JP5421526B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は冷却貯蔵庫に関し、特に冷凍装置を構成する圧縮機の運転制御に改良を加えた冷却貯蔵庫に関する。
従来、庫内を予め定められた設定温度付近に冷却制御する一例として、特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、冷凍装置が、2系統の独立した冷凍回路を有し、一方の冷凍回路にはインバータ圧縮機が、他方の冷凍回路には一定速圧縮機がそれぞれ備えられた構造となっており、冷却運転時には、検知した庫内温度と設定温度とを比較し、その温度差に応じてインバータ圧縮機を増減速制御することで庫内を設定温度付近に維持するようになっている。また、扉の開閉により庫内温度が大きく上昇し、インバータ圧縮機が最高回転数に達してなお、庫内温度と設定温度との間に所定以上の温度差があった場合には、他方の冷凍回路の一定速圧縮機を併せて駆動することで、庫内を早期に冷却できるようにしており、庫内温度が下がれば一定速圧縮機は停止される。
特開2005−16874公報
ところで上記のように扉を開閉する場合、それが短時間であると、扉が開かれたときに庫内温度センサ付近の温度が瞬時に大幅上昇し、扉が閉じられると、元の温度よりも若干高い程度の温度まで急激に低下する。
そのため上記従来の制御方法では、瞬間的に大幅上昇した庫内温度を検知することで一定速圧縮機が起動されるが、庫内温度はすぐに低下するために、一定速圧縮機は早期に停止することになる。すなわち、不要とも言える一定速圧縮機の駆動と停止とを繰り返すことになるため、消費電力が無駄に嵩み、また一定速圧縮機が短時間の運転に留められるために、機構部に潤滑油が十分に行き渡らなくて潤滑不良を招く等、信頼性を損ねるおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、冷凍能力の不足を補助的な圧縮機の駆動で補うに当たって、同圧縮機の不必要な運転を抑えるところにある。
本発明の冷却貯蔵庫は、複数の独立した冷凍回路を有し、そのうち一つの主冷凍回路の圧縮機が能力可変式の圧縮機で、他の冷凍回路の圧縮機が一定速圧縮機であり、かつ少なくとも前記主冷凍回路と前記他の冷凍回路における蒸発器と凝縮器は共用である冷凍装置と、目標となる温度降下の経時的変化態様を示す冷却特性がデータとして記憶された記憶手段と、庫内温度を検出する温度センサと、この温度センサからの出力に基づき、前記庫内温度が前記記憶手段から読み出された前記冷却特性に倣って降下するように前記主冷凍回路の能力可変式圧縮機の能力を変化させ、かつ前記能力可変式圧縮機が最大能力の発揮状態にあってもなお同能力可変式圧縮機の能力増が要求された場合には、前記他の冷凍回路の一定速圧縮機を併せて駆動するようにし、前記主冷凍回路の能力可変式圧縮機と前記他の冷凍回路の一定速圧縮機が共に運転されている場合において前記能力可変式圧縮機が最低能力の発揮状態であってもなお同能力可変式圧縮機の能力減が要求された場合には、前記他の冷凍回路の一定速圧縮機を停止し、庫内温度が設定温度よりも所定温度低い下限温度に達した場合、前記主冷凍回路の能力可変式圧縮機を停止するようにした運転制御装手段と、が設けられ、かつ、前記運転制御手段には、前記主冷凍回路の能力可変式圧縮機への前記能力増の要求が所定時間継続して初めて前記他の冷凍回路の一定速圧縮機の駆動を許容する駆動規制手段が備えられているところに特徴を有する。
この構成によれば、能力可変式の圧縮機を備えた主冷凍回路の冷凍能力のみでは不足を来して、他の冷凍回路の冷凍能力を併せて利用しようとした場合、主冷凍回路の能力可変式圧縮機が最大能力を発揮している状態で、同能力可変式圧縮機への能力増の要求が所定時間継続して行われて初めて、他の冷凍回路の一定速圧縮機が駆動される。
この制御方式では、扉の短時間の開閉等に伴って生じる瞬間的な庫内温度の変化に対し、不必要に他の冷凍回路の一定速圧縮機を駆動することが無くなる。そのため消費電力量の増加が抑えられ、また他の冷凍回路の一定速圧縮機が短時間のみ運転されることに起因して潤滑油が十分に行き渡らない事態が生じることが回避され、もって同一定速圧縮機の駆動の信頼性が確保される。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記主冷凍回路の圧縮機が速度制御可能なインバータ圧縮機であるとともに、前記運転制御手段は、所定のサンプリング時間ごとに前記温度センサの信号に基づき庫内温度の降下度を算出する温度変化算出部と、前記サンプリング時間ごとに前記記憶手段に記憶された前記冷却特性に基づきこのサンプリング時間の庫内温度における目標の温度降下度を出力する目標温度降下度出力部と、前記温度変化算出部で算出された実際の温度降下度と、前記目標温度降下度出力部から出力された目標の温度降下度とを比較する比較部と、この比較部の比較結果に基づき、前記実際の温度降下度が前記目標の温度降下度よりも小さい場合には前記インバータ圧縮機に増速指令を出し、前記実際の温度降下度が前記目標の温度降下度よりも大きい場合には前記インバータ圧縮機に減速指令を出す増減速指令部とから構成され、かつ前記駆動規制手段は、前記主冷凍回路のインバータ圧縮機が最高回転数にある状態において前記増速指令が所定回数連続して出された場合に、前記他の冷凍回路の一定速圧縮機の駆動を許容するようになっている。
ここで温度降下度とは、単位時間当たりの温度降下量として定義される。
この構成では、初めは主冷凍回路のインバータ圧縮機のみが運転され、所定のサンプリング時間ごとに、検出された庫内温度に基づいて実際の温度降下度が算出される一方、冷却特性のデータからその庫内温度における目標の温度降下度が出力され、実際の温度降下度が目標の温度降下度よりも小さければインバータ圧縮機が増速制御され、逆の場合はインバータ圧縮機が減速制御されつつ冷却特性に倣って冷却される。ここで、インバータ圧縮機を備えた主冷凍回路の冷凍能力のみでは不足を来して、他の冷凍回路の冷凍能力を併せて利用する場合、主冷凍回路のインバータ圧縮機が最高回転数にある状態で、同インバータ圧縮機への増速指令が所定回数連続して出されて初めて、他の冷凍回路の圧縮機が駆動される。
この制御方式では、扉の短時間の開閉等に伴って生じる瞬間的な庫内温度の変化に対し、不必要に他の冷凍回路の圧縮機を駆動することが無くなる。そのため消費電力量の増加が抑えられ、また他の冷凍回路の圧縮機が短時間のみ運転されることに起因して潤滑油が十分に行き渡らない事態が生じることが回避され、もって同圧縮機の駆動の信頼性が確保される。
(2)前記駆動規制手段は、前記主冷凍回路のインバータ圧縮機が最高回転数にある場合において前記増速指令が出された回数を積算するカウンタと、同カウンタによる積算値が所定値に達したのちさらに増速指令が出された場合に前記他の冷凍回路の圧縮機に対して駆動信号を出す駆動制御部とから構成されている。
この構成では、主冷凍回路のインバータ圧縮機が最高回転数にある場合において増速指令が出されると、その回数がカウンタで積算され、積算値が所定値に達したのちさらに増速指令が出されたところで他の冷凍回路の一定速圧縮機が駆動される。
(3)前記運転制御手段は、前記他の冷凍回路の一定速圧縮機が併せて駆動されたのちも、前記比較部の比較結果に基いて、前記主冷凍回路のインバータ圧縮機に対して増減速指令を出す機能を備えている。
この構成では、他の冷凍回路の一定速圧縮機が駆動されたのちも、主冷凍回路のインバータ圧縮機は運転を継続し、同インバータ圧縮機は、比較部の比較結果に基いて増減速制御される。
本発明によれば、庫内温度制御を行うに当たって他の冷凍回路の圧縮機の不必要な運転を抑えることができ、もって消費電力量の増加を抑制でき、また同圧縮機の駆動の信頼性を確保することができる。
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図6に基づいて説明する。本実施形態では、業務用の縦型冷凍庫を例示している。
図1及び図2において、符号10は、前面の開口された断熱箱体からなる冷凍庫本体であって、内部が冷凍室11とされているとともに、冷凍室11の前面開口には、上下一対の観音開き式の断熱扉12が装着されている。冷凍庫本体10は、底面の四隅に配された脚13によって支持され、その上面には、回りにパネルが立てられることで機械室14が構成されている。
機械室14の底面となる冷凍庫本体10の天井壁10Aのほぼ中央部には、方形の開口部15が形成され、この開口部15の上面を塞ぐようにして、詳しくは後記するユニット化された冷凍装置30を搭載したユニット台20が載置されている。開口部15の前方側(図2の右側)における下面の口縁の位置から奥壁に向かい、ドレンパンを兼ねた冷却ダクト22が下り勾配で張設されており、ユニット台20との間に蒸発器室23が形成されている。冷却ダクト22の前端側には吸込口25が形成され、その裏面に庫内ファン26が装備されているとともに、冷却ダクト22の後端側には吹出口27が形成されている。
冷凍装置30は、2系統の独立した冷凍回路、すなわち第1冷凍回路31A(本発明の主冷凍回路に相当)と、第2冷凍回路31B(本発明の他の冷凍回路に相当)とを備えている。両冷凍回路31A,31Bは大まかには、圧縮機を互いに異にしている一方、蒸発器と凝縮器とは共用している。
図3に模式的に示されるように、第1冷凍回路31Aは、回転数が可変のインバータ圧縮機32Aと、共通の凝縮器33と、ドライヤ35Aと、減圧手段であるキャピラリチューブ36Aと、共通の蒸発器37とを、冷媒配管で循環接続して形成されている。なお、第1冷凍回路31Aでは、蒸発器37の出口側の冷媒配管に、アキュムレータ38が介設されている。
第2冷凍回路31Bは、回転数が一定の一定速圧縮機32Bと、共通の凝縮器33と、ドライヤ35Bと、減圧手段であるキャピラリチューブ36Bと、共通の蒸発器37とを、冷媒配管で循環接続して形成されている。
両冷凍回路31A,31Bの構成部品のうち、インバータ圧縮機32A、一定速圧縮機32B、共通の凝縮器33、両ドライヤ35A,35B、両キャピラリチューブ36A,36Bとが、ユニット台20の上面に設置され、一方、共通の蒸発器37が、ユニット台20の下面側に吊り下げられて取り付けられ、ユニット化されてる。なお、共通の凝縮器33の裏面には、共通の凝縮器ファン34が設置されている。ユニット台20が、冷凍庫本体10の天井壁10Aの開口部15を塞いで載置されると、蒸発器37が、蒸発器室23内において庫内ファン26の奥側の位置に収容されるようになっている。
そして基本的には、冷凍装置30と庫内ファン26とが駆動されると、図2の矢線に示すように、冷凍室11内の空気が吸込口25から蒸発器室23内に吸引され、蒸発器37を通過する間に熱交換により生成された冷気が、吹出口27から冷凍室11に吹き出されるといったように循環されることで、冷凍室11内が冷却されるようになっている。
本実施形態では、冷凍室11内の温度(庫内温度)を、所定の温度カーブに沿って制御する手段が講じられており、以下それについて説明する。
庫内の冷却態様としては、庫内を設定温度付近に維持するコントロール冷却と、庫内負荷の増加や周囲温度の上昇に起因して庫内温度が上昇した場合に、庫内を急速に設定温度付近まで温度降下させるプルダウン冷却とがある。
制御装置としては、図4に示すように、マイクロコンピュータ等を備えて所定のプログラムを実行する制御部40が設けられ、ユニット台20の上面に設けられた電装箱28内に収納されている。制御部40の入力側には、庫内温度を検出する庫内温度センサ39が接続され、同庫内温度センサ39は、図2に示すように、蒸発器室23内における庫内ファン26の下流側に配されている。
制御部40には、クロック信号発生部41とともにデータ格納部42が設けられ、このデータ格納部42には、図5に示すように、コントロール冷却時及びプルダウン冷却時における目標の温度カーブXc,Xpが、データとして格納されている。
コントロール領域は、予め定められた設定温度Toよりも所定値(例えば1K)高い上限温度THと、設定温度Toよりも所定値(例えば2K)低い下限温度TLとの間の温度領域であり、プルダウン領域は、上限温度THを超えた領域である。
プルダウン領域の目標の温度カーブXpは、比較的急勾配の一次関数の直線として示され、同温度カーブXpに係る目標となる庫内温度降下度(単位時間当たりの温度降下量:ΔT/Δt)は、庫内温度によらず一定値Ap(K/min )となる。なお、目標となる庫内温度降下度Apは、単に目標値Apということがある。
コントロール領域の目標の温度カーブXcは、プルダウン冷却時の目標の温度カーブXpと比べて、勾配が緩やかとなった一次関数の直線として示される。同温度カーブXcでも、目標となる庫内温度降下度Ac(K/min )(単に目標値Acということがある)は一定であり、ただしプルダウン冷却時の目標温度降下度(目標値)Apに比べて小さい値となる。
なお、図6のフローチャートにおいては、プルダウン冷却時の目標温度降下度(目標値)Apと、コントロール冷却時の目標温度降下度(目標値)Acとをまとめて、目標温度降下度Aと標記しているが、プルダウン領域では、目標温度降下度Aとして「Ap」が、コントロール領域では、目標温度降下度Aとして「Ac」がそれぞれ出力される。
両領域の目標の温度カーブXp,Xcは、制御部40のデータ格納部42に格納され、冷却運転に係るプログラムの実行時に利用される。
制御部40の出力側には、インバータ回路44を介して上記したインバータ圧縮機32Aが接続されている。本実施形態のインバータ圧縮機32Aは、回転数が例えば5段階に切り替えられる。
基本的な冷却制御を行うために制御部40には、所定のサンプリング時間ごとに庫内温度センサ39の信号に基いて庫内温度の降下度を算出する温度変化算出部45と、同サンプリング時間ごとにデータ格納部42に記憶された目標の温度カーブXp,Xcのデータに基づきこのサンプリング時間の庫内温度における目標の温度降下度Aを出力する目標温度降下度出力部46と、温度変化算出部45で算出された実際の温度降下度Sと目標温度降下度出力部46から出力された目標の温度降下度Aとを比較する比較部47と、この比較部47の比較結果に基づきインバータ回路44に増減速指令を出す増減速指令部48とが設けられている。
この実施形態では、サンプリング時間は、例えば0.5分に設定されている。
そして制御部40には、次のような特徴的な機能が備えられている。すなわち、上記したインバータ圧縮機32Aが最高回転数で運転されている状態において、なお増減速指令部48から増速指令が出されたら、第2冷凍回路31Bの一定速圧縮機32Bを起動させる。ただし、同一定速圧縮機32Bは、増速指令が所定回数(本実施形態では4回)連続して出されて初めて駆動される。
そのため、制御部40の出力側に一定速圧縮機32Bが接続されるとともに、制御部40には、インバータ圧縮機32Aの回転数を検知する回転数検知部49と、増速指令が出された数を計数するカウンタ50と、このカウンタ50の積算値が所定値(3回)に達したのちさらに増速指令が出された場合に一定速圧縮機32Bに対して駆動信号を出す駆動制御部とが設けられている。
さらに制御部40には、以下のような機能が設けられている。
上記の制御により一定速圧縮機32Bが駆動されたのちも、インバータ圧縮機32Aは運転が継続され、インバータ圧縮機32Aは、比較部47の比較結果に基いて増減速制御される。
インバータ圧縮機32Aと一定速圧縮機32Bとが共に運転されている場合において、インバータ圧縮機32Aが最低回転数にある状態で同インバータ圧縮機32Aに対して減速指令が出されると、一定速圧縮機32Bを停止させる。
庫内温度TRが、所定の冷却下限温度(本実施形態では設定温度Toの下限温度TL)に達したことが検出された場合には、インバータ圧縮機32Aを停止させる。
続いて、本実施形態の作動を図5並びに図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、プルダウン領域からコントロール領域に至る基本的な冷却制御を説明する。図6のフローチャートにおいて、所定のサンプリング時間ごとに庫内温度TRが検出されて(ステップS1)、ステップS2において同庫内温度TRが判断され、プルダウン領域は、設定温度Toの上限温度THを超えた温度領域であるから、「TH<TR」の判断がなされ、ステップS3において、インバータ圧縮機32Aが起動される(運転中の場合は運転が維持される)。それとともにステップS4において、検出された庫内温度TRに基づいて実際の庫内温度降下度Sが算出され、続くステップS5において、上記の庫内温度降下度の算出値Sが、データ格納部42から読み出されたプルダウン冷却用の温度カーブXpに係る庫内温度降下度の目標値Apと比較される。
算出値Sが目標値Apよりも小さい場合は、ステップS6において、インバータ圧縮機32Aに対して増速指令が出され、現在の回転数が最高回転数でなければ(ステップS7が「No」)、回転数が一段増加され(ステップS8)、最高回転数であれば(ステップS7が「Yes」)、同回転数が維持される。算出値Sが目標値Apと等しい場合は、インバータ圧縮機32Aは、現在の回転数が維持される(ステップS9)。算出値Sが目標値Apよりも大きい場合は、ステップS10において、インバータ圧縮機32Aに対して減速指令が出され、インバータ圧縮機32Aは、現在の回転数が最低回転数でなければ(ステップS11が「No」)、回転数が一段減少され(ステップS12)、最低回転数であれば(ステップS11が「Yes」)、同回転数が維持される。
以上の制御が所定のサンプリング時間ごとに繰り返し実行されて、図5に示されたプルダウン領域の目標の温度カーブXpに沿うようにしてプルダウン冷却される。
プルダウン冷却が進んで、庫内温度TRが上限温度TH以下に下がる、すなわちコントロール領域に入ると、ステップS2において、「TL≦TR≦TH」の判断がなされ、インバータ圧縮機32Aの運転を継続した状態のまま(ステップS13)、ステップS4で、同様に庫内温度降下度Sが算出され、続くステップS5において、上記の庫内温度降下度の算出値Sが、今度は、データ格納部42から読み出されたコントロール冷却用の温度カーブXcに係る庫内温度降下度の目標値Acと比較される。
同じようにして、算出値Sが目標値Acよりも小さい場合は、インバータ圧縮機32Aに対して増速指令が出され(ステップS6)、現在の回転数が最高回転数でなければ(ステップS7が「No」)、回転数が一段増加され(ステップS8)、最高回転数であれば(ステップS7が「Yes」)、同回転数が維持される。算出値Sが目標値Acと等しい場合は、インバータ圧縮機32Aは、現在の回転数が維持される(ステップS9)。算出値Sが目標値Acよりも大きい場合は、インバータ圧縮機32Aに対して減速指令が出され(ステップS10)、インバータ圧縮機32Aは、現在の回転数が最低回転数でなければ(ステップS11が「No」)、回転数が一段減少され(ステップS12)、最低回転数であれば(ステップS11が「Yes」)、同回転数が維持される。
上記の制御が所定のサンプリング時間ごとに繰り返し実行されて、図5に示されたコントロール領域の目標の温度カーブXcに沿うようにしてコントロール冷却される。
コントロール冷却が進んで、庫内温度TRが設定温度Toの下限温度TLを下回る温度まで降下したら、ステップS2において、「TL>TR」の判断がなされ、同判断に基づいて、ステップS14において、インバータ圧縮機32Aが停止される。
そののちは、図5に示すように、庫内温度の自然上昇を待ち、庫内温度TRが設定温度Toの上限温度THに戻ったところで、コントロール領域の目標の温度カーブXcに倣った冷却制御が再開される。
さて、上記のコントロール冷却の間に、周囲温度が上昇したり、庫内負荷が増加した場合には、温度カーブXcに沿うように冷却するために、インバータ圧縮機32Aが最高回転数に達した状態(ステップS7が「Yes」)でなお、インバータ圧縮機32Aに増速指令が出されることがある(ステップS6)。そのときは、一定速圧縮機32Bが停止しているから(ステップS15が「No」)、カウンタ50の計数値Nが「3」未満である限り(ステップS16が「No」)、ステップS17でカウンタ50に「1」が加算される。引き続く2回のサンプル時間において、共に増速指令が出されると、カウンタ50の計数値Nが「3」になる(ステップS16が「Yes」)ために、次のサンプリング時間でさらに増速信号が出されると、ステップS18において一定速圧縮機32Bが起動され、ステップS19でカウンタ50がリセットされたのち、ステップS1に戻る。
それ以降は、インバータ圧縮機32Aと一定速圧縮機32Bとが共に運転された状態で、既述したと同様に、庫内温度降下度の算出値Sと、コントロール冷却用の庫内温度降下度の目標値Acとが比較され、その比較結果に応じてインバータ圧縮機32Aの回転数が増減速制御される。
ここで、インバータ圧縮機32Aが最高回転数にある状態から、4回連続して増速指令が出されて初めて一定速圧縮機32Bを起動する理由は、以下のようである。端的には、瞬間的な庫内負荷の増加については、いちいち一定速圧縮機32Bを起動しないようにしている。
例えば、断熱扉12が開けられると、庫内温度センサ39の配設位置付近の温度が瞬時に大幅上昇するため、次のサンプル時間では、ステップS2において「TH<TR」と判断されて、ステップS5で庫内温度降下度の算出値Sと、プルダウン冷却用の庫内温度降下度の目標値Apとが比較される。このとき当然、算出値Sが目標値Apよりも小さい(S<Ap)ために、インバータ圧縮機32Aに対して増速指令が出され(ステップS6)、インバータ圧縮機32Aが最高回転数にあって(ステップS7が「Yes」)、本実施形態の特徴であるカウンタ50の数値による規制(ステップS16)がないと、ステップS18において一定速圧縮機32Bが起動されることになる。
その後、断熱扉12が短時間を経て閉じられると、冷凍室11内の空気が庫内温度センサ39付近に循環導入されるが、冷凍室11内全体はそれ程温度上昇していないため、庫内温度センサ39で検知される庫内温度TRは、断熱扉12が開けられる前の温度よりも若干高い程度の温度まで急激に低下する。このとき、一定速圧縮機32Bの運転が継続されると、冷凍能力が過剰となっていわゆる冷え過ぎの状態になるため、一定速圧縮機32Bは停止する必要がある。逆にいうと、断熱扉12を短時間開閉する等の瞬間的な庫内負荷の増加があった場合には、一定速圧縮機32Bを起動する必要がそもそもなく、また上記のように一定速圧縮機32Bが短時間の運転に留められると、機構部に潤滑油が十分に行き渡らなくて潤滑不良を招く等が懸念される。
そのため本実施形態では、上記したように、インバータ圧縮機32Aが最高回転数にある状態から、4回連続して増速指令が出されて初めて一定速圧縮機32Bを起動するようにすることで、いわゆる瞬間的に庫内負荷が増加した場合は、一定速圧縮機32Bを起動すること自体を控えている。
なお、断熱扉12の開放時間が長くなると、断熱扉12が閉じられたのちも庫内温度がプルダウン領域に上昇してそこに留まる可能性がある。このときは、プルダウン冷却制御が行われ、インバータ圧縮機32Aに増速指令が出されてインバータ圧縮機32Aが増速され、最高回転数に至ったのち(ステップS7が「Yes」)は、増速指令が4回連続して出されることを待って(ステップS16が「Yes」)、ステップS18で一定速圧縮機32Bが起動される。
それ以降は、インバータ圧縮機32Aと一定速圧縮機32Bとが共に運転された状態で、庫内温度降下度の算出値Sと、プルダウン冷却用の庫内温度降下度の目標値Apとが比較され、その比較結果に応じてインバータ圧縮機32Aの回転数が増減速制御されつつ、プルダウン領域の目標の温度カーブXpに沿うようにしてプルダウン冷却される。
その結果、庫内温度TRがコントロール領域まで下がったら、庫内温度降下度の算出値Sと、コントロール冷却用の庫内温度降下度の目標値Acとが比較され、その比較結果に応じてインバータ圧縮機32Aの回転数が増減速されつつ、コントロール領域の目標の温度カーブXcに沿うようにしてコントロール冷却される。
また、インバータ圧縮機32Aと一定速圧縮機32Bとが共に運転された状態(ステップS20が「Yes」)で、プルダウン冷却制御またはコントロール冷却制御されている場合、ステップS5において、庫内温度降下度の算出値Sが、プルダウン冷却用またはコントロール冷却用の庫内温度降下度の目標値Ap,Acよりも大きい(S>A)と判断されると、ステップS10においてインバータ圧縮機32Aに対して減速指令が出されるが、同インバータ圧縮機32Aが最低回転数の状態となって(ステップS11が「Yes」)、なおかつインバータ圧縮機32Aに対して減速指令が出されると、ステップS21において、一定速圧縮機32Bが停止される。
それ以降、インバータ圧縮機32Aは運転が継続され、庫内温度降下度の算出値Sと、プルダウン冷却用またはコントロール冷却用の庫内温度降下度の目標値Ap,Acとが比較され、その比較結果に応じてインバータ圧縮機32Aの回転数が増減速制御されつつ、プルダウン領域またはコントロール領域の目標の温度カーブXp、Xcに沿うようにしてプルダウン冷却またはコントロール冷却される。
コントロール冷却が進んで、庫内温度TRが設定温度Toの下限温度TLを下回る温度まで降下したら、ステップS2で「TL>TR」の判断がなされ、その判断に基づいてインバータ圧縮機32Aが停止される(ステップS14)ことは、既述したとおりである。
以上説明したように本実施形態によれば、第1冷凍回路31Aのインバータ圧縮機32Aの運転のみでは冷凍能力が不足する場合に、独立して備えた第2冷凍回路31Bの一定速圧縮機32Bを併せて運転することで冷凍能力を補う機能を備えたものにおいて、インバータ圧縮機32Aが最高回転数に達した状態から、同インバータ圧縮機32Aに対して4回連続して増速指令が出されて初めて、一定速圧縮機32Bを起動するようにしている。
このような制御方式を採ると、断熱扉12の短時間の開閉等に伴って生じる瞬間的な庫内温度の変化に対し、不必要に一定速圧縮機32Bを駆動することが無くなる。そのため消費電力量の増加が抑えられる。また一定速圧縮機32Bが短時間のみ運転されることに起因して潤滑油が十分に行き渡らない事態が生じることが回避され、もって同一定速圧縮機32Bの駆動の信頼性が確保される。
<関連技術>
図7及び図8は、関連技術を示す。この関連技術では、庫内負荷の変化等により、第1冷凍回路31Aのインバータ圧縮機32Aの運転のみでは冷凍能力が不足する場合に、独立して備えた第2冷凍回路31Bの一定速圧縮機32Bを併せて運転することで冷凍能力を補うための具体的な制御が、上記実施形態とは異なっている。
以下には、主に上記実施形態とは相違する部分について説明する。なお、本関連技術に係る図7のフローチャートにおいて、上記実施形態の図6のフローチャートと同じ機能を果たすステップについては、同一ステップ番号を付すことで、説明を簡略化または省略する。
この関連技術では、コントロール冷却において庫内を温度カーブXcに沿うように冷却するに際し、図7のフローチャートにおいて、一定速圧縮機32Bが停止していて(ステップS15が「No」)、インバータ圧縮機32Aを備えた第1冷凍回路31Aのみでは冷凍能力が不足する場合、具体的には、インバータ圧縮機32Aが最高回転数に達した状態(ステップS7が「Yes」)でなお、インバータ圧縮機32Aに増速指令が出されると(ステップS6)、上記の一定速圧縮機32Bの停止時間が5分以上経過していることを条件に(ステップS30が「Yes」)、ステップS18で一定速圧縮機32Bが起動され、それとともにステップS31で、インバータ圧縮機32Aの回転数が最低回転数に変更される。
なお、一定速圧縮機32Bを起動する前に最低5分間の停止時間を待つのは、高圧圧力側と低圧圧力側とで均圧することを待ち、良好な起動性を担保するためである。
それ以降は、インバータ圧縮機32Aと一定速圧縮機32Bとが共に運転された状態で、上記実施形態と同様に、庫内温度降下度の算出値Sと、コントロール冷却用の庫内温度降下度の目標値Acとが比較され、その比較結果に応じてインバータ圧縮機32Aの回転数が増減速制御される。
また、上記のようにインバータ圧縮機32Aと一定速圧縮機32Bとが共に運転された状態(ステップS20が「Yes」)で、コントロール冷却されている際、インバータ圧縮機32Aが最低回転数に達した状態(ステップS11が「Yes」)でなお、インバータ圧縮機32Aに減速指令が出されると(ステップS10)、ステップS21で一定速圧縮機32Bが停止され、それとともにステップS32で、インバータ圧縮機32Aの回転数が最高回転数に変更される。
それ以降は、インバータ圧縮機32Aの回転数が増減速制御されつつ、コントロール冷却される。
この関連技術では、インバータ圧縮機32Aが最高回転数で運転中に一定速圧縮機32Bを起動する場合、一定速圧縮機32Bの起動と同時にインバータ圧縮機32Aを最低回転数に変更し、逆に、インバータ圧縮機32Aが最低回転数で運転中に一定速圧縮機32Bを停止する場合、一定速圧縮機32Bの停止と同時にインバータ圧縮機32Aを最高回転数に変更するようにしたから、図8に示すように、冷凍能力の変化がほぼ連続したものにでき、庫内負荷に応じた冷凍能力が得やすい利点がある。
また、この関連技術では、上記実施形態と同様に、第1と第2の冷凍回路31A,31Bにおいて凝縮器33を共用しており、そこで一定速圧縮機32Bの起動時に一時的に凝縮負荷が増大することに対して、インバータ圧縮機32Aを最低回転数とすることで凝縮負荷を減らし、これにより一定速圧縮機32B側の第2冷凍回路31Bの高圧圧力の上昇を抑えることができて、信頼性を確保し、また省エネルギ化を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)独立した冷凍回路を3系統以上備え、そのうちの一冷凍回路を主冷凍回路とし、他を補助的な冷凍回路として用いるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、冷凍能力を補うべく一定速圧縮機を起動する場合において、インバータ圧縮機が最高回転数に達した状態から、同インバータ圧縮機に対して4回連続して増速指令が出されて初めて一定速圧縮機を起動することで、不必要な一定速圧縮機の起動を回避するようにしたのであるが、増速指令の回数は4回に限らず、サンプリング時間の間隔等の条件に応じて、他の回数であってもよい。
(3)上記実施形態では、目標とするコントロール冷却特性のデータとして、一次関数の直線を例示したが、温度−時間の二次関数で表したもの、あるいは庫内温度と目標の温度降下度とを対照させた参照テーブルを用いることも可能である。
(4)本発明は、上記実施形態に例示した冷凍庫に限らず、冷凍冷蔵庫、冷蔵庫、恒温高湿庫等の他の冷却貯蔵庫全般に広く適用することができる。
本発明の一実施形態に係る冷凍庫の外観斜視図 冷凍装置の設置位置付近の断面図 冷凍装置の回路構成図 圧縮機の制御機構部のブロック図 冷却特性を示すグラフ 圧縮機の運転制御のフローチャート 関連技術に係る圧縮機の運転制御のフローチャート その冷凍能力を示すグラフ
符号の説明
30…冷却装置 31A…第1冷凍回路(主冷凍回路) 31B…第2冷凍回路(他の冷凍回路) 32A…インバータ圧縮機(能力可変式の圧縮機) 32B…一定速圧縮機 39…庫内温度センサ 40…制御部(運転制御手段) 42…データ格納部(記憶手段) 44…インバータ回路 45…温度変化算出部 46…目標温度降下度出力部 47…比較部 48…増減速指令部 50…カウンタ TR…庫内温度 TL…(設定温度のToの)下限温度(冷却下限温度) Xp,Xc …目標の温度カーブ(冷却特性) A,Ap,Ac…目標の温度降下度 S…実際の温度降下度

Claims (3)

  1. 複数の独立した冷凍回路を有し、そのうち一つの主冷凍回路の圧縮機が速度制御可能なインバータ圧縮機で、他の冷凍回路の圧縮機が一定速圧縮機であり、かつ少なくとも前記主冷凍回路と前記他の冷凍回路における蒸発器と凝縮器は共用である冷凍装置と、
    目標となる温度降下の経時的変化態様を示す冷却特性がデータとして記憶された記憶手段と、
    庫内温度を検出する温度センサと、
    この温度センサからの出力に基づき、前記庫内温度が前記記憶手段から読み出された前記冷却特性に倣って降下するように前記主冷凍回路のインバータ圧縮機の能力を変化させ、かつ前記インバータ圧縮機が最大能力の発揮状態にあってもなお同インバータ圧縮機の能力増が要求された場合には、前記他の冷凍回路の一定速圧縮機を併せて駆動するようにし、前記主冷凍回路のインバータ圧縮機と前記他の冷凍回路の一定速圧縮機が共に運転されている場合において前記インバータ圧縮機が最低能力の発揮状態であってもなお同インバータ圧縮機の能力減が要求された場合には、前記他の冷凍回路の一定速圧縮機を停止し、庫内温度が設定温度よりも所定温度低い下限温度に達した場合、前記主冷凍回路のインバータ圧縮機を停止するようにした運転制御装手段と、が設けられ、
    かつ、前記運転制御手段には、前記主冷凍回路のインバータ圧縮機への前記能力増の要求が所定時間継続して初めて前記他の冷凍回路の一定速圧縮機の駆動を許容する駆動規制手段が備えられており、
    前記運転制御手段は、所定のサンプリング時間ごとに前記温度センサの信号に基づき庫内温度の降下度を算出する温度変化算出部と、
    前記サンプリング時間ごとに前記記憶手段に記憶された前記冷却特性に基づきこのサンプリング時間の庫内温度における目標の温度降下度を出力する目標温度降下度出力部と、
    前記温度変化算出部で算出された実際の温度降下度と、前記目標温度降下度出力部から出力された目標の温度降下度とを比較する比較部と、
    この比較部の比較結果に基づき、前記実際の温度降下度が前記目標の温度降下度よりも小さい場合には前記インバータ圧縮機に増速指令を出し、前記実際の温度降下度が前記目標の温度降下度よりも大きい場合には前記インバータ圧縮機に減速指令を出す増減速指令部とから構成され、
    かつ前記駆動規制手段は、前記主冷凍回路のインバータ圧縮機が最高回転数にある状態において前記増速指令が所定回数連続して出された場合に、前記他の冷凍回路の一定速圧縮機の駆動を許容するようになっていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記駆動規制手段は、前記主冷凍回路のインバータ圧縮機が最高回転数にある場合において前記増速指令が出された回数を積算するカウンタと、同カウンタによる積算値が所定値に達したのちさらに増速指令が出された場合に前記他の冷凍回路の一定速圧縮機に対して駆動信号を出す駆動制御部とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記運転制御手段は、前記他の冷凍回路の一定速圧縮機が併せて駆動されたのちも、前記比較部の比較結果に基いて、前記主冷凍回路のインバータ圧縮機に対して増減速指令を出す機能を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却貯蔵庫。
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