状骨にずれを生じることが足底のアーチが降下する主な原因となっていることが知られているため、第2領域を周設する位置は、その舟状骨の位置とすることが望ましいからである。また、足の血行不良等の障害が生じるおそれをなくすためには、足底側は、第1領域の周囲を囲む足長方向幅広の部分として足底アーチを押し上げる一方、足甲側は、舟上骨の上方を通る足長方向細幅の部分として過剰な締付力を軽減することが望ましいからである。
第1領域の大きさをどの程度にするかは、特に限定をするものではないが、本発明者が種々検討したところによると、第1領域は、足長方向のコース数を40〜80コースとするとともに、足周方向のウェール数を20〜60ウェールの範囲とすることがより望ましい。
また、第1領域の編み組織又は素材は特に限定されず、例えば、編み組織をタック編みとすることにより、低伸縮性で皮膚への着圧力を高くすることができる。また、ゴム製パッドを用いても良い。何れの構成も特別な靴下編み機を用いなくても実現可能という利点がある。また、第2領域の編み組織又は素材も限定されず、適宜必要な構成を採用することができる。但し、本発明では、第1領域の足周方向の伸縮性の方が、第2領域の足周方向の伸縮性よりも小さくする必要がある。
また、本発明者が種々検討したところによると、第1領域の足長方向中央付近の位置の着圧力は、エアパック式着圧測定装置による測定値が15〜50hPaの範囲であることが最も望ましい。
また、本発明では、靴下の足底部の足指付け根部分一帯に、足長方向のコース数を増やしたコース数増加部を設ける方がより望ましい。このようにすれば、第1領域、第2領域を設けたことにより生じた足底部分の編地の伸縮性の低下を補填することができ、歩行運動による足指付け根部分の屈伸時に生じる突っ張り感を解消し、靴下のずり落ちをも防止することができるからである。
また、本発明者が種々検討したところによると、コース数増加部を設ける際は、そのコース数は、32〜48コースの範囲とすることが望ましい。49コース以上となると、足指付け根部分の屈伸時に生じる突っ張り感は解消するが、生地が余っている感じが強くなるからであり、また、31コース以下となると、足指付け根部分の屈伸時に生じる突っ張り感の解消効果が少なくなるからである。
また、本発明では、靴下のつま先部の先端からかかと部の末端までの足底部分の全長の内、つま先側半分の小指寄りの領域に低伸縮性領域を設け、前記つま先側半分の小指側側端における全長方向の伸びをV1、前記つま先側半分の親指側側端における全長方向の伸びをV2とすると、V1<V2の関係を満たすものとすることがより望ましい。上記の位置に低伸縮性領域を設けることにより、足指の長さの違いにより生じる小指側部の弛みを防止することができるからである。
また、本発明者が種々検討したところによると、つま先側半分の小指寄りの領域に低伸縮性領域を設ける際は、前記V1と前記V2は、V1/V2の値が0.4〜0.8の範囲であることが望ましい。V1/V2の値が、0.4未満となると、足指の長さの違いにより生じる小指側部の弛みは防止できるが、小指側が窮屈となる感じが徐々に強くなるからであり、また、0.8よりも大きくなると、足指の長さの違いにより生じる小指側部の弛みを防止する効果が少なくなるからである。
以下、本発明の靴下を、実施例に基いてさらに詳細に説明する。図1は、右足用の本発明の靴下を親指側の面から見た状態を表した説明図、図2は、同靴下を小指側の面から見た状態を表した説明図、図3は、同靴下の底面図、図4は、同靴下の平面図である。
図1〜図4に示すように、本実施例の靴下Sは、靴下丸編機により伸縮糸を用いて編成されており、足挿入口11、口ゴム部12、かかと部6、土踏まず部7、つま先部5を有している。8は、足指の付け根部分の通気性を良くして蒸れを解消するために設けられたメッシュ部を示している。
土踏まず部7の足長方向中央付近の位置には、タック編みで編成することにより、低伸縮性で、皮膚への着圧力が靴下Sの他の部分と比較して最も高い第1領域1が設けられている。また、第1領域1の周囲を2a〜2bにかけて囲み、かつ、足底部2bから足甲部2cを周設するように、タック編みで編成することにより低伸縮性とされた第2領域2が設けられている。
図1と図2の比較、及び図3により明らかなように、本実施例では、第1領域1は土踏まず部7の足長方向中央付近の位置であって、かつ、足底面の親指側寄りの位置に帯状に設けられている。足底面の親指側寄りの位置とした理由は、足の土踏まずの形状に沿わせるためである。
本実施例では、第1領域1の足周方向の伸びをL1、第2領域2の足周方向の伸びをL2、靴下Sの第1領域1と第2領域2を除いた他の部分(例えば、図1中、平編みとされた9、10の部分など任意の部分)の足周方向の伸びをL3とすると、L1<L2<L3の関係を満たすように、第1領域1と第2領域2に設けるタック編みの量を調整している。具体的には、本実施例では、L1を1とすると、L2は1.2、L3は1.4〜1.6程度の伸縮性の差異を設けている。
実施例の靴下Sは、第1領域1の周囲を2a〜2bにかけて囲み、足底部2bから足甲部2cを周設する第2領域2によって第1領域1を吊り上げる作用が働き、的確に足底のアーチを捉えて押し上げる力が働くため、足底のアーチを矯正する効果が高まる。また、第1領域と第2領域の伸縮性に差を設け、過剰な締付力を軽減できるので、足の血行不良等の障害が生じるおそれを低減しつつ、足底アーチを押し上げて矯正する効果を発揮することができる。
図1、図2に示すように、本実施例の靴下Sでは、第2領域2は、足底側に、第1領域1の周囲を2a〜2bにかけて囲む足長方向幅広の部分を形成するとともに、足甲側に、舟上骨の上方を通る足長方向細幅の部分2cを形成している。舟状骨にずれを生じることが足底のアーチが降下する主な原因となっていることが知られているため、第2領域2を周設する位置は、その舟状骨の位置2cとすることが望ましいからである。
また、足の血行不良等の障害が生じるおそれをなくすためには、足底側は、第1領域1の周囲を2a〜2bにかけて囲む足長方向幅広の部分として足底アーチをしっかりと押し上げる一方、足甲側は、舟上骨の上方を通る足長方向細幅の部分2cとして過剰な締付力を軽減することが望ましいからである。従って、本実施例の靴下Sでは、第1領域1の上方の位置9aや、第2領域2の爪先寄りの位置2aの上方の位置9bは、何れも平編みとされ、第2領域2は存在しない。第2領域2の足付け根寄りの位置2bの上方の位置(舟状骨の位置)にのみ第2領域2cが存在する。
本実施例においては、第1領域1は、足長方向のコース数を53、かつ足周方向のウェール数を43とした。本発明者が検討したところによると、足長方向のコース数は40〜80、足周方向のウェール数は20〜60の範囲に収めることが望ましいことが判明している。
その理由は 足長方向のコース数が40未満または足周方向のウェール数が20未満の場合は、第1領域は足底アーチをうまく捉えることができず、足底アーチを押し上げる効果が減少してしまうからである。逆に足長方向のコース数が80を超える場合または足周方向のウェール数が60を超える場合は、第1領域が大きすぎることにより第2領域が効果的に吊り上げることができない上、着用時に異物感を感じるようになるからである。
なお、本実施例の靴下Sでは、第1領域1は、編み組織をタック編みとする構成を採用したが、第1領域1は、例えば、若干の伸縮性を有するゴム製の板状パッドを使用することもできる。すなわち、ゴム製の板状パッドを、第1領域に位置する部分の内側または外側に接着剤を用いて貼り付けることにより、編み立てにより編成した第1領域と同様の効果を得ることができる。但し、ゴム製の板状パッドを用いた構成とする場合(特に該パッドを内側に貼付する場合)は、着用時の着用感が悪くなるおそれがあるため、その点を考慮し、ゴム製の板状パッドの厚さは1mm以内とし、かつ柔軟性のある素材を選択することが望ましい。
また、後述するように、本実施例では、第1領域1の足長方向中央付近の位置の着圧力は、エアパック式着圧測定装置による測定値が25hPaとなるようにした。本発明者が検討したところによると、第1領域1の着圧力は15〜50hPaの範囲とすることが望ましいことが判明している。
その理由は、15hPa未満である場合は、足底アーチを押し上げる力が弱く、疲れの軽減や痛みの緩和の効果が現れにくいからである。逆に50hPaよりも大きくなる場合は、足底アーチを押し上げる効果は発揮されるものの、過度な圧力により血行に悪影響を及ぼす可能性が徐々に高くなる上、着用時に異物感も生じるおそれがあるからである。
図1〜図3において、3は、靴下Sの足底部の足指付け根部分一帯に、足長方向のコース数を増やすことにより設けたコース数増加部を示している。このようにすれば、第1領域1、第2領域2を設けたことにより生じた足底部分の編地の伸縮性の低下を補填することができ、歩行運動による足指付け根部分の屈伸時に生じる突っ張り感を解消し、靴下のずり落ちをも防止することができるからである。
コース数増加部3は、靴下の踵の編み立て方法を用いると、足指付け根部分のカーブにフィットさせることができるので、好適である。また、本実施例では、コース数増加部3の編み立てコース数は、コース数増加部3の足長方向における最長部分が40コースとなるようにしている。本発明者が検討したところによると、コース数増加部3の足長方向における最長部分の編み立てコース数は、32〜48コースの範囲とすることが望ましいことが判明している。
その理由は、32コース未満である場合は、第1領域1、第2領域2を設けることにより失われた足底足長方向の伸縮性を補填しきれず、若干の突っ張り感が残るからである。逆に48コースよりも大きくなると、足底部の足指付け根部分に弛みが生じ、歩行運動時に靴下内でつま先部分に滑りが生じ、履き心地が不快となるからである。
なお、足指の付け根部分は、歩行時の体重移動の際に地面を踏ん張る部分であり、荷重の加わる部分である。そのため、コース数増加部3の内側面はパイル編みで編成すると、疲れにくく足への負担を軽減できるので、好適である。なお、図示しないが、実施例の靴下Sは、かかと部6の内側面もパイル編みとして、靴下の内部で足が滑ることを防止している。コース数増加部3とかかと部6の内側面をパイル編みとすることにより靴下Sの内部で足が滑らないようにすれば、第1領域1の位置が安定するため、好適である。
図5は、底面を平らにした状態で靴下Sを側面から見た状態の説明図である。図5において、靴下Sのつま先部5の先端からかかと部6の後端までの長さをX、コース数増加部3の上下方向の長さをYとすると、実施例の靴下は、おおよそX:Yが6:1となるように、コース数増加部3に膨らみをもたせている。
本実施例の靴下は、さらに履き心地の良さを追求するために、図2及び図3に示すように、靴下Sのつま先部5の先端からかかと部6の末端までの足底部分の全長の内、つま先側半分の小指寄りの領域に、コース数増加部3の足長方向の前後付近に、4a,4b,4cに分割して、低伸縮性領域4を設けた構成としている。なお、本実施例では、4a,4b,4cの部分をタック編みとすることにより伸縮性を低くしている。そして、つま先側半分の小指側側端における全長方向の伸びをV1、つま先側半分の親指側側端における全長方向の伸びをV2とすると、V1<V2の関係を満たすようにすることで、足指の長さの違いにより生じる小指部分の生地の弛みを抑制でき、より快適な歩行運動を促すことができる。
なお、本実施例の靴下Sでは、V1/V2の値が0.6となるようにしている。本発明者が検討したところによると、V1/V2の値が0.4〜0.8の範囲に調整することが望ましい。
その理由は、V1/V2の値が0.4未満である場合、歩行運動時の小指部分の自由が奪われ、不快感が生じるからである。逆に0.8を超える場合は、足指の長さの違いにより生じる小指部分の生地の弛みを抑制する効果が充分に発揮できないため、若干の異物感が残るからである。なお、編み立てにより、靴下つま先部分の形状を足のつま先のカーブにあわせた形状にすることにより、着用感を一層快適にすることができる。
さらに進んで、本発明の靴下の効果を確認するために行った試験の方法及び結果について説明する。以下の試験では、図1に示す本発明の靴下の実施品の一例を「実施例」、第1領域1、第2領域2に相当する構成を何れも有さない、足底部分を全て平編みで編成した従来の靴下の一例を「比較例」としている。効果確認試験は、第1領域中央部分(又は中央相当部分)の着圧力試験、土踏まず面積変化率比較試験の2項目について実施した。各試験の試験方法と結果は、以下の通りである。
1)第1領域中央部分(又は中央相当部分)の着圧力試験
実施例の靴下については、第1領域1の足長方向中央部分の着圧力を、比較例の靴下については、第1領域1の足長方向中央部分に相当する部分の着圧力を測定した。着圧力は以下の方法によって測定した。
(着圧試験の試験条件)
測定機:エアパック式着圧測定機 A0101−G
被験者:20代男性 左足(足長240mm)
試験方法:
(イ)エアパックを被験者の第1領域中央部分又は第1領域中央相当部分に貼り付ける。(ロ)サンプル靴下を着用し、1分後の計測値を読み取った。
(ハ)各サンプルについて3回計測を行い、平均値を算出した。
第1領域1の中央部における着圧力について、実施例と比較例を比較した試験結果は、以下の表1に示すとおりとなった。第1領域の中央部分の着圧力は、その値が大きいほど足底アーチを押し上げる力が強いといえ、足底アーチの形状を矯正する方向に力が働いていることを意味する。
Figure 2008111224
表1に示す通り、土踏まず中心部に当てる第1領域の中心部分(要するに土踏まず中心部分)の着圧力は、実施例の方が遥かに高く、本発明による構成によれば、足底アーチを押し上げる力、つまりは足底アーチの形状を正常に保つ力が有効に働いていることが確認された。
2)土踏まず面積変化率比較試験
実施例、比較例の靴下をそれぞれ着用して一定時間歩行を行った場合における歩行前後の土踏まず部の面積を計測し、変化率を算出することによって、歩行前後の足底アーチの変化状況を比較する試験を行った。
(土踏まず面積変化率比較試験の試験条件)
被験者:標準的な体格の30代男性 3名
試験方法:
(イ)両足について足裏部の足形を取る。
(ロ)サンプルの靴下を着用し、平坦なアスファルト舗装路を自然歩行で3時間歩行する。
(ハ)3時間歩行後、両足について足裏部の足形を取る。
(ニ)面積測定器(タマヤ測定システム社製 TAMAYA DIGITAL PLANIMETER「PLANIX」(登録商標))を用いて、土踏まず部分に相当する足形の面積をそれぞれ測定した。なお、図10に示す通り、拇指側の足裏端部接線101と土踏み102の足形とで囲まれた範囲(黒塗りとした範囲)を土踏まず部103と定義し、その面積を土踏まず面積として測定した。
(ホ)上記(イ)の時点の歩行前土踏まず面積から上記(ハ)の時点の歩行後土踏まず面積への変化量の割合を算出し、左右の平均値を「土踏まず面積変化率(%)」とした。すなわち、歩行後の土踏まず面積(mm2 )/歩行前の土踏まず面積(mm2 )=土踏まず面積変化率(%)とした。
(へ)実施例の靴下を履いて上記試験を行った場合の土踏まず変化率と、比較例の靴下を履いて上記試験を行った場合の土踏まず変化率の差(変化率差異)を求めた。
なお、上記試験では、土踏まず面積変化率が100%を下回った場合、歩行前に比べて歩行後の方が接地面積が広いことを示し、疲労による足底アーチの降下を示すものと考えることができる。一方、土踏まず面積変化率が100%を上回ると、歩行前に比べて歩行後の方が接地面積が狭いことを示し、足底アーチの形状を矯正し、降下を防止する効果が持続したことを示すものと考えることができる。
Figure 2008111224
表2は、実施例、比較例における被験者3名の土踏まず面積変化率の平均値である。比較例は、若干ではあるが100%を下回っていることから、疲労による足底アーチの降下があったものと考えることができる。一方、実施例においては104.08%となっており、変化率差異が4.62%であることより、足底アーチの形状を矯正する効果が認められ、靴下を脱いだ後もその効果が持続していたものと考えられる。
なお、上記試験では通常歩行で比較したが、従来の靴下を履いてさらに激しい運動を行えば、足底への負担がますます大きくなり、正常なアーチ形状を保てなくなる可能性が高いと考えられる。一方、本発明の靴下を利用すれば、足底アーチを矯正する力が働くため、激しい運動を行ったときでも正常なアーチ形状が保たれ、足底アーチのバネ機能が充分に発揮されるものと考えられる。
以上説明したように、本発明の靴下は、第1領域の周囲を囲み、足底部から足甲部を周設する第2領域によって第1領域を吊り上げる作用が働くので、特許文献1に代表される足周の一部分にのみ弾性伸縮部を設けた従来の靴下とは異なり、的確に足底アーチを捉えて押し上げる力が働くため、足底アーチを矯正する効果が高まる。また、第1領域と第2領域の伸縮性は、第1領域の足周方向の伸びをL1、第2領域の足周方向の伸びをL2、前記靴下の第1領域と第2領域を除いた他の部分の足周方向の伸びをL3とすると、L1<L2<L3の関係を満たすものとしたので、特許文献2に代表されるような土踏まずに位置する部分の足周全周に亘って締め付け領域を設けたのみの靴下とは異なり、過剰な締付力を軽減できるので、足の血行不良等の障害が生じるおそれを低減しつつ、足底アーチを押し上げて矯正する効果を発揮することができる。
本発明の靴下は、一般用に限らず、マラソンランナーなど長時間走り続けるスポーツ選手用の靴下にも適用できるものである。
右足用の本発明の靴下を親指側の面から見た状態を表した説明図である。 図1の靴下を小指側の面から見た状態を表した説明図である。 右足用の本発明の靴下の底面を平らにした状態における底面図である。 図3の靴下の平面図である。 図3の靴下の側面図である。 人の右足の骨を足底側から見た状態を表した図である。 (a)は、踵骨結節を起点とし、第1中足骨又は第5中足骨にかけてアーチを形成している内側弓、外側弓と、第1中足骨から第5中足骨にかけて形成される前アーチ、土踏まずの左側から右側にかけて形成される主アーチについての説明図、(b)は、縦足弓と横足弓についての説明図である。 足底の主な靭帯についての説明図である。 足根骨を構成する7個の骨の説明図である。 土踏まず面積変化率比較試験における「土踏まず部」の定義を説明する図である。
符号の説明
1 第1領域
2 第2領域
2c 舟上骨の上方を通る足長方向細幅の部分
3 コース数増加部
4 低伸縮性領域
5 つま先部
6 かかと部
7 土踏まず部

Claims (10)

  1. 靴下の土踏まず部の足長方向中央付近の位置に、低伸縮性で皮膚への着圧力が最も高い編み組織又は素材で構成された第1領域を設けるとともに、前記第1領域の周囲を囲み、かつ、足底部から足甲部を周設するように、低伸縮性の編み組織又は素材で構成された第2領域を設けた靴下であって、
    前記第1領域と前記第2領域の伸縮性は、前記第1領域の足周方向の伸びをL1、前記第2領域の足周方向の伸びをL2、前記靴下の、前記第1領域と前記第2領域を除いた他の部分の足周方向の伸びをL3とすると、L1<L2<L3の関係を満たすものとしたことを特徴とする靴下。
  2. 前記第2領域は、足底側に、前記第1領域の周囲を囲む足長方向幅広の部分を形成するとともに、足甲側に、舟上骨の上方を通る足長方向細幅の部分を形成したことを特徴とする請求項1記載の靴下。
  3. 前記第1領域は、足長方向のコース数を40〜80コースとするとともに、足周方向のウェール数を20〜60ウェールの範囲としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の靴下。
  4. 前記第1領域の編み組織を、タック編みとしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の靴下。
  5. 前記第1領域の素材に、ゴム製パッドを用いたことを特徴とする1乃至4の何れかに記載の靴下。
  6. 前記第1領域の足長方向中央付近の位置の着圧力は、エアパック式着圧測定装置による測定値が15〜50hPaの範囲であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の靴下。
  7. 靴下の足底部の足指付け根部分一帯に、足長方向のコース数を増やしたコース数増加部を設けたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の靴下。
  8. 前記コース数増加部分のコース数は、32〜48コースの範囲としたことを特徴とする請求項7記載の靴下。
  9. 靴下のつま先部の先端からかかと部の末端までの足底部分の全長の内、つま先側半分の小指寄りの領域に低伸縮性領域を設け、前記つま先側半分の小指側側端における全長方向の伸びをV1、前記つま先側半分の親指側側端における全長方向の伸びをV2とすると、V1<V2の関係を満たすものとしたことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の靴下。
  10. 請求項9記載の靴下において、V1/V2の値が、0.4〜0.8の範囲であることを特徴とする靴下。
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